JPH10160740A - 走査型近接場光学顕微鏡 - Google Patents

走査型近接場光学顕微鏡

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JPH10160740A
JPH10160740A JP8322897A JP32289796A JPH10160740A JP H10160740 A JPH10160740 A JP H10160740A JP 8322897 A JP8322897 A JP 8322897A JP 32289796 A JP32289796 A JP 32289796A JP H10160740 A JPH10160740 A JP H10160740A
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light
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JP8322897A
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English (en)
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Takeshi Onada
毅 小灘
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
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    • G01Q60/18SNOM [Scanning Near-Field Optical Microscopy] or apparatus therefor, e.g. SNOM probes
    • G01Q60/22Probes, their manufacture, or their related instrumentation, e.g. holders
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/84Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
    • Y10S977/849Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
    • Y10S977/86Scanning probe structure
    • Y10S977/862Near-field probe

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元のデータが必要な試料の測定が一度の
走査で可能な走査型近接場光学顕微鏡を提供する。 【解決手段】 本発明の走査型近接場光学顕微鏡は、プ
ローブ2が試料1の表面近傍に配置され、このプローブ
2により試料1の表面を走査しながら光をもって試料1
の表面近傍を測定するものである。特に、走査時に試料
1の表面に対し略垂直な方向にプローブ2を振動させる
プローブ用スキュナ3と、試料1の表面とプローブ2と
の間の距離を検出するためのプローブ位置検出用光検出
器8と、試料1の表面に対し略垂直な方向への走査によ
って検出された信号をサンプリングテーブルに従って形
成される2つ以上からなる測定データ列として保存する
ためのデータ保存機構12とを備えたことにより、試料
1表面上の3次元データの取得を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブを試料の
表面近傍に配置し、そのプローブを試料表面に対して走
査させながら光をもって試料の表面近傍を測定する走査
型近接場光学顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型近接場光学顕微鏡(Near-Field S
canning Optical Microscope:以下、NSOMと略称す
る)は、回折限界により分解能が制約される光学顕微鏡
に比べ、開口若しくは先端の曲率半径が測定に用いられ
る光の波長よりも小さいプローブを試料の表面近傍に配
設し、このプローブをその試料表面に対し走査させて試
料の微小領域の光学特性を測定するものである。このよ
うなNSOMは、プローブ先端の外径の大きさ(〜数十
nm)程度の分解能まで得られるため、特に工業,医学分
野での応用が期待されている。
【0003】ところで、NSOMには構造上いくつかの
類型がある。例えば、光情報を取り込む方法に限って
も、試料裏面から照明光を入射しその試料表面に生じる
