JPH10163436A - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

不揮発性記憶装置

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JPH10163436A
JPH10163436A JP31638196A JP31638196A JPH10163436A JP H10163436 A JPH10163436 A JP H10163436A JP 31638196 A JP31638196 A JP 31638196A JP 31638196 A JP31638196 A JP 31638196A JP H10163436 A JPH10163436 A JP H10163436A
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JP
Japan
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dielectric
ferroelectric
electrode
nonvolatile memory
layered
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Application number
JP31638196A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Furukawa
浩章 古川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報書込み特性の時間経過に伴う劣化を防止
しつつ、低消費電力化が実現できる不揮発性記憶素子を
備えた不揮発性記憶装置の提供。 【解決手段】 不揮発性記憶素子Mを備えた不揮発性記
憶装置において、上下電極(チャネル形成領域1A、制
御電極3)間に層状誘電体2A、強誘電体2Bのそれぞ
れを交互に複数積層した誘電体2を形成する。この誘電
体2の強誘電体2Bは上下の層状誘電体2Aで挟み込ま
れる。さらに、電極と強誘電体2Bとの間には層状誘電
体2Aが介在する。強誘電体2Bは残留分極が大きく、
層状誘電体2Aは抗電界が大きい。層状誘電体2Aは強
誘電体2Bの組成物質のイオン拡散を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性記憶素子を
備えた不揮発性記憶装置に関する。特に本発明は、不揮
発性記憶素子の情報記憶部に強誘電体が使用され、情報
書込み特性に優れた不揮発性記憶素子を備えた不揮発性
記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性記憶素子の情報記憶部に強誘電
体を利用した不揮発性記憶装置の開発が行われている。
代表的な不揮発性記憶素子としてはMFSFET(Meta
l Ferroelectrics Semiconductor Filed Effect Transi
stor)構造、FRAM(Ferroelectric Random Access
Memory)構造のそれぞれを採用する不揮発性記憶素子が
知られている。
【0003】前記MFSFET構造を採用する不揮発性
記憶素子はスイッチング素子と情報記憶部とを一体に形
成した1トランジスタ構造で形成される。この不揮発性
記憶素子はチャネル形成領域、強誘電体、制御電極、ソ
ース領域及びドレイン領域として使用する一対の半導体
領域を備える。強誘電体は情報記憶部として使用され、
強誘電体の残留分極により情報が記憶できる。
【0004】FRAM構造を採用する不揮発性記憶素子
はスイッチング素子と情報記憶部を構成する容量素子と
の直列回路で形成した1トランジスタ/1キャパシタ構
造で形成される。この不揮発性記憶素子のスイッチング
素子はチャネル形成領域、絶縁体、制御電極、ソース領
域及びドレイン領域として使用する一対の半導体領域を
備える。容量素子は、下層電極、強誘電体、上層電極の
それぞれを順次積層したスタックドキャパシタ構造で形
成される。
【0005】前述の不揮発性記憶素子で使用される強誘
