JPH10158407A - オルガノポリシロキサンおよびその製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサンおよびその製造方法

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Publication number
JPH10158407A
JPH10158407A JP33502096A JP33502096A JPH10158407A JP H10158407 A JPH10158407 A JP H10158407A JP 33502096 A JP33502096 A JP 33502096A JP 33502096 A JP33502096 A JP 33502096A JP H10158407 A JPH10158407 A JP H10158407A
Authority
JP
Japan
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group
formula
organopolysiloxane
alkenyl
same
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Pending
Application number
JP33502096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Silicone Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP33502096A priority Critical patent/JPH10158407A/ja
Publication of JPH10158407A publication Critical patent/JPH10158407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子鎖両末端にアルケニル基もしくはケイ素
原子結合水素原子を有し、側鎖にフェノール基を有する
新規なオルガノポリシロキサンおよびその製造方法を提
供する。 【解決手段】 フェノール基と、アルケニル基もしくは
ケイ素原子結合水素原子とを同一分子中に有するオルガ
ノポリシロキサンであって、主鎖中にシルアルキレン単
位を有し、かつ、フェノール基がシリル基を介して主鎖
のケイ素原子に結合してなる新規なオルガノポリシロキ
サンおよび、アルケニル基含有オルガノポリシロキサン
とフェノール基を有するオルガノハイドロジェンシロキ
サンとを付加反応させることを特徴とする該オルガノポ
リシロキサンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分子鎖両末端にア
ルケニル基もしくはケイ素原子結合水素原子を有し、側
鎖にフェノール基を有する新規なオルガノポリシロキサ
ンおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フェノール基を有するオルガノポリシロ
キサンは、エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂,ポリウレ
タン樹脂等の各種有機樹脂の改質剤として有効であるこ
とが知られている。そしてこのようなフェノール基含有
オルガノポリシロキサンとしては、例えば、オルガノハ
イドロジェンポリシロキサンに、アリルフェノール,プ
ロペニルフェノール,オイゲノール,4−(2−プロペ
ニル)−2,6−ジ−t−ブチルフェノール,イソプロ
ペニルフェノール等のフェノール基を有するアルケニル
化合物またはそれらのエステルやシリルエステルを付加
反応させて得られるオルガノポリシロキサン(特開平2
−166123号公報,特開平2−225524号公
報,特開平2−250887号公報,特開平2−261
823号公報,特開平7−196804号公報,特開平
7−196805号公報参照)、ハロゲン化オルガノポ
リシロキサンと多価フェノールとを第3級アミンの存在
下で反応させて得られるオルガノポリシロキサン(US
P3,189,662参照)、p−アルケニルフェノール
と環状シロキサンとをアニオン重合させて得られるオル
ガノポリシロキサン(特開平5−156023号公報参
照)等が知られている。しかし、同一分子中にアルケニ
ル基やケイ素原子結合水素原子などの反応性基を有する
フェノール基含有オルガノポリシロキサン、特に主鎖中
にシルアルキレン単位を有し、かつ、フェノール基がシ
リル基を介して主鎖のケイ素原子に結合してなるオルガ
ノポリシロキサンは知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。即ち、本発明の目的は、フ
ェノール基と、アルケニル基もしくはケイ素原子結合水
