JPH10155523A - 面ファスナー雌材 - Google Patents

面ファスナー雌材

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JPH10155523A
JPH10155523A JP31638296A JP31638296A JPH10155523A JP H10155523 A JPH10155523 A JP H10155523A JP 31638296 A JP31638296 A JP 31638296A JP 31638296 A JP31638296 A JP 31638296A JP H10155523 A JPH10155523 A JP H10155523A
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JP
Japan
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female
hook
base material
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crimped thread
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JP31638296A
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Hitobumi Sakakibara
仁文 榊原
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HATSUTORITAKESHI KK
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HATSUTORITAKESHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価でありながら優れた係合特性を得る。 【解決手段】 面ファスナー雌材は、面ファスナー雄材
が有する鉤形あるいはきのこ形の雄形素子と係合可能な
ループあるいはアーチ形の雌形素子1aを備えるる。雌
形素子1を、基材2にステッチした捲縮糸2の捲縮によ
り形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣服、下着、靴、
鞄、使い捨ておむつ等の日用品の開閉やカバー類の取り
付け等に使用される面ファスナーにおける面ファスナー
雌材に関する。
【0002】
【従来の技術】面ファスナーは、ループあるいはアーチ
形の雌形素子を織物等の片面に形成した面ファスナー雌
材(単に雌材ともいう。)と、前記雌形素子と係合する
鉤形あるいはきのこ形の膨頭形等の立毛状雄形素子を織
物等の片面に形成した面ファスナー雄材(単に雄材とも
いう。)とを、それぞれ布帛に取り付けて、両方の布帛
を接合する開閉具として用いられている。このような面
ファスナーは、その使用の簡便さから様々な分野で用途
展開されており、用度に応じてファスナーの基本構造要
素である雄形素子と雌形素子の形状について様々な工夫
がなされてきた。しかし、それらの多くはどちらかとい
えば、雄形素子側から見た改良技術であり、ループ等の
雌形素子から見た研究は十分なされていないのが現状で
ある。
【0003】従来の面ファスナー雌材としては、例え
ば、織成または編成されたループまたは毛羽を有するも
の、不織布構造体からなるもの(例えば特開平7−17
1011号公報参照)、タスラン加工糸のループを利用
したもの(例えば、特開平4−105602号公報参
照)等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の面ファスナー雌
材において、織成または編成されたループを有するもの
は、最もポピュラーであるが、使い捨ての分野において
はコスト的に問題があり、また不織布タイプのものにつ
いては、従来、短繊維からなるものが使用されてきたた
め雄形素子との繰り返し着脱により短繊維の脱落が生
じ、係合耐久性および外観面から満足できるものではな
かった。さらに、タスラン加工糸を使用するものについ
ては、該加工糸を並び揃えて基材と溶着等によって一体
化しなければならず、コストが高く付くといった問題が
あった。
【0005】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、安価でありながら優れた係合特性を得ることのでき
る面ファスナー雌材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、面ファスナー雄材が有する鉤形あるいは
きのこ形の雄形素子と係合可能なループあるいはアーチ
形の雌形素子を備える面ファスナー雌材であって、基材
に捲縮糸をステッチし、前記捲縮糸の捲縮により雌形素
子を形成したことを特徴とする面ファスナー雌材であ
る。
【0007】前記請求項1記載の面ファスナー雌材によ
ると、基材に捲縮糸をステッチすることにより安価に得
ることができ、また捲縮糸の捲縮により雌形素子が形成
されるため面ファスナー雄材の雄形素子の繰り返し着脱
による構成繊維の脱落のない係合特性に優れたものが得
られる。この面ファスナー雌材は、従来公知の面ファス
ナーの総ての用途に適用が可能であり、特に使い捨て製
品、例えば紙おむつ、下着、生理用品等の衛生材料分野
に好適である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の面ファ
スナー雌材であって、基材が低目付けの不織布からなる
ことを特徴とする面ファスナー雌材である。
【0009】前記請求項2記載の面ファスナー雌材によ
ると、ステッチをかけた捲縮糸の張力によりステッチ間
にたわみが生じやすく、雌形素子に面ファスナー雄材の
