JPH1015865A - 組立部品供給装置 - Google Patents

組立部品供給装置

Info

Publication number
JPH1015865A
JPH1015865A JP19574796A JP19574796A JPH1015865A JP H1015865 A JPH1015865 A JP H1015865A JP 19574796 A JP19574796 A JP 19574796A JP 19574796 A JP19574796 A JP 19574796A JP H1015865 A JPH1015865 A JP H1015865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
assembly
supply device
box
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19574796A
Other languages
English (en)
Inventor
Satomichi Kojima
悟理 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP19574796A priority Critical patent/JPH1015865A/ja
Publication of JPH1015865A publication Critical patent/JPH1015865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立ライン上での部品供給の時間及び労力を
削減するとともに、多種部品を高速かつ安定して供給す
る。 【解決手段】 リニアモータ1の上に可動範囲内で任意
の位置姿勢に制御されるロボット2が配置される。この
ロボット2は水平方向に移動可能である。ロボット2の
左右両側には部品箱を供給し、部品供給後の空箱を回収
する複数の部品箱供給ユニット3a〜3jを配置してい
る。部品箱供給ユニット3a〜3jは、部品箱供給部4
及び空箱回収部5で構成さるとともに、組立ライン8に
供給される部品種類に対応する数量を配置している。さ
らに、この外側に各部品箱供給ユニット3a〜3jへ部
品箱を供給又は排出するための部品箱搬送ライン6a,
6bを配置している。この結果、水平方向の移動自由度
及び移動量が増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立ラインを有す
る自動組立システムに用いる自動組立機又は組立ロボッ
トに多種の部品を供給する組立部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動組立システムに用い
る自動組立機又は組立ロボットには、部品専用パレット
又はパーツフィーダ等の組立部品供給装置を利用して多
種の部品供給を行うのが一般的であった。このような部
品専用パレットを用いた場合、部品をパレット上に配置
する際の時間や、その労力が多大となる。さらに、部品
専用パレットを部品の種類ごとに用意しなければなら
ず、その数量が多くなって、コストが嵩むことになる。
また、例えば、接着溶剤を塗布したシートなどの材質
は、経時変化が生じて精度が劣化し易い。
【0003】これらの解決方法としては部品を部品パレ
ット上にランダムに置いて、部品供給するための視覚認
識技術及びハンドリング技術が提案されている。例え
ば、特開昭61−55016号公報「部品供給整列シス
テム」及び特開昭62−292377号公報「散積み物
体をロボットでピックアップするための視覚システム」
が知られている。
【0004】前者の特開昭61−55016号公報例
は、視覚センサで部品の姿勢を認識し、そのロボットの
ハンドリングを決定して、部品整列箱の所定方向に整列
させて収納している。後者の特開昭62−292377
号公報では、散積み物体の位置関係を三次元的に認識
し、かつ、認識した物体の周囲の空間を識別して、ロボ
ットが、この物体をピックアップするハンドリングを行
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
にあって、前者の公報例は部品整列箱の所定方向に部品
を整列させて収納するものである。この場合、近時の複
写機などの精密機器用の中型及び大型部品のように、物
流段階で通い箱中に整列して収納している際には適用す
る意味がないものとなる。
【0006】また、後者の公報例での視覚認識技術に用
いレーザ光による3次元画像計測は、この検出装置が大
型であるためロボットのアーム先端部などに装着する
と、干渉が増加して計測時間が多大になり、かつ、分解
能の制度が劣化し、また、コストが嵩むなことが考えら
れる。
【0007】さらに、パーツフィーダなどの組立部品供
給装置は大型部品の供給が困難であるとともに、搬送時
の損傷が多いため取扱に注意を要する部品の供給には利
用でき難いという欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、組立ライン上での部品供給
の時間及び労力が削減されるとともに、多種部品を高速
かつ安定して供給できる組立部品供給装置の提供を目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、部品箱内に部品が整列状態
で多種供給され、かつ、組立ライン上を移動する自動組
