JPH10164737A - ガス絶縁送電路 - Google Patents

ガス絶縁送電路

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Publication number
JPH10164737A
JPH10164737A JP31367696A JP31367696A JPH10164737A JP H10164737 A JPH10164737 A JP H10164737A JP 31367696 A JP31367696 A JP 31367696A JP 31367696 A JP31367696 A JP 31367696A JP H10164737 A JPH10164737 A JP H10164737A
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JP
Japan
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unit
insulating spacer
leg
support member
jacket unit
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Application number
JP31367696A
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English (en)
Inventor
Setsuyuki Matsuda
節之 松田
Motoharu Deki
元治 出来
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH10164737A publication Critical patent/JPH10164737A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G5/00Installations of bus-bars
    • H02G5/06Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
    • H02G5/066Devices for maintaining distance between conductor and enclosure

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  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三相の導体を一括して外被に収納するガス絶
縁送電路の外被の内面の仕上げ作業をなくし、組立作業
を簡単にしてコスト低減をはかる。 【解決手段】 三相の導体と、この導体を所定の間隔に
配置する絶縁スペーサとを外部で組み立て、三方に支持
する支持点の上方の支持点の外被との間隔を大きくして
外被に挿入し、挿入後に外被との間隔を適正にする構
成、また、導体毎に温度が異なる場合においても絶縁ス
ペーサと導体に無理な力が働かないようにしたもの、あ
るいは、導体、絶縁スペーサを相毎に組み込む構成と
し、外被内面の凸部に関係しない構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガス絶縁変電所に
接続されるガス絶縁送電路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特公昭56−5704
9号公報に開示された従来のガス絶縁送電路のユニット
の構成を示す断面斜視図である。この構成は、輸送条
件、製作条件などを考慮して設定された長さの送電路ユ
ニットを現地で接続して長尺の送電路に仕上げる構成で
ある。図において、1は導体を収容し、絶縁ガスが充填
された外被ユニット、2a、2b、2cは三相の導体、
3a、3b、3cは導体2a、2b、2cのそれぞれを
外被ユニット1の内壁から絶縁距離を保って配置する2
脚型の絶縁スペーサ、4a、4b、4cは二脚型の絶縁
スペーサ3a、3b、3cのそれぞれの脚部の一方を4
F部で固定し、他の一方を4C部で軸方向に移動可能に
して支持し、三角形に形成して外被内面に添って軸方向
に滑動するように形成された支持部材、5は支持部材4
a、4b、4cそれぞれの外被ユニット1の内壁に対向
する面に貼り付けられた滑動座、6a、6b、6cは導
体2a、2b、2cを固定する側の二脚型の絶縁スペー
サ、7a、7b、7cは二脚型の絶縁スペーサ6a、6
b、6cのそれぞれの脚部を結合し、外被ユニット1の
内壁に固定する支持部材、8a、8b、8cは送電路ユ
ニットの導体2a、2b、2cそれぞれの相互間を摺動
自在に接続する摺動接触子、9は外被ユニット1を接続
する外被接続部材であり、9a、9bは両端を外被ユニ
ット1の外周面に固定する溶接部である。10は内部に
上記部材を組み込んだ送電路ユニットである。
【0003】絶縁スペーサ3a、3b、3cおよび絶縁
スペーサ6a、6b、6cは3相の導体2a、2b、2
c一体に形成し、所定の長さの導体を溶接などにより継
ぎ足して形成され、外被ユニット1の端部側は、支持部
材7a、7b、7cにより絶縁スペーサ6a、6b、6
cのそれぞれの一方の脚部がそれぞれ連結されて、外被
ユニット1の内壁に固定されている。外被ユニット1の
中央部の導体の支持は、各絶縁スペーサ3a、3b、3
cのそれぞれが隣り合う脚部が支持部材4a、4b、4
cに一方の脚部は固定され、他の一方の脚部は軸方向に
摺動可能に取り付け、滑動座5が外被1の内壁に対向す
るように配置して内蔵部分を組立て、外被1に内蔵部分
を組み込んで送電路ユニット10が形成され、この状態
で現地に輸送し、現地にて外被接続部材9で溶接等によ
り連結して、長尺の送電路に仕上げられる。
【0004】このように構成された送電路ユニット10
は、導体2a、2b、2cと外被ユニット1の温度変化
による寸法変化に対して外被ユニット1の中間部で移動
自在に支持した部分で滑動し、容器と導体の間で無理な
歪みが生じないようになっている。また三相の各導体毎
の伸縮の差は、絶縁スペーサ3a、3b、3cの一方の
脚は固定し、他方の脚は、軸方向に移動可能に支持され
ており、温度変化等により導体毎に伸縮寸法に差が生じ
ても導体部分には無理な力が加わらないようになってい
る。
【0005】この構成では、導体部分2a、2b、2c
と絶縁スペーサ3a、3b、3c及び固定部の絶縁スペ
ーサ6a、6b、6cが一体となったものを支持部材4
及び支持部材7で接続し、内蔵部分を組み立てた後、十
分に清掃を行って外被ユニット1内に収納するので、絶
縁耐力に悪影響を及ぼす塵埃、金属微粒子等の不純物が
内部に混入する恐れがなくなる利点がある。
【0006】しかし、内蔵部分は、予め組み立てて、外
被ユニット1に挿入して組み立てられるので、外被ユニ
ット1の内面は、凸部がない状態に仕上げる必要があ
る。外被ユニット1にスパイラル溶接鋼管等を使用する
と溶接ビードが内径に突出することがあり、これを越え
なければ内蔵部分が挿入できなくなるため、中央の摺動
支持部のクリアランスを大きくすることが必要となる。
クリアランスを大きくとると輸送時、運転時の振動に対
して内蔵部分と外被の内壁が衝突振動し、長時間継続す
ると内蔵部分の衝突振動による損傷、金属粉の発生が想
