JPH10163597A - 電気回路部一体型フレキシブル接続基板およびこれを使用した光ピックアップ装置 - Google Patents

電気回路部一体型フレキシブル接続基板およびこれを使用した光ピックアップ装置

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JPH10163597A
JPH10163597A JP31820196A JP31820196A JPH10163597A JP H10163597 A JPH10163597 A JP H10163597A JP 31820196 A JP31820196 A JP 31820196A JP 31820196 A JP31820196 A JP 31820196A JP H10163597 A JPH10163597 A JP H10163597A
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JP
Japan
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electric circuit
flexible
board
optical pickup
substrate
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Application number
JP31820196A
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English (en)
Inventor
Masaru Tezuka
賢 手塚
Naoki Inoue
直樹 井上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH10163597A publication Critical patent/JPH10163597A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/189Printed circuits structurally associated with non-printed electric components characterised by the use of a flexible or folded printed circuit
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4688Composite multilayer circuits, i.e. comprising insulating layers having different properties
    • H05K3/4691Rigid-flexible multilayer circuits comprising rigid and flexible layers, e.g. having in the bending regions only flexible layers

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  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回路基板の高密度化を図る。 【解決手段】帯状をなす接続端子導出用フレキシブル基
板71の中間部に、このフレキシブル基板を挟み込むよ
うに多層の硬質基板で構成された電気回路部50、52
が設けられる。フレキシブル基板に形成された配線パタ
ーンが多層電気回路部に対してスルホールを用いて接続
される。フレキシブル基板の両面に位置する電気回路部
の一方若しくは双方に電子部品88、89が実装され
る。電気回路部とフレキシブル基板とはスルホールによ
ってその相互が接続されるので、電気回路部を構成する
基板そのものに、フレキシブル基板との接続を行うため
のコネクタやランドパターンを設ける必要がない。これ
によって電子部品などの実装面積を確保できるようにな
るから、従来よりも回路基板の高密度化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気回路部を一
体化したフレキシブル接続基板およびこれを使用した光
ピックアップ装置に関する。詳しくは、摺動自在になさ
れた光ピックアップ部に搭載される電気回路部と、この
電気回路部に対する接続線を一体化すると共に、電気回
路部の一方からそれぞれ導出された接続線としてのフレ
キシブル基板を固定部側に接続することによって、最少
のフレキシブル基板で固定部と可動部との間での信号授
受を実現したものである。
【0002】
【従来の技術】固定部と可動部との間を結ぶ接続線とし
て最近では配線パターンの施されたフレキシブル基板を
使用する場合が多い。光磁気ディスク、ミニディスク、
コンパクトディスクなどを使用したディスク装置などで
は、光ピックアップ部が可動構成であり、この光ピック
アップ部(可動部)と固定部との間の信号授受手段とし
てフレキシブル基板が使用されている。
【0003】図12はこの光ピックアップ装置10の従
