JPH10158A - 煮出し器 - Google Patents

煮出し器

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Publication number
JPH10158A
JPH10158A JP15465596A JP15465596A JPH10158A JP H10158 A JPH10158 A JP H10158A JP 15465596 A JP15465596 A JP 15465596A JP 15465596 A JP15465596 A JP 15465596A JP H10158 A JPH10158 A JP H10158A
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JP
Japan
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boiled
pot
dish
water
decocting
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Pending
Application number
JP15465596A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Maeda
忠司 前田
Shozo Matsubara
昌三 松原
Tatsuo Shigematsu
辰雄 重松
Hiroyuki Kuwahata
広幸 桑畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10158A publication Critical patent/JPH10158A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煮出し皿内の被煮出し物を、所定時間だけじ
っくりと煮出すことができ、かつ煮出し後、被煮出し物
と煮出し液とを自然分離させて、煮出し液の余熱などに
よる煮つめ過ぎを回避すること。 【解決手段】 湯沸かし用のポットと、ポットに一体又
は別体に設けられたヒータ手段と、ポットの上部内に配
置されて、被煮出し物を煮出す煮出し皿と、ポットの下
部内に配置される大口径の集泡管と、煮出し皿及び集泡
管を連結して、ポットの下部内でヒータ手段により沸騰
された水を煮出し皿へ被煮出し物を浸漬すべく供給する
揚水管とを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば健康茶、漢方薬
及び民間薬などの被煮出し物を、とろ火でゆっくりと煮
出す煮出し器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばウーロン茶、ルイボス茶、
ギムネマ茶、杜仲茶、アシタ葉茶及びハバナ茶などの健
康茶がブームとなっている。
【0003】健康茶は、水中にその有効成分を十分に溶
かし出すために、とろ火で5〜10分程度じっくりと煎
じなければならない。しかしながら、とろ火の調整はそ
の火加減と煎じ時間の設定が難しく、煎じ液がポットか
ら吹き零れたり、煮つめすぎたり、焦げついたりする場
合が多い。
【0004】このような問題を解消する従来手段とし
て、例えば蒸気センサにより沸騰時を検出し、その後マ
イコン制御により加熱ヒータのON・OFFを、例えば
5分、15分、30分という設定時間だけ繰り返すこと
で、ポットの蓋の内面に付着した水蒸気を冷まし、再び
水滴としてポットの水面に滴り落としながら、とろ火状
態を作り出すという、漢方薬用の煮出し器が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の煮出し器では、煎じ後も健康茶が液中に浸され
てしまうので、煎じ後直ちに煎じ液を他の容器に移した
り、出枯らしの茶葉を取り出さなければ、煎じ液の余熱
などにより煮つめ過ぎが生じるという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、湯沸かし用のポットと、該ポットに一
体又は別体に設けられたヒータ手段と、前記ポットの上
部内に配置されて、被煮出し物を煮出す煮出し皿と、前
記ポットの下部内に配置される大口径の集泡管と前記煮
出し皿及び前記集泡管を連結して、前記ポットの下部内
で前記ヒータ手段により沸騰された水を前記煮出し皿へ
供給する揚水管とを備えた構成としている。
【0007】すなわち、ポットの上部内に配置された被
煮出し物の煮出し皿と、ポットの下部内に配置された大
口径の集泡管とを連結する揚水管として、ヒータ手段に
より沸騰した水を、ポットの下部内から上方に配置され
た煮出し皿へ少量ずつ揚水可能な太さを有する管体を採
用している。
【0008】これにより、沸騰水を揚水管から徐々に表
面積の大きな煮出し皿へ揚水し、その上昇してきた沸騰
水が、外気によりとろ火温度まで冷やされて、その状態
が維持されるので、煮出し皿内の被煮出し物を、所定時
間だけじっくりと煮出すことができ、また煮出し後、被
煮出し物と煮出し液とが自然に分離されるので、煮出し
