JPH10157521A - ルーフキャリアの取付装置 - Google Patents

ルーフキャリアの取付装置

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JPH10157521A
JPH10157521A JP33904896A JP33904896A JPH10157521A JP H10157521 A JPH10157521 A JP H10157521A JP 33904896 A JP33904896 A JP 33904896A JP 33904896 A JP33904896 A JP 33904896A JP H10157521 A JPH10157521 A JP H10157521A
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JP
Japan
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horizontal bar
bracket
mounting
roof
fitting
Prior art date
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Application number
JP33904896A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamaguchi
豪 山口
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OSAKA BANBAA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
OSAKA BANBAA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフキャリアをワンタッチで確実且つ強固
に自動車の屋根に固定し得る取付金具を提供する。 【解決手段】 上部にルーフキャリアAの横架バーA1の
端部挿通空間部3を有する正面門形形状の取付金具1の
正面側開口端に回動金具5を配設してその下端部を起
伏、回動自在に枢着する一方、取付金具1の背面側開口
端に沿って押当金具7を配設し、これらの回動金具5と
押当金具7の対向面間をボルト9とナット10により連結
し、ナット10を締めつけることにより回動金具5を起立
方向に回動させてその上端縁と上記挿通空間部3の下面
とで該挿通空間部3に挿通した横架バーA1を挟着、固定
すると同時に押当金具7の下端部を自動車の屋根の側端
部に突設しているドリップチャンネルBに圧着、係止さ
せて上記取付金具1を固定するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の屋根上に設
置してサーフボードやスキー用具、その他の荷物を運搬
するためのルーフキャリアにおいて、該ルーフキャリア
の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の屋根上に設置するルーフキャリ
アとしては、自動車の屋根上の前後に横架バーを配設す
ると共にこれらの横架バーの両端部間に支持フレームを
架設状態で連結してなるものが一般的に知られており、
このようなルーフキャリアを自動車の屋根に装着する取
付装置としては、従来から種々の構造のものが開発され
ているが、その多くは上端部にルーフキャリアの上記横
架バーの端部を挿通させる筒部を備え且つ該筒部に固定
用螺子を装着してなる取付金具と、この取付金具を自動
車の屋根の両側縁部に係止状態で固定させるための固定
金具とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなルーフキャリアの取付装置によれば、自動車の屋
根の両側縁部に固定金具を固定する作業と、この固定
後、取付金具の上端筒部に挿通した横架バーを螺子止め
する作業とを必要とし、ルーフキャリアの設置作業に手
間を要するばかりでなく、固定金具の固定力と横架バー
の螺子止め力とにバラツキが生じたり、横架バーを螺子
止めするのを忘れたりする場合が生じてルーフキャリア
の取付けが不安定となる虞れがなった。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは自動車の屋根に対す
る取付作業と同時にルーフキャリアの横架バーの固定を
可能にしてルーフキャリアの設置作業の円滑化を図り得
ると共にその取付け並び固定が強固に行え、また、自動