来例を示すものであって、アルミダイカストなどで構成
されたヘッドベース11の孔12内には光ピックアップ
部20が可動自在に配される。そのため、この例では上
下に一対のスライド軸13a、13bが配され、これを
跨ぐように光学ブロック30が取り付けられる。光学ブ
ロック30には周知のように光ピックアップ部を構成す
る対物レンズ41などが配されると共に、ディスク(図
示はしない)に対してデータを書き込んだり、読み出し
たりするための信号授受を行う回路基板(電気回路部)
50などが搭載されている。
【0004】固定部側に設けられた信号処理部としての
信号処理用基板15と光ピックアップ部20との間は、
複数のフレキシブル接続基板60によって連結される。
図13に接続の一例を示す。
【0005】図13において、光学ブロック30の本体
31内には図示はしないが、光源としての半導体レーザ
やその光を対物レンズ41に導くための光学系などが収
納されている。対物レンズ41はこれの光軸方向(フォ
ーカス方向)と、これと直交するトラッキング方向の2
軸に対してその位置を調整できる2軸デバイス構成とな
されている。この2軸デバイス40に対する信号供給用
の端子42が2軸デバイス40に近接して配置されてい
る。
【0006】2軸デバイス40に対してはさらに中点セ
ンサ部32が配される。この中点センサ部32は後述す
るように2軸デバイス40のトラッキング方向の変位を
検出するセンサ部である。
【0007】このような光学ブロック30に対して、こ
の例では2枚の回路基板(電気回路部を構成する実装基
板)50、52が取り付け固定される。第1の回路基板
50には主としてレーザダイオードをドライブしたりす
るための電子回路が実装され、さらにこの回路基板50
には外部接続用基板60としてフレキシブル基板60a
が連結されている。
【0008】第2の回路基板52には主としてディスク
からの再生信号を増幅するアンプや、サーボエラー信号
を生成するマトリックス回路などの電子回路が実装さ
れ、そして、外部接続用としてフレキシブル基板60b
が連結されている。さらにこの例では中点センサ部32
や2軸デバイス40に対する信号の供給や受給などを行
うためのフレキシブル基板60cが設けられている。
【0009】したがって、図12に示すように可動部で
ある光ピックアップ部20から導出された3枚のフレキ
シブル基板60a〜60cの各端部に設けられた接続端
子は信号処理用基板15の所定位置に接続固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した回
路基板50、52とフレキシブル接続基板60との接続
を行うためには、これら回路基板50、52にフレキシ
ブル基板接続用のコネクタを設けるか、あるいはフレキ
シブル基板を回路基板にはんだ付けするためのランドパ
ターンを用意する必要がある。しかし、これらコネクタ
の設置やランドパターンは、何れもの回路基板の高密度
化を阻害している。
【0011】光ピックアップ部20と信号処理用基板1
5との間は複数本のフレキシブル接続基板60で連結さ
れているが、このフレキシブル接続基板60は光ピック
アップ部20のディスク内周側と外周側との移動に対処
できるように、その基板長はある程度余裕を持たせてい
る。
【0012】このとき、光ピックアップ部20が信号処
理用基板15に接近しているときと、最も離間している
ときとではフレキシブル接続基板60の弛み具合(曲が
り具合)が違うため、この曲がり具合によってフレキシ
ブル接続基板60側から光ピックアップ部20が受ける
力が相違する。この負荷の違いがトラッキングサーボ特
性やシーク動作に影響を及ぼす。これは光ピックアップ
部20の摺動負荷が極めて軽くなるように設計されてい
るからである。
【0013】この影響を少なくするには、使用するフレ
キシブル接続基板60の本数をできるだけ少なくしなけ
ればならない。図13の例では3本のフレキシブル基板
が使用されているため、トラッキングサーボやシーク動
作に少なからず影響を及ぼしている。
【0014】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、回路基板の高密度化を阻害す
ることなく、フレキシブル基板の使用本数を少なくでき
る電気回路部一体型フレキシブル接続基板およびこれを
使用した光ピックアップ装置を提案するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係る電気回路部を一
体化したフレキシブル接続基板では、帯状をなす接続端
子導出用フレキシブル基板の中間部に、このフレキシブ
ル基板を挟み込むように電気回路部が設けられ、上記フ
レキシブル基板に形成された配線パターンが上記多層電
気回路部に対してスルホールを用いて接続されると共
に、上記フレキシブル基板の両面に位置する上記電気回
路部の一方若しくは双方に電子部品が実装されたことを
特徴とする。
【0016】請求項5に記載したこの発明に係る光ピッ
クアップ装置では、光ピックアップ部と、この光ピック
アップ部に対する信号処理部とで構成された光ピックア
ップ装置であって、上記光ピックアップ部は上記信号処
理部に対して摺動自在に構成されると共に、この光ピッ
