JPH10158866A - 搬送処理装置 - Google Patents

搬送処理装置

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JPH10158866A
JPH10158866A JP33750996A JP33750996A JPH10158866A JP H10158866 A JPH10158866 A JP H10158866A JP 33750996 A JP33750996 A JP 33750996A JP 33750996 A JP33750996 A JP 33750996A JP H10158866 A JPH10158866 A JP H10158866A
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panel
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forming surface
circuit forming
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F1/00Etching metallic material by chemical means
    • C23F1/08Apparatus, e.g. for photomechanical printing surfaces

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、液溜まりの発生が防止され、第2
に、回路形成面に搬送ローラーが接触せず、第3に、し
かもこれらが簡単容易に実現され、第4に、極めて均一
に薬液等が噴射され、第5に、工程間の液体の混り合い
も防止される、搬送処理装置を提案する。 【解決手段】 この搬送処理装置11は、基板の表面に
回路が形成された薄いパネルEの製造工程で用いられ、
パネルEを搬送しつつ薬液処理や水洗処理が行われる。
そして、パネルEを垂直から若干傾斜させ、表面の回路
形成面Dを上に裏面Pを下に向けて、搬送装置12にて
裏面Pと下端Qを保持しつつ、スプレーノズル13から
薬液や水等を噴射される。スプレーノズル13は、上下
に傾斜して配列され首振り動作を行う。又、上下流の両
搬送処理装置11間には、上下流に向けそれぞれエアー
を噴射するスリット状のエアーノズルが介装されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送処理装置に関
する。すなわち、薄いパネルを搬送しつつ薬液等の液体
による処理を行う、搬送処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、技術的背景について述べる。図1
0の(1)図は、プリント配線基板の平面図、図10の
(2)図は、液晶ディスプレイの拡大した断面説明図で
ある。プリント配線基板Aは、最近ますます極薄化や高
密度化が進みつつある。すなわちプリント配線基板A
は、縦横が550mm×550mmや500mm×30
0mm程度の寸法よりなり、その肉厚は、1.0mmか
ら0.8mm更には0.4mm程度と極薄化しつつあ
り、回路Bの高密度化の進展も著しい。そしてプリント
配線基板Aは、例えば、絶縁基板Cの切断,穴あけ加
工,研磨,スルホールメッキ,研磨,エッチングレジス
トの塗布・乾燥・又は張り付け,露光,現象,エッチン
グ,回路部分のレジスト剥離,等々の工程を辿って製造
される。そして、このようなプリント配線基板Aの現
象,エッチング,剥離等の製造工程では、それぞれ、プ
リント配線基板Aを搬送しつつ、現像液,腐食液,剥離
液等の薬液が噴射されて、薬液処理(化学処理)が行わ
れると共に、水が噴射されることによる水洗処理や乾燥
処理が行われ、もって、絶縁基板Cの表面の回路形成面
Dに回路Bが形成されたプリント配線基板Aたるパネル
Eが得られる。
【0003】又、ガラス基板Fの回路形成面Dに着色層
や電極等の回路Bが形成されたカラーフィルタGを備え
た、LCD・液晶ディスプレイHのパネルEや、ガラス
基板Fの回路形成面Dに隔壁や電極等の回路Bが形成さ
れた、PDP・プラズマディスプレイ用のパネルE等
も、極薄化,大型化の進展が著しい。例えば、液晶カラ
ーテレビやパソコンに代表されるように、液晶ディスプ
レイHやプラズマディスプレイは最近、軽量化を目指し
極薄化されると共に、ますます大型化の傾向を辿り、4
0インチ,50インチ等のサイズのものも増加しつつあ
る。そして、このような液晶ディスプレイHやプラズマ
ディスプレイに用いられる、薄いガラス基板Fに回路B
が形成されたカラーフィルタGよりなるパネルEや、同
様に薄いガラス基板Fに回路Bが形成されたパネルE
は、前述したプリント配線基板AたるパネルEに準じた
製造工程により、現像,エッチング,水洗,乾燥等の工
程を辿り、それぞれ薬液処理や水洗処理が行われて製造
されている。技術背景については、以上のとおり。
【0004】ところで、このようなパネルEの薬液処理
や水洗処理は、従来、次のように行われていた。図8
は、この種従来例の搬送処理装置の1例の側面説明図で
あり、図9は、他の例の正面説明図である。従来は、こ
のような搬送処理装置1や2を用い、薄いパネルEを搬
送しつつ、現像液,腐食液,剥離液等の薬液Jや水K等
の液体が噴射されて、薬液処理(化学処理)や水洗処理
が行われ、もって、絶縁基板Cやガラス基板F等の回路
形成面Dに、各種の回路Bが形成されたパネルEが製造
されていた。
【0005】そしてまず、図8に示した従来例は、水平
横型の搬送処理装置1よりなっていた。すなわち、この
搬送処理装置1では、搬送装置3として各搬送ローラー
4が水平に並べられると共に回転駆動され、もって、プ
リント配線基板Aやその他のパネルEは、このような各
搬送ローラー4上を水平つまり横姿勢で搬送されつつ、
その表面の回路形成面Dに対し、多数のスプレーノズル
5から薬液Jや水Kが噴射され、もって、薬液処理や水
洗処理が行われていた。
【0006】又、図9に示した従来例は、垂直縦型の搬