車の屋根からるルーフキャリアの取り外しも円滑に行え
るルーフキャリアの取付装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に係るルーフキャリアの取付装置
は、車両のルーフの前後部における左右両側縁に装着し
てルーフキャリアの横架バーの両端を挿通、支持する取
付装置であって、天壁部の両端に下方に向けて両脚部を
屈曲形成することにより上記天壁部の下面と該両脚部の
上部対向面とで囲まれた空間部を横架バー挿通空間部に
形成してなる門形形状の取付金具と、この取付金具の下
端に装着されたパッド部材と、上記取付金具の正面側の
開口端に設けられ且つその下端部を取付金具の両脚部下
端対向面に回動自在に枢着されていると共に上端縁を上
記横架バー挿通空間部に挿通する横架バーの端部下面に
圧着させる回動金具と、上記取付金具の背面側開口端に
沿って配設されてその上端縁を上記横架バー挿通空間部
の背面側下端に係止させ且つ下端部を上記パッド部材よ
りも下方に垂下させて該パッド部材側に向かって傾斜し
た係止片部に形成してなる押当金具と、上記回動金具と
押当金具間を締め付けるボルト、ナットとから構成して
いる。
【0006】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に記載のパッド部材に替えて、取付金具の下端に支持
金具部を垂設し、この支持金具部の下端部を車両の両側
縁部に突設したドリップチャンネルの上面に支持させる
と共に該支持金具と押当金具の下端挟着片部との挟着力
によってドリップチャンネルに装置全体を固定するよう
に構成してなるものであり、その他の構成は上記請求項
1と同じである。
【0007】上記請求項1又は請求項2に記載のルーフ
キャリアの取付装置において、回動金具と押当金具間を
締め付ける手段としてのボルト、ナットは、請求項3に
記載したように、上記回動金具と押当金具との対向面に
ボルト挿通孔を穿設して回動金具のボルト挿通孔にボル
ト頭部を係止させた状態で上記押当金具のボルト挿通孔
に上記ボルトを挿通させ、該ボルト挿通端部に上記ナッ
トを螺合させてこのナットを螺進させることにより回動
金具と押当金具間を締め付けるように構成している。
【0008】
【作用】請求項1又は請求項2に記載のルーフキャリア
の取付装置によってルーフキャリアの横架バーを固定、
支持するには、まず、門形形状の取付金具の両側開口端
にそれぞれ対向状態で配設している回動金具と押当金具
とにおいて、これらの回動金具と押当金具間を連結して
いるボルトに螺合したナットを緩めて回動金具を押当金
具の一方の開口端から前方側(横架バーの長さ方向の中
央側)に取付金具の下端枢着部を支点として傾倒させ
る。この状態にすると、回動金具の上端縁と取付金具の
天壁部との間隔、即ち、取付金具の上部内に形成してい
る横架バー挿通空間部の上下間隔が拡がるので、該空間
部に対する横架バーの端部の挿通作業が容易に行える。
【0009】このように取付金具の横架バー挿通空間部
に横架バーの端部を挿通させ、請求項1に記載のルーフ
キャリアの取付装置においては、そのパッド部材を自動
車の屋根の側端部上に載置すると共に取付金具の背面側
開口端に沿って配設している押当金具の上端を横架バー
挿通空間部の背面側下端に係止させると共に下端係止片
部を自動車の屋根の両側端部に突設しているドリップチ
ャンネルの下面角部に仮係止させた状態にしてナットを
螺進させると、ボルトが引き寄せられて取付金具の正面
側開口端に配設している上記回動金具が傾倒状態から徐
々に起立し、その上端縁を横架バーの下面に当接する。
【0010】さらに、ナットを締め付けると、回動金具
の起立によって横架バーが上方に押し上げられようとす
るが、該横架バーの上面は取付金具の天壁部下面に押接
しているので、横架バーが回動金具の起立動作によって
その上端縁と取付金具の天壁部下面とで強固に挟着、固
定されると共に押当金具が横架バー挿通空間部の背面側
下端に係止した上端部を支点としてドリップチャンネル
側に押圧され、その下端係止片部がドリップチャンネル
に強く圧着すると共に押当金具全体が上下端を支点とし
て弾性板として作用し、その上、該ドリップチャンネル
に圧接した傾斜面により取付金具を下方に移動させよう
する作用力が発生して取付金具の下端に装着しているパ
ッド部材が自動車の屋根上に強く圧着し、横架バーの固
定と同時に取付金具が自動車の屋根の側端縁に取付けら
れるものである。
【0011】また、請求項2に記載のルーフキャリアの