電体は主にPZT(チタンジルコン酸鉛、PbZr
3 、PbTiO3 )、Bi系強誘電体(SrBi2
2 9、Bi4 Ti3 12)のいずれかで形成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の不揮発性記憶装
置において、不揮発性記憶素子の記憶保持部を構成する
強誘電体としてのPZTは常温で1000程度の高い比
誘電率を有し、低電圧の情報書込み電圧で充分な情報の
書込みが実現できる。従って、不揮発性記憶装置の低消
費電力化が実現できる。しかしながら、通常使用される
PZTは多結晶構造を有し、情報書込み動作、情報読出
し動作の繰り返しに伴う電界の印加によりPZTの組成
物質、特にPbイオンが結晶粒界を通路として電極側に
拡散する。この拡散したPbイオンは強誘電体と電極と
の界面付近において強誘電体の組成物質又は電極の組成
物質と化合し、常誘電体からなる不要物質が生成され
る。ここで、電極とは、MFSFET構造を採用する不
揮発性記憶素子の場合にはチャネル形成領域又は制御電
極であり、FRAM構造を採用する不揮発性記憶素子の
場合には下層電極又は上層電極である。このため、強誘
電体の組成が時間の経過とともに変質し、かつ時間の経
過とともに常誘電体が生成され成長するので、実効的な
比誘電率が減少し、不揮発性記憶素子の情報書込み特性
が劣化する。
【0007】一方、強誘電体としてのBi系強誘電体は
層状結晶構造を備え、Bi系強誘電体の組成物質の拡散
現象が発生しにくいので、不揮発性記憶素子の情報書込
み特性の劣化を防止できる特徴がある。しかしながら、
Bi系強誘電体の比誘電率は常温で300程度とPZT
の比誘電率に比べて小さく、情報書込み電圧が高くな
り、低消費電力化を実現することが難しい。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。従って、本発明の目的は、情報書込み特
性の時間経過に伴う劣化を防止しつつ、低消費電力化が
実現できる不揮発性記憶素子を備えた不揮発性記憶装置
の提供にある。さらに詳細には、本発明の目的は、情報
記憶部において強誘電体の物理的特性としての高い比誘
電率を有効に利用し、低い電圧の情報書込み電圧で充分
な情報書込みを行い、低消費電力化を実現しつつ、前記
強誘電体の組成物質の拡散による不要物質(常誘電体)
の生成を阻止し、強誘電体の高い比誘電率を維持して低
い電圧の情報書込み電圧で充分な情報書込みを行い、低
消費電力化を実現できる不揮発性記憶素子を備えた不揮
発性記憶装置の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、不揮発性記憶素子を
備えた不揮発性記憶装置において、互いに離間配置され
た第1電極及び第2電極と、前記第1電極と第2電極と
の間に形成され、少なくとも強誘電体と層状誘電体とを
配列した誘電体と、を備え、前記不揮発性記憶素子の情
報記憶部が前記第1電極、誘電体及び第2電極で構成さ
れることを特徴とする。
【0010】さらに、請求項2に記載された発明は、不
揮発性記憶素子を備えた不揮発性記憶装置において、互
いに離間配置された第1電極及び第2電極と、前記第1
電極と第2電極との間に形成され、強誘電体と層状誘電
体とを交互に複数層配列した誘電体と、を備え、前記不
揮発性記憶素子の情報記憶部が前記第1電極、誘電体及
び第2電極で構成されることを特徴とする。
【0011】請求項1、請求項2にそれぞれ記載された
発明においては、前記不揮発性記憶素子の情報記憶部に
高誘電率を有する強誘電体が使用されるので、低い電圧
の情報書込み電圧で充分な情報書込みが行え、情報書込
み特性が向上できるとともに低消費電力化が実現でき
る。さらに、強誘電体には層状誘電体が隣接配置され、
層状誘電体により強誘電体の組成物質の拡散が阻止でき
るので、前記強誘電体の拡散した組成物質と他の物質、
例えば第1電極又は第2電極との間で生成され誘電率を
減少する不要物質が排除できる。従って、情報書込み特
性の劣化が防止でき、強誘電体の高い比誘電率が維持さ
れるので、情報書込み特性が向上できるとともに低消費