送処理装置2よりなり、最近開発されたものである。そ
して、この搬送処理装置2では、搬送装置6の各搬送ロ
ーラー4は、搬送方向に沿い縦に配設されると共に、左
右で対向すべく配設されて、回転駆動されていた。そし
て、プリント配線基板Aやその他のパネルEは、このよ
うな各搬送ローラー4にて両側から挟まれ、垂直に立っ
た縦姿勢で搬送されつつ、その表面の回動形成面Dに対
し、多数のスプレーノズル5から薬液Jや水Kが噴射さ
れ、もって、薬液処理や水洗処理が行われていた。な
お、図中7はモーター、8は駆動伝達機構、9は搬送ロ
ーラー4が配設された垂直シャフト、10は、搬送され
るパネルEの下端を保持する下ローラーである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次のような問題が指摘されていた。
まず第1に、図8に示した水平横型の搬送処理装置1に
あっては、液溜まりLの発生が指摘されていた。すなわ
ちこの搬送処理装置1では、その搬送装置3の搬送ロー
ラー4にて水平つまり横姿勢で搬送されるプリント配線
基板Aやその他のパネルEに対し、その上面たる表面の
回路形成面Dに対し、スプレーノズル5から薬液Jや水
K等が噴射されるので、搬送されるプリント配線基板A
やその他のパネルE上の回路形成面D上、特にその中央
部に、液溜まりLが発生,滞留しやすくなる。そして、
このような液溜まりLに起因して、使用される薬液Jや
水Kについて、その液量を多量に要するようになると共
に、プリント配線基板Aやその他のパネルEの薬液処理
や水洗処理の処理時間が長時間化する、という能率面・
効率面の問題が指摘されていた。
【0008】更に、このような液溜まりLに起因して、
例えば現像,エッチング,剥離の各工程における薬液処
理の均一性が阻害され、もって、形成される回路Bの幅
に過不足・誤差・ムラ・不良等が生じ、電気抵抗値も一
定しなくなる等、高密度化・複雑化・微細化が進む回路
Bの精度に問題が生じ、製品の歩どまりも悪化してい
た。又、水洗工程では、このような液溜まりLに起因し
て、水洗自体がスムーズに実施されにくくなり、更に次
の乾燥工程では、液溜まりL箇所の水分除去・乾燥がス
ムーズに実施されず、乾燥ムラが発生し、回路形成面D
そして回路Bにシミ状の半点模様がつく、との指摘があ
った。もってこのような面からも、回路Bの精度に問題
が生じ、製品の歩どまりが悪化していた。
【0009】次に第2に、図9に示した垂直縦型の搬送
処理装置2にあっては、回路形成面Dに搬送ローラー4
が接触し、形成される回路Bに悪影響を及ぼす、という
指摘があった。すなわち、この搬送処理装置2では、プ
リント配線基板Aやその他のパネルEは、その搬送装置
6の搬送ローラー4にて両側から挟まれ、垂直に立った
縦姿勢で搬送されつつ、その片面たる表面の回路形成面
Dに対しスプレーノズル5から薬液Jや水K等が噴射さ
れる。このように、プリント配線基板Aやその他のパネ
ルEの回路形成面Dに対し、そして形成される回路Bに
対し常時、搬送ローラー4が接触しているので、回路B
に対し物理的に悪影響を及ぼすことが多かった。又、搬
送ローラー4が、各スプレーノズル5と回路形成面Dそ
して回路Bとの間に介在位置するので、このような搬送
ローラー4の影となった部分について、スプレーノズル
5からの薬液Jや水Kが遮断され塞がれる、という指摘
もあった。もって、これらの面からも、薬液処理の均一
性が阻害されたり、水洗のスムーズな実施が妨げられ、
結局、高密度化・複雑化・微細化が進む回路Bの精度に
問題が生じ、製品の歩どまりが悪化していた。
【0010】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべく、発明者の鋭意研究努力の結果
なされたものであって、搬送装置にて、パネルを傾斜せ
しめ裏面および下端を保持して搬送しつつ、スプレーノ
ズルから、薬液等の液体を回路形成面に噴射するように
したことにより、第1に、液溜まりが防止され、第2
に、回路形成面に搬送ローラーが接触せず、第3に、し
かもこれらが簡単容易に実現される、搬送処理装置を提
案することを目的とする。更に、請求項5では、スプレ
ーノズルを傾斜して配列すると共に首振り動作を行わし
めるようにしたことにより、第4に、特に薬液処理の均
一性や水洗のスムーズな実施が確保され、請求項6で
は、連続して配設された搬送処理装置間に、上流側と下
流側に向けられたスリット状のエアーノズルを介装した
ことにより、第5に、工程間の液体の混り合いも防止さ
れる、搬送処理装置を提案することも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1
については次のとおり。すなわち、この請求項1の搬送
処理装置は、基板の表面に回路が形成された薄いパネル
の製造工程で用いられ、該パネルを搬送しつつ薬液等の
液体による処理を行う。そして該パネルを、表面の回路
形成面を上に裏面を下に向けて傾斜せしめると共に、該
裏面および下端を保持して搬送する搬送装置と、搬送さ
れる該パネルの回路形成面に対向位置し、該液体を噴射
して所定の処理を行う多数のスプレーノズルと、を有し
てなることを特徴とする。
【0012】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2の搬送処理装置は、請求項1に記
載した搬送処理装置において、該パネルとしては、絶縁
基板の回路形成面に回路が形成されたプリント配線基
板、又は、ガラス基板の回路形成面に着色層や電極等の
回路が形成されたカラーフィルタを備えた液晶ディスプ
レイ用のパネル、又は、ガラス基板の回路形成面に隔壁
や電極等の回路が形成されたプラズマディスプレイ用の
パネル、等が対象とされることを特徴する。請求項3に
ついては次のとおり。すなわち、この請求項3の搬送処
理装置は、請求項1に記載した搬送処理装置において、
該パネルは、垂直に対し若干程度の傾斜角にて傾斜して
いること、を特徴とする。
【0013】次に、請求項4については次のとおり。す
なわち、この請求項4の搬送処理装置は、請求項1に記
載した搬送処理装置において、該搬送装置は、傾斜した