液の余熱などによる煮つめ過ぎを回避できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の煮出し器は、湯沸かし用
のポットと、ポットに一体又は別体に設けられたヒータ
手段と、ポットの上部内に配置されて、被煮出し物を煮
出す煮出し皿と、ポットの下部内に配置される大口径の
集泡管と、煮出し皿及び集泡管を連通連結して、ポット
の下部内でヒータ手段により沸騰された水を煮出し皿へ
供給する揚水管とを備えたものであり、揚水速度が急で
なく、少量ずつ徐々に供給できるようにするために、揚
水管の内径は5〜20mm程度とすることが好ましい。
【0010】すなわち、ヒータ手段により加熱されたポ
ット下部内の気泡を含む沸騰水は、集泡管により集めら
れて揚水管を上昇し、煮出し皿へと供給される。このと
き、揚水管の内径が5〜20mmと大きいので、集泡管に
より集められた沸騰水の上昇力では勢い良く揚水管を上
昇することができず、この揚水管中で、沸騰水の一部が
集泡管へと戻る管内対流を起こしながら、徐々に沸騰水
の水位が上がって少量ずつ表面積の大きな煮出し皿内ま
で上昇していくと、そこで外気によりとろ火温度まで温
度低下されて、その状態が維持されるので、煮出し皿内
の被煮出し物が所定時間だけじっくりと煮出される。
【0011】揚水管の内径は、特に10〜15mmが好まし
く、5mm未満では揚水管の内径が小さすぎて、煮出し
皿への沸騰水の上昇速度が高速となり、揚水管内で上昇
中の沸騰水の一部が集泡管へと戻る管内対流を生じるこ
となく煮出し皿へ供給されてしまい、これにより被煮出
し物の煮出しが十分にできなくなり、また20mmを超え
てしまうと、揚水管の内径が大き過ぎて、ポット下部で
加熱された気泡を含む沸騰水を集泡管により揚水管の流
入口へ集めても、気泡を含む沸騰水の上昇力では揚水管
を昇りきれず、被煮出し物を煮出せない。
【0012】このように、煮出し液はポット下部に溜ま
り、煮出しかすの被煮出し物はそれより上方の煮出し皿
に残るので、煮出し後、被煮出し物と煮出し液とが自然
分離されて、煮出し液の余熱などによる煮つめ過ぎを回
避できる。
【0013】なお、ポットは、例えば有色、無色、半透
明の耐熱ガラスや耐熱樹脂でもよく、またその寸法及び
外観形状などは、どのような寸法や形状でもよい。そし
て、ポットは把手付きが好ましいものの、把手がないも
のでもよい。
【0014】さらに、集泡管、揚水管及び煮出し皿の形
状や素材も、どのような形状や素材でもよい。
【0015】特に、揚水管の上端部に、揚水管の断面積
より大きな断面積の貯湯部を設けた場合には、揚水管に
より上昇してきた沸騰水が、一旦、所定時間だけ貯湯部
に貯水されるので、そこで沸騰水中に含まれているカル
キやトリハロメタンなどの有害物質が除去され易く、そ
の後、有害物質の少なくなった沸騰水を煮出し皿内に上
昇させて被煮出し物を煮出せることにより、より美味し
く健康に良い煮出し液が得られる。
【0016】また、煮出し皿と揚水管との間にフィルタ
を介設した場合、同フィルタが被煮出し物のこし網とし
て機能し、被煮出し物が例えば葉類や粉粒物であっても
揚水管を通ってこれらがポット内に流入することがな
く、パックに入れることなくそのまま煮出すことができ
る。
【0017】さらに、揚水管の上端部を、煮出し皿の底
面に連通させた場合には、比較的高温の揚水を煮出し皿
内に供給できると共に、供給した沸騰水で煮出し皿内の
湯を攪拌できると共に、沸騰水を直接被煮出し物に当て
て噴出圧を加えることができるので、煮出し効率を高め
ることができ、しかも、比較的揚水管の長さが短くなる
ので、短時間で被煮出し物の煮出しを開始できる。
【0018】そして、揚水管の上端部を、煮出し皿の内
部に位置させた場合においても、上記したように供給し
た沸騰水で煮出し皿内の湯を攪拌できるので、煮出し効
率を高めることができ、また、揚水管の上端部を、煮出
し皿の上縁より上方に配置させた場合には、揚水管の上
端部の開口から沸騰水が噴出して下方の煮出し皿へ落下
するので、被煮出し物が袋状フィルタによりパックされ
ていない葉類や粉粒物の際に、揚水管の排水口から煮出
し液と共にポットの下部へ葉類や粉粒物が流入するのを
防止できる。
【0019】さらに、煮出し皿の上部に煮出し水をポッ
トの下部に戻すオーバーフロー部を設けた場合には、煮
出し皿内の被煮出し物の煮出し液を、揚水管から煮出し
皿への沸騰水の上昇量に合わせて、オーバーフロー部か
らポットの下部へ適量ずつ落下させて戻すことができ、
これにより煮出し皿において、被煮出し物のとろ火加減
での煮出しを良好にできる。
【0020】さらにまた、上記したフィルタに加えて、
ポットの外蓋の内側で、前記被煮出し物の上方位置に上
フィルタを設けた場合には、特に、煮出し皿にオーバー
フロー部を設けたものであった場合、被煮出し物が袋状
フィルタによりパックされていない葉類や粉粒物であっ
ても、これらが煮出し中又は煮出し後に、煮出し液と共
にポットの下部へ流入するのを防止できる。また、この
上フィルターで被煮出し物を押さえることができるの
で、揚水管の上端部が煮出し皿の底面に連通したものに
適用した場合、特に、被煮出し物が袋状にパックされて
いれば、沸騰水の噴出圧がパックに直接作用して煮出し