立システムにおける組立部品供給装置において、部品箱
を組立ラインに供給する部品箱供給手段と、部品供給後
の空の部品箱を回収する部品箱回収手段と、可動範囲内
で任意の位置姿勢に制御され、かつ、水平方向移動手段
と多種の部品を把持可能な部品把持手段と物体を撮像す
る視覚センサを備えるロボットと、視覚センサで撮像し
た物体の位置姿勢を認識する物***置認識手段とを備え
るものである。
【0010】請求項2記載の組立部品供給装置は、前記
請求項1記載の構成に、ロボットのアーム先端部に部品
箱の仕切板を把持する把持機構を備えるものである。
【0011】請求項3記載の組立部品供給装置は、前記
請求項1記載の構成にあって、少なくとも3点の部品の
高さ情報を認識して部品の姿勢を補正するためのデパレ
タイズ面を算出している。
【0012】請求項4記載の組立部品供給装置は、前記
請求項1記載の構成にあって、視覚センサで撮像した物
体の画像の特徴点から部品の種類を識別している。
【0013】請求項5記載の組立部品供給装置は、前記
請求項1記載の構成に、部品に付与された部品番号を読
み取る読取手段を備えるものである。
【0014】請求項6記載の組立部品供給装置は、前記
請求項4又は5記載の構成に、認識した部品に対応する
把持を備えた部品把持手段と、動作情報を予め記憶する
記憶手段とを備えるものである。
【0015】請求項7記載の組立部品供給装置は、前記
請求項1記載の構成あって部品把持手段が部品に対応し
て交換可能に構成され、かつ、部品箱供給手段の近くに
部品を把持する部品把持手段を備えるものである。
【0016】請求項8記載の組立部品供給装置は、前記
請求項1記載の構成に、多種の部品に対応する部品把持
手段を備えるものである。
【0017】請求項9記載の組立部品供給装置は、前記
請求項1記載の構成に、一つの水平方向に移動する複数
のロボットを備えるものである。
【0018】請求項10記載の組立部品供給装置は、前
記請求項1記載の構成に、部品整列状態を視覚的に認識
するための視覚センサを備えるものである。
【0019】このような構成の本発明の組立部品供給装
置では、組立ライン上での部品供給を行う際に、通い箱
中に整列して収納されている部品を、他の部品専用パレ
ットに整列させるなどの作業を必要とせずに、部品供給
の時間及び労力を削減している。さらに、レーザ光によ
る3次元画像計測などによらず、多種部品を高速かつ安
定して組立ライン上に供給できるようになる。以下、詳
細に説明する。
【0020】請求項1記載の組立部品供給装置は、組立
ラインに供給される多種部品をロボットに供給すること
ができる。また、部品箱供給ユニットは部品ごとにユニ
ット化しているため機種変更及び工程変更時などに自由
に対応できるようになって、作業性が向上する。ロボッ
トのアームに汎用のハンドを備えており、さらに、AH
Cを備えることにより、別の専用バンドにも交換可能と
なる。この結果、より多種の部品を取り扱うことが可能
になる。また、リニアモータ上にロボットを配置してお
り、水平方向に移動可能となり、広い可動範囲を得るこ
とができる。また、物***置姿勢を推定しており、この
推定した対象部品の位置姿勢をロボットに通知し、ロボ
ットがアーム先端部を推定位置に移動させて、対象部品
を把持することができるとともに、その物品違いも検知
できる。
【0021】請求項2記載の組立部品供給装置は、仕切
板の吸着が可能であり、さらに、視覚センサにより仕切
板や空箱を検知しており、部品箱供給ユニットのシーケ
ンスが処理され、その部品箱を迅速かつ確実に供給でき
るようになる。
【0022】請求項3記載の組立部品供給装置は、ロボ
ット座標系から見た平面の傾き(姿勢)が得られて、デ
パレタイズ面を算出できるようになり、部品の姿勢を微
妙に補正することが可能となる。また、平面を有しない
場合や、平面が少ない表面性状を有した部品でもそのデ
パレタイズ面を算出できるようになる。
【0023】請求項4記載の組立部品供給装置は、自動
的に部品を認識して、その機種変更及び工程変更時など
に自由に対応できるようになり、作業性が向上し、か
つ、部品違いの検知及び部品検査も同時に可能になる。
【0024】請求項5記載の組立部品供給装置は、ロボ
ットが部品箱の前に移動した際に自動的に部品番号を読
み取って、その部品を認識できるようになり、機種変更
及び工程変更時などに自由に対応でき、その作業性が向
上する。また、同時に部品違いの検知も可能になる。
【0025】請求項6記載の組立部品供給装置は、機種
変更及び工程変更時などに対しても記憶内容を変更する
のみで、その動作情報を利用できるようになり、機種変
更及び工程変更時などに自由に対応でき、その作業性が
向上する。
【0026】請求項7記載の組立部品供給装置は、部品
に対応するハンドの置き台を部品箱供給ユニットの近く
に配置しており、ハンドの交換が必要な場合、その場で
の交換が可能になる。
【0027】請求項8記載の組立部品供給装置は、部品
認識後に即座にハンドを選択して、動作プログラムによ
って把持及び移載が可能になり、ハンド交換時間を短縮
できる。また、タレットにAHCを備えており、その交
換が可能になって、より多種の部品の取り扱いができる
ようになる。
【0028】請求項9記載の組立部品供給装置は、2台
のロボットで左右両側の部品を同時に取り扱えるように
なり、タクトタイムが大幅に短縮される。
【0029】請求項10記載の組立部品供給装置は、部