該パネルの裏面をもたれかからせて保持する傾斜した縦
コンベアと、傾斜した該パネルの下端を支えて保持する
下コンベアと、を有してなることを特徴とする。請求項
5については、次のとおり。すなわち、この請求項5の
搬送処理装置は、請求項1に記載した搬送処理装置にお
いて、該スプレーノズルは、搬送方向に沿い多数直線的
に列設されると共に、相互間が上下にずれ全体的に傾斜
して配列され、かつ上下への揺動首振り動作を行うこ
と、を特徴とする。
【0014】次に、請求項6については次のとおり。す
なわち、この請求項6の搬送処理装置は、請求項1に記
載した搬送処理装置であって、2セットが、順次用いら
れるべく連続して配設されると共に、両者間に、スリッ
ト状のエアーノズルが縦に平行に介装されている。そし
て該エアーノズルは、搬送される該パネルの上下全体に
エアーを噴射する高さ寸法を備えてなると共に、該パネ
ルに対し、上流寄りのものは直角より搬送方向上流側に
向けられ、下流寄りのものは直角より搬送方向下流側に
向けられ、もって2方向にエアーを噴射すること、を特
徴とする。請求項7については次のとおり。すなわち、
この請求項7の搬送処理装置は、請求項4に記載した搬
送処理装置において、該縦コンベアおよび該下コンベア
は、共に搬送ローラーを備えたローラーコンベアよりな
ると共に、少なくとも該縦コンベアが回転駆動され、か
つ該下コンベアは、該縦コンベアの垂直に対する傾斜角
と同一角度で水平に対し傾斜していること、を特徴とす
る。
【0015】このように、この搬送処理装置は、プリン
ト配線基板,液晶ディスプレイ用のカラーフィルタを備
えたパネル,プラズマディスプレイ用のパネル等、基板
の表面に回路が形成された薄いパネルの製造工程で用い
られ、パネルを搬送しつつ、薬液処理や水洗処理を行
う。そして、パネルを例えば垂直から若干傾斜させ、表
面の回路形成面を上に裏面を下に向けて傾斜させ、搬送
装置にて裏面および下端を保持して搬送する。この搬送
装置は、例えば、搬送ローラーを備え傾斜したローラー
コンベアよりなり、パネルの裏面をもたれかからせて保
持する縦コンベアと、パネルの下端を支えて保持する下
コンベアとが用いられる。そして、搬送されるパネルの
表面の回路形成面に対し、多数のスプレーノズルから薬
液や水等の液体が噴射される。スプレーノズルとして
は、例えば、搬送方向に沿い上下に傾斜して配列される
と共に、上下に揺動首振り動作を行うものが使用され
る。又、連続して配設されたこのような搬送処理装置間
には、スリット状のエアーノズルが介装され、上流側と
下流側の2方向にエアーを噴射する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,
図3,図4,図5,図6,図7等は、本発明の実施の形
態の説明に供する。
【0017】そして、図1は正面説明図、図2は上流側
の側面説明図、図3は下流側の側面説明図、図4は平面
説明図である。図5の(1)図は要部の正面説明図、図
5の(2)図は要部の側面説明図、図6の(1)図は要
部の平面説明図、図6の(2)図はその拡大図である。
図7の(1)図はエアーノズル等を示す正面説明図、図
7の(2)図はエアーノズル等を示す平面説明図であ
る。
【0018】この搬送処理装置11は、絶縁基板Cやガ
ラス基板F等の基板の表面に回路Bが形成された薄いパ
ネルEの製造工程で用いられ、パネルEを搬送しつつ、
薬液J等の液体による処理が行われる。このようなパネ
ルEとしては、例えば図10の(1)図に示したよう
に、絶縁基板Cの回路形成面Dに回路Bが形成されたプ
リント配線基板Aや、図10の(2)図に示したよう
に、ガラス基板Fの回路形成面Dに着色層や電極等の回
路Bが形成されたカラーフィルタGを備えた液晶ディス
プレイH用のパネルEや、ガラス基板Fの回路形成面D
に隔壁や電極等の回路Bが形成されたプラズマディスプ
レイ用のパネルE、その他のパネルEが対象とされる。
【0019】まず、パネルEの1例たるプリント配線基
板A(図10の(1)図を参照)について、述べてお
く。プリント配線基板Aは、各種OA機器用の基板,コ
ンピュータ用の多層基板,計算機用のフレキシブル基板
等々、用途により多種多様であり、その製造工程も多種
多様である。そしてプリント配線基板Aは、近年ますま
す小型軽量化,極薄化,フレキシブル化,多層化,回路
Bの高密度化,微細化,高精度化、等々が進みつつあ
る。そして、このようなプリント配線基板Aは、例えば
次のように製造される。すなわちプリント配線基板A
は、材料たる絶縁基板Cの積層,研磨,切断,スルホー
ル用の穴あけ加工,研磨,めっき,研磨,エッチングレ
ジストの塗布・乾燥・又ははり付け,露光,現像,エッ
チング,回路B部分のエッチングレジストの剥離、等々
の工程を辿って製造される。
【0020】これらについて、更に詳述する。まず、絶
縁基板Cに銅箔が熱プレス等により、はり合わされ積層
された後、洗浄および研磨が行われ、それから、このよ
うな前処理工程を経て得られた銅箔張り積層板たる絶縁
基板Cが、ワークサイズの短尺に切断され、次に、スル
ホール用の穴あけ加工が施された後、洗浄および研磨が
行われてから、めっきが実施される。しかる後、再び洗
浄,研磨,洗浄,乾燥等が行われてから、エッチングレ
ジストつまり耐アルカリ性や耐酸性の保護膜たる感光性
レジストを、塗布して乾燥させることにより塗膜化する
処理が行われ、それから、表面の回路形成面Dに回路B
のネガフィルムである回路写真をあてて露光した後、エ
ッチングレジストは、露光され硬化した回路B部分を残
し、他の不要部分が現像液の噴射により溶解除去され
る。
【0021】しかる後、洗浄,乾燥が行われてから、エ
ッチングマシンにて、このようにエッチングレジストが
硬化して保護された回路B部分の銅箔を残し、上述によ
りエッチングレジストが溶解除去された不要部分の銅箔
が、腐食液の噴射により溶解除去される。それから、残
っていた上述の硬化した回路Bの部分のエッチングレジ
ストが、剥離液の噴射により溶解除去された後、洗浄,
乾燥され、もって、所定の回路Bが形成されたプリント