液を搾り出す効果を奏し、煮出し効率を高めることがで
きる。
【0021】そして、例えば被煮出し物が袋状フィルタ
によりパックされていない葉類や粉粒物であり、かつ揚
水管の上端部が煮出し皿の内部に位置したものであって
も、この上フィルタが揚水管の上端部よりも上方に位置
していれば、煮出し中又は煮出し後に、揚水管を通って
煮出し液と共にポットの下部へ葉類や粉粒物が流入する
のを防止できる。
【0022】次いで、煮出し皿の下部に、煮出し水の一
部をポットの下部に戻す細孔を形成した場合には、煮出
し皿内に貯湯可能としながら、煮出し皿内の被煮出し物
の煮出し液を細孔から少量ずつ落下させて戻すことで、
同煮出し皿の下部に溜まった比較的濃度の大きい煮出し
液を、煮出し開始から比較的早い時期にポットの下部へ
戻すことができる。
【0023】なお、煮出し器は、上記したように、健康
茶類に適用できる他、例えば、料理用の出汁をとる場合
などにも好適に用いることが可能である。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0025】図1及び図2に本発明の第1の実施例に係
る煮出し器Aを示しでおり、マイコン制御式の加熱装置
1と、加熱装置1上に別体で載置される湯沸かし用のポ
ット2とを備えている。
【0026】加熱装置1には、外装ケーシング3の中央
部から一端部にかけて平面視して円形のポット載置口3
aが形成されている。このポット載置口3aは、下部の
耐熱樹脂からなる火傷防止用の円筒状の遮熱ガード4
と、上部筒5により形成されており、遮熱ガード4の上
部に、環状の保持金具6を介して加熱板7が配置されて
いる。
【0027】加熱板7は、例えば熱膨張係数が1×10
-7℃の結晶化ガラス製のもので、その下方には、サーモ
スタット8付きのランプホルダ9によって保持されたハ
ロゲンランプ10が配置されている。なお、加熱板7
は、本実施例では無色透明としているが、透光性を有す
る有色のものとして、ハロゲンランプ10のカラーフィ
ルターとして機能させることもできる。
【0028】ハロゲンランプ10は熱源として好適な近
赤外線発光のランプであり、同ハロゲンランプ10の下
方には、反射板11が、反射板取付け部材12を介して
遮熱ガード4の下部にビス止めされている。
【0029】上部筒5の内周面には、載置されたポット
2の温度を検出する温度センサ13が取付けられてい
る。また、外装ケーシング3の他端部の下部内には、基
盤14、電源ソケット15を有し、温度センサ13から
の温度検出信号に基づき、加熱温度を調整する制御部1
6が設けられている。
【0030】外装ケーシング3の他端部上には、図3に
示すような操作ボタンが配置された表示部を有する操作
パネル18が取付けられている。同操作パネル18に
は、スタート・取消ボタン18a、5分の煎じ時間を設
定する第1の設定ボタン18b、10分の煎じ時間を設
定する第2の設定ボタン18c、30分の煎じ時間を設
定する第3の設定ボタン18d及び保温ボタン18eが
配設されており、またその他にも操作パネル18には赤
色のLEDランプであるON・OFF確認ランプ18
a′、橙色の第1の設定確認ランプ18b′、橙色の第
2の設定確認ランプ18c′及び橙色の第3の設定確認
ランプ18d′及び保温確認ランプ18e′が配設され
ている。
【0031】スタート・取消ボタン18aのON・OF
F時に短いアラームが鳴ると共に、赤色のLEDランプ
のON・OFF確認ランプ18a′が点灯したり、消灯
したりすることにより、煮出し器Aによる加熱の開始と
取消とを知らせる。また、橙色の第1の設定確認ランプ
18b′、橙色の第2の設定確認ランプ18c′及び橙
色の第3の設定確認ランプ18d′は、それぞれ被煮出
し物(ここでは健康茶)の煎じ時間に合わせて、第1〜
第3の設定ボタン18b、18c、18dの何れかを押
すことで5分、10分、30分という煎じ時間を設定し
た際に点灯し、煎じ完了時に、ON・OFF確認ランプ
18a′が点滅しながらアラームが短い音で10秒間鳴
り続けた後に、この第1の設定確認ランプ18b′と共
に消灯する。そして、緑色の保温確認ランプ18e′
は、煮出し完了後に制御部16により自動的に保温状態
となったり、使用者が保温ボタン18eを押した際に点
灯する。なお、温度センサ13がポット2の異常高温状
態や、経時的温度変化のない状態を検出することで発見
される、水不足やポットなしの異常時には、アラームが
鳴り続けるようになっている。図1において17は温度
ヒューズである。
【0032】次に、図2を参照してポット2を詳細に説
明する。
【0033】図2に示すように、ポット2は、上部の対
向位置に注ぎ口19及び把手20が配設された耐熱ガラ
ス製の透明な円筒状ポットであり、中央上部にガラス製
の内視ドーム21が設けられた外蓋22が取付けられて
いる。外蓋22の内面には、煮出し中に浮上する被煮出
し物の一例である例えばウーロン茶、ルイボス茶、ギム
ネマ茶、杜仲茶、アシタ葉茶及びハバナ茶などを収納し
た健康茶パック23を上方から押さえることのできる円
筒皿状の上フィルタ24が設けられている。
【0034】ポット2内には、ポット下部に配置される
