JPH10161228A - 磁気記録/再生可能なカメラ - Google Patents

磁気記録/再生可能なカメラ

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Publication number
JPH10161228A
JPH10161228A JP8325341A JP32534196A JPH10161228A JP H10161228 A JPH10161228 A JP H10161228A JP 8325341 A JP8325341 A JP 8325341A JP 32534196 A JP32534196 A JP 32534196A JP H10161228 A JPH10161228 A JP H10161228A
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JP
Japan
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frame
film
magnetic recording
reproducing
perforation
Prior art date
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Application number
JP8325341A
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English (en)
Inventor
Seiichi Yasukawa
誠一 安川
Kazunari Orii
一成 折井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き戻し時に一括して全フレームの撮影デー
タを磁気記録する方式において、途中取り出しフイルム
を再装填した場合には新たに撮影したフレームだけに撮
影データを磁気記録する。 【解決手段】 カメラにフィルムが装填されると、フィ
ルムを巻上げながら各フレームに磁気記録された情報の
再生結果に基づいて未露光フレームを検出し、その未露
光フレームを撮影位置に設定して頭出しを行なうととも
に、頭出し終了時のフレーム値を記憶する。次に、露光
が行なわれると露光されたフレームの撮影情報を記憶す
る。そして、フィルムを巻き戻す時に、今回露光された
フレームの撮影情報を読み出して各フレームに撮影情報
を磁気記録するが、その時、頭出しフレーム値よりも小
さいフレームに対しては磁気記録を行なわないようにし
た。これにより、装填前に露光したフレームに何等かの
磁気情報が上書きされてしまうことが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの各フレ
ームごとに撮影データを磁気記録/再生可能なカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムに各種データを磁気記録/再生
可能なカメラが知られている。フィルムに記録されるデ
ータには、撮影日時や、絞り、シャッター速度などの撮
影データが含まれる。これらのデータは、いずれもその
1フレームの写真を撮影した時点で確定されるデータで
あり、磁気トラック上のフレームに対応する位置に記録
される。
【0003】特開平6−332065号公報には、1フ
レームに対し2個のパーフォレーションを有するフィル
ムを給送しながらフォトセンサで移動速度を測定し、移
動速度に応じた記録周波数で磁気記録するカメラが提案
されている。
【0004】一方、フィルム給送を電動で行なうカメラ
では、撮影後に1フレームだけフィルムを巻上げ、全フ
レームの撮影終了後にカートリッジにフィルムをすべて
巻戻す。この電動カメラで撮影データをフィルムに磁気
記録する場合には、露光時に確定した全フレーム分の撮
影データをメモリに記憶しておき、フィルム巻戻し時に
各フレームに対応する記録位置に撮影データを一括して
記録する方法がある。
【0005】また、上記電動カメラでは、特開平4−1
71433号公報に開示されているように、途中まで撮
影したフィルム(途中取り出しフィルム)を再装填した
時に、各フレームに磁気記録されているデータを再生す
ることによって、撮影済みフレームなのか、未露光フレ
ームなのかを判別し、未露光フレームまでフィルムを給
送(頭出)している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカメラでは、途中まで撮影して取り出したフィルムを
再装填し、未露光フレームを撮影して巻戻しを行うと、
新たに撮影したフレームのみならず、装填前に撮影した
フレームにも何等かのデータが磁気記録されてしまうと
いう問題がある。
【0007】本発明の目的は、巻き戻し時に一括して全
フレームの撮影データを磁気記録する方式において、途
中取り出しフイルムを再装填した場合には新たに撮影し
たフレームだけに撮影データを磁気記録することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、フィルムを給送する給送手
段と、給送手段により撮影位置に設定されたフレームを
露光する露光手段と、フィルムのパーフォレーションを
検出するパーフォレーション検出手段と、パーフォレー