配線基板Aが得られる。プリント配線基板Aは、例えば
縦横が550mm×550mmや、500mm×300
mm程度の寸法よりなり、その肉厚は、1.0mmから
0.8mm更には0.4mm程度よりなる。
【0022】このように、パネルEの1例であるプリン
ト配線基板Aの製造工程、例えば現像,エッチング,剥
離等の工程では、それぞれ、プリント配線基板Aを搬送
しつつ、現像液,腐食液,剥離液等の薬液Jが噴射され
て、薬液処理(化学処理)が行われると共に、水が噴射
されることによる水洗処理や乾燥処理が行われる。この
ようにして、絶縁基板Cの表面の回路形成面Dに回路B
が形成された、パネルEの1例たるプリント配線基板A
が得られる。プリント配線基板Aは、このような工程を
辿って製造される。
【0023】次に、パネルEの1例である、ガラス基板
Fの回路形成面Dに、着色層や電極等の回路Bが形成さ
れたカラーフィルタGを備えたLCD・液晶ディスプレ
イHのパネルE(図10の(1)図)について述べてお
く。LCD・液晶ディスプレイHは、周知のごとく、2
枚のガラス基板F間に液晶Wが封入された基本構造より
なり、印加電圧により液晶Wの光学的性質が変化して、
文字等を表示する。そして、液晶カラーテレビ,パソコ
ン,各種計器の表示用,等々に広く使用されつつある
が、最近は大型化の傾向も顕著であり、40インチ,5
0インチ,1m角のものも増加しつつある。
【0024】そして、このような液晶ディスプレイHで
は、ガラス基板Fの回路形成面Dに、多くの格子,着色
層,スイッチ,透明電極等の回路B(本明細書中ではこ
れも広義の回路Bとみる)が、埋め込まれ印刷形成され
てなるカラーフィルタG、を備えたパネルEが使用され
ている。そして、このようなパネルEも、前述した同種
のパネルEであるプリント配線基板Aに準じた製造工程
により、現象,エッチング,水洗,乾燥等の工程を辿っ
て製造され、同様な薬液処理そして水洗処理が行われ
る。なお、このパネルEの肉厚は1mm弱程度よりな
る。又、図10の(2)図中、Mは偏光板,Nは画素電
極を示す。液晶ディスプレイH用のパネルEは、このよ
うな工程を辿って製造される。
【0025】次に、パネルEの1例である、ガラス基板
Fの回路形成面Dに隔壁や電極等の回路Bが形成され
た、プラズマディスプレイ用のパネルEについて述べて
おく。PDP・プラズマディスプレイは、周知のごとく
1種の表示放電管であり、2枚のガラス基板F間に、多
くの隔壁,セル空間,透明電極,スイッチ,抵抗等が介
装された基本構造よりなり、封入された各ガスが、印加
電圧により放電して一画素を形成しつつ文字等を表示す
る。そして、ハイビジョンテレビ用として開発が進めら
れており、40インチ等の大型化されたものも開発され
ている。このようにプラズマディスプレイでは、ガラス
基板Fの回路形成面Dに、多くのスイッチ,抵抗,透明
電極等の回路B(本明細書中ではこれも広義の回路Bと
みる)が埋め込まれ印刷形成された、パネルEが用いら
れている。そして、このようなパネルEも、前述した同
種のパネルEであるプリント配線基板Aに準じた製造工
程により、現像,エッチング,水洗,乾燥等の工程を辿
って製造され、同様な薬液処理そして水洗処理が行われ
る。プラズマディスプレイ用のパネルEは、このような
工程を辿って製造される。
【0026】さて、この搬送処理装置11は、このよう
なプリント配線基板A,液晶ディスプレイH用のパネル
E,プラズマディスプレイ用のパネルE等、絶縁基板C
やガラス基板F等の基板の表面に回路Bが形成された、
薄いパネルEの製造工程で用いられる。そして、以下に
順次詳述する搬送装置12,スプレーノズル13,搬送
処理装置11間に介装されたエアーノズル14、等を備
えてなる。
【0027】まず、この搬送処理装置11の搬送装置1
2について、述べる。この搬送装置12は、パネルE
を、表面の回路形成面Dを上に裏面Pを下に向けて傾斜
せしめると共に、裏面Pおよび下端Qを保持して搬送す
る。パネルEは、垂直に対し若干程度の傾斜角θ(図5
の(1)図を参照)にて、傾斜せしめられている。そし
て搬送装置12は、傾斜したパネルEの裏面Pをもたれ
かからせて保持する傾斜した縦コンベア15と、傾斜し
たパネルEの下端Qを支えて保持する下コンベア16
と、を有してなる。縦コンベア15および下コンベア1
6は、共に搬送ローラー17,18を備えたローラーコ
ンベアよりなると共に、少なくとも縦コンベア15が回
転駆動され、かつ下コンベア16は、縦コンベア15の
垂直に対する傾斜角θと同一角度で、水平に対し傾斜し
ている。
【0028】このような縦コンベア15と下コンベア1
6とからなる、搬送装置12について更に詳述する。図
5,図6中19は駆動軸であり、この駆動軸19は、端
部がモーター(図示せず)等の駆動源に接続されると共
に、搬送方向Rに沿って配されている。そして駆動軸1
9には、一定間隔にて多数のねじ歯車20が固設されて
おり、このねじ歯車20に対し、図示例では交互に、縦
シャフト21に固設されたねじ歯車22と、横シャフト
23に固設されたネジ歯車24とが、螺合・噛み合わせ
られている。各縦シャフト21および横シャフト23
は、それぞれフレーム25に軸受を介し回動自在に保持
され、もって縦横に立設,横設されている。各縦シャフ
ト21には、それぞれ多数の例えばホイールよりなる搬
送ローラー17が固設され、各横シャフト23には、そ
れぞれ1個の搬送ローラー18が固設されている。
【0029】もって、図5,図6に加え図1,図2,図
3等にも示したように、このような各縦シャフト21と
搬送ローラー17にて、縦コンベア15が構成され、
又、各横シャフト23と搬送ローラー18にて、下コン
ベア16が構成されている。図示例では、縦コンベア1
5のみならず下コンベア16も、回転駆動されるように
なっている。
【0030】そして、図1,図5の(1)図等に示した
ように、縦コンベア15つまり各縦シャフト21や搬送
ローラー17は、垂直に対し若干程度の傾斜角θにて、
傾斜して配設されている。つまり図面上では、垂直に対
し右側に約10度程度傾いた状態となっており、この傾
斜角θは、パネルEをもたれかからせて保持するに足る
