JPH10155106A - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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Publication number
JPH10155106A
JPH10155106A JP8312274A JP31227496A JPH10155106A JP H10155106 A JPH10155106 A JP H10155106A JP 8312274 A JP8312274 A JP 8312274A JP 31227496 A JP31227496 A JP 31227496A JP H10155106 A JPH10155106 A JP H10155106A
Authority
JP
Japan
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image pickup
circuit
orthogonal transformation
dct
evaluation index
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Application number
JP8312274A
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English (en)
Inventor
Kazuya Kobayashi
一也 小林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10155106A publication Critical patent/JPH10155106A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周波数軸上に直交変換した画像データを用いて
各種撮影条件パラメータを得る為の制御システムを汎用
マイクロコンピュータを用いて実現することができ、コ
スト低減、省電力化等を図れる電子的撮像装置を提供。 【解決手段】撮像レンズ(1) 、撮像素子(3)、記憶手段
(6) 、この記憶手段(6)に記憶された一の画面に相応し
た映像信号を読み出し2次元の単位ブロック(BL)毎に直
交変換処理を施して各単位ブロック(BL)毎の直交変換デ
ータを得る直交変換手段(8) 、上記各単位ブロック(BL)
毎に対応した全直交変換データのうち上記一の画面内で
離散的に特定されたブロックに対応した直交変換データ
に依拠して該データにより表される高周波成分の値を合
焦評価指標として得る手段(11)、この手段(11)の合焦評
価指標に応じて合焦調節の為の光学系要素(1) に対して
調節変位を与える自動焦点調節手段(12)とを備えた装
置、およびその応用装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数軸上に直交
変換した画像情報を用いて各種の撮影条件パラメータを
得るようにしたスチルビデオカメラ等の電子的撮像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】スチルビデオカメラ等の電子的撮像装置
における焦点、露出、ホワイトバランス等の調整を行な
う場合において、レンズ等の光学系を通して得られる被
写体像を電気信号に変換し、その電気信号を周波数軸上
に直交変換したデータを利用して行なうことは、例えば
特開平4−405号公報の「自動焦点調整装置」や特開
平4−248769号公報の「画像データ符号化回路」
などに開示されているように従来から知られている。
【0003】図11は従来の電子的撮像装置の要部構成
のみを抽出して示すブロック図である。図中、1は撮像
レンズ、2は絞り機構、3は撮像素子としてのCCD
(電荷結合素子)であり、被写体像は上記レンズ1,絞
り機構2を通してCCD3の結像面上に結像する。4は
撮像プロセス回路であり、入力した映像信号について、
増幅、相関二重サンプリング(CDS)、色分離(輝
度、色差信号)等の処理を施す。5はA/D変換回路
(ADC)、6はバッファメモリ(BUF)である。7
はパルス発生回路(SSG)であり、前記CCD3、撮
像プロセス回路4、A/D変換回路5、バッファメモリ
6、および後述するDCT回路8、積分回路20、レン
ズ・映像信号制御回路11等を制御するための水平同期
信号(HD)や垂直同期信号(VD)等の各種パルスを
生成しかつ出力する。
【0004】8はDCT回路(離散コサイン変換回路)
であり、入力した縦横N画素でなる単位ブロックに分割
された各ブロックのデータについて直交変換処理を施
す。すなわちバッファメモリ6から入力する全画面又は
AF対象領域内の例えば縦横8画素の単位ブロックのデ
ータについてDCT演算を行ない、直流(DC)変換係