ション検出手段による検出結果に基づいて、給送手段に
よるフィルム巻上げ時に巻上げフレーム数を加算カウン
トし、給送手段によるフィルム巻戻し時に巻戻しフレー
ム数を減算カウントするカウント手段と、各フレームに
情報の磁気記録と再生を行なう磁気記録/再生手段と、
磁気記録/再生手段による再生情報に基づいて未露光フ
レームを検出する検出手段と、カメラにフィルムが装填
されると、検出手段により未露光フレームを検出しなが
ら給送手段によりフィルムを巻上げ、最初に検出された
未露光フレームを撮影位置に設定するフィルム頭出し手
段と、フィルム頭出し手段による頭出し終了時のカウン
ト手段のカウント値を記憶する頭出しフレーム記憶手段
と、露光手段により露光されたフレームの撮影情報を記
憶する撮影情報記憶手段と、給送手段によりフィルムを
カートリッジに巻戻しながら、露光手段により露光され
たフレームの撮影情報を撮影情報記憶手段から読み出
し、磁気記録/再生手段により当該フレームに磁気記録
する磁気記録制御手段とを備えた磁気記録/再生可能な
カメラであって、磁気記録制御手段は、カウント手段の
カウント値が頭出しフレーム記憶手段に記憶されている
カウント値よりも小さいフレームに対しては磁気記録を
行なわない。情報を磁気記録可能なフィルムを使用する
磁気記録/再生可能なカメラでは、フィルムの各フレー
ムの撮影が終了すると、各フレームに対応する磁気トラ
ックにフレームごとの撮影日時、撮影条件、タイトル、
プリント枚数などの情報が磁気記録される。また、この
カメラでは撮影途中でフィルムを巻き戻すことが可能で
ある。このような途中取り出しフィルムがカメラに装填
された時には、フレームに磁気情報が記録されていれば
露光済みフレーム、磁気情報が記録されていなければ未
露光フレームと判断することができる。そこで、カメラ
にフィルムが装填されると、フィルムを巻上げながら各
フレームに磁気記録された情報の再生結果に基づいて未
露光フレームを検出し、その未露光フレームを撮影位置
に設定して頭出しを行なうとともに、頭出し終了時のフ
レーム値を記憶する。次に、露光が行なわれると、露光
されたフレームの撮影情報を記憶する。そして、フィル
ムを巻き戻す時に、今回露光されたフレームの撮影情報
を読み出して各フレームに撮影情報を磁気記録する。そ
の時、頭出しフレーム値よりも小さいフレームに対して
は磁気記録を行なわない。 (2) 請求項2に記載の磁気記録/再生可能なカメラ
は、頭出しフレーム記憶手段を不揮発性メモリとしたも
のである。 (3) 請求項3に記載の磁気記録/再生可能なカメラ
のカウント手段は、不揮発性メモリにカウント値を記憶
する。 (4) 請求項4に記載の磁気記録/再生可能なカメラ
は、最終フレームの露光完了を検出する最終フレーム検
出手段を備え、カウント手段によって、最終フレーム検
出手段により最終フレームの露光完了が検出されると、
パーフォレーション検出手段によるパーフォレーション
検出結果に所定の補正を行なってから減算カウントを開
始するようにしたものである。フィルム上の最終フレー
ム以降にはパーフォレーションが存在しないため、最終
フレームから巻戻してフレーム数の減算カウントを行な
うとカウントミスが発生する。そこで、露光後の最終フ
レームから巻戻す場合には、パーフォレーション検出結
果に所定の補正を行なってから減算カウントを開始する
ことにより、最終フレームよりも手前から巻戻す場合と
減算カウント処理が同じになり、正しく減算カウントが
行なわれる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のカメラに用いるフ
ィルムを示す図であり、カートリッジ151からフィル
ム100の一部を引き出した状態を示す。フィルム10
0には、1回の露光が予定されるフレームごとに2個の
パーフォレーションが設けられている。例えば、フレー
ム202に対してはパーフォレーション102aと10
2bとがある。さらに、このフィルム100は磁気トラ
ックを備えており、各フレームのデータを記録する磁気
記録許容範囲が定められている。例えば、フレーム20
2に対しては磁気記録部302が対応する。各磁気記録
部は、各フレームの境界位置からそれぞれ長さLsとL
eの分だけ内側の位置でその両端が規制される。カート
リッジ151の軸端には溝が切ってあり、これを回転さ
せることによりフィルム100を巻き込んだり押し出し
たりする構造になっている。
【0010】図2は一実施形態のカメラのフィルム周辺
部の構成を示す図である。なお、フィルムおよびカート
リッジは図1に示すものと同一である。71はカメラの
アパーチャー部であり、74はフィルム100の各フレ
ームに被写体像を露光するためのアパーチャーである。
72はフィルム100の光軸方向の位置を規制するため
の上側レール、73は同様な下側レールである。81は
カメラの圧板、82,84は圧板に開けられた開口部で
ある。85はフォトリフレクタ、87は磁気ヘッドであ
り、それぞれ開口部82と84に配置され、直接フィル
ム100に対向する。
【0011】それぞれ分離した形で図示されるアパーチ
ャー部71、フィルム100、圧板81は、実際にはほ
とんど隙間なく密着する位置関係に置かれ、フォトリフ
レクタ85は一点鎖線401が示すようにフィルム10
0の反射率か、またはフィルム100のパーフォレーシ