定されるからクリアランスは適正値となるように外被ユ
ニット1の内面は精度よく仕上げる必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁送電路
は上記のように構成され、外被中間部は内蔵部分との間
にクリアランスを設けた構成であり、このクリアランス
を小さくするには、内径に突出する溶接ビード等を予め
加工しておく必要があり外被ユニットの内面仕上げする
のに多くの作業時間を必要とし、コストが高くなる問題
点があった。また、クリアランスを小さくし過ぎると内
蔵部分を外被内に挿入するのが困難になるという問題点
もあった。
【0008】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、外被ユニット内径部に溶接による
凸部が存在しても問題なく組み立てられる構成とし、比
較的安価なスパイラル鋼管等の溶接鋼管が使用できるガ
ス絶縁送電路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るガス絶縁送電路は、輸送可能な長さの外被ユニットの
端部及び中間部において、外被ユニット内径部に所定の
長さの三相の導体を二脚型の絶縁スペーサによりそれぞ
れ適正位置に配置し、二脚型の絶縁スペーサの脚部は、
相隣り合う脚端部を近接して、外被ユニットの内壁に支
持する端部支持部材及び中間部支持部材により支持する
構成の内蔵部分を組み立てて外被ユニットに挿入して送
電路ユニットを構成し、この送電路ユニットの複数を、
直列に連結して長尺の送電路を形成するものであり、送
電路ユニットの外被ユニット端部及び中間部の傾斜方向
に配置された絶縁スペーサの外被ユニットの中心より上
方の相隣り合う脚端部は近接して端部支持部材及び中間
部支持部材に摺動自在に外被ユニットの内壁に支持し、
外被ユニットの端部の外被ユニットの中心より上方の絶
縁スペーサの脚端部を支持する端部支持部材の外被ユニ
ット内壁に対向する部分は、外被ユニットに挿入後に外
被ユニットの内壁に固定し、外被ユニットの中間部の外
被ユニットの中心より上方の、絶縁スペーサの脚端部を
支持する中間部支持部材の外被ユニット内壁に対向する
部分は、外被ユニットに挿入後に外被ユニットの内壁と
の間に僅かな隙間を確保し、対向面に摺動面を配置した
ものである。
【0010】この発明の請求項2に係るガス絶縁送電路
は、外被ユニットの中心より下方に位置する端部支持部
材及び中間部支持部材の外被ユニットに対向する部分は
ローラにより外被ユニットの軸方向に移動するように形
成し、外被ユニットの上方に位置する中間部支持部材の
外被ユニットの内面に対向する部分は、摩擦係数が小さ
い材料で形成された滑動座を貼着した滑動面で滑動する
ように構成したものである。
【0011】この発明の請求項3に係るガス絶縁送電路
は、絶縁スペーサの相隣り合う脚端部の埋設金具はは配
置状態で平行になるように埋設されており、絶縁スペー
サの埋設金具と中間部支持部材とは回動自在に結合した
ものである。
【0012】この発明の請求項4に係るガス絶縁送電路
は、外被ユニットの中心より上部の中間部支持部材の支
持金具と絶縁スペーサの脚端部の埋設金具との回動部分
にはシール部材を間挿したものである。
【0013】この発明の請求項5に係るガス絶縁送電路
は、輸送可能な長さの外被ユニットの端部及び中間部に
おいて、外被ユニット内径部に所定の長さの三相の導体
を二脚型の絶縁スペーサによりそれぞれ適正位置に配置
し、二脚型の絶縁スペーサの脚部は、相隣り合う脚端部
を近接して、外被ユニットの内壁に支持する端部支持部
材及び中間部支持部材により支持する構成の内蔵部分を
組み立てて外被ユニットに挿入して送電路ユニットを構
成し、この送電路ユニットの複数を、直列に連結して長
尺の送電路を形成するものであり、送電路ユニットは、
傾斜方向に配置された絶縁スペーサの、上方の脚端部は
近接して外被ユニットに取り付けられた中間部支持部材
に固定支持し、下方の脚端部は外被ユニットに取り付け
られた中間部支持部材に絶縁スペーサの脚部軸方向に移
動可能に支持し、水平方向に配置された絶縁スペーサの
少なくとも一方の脚端部は、絶縁スペーサの脚部軸方向
に移動可能に中間部支持部材に支持しており、外被ユニ
ットの端部で導体を支持する絶縁スペーサの外被ユニッ
ト中心より上方の脚端部は外被ユニットに取り付けられ
た端部支持部材に絶縁スペーサの脚部軸方向及び外被ユ
ニット軸方向に移動可能に支持し、外被ユニット中心よ
り下方の脚端部は、外被ユニットに取り付けられた端部
支持部材に荷重を支え、外被ユニットの軸方向に移動可
能に支持し、水平方向に配置された絶縁スペーサの少な
くとも一方の脚端部は、外被ユニットの軸方向及び絶縁
スペーサの脚部軸方向に移動可能に端部支持部材に支持
したものである。
【0014】この発明の請求項6に係るガス絶縁送電路
は、外被ユニットの中間部の絶縁スペーサの脚端部を支
持する中間部支持部材は、V形に成型されて外被ユニッ
トの内壁との間に空間を確保して取り付け、外被ユニッ
トの外部よりボルト締め付け用の開口部を設け、外被ユ
ニットの端部の絶縁スペーサの脚端部を支持する端部支
持部材は、表面が外被ユニットの軸方向に取り付けボル
トが移動できる巾であり、内部はボルト端部が通過でき
る角形に広がったあり溝が形成されて外被ユニットに取
り付けられており、外被ユニットの中間部に傾斜方向に
配置された絶縁スペーサの外被ユニット中心より上方の
脚端部を固定する部分は、ボルト穴が設けられて絶縁ス
ペーサの上方の脚端部が固定支持され、傾斜方向に配置
された絶縁スペーサの外被ユニット中心より下方の脚端
部及び水平方向に配置された絶縁スペーサの両脚端部の
絶縁スペーサの脚部軸方向に移動可能に支持する部分は
二重壁を形成し、その奥側の壁で支持するようにボルト
穴が設けられ、絶縁スペーサ脚端部に取り付けたボルト
が上記二重壁の奥側にて絶縁スペーサの脚部軸方向に摺
動するように支持されており、外被ユニットの端部に傾
斜方向に配置された絶縁スペーサの外被ユニット中心よ
り下方の脚端部は、ボルト端部にボルト中心に対して直
角方向の回転軸のローラを取り付けた縦荷重ローラボル
トを取り付け、ローラ部分を上記あり溝に挿入した構成
であり、水平方向に配置された絶縁スペーサの両脚端部
は、ボルト中心と一致する回転軸のローラを取り付けた
横荷重ローラボルトを取り付け、ローラ部分を上記あり
溝に挿入し、傾斜方向に配置された絶縁スペーサの上方
の脚端部に導体軸方向に長い長円形の穴を設け、この中
に支持部材に取り付けられたピンボルトの端部を挿入し
て絶縁スペーサを支持したものである。
【0015】この発明の請求項7に係るガス絶縁送電路
は、輸送可能な長さの外被ユニットの端部及び中間部に
おいて、外被ユニット内径部に所定の長さの三相の導体
を二脚型の絶縁スペーサによりそれぞれ適正位置に配置
し、二脚型の絶縁スペーサの脚部は、相隣り合う脚端部
を近接して、外被ユニットの内壁に支持する端部支持部
材及び中間部支持部材により支持する構成の内蔵部分を
組み立てて外被ユニットに挿入して送電路ユニットを構
成し、この送電路ユニットの複数を、直列に連結して長
尺の送電路を形成するものであり、送電路ユニットの二
脚型の絶縁スペーサの導体を支持する部分は中心に円筒
電極を設けた構成とし、円筒電極に導体を挿通して支持
