JPH10164804A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH10164804A
JPH10164804A JP31457096A JP31457096A JPH10164804A JP H10164804 A JPH10164804 A JP H10164804A JP 31457096 A JP31457096 A JP 31457096A JP 31457096 A JP31457096 A JP 31457096A JP H10164804 A JPH10164804 A JP H10164804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor magnet
stator
poles
motor
magnetized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31457096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Furusaki
浩幸 古崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31457096A priority Critical patent/JPH10164804A/ja
Publication of JPH10164804A publication Critical patent/JPH10164804A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD,CDROM,DVD等情報映像伝達機
器に使用されるモータを高温環境下に放置した時、ロー
タマグネットに不均一な熱減磁が生じ、これによりコギ
ングトルク,振動,トルクムラが悪化するという課題を
解決し、高温環境下での保管・放置に耐える、携帯用あ
るいは車載用に適した小型モータを提供することを目的
とする。 【解決手段】 ロータマグネット11の着磁極数と、対
向するステータの突極20の数との比が整数倍以外のモ
ータにおいて、ロータマグネット11とステータの突極
20とが対向しない状態で均一に熱減磁させ、その後モ
ータ組立を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD,CDROM,
DVD等情報映像伝達機器に使用されるモータの熱減磁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータとしては、特開平
5−176448号公報に記載されたものが知られてい
る。図7に従来のモータの構造を示す。図7において、
71は円周方向にN極とS極を交互に多極着磁したロー
タマグネットであり、中心にロータシャフト72を固定
したロータフレーム73の内周に取り付けられている。
【0003】前記ロータシャフト72は軸受74により
回転自在に支承されている。この軸受74はブラケット
75に固定されたハウジング76の中空円筒部内周に保
持されている。また、複数の突極を備えたステータコア
77と、各突極部に施したステータコイル78とからな
るステータが前記ハウジング76の中空円筒部外周に挿
入されたステータホルダー79に保持されて、前記ロー
タマグネット71と対向して配されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記情報映像伝達機器
の小型化,高性能化に伴いトルクムラ・振動の低減が要
求されている。また、携帯化あるいは車への搭載という
新たな需要により、高温環境下での保管・放置に耐える
性能保証が必要となっている。
【0005】しかしながら、一般にロータマグネットは
高温放置状態で減磁を生じ、モータの発生トルクの減少
を引き起こす。さらに、ロータマグネットの着磁極数
と、対向するステータ突極の数との比が整数倍以外のモ
ータにおいては、ロータマグネットの減磁が不均一に発
生するため、コギングトルク,振動,トルクムラの悪化
の主原因となっていた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、高温環境下での保管・放置に耐える、コギングトル
ク,振動,トルクムラが少ない、携帯化あるいは車への
搭載に適した小型モータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ロータマグネットの着磁極数と、対向する
ステータの突極の数との比が整数倍以外のモータにおい
て、ロータマグネットと前記ステータの突極とが対向し
ない状態で熱減磁させ、その後モータ組立を行う。ある
いは、モータ組立完了後に高温環境で運転してロータマ
グネットを予め熱減磁させることにより、その後にモー
タを高温放置してもトルクムラ・振動が増加しないよう
にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、円周方向にN極とS極
を交互に多極着磁したロータマグネットと、このロータ
マグネットに対向して位置し、複数の突極を備えたステ
ータコアおよびこの各突極部に施したステータコイルと
からなるステータとを具備し、前記ロータマグネットの
着磁極数と、前記ステータの突極の数の比が整数倍以外
のものにおいて、前記ロータマグネットと前記ステータ
とが対向しない状態でロータマグネットを熱減磁させ、
その後モータ組立を施したものである。これにより、ロ
ータマグネットはステータと対向しないで熱減磁される
ので、ロータマグネットの各着磁極は磁気的に均一条件
で均等に熱減磁されるため、ロータマグネットの着磁バ
ラツキの発生が抑えられ、また組込後の高温放置による
熱減磁の影響は極めて小さいので、新たに高温環境下に
放置しても、トルクムラ・振動が増加しないようにでき
る。
【0009】また円周方向にN極とS極を交互に多極着
磁したロータマグネットと、このロータマグネットに対
向して位置し、複数の突極を備えたステータコアおよび
この各突極部に施したステータコイルとからなるステー
タとを具備し、前記ロータマグネットの着磁極数と、前
記ステータの突極の数の比が整数倍以外のものにおい
て、モータ組立完了後に高温環境で運転してロータマグ
ネットを予め熱減磁させたものである。これにより、ロ
ータマグネットがステータの突極の回りに回転しながら
熱減磁を生じるので、ロータマグネットの各着磁極は時
間平均的には磁気的に均一条件で均等に熱減磁されるた
め、ロータマグネットの着磁バラツキの発生が抑えら
れ、また次回以降の高温放置による熱減磁の影響は極め
て小さいので、新たに高温環境下に放置しても、トルク
ムラ・振動が増加しないようにできる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0011】(実施例1)図1において、11は円周方
向にN極とS極を交互に多極着磁したロータマグネット
であり、中心にロータシャフト12を固定したロータフ
レーム13の内周に取り付けられている。前記ロータシ
ャフト12は軸受14により回転自在に支承されてい
る。この軸受14はブラケット15に固定されたハウジ