素原子とを同一分子中に有するオルガノポリシロキサン
であって、主鎖中にシルアルキレン単位を有し、かつ、
フェノール基がシリル基を介して主鎖のケイ素原子に結
合してなる新規なオルガノポリシロキサンおよびその製
造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、一般式(A):
【化11】 または一般式(B):
【化12】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
アルケニル基またはアルケニルオキシアルキレン基であ
り、R3は炭素原子数が2以上である同種もしくは異種
のアルキレン基またはアルキレンオキシアルキレン基で
あり、R4は式:
【化13】 (式中、R5は二価炭化水素基であり、R6はアルキル基
またはアルコキシ基であり、mは0または1であり、n
は0または1〜3の整数である。)で示されるフェノー
ル基であり、aは0または1以上の整数であり、bは1
以上の整数である。}で示される数平均分子量500〜
500,000のオルガノポリシロキサンおよびその製
造方法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の一般式(A)で
示されるオルガノポリシロキサンについて説明する。こ
のオルガノポリシロキサンは、一般式(A):
【化14】 で示される。上式中、R1はアルケニル基を含まない同
種もしくは異種の一価炭化水素基であり、メチル基,エ
チル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル基,トリ
ル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェネ
チル基等のアラルキル基が例示される。これらの中で
も、合成の容易さおよび経済性の点からメチル基または
フェニル基が好ましい。R2は同種もしくは異種のアル
ケニル基またはアルケニルオキシアルキレン基であり、
アルケニル基としては、ビニル基,アリル基,ブテニル
基,ヘキセニル基が例示され、アルケニルオキシアルキ
レン基としては、アリルオキシエチレン基,ブテニルオ
キシエチレン基,ヘキセニルオキシエチレン基が例示さ
れる。これらの中でも、合成の容易さおよび経済性の点
からビニル基が好ましい。R3は炭素原子数が2以上で
ある同種もしくは異種のアルキレン基またはアルキレン
オキシアルキレン基であり、アルキレン基としては、メ
チルメチレン基,エチレン基,メチルエチレン基,プロ
ピレン基,ブチレン基,ペンチレン基,ヘキシレン基が
例示される。アルキレンオキシアルキレン基としては、
プロピレンオキシエチレン基,ブチレンオキシエチレン
基,ヘキシレンオキシエチレン基が例示される。これら
の中でも、合成の容易さおよび経済性の点からエチレン
基が好ましい。R4は式:
【化15】 で示されるフェノール基である。上式中、R5は二価炭
化水素基であり、エチレン基,n−プロピレン基,イソ
プロピレン基,n−ブチレン基等のアルキレン基が例示
される。R6はアルキル基またはアルコキシ基であり、
アルキル基としては、メチル基,エチル基,プロピル
基,t−ブチル基が例示され、アルコキシ基としては、
メトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基が例示される。
mは0または1であり、nは0または1〜3の整数であ
る。このフェノール基として具体的には、下記式で示さ
れる基が挙げられる。
【化16】 これらの中でも、製造の容易さおよび経済性の点からヒ
ドロキシフェニルアルキル基が好ましく、特にヒドロキ
シフェニルプロピル基が最も好ましい。aは0または1
以上の整数であり、好ましくは0〜1,000の整数で
あり、より好ましくは0〜100の整数である。bは1
以上の整数である。また、本発明のオルガノポリシロキ
サンの数平均分子量は500〜500,000の範囲で
あり、好ましくは1,000〜100,000の範囲であ
る。
【0006】かかるオルガノポリシロキサンとしては、
例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【0007】このような本発明のオルガノポリシロキサ
ンは、例えば、(a)一般式:
【化23】 (式中、R1,R2およびaは前記と同じである。)で示
されるオルガノポリシロキサンと、(b)一般式:
【化24】 (式中、R1およびR4は前記と同じである。)で示され
るオルガノシロキサンとを、
【式3】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
在下に付加反応させることにより製造できる。
【0008】(a)成分のオルガノポリシロキサンは分
子鎖両末端にアルケニル基を有する化合物であり、その
平均分子量は1,000〜10,000の範囲であること