電力化が実現できる。
【0012】請求項3に記載された発明は、前記請求項
2に記載された不揮発性記憶装置において、前記情報記
憶部の誘電体は、層状誘電体と層状誘電体との間に強誘
電体が挟み込まれた構造で構成されることを特徴とす
る。請求項3に記載された発明においては、前記不揮発
性記憶素子の情報記憶部において強誘電体が強誘電体毎
に層状誘電体により挟み込まれるので、強誘電体の表面
のほぼ全域にわたって層状誘電体が形成され、前記層状
誘電体により強誘電体の組成物質の拡散がより一層阻止
できる。
【0013】請求項4に記載された発明は、前記請求項
2又は請求項3に記載された不揮発性記憶装置におい
て、前記情報記憶部の誘電体の層状誘電体は前記第1電
極、第2電極のそれぞれに直接接触し、前記誘電体の強
誘電体は前記第1電極、第2電極のそれぞれに層状誘電
体を介在して形成されることを特徴とする。請求項4に
記載された発明においては、前記不揮発性記憶素子の情
報記憶部において誘電体の強誘電体と第1電極、第2電
極のそれぞれとの間に層状誘電体が形成され、層状誘電
体により強誘電体の組成物質のイオン拡散が阻止できる
ので、強誘電体の組成物質と第1電極、第2電極のそれ
ぞれの組成物質との間で生成され誘電率を減少する不要
物質が排除でき、情報書込み特性の劣化が防止できる。
【0014】請求項5に記載された発明は、前記請求項
4に記載された不揮発性記憶装置において、前記情報記
憶部の誘電体の強誘電体、層状誘電体は、それぞれ単結
晶構造で形成されることを特徴とする。請求項5に記載
された発明においては、前記不揮発性記憶装置の情報記
憶部において誘電体の特に強誘電体が単結晶構造で形成
され、強誘電体自体に組成物質がイオン拡散する経路と
なる結晶粒界がなくなる。従って、強誘電体の組成物質
のイオン拡散自体がほとんどなくなるので、誘電率を減
少する不要物質の生成がなくなり、情報書込み特性の劣
化が防止できる。
【0015】請求項6に記載された発明は、前記請求項
2又は請求項5に記載された不揮発性記憶装置におい
て、前記情報記憶部の誘電体を構成する強誘電体はペロ
ブスカイト結晶構造で形成され、前記層状誘電体は層状
ペロブスカイト結晶構造で形成されることを特徴とす
る。
【0016】請求項7に記載された発明は、前記請求項
5に記載された不揮発性記憶装置において、前記情報記
憶部の誘電体を構成する層状誘電体は、前記第1電極と
第2電極との間に印加される電界方向に層状ペロブスカ
イト結晶構造の結晶ユニットのc軸方向を一致させて形
成されることを特徴とする。請求項7に記載された発明
においては、前記層状誘電体のc軸方向に配列された結
晶ユニット間はへき開面が形成されるほどにイオンの置
換がしにくい化学的安定面であり、この結晶ユニット間
の化学的安定面により強誘電体の組成物質のイオン拡散
が防止できる。従って、強誘電体の組成物質のイオン拡
散自体がほとんどなくなるので、誘電率を減少する不要
物質の生成がなくなり、情報書込み特性の劣化が防止で
きる。
【0017】請求項8に記載された発明は、前記請求項
7に記載された不揮発性記憶装置において、前記情報記
憶部の誘電体を構成する強誘電体はPbZrO3 、Pb
TiO3 、BaTiO3 のいずれかで形成され、前記層
状誘電体はSrBi2 Ta29 又はBi4 Ti3 12
で形成されることを特徴とする。
【0018】請求項9に記載された発明は、前記請求項
8に記載された不揮発性記憶装置において、前記情報記
憶部の誘電体を構成する強誘電体、層状誘電体はそれぞ
れ5−10nmの膜厚で交互に複数層配列され、前記誘
電体の合計の膜厚は100−200nmで形成されるこ
とを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】実施形態1 以下、本発明の実施の形態について説明する。実施形態
1はMFSFET構造を採用する不揮発性記憶素子を備
えた不揮発性記憶装置に本発明を適用した場合について
説明する。図1は不揮発性記憶装置に搭載されたMFS
FET構造を採用する不揮発性記憶素子の断面構造図で
ある。MFSFET構造を採用する不揮発性記憶素子M