エバネッセント光等をプローブから取り入れる構造のも
のや、試料表面から照明光を入射させその試料による散
乱光を微小開口のプローブから取り入れる構造のもの、
微小開口のプローブから照明光を試料に向けて射出しそ
の試料の透過光や散乱光を取り入れる構造のもの等があ
る。又、試料の表面近傍を走査する際の試料表面とプロ
ーブとの間の距離計測には、エバネッセント光が有する
その進行方向と垂直な方向における強度減衰曲線を利用
し、試料裏面から照明光を入射させることで試料表面側
に生じるエバネッセント光を検出する方法や、AFM
(原子間力顕微鏡)等を利用し試料とプローブとの間に
働く力により生じるプローブの変位等を検出する方法が
用いられる。
【0004】このような機構を有するNSOMは、試料
表面とプローブとの間の距離を一定に保ち若しくはプロ
ーブを一定の高さにしたまま、又は検出されている光強
度を一定に保ちながら試料の表面近傍を走査することに
よって、一般の光学顕微鏡では測定することができない
オーダーの試料形状や光学定数(吸収率,屈折率等)の
差異を測定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光を利用す
るデバイス等で形状オーダーが小さくなってくるもの
(例えば近年さかんに研究されている光スイッチ等の光
集積デバイスや、微小発光素子の放射強度の指向性パタ
ーン等の角度成分パラメータを有するもの等)を測定す
る場合には、その表面上の3次元情報が必要となる。し
かし、従来のNSOMでは、試料近傍の試料表面と略平
行な2次元平面の測定しか行うことができない。従っ
て、従来のNSOMで3次元情報が必要な試料を測定す
る場合には、プローブを走査する高さ等を変えて複数回
の測定が必要となるうえ、夫々の測定結果を総合して判
断しなければならない。このように、何回もプローブの
高さを変えて測定をしなければならない分、従来装置で
は測定に余分な時間がかかってしまうという問題があ
る。更に、形状を含む試料特性が時間的に一定しない
(即ち、形状が常に一定していない)物質を測定する場
合等は、各回の測定で得たデータの関連性が保てなくな
ってしまうという欠点もある。
【0006】そこで、本発明は上記のような従来技術の
問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、3次元
のデータが必要となる、光スイッチ等の光集積デバイス
の導波路部分のモード測定や、微小発光素子の放射強度
の指向性パターン等の角度成分パラメータを有する試料
の測定が一度の走査により可能となるNSOMを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるNSOMは、プローブを試料の表面近
傍に配置し、前記プローブをその試料の表面に対して略
平行な方向に走査しながら光をもって前記試料の表面近
傍を測定する走査型近接場光学顕微鏡において、走査時
に前記試料の表面に対し略垂直な方向に前記プローブを
振動させる機構と、前記試料の表面とプローブとの間の
距離を検出する機構と、前記試料の表面に対し略垂直な
方向への走査によって検出された信号をサンプリングテ
ーブルに従って形成される2つ以上からなる測定データ
列として保存する機構とを備え、前記試料面上の3次元
データを取得するようにしたことを特徴とする。但し、
前記サンプリングテーブルは、時間情報,高さ情報,信
号強度情報の何れか1つ、若しくはこれらを組み合わせ
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のNSOMは、試料の表面
近傍のある一平面を測定するのみでなく、試料表面と略
垂直な方向にプローブを走査することにより、試料表面
と略平行な方向と共に、試料表面と略垂直な方向の測定
もでき、試料の3次元データを取得することが可能にな
る。又、本発明のNSOMでは、プローブを試料表面に
対し略垂直な方向に走査している間に取り込まれる検出
信号が、サンプリングテーブルによってデータ化された
後に保存される。このとき、試料表面に対して略垂直な
方向のプローブ位置は試料表面とプローブとの間の距離
を検出する機構により検出する等してプローブ位置の制
御が行われるようになっている。
【0009】ここで、サンプリングテーブルが時間情報
を含んでいる場合、例えばサンプリング間隔を一定時間
毎とし、プローブを数往復させて1つの垂直方向のデー
タを取得するようにすれば、サンプリング間隔を長く設
定することも可能になる。又、サンプリングテーブルに
高さ情報を含めれば、例えば一定の高さ毎のサンプリン
グ間隔でデータを取得する等、後のデータ処理を容易と