クアップ部と上記信号処理部との間がフレキシブル基板
で連結され、帯状をなす接続端子導出用フレキシブル基
板の中間部に、このフレキシブル基板を挟み込むように
多層の硬質基板で構成された複数の電気回路部が設けら
れ、上記フレキシブル基板に形成された配線パターンが
上記多層構造の電気回路部に対して配線パターンおよび
スルホールを用いて接続されると共に、上記電気回路部
に対して両側に伸びるフレキシブル基板の両接続端子が
固定側の信号処理部に接続されるようになされたことを
特徴とする。
【0017】この発明では、多層構造の電気回路部を構
成する回路基板は硬質基板が使用されるが、そのうちの
1層分がフレキシブル基板で構成される。フレキシブル
基板は電気回路部を貫通するように一方向に伸び、その
端部に形成された接続端子が固定部である信号処理用基
板に接続される。
【0018】電気回路部は2つ使用され、そのそれぞれ
からフレキシブル基板が延長される。そしてその1つが
光ピックアップ部の上面側に取り付け固定され、もう1
つが下面側に取り付け固定される。2本のフレキシブル
基板の接続端子が信号処理用基板に接続される。
【0019】多層構造の電気回路部の1層分がフレキシ
ブル基板で構成され、フレキシブル基板と電気回路部と
の間はスルホールによって接続されるので、電気回路部
を構成する基板そのものに、フレキシブル基板との接続
を行うためのコネクタやランドパターンを設ける必要が
なくなる。これによって、回路基板の高密度化が図れ
る。
【0020】可動部である光ピックアップ部と固定部側
の信号処理用基板との間を結ぶフレキシブル基板は2本
で済むので、光ピックアップ部へのフレキシブル基板に
よる負荷が軽減され、これによって光ピックアップ部の
トラッキング特性やシーク動作への影響を軽減できる。
【0021】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る電気回路
部一体型フレキシブル接続基板およびこれを使用した光
ピックアップ装置の一実施形態を図面を参照して詳細に
説明する。
【0022】図2はこの発明に係る電気回路部を一体化
したフレキシブル接続基板を使用した光ピックアップ装
置10の一実施態様を示すもので、その全体構成は従来
例で示したものと同一であるので、その詳細な説明は割
愛するも、ヘッドベース11の孔12内には光ピックア
ップ部20が一対のスライド軸13a、13bを用いて
矢印p方向に摺動自在に取り付けられている。
【0023】この発明では光ピックアップブロック30
に搭載されるフレキシブル接続基板70にはその一部に
電気回路部として機能する回路基板が一体化されてい
る。
【0024】回路基板はブロック30の上下両面に取り
付け固定されており、そのそれぞれから導出された2本
のフレキシブル基板71a、71bの接続端子がヘッド
ベース11に設けられた信号処理用基板15に接続され
ている。
【0025】図3は光ピックアップブロック30の一例
を示すものであって、ブロック本体31は従来と同様に
扁平形状をなし、その内部にレーザダイオード(LD)
35、レーザの発光強度を検出する受光ダイオード3
6、ディスクからの再生信号を検出する受光ダイオード
37、さらには図示はしないがレーザダイオード35と
ディスクの間の光路上に配される光学系などが内蔵され
ている。
【0026】この光学系内に配されている対物レンズ4
1は2軸デバイス40を構成するものであり、また対物
レンズ41のトラッキング方向の動きは中点センサ部3
2によって検出される。そのため、2軸デバイス40と
中点センサ部32の各構成ブロックは互いに近接して配
置されており、その詳細を図4に示す。
【0027】図4に示すように2軸デバイス40を取り
付けた部材(図示はしない)には検出片43が連結さ
れ、この検出片43がブロック凹部32a内に臨むよう
に配置されている(図3参照)。検出片43の動きは発
光ダイオード45と一対の受光ダイオード46とによっ
て検出される。発光ダイオード45に駆動電圧を与え、
受光ダイオード46より電気信号を取り出すための端子
76a、76bがブロック32bの両側に導出されてい
る。図3に示すように2軸デバイス40にもこれを制御
するための制御信号を与える端子42が設けられてい
る。
【0028】光ピックアップブロック30の右側端部に
はスライド軸13bが貫通するガイド孔39a、39b
が形成されると共に、左側端部にはローラガイド39c
が設けられ、このローラガイド39cが一方のガイド1
3aの周面(上側周面)に転接するように構成されてい
る。
【0029】図3のように構成された光ピックアップブ
ロック30に対して、対応する素子に駆動電圧や信号を
与え、対応する素子から信号を取り出すために、図5に
示すようなこの発明に係るフレキシブル接続基板70が
使用される。
【0030】図5にその一実施態様を示すフレキシブル
接続基板70は、帯状をなす1枚のフレキシブル基板7
1のほぼ中間部に電気回路部として機能する回路基板が
設けられる。本例では2枚の回路基板50、52が設け
られているが、その詳細は後述する。図5はA面からの
平面図であり、図7は反対のB面側からの平面図であ