が好ましい。このオルガノポリシロキサンは、例えば、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンをアニオン開環重合
してなるリビングポリマーに、ジメチルビニルクロロシ
ランのようなアルケニル基を有する化合物を重合停止剤
として用いることにより製造することができる。特にこ
の方法では、アルケニル基を有しない環状シロキサンの
生成率が極めて小さいという利点を有する。この他に
も、オクタメチルシクロテトラシロキサンと1,3−ジ
ビニルテトラメチルジシロキサンとを塩基性触媒存在下
に平衡重合反応させることにより製造することができ
る。このような本成分のオルガノポリシロキサンとして
は、例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化25】
【化26】
【化27】
【0009】(b)成分のオルガノシロキサンは、1分
子中に2個のケイ素原子結合水素原子と1個のフェノー
ル基を有する化合物であり、本発明のオルガノポリシロ
キサンにフェノール基を導入するための成分である。本
成分のオルガノシロキサンは、例えば、式:
【化28】 で示されるメチルトリスジメチルシロキシシラン(特開
平5−32677号公報参照)と、フェノール基含有ア
ルケニル化合物もしくはフェノール基の水酸基をトリメ
チルシリル基等で保護したアルケニル化合物とを白金系
触媒の存在下で付加反応させ、次いで蒸留することによ
り製造することができる。必要であればトリメチルシリ
ル基等の保護基を脱保護すればよい。このとき、後者の
フェノール化合物中のアルケニル基のモル数に対して、
前者のシラン中のケイ素原子結合水素原子のモル数が過
剰になるような条件下で付加反応させることが好まし
い。この方法によれば、フェノール基とケイ素原子結合
水素原子とを同一分子内に有する高純度のオルガノシロ
キサンを得ることができる。尚、トリメチルシリル基等
の保護基は本発明のオルガノポリシロキサンを製造した
後に脱保護してもよい。このような本成分のオルガノシ
ロキサンとしては、例えば、下記式で示される化合物が
挙げられる。
【化29】
【化30】
【0010】(c)成分のヒドロシリル化反応用触媒
は、(a)成分中のアルケニル基と(b)成分中のケイ
素原子結合水素原子とを付加反応させるための触媒であ
り、その種類は特に限定されない。具体的には、塩化白
金酸,塩化白金酸のアルコール溶液,白金とオレフィン
の錯体,白金とビニルシロキサンの錯体,白金担持シリ
カ,白金担持活性炭等の白金金属系触媒,ロジウム系触
媒,バナジウム系触媒が例示される。これらの中でも白
金金属系触媒が好ましく、これを使用する場合は(a)
成分と(b)成分の合計重量100万重量部に対して白
金金属量として0.01〜1,000重量部の範囲となる
ような量が好ましく、より好ましくは0.1〜100重
量部の範囲となるような量である。
【0011】上記(a)成分のオルガノポリシロキサン
と(b)成分のオルガノシロキサンとを付加反応させる
際には、(b)成分中のケイ素原子結合水素原子のモル
数に対する(a)成分中のアルケニル基のモル数の比が
1を越えるような条件下、即ち、
【式4】 となる条件下であることが必要である。また、高分子量
の本発明のオルガノポリシロキサンを得るには、(a)
成分の量と(b)成分の量が接近していることが必要で
ある。反応条件は、50℃〜150℃の温度条件下で1
0分〜2時間反応させるのが好ましい。また、本発明の
製造方法においては、発明の目的を損なわない限り、有
機溶媒を使用することができる。使用できる有機溶媒と
しては、例えば、トルエン,キシレン等の芳香族系溶
媒;へキサン,ヘプタン等の脂肪族系溶媒が挙げられ
る。
【0012】次に、本発明の一般式(B)で示されるオ
ルガノポリシロキサンについて説明する。このオルガノ
ポリシロキサンは、一般式(B):
【化31】 で示される。上式中、R1はアルケニル基を含まない同
種もしくは異種の一価炭化水素基であり、メチル基,エ
チル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル基,トリ
ル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェネ
チル基等のアラルキル基が例示される。これらの中で
も、合成の容易さおよび経済性の点からメチル基または
フェニル基が好ましい。R3は炭素原子数が2以上であ
る同種もしくは異種のアルキレン基またはアルキレンオ
キシアルキレン基であり、アルキレン基としては、メチ
ルメチレン基,エチレン基,メチルエチレン基,プロピ
レン基,ブチレン基,ペンチレン基,ヘキシレン基が例
示される。アルキレンオキシアルキレン基としては、プ
ロピレンオキシエチレン基,ブチレンオキシエチレン
基,ヘキシレンオキシエチレン基が例示される。これら