するサンプリングが行える。更に、サンプリングテーブ
ルに信号強度情報を加味すれば、光強度変化の激しい部
分を測定する場合においても、比較的高い測定精度を維
持することができる。又、時間情報,高さ情報及び信号
強度情報のうちの2つ以上を組み合わせてサンプリング
テーブルを形成すれば、測定部位によりサンプリング方
法を変えた方が望ましいような場合にも対応できる。例
えば、部分的に光強度が急変する部分と殆ど変化しない
部分とを有する試料であっても、良好に測定することが
可能になる。
【0010】尚、プローブ位置の制御にAFMの機構を
用いれば、前述したエバネッセント光による制御では難
しいとされる光学的に不均一な物質等の測定において
も、安定したデータが得られる。又、試料表面と略垂直
な方向にプローブを振動させる際、走査時間よりも十分
短い周期の振動運動にした方がよいのは勿論であるが、
このとき、固有振動数で振動させればゲインが大きくと
れ、加振し易いという利点がある。更に、プローブの振
動の振幅を可変とすれば、測定領域の広狭に影響されず
に良好な測定が可能となる。
【0011】更に、本発明のNSOMでは、前述のよう
にして得られたデータは保存機構に保存されるため、後
に種々のデータ処理を容易に行うことができる。よっ
て、試料の多元的な測定を可能にし、従来技術の欠点を
克服することができる。
【0012】このようにして、本発明のNSOMでは、
光スイッチ等の光集積デバイスの導波路部分のモード測
定や、微小発光素子の放射強度の指向性パターン等の角
度成分パラメータを有する試料等の3次元データを取得
することができる。
【0013】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳
細に説明する。
【0014】第1実施例 図1は本実施例にかかるNSOMの構成を示す図であ
る。本実施例では、プローブ2をカンチレバーと呼ばれ
る微小な片持ち梁の先端に数μmの高さを有する錐状の
針が設けられているものにより構成する。これは、AF
Mに用いられているものと同様であるが、NSOMに使
用するために、試料側に位置する部分に金属コートが施
してあり、針の先端部分のみかかる金属コートが取り除
かれ、そこに測定に用いられる光の波長より小さい微小
開口が形成されている。又、本実施例のNSOMでは、
測定対象物である試料1とプローブ2との間の距離の検
出機構に、AFMで一般に用いられているカンチレバー
の傾きから高さを測る光てこ方式を採用している。この
検出機構は、プローブ位置検出用レーザ7及びプローブ
位置検出用光検出機8により構成されている。
【0015】本実施例のNSOMでは、プローブ2と試
料1とを互いに略平行な方向に移動させるために、試料
1の下側に配置された走査用スキャナ11が用いられ
る。この走査用スキャナ11は、水平方向は勿論この方
向と垂直な方向にも駆動可能なものである。まず、本実
施例のNSOMでは、走査用スキャナ11を駆動させる
ことにより試料1を水平方向に移動させる。このとき、
プローブ2の位置を把握すべく、まずプローブ位置検出
用レーザ7から射出されプローブ2の上面により反射さ
れたレーザ光をプローブ位置検出用光検出機8で受光
し、ここでプローブ位置検出のための電気信号が生成さ
れた後、コントローラ10を経てスキャナコントローラ
9へ送信される。このスキャナコントローラ9では、プ
ローブ2の試料1の表面に対する垂直方向の位置を把握
した後、試料1の表面とプローブ2との間の距離を一定
に保つべく、走査用スキャナ11に対し更に試料1表面
の凹凸に応じた上下方向の駆動も加えるように制御信号
を送信する。尚、ここでは、走査のために試料1を移動
させたが、プローブ2を移動させて走査するように構成
してもよい。
【0016】NSOMとしての動作は、まず、走査用ス
キャナ11により試料1を水平方向に移動させながら、
試料1の裏面からの入射光により生じた試料1の表面近
傍の光をプローブ2の微小開口から取り入れ、顕微鏡の
対物レンズ等を用いた集光光学系4によって集める。そ
して、集められた光からプローブ2の微小開口以外の部
分から侵入した散乱光等をカットするためのピンホール
5を有する共焦点検出系によって、プローブ2の微小開
口からの検出光のみを取り込み、光倍増管等からなる光
検出器6によって検出光を電気信号に変換する。
【0017】次に、3次元データを得るために、試料1
の走査と同時にスキャナコントローラ9により駆動され
るプローブ用スキャナ3によって、プローブ2を試料1
の表面に対し略垂直な方向に振動させる。プローブ2と
試料1表面との距離は、前述のように、プローブ位置検