品トレイが平板の場合でも部品トレイ上の部品位置姿勢
を推定できるので、組立ロボットが部品を把持して組立
を行うことが可能となる。また、この場合、トレイ形状
が単純化されるため、コストを大幅に削減できる。ま
た、部品トレイに部品形状に合った簡単な位置決め溝が
ある場合は、トレイ情報を得て供給ミスや位置ずれ等を
検知することも可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の組立部品供給装置
の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明の組立部品供給装置の実施形態の構成を示す上面図
であり、図2は図1中のロボットと部品箱供給ユニット
及び部品箱搬送ラインの構成を示す側面図である。図1
及び図2において、この組立部品供給装置は、リニアモ
ータ1上に可動範囲内で任意の位置姿勢に制御されるロ
ボット2が配置されている。このロボット2は水平方向
に移動可能であり、図に示す可動範囲Mを有している。
【0031】ロボット2の左右両側には部品箱を供給
し、部品供給後の空箱を回収する複数の部品箱供給ユニ
ット3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3
h,3i,3jを配置している。部品箱供給ユニット3
a〜3jは、部品箱供給部4及び空箱回収部5で構成さ
れるともに、組立ライン8に供給される部品種類に対応
する数量を配置している。さらに、部品箱供給ユニット
3a〜3jの外側には、各部品箱供給ユニット3a〜3
jに部品箱を供給し、又は、排出するための部品箱搬送
ライン6a,6bを配置している。また、リニアモータ
1の図における下部方向にハンド置き台7が設けられて
いる。さらに組立ライン8では部品トレイ9が搬送され
る。この結果、水平方向の移動自由度及び移動量が増加
するようになる。
【0032】なお、リニアモータ1に代えてAGV(自
動搬送車)の利用も可能である。また、リニアモータ1
を上方に配置してロボット2を、その下につり下げるよ
うに配置して、ロボット2の配置面積を縮小するように
しても良い。
【0033】図2において、部品箱は部品箱搬送ライン
6a(6b)の上段の部品箱供給ライン6a1で搬送さ
れ、各部品箱供給ユニット3a〜3jに供給される。さ
らに、部品箱供給ユニット3a〜3jによってロボット
2に供給される。部品供給後の空箱は排出され、部品箱
搬送ライン6aの下段の空箱回収ライン6a2を搬送し
て回収される。これらにより、組立ライン8に供給され
る多種部品をロボット2に供給できるようにしている。
【0034】なお、部品箱搬送ライン6a,6bの代わ
りに作業者(搬送車)やAGV(自動搬送車)による部
品箱の供給を行うようにしても良い。
【0035】ロボット2のアーム先端部には類似部品を
共通のハンドで把持できるように汎用のハンド18を備
え、さらに、AHC19を備えることにより、他の専用
ハンドにも交換可能となっている。ロボット2の後ろ側
にハンド置き台7を配置して、交換用のハンドを収納す
る。
【0036】また、ロボット2のアーム先端部には、さ
らに、CCDカメラ(視覚センサ)20と1個以上のレ
ーザ変位計を備えており、部品などの対象物体の2次元
画像とロボット2のアーム先端部からの距離を計測して
いる。
【0037】図3は2次元画像及び計測距離から物***
置姿勢を推定する処理手順を示すフローチャートであ
る。図2及び図3において、CCDカメラ20で撮像さ
れた2次元画像から、領域分割により対象部品を抽出
し、その特徴抽出を行う(ステップS1,S2,S
3)。ここで得られた特徴量と予めCADデータから作
成しておいた対象部品のモデルを選択して照合する(ス
テップS4,S5,S6,S7)。この照合で同一部品
の場合(ステップS7:Yes)、平面内の位置姿勢を
推定する(ステップS8)。モデルの照合をした際に部
品違いを検知し、部品違いである場合(ステップS7:
No)、部品違いエラーを処理して作業者に警報を発し
て知らせる(ステップS9,S10)。
【0038】高さ情報については、レーザ変位計からの
検出情報を用いる。これらの検出情報をロボット2に通
信伝送して、ロボット2がアーム先端部を推定位置に移
動させ対象部品を把持する。
【0039】組立ライン8上を流れる部品トレイ9は、
部品形状に合った簡単な位置決め溝があり、ロボット2
により把持された部品が、この位置に配置される。この
際も、ロボット2はアーム先端部を部品トレイ9の上部
に移動させ、CCDカメラ20により部品トレイ9を撮
像する。これから得られた部品トレイ9の情報に基づい
て部品置き位置を推定し、ロボット2を動作させて部品
を供給する。さらに、上部に退避したロボット2によ
り、再度、部品トレイ9の供給ミスや位置ずれ等を検知
することも可能になる。
【0040】このようして、部品箱内の部品がある程
度、整列した状態で多種供給される自動組立システムに
おける多種部品を、組立ライン8上の部品トレイ9に供
給できるようになる。
【0041】次に、第2実施形態について説明する。図
4は第2実施形態の構成を示す側面図である。図4にお
いて、部品箱内の部品が整列状態で多段に積まれている
場合、多段の各段ごとの境に段ボールなどの仕切板が挿
入して配置されることがある。この部品箱の仕切板を把
持して処理する場合、例えば、図2中のハンド18にエ
ジェクタ23とサイレンサ24を設ける。これらにより