角度に設定される。もって、縦コンベア15はパネルE
を傾斜せしめ、下に向けられた裏面Pを、その各搬送ロ
ーラー17に当接させ,もたれかからせて保持すると共
に、各搬送ローラー17が回転駆動されることにより、
パネルEを搬送方向Rに搬送する。
【0031】又、図1,図5の(1)図等に示したよう
に、下コンベア16つまり各横シャフト23や搬送ロー
ラー18は、水平に対し上述した傾斜角θにて、若干傾
斜せしめられている。つまり図面上では、右下に傾いた
状態となっており、結局、上述した縦コンベア15,各
縦シャフト21,搬送ローラー17等と直角をなすよう
に、設定されている。もって下コンベア16は、傾斜し
たパネルEの下端Qを、その各搬送ローラー18上に乗
せるように当接させ,支えて保持すると共に、各搬送ロ
ーラー18が回転駆動されることにより、上述した縦コ
ンベア15の各搬送ローラー17と共に、パネルEを搬
送方向Rに搬送する。なお図示例において、下コンベア
16そしてその横シャフト23,搬送ローラー18等
は、このように傾斜した構成よりなっているが、これに
よらず、これらを水平とすると共に、この水平な搬送ロ
ーラー18の表面にV溝等の溝を形成し、この溝にてパ
ネルEの下端Qを支えて保持する構成も可能である。こ
の搬送処理装置11の搬送装置12は、このような縦コ
ンベア15と下コンベア16とからなる。
【0032】ところで、図2,図3,図4等に示した例
では、2セットつまり2台の搬送処理装置11が、順次
用いられるべく連続して配設されている。そして、図2
に示した搬送方向Rの上流側の搬送処理装置11では、
薬液Jによる薬液処理が行われ、図3等に示した下流側
の搬送処理装置11では、水Kによる水洗処理が行われ
る。つまり、上流側の搬送処理装置11では、例えば現
像液,腐食液,剥離液等の薬液Jが噴射され、もって現
像,エッチング,剥離等の薬液処理(化学処理)が行わ
れる。これに対し、下流側の搬送処理装置11では水K
が噴射され、もって水洗処理が行われる。図2中26
は、最上流に位置する投入部、図3中27は最下流に位
置する受取部である。そして、このような2台の搬送処
理装置11,投入部26,受取部27そして後述するエ
アーナイフ部28,29等を通し、前述した搬送装置1
2が、連続的に配設されている(なお図2,図3中で
は、搬送処理装置11やエアーナイフ部28,29等に
関し、搬送装置12の図示は省略)。搬送装置12は、
このようになっている。
【0033】次に、図1,図2,図3,図4等を参照し
つつ、搬送処理装置11のスプレーノズル13について
述べる。このスプレーノズル13は、孔状をなし、搬送
されるパネルEの回路形成面Dに対向位置し、薬液Jや
水K等の液体を噴射して所定の処理を行うべく、多数設
けられている。そして、薬液Jを噴射する搬送処理装置
11のスプレーノズル13は、搬送方向Rに沿い多数直
線的に列設されると共に、相互間が上下にずれ全体的に
傾斜して配列され、かつ上下への揺動首振り動作を行
う。
【0034】このようなスプレーノズル13について、
更に詳述する。まず、図2そして図1に示した上流側の
搬送処理装置11のスプレーノズル13について述べ
る。このスプレーノズル13は、搬送装置12にて搬送
されるパネルEの回路形成面Dに対し、薬液Jを噴射し
て薬液処理を実施する。すなわち図1等に示したよう
に、この搬送処理装置11の下部には薬液槽30が設け
られ、現像液や腐食液や剥離液等の薬液Jが貯溜されて
いる。そして、薬液槽30内の薬液Jは、ポンプ31に
て、フィルター32,主管33等を介し、上下多段に複
数本横設されたスプレーパイプ34へと分岐,圧送され
た後、各スプレーパイプ34にそれぞれ多数穿設された
スプレーノズル13から、搬送装置12にて縦に傾斜し
て搬送されるパネルEの回路形成面Dに向けて、噴射さ
れる。そして薬液Jは、パネルEの回路形成面Dを流下
した後、再び下部の薬液槽30に回収され、事後再び循
環使用される。図1,図2中35は、各スプレーパイプ
34に付設された圧力計である。
【0035】そして、この搬送処理装置11のスプレー
パイプ34は、パネルEの回路形成面Dに対向位置すべ
く、相互間は平行に、上下多段に配設されている。これ
と共に各スプレーパイプ34は、図示例では搬送方向R
の上流側に高く、下流側に低く傾斜して配設されると共
に、その軸を中心に上下に例えば35度程度の角度で、
回動するように設定されている。もって、各スプレーパ
イプ34について、それぞれ直線的に列設されたスプレ
ーノズル13も、各スプレーパイプ34毎に、それぞれ
相互間が上下にずれ全体的に傾斜して配列されると共
に、すべてが上下への揺動首振り動作を行うようになっ
ている。図1,図2に示した上流側の搬送処理装置11
のスプレーノズル13は、このようになっている。
【0036】これに対し、図3等に示した下流側の搬送
処理装置11のスプレーノズル13は、次のようになっ
ている。このスプレーノズル13は、搬送装置12にて
搬送されるパネルEの回路形成面Dに対し、水Kを噴射
して水洗処理を実施する。すなわち、この搬送処理装置
11の下部には水洗槽36が設けられ、水洗用の水Kが
貯溜されている。そして、水洗槽36内の水Kは、図4
に示したポンプ37にて配管38を介し、縦に平行に複
数本配設されたスプレーパイプ39へと分岐,圧送され
た後、各スプレーパイプ39にそれぞれ多数穿設された
スプレーノズル13から、搬送装置12にて縦で傾斜し
て搬送されるパネルEの回路形成面D(図3においてこ
れらの図示は省略)に向けて、噴射される。そして、噴
射された水Kは、パネルEの回路形成面Dを流下した
後、再び下部の水洗槽36に回収され、事後、適宜循環
使用される。図3等に示した下流側の搬送処理装置11
のスプレーノズル13は、このようになっている。スプ
レーノズル13は、このようになっている。
【0037】次に、エアーナイフ部28について述べ
る。図4中40は、ブロワーつまり送風機であり、この
送風機40からの圧送風は、エアー配管(図示せず)を
介し、図2,図3,図7等に示したエアーナイフ部28