数および交流(AC)変換係数を求める。DCT回路8
により直交変換処理されて得られた直流(DC)変換係
数は、量子化回路9と積分回路20とに供給される。ま
た、DCT回路8により直交変換処理されて得られた交
流(AC)変換係数は、量子化回路10と積分回路20
とに供給される。
【0005】量子化回路9はDC変換係数を量子化し、
後段の回路(不図示)へ出力する。同じく量子化回路1
0はAC変換係数を量子化し、後段の回路へ出力する。
【0006】後段の回路ではDC変換係数の予測誤差お
よびAC変換係数が記録装置に記録されるものとなって
いる。
【0007】積分回路20はAC変換係数およびDC変
換係数について、それぞれ絶対値の積分を行ない、その
積分値すなわちDC評価値およびAC評価値を、レンズ
・映像信号制御回路11に供給する。
【0008】レンズ・映像信号制御回路11は、輝度信
号の1画面分のAC評価値あるいはAFさせたいブロッ
ク(AFエリア)内のAC評価値(AF評価値)を受け
てレンズ駆動回路12を制御し、DCT回路8で得られ
るAF評価値が最大になるように、レンズ1をその光軸
上で移動制御して焦点の自動調整を行なう。
【0009】映像信号制御回路11は、他方において絞
り駆動回路13を制御し、映像信号の露出レベルが最適
になるように絞り機構2を可変調整して、自動露出調整
(AE)を行なう。或いは、CCD3の素子シャッタ速
度を可変調整し、露出レベルの調整を行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子的撮像
装置にあっては、DCT回路8のAC変換係数,DC変
換係数を利用して焦点調整等を行なうべく、それらの係
数を積分するための積分回路20等のハードウエアを設
ける必要がある。このため実装面積や実装容積等が大き
くなる欠点があった。
【0011】これを解決する手法として、DCT回路8
の出力を積分器20に入力せず、レンズ・映像信号制御
回路11に直接入力する手法が考えられる。すなわち、
一般にレンズ・映像信号制御回路11はマイクロコンピ
ュータ等で構成されることが多いため、当該マイクロコ
ンピュータ内の積分機能を利用して必要な積分演算を行
なわさせるものである。
【0012】図12は積分処理の例を示す図である。図
12の(a)に示す例は、1垂直帰線期間内(1画面
分)のDCT係数であるDCT(1) ,DCT(2) ,DC
T(3)…DCT(n+3)を、全てマイクロコンピュータに
取り込み、最後に積分,AF処理を一括して施す例であ
る。図12の(b)に示す例は、1垂直帰線期間内の各
DCTブロックを1個づつ読み出す毎に逐次積分処理
し、最後にAF処理を施す例である。
【0013】しかし、上記の手法による積分処理には次
のような問題があった。すなわち、DCTブロックを8
画素×8画素単位とした場合、最大64の各データ分に
対して、1画面分中の各ブロックについて積分処理を行
なう必要がでてくる。このことは、1画面を例えば64
0画素×480画素とすれば、DCTブロックは480
0ブロックできることになる。このため積分回数は、 (64データ×4800ブロック)=307200回 となり、これを決められた時間内に実行しなくてはいけ
ない。これでは1画面の画素数が更に増えた場合、演算
量が更に増大し、最悪の場合には処理時間が不足してし
まい、システムに破綻をきたすおそれがある。しかも図
12の(a)の例では、高速演算処理に対応したマイク
ロコンピュータの選択、並びに1画面中のDCTデータ
をすべて格納できる大容量のメモリー(内臓もしくは外
付け)が必要となる。また図12の(b)の例でも高速
演算処理に対応したマイクロコンピュータの選択が必須
要件となる。このようなマイクロコンピュータは、非常
に高価格であり、かつ消費電力も多いため、コスト的に
も又電源供給等の観点からも問題があった。
【0014】本発明の目的は、光学系を通して得られる
被写体像を電気信号に変換し、その電気信号を周波数軸
上に直交変換した画像データを用いて焦点、露出、ホワ
イトバランス等の各種の撮影条件パラメータを得るため
の制御システムを、比較的低廉な汎用マイクロコンピュ
ータを用いて実現することが可能で、コストの低減、省
電力化等を図れる電子的撮像装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す如く構成されてい
る。
【0016】(1)本発明の電子的撮像装置は、被写体
像を結ぶための撮像レンズと、上記撮像レンズによる像
が自己の撮像面に結像され得るように配され該撮像面上
の光像を光電変換する撮像素子と、上記撮像素子の光電
変換出力である映像信号を記憶するための記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された一の画面に相応した映像信号