る。
【0031】フレキシブル基板71は図6に示すように
ベースフィルム80の上面に銅箔で構成された配線パタ
ーン81が被着形成され、この配線パターン81の上面
を覆うように保護層82が被着形成される。フレキシブ
ル基板71の両端面部は接続端子72a、72bとする
ため端部は配線パターン81が露出している。この接続
端子72a、72bの機械的強度を得るため、フィルム
ベース80の下面には補強板83a、83bが被着され
ている。
【0032】フレキシブル基板71は薄くて、しなやか
である方が好ましいが、図ではベースフィルム80が2
5μm、銅箔81が35μmそして保護層82が25μ
m、全体の幅が8〜10mmのものを例示した。しか
し、これらの数値には制限されるものではない。
【0033】上述した回路基板のうち、一方の回路基板
50は図1に示すように主としてレーザダイオード35
を駆動するために必要な回路が実装されており、他方の
回路基板52は主としてディスクからの再生信号(高周
波信号(RF))を処理するための回路が実装されてい
る。
【0034】これら回路基板50、52をまとめて1つ
の回路基板にすることも考えられるが、後述するように
一方の回路基板50側には高速スイッチング回路などの
高周波回路が実装されるため、高周波信号による他回路
への影響を回避する必要がある。このような理由によっ
て2枚の回路基板が使用されている。
【0035】一方の回路基板50は図1に示すようにブ
ロック本体31の上面側に載置固定され、他方の回路基
板52はその下面側に取り付け固定される。そのため、
図6に示すように所定の間隙Wを保持して一対の回路基
板50、52が設けられる。これら回路基板50、52
はフレキシブル基板71を挟むようにして構成された多
層基板であって、本例ではフレキシブル基板71を含め
て4層構造となっている。
【0036】フレキシブル基板71を2層目とした場
合、図6に示すようにこれの下面に位置する第1層基板
87と、その上面側に位置する第3層基板85との間に
フレキシブル基板71が介挿される。第3層基板85の
上面に第4層基板86がそれぞれ積層されて合体され
る。それぞれの基板85〜87は硬質の実装基板85a
〜87aと配線パターン85b〜87bで構成される。
【0037】本例では、配線パターン86aおよび87
aが信号層として使用され、配線パターン85bが接地
層(GND)として使用される。
【0038】第2〜第4層基板71、85、86までは
いずれもスルホールによって上下間が電気的に接続さ
れ、本例では第4層基板86に電子部品(ICや抵抗、
コンデンサなど)88、89などが実装されている。第
1層基板87の下面にも実装してもよい。その場合には
この第1層基板87とフレキシブル基板71との間がス
ルホールによって接続されることになる。第1層基板8
7をジャンパー用の基板として使用することもできる。
【0039】左側に位置するフレキシブル基板71aは
回路基板50に対する信号授受用の信号基板および電源
供給基板として使用され、右側に位置するフレキシブル
基板71bは回路基板52に対する信号授受用の信号基
板および電源供給基板として使用される。
【0040】フレキシブル基板71は光ピックアップブ
ロック30に搭載される全ての電子部品に対する信号の
授受や駆動電圧の供給を行うための基板として使用され
るものであるから、それぞれのフレキシブル基板71
a、71bには複数の分岐基板が設けられている。
【0041】まず、図5に示すようにレーザダイオード
35に対する分岐基板74が回路基板50の下面側から
所定長に亘って導出され、その端部が接続端子として使
用される。そのため、フレキシブル基板(主基板)71
aに形成された配線パターン81の一部がこの分岐基板
74まで延在されている。
【0042】回路基板50の直前から分岐した分岐基板
75は2軸デバイス40に対して制御信号(フォーカス
信号FCおよびトラッキング信号TC)を与える信号基
板で、4本の配線パターンで構成される。この分岐基板
75は図3に示すブロック端子42に接続される。接続
されると図1のようになる。
【0043】この他に回路基板50には、図8に示すよ
うにこのフレキシブル基板71aを介してレーザダイオ
ード35に対するドライブコントロール信号(記号B、
D)を受ける回路の他、レーザドライブ回路内には高速
スイッチング回路やレーザダイオード35のモードホッ
ピングを防ぐための高周波重畳回路(図示せず)が搭載
されている。そのために必要な配線パターン81がフレ
キシブル基板71aに形成されている。実際には図8に
示すようなパターン構成となっていて、取り扱う信号は
図9のようになる。
【0044】他方のフレキシブル基板71bに関しても
同じような分岐基板が設けられる。まず、図5に示すよ
うに回路基板52の左上側面側からほぼT字状をなす分
岐基板76が導出され、T字状の各腕部76a、76b
が中点センサ部32に対する接続端子として使用され
る。図4からも明らかなように接続腕部76aには2本
の配線パターンが引かれ、他方の接続腕部76bには3
本の配線パターンが引かれている。回路基板50と52
を結ぶ連結基板73には回路基板52側から2本の配線