出用光検出器8の出力から検出する。ここで、プローブ
2の振動数を固有振動数とすると、加振時に他の振動数
よりゲインが大きいため安定した振動が得られる。又、
このときAFMにおける所謂タッピングモード(プロー
ブ2が試料1に近づくと試料1との力により振動の振幅
が小さくなることや、加振入力とプローブ2の振動との
位相がずれることを利用して試料1表面とプローブ2と
の間の距離の制御を行う方法。プローブ2の振動数に固
有振動数等Q値(Quarity factor)を大きくとれる周波
数を採用すると、検出系の感度を向上させることができ
る。)を採用すれば、より効果的である。
【0018】本実施例のNSOMでは、データを取得す
る際のサンプリング間隔には、AFMにおいて用いられ
ている試料1の表面とプローブ2との間の距離制御方法
を採用している。即ち、決められた時間毎,高さ毎或い
は検出される信号が一定比率で変化する毎にデータを取
得する方法が採用されている。更に、サンプリングテー
ブルを予め前記サンプリング間隔のうちのどれか若しく
はそれらを複数組み合わせて形成し、コンピュータ13
に組み込まれたソフトフェアを介してコントローラ10
においてデータのサンプリングが行われる。以下、取得
データのサンプリング方法を述べる。
【0019】時間によりデータ列を取得するものとして
は、ある測定開始点を基準として一定時間毎にサンプリ
ングする方法がある。一般に、カンチレバータイプのプ
ローブ2の固有振動数は数十KHz程度のオーダーであ
り、これに対する走査スピードは1ラインについて数K
Hz程度である。よって、例えば試料1表面と略平行な
方向を走査する際に1ライン500点程度のデータを取
得する場合、各点当たりではプローブ2が垂直方向に数
十往復の振動を行っていることになる。このため、プロ
ーブ2が1往復する間にその点の垂直方向のデータを全
てとる必要はなく、垂直方向に数往復する間に全てのデ
ータを取得すれば十分である。更に、垂直方向のデータ
を多数取得したい場合にも、サンプリング時間の間隔を
それほど短くする必要はなくなるので技術的にも実現が
容易になる。
【0020】尚、取得されたデータは一定時間毎にサン
プリングされたものである。よって、プローブ2の空間
的位置との対応を決定づけるためには、コンピュータ1
3によりサンプリング開始点の位置及びサンプリング時
間と振幅等から計算して3次元データを作成することが
必要になる。本実施例のNSOMでは、正弦波振動を一
定時間毎にデータ列化しているため、データ毎の高さ間
隔は一定とはならないが、データのサンプリング間隔の
調整を行うことで中間の高さデータを算出することがで
きる。勿論、試料1表面とプローブ2との間の距離を、
一定の高さ毎にサンプリングできるように、サンプリン
グの時間間隔を変化させたサンプリングテーブルを使用
することも可能である。但し、この場合、サンプリング
テーブルは走査前にプローブ2の振動周波数,振幅等の
パラメータを基にコンピュータ13において計算,作成
する必要がある。
【0021】一方、時間毎のサンプリングは略垂直方向
のデータを多く取得する場合に有効な方法であるが、プ
ローブ2の振動数や振幅の制御の過程で誤差を生じると
いう欠点もある。サンプリングを高さ毎に行う場合、プ
ローブ2の高さをプローブ位置検出用光検出器8により
検出し、一定の高さや走査前に決められたいくつかの測
定高さが書き込まれたサンプリングテーブルと比較し、
同一になった時点でサンプリングすることでデータ列を
作成することになる。この方法は、時間毎にデータのサ
ンプリングを行う方法に比べ、得られるデータの精度は
直接検出しているため正確であり、3次元データである
正方格子状としても又後の計算処理に最適な格子形状と
してもデータの取得が可能であるため、好ましい。
【0022】信号強度比較毎のサンプリングは、試料1
が空間的に光強度を急変させるものであると予想される
場合に行われ、高さ毎若しくは時間毎のサンプリングで
は取得後の各データ間の補正が正確に行われない虞があ
る場合に用いる。サンプリングテーブルの例として対数
等を用いれば、かなり変化の激しい測定値であっても比
較的正確なデータが得られる。又、データ列としては、
測定開始位置を基準として、光検出信号の強度がデータ
テーブルに示されたものの数倍になった場所の高さと強
度若しくは前記開始位置の強度との比率を記録する。モ
ニタ14に表示する必要がある場合には、前記記録デー
タから計算処理を行い表示する。
【0023】実際の測定では、前述のサンプリング方法
を組み合わせて実行してもよく、例えば時間毎のサンプ
リングでデータ列を作成しながら、高さ方向での検出信