を読み出して該読み出された映像信号に対して所定の2
次元の複数の単位ブロック毎に直交変換処理を施して該
各単位ブロック毎に対応した直交変換データを得る直交
変換手段と、上記複数の各単位ブロック毎に対応した全
直交変換データのうち上記一の画面内で離散的に選定さ
れた特定の単位ブロック乃至単位ブロック群に対応した
直交変換データに依拠して該データにより表される高周
波成分の値を合焦評価指標として得る合焦評価指標形成
手段と、上記合焦評価指標形成手段の合焦評価指標に応
じて合焦調節のための光学系の要素に対して調節変位を
与える自動焦点調節手段と、を備えてなることを特徴と
している。
【0017】(2)本発明の電子的撮像装置は、上記
(1)に記載した電子的撮像装置であって、かつ自動合
焦調節動作を行なうときのみ上記合焦評価指標形成手段
により合焦評価指標を生成せしめ、当該自動合焦調節動
作の終了後の所定のタイミイグで上記各単位ブロック毎
に対応した全直交変換データに相応する映像データを被
記録データとして当該記録手段に供給するように制御す
る制御手段を備えてなることを特徴としている。
【0018】(3)本発明の電子的撮像装置は、上記
(1)に記載した電子的撮像装置であって、かつ上記離
散的に選定された特定の単位ブロックは上記一の画面内
に行または列状に設定された領域に該当するようにして
離散的に選択されたものであることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1および図2は、本発明の第1実施
形態に係る電子的撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。なお図1と図2とは、丸印で囲んだ符号A〜Dで示
す箇所において互いに接続されている。
【0020】撮像レンズ1は、レンズ駆動回路12によ
り、その光軸上の位置を移動調整される。また絞り機構
2は、絞り駆動回路13により、その絞り量を調整制御
される。かくして被写体像は、上記レンズ1および絞り
機構2を通して撮像素子としてのCCD(電荷結合素
子)3の撮像面上に結像する。CCD3上に結像した被
写体像は、CCD3で電気信号に変換されて映像信号と
なり、撮像プロセス回路4に入力する。撮像プロセス回
路4は、CCD3から入力した映像信号につき、信号増
幅、相関二重サンプリング(CDS)、色分離(輝度、
色差信号)、等の処理を施す。撮像プロセス回路4の出
力は、A/D変換回路(ADC)5によりディジタルデ
ータに変換された後、バッファメモリ(BUF)6に入
力し記録される。
【0021】パルス発生回路(SSG)7は水平同期信
号(HD)や垂直同期信号(VD)その他の各種制御用
のパルスを生成し、前述のCCD3、撮像プロセス回路
4、A/D変換回路5、バッファメモリ6、および後述
するDCT回路8、レンズ・映像信号制御回路11など
に出力する。
【0022】前記バッファメモリ6から読み出された縦
横N画素でなる単位ブロックに分割された各ブロック毎
のデータは、DCT回路(離散コサイン変換回路)8に
入力する。DCT回路8は、バッファメモリ6から入力
する全画面、またはAF対象領域内の例えば「8画素×
8画素」の単位ブロックのデータについてDCT演算
(直交変換処理)を行ない、直流(DC)変換係数およ
び交流(AC)変換係数を求める。
【0023】図3は、8画素×8画素から成るブロック
データにつきDCT演算して得られる変換係数(Cu
v)の一例を示す図である。図3において、u、vが大
きくなるにつれて、より高い周波数成分となる。すなわ
ちC00がDC成分の大きさ(DC変換係数)を示してお
り、これより右方向(u:0から7)に行くに従って、
より高い水平方向の周波数成分を示しており、またC00
より下方向(v:0から7)に行くに従って、より高い
垂直方向の周波数成分を示している。ここでDC変換係
数(C00)を除いた残りの変換係数をAC変換係数と呼
ぶ。また、C00,C01〜Cuvの各単位を1データと呼
ぶ。
【0024】図1および図2に説明を戻す。DCT回路
8により直交変換処理されて得られた直流(DC)変換
係数は、一方において量子化回路9に供給され、他方に
おいてレンズ・映像信号制御回路11に供給される。ま
たDCT回路8により直交変換処理されて得られた交流
(AC)変換係数は、一方において量子化回路10に供
給され、他方においてレンズ・映像信号制御回路11に
供給される。
【0025】レンズ・映像信号制御回路11は、DCT
ブロックBLの積分処理を行なえるマイクロコンピュータ
を主体として構成されている。すなわちこのレンズ・映
像信号制御回路11は、輝度信号の1画面分のAC評価
値の積分値、あるいはAFさせたいブロックBL(AFエ
リア)内のAC評価値の積分値(AF評価値)に基づい
て作動し、レンズ駆動回路12を制御することにより、
DCT回路8で得られるAF評価値が最大になるよう