取付装置においては、取付金具から一体に垂設している
支持金具部を自動車の側端部に突設しているドリップチ
ャンネル上に当接させた状態で上記ナットを締め付ける
と、回動金具の起立によって上述したように該回動金具
の上端縁と取付金具の天壁部下面とで横架バーの端部を
挟着すると同時に押当金具が横架バー挿通空間部の背面
側下端に係止した上端部を支点としてドリップチャンネ
ル側に押圧され、その挟着片部と支持金具部の下端とで
ルーフキャリアを強固に挟着して取付金具が自動車の屋
根の側端縁に取付けられるものである。
【0012】なお、このルーフキャリアの取付装置は自
動車の屋根の前後部において、屋根の両側部にそれぞれ
対向させた状態で装着され、これらの両取付装置によっ
て上記横架バーの両端部が固定される。また、取付装置
を取り外するには、ナットを緩めると請求項1において
はドリップチャンネルに対する押当金具の係止片部の係
止力が解かれると共に自動車の屋根に対するパッド部材
の圧着力が解かれる一方、請求項2においてはドリップ
チャンネルに対する支持金具部と挟着片部との挟着力が
解かれる。この状態にして装置全体を横架バーの端部側
に引き寄せると回動金具が傾倒方向に逃げながら横架バ
ーから装置全体が簡単に離脱させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施の形
態を図面について説明すると、図1〜図4において、1
は平面矩形状の天壁部1aの両端に下方に向けて一定高さ
の脚部1b、1bを一体に屈曲形成してなる門形形状の取付
金具で、上記天壁部1aはその両端間の幅をルーフキャリ
アAの横架バーA1の幅よりもやゝ幅広い平面矩形状に形
成されてあり、両脚部1b、1bはその下部を下端に向かっ
て互いに末拡がり状に傾斜させていると共に下端部を垂
直部に形成して該下端部に軸体2、2を夫々枢着してい
る。
【0014】さらに、この取付金具1の上記天壁部1aの
下面と両脚部1b、1bの上端部対向面とで囲まれた空間部
を該取付金具1の一方の開口端(正面側開口端)から他
方の開口端(背面側開口端)に向かって連通した横架バ
ー挿通空間部3に形成していると共に上記両脚部1b、1b
の背面側上端部に、この挿通空間部3の背面側開口部下
端に向かって上記横架バーA1の下端面を支持する支持突
片3a、3aを突設している。また、上記両脚部1b、1bの背
面部をさらに背面側に突出させて上記支持突片3a、3aの
下端から斜め下方に傾斜した傾斜端面11と該傾斜端面11
の下傾端から下方に延びる垂直端面12とに形成してい
る。
【0015】4は平面長方形状のゴム製の板状パッド部
材で、その下面を平坦な面に形成していると共に上面に
おける長さ方向の両端部に軸受部4a、4aを突設してあ
り、これらの軸受部4a、4aの対向面を上記取付金具1の
両脚部1b、1bの外面に夫々接してこれらの両脚部1b、1b
から突出している上記軸体2、2に夫々回動自在に枢着
している。このような枢着構造は、軸受け部4a、4aの対
向面に孔を穿設し、該孔に上記軸体2の外端部を嵌合さ
せることによって形成できる。
【0016】5は上記取付金具1の正面側の開口端に配
設した回動金具で、上部を幅狭く形成していると共に下
部を下端に向かって徐々に幅広くなる末拡がり状に形成
して上記取付金具1の開口端の正面形状よりも一回り小
さい形状に形成している。さらに、この回動金具5の中
央下部にボルト挿通孔6を貫設していると共に回動金具
5の両端部に取付金具1の両脚部1b、1bの内面に対向す
る縁部5a、5aを背面側に向かって屈曲形成してあり、こ
れらの縁部5a、5aの下端部を取付金具1の両脚部1b、1b
の内面から突設している上記軸体2、2の内端部に回動
自在に枢着している。
【0017】この軸体2、2を中心として回動金具5を
垂直状態に起立回動させて取付金具1の開口端内に没入
させた状態においては、該回動金具5の上端縁5bと取付
金具1の天壁部1aの下面との間の上下開口幅が上記横架
バーA1の上下面間の厚みよりも小さくなるように回動金
具5の上下方向の長さ(高さ)が設定されてあり、軸体
2、2を中心として回動金具5を正面側に傾倒させると
その上端縁5bと取付金具1の天壁部1aの下面との間の上
下開口幅が徐々に広くなり、挿通空間部3に横架バーA1
を挿通させることができるものである。なお、この回動
金具5は大きく傾倒した状態からその上端縁が横架バー
A1の下面に当接するまでの間において、縁部5a、5aを取
付金具1の両脚部1b、1bの対向面に一旦摺接させるよう
にして一定の起立回動力を付与されない限りその摺接摩