するものであり、外被ユニット端部及び中間部の外被ユ
ニットの中心より上方の絶縁スペーサの脚端部及び水平
方向に配置された絶縁スペーサの一方の脚端部はそれぞ
れ中間部支持部材又は端部支持部材に固定支持し、傾斜
方向に配置された絶縁スペーサの下方の脚端部、及び水
平方向に配置された他方の脚端部は、それぞれ中間部支
持部材又は端部支持部材に絶縁スペーサの脚部軸方向に
摺動可能に支持し、三相の導体は上記絶縁スペーサの円
筒電極に貫通させ、中央部支持部材の部分又は端部支持
部材の部分のいずれか一方で三相の導体と円筒電極とを
それぞれ固定したものである。
【0016】この発明の請求項8に係るガス絶縁送電路
は、送電路ユニットの中間部及び端部に取り付けられた
中間部支持部材及び端部支持部材は、傾斜方向に配置さ
れた絶縁スペーサの下方の脚端部及び水平方向に配置さ
れた絶縁スペーサの両脚端部の絶縁スペーサの脚部軸方
向に移動可能に支持する部分は二重壁を形成し、その外
周側の壁で支持するようにボルト穴が設けられ、絶縁ス
ペーサの脚端部に取り付けたボルトが上記二重壁の奥周
側にてボルトが絶縁スペーサの長さ方向に摺動するよう
に支持したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1、図2、図3にこの発明の実施の形
態1.の構成を示す。図1は送電路ユニットの縦断面図
であり、図2は図1のI−I部の横断面図、図3はII−
II部の横断面図である。図において、11は輸送条件を
考慮して決められた長さの外被ユニット、12a、12
b、12cは三相の導体(以下三相一括で呼称するとき
は12と呼称する)、13a、13b、13cは三相の
導体12を外被中間部の所定の位置に配置する二脚型の
絶縁スペーサ(以下三相一括で呼称するときは13と呼
称する)、13d、13e、13fは絶縁スペーサの脚
端部に埋設された埋設金具である。14a、14b、1
4cは絶縁スペーサ13の端部を結合し、外被ユニット
11の内壁に支持する中間部支持部材(以下三相一括で
呼称するときは14と呼称する)、15は上方の中間部
支持部材14aの外被ユニット11の内壁に対向する面
に貼着したフッ素樹脂等でできた滑動座である。
【0018】16は滑動座15の上面に対向して配置し
外被ユニット11に調整ねじ17を介して取り付けられ
た滑動受座、17は滑動受座16部分の間隙を調整する
調整ねじ、18はピンボルト、19はガスケット、20
は外被ユニット11に内蔵部分を組み込んだ送電路ユニ
ット、21はローラ、22は支持部材の表面の電界集中
を緩和するシールド、23a、23b、23cは導体1
2を外被ユニット11の端部の所定の位置に配置する絶
縁スペーサ(以下三相一括で呼称するときは23と呼称
する)、24a、24b、24cは外被ユニット11の
端部で絶縁スペーサ23の端部を結合し外被ユニット1
1の内壁に支持する端部支持部材(以下三相一括で呼称
するときは24と呼称する)、25はボルト、26は上
方の端部支持部材24aと外被ユニット11とを結合し
て軸方向に固定する固定部材、27は固定部材を固定す
る固定ボルトである。
【0019】28は外被ユニット11の端部の下方に配
置され、内部に侵入した金属粉等の導電性異物を捕獲す
る捕獲電極である。8は摺動接触子で複数の接触子8p
を導体の周囲に配置し、その外周にコイルばね8bを円
形に形成してはめ合わせ、導体12に対して接触圧力を
与え、その外周にシールド8rを配置した構成である。
29は外被ユニット11に内蔵部材を挿入した後に連結
する外被接続部材である。外被ユニット11と外被接続
部材29との嵌め合わせ部にはガスケット29gを溶接
スパッタの外被内部に侵入するのを防止するために挿入
して溶接されている。
【0020】導体12と二脚型の絶縁スペーサ13は中
心に一体に成型可能な短い導体、及び脚端部に埋設金具
を埋設して絶縁材料で成型した絶縁スペーサに、成型後
に所定の長さの導体を溶接等により接続した構成であ
る。絶縁スペーサ13の脚端部に埋設された埋設金具は
三角配置されて相隣り合う脚端部が平行になるように3
0°の角度をもって埋設されている。外被ユニット11
の中心より下方の絶縁スペーサの脚端部の支持方法は、
例えば図2の中間部支持方法の中間部支持部材14bの
部分について説明すると、絶縁スペーサ13aの脚端部
と絶縁スペーサ13bの脚端部は近接して、中間部支持
部材14bにピンボルト18により回動自在に支持し、
外被ユニット11の内壁に対しては軸方向に移動可能に
ローラ21が取り付けられ、中間部支持部材14bの外
被ユニット11の中心側の電界集中を緩和するシールド
22が取り付けられた構成であり、中間部支持部材14
cの部分についても同様に構成されている。
【0021】上方の中間部支持部材14a部分は、絶縁
スペーサ13a、13cの上方の脚端部は、中間部支持
部材14aにピンボルト18で固定する部分は同一に構
成し、外被ユニット11に対向する部分は中間部支持部
材14aの中心部にフッ素樹脂等で形成された摩擦係数
の小さい滑動座15を貼着し、滑動受座16が調整ボル
ト17にて滑動座15に対して微小な隙間を確保するよ
うに構成されている。中間部支持部材14a、端部支持
部材24aの部分の絶縁スペーサの埋設金具と支持部材
14a、24aとの回動部分にはガスケット19が装着
されている。
【0022】外被ユニット11の端部における絶縁スペ
ーサ23a、23cの支持方法は図3に示す通りであ
り、外被ユニット中心より下方については、図2の中間
部支持部材24b、24cの部分と同一であり、上方の
部分は固定部材26を固定ボルト27により軸方向に固
定されている。
【0023】三相の導体12、絶縁スペーサ13を所定
の絶縁距離を確保して配置し、中間部支持部材14及び
端部支持部材24に結合して内蔵部材を組み立て、外被
接続部材29が29bの部分で溶接された外被ユニット
11の端部から所定の位置に挿入し、上方の中間部支持
部材14aの部分は滑動座15と滑動受け座16の間に
微小ギャップを確保して調整ねじ17を外被ユニット1
1に溶接固定し、端部支持部材24の部分には固定部材
26にて軸方向に移動しないように固定して送電路ユニ
ット20が組み立てられる。
【0024】組み立てられた送電路ユニット20は、ユ
ニットごとに検査が行われて現地に輸送され、現地にて
複数が、導体部分は摺動接触子8により接続され、外被
ユニット11は外被接続部材29を挿入し、外被ユニッ
ト11と外被接続部材29を29aの部分で溶接して連
結することにより長尺の送電路が形成され、絶縁ガスを
充填することによりガス絶縁送電路が組み立てられる。
【0025】このように構成したガス絶縁送電路は、内
蔵部材の挿入時には上方の支持部材の部分に間隙を確保
して挿入するので、外被ユニット11にスパイラル鋼管
を使用した場合、内径部に凸部が存在している場合にお
いても、ローラ21が取り付けられており、凸部は容易
に乗り越えることができるので、送電路ユニットとして
容易に組み立てることができる。
【0026】このように構成されたガス絶縁送電路は、
内蔵部材の組み立て後に清掃して外被ユニットに挿入す
るので金属粉等の導電性異物が内部に侵入することはな
くなり内部の清浄化が容易に達成でき、絶縁信頼性が容
易に得られる。
【0027】また、運転中の三相の導体の各相の温度が