に、レンズ1の光軸上の位置を可変制御して焦点調整を
行なう。
【0026】またレンズ・映像信号制御回路11は、D
CTブロックBLのDC変換係数の積分値(DC評価
値)、あるいは分割測光するために任意に分割された各
測光エリアからのDC変換係数の積分値(DC評価値)
を利用し、絞り駆動回路13を制御することにより、映
像信号の露出レベルが最適になるように、絞り量の調整
を行なって自動露出調整(AE)を行なう。或いは、C
CD3の素子シャッタ速度を可変調整し、露出レベルの
調整を行なう。このとき、輝度信号の1画面分のDC評
価値の積分値、或いは分割測光するために任意に分割さ
れた各測光ブロックからのDC評価値の積分値(AE評
価値)を利用すれば制御が容易となる。
【0027】図4は前記焦点自動調整の原理を示す図で
ある。図4に示す如く、合焦位置でAF評価値(高周波
成分に相当する)が最大になるレンズ位置が合焦位置と
なる原理を利用して、レンズ位置をAF評価値が最大と
なるように制御する(山登り方式と呼ばれている)こと
によりAFが行なわれる。
【0028】図1および図2に説明を戻す。量子化回路
9は、DCT回路8から入力するDC変換係数を量子化
し、図2に示す遅延回路21と減算回路22に与える。
また量子化回路10は、DCT回路8から入力するAC
変換係数を量子化し、図2に示すいわゆるジグザグスキ
ャン走査回路24に与える。
【0029】かくして減算回路22では、上記DC変換
係数と遅延回路21からの遅延出力との減算が行なわ
れ、その差すなわち予測誤差が得られる。この予測誤差
は、符号化回路23で符号化されたのち合成回路26に
供給される。またジグザグスキャン走査回路24では、
入力したAC変換係数についての係数の並び替え処理が
行なわれる。このジグザグスキャン走査回路24の出力
は、符号化回路25で符号化されたのち合成回路26に
供給される。
【0030】合成回路26は、符号化回路23および2
5から供給された符号化入力を合成する。合成されたD
C変換係数の予測誤差およびAC変換係数を示す信号
は、記録装置27に記録される。
【0031】図2に示すシステム制御回路28は、上記
の記録装置27および前記パルス発生回路(SSG)7
やレンズ・映像信号制御回路11を含む回路全体のシー
ケンス制御を行なう。
【0032】本来、DCT回路は、画像の符号化に際し
て用いられることが多い。このため上記の如くAF情報
やAE情報等をDCT回路8で検出するようにすれば、
DCT回路8の共用化が図れるため、構成が簡略化され
コストダウンにつながる。
【0033】上述したように、この本実施形態において
は、図11,図12に示された従来の装置とは異なり、
DCT回路8のDCT係数を積分器20にて積分するこ
とをせず、レンズ・映像信号制御回路11に直接入力す
る構成となっている。そしてマイクロコンピュータを主
体として構成されたレンズ・映像信号制御回路11によ
って、DCTブロックBLの積分処理等を行なうものとな
っている。特に本実施形態においては、DCT回路8か
らのDCTブロックデータ読み出しを行なうとき、各D
CTブロックBLを離散的に取得して、取得するDCTブ
ロックBLを減らす如く構成されている。
【0034】図5の(a)(b)はその機能説明図で、
(a)は本実施形態例における積分処理の模様を示す
図、(b)は比較のために図12の(b)から引用記載
した対比例(従来例)における積分処理の模様を示す図
である。図5の(a)と(b)の対比から明らかなよう
に、本実施形態の場合、DCTブロックBLを1ブロック
置きに取得するようにしている。こうすることによっ
て、DCTブロックデータの読み込み速度は略1/2と
なり、従来の2倍程度の積分時間を確保することができ
る。したがって、マイクロコンピュータ等に加わる演算
負荷を大幅に軽減できる。
【0035】図6はAF情報等を得るために選定される
DCTブロックBLの選定の仕方の一例を示す模式図であ
る。図5の(a)に示すDCTブロックBLの取得の仕方
は、図6に斜線を施して示したDCTブロックBLの情報
のみを利用することに相当する。なお図6のようにDC
TブロックBLを取得する場合において、被写体が「一本
の縦線」のような特殊な場合には、条件如何によっては
偽合焦するおそれがある。しかしこの点は、DCTブロ
ックBLの取得を偏りが生じないように、画面全域に亘っ
て万遍無く行なうことにより容易に解決できる。
【0036】図7はAF情報等を得るために選定される
DCTブロックBLの選定の仕方の他の例を示す模式図で
ある。この例は、DCTブロックBLを斜線で示す如くい
わゆる市松模様状に取得する場合の例である。この例に
よれば、被写体が前述の如く「一本の縦線」のような特
殊な場合であっても常に安定に合焦可能となる。
【0037】図8の(a)(b)(c)はDCTブロッ