真空を発生させて仕切板を吸着パッド25a,25b,
25cで吸着して把持する。
【0042】図2中のCCDカメラ(視覚センサ)20
によって、仕切板を検知した際に仕切板を把持する動作
を実行し、部品箱供給ユニット3a〜3jの空箱回収部
5にストックされている空箱に移載する。部品箱供給ユ
ニット3a〜3jの部品箱供給部4の部品箱が空箱であ
ることを検知すると、空箱回収部5に配置されている空
箱を排出する。そして、部品箱供給部4の空箱を空箱回
収部5に移動させ、新しい部品箱を部品箱供給部4に供
給する。
【0043】次に、第3実施形態について説明する。図
5は第3実施形態の説明を行うための図である。図5に
おいて、この第3実施形態は部品の姿勢を微妙に補正す
るものであり、第1実施形態で説明したレーザ変位計を
3個以上使用する。例えば、ロボット2のアーム先端部
の座標系XY平面上に直角に配置して、平面上の3点の
高さ情報LO ,LA ,LB を得る。この高さ情報LO ,
LA 、高さ情報LO ,LB 間の距離Lは既知であるた
め、この3点で形成される平面のX軸、Y軸まわりの回
転角φ,θが次の〔数1〕〔数2」で表される。
【0044】
【数1】φ=tan-1{(LA −LO )/L}
【0045】
【数2】θ=tan-1{(LB −LO )/L}
【0046】φ,θの回転行列Rφ,Rθの合成RPlが
次の〔数3〕で求められる。ただし、S=sinφ,C
=cosφ,S=sinθ,C=cosθである。
【0047】
【数3】
【0048】ここでSφ=sinφ,Cφ=cosφ,
Sθ=sinθ,Cθ=cosθである。この〔数3〕
によってロボット座標系から見た平面の傾きが求められ
る。以上により、物品上平面部か仕切板上の3点の高さ
情報からデパレタイズ面を算出し、部品の姿勢が微妙に
補正される。
【0049】次に、第4実施形態について説明する。図
6は第4実施形態の処理手順を示すフローチャートであ
る。図6において、この第4実施形態では、自動的に部
品を認識して、モデルの決定をした後に部品違いを検知
して位置姿勢を推定し、また、警報を発する。まず、予
めCADデータから作成しておいた部品のモデルをデー
タベースに格納し、この中からモデルを選択する(ステ
ップS11,S12,S13)。
【0050】このモデルと2次元画像から得られた特徴
量とを照合する(ステップS14,S15,S16,S
17)。このステップS17での照合の結果からモデル
決定を判断する(ステップS18)。ステップS18で
モデル決定でない場合(No)、ステップS12に戻
る。また、モデル決定である場合(Yes)、同一部品
か否かを判断し(ステップS19)、ここで同一部品の
場合(Yes)、位置姿勢を推定する(ステップS2
0)。また、ステップS19で部品違いである場合(N
o)、部品違いエラーを処理して作業者に警報を発して
知らせる(ステップS21,S22)。
【0051】次に、第5実施形態について説明する。図
7は第5実施形態の構成を示す側面図である。図7にお
いて、この第5実施形態では、図2と同様の構成に対し
て、部品箱に部品番号とバーコードが記載された部番票
31が添付されている場合の処理である。まず、部番票
31がロボット2側に面して、部品箱供給ユニット3a
〜3から供給されるように、この部品票31と同じ高さ
のロボット2の胴体にバーコードセンサ32を設けてい
る。このバーコードセンサ32によってロボット2が部
品箱の前に移動すると自動的に部品番号を読み取って部
品を認識する。このとき部品違いを検知し、部品違いで
ある場合は作業者に知らせる。
【0052】次に、第6実施形態について説明する。図
8は第6実施形態を説明するための図である。図8にお
いて、図示しない制御系に設けられるメモリに、予め作
業対象部品における部品1,2,3…に対応するハンド
1,2,3…と動作1,2,3…の情報を記憶しておく
ことにより、第4及び第5実施形態で認識した部品に対
応するハンドと動作プログラムを読み出し、この動作に
従ってハンド交換、把持及び移載を行う。
【0053】次に、第7実施形態について説明する。こ
の第7実施形態では図1中の部品に対応するハンド置き
台7が部品箱供給ユニット3a〜3jの近くに配置され
る。この結果、第4及び第5実施形態で部品認識後ハン
ド交換が必要な場合には、その場で短時間でハンドが交
換される。
【0054】次に、第8実施形態について説明する。図
9は第8実施形態の構成を示す側面図である。図9にお
いて、図2の構成に、多種の部品把持手段としてロボッ
ト2のアーム先端部にタレット33を設けている。これ
によって第4及び第5実施形態で部品認識後に即座にハ
ンド18を選択し、動作プログラムにより把持及び移載
を行う。タレット33にはAHC19を備えており、ハ
ンド交換が必要な場合には図1中のハンド置き台7に置
かれている別のタレット(32)に交換する。この結
果、多種部品を取り扱うことが可能になる。
【0055】次に、第9実施形態について説明する。図
10は第9実施形態の構成を示す上面図である。図10
において、リニモータ1上に図1の第1実施形態の構成
にロボットを追加している。このロボット2a,2bで
同時に左右両側から供給される部品を把持して移載す
る。
【0056】次に、第10実施形態について説明する。
図11は第10実施形態の構成を示す斜視図である。図
11において、部品整列部に3次元の視覚センサ20a
を配置している。部品トレイ8が平板の場合、図6に示