擦力で傾倒状態を維持するように構成されている。
【0018】7は取付金具1の正面開口端側に配設した
上記回動金具5に対向して該取付金具1の背面開口端側
に配設した係止金具で、取付金具1の両脚部1b、1bの背
面垂直端面12、12に沿って該垂直端面12、12から離間し
た状態で配設される板状の垂直部7aと、この垂直部7aの
上端に正面側に向かって傾斜させた状態で突設して上記
両脚部1b、1bの背面傾斜端面11に適宜の間隔を存して沿
い且つ上端縁を横架バー挿通空間部3の背面側に突設し
ている板状の支持突片3a、3aの下面に係止させる傾斜部
7bと、垂直部7aの下端に正面側に向かって斜めに傾斜し
た状態で垂設された傾斜係止片部7cとからなり、この傾
斜係止片部7cを上記パッド部材4から下方に垂下させて
いると共に垂直部7aの中央上部に縦長孔からなるボルト
挿通孔8を穿設している。
【0019】9、10は回動金具5と押当金具7間を締め
つけるためのボルトとナットで、ボルト9を回動金具5
のボルト挿通孔6から挿通してその頭部9aを該ボルト挿
通孔6の周縁部に係止させると共に該ボルト9の先端部
を押当金具7の上記ボルト挿通孔8に挿通して背面側か
らナット10を螺合させているものである。
【0020】このように構成したルーフキャリアAの取
付装置を使用して自動車の屋根C上にルーフキャリアA
の横架バーA1を固定するには、横架バーA1の両端部にこ
の取付装置を対向状態に取付けるに際して、まず、回動
金具5と押当金具7間を連結しているボルト9のナット
10を緩めて回動金具5を取付金具1の下端枢着軸体2、
2を中心として正面側に向かって傾動させる。そうする
と、横架バー挿通空間部3の縦幅が広がるので、該挿通
空間部3に横架バーA1の端部を挿通させる。
【0021】次いで、パッド部材4を自動車の屋根Cの
側端部上に当てがうと共に取付金具1の背面側に配設し
ている押当金具7の傾斜部7bの上端を横架バー挿通空間
部3の支持突片3a、3aの下面に係止させると共に下端係
止片部7cを自動車の側端縁に突設しているドリップチャ
ンネルBの下面角部に係止状態に当接させる。この状態
にしてナット10を螺進させると、回動金具5が押当金具
7を支点部としてボルト9を介して引っ張られて起立方
向に回動する。
【0022】この時、上述したように、この回動金具5
は大きく傾倒した状態からその上端縁が横架バーA1の下
面に当接するまでの間において、縁部5a、5aを取付金具
1の両脚部1b、1bの対向面に一旦摺接させるので、ナッ
ト10を強く回動、螺進させることによりこの摺動摩擦力
に打ち勝って回動金具5を起立させる。従って、このナ
ット10の締め付けにより押当金具7の上下端が横架バー
挿通空間部3の支持突片3a、3aの下面とドリップチャン
ネルBとに強固に圧着すると共に回動金具5の上端縁5b
が横架バーA1の下面に当接する。
【0023】この状態からさらにナット10を締め付ける
と、回動金具5が一層起立しようとしてこの回動金具5
の上端縁5bと横架バー挿通空間部3の天壁部1aの下面と
で横架バーA1を強固に挟着、固定するものである。一
方、押当金具7がナット10の締め付けにより横架バー挿
通空間部の背面側下端に係止した上端とドリップチャン
ネルBに係止した下端とを支点として全体が板バネのよ
うに弾性変形しながら取付金具1の背面側に弾圧し、上
端を中心として下端係止片部7cがドリップチャンネル側
に押圧されてその傾斜面により取付金具1を下方に移動
させようする作用力が発生し、取付金具1の下端に装着
しているパッド部材4を自動車の屋根C上に強く圧着、
固定させるものである。
【0024】このルーフキャリアAの取付装置は自動車
の屋根Cの前後部において、屋根Cの両側部にそれぞれ
対向させた状態で装着され、これらの両取付装置によっ
て上記横架バーA1の両端部が固定され、この前後横架バ
ーA1、A1間に支持フレームA2、A2を連結してルーフキャ
リアA(図5に示す)を構成するものである。
【0025】次に、このルーフキャリア取付装置を自動
車の屋根から取り外すには、ナット10を緩めたのち、取
付金具1を横架バーA1の端部側に引き寄せるだけで簡単
に取り外すことができる。即ち、ナット10を緩めると、
ドリップチャンネルBに対する押当金具7の係止片部7c
の係止力と自動車の屋根Cに対するパッド部材の圧着力
が解かれる。この状態にして取付金具1を横架バーA1の
端部側に引き寄せると、横架バーA1の下面との摺接力に
より回動金具5が傾倒する方向に逃げて横架バーA1に対