パターンが延び、これが検出センサ36の接続端子とし
て使用される。
【0045】フレキシブル基板71b側の回路基板52
にあっては、受光素子で光電変換された微小信号(高周
波信号)を増幅する高周波アンプ、サーボエラー信号を
得るためのマトリックス回路などが搭載されている。ま
た、検出センサ37によって検出されたディスクからの
再生信号は回路基板52上に設けられたコネクタ90に
導かれる。したがってフレキシブル基板71bで取り扱
う信号内容は図10に示すようなものとなる。
【0046】以上のように構成された回路基板50、5
2を有するフレキシブル接続基板70は図11のように
折り曲げられ、その状態で図1に示すように回路基板5
0が上面側となるように光ピックアップブロック30に
搭載され、その状態で図1および図2に示すように信号
処理用基板15にフレキシブル基板71a、71bが接
続される。なお、図11では説明の便宜上連結部73の
長さWは誇張して描いてある。
【0047】上述したようにこの発明では、回路基板5
0、52とフレキシブル基板71とを積層合体してフレ
キシブル接続基板70を構成したものであり、回路基板
50、52とフレキシブル基板71とはスルホールを介
して電気的な接続を行っている。そのため、回路基板5
0、52とフレキシブル基板71との接続のために回路
基板50、52上にコネクタを設けたり、ランドパター
ンを設ける必要がない。これによって同じ基板面積であ
っても実装できる面積が増えるため、高実装密度の回路
基板を提供できる。
【0048】フレキシブル基板71は多数の信号線およ
び電源線がのるように配線パターンを構成し、1つの回
路基板には1本のフレキシブル基板が導出されるように
したので、2枚の回路基板を用いる場合でもフレキシブ
ル基板の本数を削減できる。これによってフレキシブル
基板が負荷となって光ピックアップ部20のトラッキン
グ特性やシーク動作に及ぼす悪影響を軽減できる。
【0049】レーザダイオード35や検出センサ36と
回路基板50との接続はできるだけ短い距離で接続する
ことができるから、特に信号記録時のパルス発光特性や
リアルタイムでのレーザダイオード35に対するオート
・パワー・コントロール動作(APC動作)が可能にな
る。
【0050】一般に、記録時のAPC動作としてはサン
プリングAPC動作が普通であって、これは信号フォー
マット上で割り当てられたオート・レベル・パワー・コ
ントロール区間(ALPC)で発光させたレーザドライ
ブ電圧をホールドしてレーザダイオード35をパルス駆
動させることであり、パルス発光のピーク値が一定にな
るようにコントロール(APC動作)している。
【0051】しかし、実際にはドライブ電圧をホールド
してもレーザダイオードの特性(ホールド直後からレベ
ルが低下するドループ特性)により必ずしもパルス発光
のピーク値が一定とはならない。より安定した高密度記
録を達成するにはパルス発光のピーク値をリアルタイム
で制御するリアルタイムAPCが望ましい。この場合に
は、検出センサ36の周波数特性の広域化と共に検出セ
ンサ36の電流/電圧変換アンプやレーザドライブ回路
に対する配線の引き回しを最短距離で行う必要がある。
図5の構成では光ピックアップブロック31に回路基板
50を置けるので、配線の引き回しを最短にでき、リア
ルタイムAPCを実現し易くなる。
【0052】再生信号のレベルが小さいときには回路基
板52上で処理してから信号処理基板15側に伝送でき
るから、ノイズマージンが向上しエラー発生を低減でき
る。
【0053】上述した実施の態様では、光ピックアップ
ブロック30にレーザダイオード35を内蔵させた一体
型構成を示したが、このレーザダイオード35を信号処
理用基板15側に搭載した分離型構成でもこの発明を適
用できる。
【0054】光ピックアップ部20を矢印p方向に駆動
する駆動手段としては図示のようなリニアモータ構成で
なくても適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るフレ
キシブル接続基板は、多層構造の電気回路部を硬質の基
板で構成すると共に、この硬質基板で挟まれる1層分が
フレキシブル基板で構成されるようにしたものである。
【0056】この構成によれば、電気回路部を構成する
回路基板とフレキシブル基板とはスルホールによってそ
の相互が接続されるようになるので、電気回路部を構成
する基板そのものに、フレキシブル基板との接続を行う
ためのコネクタやランドパターンを設ける必要がなくな
る。これによって電子部品などの実装面積を確保できる
ようになるから、従来よりも回路基板の高密度化が図れ
る。
【0057】また、このフレキシブル基板上に一体化さ
れる電気回路部を複数設け、回路基板の高密度化を図り
ながら、それぞれの電気回路部に対する信号授受用のフ
レキシブル基板を導出すると共に、これらのフレキシブ
ル基板を固定部側の信号処理用基板に接続するようにし
たものである。
【0058】これによれば、可動部である光ピックアッ
プ部と固定部側の信号処理用基板との間を結ぶフレキシ
ブル基板は2本で済むので、光ピックアップ部への負荷