す同様の構成により部品トレイ8上の部品34a,34
b,34cの位置姿勢を推定する。ロボット2に、この
情報を送信することによって、部品34a〜34cを把
持して組立を行う。部品トレイ8に部品形状に合った簡
単な位置決め溝がある場合、この情報を得て供給ミスや
位置ずれ等を検知することも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の組立部品供給装置によれば、組立ラインに供給
される、より多種部品をロボットに供給できるようにな
るとともに、機種変更及び工程変更時などに自由に対応
できるようになって、作業性が向上する。また、リニア
モータ上のロボットが水平方向に広範囲で移動可能とな
る。また、ロボットがアーム先端部を推定位置に移動さ
せ対象部品を把持することができるとともに、その物品
違いも検知できるようになる。
【0058】請求項2記載の組立部品供給装置によれ
ば、仕切板の吸着処理が可能になる。
【0059】請求項3記載の組立部品供給装置によれ
ば、部品の姿勢を微妙に補正することが可能となる。ま
た、平面を有しない場合や、平面が少ない表面性状を有
した部品でもそのデパレタイズ面を算出することができ
るようになる。
【0060】請求項4記載の組立部品供給装置によれ
ば、自動的に部品を認識して、その機種変更及び工程変
更時などに自由に対応できるようになり、作業性が向上
し、かつ、部品違いの検知及び部品検査も同時に可能に
なる。
【0061】請求項5記載の組立部品供給装置によれ
ば、機種変更及び工程変更時などに自由に対応でき、そ
の作業性が向上する。また、同時に部品違いの検知も可
能になる。
【0062】請求項6記載の組立部品供給装置によれ
ば、機種変更及び工程変更時などに対しても記憶内容を
変更するのみで、その動作情報を利用できるようにな
り、機種変更及び工程変更時などに自由に対応でき、そ
の作業性が向上する。
【0063】請求項7記載の組立部品供給装置によれ
ば、ハンドの交換が必要な場合、その場での交換が可能
になる。
【0064】請求項8記載の組立部品供給装置によれ
ば、ハンド交換時間を短縮できるとともに、より多種の
部品の取り扱いができるようになる。
【0065】請求項9記載の組立部品供給装置によれ
ば、2台のロボットで左右両側の部品を同時に取り扱え
るようになり、タクトタイムが大幅に短縮される。
【0066】請求項10記載の組立部品供給装置によれ
ば、部品トレイが平板の場合でも部品トレイ上の部品位
置姿勢を推定できるので、組立ロボットが部品を把持し
て組立を行うことが可能となる。また、この場合、トレ
イ形状が単純化されるため、コストを大幅に削減できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立部品供給装置の実施形態の構成を
示す上面図。
【図2】実施形態にあってロボットと1個の部品箱供給
ユニット及び部品箱搬送ラインの構成を示す側面図。
【図3】実施形態にあって物***置姿勢を推定する動作
の処理手順を示すフローチャート。
【図4】第2実施形態の構成を示す側面図。
【図5】第3実施形態の説明を行うための説明図。
【図6】第4実施形態の処理手順を示すフローチャー
ト。
【図7】第5実施形態の構成を示す側面図。
【図8】第6実施形態を説明するための説明図。
【図9】第8実施形態の構成を示す側面図。
【図10】第9実施形態の構成を示す上面図。
【図11】第10実施形態の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 リニアモータ 2,2a,2b ロボット 3a〜3j 部品箱供給ユニット 4 部品箱供給部 5 空箱回収部 6a,6b 部品箱搬送ライン 6a1 部品箱供給ライン 6a2 空箱回収ライン 8 組立ライン 7 ハンド置き台 9 部品トレイ 18 ハンド 19 AHC 20,20a CCDカメラ(視覚センサ) 23 エジェクタ 24 サイレンサ 25a〜25c 吸着パッド 32 バーコードセンサ 33 タレット 34a,34b,34c 部品

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品箱内に部品が整列状態で多種供給さ
    れ、かつ、組立ライン上を移動する自動組立システムに
    おける組立部品供給装置において、 前記部品箱を前記組立ラインに供給する部品箱供給手段
    と、 部品供給後の空の部品箱を回収する部品箱回収手段と、 可動範囲内で任意の位置姿勢に制御され、かつ、水平方
    向移動手段と多種の部品を把持可能な部品把持手段と物
    体を撮像する視覚センサを備えるロボットと、 前記視覚センサで撮像した物体の位置姿勢を認識する物
    ***置姿勢手段と、 を備えることを特徴とする組立部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の組立部品供給装置に
    おいて、 ロボットのアーム先端部に部品箱の仕切板を把持する把
    持機構を備えることを特徴とする組立部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の組立部品供給装置に
    おいて、 少なくとも3点の部品の高さ情報を認識して部品の姿勢
    を補正するためのデパレタイズ面を算出することを特徴