号の変化率がある一定数以上になったときに、以後のサ
ンプリングには検出信号の強度比毎のデータサンプリン
グに切り換えるというようにコンピュータ13内のソフ
トウェアで対応できるようにしてもよい。
【0024】サンプリングされたデータ列は、順次、デ
ータ保存機構12内に保存される。このデータ保存機構
12はRAM(Random Access Memory)等により構成さ
れている。ここで、本実施例のNSOMにおけるデータ
取得に関して、例えば試料1と略平行な1面を512×
512個の点からなるものと仮定し、高さデータ,光デ
ータを夫々2バイトで表すとすると、データ保存機構1
2には1Mバイトの容量が必要となる。これを踏まえ
て、更に試料1表面の略垂直方向に64点のデータ取得
を可能にするためには、計64MバイトのRAMが必要
となる。尚、サンプリングテーブルによるサンプリング
条件の演算が光検出信号等に対して遅い場合には、サン
プリング用にデータバッファを設ける等により対応する
とよい。
【0025】以上のような方法によりに取得されたデー
タを基に、実施例のNSOMでは試料1の表面上の3次
元光強度を画像表示することができるが、このときの様
子を図2及び図3に示す。図2はサンプリングテーブル
を試料1の表面に対し略垂直な方向の一定の高さ毎に設
定した場合に、モニタ14上に表示されるデータ取得例
を示す図である。又、図3はそのとき得られた各データ
をコンピュータ13によって補正処理した後に、コンピ
ュータ13に接続された処理画像用モニタ15に鳥瞰図
として表示される3次元光強度を示す図である。尚、双
方の図において、検出された光検出信号の強弱の程度は
濃淡で表されている。
【0026】更に、本実施例のNSOMでは、試料1の
表面近傍に配置されるプローブ2の高さを一定に保持し
て試料1の表面の走査を行うコンスタントハイトモード
測定Aと、試料1の表面とプローブ2との距離を一定に
保持して試料1の表面の走査を行うコンスタントディス
タンスモード測定Bとを1回の走査によって行うことも
できる(通常は夫々個別に求める)。図4はこの測定の
様子を示している。
【0027】この測定を行う際のデータサンプリング方
法には、まず第1に、前述のような試料1の表面と一定
の距離をなす平行な平面のデータを取得し(コンスタン
トディスタンスモード測定)、このデータをコンピュー
タ13によって処理することによりコンスタントハイト
モード測定のデータを得るという方法がある。又、第2
の方法として、 「試料1の表面からの距離」=一定(コンスタントディ
スタンスモード測定) 及び、 「AFMによる試料1の表面の表面プロファイルの高
さ」+「試料1の表面からの距離」=一定(コンスタン
トハイトモード測定) の条件式を同時に満足するようなサンプリングテーブル
を設定してデータを取得してもよい。
【0028】更に、前述のしたように、プローブ2を振
動させる際にその振動を固有振動数(数十KHz程度)
にすれば、プローブ2を垂直方向に振らずに試料1の走
査を行う場合と比較して、殆ど変わらない走査時間で測
定することができ、試料1の形状を含んだ特性が時間的
に変化してしまう場合等にも2つのモード測定の結果の
比較が可能になる。
【0029】第2実施例 図5は本実施例にかかるNSOMの構成を説明するため
の図である。本実施例のNSOMでは、グレーティング
上の空間での光強度の測定のためにファイバプローブ2
1が用いられており、更にこのファイバプローブ21は
直接光検出器6と接続されている。ファイバプローブ2
1は、エッチングや加熱により先端を尖らせた光ファイ
バに金属コートを施した後、先端部のみの金属コートを
取り除き微小開口を設けることにより構成される。これ
以外の構成は第1実施例のNSOMと同様である。
【0030】本実施例のNSOMでは、ファイバプロー
ブ21と試料1の表面との間の距離制御をファイバプロ
ーブ21をプローブ用スキャナ3によって試料1の表面
に対して平行な方向に振動させることによって行い、第
1実施例で延べたタッピングモードと同様な原理である
シアフォース検出と称される方式により試料1の測定が
行われる。更に、これと同時にプローブ用スキャナ3は
ファイバプローブ21を試料1の表面と略垂直な方向に
も振動させることで、3次元データの取得を可能にして
いる。
【0031】ここで、グレーティングには、特有の角度
で光を入射すると反射率が低下するアノーマリーという
現象がある。これは、図5に示されているように、グレ
ーティングの溝の中にエバネッセント場が生じること
で、入射光のエネルギーが前記溝の中に局在してしまう
ことが原因であると云われている。この現象は、数値シ