は基板1に搭載され、この不揮発性記憶素子Mは1トラ
ンジスタ構造で構成される。不揮発性記憶素子Mはチャ
ネル形成領域1A、誘電体2、制御電極(ワード線)
3、ソース領域及びドレイン領域として使用される一対
の半導体領域4を備える。
【0020】前記基板1は本実施形態において単結晶構
造を有するSi基板が使用される。不揮発性記憶素子M
はSi基板の(100)結晶面に形成される。この導電
型に限定されないが、MFSFETはキャリアの移動度
が速いnチャネル導電型で形成するので、Si基板には
p型が使用される。前記不揮発性記憶素子Mのチャネル
形成領域1Aは基板1の表面部分に形成される。
【0021】不揮発性記憶素子Mの誘電体2は情報記憶
部として形成されるとともにMFSFETのゲート絶縁
膜として使用される。誘電体2は基板1の表面上に直
接、又は絶縁体(例えば、ゲート絶縁膜としてのSiO
2 薄膜)を介在して形成される。図2は前記誘電体2を
部分的に拡大した断面構造図である。誘電体2は基本的
に2種類の層状誘電体2Aと強誘電体2Bとを重ね合わ
せた複合薄膜で形成され、層状誘電体2A、強誘電体2
Bはそれぞれ複数層交互に積層される(配列される)。
本実施形態において、層状誘電体2Aには、単結晶構造
を有し、層状ペロブスカイト結晶構造を有するSrBi
2 Ta2 9 が使用される。さらに、強誘電体2Bに
は、単結晶構造を有し、かつペロブスカイト結晶構造を
有するPbZrO3 又はPbTiO3 が使用される。つ
まり、強誘電体2BにはPZTが使用される。
【0022】図3(A)は強誘電体2BであるPbTi
3 の1結晶ユニットを示す結晶構造図である。PbT
iO3 は、イオン結晶体であり、Aサイトに2価又は1
価のプラスのPbイオンが存在し、Bサイトに4価又は
5価のプラスのTiイオンが存在する。この結晶体の最
大の特徴はTiイオンを取り囲む酸素8面体を有するこ
とである。Aサイト又はBサイトが格子点からシフトす
ることにより残留分極(自発分極)が生じ、残留分極の
大きさはイオンの種類により異なる。前記強誘電体2B
は、PbTiO3 の場合において常温で1000程度の
高い比誘電率を有する。さらに、本実施形態において、
強誘電体2Bは単結晶構造で形成され、強誘電体2Bの
組成物質、特にPbイオンの拡散経路となる結晶粒界が
意図的に排除される。つまり、強誘電体2Bの組成物質
と電極材料(チャネル形成領域1A又は制御電極3)と
で生成され誘電率を減少する不要物質となる常誘電体の
形成が防止できる。
【0023】図4(A)は層状誘電体2AとしてのSr
Bi2 Ta2 9 の1結晶ユニットを示す結晶構造図で
ある。SrBi2 Ta2 9 は前述の強誘電体2Bと同
様にTaイオンを取り囲む酸素8面体を有し、さらにS
rBi2 Ta2 9 においては酸素8面体が1結晶ユニ
ット内に結晶ユニットのc軸方向に沿って複数個層状に
配列される。SrBi2 Ta2 9 においては、酸素8
面体の中央のTaイオンが主に面内に変位し、残留分極
が発生する。従って、SrBi2 Ta2 9 は、残留分
極を生じるためのc軸方向の分極成分が小さいが、c軸
方向では分極反転を起こす抗電界が小さくなり、さらに
分極反転に伴う歪が小さい。
【0024】図5は前記層状誘電体2Aの結晶ユニット
の配列状態を示す結晶構造図である。層状誘電体2Aの
結晶ユニットは、チャネル形成領域(下層電極)1Aと
制御電極(上層電極)3との間に印加される電界Eの方
向と各結晶ユニットのc軸方向とを一致させた状態にお
いて、複数配列される。結晶ユニットのc軸方向に配列
された結晶ユニット間の結合部分には化学的に安定した
BiO層が存在し(図4(A)参照)、この結晶ユニッ
ト間はへき開面が発生する程度に化学的に安定してい
る。従って、結晶ユニットのBiO層のBiと強誘電体
2BのPbイオンとは置換しにくく、電界EによってP
bイオンが拡散する方向に対して垂直な面をなすBiO
層はPbイオンに対する障壁面を形成する。
【0025】前記図2に示すように、層状誘電体2Aは
強誘電体2Bの下側表面及び上側表面に直接接触して形