    とする組立部品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の組立部品供給装置に
    おいて、 視覚センサで撮像した物体の画像の特徴点から部品の種
    類を識別することを特徴とする組立部品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の組立部品供給装置に
    おいて、 部品に付与された部品番号を読み取る読取手段を備える
    ことを特徴とする組立部品供給装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項4又は5記載の組立部品供給
    装置において、 認識した部品に対応する把持を備えた部品把持手段と、 動作情報を予め記憶する記憶手段と、 を備えることを特徴とする組立部品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の組立部品供給装置に
    おいて、 部品把持手段が部品に対応して交換可能に構成され、か
    つ、部品箱供給手段の近くに部品を把持する部品把持手
    段を備えることを特徴とする組立部品供給装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1記載の組立部品供給装置に
    おいて、 多種の部品に対応する部品把持手段を備えることを特徴
    とする組立部品供給装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1記載の組立部品供給装置に
    おいて、 一つの水平方向に移動する複数のロボットを備えること
    を特徴とする組立部品供給装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1記載の組立部品供給装置
    において、 部品整列状態を視覚的に認識するための視覚センサを備
    えることを特徴とする組立部品供給装置。
JP19574796A 1996-07-06 1996-07-06 組立部品供給装置 Pending JPH1015865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19574796A JPH1015865A (ja) 1996-07-06 1996-07-06 組立部品供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19574796A JPH1015865A (ja) 1996-07-06 1996-07-06 組立部品供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1015865A true JPH1015865A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16346303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19574796A Pending JPH1015865A (ja) 1996-07-06 1996-07-06 組立部品供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1015865A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254900A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Nissan Motor Co Ltd 部品搬送装置および方法ならびに作業ハンド
US7742839B2 (en) 2004-07-15 2010-06-22 Fanuc Ltd Robot system provided with robot controller
JP2012187643A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Yaskawa Electric Corp 自動作業装置
WO2015053284A1 (ja) * 2013-10-07 2015-04-16 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス部品移送装置、端子圧着電線製造装置、ワイヤハーネス部品移送方法、及び端子圧着電線の製造方法
JP2015076198A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス部品移送装置、端子圧着電線製造装置、ワイヤハーネス部品移送方法、端子圧着電線の製造方法
JP2015150680A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス部品移送装置、端子圧着電線製造装置、ワイヤハーネス部品移送方法、端子圧着電線の製造方法
JP2018118343A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社安川電機 ハンドリングシステム及びコントローラ
JP2018153899A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社リコー 部品供給システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742839B2 (en) 2004-07-15 2010-06-22 Fanuc Ltd Robot system provided with robot controller