ング16の中空円筒部内周に保持されている。また、複
数の突極を備えたステータコア17と、各突極部に施し
たステータコイル18とからなるステータが前記ハウジ
ング16の中空円筒部外周に挿入されたステータホルダ
ー19に保持されて、前記ロータマグネット11と対向
して配されている。
【0012】図2はロータマグネット11とステータの
突極20の対向関係を明示した図である。図2におい
て、ロータマグネット11の着磁極数は12、対向する
ステータの突極20の数は9であり、両者の比は1.5
であり整数倍とはなってはいない。このため本実施例で
は、ステータの突極20の一つ中心と、ロータマグネッ
ト11の一つの着磁極の中心とが対向する第1の対向部
21と、隣り合う二つのステータの突極20間の中心
と、ロータマグネット11の一つの着磁極の中心とが対
向する第2の対向部22が生じる。
【0013】図3は、モータ完成品を図2に示した状態
で周囲温度120℃に放置した場合のロータマグネット
11の熱減磁特性を表したものであり、31は前記第1
の対向部20の減磁特性で、32は前記第2の対向部2
0の減磁特性を示す。
【0014】図3において、モータ完成品を2時間放置
した場合、第1の対向部20は−3%、第2の対向部2
0は−5.8%の減磁が生じている。これより、ロータ
マグネット11の各磁極毎の熱減磁レベルに差が発生
し、各磁極の残存磁気にバラツキが生じることが明らか
である。このためトルクムラが生じるので、振動レベル
は図4に示す結果となる。
【0015】図4より、試験後、振動レベルは2.2倍
と極めて大きく悪化している。これに対し、ロータマグ
ネット11とステータとが対向しないように、ロータマ
グネット11のみを周囲温度120℃に2時間放置して
ロータマグネット11を予め熱減磁させた後、モータに
組み込んで完成したモータを、新たに周囲温度120℃
で放置試験を行った結果を図5に示す。
【0016】図5より、試験後の結果は、振動レベルは
0.95倍となり本効果が十分であることが確認でき
る。
【0017】(実施例2)図6は、モータ完成品を周囲
温度100℃で連続運転を2時間行った後、120℃に
て2時間の放置試験を実施した際の振動レベル変化の結
果である。
【0018】周囲温度100℃で連続運転を行うことに
より、モータのステータコイルに供給される電流による
ジュール熱で、モータ温度は130℃まで上昇し、ロー
タマグネットの温度は120℃になっている。
【0019】この際ロータマグネットは回転しているた
め、平均すればステータに対し磁気的に均一に対向する
ことになるので、熱減磁は均等に生じる。
【0020】図6より効果としては、実施例1には及ば
ないが、従来例に対し十分優位であることが確認でき
る。
【0021】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、ロータマグネットはステータと
対向しないで熱減磁されるので、ロータマグネットの各
着磁極は磁気的に均一条件で均等に熱減磁されるため、
ロータマグネットの着磁バラツキの発生が抑えられ、ま
た組込後の高温放置による熱減磁の影響は極めて小さい
ので、新たに高温環境下に放置しても、トルクムラ・振
動が増加しないようにできる。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、ロー
タマグネットがステータの突極の回りに回転しながら熱
減磁を生じるので、ロータマグネットの各着磁極は時間
平均的には磁気的に均一条件で均等に熱減磁されるた
め、ロータマグネットの着磁バラツキの発生が抑えら
れ、また次回以降の高温放置による熱減磁の影響は極め
て小さいので、新たに高温環境下に放置しても、トルク
ムラ・振動が増加しないようにできる。
【0023】以上より、本発明によれば、高温環境下で
の保管・放置に耐える、コギングトルク,振動,トルク
ムラが少ない、携帯化あるいは車への搭載に適した小型
モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例であるモータの縦断面図 (b)同モータの横断面図
【図2】本発明の実施例のロータマグネットとステータ
コアの位置関係を示すモータの横断面図
【図3】本発明の実施例のロータマグネットの熱減磁を
表す特性図
【図4】従来のモータを高温放置した場合のモータ振動
の比較図
【図5】本発明の実施例のモータを高温放置した場合の
モータ振動の比較図
【図6】本発明の他の実施例のモータを高温放置した場
合のモータ振動の比較図
【図7】従来のモータの断面図
【符号の説明】
11 ロータマグネット 17 ステータコア 18 ステータコイル 20 突極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周方向にN極とS極を交互に多極着磁し
    たロータマグネットと、このロータマグネットに対向し
    て位置し、複数の突極を備えたステータコアおよびこの
    各突極部に施したステータコイルとからなるステータと
    を具備し、前記ロータマグネットの着磁極数と、前記ス
    テータの突極の数の比が整数倍以外のものにおいて、前
    記ロータマグネットと前記ステータとが対向しない状態
    でロータマグネットを熱減磁させ、その後モータ組立を
    施してなるモータ。
  2. 【請求項2】円周方向にN極とS極を交互に多極着磁し
    たロータマグネットと、このロータマグネットに対向し
    て位置し、複数の突極を備えたステータコアおよびこの
    各突極部に施したステータコイルとからなるステータと
    を具備し、前記ロータマグネットの着磁極数と、前記ス
    テータの突極の数の比が整数倍以外のものにおいて、モ
    ータ組立完了後に高温環境で運転してロータマグネット
    を予め熱減磁させることを特徴とするモータ。
JP31457096A 1996-11-26 1996-11-26 モータ Pending JPH10164804A (ja)

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JP31457096A JPH10164804A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 モータ

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ID=18054878

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014042421A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Sanyo Denki Co Ltd 永久磁石型モータ、および永久磁石型モータの製造方法
JP2019513601A (ja) * 2016-04-05 2019-05-30 キテインゲ インヴエストメント アクチエボラグKyttinge Investment Ab 自己推進型トローリーアセンブリ

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