する圧着力も解かれ、従って、横架バーA1をガイドとし
て挿通空間部3を横架バーA1の端部側に移動させながら
横架バーA1の端部から離脱させることができるものであ
る。
【0026】図6は本発明の別なルーフキャリア取付装
置の実施例を示すもので、上記発明においては自動車の
屋根Cの側端部上に固定するためのパッド部材4を設け
たが、このパッド部材4に替えて取付金具1の背面側下
端に該取付金具1と一体的に支持金具部1Aを垂設すると
共に押当金具7の下端を水平方向に直角に屈曲させて挟
着片部7dに形成してなるものであり、さらに、該押当金
具7の上端傾斜部7bを取付金具1の背面に形成した下端
から上端に向かって正面側に傾斜した傾斜壁面1c上に当
接させているものである。その他の構成は上記発明と同
様であるので同一符号を付してその構成の説明を省略す
る。
【0027】このルーフキャリア取付装置によれば、取
付金具1の下端支持金具部1AをドリップチャンネルBの
溝底面上に当接させて取付金具1を支持すると共に押当
金具7の挟着片部7dをドリップチャンネルBの下面に係
止させた状態にする。この状態で、取付金具1の上端部
に設けた横架バー挿通空間部3に端部を挿通している横
架バーA1をナット10を締め付けることによって回動金具
5を起立させ、その上端縁を横架バーA1の下面に圧着さ
せて該上端縁と挿通空間部3の天壁部1aの下面とで横架
バーA1を挟着、固定する一方、回動金具5の上端縁が横
架バーA1の下面に圧着するまでにボルト9を介して取付
金具1を押当金具7側に移動させることにより支持金具
部1AをドリップチャンネルBの溝壁面に当接させる。
【0028】回動金具5の上端縁が横架バーA1の下面に
圧着したのち、さらにナット10を締め付けると、押当金
具7が取付金具1側に押圧されてその傾斜部7bの上端が
取付金具1の傾斜壁面1cをガイドして上方に摺動して挟
着片部7dがドリップチャンネルBに圧着すると共に押当
金具7が板ばね作用を奏して取付金具1側に湾曲変形
し、取付金具1の支持金具部1Aと該押当金具7の挟着片
部7dとによりドリップチャンネルBを強固に挟着して取
付金具1が固定されるものである。その他の作用効果に
ついては上記発明と同様である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のルーフキャリアの
取付装置によれば、上部に横架バー挿通空間部を形成し
てなる正面門形形状の取付金具の該正面側開口端に回動
金具を配設する一方、背面我保開口端に沿って押当金具
を配設し、回動金具と押当金具間をボルト、ナットによ
り連結しているので、ナットを緩めれば、回動金具を傾
倒させることができて該回動金具の上端縁と取付金具の
天壁部との間隔、即ち、取付金具の上部内に形成してい
る横架バー挿通空間部の上下間隔を拡げることができ、
従って、該空間部に対する横架バーの端部の挿通作業が
容易に行えるものである。
【0030】この状態にして請求項1に記載のルーフキ
ャリアの取付装置においては、その取付金具の下端に枢
着しているパッド部材を自動車の屋根の側端部上に載置
する一方、請求項2に記載のルーフキャリアの取付装置
においては、その取付金具の下端から垂設している支持
金具部を自動車の屋根の両端部に突設しているドリップ
チャンネル上に受止させ、しかるのち、ナットを螺進さ
せると、ボルトが引き寄せられて上記回動金具が傾倒状
態から徐々に起立し、その上端縁が横架バーの下面に圧
着してこの上端縁と横架バー挿通空間部の天壁部下面と
で横架バーを強固に挟着、固定させることができる。
【0031】さらに、上記ナットの締め付けによって押
当金具をドリップチャンネル側に押圧することができ、
その押圧力によって押当金具の下端係止片部又は挟着片
部がドリップチャンネルに強く圧着し、横架バーの固定
と同時に取付金具を自動車の屋根の側端縁に簡単且つ強
固に取付けることができるものである。
【0032】また、ナットを緩めることによって、ドリ
ップチャンネルに対する押当金具の圧着力と横架バーの
下面に対する回動金具の圧着力とを解くことができ、こ
の状態から取付金具を横架バーの端部側に引き寄せるこ
とにより回動金具が横架バーの下面との圧接力によって
傾倒する方向に回動して自動的に横架バーとの圧着力を
解きながら横架バーをガイドとして挿通空間部を横架バ
ーの端部側に移動させて簡単に該横架バーA1から離脱さ
せることができ、従って、ルーフキャリアの取り外し作
業も円滑に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付装置の分解斜視図、