ョンを通して上側レール72の反射率を検知するように
配置されている。このフォトリフレクタ85は、フィル
ム100のパーフォレーションを通して反射率の高い上
側レール72に対向する時にはHレベルのディジタル信
号を出力し、フィルム100に対向する時にはLレベル
のディジタル信号を出力する。このようなフォトリフレ
クタ85の出力信号により、パーフォレーションの開口
端の位置を検出することができる。
【0012】磁気ヘッド87は、302などの磁気記録
部に対向する位置に配置されており、モータ88の駆動
力によってフィルム100に垂直な矢印404の方向に
移動可能である。モータ88と磁気ヘッド87は不図示
の伝達系によって結合されており、モータ88の正転に
よって磁気ヘッド87がフィルム100に密着する方向
に、逆転によって磁気ヘッド87がフィルム100から
退避する方向に移動する。51はフィルム100を巻き
取るスプールであり、これが上から見て時計方向に回転
するとフィルム100が巻き上げ方向に移動する。この
回転駆動力を与えるのがモータ61であり、モータ61
とスプール51は不図示の駆動力伝達系によって結合さ
れている。
【0013】カートリッジ151の軸端の溝151aに
はフォーク52が連結され、フォーク52が上から見て
反時計方向に回転するとフィルム100がカートリッジ
151に巻き戻される。反対にフォーク52が時計方向
に回転するとフィルム100がカートリッジ151から
送り出される。フォーク52はモータ62により駆動さ
れ、両者は不図示の駆動力伝達系によって結合され、モ
ータ62の正転でフィルム100がカートリッジ151
から送り出され、逆転でフィルム100がカートリッジ
151に巻き戻される。
【0014】図3は一実施形態の電気回路図である。M
CUはマイクロコンピュータである。フォトリフレクタ
85は、MCUの割り込み入力端子INT1に接続され
る。フィルム巻き上げ用モータ61(M1)を駆動する
モータドライバーU1は、MCUの出力端子P1,P2
に接続され、モータ61(M1)を正転、短絡および開
放状態に制御する。フィルム送り出し/巻戻し用モータ
62(M2)を駆動するモータドライバーU2は、MC
Uの出力端子P3,P4に接続され、モータ62(M
2)を正転、逆転、短絡および開放状態に制御する。磁
気ヘッド移動用モータ88(M3)を駆動するモータド
ライバーU3は、MCUの出力端子P5,P6に接続さ
れ、モータ88(M3)を正転、逆転、短絡および開放
状態に制御する。
【0015】U4は、MCUの出力端子P7,P8に接
続され、磁気ヘッド87の記録コイルH1に通電する電
流を正方向、短絡、逆方向に制御する駆動回路である。
U5は、磁気ヘッド87の再生コイルH2に発生した電
流を増幅して電圧信号に変換する増幅回路であり、MC
Uのイベントカウンタ入力端子CNTへ接続される。
【0016】ここで、この実施形態におけるデータの磁
気記録方式は、1/0に2値化されたディジタルデータ
のビットごとの1または0の値に応じて立ち下がり位相
を変化させる方式であり、フレームごとに撮影データが
所定のフォーマットにしたがって記録される。撮影デー
タは上述したように撮影年月日、絞り値、シャッター速
度などであり、露光フレームに対する最小の撮影データ
が予め決っている。つまり、露光フレームに対しては少
なくとも最小の撮影データが磁気記録されることにな
る。そこで、この最小の撮影データに対するビット数以
上の磁気データが記録されていれば露光フレームと判定
でき、それ以下であれば未露光フレームと判定できる。
この実施形態では最小の撮影データのビット数を例えば
150ビットとし、露光済み/未露光フレームの判定基
準のビット数を最小データのビット数に基づいて決定す
る。例えば、最小データのビット数よりもわずかに小さ
い100ビットとする。こうすれば、いくら磁気記録デ
ータにノイズが混入したとしても、未露光フレームで判
定基準ビット数を越える磁気記録データが再生されるこ
とは有り得ず、露光済み/未露光フレームを正確に判定
することができる。なお、判定基準ビット数を余り小さ
い値にすると、上述したように混入ノイズを撮影データ
と誤認して露光フレームと誤判定することになるので、
最小データのビット数よりわずかに小さい値とすること
が望ましい。
【0017】次に、一実施形態の動作を、図4〜図7の
フローチャート、図8〜図11のタイムチャート、図1
2〜図14の状態図を参照して説明する。フィルム装填
時と巻戻し時の動作を説明する前に、変数CNT1Fと
CNT1Rについて説明する。変数CNT1Fは、フォ
トリフレクタ85がフィルム給送にともなってパーフォ
レーションを検出した時の出力パルスの立ち下がりエッ
ジの検出回数、すなわちパーフォレーション開口の終端
の通過回数を示す変数である。変数CNT1Fの計数処
理を図7に示す。フォトリフレクタ85の出力パルスの
立ち下がりエッジにおいて、MCUに立ち下がり割り込
みが発生し、MCUは図7に示す割り込み処理を実行す
る。ステップ701で、変数CNT1Fをインクリメン
トしてリターンする。
【0018】変数CNT1Rは、フォトリフレクタ85
がフィルム給送にともなってパーフォレーションを検出
した時の出力パルスの立ち上がりエッジの検出回数、す
なわちパーフォレーション開口の先端の通過回数を示す
変数である。変数CNT1Rの計数処理を図6に示す。