の中でも、合成の容易さおよび経済性の点からエチレン
基が好ましい。R4は式:
【化32】 で示されるフェノール基である。上式中、R5は二価炭
化水素基であり、エチレン基,n−プロピレン基,イソ
プロピレン基,n−ブチレン基等のアルキレン基が例示
される。R6はアルキル基またはアルコキシ基であり、
アルキル基としては、メチル基,エチル基,プロピル
基,t−ブチル基が例示され、アルコキシ基としては、
メトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基が例示される。
mは0または1であり、nは0または1〜3の整数であ
る。このフェノール基として具体的には、下記式で示さ
れる基が挙げられる。
【化33】 これらの中でも、製造の容易さおよび経済性の点からヒ
ドロキシフェニルアルキル基が好ましく、特にヒドロキ
シフェニルプロピル基が最も好ましい。aは0または1
以上の整数であり、好ましくは0〜1,000の整数で
あり、より好ましくは0〜100の整数である。bは1
以上の整数である。また、本発明のオルガノポリシロキ
サンの数平均分子量は500〜500,000の範囲で
あり、好ましくは1,000〜100,000の範囲であ
る。
【0013】かかるオルガノポリシロキサンとしては、
例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化34】
【化35】
【0014】このような本発明のオルガノポリシロキサ
ンは、例えば、(a)一般式:
【化36】 (式中、R1,R2およびaは前記と同じである。)で示
されるオルガノポリシロキサンと、(b)一般式:
【化37】 (式中、R1およびR4は前記と同じである。)で示され
るオルガノシロキサンとを、
【式5】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
在下に付加反応させることにより製造できる。
【0015】(a)成分のオルガノポリシロキサンは分
子鎖両末端にアルケニル基を有する化合物であり、その
平均分子量は1,000〜10,000の範囲であること
が好ましい。このオルガノポリシロキサンは、例えば、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンをアニオン開環重合
してなるリビングポリマーに、ジメチルビニルクロロシ
ランのようなアルケニル基を有する化合物を重合停止剤
として用いることにより製造することができる。特にこ
の方法では、アルケニル基を有しない環状シロキサンの
生成率が極めて小さいという利点を有する。この他に
も、オクタメチルシクロテトラシロキサンと1,3−ジ
ビニルテトラメチルジシロキサンとを塩基性触媒存在下
に平衡重合反応させることにより製造することができ
る。このような本成分のオルガノポリシロキサンとして
は、例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化38】
【化39】
【化40】
【0016】(b)成分のオルガノシロキサンは、1分
子中に2個のケイ素原子結合水素原子と1個のフェノー
ル基を有する化合物であり、本発明のオルガノポリシロ
キサンにフェノール基を導入するための成分である。本
成分のオルガノシロキサンは、例えば、式:
【化41】 で示されるメチルトリスジメチルシロキシシラン(特開
平5−32677号公報参照)と、フェノール基含有ア
ルケニル化合物もしくはフェノール基の水酸基をトリメ
チルシリル基等で保護したアルケニル化合物とを白金系
触媒の存在下で付加反応させ、次いで蒸留することによ
り製造することができる。必要であればトリメチルシリ
ル基等の保護基を脱保護すればよい。このとき、後者の
フェノール化合物中のアルケニル基のモル数に対して、
前者のシラン中のケイ素原子結合水素原子のモル数が過
剰になるような条件下で付加反応させることが好まし
い。この方法によれば、フェノール基とケイ素原子結合
水素原子とを同一分子内に有する高純度のオルガノシロ
キサンを得ることができる。尚、トリメチルシリル基等
の保護基は本発明のオルガノポリシロキサンを製造した
後に脱保護してもよい。このような本成分のオルガノシ
ロキサンとしては、例えば、下記式で示される化合物が
挙げられる。
【化42】
【化43】
【0017】(c)成分のヒドロシリル化反応用触媒
は、(a)成分中のアルケニル基と(b)成分中のケイ
素原子結合水素原子とを付加反応させるための触媒であ
り、その種類は特に限定されない。具体的には、塩化白
金酸,塩化白金酸のアルコール溶液,白金とオレフィン
の錯体,白金とビニルシロキサンの錯体,白金担持シリ
カ,白金担持活性炭等の白金金属系触媒,ロジウム系触
媒,バナジウム系触媒が例示される。これらの中でも白
金金属系触媒が好ましく、これを使用する場合は(a)
成分と(b)成分の合計重量100万重量部に対して白