雄形素子が係合しやすくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面にし
たがって説明する。図1に面ファスナー雌材の表面図、
図2に同裏面図、図3に図1のA−A線断面図がそれぞ
れ示されている。なお本形態では、紙おむつ用に好適な
面ファスナー雌材について述べる。
【0011】基材2には捲縮糸1が経糸として図1の縦
方向にステッチされており、その基材2の表面に捲縮糸
1の捲縮によりループあるいはアーチ形の雌形素子1a
が形成されている。前記捲縮糸1は、図1の横方向に所
定間隔毎に平行状にステッチされている。なお図では捲
縮糸1の詳細な捲縮状態は省略されている。
【0012】前記基材2には、10 g/m2 〜30 g/m2
程度の低目付けの不織布が使用されている。また前記捲
縮糸1には、例えばナイロン、ポリエステル、ポリプロ
ピレンなどの合成繊維からなり、マルチフィラメントに
少なくとも復元率10%以上(より好ましくは15%以
上)の伸縮加工を施した伸縮糸が使用されている。なお
前記マルチフイラメンには、15〜100Dのものが好
ましく、30D〜50Dのものがとくに好ましい。
【0013】また、前記捲縮糸1は、不織布の製造法の
一つであるステッチボンド法によって、基材2にチェー
ンステッチされている。また捲縮糸1は、不織布の流れ
方向に直線状にステッチされている。また捲縮糸1のス
テッチする本数は、1インチ当たり25本以上が好まし
い。また同捲縮糸1の編み回数は1インチ当たり20回
以下が好ましく、10回〜15回がとくに好ましい。な
お1ステッチ当たりの捲縮糸1の捲縮を含めた伸び長さ
は、少なくとも10%以上あることが望ましい。
【0014】上記面ファスナー雌材によると、基材2に
捲縮糸1をステッチすることにより安価に得ることがで
き、また捲縮糸1の捲縮により雌形素子1aが形成され
るため、面ファスナー雄材の雄形素子(図示省略)の繰
り返し着脱による構成繊維の脱落のない係合特性に優れ
たものが得られる。
【0015】また、基材2として低目付けの不織布を使
用したので、ステッチをかけた捲縮糸1の張力によりス
テッチ間にたわみが生じやすく、雌形素子1aに面ファ
スナー雄材の雄形素子が係合しやすくなる。
【0016】また捲縮糸1が不織布の流れ方向に直線状
にステッチされているため、不織布の流れ方向に対して
直角の方向に力のかかる面ファスナー雄材を係合する場
合、効果的に係止することができる。
【0017】また前記面ファスナー雌材を、粘着加工、
縫製等の方法で布帛等に固定させる場合には、必要に応
じて基材2の固定側の面にポリエチレンあるいはポリプ
ロピレン等の樹脂またはフィルムにてラミネートを行う
とよい。これにより、面ファスナー雌材を布帛等に粘着
加工で固定させる場合の粘着効果を高めることができ
る。また面ファスナー雌材を布帛等に縫製で固定させる
場合の縫製による縫い強力を高めることができる。また
面ファスナー雌材を布帛等に融着で固定させる場合には
ラミネート層が接着層として有効である。また面ファス
ナー雌材の固定側の面でステッチされた捲縮糸がラミネ
ート層によって固定されるので、捲縮糸の脱落防止に有
効である。
【0018】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。なお基材2には、低目付けの不織布以外
の不織布、紙、またはフィルム等を用いることができ
る。また捲縮糸1のステッチは、チェーンステッチの
他、様々なステッチを採用することができる。また、捲
縮糸1のステッチパターンも直線に限らず、様々なパタ
ーンを採用することが可能である。また捲縮糸1は、図
1の縦方向に限らず、縦方向に所定間隔毎に平行状にス
テッチしたり、あるいは縦横に格子状にステッチしたり
することも考えられる。
【0019】
【発明の効果】本発明の面ファスナー雌材によれば、安
価でありながら優れた係合特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態を示す面ファスナー雌材の表面図
である。
【図2】同裏面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 捲縮糸 1a 雌形素子 2 基材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面ファスナー雄材が有する鉤形あるいは
    きのこ形の雄形素子と係合可能なループあるいはアーチ
    形の雌形素子を備える面ファスナー雌材であって、基材
    に捲縮糸をステッチし、前記捲縮糸の捲縮により雌形素
    子を形成したことを特徴とする面ファスナー雌材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の面ファスナー雌材であっ
    て、基材が低目付けの不織布からなることを特徴とする
    面ファスナー雌材。
JP08316382A 1996-11-27 1996-11-27 面ファスナー雌材 Expired - Fee Related JP3098436B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018083025A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 大王製紙株式会社 テープタイプ使い捨ておむつ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018083025A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 大王製紙株式会社 テープタイプ使い捨ておむつ

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