下向きラッパ状をした大口径の集泡管25と、ポット上
部に配置される健康茶パック23内の健康茶を煮出す煮
出し皿26と、これらの集泡管25及び煮出し皿26を
連結して、ポット2の下部内で加熱板7により沸騰され
た水を煮出し皿26へ前記健康茶パック23を浸漬すべ
く供給する揚水管27とが、断熱性が良好で、かつ耐熱
温度が149〜171℃であり、さらに無機酸、アルカ
リ、塩類溶液への耐薬品性が良好なポリサルフォン樹脂
により一体成形されている。これらの部材25〜27は
半透明な乳白色のものとしている。
【0035】集泡管25の下縁部には、90°毎にポッ
ト下部と集泡管25内との間で水が出入りする4個の切
欠部25aが形成されている。
【0036】集泡管25は、前述したように断熱性の良
好なポリサルフォン樹脂により成形されているので、ポ
ット下部内の水を、沸騰する集泡管25内部の高温水
と、煮出し皿26側から落下してきた低温の煎じ液(煮
出し液)とに熱遮断することができる。
【0037】前記揚水管27は、この管内で、上昇する
沸騰水の対流を起こしながら、少しずつ上端の排水口2
7aから煮出し皿26へ沸騰水を上昇させる太さに調整
された管体である。
【0038】具体的に述べると、揚水管27の内径を5
〜20mm、好ましくは10〜15mmとしている。な
お、この第1の実施例では10mmである。
【0039】このような範囲に設定したのは、揚水管2
7の内径が5mm未満の場合、揚水管27が細くなりす
ぎて、煮出し皿26への沸騰水の上昇速度が速くなり、
揚水管27内を上昇中の沸騰水の一部が集泡管25へ戻
る管内対流が生じることなく煮出し皿26へ供給され、
これにより健康茶パック23の煎じが十分にできなくな
ってしまい、また20mmを超えた場合には、揚水管2
7が太くなりすぎて、ポット下部で加熱された気泡を含
む沸騰水を、集泡管25によって揚水管27の流入口2
7bへ集めても、気泡を含む沸騰水の上昇力では揚水管
27を昇りきれずに、健康茶パック23を煮出せなくな
るためである。
【0040】前記煮出し皿26は、下部が緩やかなラッ
パ状となった皿部材であり、その中央部の底面が、揚水
管27の上端部に形成された排水口27aに面を揃えて
連通連結されている。煮出し皿26の底部にはフィルタ
が、すなわち、健康茶パック23の載置部材となると共
に、パック入りされていない健康茶などの被煮出し物の
こし網ともなる下フィルタ28が取付けられている。す
なわち、健康茶パック23は上・下フィルタ24、28
間の空間に収納されている。
【0041】また、煮出し皿26の上部周面には、所定
角度毎に煮出し水をポット2の下部に戻す複数個のオー
バーフロー部29が形成されており、煮出し皿26の上
端部には、ポット2の上周縁に載置されるフランジ26
aが形成されている。
【0042】次に、第1の実施例の煮出し器Aの使用方
法を説明する。
【0043】図2に示すように、まず加熱装置1のポッ
ト載置口3aから加熱板7上に、集泡管25、揚水管2
7及び煮出し皿26を収納したポット2を載置する。次
に、外蓋22を開けて、健康茶パック23を煮出し皿2
6の下フィルタ28上に載置する。外蓋22を閉める
と、健康茶パック23が上、下フィルタ24、28の空
間に配置される。
【0044】それから、図3に示す橙色の第1〜3の設
定ボタン18b、18c、18dのうち何れか一つを、
健康茶パック23内の健康茶の煎じ時間に合わせて押す
(通常の健康茶の場合は、5分間の第1の設定ボタン1
8bとなる)。これにより、橙色の第1〜3の設定確認
ランプ18b′、18c′、18d′の何れかが点灯す
る(通常は、第1の設定確認ランプ18b′である)。
【0045】次に、加熱装置1のスタート取消ボタン1
8aを押すと、短いアラームが鳴ると共に、赤色のLE
DランプのON・OFF確認ランプ18a′が点灯し
て、制御部16によりハロゲンランプ10に通電されて
ポット2の下部内に溜まった水の加熱が開始される。
【0046】図2に示すように、ポット2内の水が沸騰
してくると、気泡を含む沸騰水は、下向きラッパ状の集
泡管25により中央上部へ集められて揚水管27を上昇
し、煮出し皿26へと供給される。
【0047】揚水管27の内径は、10mmと、コーヒ
ーなどを煮出すパーコレータの揚水管の内径より大きく
なっているので、集泡管25により集められた沸騰水の
上昇力ではパーコレータの細い揚水管のように勢い良く
煮出し皿26へ上昇できず、この揚水管27中で、沸騰
水の一部が集泡管25へと戻る管内対流を起こしなが
ら、徐々に沸騰水の水位が表面積の大きな煮出し皿26
へと上がって行く。煮出し皿26内では外気によりとろ
火温度まで温度低下されたり、下がり過ぎた場合には揚
水管27からの沸騰水の上昇により再び昇温されたり
と、このとろ火温度が常に維持されるので、その結果、
少量ずつ煮出し皿26へ上昇してきた沸騰水が貯溜され
て煮出し皿26内の健康茶パック23が十分浸漬され、
所定時間だけじっくりと煮出される。
【0048】その際、オーバーフローした煎じ水はオー
バーフロー部29からポット下部内へ落下する一方、ま
た一部の煎じ水は、揚水管27の管内での沸騰水の対流
に乗じて揚水管27を下ってポット下部内を煎じ水に変
