JPH10159565A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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Publication number
JPH10159565A
JPH10159565A JP31967196A JP31967196A JPH10159565A JP H10159565 A JPH10159565 A JP H10159565A JP 31967196 A JP31967196 A JP 31967196A JP 31967196 A JP31967196 A JP 31967196A JP H10159565 A JPH10159565 A JP H10159565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
cooling
vehicle
engine room
ventilation holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31967196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatsugu Nakamura
村 隆 次 中
Kiyotaka Nakai
井 清 隆 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP31967196A priority Critical patent/JPH10159565A/ja
Publication of JPH10159565A publication Critical patent/JPH10159565A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルーム内に導入される冷却風の円滑
な流れを確保して、損失馬力及びファン騒音の増加を招
くことなく、冷却効率を向上させる。 【解決手段】 エンジンルームの側壁及び該側壁に沿っ
て車両長手方向に延びる車体補強部材6、8に複数の通
気穴を設け、冷却ファン1、2による冷却風を通気穴を
介してタイヤハウス14、15内へ導くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、エンジンの冷却装置に
関し、更に詳細には自動車用エンジンの冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車は、車室スペースの確保、
スラントノーズ化によりエンジンルームのコンパクト化
が進む一方で、車室内の空調(エアコンディショナー及
びヒーター)の強化、エンジンの大出力化、大排気量化
が進み、エンジンの冷却に対して大変厳しい状況にあ
る。 従来のエンジンの冷却装置として、例えば、実開
昭60−1918号公報に開示されるものがある。この
冷却装置では、エンジンの前方に配設される熱交換器の
後方に縦置きエンジンの場合には、エンジンにより駆動
される冷却ファンを、また横置きエンジンの場合には、
電動モータにより駆動される冷却ファンを設け、車両前
方より熱交換器を通過した冷却風をファン外周に設けら
れるシュラウドにより冷却ファンに導き、冷却ファンに
よりエンジンルーム内へ導入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような近年の
エンジンルームの状況では、搭載上冷却ファンを通過し
た後の冷却風は間近にあるエンジン本体や補機類に衝突
し、冷却風の流れが乱されてよどむ状態になり、その結
果冷却効率が低下する。このため、冷却ファンの風量を
増やし、冷却効率を向上させることが考えられるが、こ
れによると損失馬力(エンジン駆動の冷却ファンの場
合)やファン騒音の増加を招くことになる。
【0004】そこで、本発明は、当該エンジンの冷却装
置において、エンジンルーム内に導入される冷却風の円
滑な流れを確保して、損失馬力及びファン騒音の増加を
招くことなく、冷却効率を向上させることを、その技術
的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、車両前方より熱交換器
を通過した冷却風を冷却ファンによりエンジンルーム内
に導入し、エンジンを冷却するエンジンの冷却装置にお
いて、前記エンジンルームの側壁及び該側壁に沿って車
両長手方向に延びる車体補強部材に複数の通気穴を設
け、前記冷却ファンによる冷却風を前記通気穴を介して
タイヤハウス内へ導くようにしたことである。
【0006】上記した手段によれば、車両走行時には冷
却風が車両前方の熱交換器を通過して冷却ファンに至
り、冷却ファンによりエンジンルーム内に導入される。
エンジンルーム内に導入された冷却風は、エンジンに衝
突してエンジンルーム内でよどむ状態になることなく、
車両走行時にタイヤハウス内に発生する負圧により加速
的に且つ円滑にエンジンに沿って流れ、通気穴を介して
タイヤハウスへ流れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0008】図1及び2において、熱交換器であるラジ
エータ3は、車両前部にて横置きエンジン4の前方に配
置されている。ラジエータ3のエンジン4側にはエンジ
ンルーム内にてシュラウド12が固定されており、該シ
ュラウド12に形成される穴内には所定の隙間を保って
冷却ファン1、2が配設されている。尚、本実施形態で
は、これら冷却ファン1、2は図示しない電動モータに
より駆動される。
【0009】エンジン4はエンジンルーム内に冷却ファ
ン1、2の後方に配置されており、車両走行時に車両前
方よりラジエータ3を通過した冷却風が冷却ファン1、
2によりエンジンルーム内に導入され、エンジンにあた
るようになっている。
【0010】しかして、本実施形態においては、エンジ
ンルームの車両長手方向の側壁及び該側壁に略平行に車
両長手方向に延びる車体の縦方向の補強部材たるサイド
メンバ6、8に複数の通気穴が形成されている。これに
より、エンジンルームはこれら通気穴を介して車体のフ
ェンダー5、7とサイドメンバ6、8間の空間及び、車
体のフェンダー5、7とエンジンルームの側壁間の空間
を介してタイヤハウス14、15に連通される。尚、図