金金属量として0.01〜1,000重量部の範囲となる
ような量が好ましく、より好ましくは0.1〜100重
量部の範囲となるような量である。
【0018】上記(a)成分のオルガノポリシロキサン
と(b)成分のオルガノシロキサンとを付加反応させる
際には、(a)成分中のアルケニル基のモル数に対する
(b)成分中のケイ素原子結合水素原子のモル数の比が
1を越えるような条件下、即ち、
【式6】 となる条件下であることが必要である。また、高分子量
の本発明のオルガノポリシロキサンを得るには、(a)
成分の量と(b)成分の量が接近していることが必要で
ある。反応条件は、50℃〜150℃の温度条件下で1
0分〜2時間反応させるのが好ましい。また、本発明の
製造方法においては、発明の目的を損なわない限り、有
機溶媒を使用することができる。使用できる有機溶媒と
しては、例えば、トルエン,キシレン等の芳香族系溶
媒;へキサン,ヘプタン等の脂肪族系溶媒が挙げられ
る。
【0019】以上のような本発明のオルガノポリシロキ
サンは、一分子中にアルケニル基もしくはケイ素原子結
合水素原子を有するため、付加反応硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物の主成分として有用である。またフェ
ノール基を有することから、エポキシ化合物,アルデヒ
ド,酸無水物などに対する反応性が高く、このためエポ
キシ樹脂,ポリエステル樹脂,ポリウレタン樹脂,フェ
ノール樹脂,アルキド樹脂等の改質剤として使用するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
【0021】
【合成例1】水分分離管付きコンデンサー,温度計,攪
拌棒を取り付けた5リットル4口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン1,000グラム(4.49モ
ル)とトルエン750グラムを投入して混合した。この
混合物を加熱還流により共沸脱水した後、水冷により室
温に戻し、次いでジフェニルジリチウムシラノレート
0.3311グラム(1.45ミリモル),水12.95
70グラム(0.719モル),アセトニトリル250
グラムおよびN,N-ジメチルホルムアミド40グラムを加
えて、室温下で反応を行った。ガスクロマトグラフィー
(以下、GCL)により反応の進行をモニターし、ヘキ
サメチルシクロトリシロキサンの転化率が80パーセン
トに達した時点でジエチルアミン197グラム(2.6
9モル)を加え、次いでジメチルビニルクロロシランを
121.8グラム(1.01モル)滴下した。この反応溶
液を室温で12時間攪拌してメタノールを115グラム
(3.59モル)加え、さらに室温で2時間攪拌した。
攪拌後、滅菌濾過を行って析出した塩を取り除き、次い
で真空ポンプを備えたロータリーエバポレータを用いて
120℃の条件下でストリッピングすることにより低沸
分を取り除いた。そして再び滅菌濾過を行い、無色透明
の反応生成物861グラムを得た。得られた反応生成物
を核磁気共鳴分析(以下、NMR)および赤外吸光分析
(以下、IR)により分析したところ、このものは下記
化学構造式で示されるオルガノポリシロキサンであるこ
とが判明した。
【化44】
【0022】
【合成例2】水分分離管付きコンデンサー,温度計,攪
拌棒を取り付けた2リットル4口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン400グラム(1.80モ
ル)とトルエン300グラムを投入して混合した。この
混合物を加熱還流により共沸脱水した後、水冷により室
温に戻し、次いでジフェニルジリチウムシラノレート
0.2187グラム(0.958ミリモル),水8.62
54グラム(0.479モル),アセトニトリル100
グラムおよびN,N-ジメチルホルムアミド16グラムを加
えて、室温下で反応を行った。GCLにより反応の進行
をモニターし、ヘキサメチルシクロトリシロキサンの転
化率が80パーセントに達した時点で酢酸0.33グラ
ムを加えて反応を停止させた。さらにジエチルアミン1
18グラム(1.61モル)を加え、次いでジフェニル
ジクロロシラン60.7グラム(0.239モル)を滴下
した。滴下後室温で16時間攪拌した後、ジメチルビニ
ルクロロシランを69.2グラム(0.573モル)滴下
した。この反応溶液を室温で12時間攪拌してメタノー
ルを70.2グラム(2.19モル)加え、さらに室温で
1時間攪拌した。攪拌後、滅菌濾過を行って析出した塩
を取り除き、次いで真空ポンプを備えたロータリーエバ
ポレータを用いて120℃の条件下でストリッピングす
ることにより低沸分を取り除いた。そして再び滅菌濾過
を行い、透明微黄色の反応生成物365グラムを得た。
得られた反応生成物をNMRおよびIRにより分析した
ところ、このものは下記化学構造式で示されるオルガノ