えていく。
【0049】また、図1に示すように、煎じ中、ポット
2内の水は、加熱装置1の下部に収納されたハロゲンラ
ンプ10により下方からライトアップされており、半透
明な乳白色の集泡管25全体に発光色が広がるので、使
用者は、透明なポット2を通して、半透明な乳白色の集
泡管25により集められた多数個の気泡を含む沸騰水
が、揚水管27から煮出し皿26へ揚水されて健康茶パ
ック23を煮出している様子を楽しむことができるとと
もに、離れた位置からも煮出し中であることがはっきり
分かる。特に、上昇する大小多数個の気泡は、雲のよう
な白い幻影となって輝き、使用者の心を和ませることが
できる。
【0050】煎じ完了時には、ON・OFF確認ランプ
18a′が点滅しながらアラームが短い音で10秒間鳴
り続けた後、この確認ランプ18a′は第1の設定確認
ランプ18b′と共に消灯する。
【0051】そして、煎じ完了後に緑色の保温確認ラン
プ18e′が、制御部16により自動的に点灯して、所
定温度まで温度低下した後、飲み頃の80°前後に保温
される。なお、煮出し器Aを用いた健康茶パック23の
煎じ工程における時間と温度との関係のグラフを図4に
示す。
【0052】なお、適時において、使用者が保温ボタン
18eを押して、保温状態とすることもできる。また、
温度センサ13がポット2の異常高温状態や、経時的温
度変化のない状態を検出することで発見される、水不足
やポットなしの異常時には、アラームが鳴り続けて知ら
せるようになっている。
【0053】その後、外蓋22を開けて収納されている
集泡管25、揚水管27及び煮出し皿26を取出し、そ
れから外蓋22を閉めて、把手20を握ってポット2を
傾け、注ぎ口19から湯飲み等へ煎じ液を注いでそれを
飲む。
【0054】なお、上記集泡管25、揚水管27及び煮
出し皿26からなる部材は、前記外蓋22に着脱自在と
し、外蓋22を開けるときに同時にポット2から取出可
能とすることもできる。
【0055】このように、第1の実施例の煮出し器A
は、揚水管27により、ポット2の下部内でハロゲンラ
ンプ10により沸騰した水を煮出し皿26へ健康茶パッ
ク23が浸漬すべく供給するようにしており、沸騰水を
揚水管27から徐々に表面積の大きな煮出し皿26へ揚
水し、その上昇してきた沸騰水が外気によりとろ火温度
まで冷やされ、これにより煮出し皿26内の健康茶パッ
ク23を十分浸漬して、自動的に所定時間だけじっくり
と煮出すことができる。
【0056】また、煮出し液はポット下部に溜まり、煮
出しかすの健康茶パック23はそれより上方の煮出し皿
26に残るので、煮出し後、健康茶パック23と煮出し
液とが自然分離されて、煮出し液の余熱などによる煮つ
め過ぎを回避できる。
【0057】そして、煮出し皿26の内部に下フィルタ
28を設けているので、被煮出し物が健康茶パック23
でなく、例えばばらの葉類や粉粒物であっても、パック
に収めることなくそのまま煮出すことができる。
【0058】さらに、このように揚水管27の排水口2
7aを、煮出し皿26の底面に連通させているので、比
較的高温の揚水を煮出し皿26内に供給できると共に、
沸騰水の噴出圧を健康茶パック23に作用させ、煮出し
効率を高めることができる。
【0059】しかも、比較的揚水管27の長さが短くな
るので、短時間で健康茶パック23の煮出しを開始でき
る。
【0060】また、煮出し皿26の上部に煮出し水をポ
ット2の下部に戻すオーバーフロー部29を設けたの
で、煮出し皿26内の健康茶パック23の煮出し液を、
揚水管27から煮出し皿26への沸騰水の上昇量に合わ
せて、オーバーフロー部29からポット2の下部へ適量
ずつ落下させて戻すことができ、これにより、煮出し皿
26において、健康茶パック23のとろ火加減での煮出
しを良好にできる。
【0061】さらにまた、外蓋22の内面に、煮出し中
に浮上する健康茶パック23を上方から押さえる上フィ
ルタ24を設けているので、例えば健康茶パック23が
袋状フィルタによりパックされていないばらの葉類や粉
粒物であって、かつこの第1の実施例のようにオーバー
フロー部29を設けたものであっても、煮出し中又は煮
出し後に、ポット2へ流れ落ちることがない。
【0062】図5は、第2の実施例の煮出し器Bを示し
ており、同図に示すように、底部が平らな煮出し皿2
6′の下部に、一定角度毎に煮出し水の一部をポット2
の下部に戻す多数個の細孔31を形成したものである。
【0063】これにより、煮出し皿26′内に貯湯して
健康茶パック23を浸漬可能としながら、煮出し皿2
6′内の健康茶パック23の煮出し液を細孔31から少
量ずつ落下させて戻すことができ、煮出し皿26′の下
部に溜まった比較的濃度の大きい煮出し液を、煮出し開
始から比較的早い時期にポット2の下部へ戻すことがで
きる。
【0064】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0065】図6は、第3の実施例の煮出し器Cを示し
ており、同図に示すように、揚水管27の上端部に形成
された排水口27aを、煮出し皿26′の内部に位置さ
せたもので、ここでは、底部が平らな煮出し皿26′の