フォトリフレクタ85の出力パルスの立ち上がりエッジ
において、MCUに立ち上がり割り込みが発生し、MC
Uは図6に示す割り込み処理を実行する。ステップ60
1で、変数CNT1Rをインクリメントしてリターンす
る。
【0019】図4はフィルム装填時の動作を示すフロー
チャートである。ここでは、第8フレームまで露光さ
れ、撮影データが磁気記録された途中取り出しフィルム
をカメラに再装填した場合を例に上げて説明する。ステ
ップ101において、変数CNT1Fを0クリアする。
続くステップ102,103で、モータ61(M1),
62(M2)の正転駆動を開始する(図8のa点)。こ
れにより、図2に示すようにモータ61(M1),62
(M2)は時計方向へ回転し、カートリッジ151から
フィルム100の先端が送り出され、やがて先端が巻き
取りスプール51に巻き付く。その後、フィルム100
は巻き取りスプール51によって巻上げられ、図2の右
から左へ移動する。
【0020】ステップ104で、タイマーカウンタTM
Rを0クリアするとともに、このタイマーによる計時を
開始する。続くステップ105,106で、変数CNT
1FとタイマーカウンタTMRの値を確認し、変数CN
T1Fが3になるまでに、すなわち第1駒がアパーチャ
ー402に対向する位置に巻上げられるまで、1000
ms以上かかったらフィルム給送エラーが発生したと判
断し、ステップ161〜163でモータ61(M1),
62(M2)を開放してエラー表示を行なう。
【0021】正常な動作が行なわれた場合は、図8のb
点において、フィルム100は図12に示す状態Aの位
置まで給送され、フォトリフレクタ85をフィルムの先
端が通過するので、フォトリフレクタ85の出力が立ち
下がる。さらにフィルム100が巻き上げられると、図
8のc点で図12の状態Bになり、フィルム100の2
個目のパーフォレーション、つまり第1フレームの先端
側のパーフォレーション101aの終端部がフォトリフ
レクタ85の位置を通過する。この時点で変数CNT1
Fが3になってステップ107へ進み、モータ62(M
2)を開放する。モータ62(M2)を開放するのは、
この時点ではすでにフィルム100の先端が巻き取りス
プール51に巻き付いており、カートリッジ151側の
フィルム送り出し力が不要になるからである。ここで、
フィルム100は、第1フレームがアパーチャー74に
対向する撮影位置にあり、第1フレームの磁気記録部3
01が磁気ヘッド87の直前にある。ステップ108で
フィルムカウンタFCNTに1を設定し、続くステップ
109でフィルムカウンタFCNTの内容をEEPRO
Mに記憶する。
【0022】フィルム100は、モータ61(M1)の
正転駆動によって引き続き巻き上げ方向へ移動する。ス
テップ111において、変数CNT1Fを0クリアす
る。続くステップ112で、タイマーカウンタTMRの
内容を0クリアし、タイマーカウンタTMRによる計時
を開始する。さらにステップ113で、変数CNTHを
0クリアし、CNT端子に入力するパルス数の計数を開
始する。ここで、変数CNTHは、CNT端子に入力す
るパルス数をソフトウエアの介在なしに計数したものを
格納するRAMの所定領域である。このパルスは、フィ
ルムの移動にともなって磁気ヘッド87の再生コイルH
2が検出した磁気データを増幅回路U5により増幅した
ものである。
【0023】ステップ114,115で、変数CNT1
Fが2になるまで、すなわち次のフレームがアパーチャ
ー74に対向するまでに1000ms以上かかるとフィ
ルム給送エラーと判断し、ステップ161〜163でモ
ータ61(M1),62(M2)を開放してエラー表示
を行なう。1000ms以内に変数CNT1Fが2にな
って次のフレームがアパーチャー74まで巻上げられる
と、ステップ116で変数CNTHが100を越えてい
るか否かを判別する。この時点で、変数CNTHはフィ
ルムを1フレーム分送る間に発生した磁気再生信号のパ
ルス数を表わし、そのフレームが露光済みのフレームで
あれば変数CNTHが100を越え、未露光フレームな
らばノイズのみによりカウントされたパルス数であるか
ら変数CNTHが100以下である。直前に給送された
フレームが未露光駒であればステップ121へ進み、露
光駒であればステップ117へ進む。ここでは、第8フ
レームまで露光済みのフィルムを例に上げて説明してい
るので、第1フレームは露光済みであり、1フレーム分
巻上げる間に図8のd点〜e点に示すようにCNT端子
に磁気再生信号が発生する。したがって、最初のステッ
プ116の判定は必ず肯定され、ステップ117へ進
む。
【0024】ステップ117ではフィルムカウンタFC
NTをカウントアップしてステップ118へ進み、フィ
ルムカウンタFCNTの内容をEEPROMに記憶す
る。その後、ステップ111へ戻り、上記処理を繰り返
す。このようにしてステップ111〜118の処理を繰
り返し、初めて未露光フレームが通過し終えた時に、ス
テップ116で変数CNTHが100未満となり、ステ
ップ121へ進む。図8に示すタイムチャートでは、f
点、g点、・・i点(図12の状態C)まで進んでも、
磁気再生信号が発生しているので、ステップ116はY
ESの判定を続けるが、図8のj点に達してフィルムが
図12の状態Dとなり、初めて磁気再生信号のないフレ