1及び図2中、13は車体の横方向の補強部材たるクロ
スメンバ、11はバンパー、9、10はヘッドランプで
ある。
【0011】上記構成からなる本実施形態においては、
車両走行時には冷却風が車両前方のラジエータ3を通過
して冷却ファン1、2に至り、冷却ファン1、2により
エンジンルーム内に導入される。この時、従来のエンジ
ンの冷却装置では、エンジンルーム内に導入された冷却
風は、エンジンに衝突してエンジンルーム内でよどむ状
態になり、その結果冷却効率が低下しており、これを解
消するために、冷却ファンの風量を増やすと、損失馬力
(エンジン駆動の冷却ファンの場合)やファン騒音の増
加を招くという実用上の不具合があった。これに対し
て、本実施形態によれば、エンジンルーム内に導入され
た冷却風は、エンジン4に衝突してよどむ状態になるこ
となく、車両走行時にタイヤハウス14、15内に発生
する負圧により加速的に且つ円滑にエンジン4に沿って
流れ、通気穴を介してタイヤハウスへ14、15へ流れ
る。これにより、エンジンルーム内に導入される冷却風
の円滑な流れを確保して、損失馬力及びファン騒音の増
加を招くことなく、冷却効率を向上させることが可能と
なる。
【0012】また、近年、エンジンルームのコンパクト
化に伴い、エンジンルームないに導入した冷却風を有効
に活用することが困難な状況にあるが、本実施形態によ
れば、冷却風によるエンジンの冷却効率を向上できるだ
けでなく、タイヤハウス14、15内への冷却風の導入
により、車両の足回り部品、特に制動時に発熱するブレ
ーキ装置を冷却することが可能となる。よって、ブレー
キ装置におけるフェード現象の回避にも寄与することが
可能となり、足回り部品の信頼性向上にも寄与すること
ができる。
【0013】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、エン
ジンルームの側壁及び該側壁に沿って車両長手方向に延
びる車体補強部材に設けられた複数の通気穴を介して冷
却ファンによる冷却風をタイヤハウス内へ導くようにし
たことにより、エンジンルーム内に導入される冷却風の
円滑な流れを確保して、損失馬力及びファン騒音の増加
を招くことなく、冷却効率を向上させることができる。
【0014】また、冷却効率の向上により、冷却ファン
の小型化を図ることが可能となり、これによりファン騒
音を大幅に低減することができる。
【0015】また、更に、タイヤハウス内への冷却風の
導入により、車両の足回り部品、特に制動時に発熱する
ブレーキ装置を冷却することが可能となるため、ブレー
キ装置におけるフェード現象の回避等にも寄与すること
が可能となり、足回り部品の信頼性向上にも寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジンの冷却装置の一実施形態
の平面図である。
【図2】図1の前側面図である。
【符号の説明】
1、2 冷却ファン 3 ラジエータ(熱交換器) 4 エンジン 5、7 フェンダー 6、8 サイドメンバ(車体補強材) 12 シュラウド 14、15 タイヤハウス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前方より熱交換器を通過した冷却風
    を冷却ファンによりエンジンルーム内に導入し、エンジ
    ンを冷却するエンジンの冷却装置において、前記エンジ
    ンルームの側壁及び該側壁に沿って車両長手方向に延び
    る車体補強部材に複数の通気穴を設け、前記冷却ファン
    による冷却風を前記通気穴を介してタイヤハウス内へ導
    くようにしたことを特徴とするエンジンの冷却装置。
JP31967196A 1996-11-29 1996-11-29 エンジンの冷却装置 Pending JPH10159565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31967196A JPH10159565A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 エンジンの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31967196A JPH10159565A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 エンジンの冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10159565A true JPH10159565A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18112902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31967196A Pending JPH10159565A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 エンジンの冷却装置

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JP (1) JPH10159565A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248920A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Honda Motor Co Ltd 車両用冷却装置
JP2013216224A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Hitachi Constr Mach Co Ltd 運搬車両
CN103879276A (zh) * 2012-12-20 2014-06-25 北汽福田汽车股份有限公司 计算车辆的前端防护装置的有效通风面积的方法

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JP2009248920A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Honda Motor Co Ltd 車両用冷却装置
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