ュミレーションで検討されているが、グレーティングの
周期が小さいこと等もあって、実験ではグレーティング
表面上にどのような光強度分布が発生するかは測定でき
ない。
【0032】しかし、本実施例のNSOMは、前述のよ
うな構成を備えたことにより、3次元のデータを取得し
てグレーティングの溝中での光強度の位置,場所等を測
定することが可能となった。尚、従来のNSOMではグ
レーティング表面のごく近傍の光強度についてのみ測定
可能なものであった。
【0033】第3実施例 図6は本実施例にかかるNSOMの構成を説明するため
の図である。本実施例のNSOMも、グレーティング溝
内の光強度分布を測定することができる。本実施例のN
SOMには、光散乱量が大きい金属針等からなる散乱プ
ローブ22が備えられている。これ以外の構成は第1実
施例のものと同様である。
【0034】散乱プローブ22の場合、第1,第2実施
例に示したような開口プローブと比べて多量の光検出信
号量を取り入れることが可能である。更に、開口をプロ
ーブの先端部に設ける必要がないため、プローブ先端を
尖らせることができるという利点もある。一般に、NS
OMはAFMと組み合わせて用いられることが多く、A
FMとしてのみ使用する場合には分解能を向上させるこ
とが必要となることから、散乱プローブ22は優れたプ
ローブであると云える。一方、この散乱プローブ22
は、プローブ先端から取り入れた散乱光にそれ以外の部
分から侵入した散乱光が混入してしまうという欠点も有
している。例えば、図6に示されているように、グレー
ティングの溝部分の光強度分布を測定する場合に、散乱
プローブ22の先端以外の部分からも散乱光を拾ってし
まうことになり、測定精度の劣化を招く。
【0035】そこで、本実施例のNSOMでは、試料1
に関する3次元データを取得しこのデータをコンピュー
タ13によって処理することにより不要な散乱光の影響
を取り除いている。即ち、図6において、所望の散乱光
量は、散乱プローブ22を試料1の溝に差し込んだ際
に、プローブの先端から前記溝の入口までの部分から取
り込まれる散乱光の総量である。よって、散乱プローブ
22の先端を試料1の溝の入口から距離Δdだけ内部に
入った位置に置いた場合に得られる散乱光の総量と、前
記溝の入口に散乱プローブ22の先端を置いた場合に得
られる散乱光の総量との差分を求めれば、前記溝の入口
から距離Δdまでの領域中に存在する散乱光の総量を求
めることが可能になる。そこで、散乱プローブ22でか
かる溝を走査した際に得られる前記2つの領域の散乱光
量の増加分を夫々求め、それらの差分を求めることがで
きれば、所望のグレーティング溝内の光強度分布を測定
することができる。そこで、本実施例のNSOMでは、
試料1に関する3次元データを取得し、試料1の表面に
対し垂直な方向の隣合う2つ領域の散乱光量の増加分を
夫々求め、これにより得られた値をコンピュータ13に
おいて処理することで、前記溝内の光強度分布を測定す
ることを可能にした。
【0036】第4実施例 図7は本実施例にかかるNSOMの構成を説明するため
の図である。本実施例のNSOMは、プローブ2の先端
より光を試料1に照射し、試料1の表面により反射若し
くは透過された光を測定するエミッションタイプ(イル
ミネーションタイプ)として構成されたものである。特
に、図7に示されているのは、試料1の表面により反射
された光を検出する反射モードタイプとして構成され、
プローブ2を介して戻ってきた光を検出するNSOMで
ある。本実施例のNSOMでは、プローブ2に第2実施
例に示したものと同様な光ファイバにより構成したもの
を用いているが、第1実施例に示したカンチレバータイ
プのものを用いてもよい。尚、本実施例のNSOMにお
いて、プローブ2が直接光検出器6と接続されている点
以外は、第1実施例のものと同様に構成されている。
【0037】通常、NSOMでは、プローブ2の微小開
口から光を射出するとき、伝搬光としての射出光と共に
プローブ2近傍にエバネッセント光が発生する。プロー
ブ2の特性にもよるが、エバネッセント光は伝搬光の波
長の数分の1程度の距離離れただけでも(場合によって
はそれ以下でも)、殆ど検出されなくなってしまう。そ
こで、本実施例のNSOMは、このような伝搬光とエバ
ネッセント光との距離による検出可能な強度の差を利用
している。具体的には、プローブ2を使用光の波長程度
の振幅で振動させ、プローブ2を試料1に近づけた状態
で伝搬光及びエバネッセント光が試料1に照射した場合
に得られるデータと、プローブ2を試料1から遠ざけた
状態で伝搬光のみを試料1に照射した場合に得られるデ
ータとを比較することで、エバネッセント光の有無によ