の風管41に至る。このエアーナイフ部28そして風管
41は、図2に示した上流側の搬送処理装置11と、図
3等に示した下流側の搬送処理装置11との間に介装さ
れている。そして、このエアーナイフ部28では、風管
41について搬送方向Rの上流側の端および下流側の端
に、スリット状のエアーノズル14が、それぞれ縦に平
行に穿設されている。この両エアーノズル14は、搬送
されるパネルEの上下全体にエアーを噴射する高さ寸法
を備えてなると共に、パネルEに対し、上流寄りのエア
ーノズル14は、直角より搬送方向R上流側に向けら
れ、下流寄りのエアーノズル14は、直角より搬送方向
R下流側に向けられ、もって2方向にエアーを噴射する
ようになっている。なお図示例において、このような風
管41とエアーノズル14よりなるエアーナイフ部28
は1組介装されているが、これによらず、2組等多数組
を連設して介装するようにしてもよく、又、1個の風管
41に3個以上のエアーノズル14を設け、上流向きの
ものと下流向きのものとに、分けて用いるようにしても
よい。そしてこのエアーナイフ部28は、主に、両搬送
処理装置11間における薬液Jと水Kとの混り合いを防
止すべく機能する。エアーナイフ部28は、このように
なっている。
【0038】これに対し、エアーナイフ部29は、次の
ようになっている。図4中42は、ブロアーつまり送風
機であり、この送風機42からの圧送風は、エアー配管
(図示せず)を介し、図3中に示したように、下流側の
搬送処理装置11と受取部27間に介装された空気室状
のエアーナイフ部29に至る。そして、このエアーナイ
フ部29には、図示例では縦にスリット状のエアーノズ
ル43(図示例によらず、多数の縦に列設された孔状の
エアーノズルでも可)が、複数平行に列設されており、
パネルEの回路形成面Dに対しエアーを噴射する。この
エアーナイフ部29は、主に、回路形成面Dの水切り,
乾燥用として機能する。エアーナイフ部29は、このよ
うになっている。
【0039】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このように、この搬送
処理装置11は、例えば図10に示したプリント配線基
板A,液晶ディスプレイH用のカラーフィルタGを備え
たパネルE,プラズマディスプレイ用のパネルE等、絶
縁基板Cやガラス基板F等の基板の表面に回路Bが形成
された、薄いパネルEの製造工程で用いられ、このよう
なパネルEを搬送しつつ、薬液処理や水洗処理等を行
う。そして、図1や図5の(1)図等に示したように、
パネルEを垂直から傾斜角θで若干傾斜させ、表面の回
路形成面Dを上に裏面Pを下に向けて傾斜させ、搬送装
置12にて、パネルEの裏面Pおよび下端Qのみを保持
して搬送する。
【0040】このような搬送装置12として、図示例で
は、搬送ローラー17,18を備え傾斜したローラーコ
ンベアよりなり、パネルEの裏面Pをもたれかからせて
保持する縦コンベア15と、パネルEの下端Qを支えて
保持する下コンベア16とが用いられる。そして、図
1,図2,図3等に示したように、このような搬送装置
12にて傾斜して搬送されるパネルEに対し、その表面
の回路形成面Dに対向位置すべく配された多数のスプレ
ーノズル13から、現像液,腐食液,剥離液等の薬液J
や水K、等の液体が噴射される。スプレーノズル13と
しては、例えば図2に示したように、搬送方向Rに沿い
つつ全体的に上下に傾斜して配列されると共に、上下に
揺動首振り動作を行うものが使用される。又、順次連続
して配設された上流側と下流側の両搬送処理装置11間
には、上流側と下流側とにそれぞれ向けられたスリット
状のエアーノズル14を備えたエアーナイフ部28が介
装され、もって上流側と下流側の2方向に、エアーを噴
射するようになっている。
【0041】なお図示例では、図2,図3,図4に示し
たように、搬送方向Rに沿い上流側から下流側に向け、
投入部26,薬液処理を行う搬送処理装置11,エアー
ナイフ部28,水洗処理を行う搬送処理装置11,エア
ーナイフ部29,受取部27の順に、配置されている。
さてそこで、この搬送処理装置11にあっては、次の第
1,第2,第3,第4,第5のようになる。
【0042】第1に、この搬送処理装置11において、
プリント配線基板A,液晶ディスプレイH用のカラーフ
ィルタGを備えたパネルE,プラズマディスプレイ用の
パネルE等の薄いパネルEは、傾斜して搬送されつつ、
その回路形成面Dに薬液Jや水K等の液体が噴射され
る。もって噴射された液体は、傾斜したパネルEの回路
形成面Dに当たった後、その傾斜に沿って上から下へと
流れ落ちるので、パネルEを水平の横姿勢で搬送した場
合に発生していた液溜まりL(図8を参照)は、発生し
なくなる。又、このようにパネルEは、若干傾斜した縦
状態で搬送されるので、大型化する一方で軽量化を図る
べく極薄化が進むパネルEについて、パネルEを水平の
横姿勢で搬送した場合に発生しやすい弛みも、防止され
る。
【0043】第2に、この搬送処理装置11において、
パネルEは、その裏面Pおよび下端Qのみを、搬送装置
12の縦コンベア15および下コンベア16の搬送ロー
ラー17,18にて、保持されつつ搬送される。そし
て、このような搬送ローラー17,18等にて保持され
ない、無接触状態・オープン状態の表面たる回路形成面
Dに対し、スプレーノズル13から薬液Jや水K等の液
体が噴射される。このように薬液処理や水洗処理に際
し、回路形成面Dそして回路Bは、無接触状態・オープ
ン状態に維持され、薬液Jや水Kが、遮断され塞がれる
ことなく全面的に噴射される。
【0044】第3に、しかもこの搬送処理装置11は、
パネルEの裏面Pや下端Qを保持する搬送ローラー1
7,18を備え、傾斜した縦コンベア15や下コンベア
16よりなる搬送処理装置12と、パネルEの回路形成
面Dに対向位置する多数のスプレーノズル13と、を備
えた簡単な構成よりなる。
【0045】第4に、更に薬液処理を行う搬送処理装置
11のスプレーノズル13は、搬送方向Rに沿いつつ上
下に傾斜して配列されると共に、上下への揺動首振り動
作を行う。そこで、パネルEの回路形成面Dに対し、極