異なる場合に導体の伸縮量に差が発生しても、絶縁スペ
ーサの脚端部と支持部材14の間のピンボルト18の部
分で絶縁スペーサ13の脚部と支持部材14は回転して
導体12と外被ユニット11の間に無理な力が働かなく
なり、機械的応力が大きくなることがなくなる。
【0028】さらに、上方の支持部材14a、24aの
部分において、絶縁スペーサ13、23の埋設金具と支
持部材の間にガスケット19を間挿したことにより、回
動部分に発生する金属粉が外被ユニット11内に落ちる
ことにより絶縁信頼性が確保される。
【0029】実施の形態2.図4、図5、図6に実施の
形態2.の構成を示す。実施の形態2.は、導体の配置
が、実施の形態1.の三角配置であるのに対して、逆三
角配置とした場合の実施の形態である。図4は送電路ユ
ニット縦断面図であり、図5は図4のIII−IIIの部分の
中間部支持部材の部分の横断面図であり、図6は図4の
IV−IVの部分の端部支持部材の部分の横断面図である。
図において、31は外被ユニット、32a、32b、3
2cは導体(以下三相一括で呼称するときは32と呼称
する)、33a、33b、33cは二脚型の絶縁スペー
サ(以下三相一括で呼称するときは33と呼称する)、
33d、33e、33fは絶縁スペーサ33の脚端部の
埋設金具、34a、34b、34cは中間部支持部材
(以下三相一括で呼称するときは34と呼称する)、3
5は外被ユニット31の中心より上方の中間部支持部材
34の外被ユニット31の内壁に対向する部分に貼着さ
れた滑動座、36は調節ねじを持つ滑動受座である。
【0030】39は外被ユニット31の外被接続部材、
39gはガスケット、39aは溶接部、42はシール
ド、43a、43b、43cは二脚型の絶縁スペーサ
(以下三相一括で呼称するときは43と呼称する)、4
3d、43e、43fは絶縁スペーサの脚端部の埋設金
具、44a、44b、44cは端部支持部材(以下三相
一括で呼称するときは44と呼称する)、46は外被ユ
ニット31の中心より上方の端部支持部材44a、44
bの外被ユニット31の内壁に対向する面で外被ユニッ
ト31の内壁に固定する固定部材である。47は固定部
材を固定する固定ボルトである。摺動接触子8、ローラ
21、は、実施の形態1.と同一のものを使用する。
【0031】この実施の形態2.は、実施の形態1.と
は導体の配置と捕獲電極を備えていない点が異なる構成
であり、その他の部分は実施の形態1.と同一である。
導体32a、32b、32cと二脚型の絶縁スペーサ3
3は中間に成型可能な短い導体、及び脚端部に埋設金具
を埋設して絶縁材料で成型し、成型後に所定の長さの導
体を溶接等により接続した構成であり、外被ユニット3
1の中間部の絶縁スペーサの脚端部の支持方法は図5に
示す通りであり、中心より上方の中間部支持方法は、外
被ユニットの中心より上方の絶縁スペーサ33aの脚端
部と絶縁スペーサ33cの脚端部は近接して、中間部支
持部材34aにピンボルト18により回動自在に支持
し、外被ユニット31の内壁に対しては、中間部支持部
材34aの中心部にフッ素樹脂等で形成された摩擦係数
の小さい滑動座35を貼着し、調整ねじを備えた滑動受
座36にて滑動座35に対して微小な隙間を確保できる
ように構成されており、中間部支持部材34bの部分に
ついても同様に構成されている。
【0032】外被ユニット31の中心より下方の中間部
支持部材34cの部分については、中間部支持部材34
cに絶縁スペーサ33b及び33cの下方の脚端部の埋
設金具33e、33fが中間部支持部材34cにピンボ
ルト18により回動自在に支持され、中間部支持部材3
4cの外被ユニット31に対向する部分には外被ユニッ
ト31の軸方向に移動可能にローラ21が取り付けられ
ている。各中間部支持部材34a、34b、34cの導
体32a、32b、32cに対向する面にはシールド4
2が取り付けられている。
【0033】外被ユニット31の端部における上方の端
部支持部材44a、44bの部分の絶縁スペーサの支持
方法は図6に示す通りであり図3の中間部支持部材24
aの部分と滑動部以外は同一であり、端部支持部材44
a、44bの上方部分は固定部材46により外被ユニッ
ト31に軸方向に固定するように構成されている。外被
ユニット中心より下方の端部支持部材44cの部分につ
いては、図3の中間部支持部材24cの部分と同一であ
る。
【0034】三相の導体32、絶縁スペーサ33、43
を所定の絶縁距離を確保して配置して、中間部支持部材
34及び端部支持部材44の部分で結合して内蔵部材を
組み立て、外被ユニット31の端部から所定の位置に挿
入し、上方の中間部支持部材34a、34bの部分は滑
動座35と滑動受座36の間に僅かな隙間を確保して外
被ユニット31に溶接固定し、端部支持部材44a、4
4bの部分には固定部材46にて軸方向に移動しないよ
うに固定ボルト47で固定して送電路ユニット50が組
み立てられる。
【0035】組み立てられた送電路ユニット50は、実
施の形態1.と同様にユニットごとに検査が行われて現
地に輸送され、現地にて複数の送電路ユニット50が、
導体部分は摺動接触子8により接続され、外被ユニット
31は外被接続部材39を挿入し39aの部分を溶接し
て連結することにより長尺の送電路が形成され、絶縁ガ
スを充填することによりガス絶縁送電路が組み立てられ
る。
【0036】この実施の形態2.では導体配置が逆三角
形に配置されており外被ユニットの下部に支持部材が配
置されるので内部に侵入した金属粉等の導電性異物は支
持部材の下部に集積されるので捕獲電極は省略されてい
る。
【0037】このように構成したガス絶縁送電路は、内
蔵部材の挿入時には上方の支持部材の部分に間隙を確保
して挿入するので、実施の形態1.と同様に、外被ユニ
ット31にスパイラル鋼管を使用して、内径部に凸部が
存在している場合においても、ローラ21が取り付けら
れており、凸部は容易に乗り越えることができるので、
送電路ユニットとして容易に組み立てることができ、内
蔵部材の組み立て後に清掃して外被ユニットに挿入する
ので金属粉等の導電性異物が内部に侵入することがなく
なる。また、運転中の三相の導体部分の各層の温度が異
なる場合に導体の伸縮量に差が発生しても絶縁スペーサ
の脚端部の埋設金具が支持部材に回動自在に支持されて
いるので、導体と外被ユニットの間に無理な力が働くこ
とがなくなり、機械的応力が少なくなりこの点における
信頼性も高くなる。
【0038】さらに、上方の支持部材の部分において、
絶縁スペーサの埋設金具と支持部材の間にガスケットを
間挿したことにより、回動部分に発生する金属粉が外被
ユニット内に落下することがなくなり絶縁信頼性が低下
することがなくなる。
【0039】実施の形態3.図7、図8、図9に実施の
形態3.の構成を示す。この実施の形態3.は、外被ユ
ニットの中間部及び端部で導体を支持する支持部材を外
被ユニットに取り付けた構成である。図7は送電路ユニ
ットの縦断面図、図8は図7のV−V部の横断面図、図
9はVI−VI部の横断面図である。図において、51は外
被ユニット、52a、52b、52cは三相の導体(以
下三相一括で呼称するときは52と呼称する)、53
a、53b、53cは三相の導体52をそれぞれ外被ユ
ニット51の内部の所定の位置に配置する二脚型の絶縁
スペーサ(以下三相一括で呼称するときは53と呼称す
る)、53d、53e、53fは絶縁スペーサ53のそ