上縁と面を揃えたものとしている。
【0066】これにより、揚水管27の排水口27aか
ら沸騰水が噴出し、下方の煮出し皿26′へ落下するの
で、健康茶パック23が袋状フィルタによりパックされ
ていない葉類や粉粒物の際に、排水口27aから煮出し
液と共にポット2の下部へ葉類や粉粒物が流入するのを
防止できる。
【0067】また、排水口27aの位置をもっと下方に
位置させれば、貯湯時に、沸騰水の噴出で湯を攪拌でき
るので、健康茶パック23の煮出し効率を高めることが
できる。
【0068】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0069】図7は、第4の実施例の煮出し器Dを示し
ており、同図に示すように、第3の実施例の煮出し器C
の煮出し皿26′の下部に、第2の実施例の煮出し器B
と同様に、煮出し水の一部をポット2の下部に戻す多数
個の細孔31を一定角度毎に形成したものである。
【0070】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0071】図8は、第5の実施例の煮出し器Eを示し
ており、同図に示すように、揚水管27の排水口27a
を、煮出し皿26″の上縁より上方に配置させたもので
ある。なお、煮出し皿26″は、揚水管27が上方突出
している分だけ、揚水の飛散を防止するために、前記煮
出し皿26′より大径にしている。
【0072】これにより、上記した煮出し器C同様に、
揚水管27の排水口27aから沸騰水が噴出し、下方の
煮出し皿26″へ落下するので、健康茶パック23が袋
状フィルタによりパックされていない葉類や粉粒物の際
に、排水口27aから煮出し液と共にポット2の下部へ
葉類や粉粒物が流入するのを防止できる。
【0073】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0074】図9は、第6の実施例の煮出し器Fを示し
ており、同図に示すように、第5の実施例の煮出し器E
の煮出し皿26″の下部に、第2の実施例の煮出し器B
と同様に、煮出し液の一部をポット2の下部に戻す多数
個の細孔31を一定角度毎に形成したものである。
【0075】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0076】図10は、第7の実施例の煮出し器Gを示
しており、同図に示すように、揚水管27の上端部に、
上部口径が底のない煮出し皿26′の口径と同一である
上向きラッパ状の貯湯部40を設けたものである。すな
わち、この貯湯部40は、揚水管27の断面積より大き
な断面積となっている。
【0077】これにより、揚水管27により上昇してき
た沸騰水が、一旦、所定時間だけ貯湯部40に貯水され
て、そこで沸騰水中に含まれているカルキやトリハロメ
タンなどの有害物質が十分に除去される。従って、その
後、有害物質の極めて少なくなった沸騰水を煮出し皿2
6内に上昇させて健康茶パック23の煮出しができ、よ
り美味しく健康に良い煮出し液が得られる。
【0078】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0079】図11及び図12は前記貯湯部が設けられ
たものの他のタイプを示している。
【0080】すなわち、図11の煮出し器G1は、貯湯
部41が第7の実施例の煮出し器Gの貯湯部40より小
さい上向きラッパ状のものを示しており、また図12の
煮出し器G2は、貯湯部42が煮出し器Gより小さく
て、なだらかな上向きラッパ状をしたものを示してい
る。
【0081】効果的には、第7の実施例の場合より若干
程度が劣るものの、沸騰水中に含まれているカルキやト
リハロメタンなどの有害物質を十分に除去できる。
【0082】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0083】図13は、第8の実施例の煮出し器Iを示
しており、同図に示すように、揚水管27を介して上昇
してきた沸騰水が、細孔31付きの底部の平らな煮出し
皿26′内に十分に溜まってから、ポット2の外蓋22
を開けて、4本の脚部50が配設された健康茶メッシュ
ケース51を浸漬するものである。
【0084】これにより、例えば健康茶の種類で、沸騰
水に短時間通して煎じ出すようなものを良好に煎じるこ
とができる。
【0085】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0086】図14は、第9の実施例の煮出し器Jを示
しており、同図に示すように、図10に示す第6の実施
例の煮出し器Fにおいて、煮出し皿26″の中央部に揚
水管27が突き抜ける下フィルタ28を配置した例であ
る。下フィルタ28を設けることにより、健康茶パック
23がないばらの健康茶などであっても使用できる。
【0087】図15は、第10の実施例の煮出し器Kを
示しており、同図に示すように、第9の実施例の煮出し
器Jにおいて、下フィルタ28を煮出し皿26″の中央
部から偏芯させた例である。これにより、健康茶パック
23や、ばらの健康茶などが下フィルタ28上に載置し
易い。
【0088】図16は、第11の実施例の煮出し器Lを