めて均一に薬液Jが噴射され、もって極めて均一に薬液
処理が行われるようになる。
【0046】第5に、更にエアーナイフ部28のスリッ
ト状のエアーノズル14が、連続して配設された上流側
の薬液処理を行う搬送処理装置11と、水洗処理を行う
搬送処理装置11との間に介装されている。そして、上
流側に向けたエアーノズル14から噴射されるエアーに
て、上流側の搬送処理装置11においてパネルEの回路
形成面Dに残存していた薬液Jが、除去されると共に、
上流側の搬送処理装置11にて噴射されパネルEの回路
形成面Dを介し下流側に向けて流出しようとする薬液J
は、押し戻される。他方、下流側に向けたエアーノズル
14から噴射されるエアーにて、下流側の搬送処理装置
11にて噴射されパネルEの回路形成面Dを介し下流側
から上流側へ向けて逆流しようとする水Kも、押し返さ
れる。このようにして、上下流の両搬送処理装置11間
で、薬液Jと水Kとが混じり合うことは、確実に防止さ
れる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る搬送処理装置は、以上説明
したように、搬送装置にて、パネルを傾斜せしめ裏面お
よび下端を保持して搬送しつつ、スプレーノズルから、
薬液等の液体を回路形成面に噴射するようにしたことに
より、次の効果を発揮する。
【0048】第1に、液溜まりが防止される。すなわ
ち、この搬送処理装置において、プリント配線基板,液
晶ディスプレイ用のカラーフィルタを備えたパネル,プ
ラズマディスプレイ用のパネル,その他の薄いパネル
は、傾斜して搬送されつつ、薬液,水等の液体が噴射さ
れる。もって、噴射された液体は、傾斜したパネルの回
路形成面に沿って流れ落ちるので、液溜まりは発生しな
くなる。
【0049】従って、液溜まりが発生していた前述した
この種従来例の水平横型の搬送処理装置に比し、使用さ
れる薬液や水の液量が大幅に少なくて済み、例えば水洗
に要する水量は半分以下で済むようになると共に、薬液
処理や水洗処理の処理時間も大幅に短縮される等、能率
面・効率面に優れてなる。更に、このように液溜まりの
解消に起因して、例えば現像,エッチング,剥離の各工
程における薬液処理の均一性が確保され、もって、前述
したこの種従来例において指摘されていた、形成される
回路の幅の過不足・誤差・ムラ・不良等の発生が防止さ
れるようになり、電気抵抗値も一定化するようになる。
もって、高密度化・複雑化・微細化が進むプリント配線
基板,液晶ディスプレイ用のカラーフィルタを備えたパ
ネル,プラズマディスプレイ用のパネル,等々のパネル
において、その回路の精度が向上し、製品の歩どまりも
向上する。
【0050】更に、水洗工程においても、このような液
溜まりの解消に起因して、水洗がスムーズに実施される
ようになり、又、次に実施される乾燥工程では、水分除
去・乾燥がスムーズに実施されるようになり、乾燥ムラ
は回避される。従って、前述したこの種従来例において
指摘されていた、回路形成面や回路にシミ状の半点模様
がつく事態も発生せず、この面からも、回路の精度が向
上し、製品の歩どまりも向上する。
【0051】第2に、回路形成面に搬送ローラーが接触
することもない。すなわち、この搬送処理装置におい
て、プリント配線基板,液晶ディスプレイ用のカラーフ
ィルタを備えたパネル,プラズマディスプレイ用のパネ
ル,その他の薄いパネルは、裏面および下端のみを保持
されつつ搬送され、搬送ローラー等にて何ら保持される
ことがない無接触状態・オープン状態の表面たる回路形
成面に対し、スプレーノズルから薬液,水等の液体が噴
射される。
【0052】従って、前述したこの種従来例の垂直縦型
の搬送処理装置のように、表面の回路形成面に搬送ロー
ラーが常時接触し、もって形成される回路について、物
理的に悪影響が及ぶようなことは、確実に回避される。
又、各スプレーノズルと回路形成面そして回路との間
に、搬送ローラーが介在位置することもなく、もってス
プレーノズルからの薬液や水が、遮断され塞がれるとい
う事態も発生しない。そこで、この面からも薬液処理の
均一性や水洗のスムーズな実施が確保され、高密度化・
複雑化・微細化が進むプリント配線基板,液晶ディスプ
レイ用のカラーフィルタを備えたパネル,プラズマディ
スプレイ用のパネル,等々のパネルにおいて、その回路
の精度が向上し、製品の歩どまりも向上する。
【0053】第3に、しかもこれらは、簡単容易に実現
される。すなわち、この搬送処理装置は、パネルを傾斜
させつつ裏面や下端のみを保持して搬送する搬送装置、
例えば傾斜したローラーコンベアよりなる縦コンベアと
下コンベアと、パネルの表面の回路形成面に対向位置す
る多数のスプレーノズルと、を備えた簡単な構成よりな
る。もって、上述した第1,第2の点は、容易に実現さ
れる。
【0054】更に、請求項5では、スプレーノズルを全
体的に搬送方向に沿いつつ上下に傾斜して配列すると共
に、上下への揺動首振り動作を行わしめるようにしたこ
とにより、上述に加え次の効果を発揮する。
【0055】第4に、特に薬液処理の均一性や水洗のス
ムーズな実施が確保される。すなち、この搬送処理装置
では、スプレーノズルの傾斜と首振りにより、パネルの
回路形成面に対し、極めて均一に薬液等の液体が噴射さ
れる。もって、この面から特に、薬液処理の均一性等が
確保され、回路の精度が向上し、製品の歩どまりも向上
する。
【0056】又、請求項6では、連続して配設された両
搬送処理装置間に、上流側と下流側にそれぞれ向けられ
たスリット状のエアーノズルを介装し、もって2方向に
エアーを噴射するようにしたことにより、前述に加え次
の効果を発揮する。
【0057】第5に、工程間の液体の混り合いが防止さ
れる。すなわち、この搬送処理装置間には、上流側に向
けたエアーノズルから噴射されるエアーにて、パネルの
表面たる回路形成面に残存していた薬液等の液体が、除
去されると共に、噴射されパネルの回路形成面を介し下
流側へ向けて流出しようとする薬液等の液体が、押し戻
される。又、下流側に向けたエアーノズルから噴射され
るエアーにて、噴射されパネルの回路形成面を介し下流
側から上流側へ向けて逆流しようとする薬液等の液体