れぞれの脚端部の埋設金具、54a、54b、54cは
外被ユニット51の中間部で絶縁スペーサを支持する中
間部支持部材(以下三相一括で呼称するときは54と呼
称する)、55は絶縁スペーサ53の一方の端部を中間
部支持部材54にそれぞれ固定支持する固定ボルト、5
6は絶縁スペーサ53の固定支持した反対側の脚端部を
支持部材54に絶縁スペーサの長さ方向に摺動可能に支
持する摺動支持ボルト、58は固定ボルト又は摺動支持
ボルトを締め付けるために外被ユニットに設けられた開
口部を封止する盲蓋、58gは支持部材54及び盲蓋5
8の溶接時のスパッタが外被ユニット51の内部に侵入
するのを防止するガスケット、59は外被ユニットを連
結する外被接続部材である。59a、59bは溶接部、
60は外被ユニットに内蔵部材が挿入されて組み立てら
れた送電路ユニットである。摺動接触子8は実施の形態
2と同一のものを使用する。
【0040】63a、63b、63cは外被ユニット5
1の端部の二脚型の絶縁スペーサ(以下三相一括で呼称
するときは63と呼称する)、64a、64b、64c
は外被ユニット51の端部で絶縁スペーサの脚端部を支
持する端部支持部材(以下三相一括で呼称するときは6
4と呼称する)、63d、63e、63fは絶縁スペー
サ63の脚端部の埋設金具、65は横方向に受ける荷重
を摺動自在に支持する横荷重ローラボルト、66は軸方
向の荷重を摺動自在に支持する縦荷重ローラボルト、6
8は捕獲電極である。埋設金具63dにはローラボルト
65の取付ねじが設けてあり、埋設金具63eにはピン
ボルト67の端部が挿入され絶縁スペーサ52a、52
cの中央の導体に軸方向に移動可能である長円形の孔6
3hが設けてある。
【0041】中間部支持部材54は、図8に示すよう
に、板材をV形に成型し外被ユニット51の内壁の所定
の位置に溶接等により取り付けたものであり、外被ユニ
ット51の中心より上方の中間部支持部材54aは絶縁
スペーサの脚端部を固定するボルト穴があけられてお
り、外被ユニット51の中心より下方の中間部支持部材
54b、54cは絶縁スペーサの脚端部に取り付けられ
た摺動支持ボルト56が摺動自在に支持でき、摺動部は
摺動することにより発生する金属粉が、中間部支持部材
54b、54cの内部に落下し、外被ユニット51内部
の充電部に落下することがなくなるようにボルト穴部分
は二重壁54dに構成され、摺動することにより発生す
る金属粉は中間部支持部材54b、54cと外被ユニッ
ト51の内壁との間に落下し、滞留させるようになって
いる。
【0042】外被ユニット51の端部の下側で支持する
端部支持部材64b、64cは断面が三角形の中実の部
材で構成し、その表面の外被ユニットの軸方向に、絶縁
スペーサの脚端部に取り付けられたローラボルトのロー
ラ部分が外被軸方向に摺動可能に、表面がボルトの直径
に対応する巾であり、内部で角形に広がったあり溝64
d、64eの2列を設けた構成である。また、上部の支
持部材64aはピンボルト67が取り付けられる構造に
なっている。
【0043】導体52と絶縁スペーサ53は、一体で成
型できる長さの導体52を絶縁スペーサ53と一体に成
型し、中間部及び端部の絶縁スペーサに所定の長さの導
体を溶接等により接続して導体部分と絶縁スペーサとが
一体に製作される。この一体になった導体、絶縁スペー
サ部分の外被ユニット51の端部側の絶縁スペーサ63
の脚端部に横荷重ローラボルト65、縦荷重ローラボル
ト66を取り付けて、相毎に外被ユニット51の内部に
持ち込み、端部側に横荷重ローラボルト65、縦荷重ロ
ーラボルト66のローラ部分を端部支持部材64のあり
溝64d、64eに挿通し、また、絶縁スペーサ63
a、63cの上部の埋設金具63eの長円形の孔63h
に上部の支持部材64aからピンボルト67を差し込ん
で取り付ける。中間部支持部材54aの部分で外被ユニ
ット51の外周部から固定ボルト55で固定し、固定し
た反対側の絶縁スペーサの脚端部は摺動ボルト56を挿
通して導体52と絶縁スペーサ53が外被ユニット51
に組み込まれる。このようにすると絶縁スペーサの温度
変化による伸縮があっても絶縁スペーサに無理な力が働
くことなく支持することができる。中間部支持部材54
の部分の外被ユニットの開口部をガスケット58gを間
挿して盲蓋58貼着し周囲を溶接して封止し、端部には
外被連結部材59を挿入して59bの部分を溶接して送
電路ユニット60が形成される。
【0044】このように形成された複数の送電路ユニッ
ト60は、導体部分は摺動接触子8で接続し、外被部分
は外被接続部材59で連結し、絶縁ガスが封入されてガ
ス絶縁送電路が構成される。
【0045】このようにガス絶縁送電路を構成すると、
外被ユニットの材料をスパイラル鋼管などの内側に凸部
が存在する場合においても、導体が相毎に外被ユニット
に組み込まれていくので、組立時に外被ユニットの内壁
の凸部が障害になることはなく送電路ユニットとして容
易に組み立てることができる。
【0046】ガス絶縁送電路が運転されて温度変化が生
じても導体、絶縁スペーサは相毎に個別に伸縮するよう
になっており、運転中に送電路の各部に無理な力が働く
ことはなく、機械的にも安定した信頼性の高いガス絶縁
送電路が得られる。
【0047】実施の形態4.図10、図11に実施の形
態4.の構成を示す。実施の形態4.は、各部材の熱伸
縮に対し、導体と絶縁スペーサとの間で摺動するように
構成したものである。図10は実施の形態4.の縦断面
図、図11は支持部材の部分の横断面図である。図にお
いて、71は外被ユニット、72a、72b、72cは
三相の導体(以下三相一括で呼称するときは72と呼称
する)、73a、73b、73cは二脚型の絶縁スペー
サ(以下三相一括で呼称するときは73と呼称する)、
73d、73e、73fは絶縁スペーサ73の各脚端部
の埋設金具、73pは円筒電極、73gは導体72と円
筒電極の間に挿入されたガスケット、74a、74b、
74cは中間部支持部材、75は導体72a、72b、
72cと円筒電極73pとの間を摺動可能に接触させる
摺動接触子である。80は外被に内蔵部材が挿入されて
組み立てられた送電路ユニットである。
【0048】83a、83b、83cは端部の絶縁スペ
ーサ(以下三相一括で呼称するときは83と呼称す
る)、84a、84b、84cは端部の支持部材(以下
三相一括で呼称するときは84と呼称する)、82は導
体72に端部の絶縁スペーサ83を円筒電極73pの部
分で固定する固定部材である。摺動接触子9、固定ねじ
55、外被接続部材59、ガスケット59gは実施の形
態3.と同一のものを使用する。
【0049】傾斜配置の二脚型の絶縁スペーサ73a、
73cの上部の脚端部の埋設金具73d、73fは中間
部支持部材74aに固定ボルト55により固定し、水平
方向の絶縁スペーサ73bの一方の脚端部は、絶縁スペ
ーサ53a、53cの下方の脚端部73d、73fは、
及び水平方向に配置された絶縁スペーサ53bの一方の
脚端部は中間部支持部材74cに固定ボルト55で固定
され、他の一方の脚端部は軸方向に摺動自在に摺動支持
ボルト56により支持されている。なお、外被接続部材
59の内側に金網状の捕獲電極68を備えた例で示して
ある。
【0050】この構成の組立は、外被ユニット71の端
部および中央部に支持部材74、84を取付、端部には