示しており、同図に示すように、ポット60と加熱装置
61とが一体化したタイプのものを示している。煮出し
器Lは、電動式のポンプ圧により注ぎ口62から煮出し
液を自動的に注ぎ出す。
【0089】これにより、移動性が良好となるばかりで
なく、コスト低下が図れる。
【0090】その他の構成及び作用は第1の実施例と同
様であるので省略する。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0092】 請求項1記載の本発明では、湯沸かし
用のポットと、該ポットに一体又は別体に設けられたヒ
ータ手段と、前記ポットの上部内に配置されて、被煮出
し物を煮出す煮出し皿と、前記ポットの下部内に配置さ
れる大口径の集泡管と前記煮出し皿及び前記集泡管を連
結して、前記ポットの下部内で前記ヒータ手段により沸
騰された水を前記煮出し皿へ被煮出し物を浸漬すべく供
給する揚水管とを備えた構成としたことにより、ヒータ
手段により沸騰したポット下部の水を、上部の煮出し皿
へ供給して同煮出し皿内の被煮出し物を浸漬でき、とろ
火温度を維持して所定時間だけじっくりと煮出すことが
できる。また、煮出し後は、被煮出し物と煮出し液とが
ポットの上下部に自然に分離され、煮出し液の余熱など
による煮つめ過ぎを回避できる。
【0093】 請求項2記載の本発明では、請求項1
の効果に加えて、揚水管の上端部に該揚水管の断面積よ
り大きな断面積の貯湯部を設けたことにより、揚水管に
より上昇してきた沸騰水が、一旦、所定時間だけ貯湯部
に貯水され、そこで沸騰水中に含まれているカルキやト
リハロメタンなどの有害物質が十分に除去され、その後
に被煮出し物を浸漬するので、より美味しく健康に良い
煮出し液を得ることができる。
【0094】 請求項3記載の本発明では、請求項1
又は2の効果に加えて、煮出し皿と揚水管との間にフィ
ルタを介設したことにより、被煮出し物が例えば葉類や
粉粒物であっても揚水管を通ってこれらがポット内に流
入することがないので、パックに入れることなくそのま
ま煮出すことができる。
【0095】 請求項4記載の本発明では、請求項1
〜3の効果に加えて、揚水管の上端部を、前記煮出し皿
の底面に連通させたことにより、比較的高温の揚水を煮
出し皿内に供給できると共に、供給した沸騰水で煮出し
皿内の湯を攪拌できると共に、沸騰水を直接被煮出し物
に当てて噴出圧を加えることができるので、煮出し効率
を高めることができる。また、比較的揚水管の長さが短
くなるので、短時間で被煮出し物の煮出しを開始でき
る。
【0096】 請求項6記載の本発明では、請求項1
〜3の効果に加えて、揚水管の上端部を、前記煮出し皿
の内部に位置させたことにより、請求項4記載の発明同
様、供給した沸騰水で煮出し皿内の湯を攪拌でき、煮出
し効率を高めることができる。
【0097】 請求項6記載の本発明では、請求項1
〜3の効果に加えて、揚水管の上端部の開口から沸騰水
が噴出し、下方の煮出し皿へ落下するので、被煮出し物
が袋状フィルタによりパックされていない葉類や粉粒物
の際に、揚水管の排水口から煮出し液と共にポットの下
部へ葉類や粉粒物が流入するのを防止できる。
【0098】 請求項7記載の本発明では、請求項1
〜6の効果に加えて、煮出し皿の上部に煮出し水をポッ
トの下部に戻すオーバーフロー部を設けたことにより、
煮出し皿内の被煮出し物の煮出し液を、揚水管から煮出
し皿への沸騰水の上昇量に合わせて、オーバーフロー部
からポットの下部へ適量ずつ落下させて戻すことができ
て、煮出し皿において被煮出し物のとろ火加減での煮出
しを良好にできる。
【0099】 請求項8記載の本発明では、請求項1
〜7の効果に加えて、ポットの外蓋の内側で、前記被煮
出し物の上方位置に上フィルタを設けたことにより、特
に、煮出し皿にオーバーフロー部を設けたものであった
場合、被煮出し物が袋状フィルタによりパックされてい
ない葉類や粉粒物であっても、これらが煮出し中又は煮
出し後に、煮出し液と共にポットの下部へ流入するのを
防止できる。また、この上フィルターで被煮出し物を押
さえることができるので、揚水管の上端部が煮出し皿の
底面に連通したものに適用した場合、特に、被煮出し物
が袋状にパックされていれば、沸騰水の噴出圧がパック
に直接作用して煮出し液を搾り出す効果を奏し、煮出し
効率を高めることができる。
【0100】 請求項9記載の本発明では、請求項1
〜8の効果に加えて、煮出し皿の下部に、煮出し水の一
部をポットの下部に戻す細孔を形成させたことにより、
煮出し皿内に貯湯可能としながら、煮出し皿内の被煮出
し物の煮出し液を細孔から少量ずつ落下させて戻すこと
で、同煮出し皿の下部に溜まった比較的濃度の大きい煮
出し液を、煮出し開始から比較的早い時期にポットの下
部へ戻すことができる。特に、請求項6及び7の場合に
は、煮出し後、煮出し皿内に煮出し液が残ってしまう
が、この細孔を煮出し皿に配設することにより、煮出し
液を残らずポット下部へ落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における煮出し器の正断
面図。
【図2】ポットの拡大断面図。
【図3】加熱装置の操作パネルの拡大正面図。