り試料1に現れる影響の差異を測定している。
【0038】例えば、試料1の一部分に金属薄膜が蒸着
されている場合等では、金属薄膜部分においてエバネッ
セント光により金属自由電子が励起されて所謂表面プラ
ズモンが発生し、ここに伝搬光を照射すると前記金属薄
膜部分からの反射光に変化が生じる。そこで、本実施例
のNSOMによれば、このような試料1を測定する場
合、プローブ2を試料1の表面に対して近づけたり遠ざ
けたりすることで、エバネッセント光の有無により生じ
る伝搬光の反射光等の変化を測定し、金属薄膜の位置等
を判別することができる。
【0039】以上説明したように、本発明による走査型
近接場光学顕微鏡は、特許請求の範囲に記載された特徴
と併せ、以下の(1)〜(3)に示すような特徴も備え
ている。
【0040】(1)上記プローブを試料表面に対し略垂
直な方向に振動させる機構は、上記プローブを固有振動
数付近で振動させるようにしたものであることを特徴と
する請求項1又は2に記載の走査型近接場光学顕微鏡。
【0041】(2)上記プローブを試料表面に対し略垂
直な方向に振動させる機構により得られる上記プローブ
の振動の振幅は可変であることを特徴とする上記(1)
に記載の走査型近接場光学顕微鏡。
【0042】(3)上記試料表面とプローブとの間の距
離制御には原子間力顕微鏡が用いられていることを特徴
とする請求項1乃至2又は上記(1)乃至(2)の何れ
かに記載の走査型近接場光学顕微鏡。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本発明の走査型近接場光
学顕微鏡によれば、3次元のデータが必要となる、光ス
イッチ等の光集積デバイスの導波路部分のモード測定
や、微小発光素子の放射強度の指向性パターン等の角度
成分パラメータを有する試料の測定が一度の走査により
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例にかかる走査型近接場光学顕微鏡の
構成を示す図である。
【図2】第1実施例の走査型近接場光学顕微鏡におい
て、サンプリングテーブルを試料1の表面に対し略垂直
な方向の一定の高さ毎に設定した場合に得られるデータ
取得例を示す図である。
【図3】図2に示されたデータをコンピュータ13によ
り補正処理した後に、処理画像用モニタ15に鳥瞰図と
して表示される3次元光強度を示す図である。
【図4】第1実施例の走査型近接場光学顕微鏡におい
て、コンスタントハイトモード測定と、コンスタントデ
ィスタンスモード測定とを一度の走査によって行う方法
を説明するための図である。
【図5】第2実施例にかかる走査型近接場光学顕微鏡の
構成を説明するための図である。
【図6】第3実施例にかかる走査型近接場光学顕微鏡の
構成を説明するための図である。
【図7】第4実施例にかかる走査型近接場光学顕微鏡の
構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1 試料 2,21,22 プローブ 3 プローブ用スキャナ 4 集光光学系 5 ピンホール 6 光検出器 7 プローブ位置検出用レーザ 8 プローブ位置検出用光検出器 9 スキャナコントローラ 10 コントローラ 11 走査用スキャナ 12 データ保存機構 13 コンピュータ 14 モニタ 15 処理画像用モニタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブを試料の表面近傍に配置し、前
    記プローブを該試料の表面に対し略平行な方向に走査し
    ながら光をもって前記試料の表面近傍を測定する走査型
    近接場光学顕微鏡において、 走査時に前記試料の表面に対し略垂直な方向に前記プロ
    ーブを振動させる機構と、前記試料の表面とプローブと
    の間の距離を検出する機構と、前記試料の表面に対し略
    垂直な方向への走査によって検出された信号をサンプリ
    ングテーブルに従って形成される2つ以上からなる測定
    データ列として保存する機構とを備え、前記試料表面上
    の3次元データを取得するようにしたことを特徴とする
    走査型近接場光学顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記サンプリングテーブルは、時間情
    報,高さ情報,信号強度情報の何れか1つ、若しくはこ
    れらの組み合わせによるものであることを特徴とする請
    求項1に記載の走査型近接場光学顕微鏡。
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