ームを検出する。そこで、ステップ116が否定され、
ステップ121へ進んでモータ61(M1)に短絡ブレ
ーキをかける。さらに、ステップ122〜123で20
msの時間待ちをし、ステップ124でモータ61(M
1)を開放する(図8のk点)。
【0025】ここで、フィルムの位置は図12の状態D
を通過し終えて止った状態にあるので、このままでは最
初の未露光フレームが所定の撮影位置を通り過ぎている
ことになる。したがって、ここからは1フレーム分を巻
き戻す処理を行なう。ステップ131では変数CNT1
Rを0クリアし、続くステップ132でモータ62(M
2)を逆転駆動開始するとフィルム100は巻戻し方向
へ移動を開始する。次に、ステップ133でタイマーカ
ウンタTMRをクリアしてスタートする。ステップ13
4〜135で、変数CNT1Rの値が3になるまで、す
なわち1フレーム分巻き戻すまでに1000ms以上か
かったらフィルム給送異常と判断し、ステップ161〜
163でモータ61(M1)、62(M2)を開放して
エラー表示を行なう。
【0026】正常な動作が行なわれた場合は、1000
ms以内にフィルム100が1フレーム分巻き戻されて
図12の状態Eになり(図8のm点)、第3フレームの
パーフォレーションの先端がフォトリフレクタ85を通
過するので、CNT1Rが3になり、ステップ141へ
進んでモータ62(M2)に短絡ブレーキをかける。そ
して、ステップ142〜143で50msの時間待ちを
行ない、ステップ144でモータ62(M2)を開放す
る(図8のn点)。ここで、フィルムの位置は初めて未
露光フレームが所定の撮影位置に設定された状態にな
る。ステップ151でフィルムカウンタFCNTの内容
を変数SCNTに転送する。これは、今回装填したカー
トリッジで最初に撮影されるフレームの番号が、この初
めての未露光フレームのフレーム番号であることを意味
する。その上で、ステップ152で変数SCNTの内容
をEEPROMに記憶し、未露光フレームの頭出し処理
を終了する。
【0027】未露光フレームの頭出しが終了したら、実
際の撮影動作が行なわれ、撮影が行なわれるたびに1フ
レーム分のフィルムが巻上げられる。これらの撮影動作
とフィルム巻き上げ動作は本発明と直接関係しないの
で、詳細な説明を省略する。
【0028】図5はフィルム巻戻し動作を説明するフロ
ーチャートである。ここでは、フィルムの第2フレーム
まで露光済みの途中取り出しカートリッジを装填し、第
18フレームまで撮影して巻戻しを行なう場合を例に上
げて説明する。図9はその場合のタイムチャートであ
り、図13はフィルムの給送状態を示す図である。図5
の処理が実行される直前には、フィルムの位置は図13
に示すFの状態にある。この状態Fは、第18フレーム
F18を撮影し、1フレーム分のフィルム巻き上げが終
了して第19フレームF19が所定の撮影位置に設定さ
れた状態である。図13において、フィルムの仮想の枠
218は直前に露光されて巻上げられたフレーム、31
8はそのフレームのための磁気記録部を示し、118
a、118bがそのフレームの2個のパーフォレーショ
ンである。この状態では、フォトリフレクタ85はちょ
うどパーフォレーション119aの右端付近にある。ま
た、磁気ヘッド87は左右方向に関してパーフォレーシ
ョン118bと前のフレームのパーフォレーションであ
る119aとの中間位置にある。
【0029】この状態(図9のa点)から、図5のステ
ップ501でEEPROMから変数SCNTに対応する
記憶内容を読み出し、RAMの変数SCNTに記憶す
る。EEPROMのこの記憶値は、上述したカートリッ
ジ装填処理において、カートリッジ装填後初めて撮影さ
れたフレームの番号を記憶したものである。ステップ5
02で変数CNT1Fを0クリアし、続くステップ50
3でモータ61(M1)を正転駆動すると、フィルム1
00は図13の状態Fの位置から左方向へ移動し始め
る。ステップ504〜505でタイマーTMRにより1
00msの時間待ちを行ない、ステップ506でモータ
61(M1)を短絡する(図9のb点)。さらに、ステ
ップ507〜508でタイマーTMRにより50msの
時間待ちを行ない、ステップ509でモータ61(M
1)を停止させる(図9のc点)。この時点では、フィ
ルムは図13に示す状態Gで停止しており、第19フレ
ームF19の両パーフォレーション119aと119b
の中間点にフォトリフレクタ85がある。巻戻し処理を
開始してからここまでの動作は、来るべき巻戻し方向へ
のフィルムの移動に際して、磁気記録信号の対フィルム
速度を安定化させるために、一定量の”助走区間”を確
保するための巻戻しとは逆方向の駆動である。
【0030】ステップ510〜511で、変数CNT1
RとCNT1Fをともに0クリアし、ステップ512で
モータ62(M2)の駆動を開始する。これによりフィ
ルムは図13の状態Gから逆に右方向へ移動し始める。
ステップ513で、フィルム100が終端になっていた
かどうかの判定を行なう。フィルムの終端検出方法は、
カートリッジ情報から入手したフレーム数とフィルムカ
ウンタによるフレームカウント数とを比較して行なう。
この例ではフィルム100はまだ未露光フレームを残し
ているので終端ではなく、ステップ521へ進む。
【0031】ステップ521でタイマーTMRを0クリ
アしてスタートし、ステップ522〜523で変数CN