外被接続部材29を挿入し片側を溶接する。次に導体7
2にそれぞれ絶縁スペーサ73、83を取り付け、一相
づつ外被ユニット内に入れ、絶縁スペーサ73、83の
それぞれの脚端部を支持部材74、84に固定ボルト5
5摺動ボルト56で支持し、その後に開口部に盲蓋58
をガスケット58gを貼着して外周を溶接し、外被ユニ
ット51の端部に外被接続部材59を挿入し59bの部
分を溶接することによりガス絶縁送電路ユニット60が
構成される。最後に導体を挿通することができるので組
み立て作業が簡単になる。
【0051】このように構成すると、導体と絶縁スペー
サとを一相分づつ組み立てるので外被ユニットの材料を
スパイラル鋼管のように内壁に突起があるような材料を
使用しても組み立てには支障なく、送電路ユニット80
を容易に組み立てることができる。外被ユニット71に
内蔵部材を組み込んで組み立てられた送電路ユニット8
0の導体部分は摺動接触子8により接続され外被ユニッ
トは外被接続部材59で連結し、内部に絶縁ガスを封入
してガス絶縁送電路が形成される。
【0052】このように構成されたガス絶縁送電路は、
外被ユニット11の中間部の絶縁スペーサ73及び端部
の絶縁スペーサ83は、いずれも一方の脚端部を支持部
材74に固定し、他方を摺動自在に支持しており、絶縁
スペーサ73、83と外被ユニット71の間が温度変化
や内圧力の変化による伸縮差が生じても修道ボルト56
の摺動により対処され、導体72と外被ユニット71中
間部の絶縁スペーサ73は導体軸方向に摺動自在であ
り、端部の絶縁スペーサ83と導体72は外被ユニット
71の軸方向に固定されており、さらに、送電路ユニッ
ト80の間は摺動接触子8により接続されているので、
実際に運転された時の各部の温度に差が大きくなっても
各部分が個別に伸縮できるから機械的に無理な力が生じ
ることがなく、構造的に安定したガス絶縁送電路とな
る。
【0053】また、絶縁スペーサ73と導体72の間の
摺動部は、絶縁スペーサ73の円筒電極73pの内部に
設け、この部分の両側にガスケット73gを設けたので
温度変化により摺動した時に発生すると思われる金属粉
等の導電性異物は支持部材のなかに閉じ込められ外被ユ
ニットの内部に落下することがなく絶縁の信頼性も高く
なる。
【0054】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るガス絶縁送電
路は、外被ユニット端部及び中間部の傾斜方向に配置さ
れた絶縁スペーサの外被ユニットの中心より上方の相隣
り合う脚端部は近接して端部支持部材及び中間部支持部
材に摺動自在に外被ユニットの内壁に支持し、外被ユニ
ットの端部の外被ユニットの中心より上方の絶縁スペー
サの脚端部を支持する端部支持部材の外被ユニット内壁
に対向する部分は、外被ユニットに挿入後に外被ユニッ
トの内壁に固定し、外被ユニットの中間部の外被ユニッ
トの中心より上方の、絶縁スペーサの脚端部を支持する
中間部支持部材の外被ユニット内壁に対向する部分は、
外被ユニットに挿入後に外被ユニットの内壁との間に僅
かな隙間を確保し、対向面に摺動面を配置したので、内
蔵部材の挿入時には上方の支持部材の部分に間隙を確保
して挿入するので、外被の内面の凸部に関係なく挿入で
きる。内蔵部材は外部で容易に組み立てられ、清掃して
外被ユニットに挿入するので、金属粉等の導電性異物が
内部に侵入することがなくなり内部の清浄化が容易に達
成でき、絶縁信頼性が高くなる。
【0055】この発明の請求項2に係るガス絶縁送電路
は、外被ユニットの中心より下方に位置する端部支持部
材及び中間部支持部材の外被ユニットに対向する部分は
ローラにより外被ユニットの軸方向に移動するように形
成し、外被ユニットの上方に位置する中間部支持部材の
外被ユニットの内面に対向する部分は、摩擦係数が小さ
い材料で形成された滑動座を貼着した滑動面で滑動する
ように構成し、内蔵部品を挿入後に外被ユニット71の
内壁との間の隙間を小さくしたので、外被ユニットにス
パイラル鋼管を使用し、内径部に凸部が存在している場
合においても、ローラにより、凸部は容易に乗り越える
ことができるので、送電路ユニットとして容易に組み立
てることができる。
【0056】この発明の請求項3に係るガス絶縁送電路
は、絶縁スペーサの脚端部の埋設金具と中間部支持部材
の支持金具を相隣り合う絶縁スペーサの脚部を配置状態
で平行になるように形成し、埋設金具と支持部材を回動
自在に結合したので、運転中の三相の導体の温度が異な
る場合の伸縮量に差が生じても導体と外被ユニットの間
に無理な力が働くことがなく機械的に安定したガス絶縁
送電路が得られる。
【0057】この発明の請求項4に係るガス絶縁送電路
は、外被ユニットの中心より上部の中間部支持部材の支
持金具と絶縁スペーサの脚端部の埋設金具との回動部分
にはシール部材を間挿したので、外被ユニットの内面と
内蔵部材との間の隙間を小さくしても、内蔵部材に無理
な力が働かなくなり、機械的にも安定した送電路が得ら
れる。
【0058】この発明の請求項5に係るガス絶縁送電路
は、送電路ユニットの中間部の傾斜方向に配置された絶
縁スペーサの、上方の脚端部は近接して外被ユニットに
取り付けられた中間部支持部材に固定支持し、下方の脚
端部及び水平方向に配置された絶縁スペーサの両脚端部
は、絶縁スペーサの脚端部方向に摺動可能に中間部支持
部材に支持し、外被ユニットの端部で導体を支持する絶
縁スペーサの少なくとも一方の脚端部は、外被ユニット
中心より上方の脚端部は外被ユニットに取り付けられた
端部支持部材に絶縁スペーサの脚端部軸方向及び外被ユ
ニット軸方向に摺動可能に支持し、外被中心より下方の
脚端部は、外被ユニットに取り付けられた端部支持部材
に荷重を支え、外被ユニットの軸方向に摺動可能に支持
し、水平方向に配置された絶縁スペーサの両脚端部は、
外被ユニットの軸方向及び絶縁スペーサの長さ方向に摺
動可能に端部支持部材に支持したので、外被ユニットの
材料にスパイラル鋼管などの内側に凸部が存在するもの
を使用しても、導体は相毎に外被ユニットに組み込んで
いくので、組立時に外被ユニットの内壁の凸部が障害に
なることはなく送電路ユニットとして容易に組み立てる
ことができる。また、ガス絶縁送電路が運転されて温度
変化が生じても導体、絶縁スペーサは相毎に個別に伸縮
するようになっており、運転中に送電路の各部に無理な
力が働くことはなく、機械的にも安定した信頼性の高い
ガス絶縁送電路が得られる。
【0059】この発明の請求項6に係るガス絶縁送電路
は、外被ユニットの中間部に、V形に成型されて外被ユ
ニットの内壁との間に空間を確保して取り付けられた中
間部支持部材に、絶縁スペーサの外被ユニットの中心よ
り上方の脚端部は固定支持し、下方の脚端部は摺動可能
に支持し、摺動可能に支持する部分は二重壁として、外
皮内壁側の壁部分で支持するように形成したものであ
り、外被ユニットの端部には、表面が外被ユニットの軸
方向に取り付けボルトが移動できる巾であり、内部はボ
ルト端部が通過できる角形に広がったあり溝が形成され
て端部支持部材を取り付けて、絶縁スペーサの外皮ユニ
ット中心より下方の脚端部は、ボルト端部にボルト中心
に対して直角方向の回転軸のローラを取り付けた縦荷重
ローラボルトを取り付け、ローラ部分を上記あり溝に挿
入し、水平方向に配置された絶縁スペーサの両脚端は、
ボルト中心の回転軸のローラを取り付けた横荷重ローラ