が軽減され、これによって光ピックアップ部のトラッキ
ング特性やシーク動作への影響を軽減できる。
【0059】したがってこの発明は光磁気ディスクなど
を用いたディスク記録再生装置などに適用して極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ピックアップ装置の一実施態
様を示す要部の斜視図である。
【図2】光ピックアップ装置をヘッドベースを含めた状
態で表した平面図である。
【図3】光ピックアップブロックの一例を示す斜視図で
ある。
【図4】中点センサ部の構成図である。
【図5】電気回路部を含むフレキシブル接続基板の一実
施態様を示す平面図(A面)である。
【図6】その断面図である。
【図7】電気回路部を含むフレキシブル接続基板の一実
施態様を示す平面図(B面)である。
【図8】接続端子部を含めた状態の配線パターンの図で
ある。
【図9】ドライブ基板に関するフレキシブル基板で取り
扱う信号の内容を示す図である。
【図10】RF基板に関するフレキシブル基板で取り扱
う信号の内容を示す図である。
【図11】フレキシブル接続基板の使用状態を示す斜視
図である。
【図12】従来の光ピックアップ装置の平面図である。
【図13】フレキシブル接続基板と光ピックアップブロ
ックとの接続関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
10・・・光ピックアップ装置、20・・・光ピックア
ップ部、30・・・光ピックアップブロック、15・・
・信号処理用基板、32・・・中点センサ部、40・・
・2軸デバイス、35・・・レーザダイオード、36、
37・・・検出センサ、50、52・・・回路基板、7
0・・・フレキシブル接続基板、71・・・フレキシブ
ル基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状をなす接続端子導出用フレキシブル
    基板の中間部に、このフレキシブル基板を挟み込むよう
    に電気回路部が設けられ、 上記フレキシブル基板に形成された配線パターンが上記
    多層電気回路部に対してスルホールを用いて接続される
    と共に、 上記フレキシブル基板の両面に位置する上記電気回路部
    の一方若しくは双方に電子部品が実装されたことを特徴
    とする電気回路部一体型フレキシブル接続基板。
  2. 【請求項2】 上記フレキシブル基板は、フレキシブル
    なベースと、その一面に形成された配線パターンと、こ
    の配線パターンを保護する保護層と、端部に設けられた
    接続端子補強板とで構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の電気回路部一体型フレキシブル接続基板。
  3. 【請求項3】 上記電気回路部は、硬質実装基板が多層
    に亘って積層されて構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の電気回路部一体型フレキシブル接続基板。
  4. 【請求項4】 上記フレキシブル基板の中間には所定の
    間隔を保持して第1および第2の電気回路部が設けら
    れ、 第1の電気回路部側に設けられた第1のフレキシブル基
    板は第1の電気回路部に対する専用の接続基板として使
    用され、第2の電気回路部側に設けられた第2のフレキ
    シブル基板は第2の電気回路部に対する専用の接続基板
    として使用されたことを特徴とする請求項1記載の電気
    回路部一体型フレキシブル接続基板。
  5. 【請求項5】 光ピックアップ部と、この光ピックアッ
    プ部に対する信号処理部とで構成された光ピックアップ
    装置であって、 上記光ピックアップ部は上記信号処理部に対して摺動自
    在に構成されると共に、 この光ピックアップ部と上記信号処理部との間がフレキ
    シブル基板で連結され、 帯状をなす接続端子導出用フレキシブル基板の中間部
    に、このフレキシブル基板を挟み込むように多層の硬質
    基板で構成された複数の電気回路部が設けられ、 上記フレキシブル基板に形成された配線パターンが上記
    多層構造の電気回路部に対して配線パターンおよびスル
    ホールを用いて接続されると共に、 上記電気回路部に対して両側に伸びるフレキシブル基板
    の両接続端子が固定側の信号処理部に接続されるように
    なされたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 上記電気回路部は第1と第2の電気回路
    部を有し、 第1の電気回路部は、少なくとも光ピックアップに対す
    るドライブ回路を含み、 第2の電気回路部は、少なくとも再生信号処理部を含む
    ことを特徴とする請求項5記載の光ピックアップ装置。
JP31820196A 1996-11-28 1996-11-28 電気回路部一体型フレキシブル接続基板およびこれを使用した光ピックアップ装置 Pending JPH10163597A (ja)

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