T1Rが2になるまでに2000ms以上かかったらス
テップ561へ進み、モータ62(M2)を停止して処
理を終了する。正常な動作においては、フォトリフレク
タ85を次のパーフォレーション119aの先端が通過
(図9のx点)してから、さらにパーフォレーション1
18bの先端が通過するので、フィルム位置は図13の
状態Hになり、フォトリフレクタ85の出力は図9のd
点のように2回目の立ち上がりを見せる。ここで変数C
NT1Rの値が2となり、ステップ524へ進んでタイ
マーTMRの値を変数T1に記憶する。これは、パーフ
ォレーション118bの先端の通過時刻を暫時記憶して
おくことに相当する。
【0032】次に、ステップ525〜526で変数CN
T1Fの値が2になるまでに2000ms以上かかった
らステップ561へ進み、モータ62(M2)を停止し
て処理を終了する。正常な動作においては、フォトリフ
レクタ85に同じパーフォレーション118bの終端が
到達するので、フィルム位置は図13の状態Iになり、
フォトリフレクタ85の出力は図9のe点のように立ち
下がる。この時点で変数CNT1Fの値が2となり、ス
テップ527へ進んでその時点のタイマーTMRの値を
変数T2に記憶する。これは、パーフォレーション11
8bの終端の到達時刻を暫時記憶しておくことに相当す
る。ステップ528において、次式により変数TBRを
求め、記憶する。
【数1】 TBR=K*(T2−T1)
【0033】この計算において、変数TBRは磁気記録
を行なう際の1ビット当たりの信号変化時間、つまりビ
ットレートである。また、Kは1個のパーフォレーショ
ンの先端から終端までの通過所要時間とビットレートと
を1次関数で関係付ける係数であり、その実際の値は1
個のパーフォレーションの幅の寸法、磁気記録トラック
の許容長、磁気記録ビット数との関係から、このカメラ
に最適な係数を設定すればよい。次に、ステップ529
でフィルムカウンタFCNTを1つカウントダウンし、
ステップ530で変数FCNTの内容をEEPROMに
記憶してからステップ531へ進み、変数FCNTが変
数SCNT以上であるか否かを判定する。このフィルム
が装填されてから1フレーム以上撮影されていれば、最
初にステップ531に来た時には変数FCNTが1つカ
ウントダウンされても、装填時に記憶されたフレーム番
号である変数SCNTを下回ることはないので、ステッ
プ531が肯定されてステップ532へ進み、フレーム
データの磁気記録を行なう。
【0034】フレームデータとは、各フレームのための
撮影データであり、フレームごとに異なるが、それぞれ
のフレームデータはフィルムカウンタFCNTによって
指示される各フレームのための記憶領域(不図示)に記
憶してある。このデータを磁気記録するという動作は、
磁気ヘッド87の記録コイルH1に電流を正方向と逆方
向に繰り返し反転させる動作であり、その立ち上がりに
ついての1周期の時間が上記ビットレートTBRに相当
する。そして、記録データのビットの1/0によって、
立ち下がり波形の位相を変化させる方式で、ディジタル
データの記録を行なう方式を採用する。それらの動作を
所定のビット数分繰り返したら、このフレームデータの
磁気記録が終了する。図9においてはf点〜g点にかけ
て磁気記録動作を行なっている期間を表わす。
【0035】一方、このフィルムが1フレームも撮影さ
れないで巻戻しが行なわれた場合には、最初にステップ
531に来た時にフィルムカウンタFCNTが1つカウ
ントダウンされると、装填時に記録されたフレーム番号
である変数SCNTを下回るのでステップ531が否定
され、ステップ532におけるフレームデータの磁気記
録は行なわない。
【0036】ステップ533〜534で変数CNT1
R、CNT1Fをともに0クリアし、ステップ521へ
戻ってステップ521〜534の処理を繰り返す。最初
にステップ531が肯定された場合でも、やがてフィル
ムカウンタFCNTが減少して装填時のフレーム番号を
下回るとステップ531が否定され、フレームデータの
磁気記録を行なわない処理に入る。例えばこの動作例で
は、第2フレームまですでに露光済みのカートリッジを
装填していたので、図9のr点に至ってフィルムが図1
1の状態Kになると、それ以後は各フレームのパーフォ
レーションを検出しても磁気記録を行なわず、第2フレ
ームと第1フレームに対してはもともと記録されていた
磁気記録が保全される。
【0037】このようにして、未露光のカートリッジを
装填した場合と途中露光のカートリッジを装填した場合
の両方について、今回の装填後に撮影されたフレームの
みについてフレームデータの磁気記録を行なう、言い換
えると、途中露光のカートリッジですでに撮影されてい
たフレームの磁気記録データは破壊しない、という動作
を実現している。
【0038】以後は、巻戻しが進行して第1フレームに
対するパーフォレーションが通過し終えると、ステップ
523またはステップ526において2000ms以内
にエッジ入力が来なくなるので、タイムアウトとなりス
テップ561へ進んでモータ62(M2)を停止し、処
理を終了する。
【0039】次に、他の動作例として、フィルムの第2
フレームまですでに露光された途中取り出しカートリツ
ジを再装填した後、このカメラで最終フレームまでを撮
影してから巻き戻しを行う場合の動作を、図5のフロー