JP2008254900A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Nissan Motor Co Ltd 部品搬送装置および方法ならびに作業ハンド
JP2012187643A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Yaskawa Electric Corp 自動作業装置
EP2532490A2 (en) 2011-03-08 2012-12-12 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Automatic working device
US8660688B2 (en) 2011-03-08 2014-02-25 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Automatic working device
WO2015053284A1 (ja) * 2013-10-07 2015-04-16 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス部品移送装置、端子圧着電線製造装置、ワイヤハーネス部品移送方法、及び端子圧着電線の製造方法
JP2015076198A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス部品移送装置、端子圧着電線製造装置、ワイヤハーネス部品移送方法、端子圧着電線の製造方法
CN105612591A (zh) * 2013-10-07 2016-05-25 矢崎总业株式会社 线束零件移送装置、端子压接电线制造装置、线束零件移送方法、和端子压接电线的制造方法
JP2015150680A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス部品移送装置、端子圧着電線製造装置、ワイヤハーネス部品移送方法、端子圧着電線の製造方法
JP2018118343A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社安川電機 ハンドリングシステム及びコントローラ
JP2018153899A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社リコー 部品供給システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11458635B2 (en) Method and system for manipulating articles
US20220306407A1 (en) Vision-assisted robotized depalletizer
US11279504B2 (en) Robot system and control method thereof
CN113460559B (zh) 用于处理包括自动移动矩阵载体的物体的***和方法
AU2016222767B2 (en) Automated order fulfillment system and method
CN113731862B (zh) 用于提供各种物体的分拣的分拣***和方法
CN110431093B (zh) 分体机器人物品拣放***
CN111730603A (zh) 机器人***的控制装置以及控制方法
JP2020111467A (ja) ロボットシステムの制御装置及び制御方法
EP1621296A1 (en) Transfer robot system comprising a manipulator and a temporary container depository moving synchronously with the manipulator
JP2011209064A (ja) 物品認識装置及びこれを用いた物品処理装置
JP5618067B2 (ja) バラ積みピッキング装置および方法
JP5370774B2 (ja) トレイ移載装置及び方法
WO2021053750A1 (ja) 作業ロボットおよび作業システム
JPH1015865A (ja) 組立部品供給装置
CN117157616A (zh) 用于机器人水平分拣的***和方法
WO2022091767A1 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、ロボット搭載型搬送装置、及びシステム
JPH0623684A (ja) 視覚処理機能付きワーク移載ロボット
CA3238079A1 (en) Method and device for removing a unit load from a stack
JP2011173188A (ja) 自動面取り加工装置
JP6523820B2 (ja) 物品処理装置
JPH0428621A (ja) 小片品の整列装置
US11383874B2 (en) Robotic labeling system and method of labeling packages
JP7232652B2 (ja) ワーク移載システム
CN112772012B (zh) 安装基板制造***、部件安装***以及收纳体移送方法