ボルトを取り付け、ローラ部分を上記あり溝に挿入して
絶縁スペーサを支持し、絶縁スペーサの荷重は支持部材
のあり溝内でローラ外周で支持するように構成し、傾斜
方向に配置された絶縁スペーサの上部の脚端部は導体軸
方向に長い長円形の穴を設けて、この泣くに支持部材に
取り付けたピンボルトを支持したので、熱伸縮に十分対
処されるとともに、送電路ユニットは相毎に組み込まれ
るので、外被ユニットがスパイラル鋼管のような内壁に
凸部がある場合でもこの凸部が障害になることはなく、
簡単に組立ができ、荷重を受けるローラ部分に発生する
金属粉はあり溝や長円形の穴内に滞留し外被内に落下す
ることがなく、絶縁の信頼性を低下させることがなくな
る。
【0060】この発明の請求項7に係るガス絶縁送電路
は、送電路ユニットの二脚型の絶縁スペーサの導体を支
持する部分は円筒形の円筒電極を設けた構成とし、中心
電極に導体を挿通して支持し、外被ユニット端部及び中
間部の外被ユニットの中心より上方の絶縁スペーサの脚
端部及び水平方向に配置された絶縁スペーサの一方の脚
端部はそれぞれ中間部支持部材又は端部支持部材に固定
支持し、傾斜方向に配置された絶縁スペーサの下方の脚
端部、及び水平方向に配置された他方の脚端部は、それ
ぞれ中間部支持部材又は端部支持部材に絶縁スペーサの
脚部軸方向に摺動可能に支持し、三相の導体は絶縁スペ
ーサの円筒形の円筒電極に貫通させ、端部支持部材の部
分で三相の導体と中心電極とをそれぞれ固定した構成と
したので、導体と絶縁スペーサを一相づつ組み立ててい
くので、容器内面に関係なく組み立てられ、組立作業が
簡単になり、運転中の温度変化による導体、絶縁スペー
サの伸縮に対しては、それぞれが伸縮可能であり、機械
的に無理な力が生じることがなく安定したガス絶縁送電
路が得られる。
【0061】この発明の請求項8に係るガス絶縁送電路
は、送電路ユニットの中間部及び端部で絶縁スペーサの
脚端部の摺動可能に取り付けた部分は、部分は二重壁を
形成し、その奥側の壁で支持するようにボルト穴が設け
られ、絶縁スペーサの脚端部に取り付けたボルトが上記
二重壁の外被ユニットの奥側の壁部分にてボルトが絶縁
スペーサの脚部軸に摺動するように支持したので、ガス
絶縁送電路が運転されて温度変化が生じても導体、絶縁
スペーサは相毎に個別に伸縮できるので、運転中に送電
路の各部に無理な力が働くことはなく、摺動部の生成物
が落下することがなく、機械的にも安定した信頼性の高
いガス絶縁送電路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1.の構成を示す縦断
面図である。
【図2】 図1の送電路ユニットの外被ユニットの中間
部指示部材の横断面図である。
【図3】 図1の送電路ユニットの外ユニット被端部の
横断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2.の構成を示す縦断
面図である。
【図5】 図4の送電路ユニットの中間部支持部材の横
断面図である。
【図6】 図4の送電路ユニットの端部支持部材の横断
面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2.の構成を示す縦断
面図である。
【図8】 図7の中間部支持部材の部分の横断面図であ
る。
【図9】 図7の端部支持部材の部分の横断面図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態3.の構成を示す縦
断面図である。
【図11】 図10の中間部支持部材の部分の横断面図
である。
【図12】 従来のガス絶縁送電路の構成を示す斜視断
面図である。
【符号の説明】
8 摺動接触子、11 外被ユニット、12a,12
b,12c 導体、13a,13b,13c 絶縁スペ
ーサ、14a,14b,14c 中間部支持部材、15
滑動座、16 滑動受け座、17 調整ねじ、18
固定ボルト、19 ガスケット、20 送電路ユニッ
ト、21 ローラ、22 シールド、23a,23b,
23c 絶縁スペーサ、24a,24b,24c 中間
部支持部材、26 固定部材、27 固定ボルト、28
捕獲電極、29 外被接続部材、31 外被ユニッ
ト、32a,32b,32c 導体、33a,33b,
33c 絶縁スペーサ、34a,34b,34c 中間
部支持部材、35 滑動座、36 滑動受座、39 外
被接続部材、42 シールド、43a,43b,43c
絶縁スペーサ、44a,44b,44c 端部支持部
材、46 固定部材、47 固定ボルト、51 外被ユ
ニット、52a,52b,52c 導体、53a,53
b,53c 絶縁スペーサ、53d,53e,53f
埋設金具、54a,54b,54c 中間部支持部材、
55 固定ボルト、56 摺動支持ボルト、58 盲
蓋、59 外被接続部材、59g ガスケット、60
送電路ユニット、62 シールド、63a,63b,6
3c 絶縁スペーサ、64a,64b,64c 端部支
持部材、63d,63e,63f 埋設金具、65 横
荷重ローラボルト、66 縦荷重ローラボルト、67
ピンボルト、68 捕獲金具、71 外被ユニット、7
2a,72b,72c 導体、73a,73b,73c
絶縁スペーサ、74a,74b,74c 中間部支持
部材、73p 円筒電極、75 接触子、80 送電路
ユニット、82 固定部材、83a,83b,83c
絶縁スペーサ、84a,84b,84c 端部支持部
材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送可能な長さの外被ユニットと、端部
    及び中間部において、外被ユニット内径部に所定の長さ
    の三相の導体を二脚型の絶縁スペーサによりそれぞれ適
    正位置に配置し、二脚型の絶縁スペーサの脚部は、相隣
    り合う脚端部を近接して、外被ユニットの内壁に支持す
    る端部支持部材及び中間部支持部材により支持する構成
    の内蔵部分を組み立て、上記外被ユニットに挿入して送
    電路ユニットを構成し、この送電路ユニットの複数を、
    直列に連結して絶縁ガスを封入し、長尺の送電路を形成
    するものであり、送電路ユニットの外被ユニットの端部
    及び中間部において、絶縁スペーサの外被ユニットの中
    心より下方の相隣り合う脚端部は、近接して端部支持部
    材及び中間部支持部材により外被ユニットの内壁に摺動
    自在に支持され、外被ユニットの中心より上方の絶縁ス
    ペーサの脚端部を支持する端部支持部材の外被ユニット
    内壁に対向する部分において、外被ユニットに挿入後に
    外被ユニットの内壁に固定し、外被ユニットの中間部の
    外被ユニットの中心より上方の、絶縁スペーサの脚端部
    を支持する中間部支持部材の外被ユニット内壁に対向す
    る部分は、外被ユニットに挿入後に外被ユニットの内壁
    との間に僅かな隙間を確保し、対向面に摺動面を配置し
    たことを特徴とするガス絶縁送電路。
  2. 【請求項2】 外被ユニットの中心より下方に位置する
    端部支持部材及び中間部支持部材の外被ユニットに対向
    する部分はローラにより外被ユニットの軸方向に滑動す
    るように形成され、外被ユニットの上方に位置する中間
    部支持部材の外被ユニットの内面に対向する部分は、摩