ポリシロキサンであることが判明した。
【化45】
【0023】
【合成例3】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た1リットル4口フラスコにメチルトリスジメチルシロ
キシシラン450グラム(1.68モル)を投入し、こ
れに塩化白金酸と1,3−ジビニルテトラメチルジシロ
キサンの錯体を白金金属量が上記メチルトリスジメチル
シロキシシランに対して5ppmになるような量加え
た。この混合物を加熱して100℃に達した時点で、ア
リルフェノールトリメチルシリルエステル230.5グ
ラム(1.12モル)を滴下した。滴下中は反応温度を
100℃に保つように水浴を用いて制御した。反応終了
後は室温まで冷却し、次いでウィドマー精留塔を備えた
蒸留装置を用いて蒸留して、無色透明の反応生成物29
0グラムを得た。得られた反応生成物をNMRおよびI
Rにより分析したところ、このものは下記化学構造式で
示されるオルガノシロキサンであることが判明した。
【化46】
【0024】
【実施例1】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、合成例1で得られた
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロ
キサン(ビニル含有量3.30重量%)100.0グラム
(ビニル基0.122モル)を投入し、これに塩化白金
酸と1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体
を白金金属量が上記ジメチルポリシロキサンに対して5
ppmとなるような量加えた。この混合物を加熱して8
0℃に達した時点で、合成例3で得られたオルガノシロ
キサンを27.0グラム(ケイ素原子結合水素原子0.1
14モル)滴下した。滴下中は反応温度を80℃に保つ
ように水浴を用いて制御した。反応終了後、室温まで冷
却した後、真空ポンプを備えたロータリーエバポレータ
ーを用いて80℃の条件下でストリッピングすることに
より低沸分を取り除き、無色透明の反応生成物117グ
ラムを得た。得られた反応生成物を、コンデンサー,温
度計,攪拌棒を取り付けた1リットル4口フラスコに投
入し、これにトルエン330グラムを加えてよく溶解さ
せた後、メタノール410グラムを加えて、還流温度で
3時間攪袢した。この反応溶液から、真空ポンプを備え
たロータリーエバポレーターを用いて80℃の条件下で
ストリッピングすることにより低沸分を取り除き、微黄
色透明の反応生成物105グラムを得た。得られた反応
生成物をNMRおよびIRにより分析したところ、この
ものは下記化学構造式で示されるオルガノポリシロキサ
ンであることが判明した。
【化47】
【0025】
【実施例2】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、1,3−ジビニルテト
ラメチルジシロキサン20.0グラム(ビニル基0.21
5モル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3−ジビニ
ルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属量が上記
ジシロキサンに対して5ppmとなるような量加えた。
この混合物を加熱して80℃に達した時点で、合成例3
で得られたオルガノシロキサンを49.4グラム(ケイ
素原子結合水素原子0.208モル)滴下した。滴下中
は反応温度を80℃に保つように水浴を用いて制御し
た。反応終了後、室温まで冷却した後、真空ポンプを備
えたロータリーエバポレーターを用いて80℃の条件下
でストリッピングすることにより低沸分を取り除き、無
色透明の反応生成物63.9グラムを得た。得られた反
応生成物を、コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た1リットル4口フラスコに投入し、これにトルエン1
80グラムを加えてよく溶解させた後、メタノール23
0グラムを加えて、還流温度で3時間攪袢した。この反
応溶液から、真空ポンプを備えたロータリーエバポレー
ターを用いて80℃の条件下でストリッピングすること
により低沸分を取り除き、微黄色透明の反応生成物5
7.5グラムを得た。得られた反応生成物をNMRおよ
びIRにより分析したところ、このものは下記化学構造
式で示されるオルガノポリシロキサンであることが判明
した。
【化48】
【0026】
【実施例3】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、合成例2で得られた
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサ
ン・ジフェニルシロキサン共重合体(ビニル含有量2.