チャート、図10のタイミングチャート、図14の給送
状態模式図を用いて説明する。最終フレームを第40フ
レームと仮定すると、このプログラムが実行される直前
の段階において最終フレームの撮影後の場合は、フイル
ムの位置は例えば図14の状態Lにある。この状態は図
13で一例としてあげた第18フレームF18を第40
フレームF40に置き換えた配置関係と同一であるが、
次のフレームは存在しない。この状態(図10のa点)
から、図5のステップ501〜508は前述の動作例と
同一であるが、ステップ509の終了時点のフイルム状
態は、図14の状態Mでフイルムが停止した状態(図1
0のc点)になり、第40フレームF40を一定量過ぎ
た位置にフォトリフレクタ85があるという位置関係に
なり、途中から巻き戻しを開始した場合と異なる。
【0040】その後、ステップ510〜512も共通
で、ステップ513の判定がフイルム終端なのでYES
となり、ステップ514、515で変数CNT1R、C
NT1Fの両方に1を書き込む。これで、次のステップ
521以降の処理が再び途中巻き戻し時と共通になるか
ら、ここから巻き戻し方向にフイルムを移動させても、
最終フレームにおいては最終フレームの次に位置するフ
レームのパーフオレーションが存在しないので、図9に
あったx点〜y点のPR1の出力パルスが欠ける。ステ
ップ514、515の処置は、途中巻き戻し時よりも1
つ少ないパーフオレーション開口部のカウント数の埋め
合わせをして、以後の処理を共通にするためのものであ
る。すると、途中巻き戻し時と全く共通の以降の処理ス
テップ521〜534のループにおいて、最終フレーム
を含んで全く共通の動作が行われる。
【0041】また、他の動作例として、全く未露光のフ
ィルムカートリッジを装填し、このカメラであるフレー
ム数を撮影して巻き戻しを行う場合の動作を、図4、図
5のフローチャート、図9、図11のタイミングチャー
トを用いて説明する。カートリッジ装填時に実行される
MCUのプログラムは、図4が共通に適用されるが、結
果としての動作の違いは、未露光フイルムであるので最
初のフレームにすでに磁気再生信号が発生しない点にあ
る。従って、図8のc点〜f点にかけてのタイミング
に、同図のi点〜j点と同じ波形が発生するので、図4
のプログラムは最初にステップ116に来たところでN
Oの判定となり、そこから1フレーム分巻き戻してフィ
ルムを停止させることになる。つまり、第1フレームで
撮影準備状態となり、このカートリッジで最初に撮影さ
れるフレーム番号を格納する変数SCNTには1が記憶
される。それから、あるフレーム数分撮影が行われて巻
き戻しが開始されると、このカートリツジについては第
1フレームからこのカメラで撮影されているので、図5
に示す巻戻し処理のステップ521〜534のループに
おいて、ステップ531はフィルムカウンタFCNTの
値が1になるまで、つまり全てのフレームに対して磁気
記録が行われる。図11はその際の動作の終盤の動きを
示しており、t点からの第1フレームの磁気記録をもっ
て全てのフレームに対する磁気記録を終える。なお、続
くパーフオレーションの第2の立下りの時(図11のv
点)には、ステップ531においてもFCNT=0、S
CNT=1の関係から磁気記録を行わないが、ここはす
でに撮影フレームの領域ではない。
【0042】以上の発明の実施の形態の構成において、
モータドライバーU1,U2およびモータ61(M
1),62(M2)が給送手段を、マイクロコンピュー
タMCUがカウント手段、フィルム頭出し手段、撮影情
報記憶手段および磁気記録制御手段を、磁気書き込み回
路U4、増幅回路U5および気ヘッド87が磁気記録/
再生手段を、EEPROMがフレーム記憶手段をそれぞ
れ構成する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
メラにフィルムが装填されると、フィルムを巻上げなが
ら各フレームに磁気記録された情報の再生結果に基づい
て未露光フレームを検出し、その未露光フレームを撮影
位置に設定して頭出しを行なうとともに、頭出し終了時
のフレーム値を記憶する。次に、露光が行なわれると露
光されたフレームの撮影情報を記憶する。そして、フィ
ルムを巻き戻す時に、今回露光されたフレームの撮影情
報を読み出して各フレームに撮影情報を磁気記録する
が、その時、頭出しフレーム値よりも小さいフレームに
対しては磁気記録を行なわないようにした。これによ
り、装填前に露光したフレームに何等かの磁気情報が上
書きされてしまうことが防止される。また、頭出しフレ
ーム値とカウントフレーム値を不揮発性メモリに記憶す
るようにしたので、途中取り出しフィルムを再装填して
撮影している時に電池を交換する場合でも、装填前に露
光したフレームの磁気情報の上書きを防止できる。さら
に、最終フレームの露光完了が検出されると、パーフォ
レーション検出結果に所定の補正を行なってから減算カ
ウントを開始するようにした。フィルム上の最終フレー
ム以降にはパーフォレーションが存在しないため、最終
フレームから巻戻してフレーム数の減算カウントを行な
うとカウントミスが発生する。そこで、露光後の最終フ
レームから巻戻す場合には、パーフォレーション検出結
果に所定の補正を行なってから減算カウントを開始する
ことにより、最終フレームよりも手前から巻戻す場合と