が、押し返される。もって、上流側の搬送処理装置で用
いられる液体と、下流側の搬送処理装置で用いられる液
体とが、パネルの回路形成面を介して混じり合うこと
は、確実に防止されるようになる。もってこの面から
も、薬液処理の均一性や水洗のスムーズな実施が確保さ
れ、回路の精度が向上し、製品の歩どまりも向上する。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決さ
れる等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送処理装置について、発明の実
施の形態の説明に供する正面説明図である。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供する、上流側の
側面説明図である。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供する、下流側の
側面説明図である。
【図4】同発明の実施の形態の説明に供する、平面説明
図である。
【図5】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は
要部の正面説明図、(2)図は要部の側面説明図であ
る。
【図6】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は
要部の平面説明図、(2)図はその拡大図である。
【図7】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は
エアーノズル等を示す正面説明図、(2)図は同エアー
ノズル等を示す平面説明図である。
【図8】この種従来例の搬送処理装置の1例の側面説明
図である。
【図9】この種従来例の搬送処理装置の他の例の正面説
明図である。
【図10】(1)図は、プリント配線基板の平面図、
(2)図は、液晶ディスプレイの拡大した断面説明図で
ある。
【符号の説明】
11 搬送処理装置 12 搬送装置 13 スプレーノズル 14 エアーノズル 15 縦コンベア 16 下コンベア 17 搬送ローラー 18 搬送ローラー A プリント配線基板 B 回路 C 絶縁基板 D 回路形成面 E パネル F ガラス基板 G カラーフィルタ H 液晶ディスプレイ J 薬液 P 裏面 Q 下端 R 搬送方向 θ 傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01L 21/027 H01L 21/30 569D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に回路が形成された薄いパネ
    ルの製造工程で用いられ、該パネルを搬送しつつ薬液等
    の液体による処理を行う搬送処理装置であって、 該パネルを、表面の回路形成面を上に裏面を下に向けて
    傾斜せしめると共に、該裏面および下端を保持して搬送
    する搬送装置と、搬送される該パネルの回路形成面に対
    向位置し、該液体を噴射して所定の処理を行う多数のス
    プレーノズルと、を有してなること、を特徴とする搬送
    処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した搬送処理装置におい
    て、該パネルとしては、絶縁基板の回路形成面に回路が
    形成されたプリント配線基板、又は、ガラス基板の回路
    形成面に着色層や電極等の回路が形成されたカラーフィ
    ルタを備えた液晶ディスプレイ用のパネル、又は、ガラ
    ス基板の回路形成面に隔壁や電極等の回路が形成された
    プラズマディスプレイ用のパネル、等が対象とされるこ
    と、を特徴する搬送処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した搬送処理装置におい
    て、該パネルは、垂直に対し若干程度の傾斜角にて傾斜
    していること、を特徴とする搬送処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した搬送処理装置におい
    て、該搬送装置は、傾斜した該パネルの裏面をもたれか
    からせて保持する傾斜した縦コンベアと、傾斜した該パ
    ネルの下端を支えて保持する下コンベアと、を有してな
    ること、を特徴とする搬送処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載した搬送処理装置におい
    て、該スプレーノズルは、搬送方向に沿い多数直線的に
    列設されると共に、相互間が上下にずれ全体的に傾斜し
    て配列され、かつ上下への揺動首振り動作を行うこと、
    を特徴とする搬送処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載した搬送処理装置であっ
    て、2セットが、順次用いられるべく連続して配設され
    ると共に、両者間に、スリット状のエアーノズルが縦に
    平行に介装されており、 該エアーノズルは、搬送される該パネルの上下全体にエ
    アーを噴射する高さ寸法を備えてなると共に、該パネル
    に対し、上流寄りのものは直角より搬送方向上流側に向
    けられ、下流寄りのものは直角より搬送方向下流側に向
    けられ、もって2方向にエアーを噴射すること、を特徴
    とする搬送処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載した搬送処理装置におい
    て、該縦コンベアおよび該下コンベアは、共に搬送ロー
    ラーを備えたローラーコンベアよりなると共に、少なく
    とも該縦コンベアが回転駆動され、かつ該下コンベア
    は、該縦コンベアの垂直に対する傾斜角と同一角度で水
    平に対し傾斜していること、を特徴とする搬送処理装
    置。
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