63重量%)100.0グラム(ビニル基0.0972モ
ル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3−ジビニルテ
トラメチルジシロキサンの錯体を白金金属量が上記シロ
キサン共重合体に対して5ppmとなるような量加え
た。この混合物を加熱して80℃に達した時点で、合成
例3で得られたオルガノシロキサンを21.2グラム
(ケイ素原子結合水素原子0.0891モル)滴下し
た。滴下中は反応温度を80℃に保つように水浴を用い
て制御した。反応終了後、室温まで冷却した後、真空ポ
ンプを備えたロータリーエバポレーターを用いて80℃
の条件下でストリッピングすることにより低沸分を取り
除き、無色透明の反応生成物104.6グラムを得た。
得られた反応生成物を、コンデンサー,温度計,攪拌棒
を取り付けた1リットル4口フラスコに投入し、これに
トルエン300グラムを加えてよく溶解させた後、メタ
ノール370グラムを加えて、還流温度で3時間攪袢し
た。この反応溶液から、真空ポンプを備えたロータリー
エバポレーターを用いて80℃の条件下でストリッピン
グすることにより低沸分を取り除き、微黄色透明の反応
生成物94.1グラムを得た。得られた反応生成物をN
MRおよびIRにより分析したところ、このものは下記
化学構造式で示されるオルガノポリシロキサンであるこ
とが判明した。
【化49】
【0027】
【実施例4】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.5リットル4口フラスコに、合成例3で得られた
オルガノシロキサン50グラム(ケイ素原子結合水素原
子0.211モル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3
−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属
量が上記オルガノシロキサンに対して5ppmとなるよ
うな量加えた。この混合物を加熱して80℃に達した時
点で、合成例1で得られた両末端ジメチルビニルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン(ビニル含有量3.3
0重量%)を160グラム(ビニル基0.195モル)
滴下した。滴下中は反応温度を80℃に保つように水浴
を用いて制御した。反応終了後、室温まで冷却した後、
真空ポンプを備えたロータリーエバポレーターを用いて
80℃の条件下でストリッピングすることにより低沸分
を取り除き、無色透明の反応生成物194グラムを得
た。得られた反応生成物を、コンデンサー,温度計,攪
拌棒を取り付けた2リットル4口フラスコに投入し、こ
れにトルエン550グラムを加えてよく溶解させた後、
メタノール680グラムを加えて、還流温度で3時間攪
袢した。この反応溶液から、真空ポンプを備えたロータ
リーエバポレーターを用いて80℃の条件下でストリッ
ピングすることにより低沸分を取り除き、微黄色透明の
反応生成物184グラムを得た。得られた反応生成物を
NMRおよびIRにより分析したところ、このものは下
記化学構造式で示されるオルガノポリシロキサンである
ことが判明した。
【化50】
【0028】
【発明の効果】本発明のオルガノポリシロキサンは、フ
ェノール基と、アルケニル基もしくはケイ素原子結合水
素原子とを同一分子中に有する化合物であって、主鎖中
にシルアルキレン単位を有し、かつ、フェノール基がシ
リル基を介して主鎖のケイ素原子に結合してなる新規な
化合物である。また本発明の製造方法は、アルケニル基
含有オルガノポリシロキサンと、フェノール基を有する
オルガノハイドロジェンシロキサンとを付加反応させる
ことを特徴とし、本発明のオルガノポリシロキサンを生
産性よく製造することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの13C−核磁気共鳴分析チャートである。
【図2】 図2は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの29Si−核磁気共鳴分析チャートである。
【図3】 図3は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの赤外吸光分析チャートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(A): 【化1】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    アルケニル基またはアルケニルオキシアルキレン基であ
    り、R3は炭素原子数が2以上である同種もしくは異種
    のアルキレン基またはアルキレンオキシアルキレン基で
    あり、R4は式: 【化2】 (式中、R5は二価炭化水素基であり、R6はアルキル基
    またはアルコキシ基であり、mは0または1であり、n
    は0または1〜3の整数である。)で示されるフェノー