【図4】健康茶パックの煎じ工程における時間と温度と
の関係を示すグラフ。
【図5】本発明の第2の実施例における煮出し器の要部
概略図。
【図6】本発明の第3の実施例における煮出し器の要部
概略図。
【図7】本発明の第4の実施例における煮出し器の要部
概略図。
【図8】本発明の第5の実施例における煮出し器の要部
概略図。
【図9】本発明の第6の実施例における煮出し器の要部
概略図。
【図10】本発明の第7の実施例における煮出し器の要
部概略図。
【図11】第7の実施例における他の態様の煮出し器の
要部概略図。
【図12】第7の実施例におけるさらに他の態様の煮出
し器の要部概略図。
【図13】本発明の第8の実施例における煮出し器の要
部概略図。
【図14】本発明の第9の実施例における煮出し器の要
部概略図。
【図15】本発明の第10の実施例における煮出し器の
要部概略図。
【図16】本発明の第11の実施例における煮出し器の
要部概略図。
【符合の説明】
A 煮出し器 1 加熱装置 2 ポット 8 健康茶パック(被煮出し物) 25 集泡管 26 煮出し皿 27 揚水管
フロントページの続き (72)発明者 桑畑 広幸 福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九 州日立マクセル株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯沸かし用のポットと、 該ポットに一体又は別体に設けられたヒータ手段と、 前記ポットの上部内に配置されて、被煮出し物を煮出す
    煮出し皿と、 前記ポットの下部内に配置される大口径の集泡管と、 前記煮出し皿及び前記集泡管を連結して、前記ポットの
    下部内で前記ヒータ手段により沸騰された水を前記煮出
    し皿へ被煮出し物を浸漬すべく供給する揚水管とを備え
    たことを特徴とする煮出し器。
  2. 【請求項2】前記揚水管の上端部に、該揚水管の断面積
    より大きな断面積の貯湯部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の煮出し器。
  3. 【請求項3】前記煮出し皿と揚水管との間にフィルタを
    介設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の煮出
    し器。
  4. 【請求項4】前記揚水管の上端部を、前記煮出し皿の底
    面に連通させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の煮出し器。
  5. 【請求項5】前記揚水管の上端部を、前記煮出し皿の内
    部に位置させたことを特徴する請求項1〜3のいずれか
    に記載の煮出し器。
  6. 【請求項6】前記揚水管の上端部を、前記煮出し皿の上
    縁より上方に位置させたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の煮出し器。
  7. 【請求項7】前記煮出し皿の上部に、煮出し水を前記ポ
    ットの下部に戻すオーバーフロー部を設けたことを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載の煮出し器。
  8. 【請求項8】前記ポットの外蓋の内側で、前記被煮出し
    物の上方位置に上フィルタを設けたことを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載の煮出し器。
  9. 【請求項9】前記煮出し皿の下部に、前記煮出し水の一
    部を前記ポットの下部に戻す細孔を形成したことを特徴
    とする請求項1〜8のいずれかに記載の煮出し器。
JP15465596A 1996-06-14 1996-06-14 煮出し器 Pending JPH10158A (ja)

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JP15465596A JPH10158A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 煮出し器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0948925A1 (en) * 1998-04-06 1999-10-13 Daewoong Electric Industrial Co., Ltd. Decocting device for domestic use
CN101968238A (zh) * 2009-07-27 2011-02-09 何乐民 光波水暖器
JP2014502544A (ja) * 2010-12-29 2014-02-03 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 材料を溶媒中で煎じる方法及び装置
CN108938418A (zh) * 2018-07-04 2018-12-07 赵学明 一种中药熬制加工装置

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