成され、上下の2層の層状誘電体2Aは強誘電体2Bを
挟み込む構造で形成される。層状誘電体2Aは前述のよ
うに強誘電体2Bの組成物質であるPbイオンに対する
障壁面を形成するので、強誘電体2BのPbイオンの拡
散が阻止できる。
【0026】さらに、同図2に示すように、誘電体2を
構成する最下層の層状誘電体2Aはチャネル形成領域1
Aの表面に直接接触させて形成される。ゲート絶縁膜が
形成される場合には、最下層の層状誘電体2Aはゲート
絶縁膜の表面に直接接触させて形成される。最上層の層
状誘電体2Aは制御電極3の下面に直接接触して形成さ
れる。すなわち、前述のように層状誘電体2Aは強誘電
体2BのPbイオンに対する障壁面を形成するので、強
誘電体2Bはチャネル形成領域1A、制御電極3のいず
れの電極にも直接接触させずに層状誘電体2Aを介在し
て間接的に接触させる。チャネル形成領域1Aと強誘電
体2Bとの間、制御電極3と強誘電体2Bとの間のそれ
ぞれに層状誘電体2Aが介在することにより、強誘電体
2BのPbイオンと上下各々の電極との間に、Pbイオ
ンと電極材料とで形成される常誘電体が生成されなくな
る。
【0027】前記誘電体2の層状誘電体2A、強誘電体
2Bはそれぞれ分子線エピタキシャル法により堆積され
連続的に積層される。層状誘電体2A、強誘電体2Bの
それぞれにおいては、結晶ユニットのa軸方向の格子定
数が約3.9Å程度で近似しているので、連続成長が容
易に実現できる。
【0028】層状誘電体2Aは、強誘電体としての物理
的特性を確保し、強誘電体2BのPbイオンに対する障
壁面を形成し、かつ抗電界を高めて情報書き替え回数の
増加を図るために、5−10nm程度の膜厚で形成され
る。層状誘電体2Aにおいては、強誘電体2Bに比べて
残留分極値が小さいが、抗電界値が大きい特徴がある。
【0029】強誘電体2Bは、同様に強誘電体としての
物理的特性を確保し、残留分極を高めて情報の検出電圧
値を高めるために、5−10nm程度の膜厚で形成され
る。強誘電体2Bにおいては、層状誘電体2Aに比べて
残留分極値が大きい特徴がある。
【0030】前記層状誘電体2A、強誘電体2Bはそれ
ぞれは5層づつから10層づつの範囲で交互に積層さ
れ、誘電体2の全体の膜厚は100−200nm程度で
形成される。残留分極値及び抗電界値を高めるために誘
電体2の膜厚を厚くしすぎると、チャネル形成領域1A
と制御電極3との間に印加される電圧値を大きくする必
要があり、消費電力が増大する。逆に、消費電力を減少
するために誘電体2の膜厚を薄くしすぎると、充分な残
留分極値及び抗電界値が得られないばかりか、誘電体2
の材料として電場に対する耐性が低下する。従って、不
揮発性記憶素子Mにおいては消費電力を小さくしつつ充
分な情報が蓄積できる誘電体2が必要とされ、誘電体2
の膜厚には上記値が使用される。
【0031】前記不揮発性記憶素子Mの制御電極3は、
前記図1に示すように、誘電体2の表面上に形成され
る。制御電極3には例えばPtが使用される。スパッタ
法で堆積され(111)結晶配向を有するPtにおいて
は、誘電体2とPt(制御電極3)との間に常誘電体で
あり不要物質である酸化薄膜が形成されにくい。さら
に、このPtは誘電体2の層状誘電体2A(又は強誘電
体2B)の格子定数に近似しているので、層状誘電体2
Aの表面上にPtが容易に成長できる。
【0032】半導体領域4はn型半導体領域で形成さ
れ、このn型半導体領域は基板1の主面部に制御電極3
に対して自己整合で形成される。半導体領域4は、制御
電極3をマスクとして使用し、n型不純物例えばAs、
P、Sb等をイオン打ち込み法で導入しアニールするこ
とにより、又は拡散法で拡散することにより形成する。
【0033】このように構成される不揮発性記憶素子M
を備えた不揮発性記憶装置においては、以下の特徴があ
る。
【0034】(1)不揮発性記憶素子Mの情報記憶部に
高誘電率を有する強誘電体2Bが使用されるので、低い
電圧の情報書込み電圧で充分な情報書込みが行え、情報
書込み特性が向上できるとともに低消費電力化が実現で
きる。さらに、強誘電体2Bには層状誘電体2Aが隣接
配置され、層状誘電体2Aにより強誘電体2Bの組成物