    擦係数が小さい材料で形成された滑動パッドを貼着した
    滑動面で滑動するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のガス絶縁送電路。
  3. 【請求項3】 絶縁スペーサの相隣り合う脚端部の埋設
    金具は、配置状態で平行になるように埋設されており、
    中間部支持部材と絶縁スペーサの埋設金具は回動自在に
    結合されていることを特徴とする請求項2記載のガス絶
    縁送電路。
  4. 【請求項4】 外被ユニットの中心より上部の中間部支
    持部材の支持金具と絶縁スペーサの端部の埋設金具との
    回動部分にはシール部材が間挿されていることを特徴と
    する請求項3記載のガス絶縁送電路。
  5. 【請求項5】 輸送可能な長さの外被ユニットと、端部
    及び中間部において、外被ユニット内径部に所定の長さ
    の三相の導体を二脚型の絶縁スペーサによりそれぞれ適
    正位置に配置し、二脚型の絶縁スペーサの脚部は、相隣
    り合う脚端部を近接して、外被ユニットの内壁に支持す
    る端部支持部材及び中間部支持部材により支持する構成
    の内蔵部分を組み立て、外被ユニットに挿入して送電路
    ユニットを構成し、この送電路ユニットの複数を、直列
    に連結して絶縁ガスを封入し、長尺の送電路を形成する
    ものであり、送電路ユニットの外被ユニット端部及び中
    間部において、外被ユニットの中間部で傾斜方向に配置
    された絶縁スペーサの、外被ユニットの中心より上方の
    脚端部は、近接して外被ユニットに取り付けられた中間
    部支持部材に固定支持され、外被ユニットの中心より下
    方の脚端部は、外被ユニットに取り付けられた中間部支
    持部材に絶縁スペーサの脚部軸方向に移動可能に支持さ
    れ、水平方向に配置された絶縁スペーサの少なくとも一
    方の脚端部は、絶縁スペーサの脚部軸方向に移動可能に
    中間部支持部材に支持されており、外被ユニットの端部
    で傾斜方向に配置された絶縁スペーサの、上方の脚端部
    は、外被ユニットに取り付けられた端部支持部材に絶縁
    スペーサの脚端部軸方向及び外被ユニット軸方向に移動
    可能に支持され、外被ユニットの中心より下方の脚端部
    は、外被ユニットに取り付けられた端部支持部材に荷重
    を支え、外被ユニットの軸方向に移動可能に支持され、
    水平方向に配置された絶縁スペーサの少なくとも一方の
    脚端部は、外被ユニットの軸方向及び絶縁スペーサの脚
    部軸方向の双方に移動可能に端部支持部材に支持され、
    残りの端部は絶縁スペーサの脚部軸方向に移動可能に支
    持部材に支持されていることを特徴とするガス絶縁送電
    路。
  6. 【請求項6】 送電路ユニットの外被ユニットの中間部
    の絶縁スペーサの脚端部を支持する中間部支持部材は、
    V形に成型されて外被ユニットの内壁との間に空間を確
    保して取り付けられ、外被ユニットの外部よりボルト締
    め付け用の開口部が設けられており、傾斜方向に配置さ
    れた絶縁スペーサの上方の脚端部を固定する部分はボル
    ト穴が設けられて絶縁スペーサの外被ユニットの上方の
    脚端部が固定され、傾斜方向に配置された絶縁スペーサ
    の下方の脚端部及び水平方向に配置された絶縁スペーサ
    の両脚端部の絶縁スペーサの脚部軸方向に移動可能に支
    持する部分は二重壁を形成し、その奥側の壁で支持する
    ようにボルト穴が設けられ、絶縁スペーサ脚端部に取り
    付けたボルトが上記二重壁の奥側にてボルトが絶縁スペ
    ーサの脚部軸方向に摺動するように支持されており、外
    被ユニットの端部の絶縁スペーサの脚端部を支持する端
    部支持部材の絶縁スペーサの脚端部を支持する部分は、
    表面が外被ユニットの軸方向に取り付けボルトが移動す
    る巾であり内部で角形に広がったあり溝が形成されて外
    被ユニットに取り付けられており、傾斜方向に配置され
    た絶縁スペーサの下方の脚端部は、ボルト端部にボルト
    中心に対して直角方向の回転軸のローラを取り付けた縦
    荷重ローラボルトを取り付け、ローラ部分を上記あり溝
    に挿入した構成であり、水平方向に配置された絶縁スペ
    ーサの両脚端は、ボルト中心の回転軸のローラを取り付
    けた横荷重ローラボルトを取り付け、ローラ部分を上記
    あり溝に挿入し、傾斜方向に配置された上方の脚端部に
    は導体の軸方向に長い長円形の穴を設けてこの中に支持
    部材に取り付けられたピンボルトの端部を挿入して絶縁
    スペーサを支持したことを特徴とする請求項5記載のガ
    ス絶縁送電路。
  7. 【請求項7】 輸送可能な長さの外被ユニットと、端部
    及び中間部において、外被ユニット内径部に所定の長さ
    の三相の導体を二脚型の絶縁スペーサによりそれぞれ適
    正位置に配置し、二脚型の絶縁スペーサの脚部は、相隣
    り合う脚端部を近接して、外被ユニットの内壁に支持す
    る端部支持部材及び中間部支持部材により支持する構成
    の内蔵部分を組み立て、外被ユニットに挿入して送電路
    ユニットを構成し、この送電路ユニットの複数を、直列
    に連結して絶縁ガスを封入し、長尺の送電路を形成する
    ものであり、送電路ユニットの外被ユニット端部及び中
    間部において、上記絶縁スペーサは、導体を支持する中
    央部に導体が貫通可能な円筒電極を設けた構成とし、上
    記外被ユニットの中間部及び端部の傾斜方向に配置され
    た絶縁スペーサの上方の脚端部及び水平方向に配置され
    た絶縁スペーサの一方の脚端部はそれぞれ中間部支持部
    材又は端部支持部材のそれぞれに固定支持され、傾斜方
    向に配置された絶縁スペーサの下方の脚端部、及び水平
    方向に配置された他方の脚端部は、それぞれ中間部支持
    部材又は端部支持部材のそれぞれに絶縁スペーサの脚部
    軸方向に摺動可能に支持され、上記三相の導体は上記絶
    縁スペーサの円筒電極に貫通させ、端部支持部材の部分
    で三相の導体と中心電極とをそれぞれ固定したことを特
    徴とするガス絶縁送電路。
  8. 【請求項8】 送電路ユニットの中間部及び端部に取り
    付けられた中間部支持部材及び端部支持部材は、傾斜方
    向に配置された絶縁スペーサの外被ユニットの中心より
    下方の脚端部及び水平方向に配置された絶縁スペーサの
    両脚端部の絶縁スペーサの脚部軸方向に移動可能に支持
    する部分は二重壁を形成し、その奥側の壁で支持するよ
    うにボルト穴が設けられ、絶縁スペーサの脚端部に取り
    付けたボルトが上記二重壁の奥側にてボルトが絶縁スペ
    ーサの脚部軸方向に摺動するように支持されていること
    を特徴とする請求項7記載のガス絶縁送電路。
JP31367696A 1996-11-25 1996-11-25 ガス絶縁送電路 Pending JPH10164737A (ja)

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