【図2】組立てた状態の取付装置の斜視図、
【図3】その側面図、
【図4】自動車の屋根の側端部に取付けた状態の縦断側
面図、
【図5】ルーフキャリアを固定した状態の側面図、
【図6】本発明の別なルーフキャリア取付装置を示す縦
断側面図。
【符号の説明】 1 取付金具 1a 天壁部 1b 脚部 2 軸体 3 挿通空間部 4 パッド部材 5 回動金具 6 ボルト挿通孔 7 押当金具 8 ボルト挿通孔 9 ボルト 10 ナット A ルーフキャリア A1 横架バー B ドリップチャンネル C 自動車の屋根

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフの前後部における左右両側
    縁に装着してルーフキャリアの横架バーの両端を挿通、
    支持する取付装置であって、天壁部の両端に下方に向け
    て両脚部を屈曲形成することにより上記天壁部の下面と
    該両脚部の上部対向面とで囲まれた空間部を横架バー挿
    通空間部に形成してなる門形形状の取付金具と、この取
    付金具の下端に装着されたパッド部材と、上記取付金具
    の正面側の開口端に設けられ且つその下端部を取付金具
    の両脚部下端対向面に回動自在に枢着されていると共に
    上端縁を上記横架バー挿通空間部に挿通する横架バーの
    端部下面に圧着させる回動金具と、上記取付金具の背面
    側開口端に沿って配設されてその上端縁を上記横架バー
    挿通空間部の背面側下端に係止させ且つ下端部を上記パ
    ッド部材よりも下方に垂下させて該パッド部材側に向か
    って傾斜した係止片部に形成してなる押当金具と、上記
    回動金具と押当金具間を締め付けるボルト、ナットとか
    らなることを特徴とするルーフキャリアの取付装置。
  2. 【請求項2】 車両のルーフの前後部における左右両側
    縁に装着してルーフキャリアの横架バーの両端を挿通、
    支持する取付装置であって、天壁部の両端に下方に向け
    て両脚部を屈曲形成することにより上記天壁部の下面と
    該両脚部の上部対向面とで囲まれた空間部を横架バー挿
    通空間部に形成してなる門形形状の取付金具と、この取
    付金具の下端から垂下してその下端部を車両の両側縁部
    に突設したドリップチャンネルの上面に支持させる支持
    金具部と、上記取付金具の正面側の開口端に設けられ且
    つその下端部を取付金具の両脚部下端対向面に回動自在
    に枢着されていると共に上端縁を上記横架バー挿通空間
    部に挿通する横架バーの端部下面に圧着させる回動金具
    と、上記取付金具の背面側開口端に沿って配設されてそ
    の上端縁を上記横架バー挿通空間部の背面側下端に係止
    させ且つ下端部を上記支持金具部よりも下方に垂設した
    挟着片部に形成してなる押当金具と、上記回動金具と押
    当金具間を締め付けるボルト、ナットとからなることを
    特徴とするルーフキャリアの取付装置。
  3. 【請求項3】 上記回動金具と押当金具との対向面にボ
    ルト挿通孔を穿設して上記回動金具のボルト挿通孔にボ
    ルト頭部を係止させた状態で上記押当金具のボルト挿通
    孔に上記ボルトを挿通させ、該ボルト挿通端部に上記ナ
    ットを螺合させてこのナットを螺進させることにより回
    動金具と押当金具間を締め付けるように構成したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のルーフキャリア
    の取付装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449867B1 (ko) * 2002-02-21 2004-09-22 차국모 자동차의 루프 캐리어
JP2013525175A (ja) * 2010-04-22 2013-06-20 スーリー スウェーデン アーベー 車両用荷物キャリアフットおよび車両ラック装置
JP2013154726A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Toy Factory:Kk 車載用太陽光発電装置
CN104494527A (zh) * 2014-12-16 2015-04-08 宁波敏实汽车零部件技术研发有限公司 一种行李架前定位卡扣旋转安装结构

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