質の拡散が阻止できるので、強誘電体2Bの拡散した組
成物質と他の物質、例えばチャネル形成領域1A又は制
御電極3との間で生成され誘電率を減少する不要物質が
排除できる。従って、情報書込み特性の劣化が防止で
き、強誘電体2Bの高い比誘電率が維持されるので、情
報書込み特性が向上できるとともに低消費電力化が実現
できる。
【0035】(2)不揮発性記憶素子Mの情報記憶部に
おいて強誘電体2Bが強誘電体2B毎に層状誘電体2A
により挟み込まれるので、強誘電体2Bの表面のほぼ全
域にわたって層状誘電体2Aが形成され、前記層状誘電
体2Aにより強誘電体2Bの組成物質の拡散がより一層
阻止できる。
【0036】(3)不揮発性記憶素子Mの情報記憶部に
おいて誘電体2の強誘電体2Bとチャネル形成領域1
A、制御電極3のそれぞれとの間に層状誘電体2Aが形
成され、層状誘電体2Aにより強誘電体2Bの組成物質
のイオン拡散が阻止できるので、強誘電体2Bの組成物
質とチャネル形成領域1A、制御電極3のそれぞれの組
成物質との間で生成され誘電率を減少する不要物質が排
除でき、情報書込み特性の劣化が防止できる。
【0037】(4)不揮発性記憶素子Mの情報記憶部に
おいて誘電体2の特に強誘電体2Bが単結晶構造で形成
され、強誘電体2B自体に組成物質がイオン拡散する経
路となる結晶粒界がなくなる。従って、強誘電体2Bの
組成物質のイオン拡散自体がほとんどなくなるので、誘
電率を減少する不要物質の生成がなくなり、情報書込み
特性の劣化が防止できる。
【0038】(5)不揮発性記憶素子Mの情報記憶部に
おいて、誘電体2の層状誘電体2Aのc軸方向に配列さ
れた結晶ユニット間はへき開面が形成されるほどにイオ
ンの置換がしにくい化学的安定面であり、この結晶ユニ
ット間の化学的安定面により強誘電体2Bの組成物質の
イオン拡散が防止できる。従って、強誘電体2Bの組成
物質のイオン拡散自体がほとんどなくなるので、誘電率
を減少する不要物質の生成がなくなり、情報書込み特性
の劣化が防止できる。
【0039】なお、本発明の実施形態1に係る不揮発性
記憶装置に搭載された不揮発性記憶素子Mにおいては、
誘電体2の層状誘電体2Aとして図4(B)に示すBi
4 Ti3 12が使用できる。図4(B)は層状誘電体2
AとしてのBi4 Ti3 12の1結晶ユニットを示す結
晶構造図である。Bi4 Ti3 12は前述のSrBi2
Ta2 9 と同様にBサイトに存在するTiイオンを取
り囲む酸素8面体を有し、この酸素8面体が1結晶ユニ
ット内に結晶ユニットのc軸方向に沿って複数個層状に
配列される。
【0040】さらに、誘電体2の強誘電体2Bとして図
3(B)に示すBaTiO3 が使用できる。図3(B)
は強誘電体2BとしてのBaTiO3 の1結晶ユニット
を示す結晶構造図である。このBaTiO3 は、Tiイ
オンを取り囲む酸素8面体を有し、PbTiO3 と同様
の物理的性質を有する。層状誘電体2AにおいてはBa
TiO3 Baイオンの拡散が阻止できる。
【0041】実施形態2 実施形態2はFRAM構造を採用する不揮発性記憶素子
を備えた不揮発性記憶装置に本発明を適用した場合につ
いて説明する。図6は不揮発性記憶装置に搭載されたF
RAM構造を採用する不揮発性記憶素子の断面構造図で
ある。FRAM構造を採用する不揮発性記憶素子Mは基
板1に搭載され、この不揮発性記憶素子MはMISFE
T(スイッチング素子)と容量素子との直列回路で形成
された1トランジスタ/1キャパシタ構造で構成され
る。不揮発性記憶素子MのMISFETはチャネル形成
領域1A、ゲート絶縁膜1B、制御電極(ワード線)
3、ソース領域及びドレイン領域として使用される一対
の半導体領域4を備える。容量素子は、下層電極8、誘
電体9及び上層電極10を備え、スタックドキャパシタ
構造で形成される。
【0042】前記基板1は前述の実施形態1と同様に単
結晶構造を有するSi基板で形成される。不揮発性記憶
素子MのMISFETはnチャネル導電型で形成され
る。ゲート絶縁膜1Bは、チャネル形成領域1Aの表面
上に形成され、SiO2 の単層膜又はSiO2 とSi3