減算カウント処理が同じになり、正しく減算カウントが
行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態に用いるフィルムを示す図であ
る。
【図2】 一実施形態のフィルム周辺部の構成を示す図
である。
【図3】 一実施形態の電気回路図である。
【図4】 フィルム装填処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】 フィルム巻戻し処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】 INT1立ち上がり割り込み処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 INT1立ち下がり割り込み処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 フィルム装填時の各部の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図9】 フィルム巻戻し時の各部の動作を示すタイム
チャートである。
【図10】 他のフィルム巻戻し動作を示すタイムチャ
ートである。
【図11】 他のフィルム巻戻し動作を示すタイムチャ
ートである。
【図12】 フィルム装填時のフィルムの位置を示す図
である。
【図13】 フィルム巻戻し時のフィルムの位置を示す
図である。
【図14】 他のフィルム巻戻し動作におけるフィルム
位置を示す図である。
【符号の説明】
100 フィルム 101a〜104a,100b〜103b パーフォレ
ーション 151 フィルムカートリッジ 201〜204 撮影フレーム 301〜304 磁気記録部 61(M1),62(M2) フィルム給送モータ 85 フォトリフレクタ 87 磁気ヘッド 88(M3) 磁気ヘッド駆動モータ H1 記録コイル H2 再生コイル U1,U2,U3 モータドライバー U4 磁気書き込み回路 U5 増幅回路 MCU マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムを給送する給送手段と、 前記給送手段により撮影位置に設定されたフレームを露
    光する露光手段と、 フィルムのパーフォレーションを検出するパーフォレー
    ション検出手段と、 前記パーフォレーション検出手段による検出結果に基づ
    いて、前記給送手段によるフィルム巻上げ時に巻上げフ
    レーム数を加算カウントし、前記給送手段によるフィル
    ム巻戻し時に巻戻しフレーム数を減算カウントするカウ
    ント手段と、 各フレームに情報の磁気記録と再生を行なう磁気記録/
    再生手段と、 前記磁気記録/再生手段による再生情報に基づいて未露
    光フレームを検出する検出手段と、 カメラにフィルムが装填されると、前記検出手段により
    未露光フレームを検出しながら前記給送手段によりフィ
    ルムを巻上げ、最初に検出された未露光フレームを撮影
    位置に設定するフィルム頭出し手段と、 前記フィルム頭出し手段による頭出し終了時の前記カウ
    ント手段のカウント値を記憶する頭出しフレーム記憶手
    段と、 前記露光手段により露光されたフレームの撮影情報を記
    憶する撮影情報記憶手段と、 前記給送手段によりフィルムをカートリッジに巻戻しな
    がら、前記露光手段により露光されたフレームの撮影情
    報を前記撮影情報記憶手段から読み出し、前記磁気記録
    /再生手段により当該フレームに磁気記録する磁気記録
    制御手段とを備えた磁気記録/再生可能なカメラであっ
    て、 前記磁気記録制御手段は、前記カウント手段のカウント
    値が前記頭出しフレーム記憶手段に記憶されているカウ
    ント値よりも小さいフレームに対しては磁気記録を行な
    わないことを特徴とする磁気記録/再生可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録/再生可能な
    カメラにおいて、 前記頭出しフレーム記憶手段は不揮発性メモリであるこ
    とを特徴とする磁気記録/再生可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の磁気記
    録/再生可能なカメラにおいて、 前記カウント手段は不揮発性メモリにカウント値を記憶
    することを特徴とする磁気記録/再生可能なカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の磁
    気記録/再生可能なカメラにおいて、 最終フレームの露光完了を検出する最終フレーム検出手
    段を備え、 前記カウント手段は、前記最終フレーム検出手段により
    最終フレームの露光完了が検出されると、前記パーフォ
    レーション検出手段によるパーフォレーション検出結果
    に所定の補正を行なってから減算カウントを開始するこ
    とを特徴とする磁気記録/再生可能なカメラ。
JP8325341A 1996-12-05 1996-12-05 磁気記録/再生可能なカメラ Pending JPH10161228A (ja)

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