    ル基であり、aは0または1以上の整数であり、bは1
    以上の整数である。}で示される数平均分子量500〜
    500,000のオルガノポリシロキサン。
  2. 【請求項2】 一般式(B): 【化3】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子数が2以上
    である同種もしくは異種のアルキレン基またはアルキレ
    ンオキシアルキレン基であり、R4は式: 【化4】 (式中、R5は二価炭化水素基であり、R6はアルキル基
    またはアルコキシ基であり、mは0または1であり、n
    は0または1〜3の整数である。)で示されるフェノー
    ル基であり、aは0または1以上の整数であり、bは1
    以上の整数である。}で示される数平均分子量500〜
    500,000のオルガノポリシロキサン。
  3. 【請求項3】 R4がヒドロキシフェニルプロピル基で
    ある請求項1または請求項2記載のオルガノポリシロキ
    サン。
  4. 【請求項4】 (a)一般式: 【化5】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    アルケニル基またはアルケニルオキシアルキレン基であ
    り、aは0または1以上の整数である。}で示されるオ
    ルガノポリシロキサンと、(b)一般式: 【化6】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R4は式: 【化7】 (式中、R5は二価炭化水素基であり、R6はアルキル基
    またはアルコキシ基であり、mは0または1であり、n
    は0または1〜3の整数である。)で示されるフェノー
    ル基である。}で示されるオルガノシロキサンとを、 【式1】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
    在下に付加反応させることを特徴とする請求項1記載の
    オルガノポリシロキサンの製造方法。
  5. 【請求項5】 (a)一般式: 【化8】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    アルケニル基またはアルケニルオキシアルキレン基であ
    り、aは0または1以上の整数である。}で示されるオ
    ルガノポリシロキサンと、(b)一般式: 【化9】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R4は式: 【化10】 (式中、R5は二価炭化水素基であり、R6はアルキル基
    またはアルコキシ基であり、mは0または1であり、n
    は0または1〜3の整数である。)で示されるフェノー
    ル基である。}で示されるオルガノシロキサンとを、 【式2】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
    在下に付加反応させることを特徴とする請求項2記載の
    オルガノポリシロキサンの製造方法。
  6. 【請求項6】 R4がヒドロキシフェニルプロピル基で
    ある請求項4または請求項5記載のオルガノポリシロキ
    サンの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999024509A1 (fr) * 1997-11-06 1999-05-20 Kaneka Corporation Durcisseur, composition reticulable et composition de resine expansible contenant toutes deux ledit durcisseur, mousse fabriquee a partir de ladite composition de resine expansible et procede de fabrication correspondant
JP2008524374A (ja) * 2004-12-17 2008-07-10 ダウ・コーニング・コーポレイション シロキサン樹脂コーティング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999024509A1 (fr) * 1997-11-06 1999-05-20 Kaneka Corporation Durcisseur, composition reticulable et composition de resine expansible contenant toutes deux ledit durcisseur, mousse fabriquee a partir de ladite composition de resine expansible et procede de fabrication correspondant
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