4 とを重ね合わせた複合膜で形成される。制御電極3
は、例えばSi、シリサイド、高融点金属のいずれかの
単層膜、又はSiにシリサイド若しくは高融点金属を重
ね合わせた複合巻膜等のいわゆるゲート材料で形成され
る。
【0043】不揮発性記憶素子Mの容量素子を構成する
下層電極8、上層電極10はそれぞれ例えばPtで形成
される。また、特に下層電極8にはその上層に形成され
る誘電体2との間で結晶格子定数が近似するペロブスカ
イト結晶構造を有する材料が使用できる。下層電極8は
MISFETの表面上を覆う層間絶縁膜5の表面上に形
成される。下層電極8は、層間絶縁膜5に形成された接
続孔6に埋設された接続孔配線7を通して、MISFE
Tの一方の半導体領域4に電気的に接続される。
【0044】容量素子の誘電体9は、前述の実施形態1
に係る不揮発性記憶素子Mの誘電体2と同様に、層状誘
電体9A、強誘電体9Bのそれぞれを交互に複数層重ね
合わせた積層薄膜で構成される。本実施形態において
は、誘電体2特に最下層の層状誘電体2Aの下地となる
下層電極8の材料が前述の実施形態1の場合に比べて自
由に選択できる。例えば、前述のように下層電極8にペ
ロブスカイト結晶構造を有する材料が使用される場合に
は、下層電極8、誘電体2の層状誘電体2A、強誘電体
2Bのそれぞれが同一分子線エピタキシャル装置で連続
的に形成できる。
【0045】応用例 なお、本発明は、前述の不揮発性記憶素子Mにおいて、
上下2層の層状誘電体2Aとこの層状誘電体2A間に挟
み込まれた1層の強誘電体2Bとからなる合計3層で形
成された誘電体2を使用できる。
【0046】さらに、本発明は、前述の不揮発性記憶素
子Mにおいて、誘電体2の層状誘電体2A、強誘電体2
Bのそれぞれの積層順序を強誘電体2Bから行い、この
強誘電体2Bの表面上に、順次、層状誘電体2A、強誘
電体2B、層状誘電体2Aのそれぞれを積層してもよ
い。
【0047】本発明は、強誘電体材料を利用し焦電効果
を利用する焦電型赤外線センサに適用できる。さらに、
本発明は、強誘電体材料を利用し圧電効果を利用する圧
電センサに適用できる。焦電型赤外線センサ、圧電セン
サのいずれの場合においても、強誘電体材料で形成され
る部分が強誘電体と層状誘電体とを交互に重ね合わせた
積層構造で形成される。
【0048】
【発明の効果】本発明においては、情報書込み特性の時
間経過に伴う劣化を防止しつつ、低消費電力化が実現で
きる不揮発性記憶素子を備えた不揮発性記憶装置が提供
できる。さらに詳細には、本発明においては、情報記憶
部において強誘電体の物理的特性としての高い比誘電率
を有効に利用し、低い電圧の情報書込み電圧で充分な情
報書込みを行い、低消費電力化を実現するとともに、前
記強誘電体の組成物質の拡散による不要物質(常誘電
体)の生成を阻止し、強誘電体の高い比誘電率を維持し
て低い電圧の情報書込み電圧で充分な情報書込みを行
い、低消費電力化を実現できる不揮発性記憶素子を備え
た不揮発性記憶装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る不揮発性記憶装置
に搭載されたMFSFET構造を採用する不揮発性記憶
素子の断面構造図である。
【図2】 前記不揮発性記憶素子の誘電体の部分を拡大
した断面構造図である。
【図3】 (A)、(B)はそれぞれ前記誘電体の強誘
電体の結晶ユニットの結晶構造を示す結晶構造図であ
る。
【図4】 (A)、(B)はそれぞれ前記誘電体の層状
誘電体の結晶ユニットの結晶構造を示す結晶構造図であ
る。
【図5】 前記層状誘電体の結晶ユニットの配列状態を
示す結晶構造図である。
【図6】 本発明の実施形態2に係る不揮発性記憶装置
に搭載されたFRAM構造を採用する不揮発性記憶素子
の断面構造図である。
【図7】 前記不揮発性記憶素子の誘電体の部分を拡大
した断面構造図である。
【符号の説明】
1 基板、1A チャネル形成領域、1B ゲート絶縁
膜、2,9 誘電体、2A,9A 層状誘電体、2B,
9B 強誘電体、3 制御電極、4 半導体領域、8
下層電極、10 上層電極、M 不揮発性記憶素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01B 3/12 318 G11C 17/00 621A H01L 27/108 H01L 27/10 651 21/8242 29/78 371 21/8247 29/788 29/792

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性記憶素子を備えた不揮発性記憶
    装置において、 互いに離間配置された第1電極及び第2電極と、 前記第1電極と第2電極との間に形成され、少なくとも
    強誘電体と層状誘電体とを配列した誘電体と、 を備え、 前記不揮発性記憶素子の情報記憶部が前記第1電極、誘
    電体及び第2電極で構成されることを特徴とする不揮発
    性記憶装置。
  2. 【請求項2】 不揮発性記憶素子を備えた不揮発性記憶
    装置において、 互いに離間配置された第1電極及び第2電極と、 前記第1電極と第2電極との間に形成され、強誘電体と
    層状誘電体とを交互に複数層配列した誘電体と、 を備え、 前記不揮発性記憶素子の情報記憶部が前記第1電極、誘
    電体及び第2電極で構成されることを特徴とする不揮発
    性記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載された不揮発性記憶
    装置において、 前記情報記憶部の誘電体は、層状誘電体と層状誘電体と
    の間に強誘電体が挟み込まれた構造で構成されることを
    特徴とする不揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項2又は請求項3に記載された
    不揮発性記憶装置において、 前記情報記憶部の誘電体の層状誘電体は前記第1電極、
    第2電極のそれぞれに直接接触し、 前記誘電体の強誘電体は前記第1電極、第2電極のそれ
    ぞれに層状誘電体を介在して形成されることを特徴とす
    る不揮発性記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載された不揮発性記憶
    装置において、 前記情報記憶部の誘電体の強誘電体、層状誘電体は、そ
    れぞれ単結晶構造で形成されることを特徴とする不揮発
    性記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項2又は請求項5に記載された
    不揮発性記憶装置において、 前記情報記憶部の誘電体を構成する強誘電体はペロブス
    カイト結晶構造で形成され、 前記層状誘電体は層状ペロブスカイト結晶構造で形成さ
    れることを特徴とする不揮発性記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載された不揮発性記憶
    装置において、 前記情報記憶部の誘電体を構成する層状誘電体は、前記
    第1電極と第2電極との間に印加される電界方向に層状
    ペロブスカイト結晶構造の結晶ユニットのc軸方向を一
    致させて形成されることを特徴とする不揮発性記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載された不揮発性記憶
    装置において、 前記情報記憶部の誘電体を構成する強誘電体はPbZr
    3 、PbTiO3 、BaTiO3 のいずれかで形成さ
    れ、 前記層状誘電体はSrBi2 Ta2 9 又はBi4 Ti
    3 12で形成されることを特徴とする不揮発性記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 前記請求項8に記載された不揮発性記憶
    装置において、 前記情報記憶部の誘電体を構成する強誘電体、層状誘電
    体はそれぞれ5−10nmの膜厚で交互に複数層配列さ
    れ、 前記誘電体の合計の膜厚は100−200nmで形成さ
    れることを特徴とする不揮発性記憶装置。
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