クBLの選定の仕方についての変形例を示す模式図であ
る。図8の(a)〜(c)に斜線で示すように、幾つか
のDCTブロックBLの固まりを1ブロックとして捕ら
え、当該各ブロックからデータ取得を行なうようにして
も良い。
【0038】一般的な被写体であって、かつDCTブロ
ックBLが8画素×8画素程度のものであれば、画面内の
隣り合うDCTブロックBLの被写体の模様が、急激に変
化し続けることは少ない。このため、ある程度離散した
DCTブロックBLでも、AFに必要な情報は十分に得ら
れる。この点については実験でも容易に確認することが
できた。
【0039】また取得するDCTブロックBLの離散パタ
ーンは、撮影環境に適応するように可変させるようにし
ても良い。
【0040】[自動合焦(AF)時の動作]図9および
図10は、本実施形態のAF処理の手順を示すフローチ
ャートである。なお図9と図10とは、丸印で囲んだ符
号EとFとで示す箇所において互いに接続されている。
以下このフローチャートに従ってAF処理の手順につい
て説明する。
【0041】「ステップST1」プログラムがスタート
する。
【0042】「ステップST2」DCTブロックBLの取
得パターンを、例えば図7に示すような市松模様に設定
する。
【0043】「ステップST3」VD(垂直同期信号)
の立ち上がりを検知する。
【0044】「ステップST4」VDの立ち上がりが検
知されると、撮像画面のAC評価値が入力する。
【0045】「ステップST5」AC評価値が、ある決
められた所定値より大きいとき、そのDCTブロックBL
を選択する。
【0046】「ステップST6」ステップST5で選択
されたDCTブロックBLの合計が「AFエリア内のDC
TブロックBL(市松模様)の数の1/2」より多いか否
かを判断する。少い場合にはステップST7に進む。多
い場合にはそのままステップST8へ進む。
【0047】「ステップST7」AC評価値が大きいD
CTブロックBL順に「AFエリア内のDCTブロックBL
(市松模様)の数の1/2」個を選択し、ステップST
8へ進む。
【0048】「ステップST8」ステップST6、ある
いはステップST7において選択されたDCTブロック
BLを、AFに使用するAF用DCTブロックBLとして設
定する。なお、ステップST6あるいはステップST7
においては、「AFエリア内のDCTブロックBL(市松
模様)の数の1/2」としているが、この時の「1/
2」は、あくまで一例であって、AFエリアの大きさや
AC評価値の大きさ等、AFに起因するパラメータによ
って、最適な値を設定すればよい。
【0049】「ステップST9」ステップST8で設定
されたDCTブロックBLを使ってAF評価値を求める。 「ステップST10」再びVDの立上がりを検知する。
【0050】「ステップST11」撮像画面のAC評価
値(使用DCTブロックBLはステップST8で設定され
たブロック)を入力する。
【0051】「ステップST12」ステップST11で
取得したAC評価値を積分してAF評価値を求める。
【0052】「ステップST13」AF評価値が最大に
なるように、レンズ駆動回路12を制御してレンズ1の
光軸上の位置を移動調整し、山登り方式でAF処理を行
なう。
【0053】「ステップST14」AF処理が終了した
か否かを判定し、AF処理が終了していなければ、ステ
ップST10に戻る。AF処理が終了していればステッ
プST15に進む。
【0054】「ステップST15」AF処理が終了して
いればプログラムが終了する。ただし、AF終了後にお
いて、記録動作等を行なう場合には、1画面全ブロック
のDCT演算を行なう。こうすることで、AF時の1画
面内のDCTブロック取得数が減り、かつ、高周波成分
が多いブロックBLを選択することでAF精度が向上す
る。これらは、DCTブロック取得時間の軽減、及び積
分時間の短縮が可能となり、システムの省電力化につな
がる。更にレンズ・映像信号制御回路11を低速のマイ
クロコンピュータにて構成できることからコストの低減
をはかれる。また高速のマイクロコンピュータが使用可
能であれば、CCD3として従来より高画素のものを使
用した場合においても対応可能となる。
【0055】[自動露出(AE)時の動作]DCTブロ
ックBLのDC変換係数の積分値(DC評価値)、あるい
は分割測光するために任意に分割された各測光エリアか
らのDC変換係数の積分値(DC評価値)を利用し、レ
ンズ・映像信号制御回路11によって映像信号の露出レ
ベルが最適になるように絞り駆動回路13を制御し、絞
り機構2の調整を行なう。
【0056】例えば、DC評価値がある決められた所定
範囲内にあれば最適な露出状態であるとした場合のAE
動作について説明する。まず得られるDC評価値が所定
範囲内にあるかどうかを判断する。もしDC評価値が所
定値範囲以下であった場合には、絞り機構2を開放側に
駆動し、反対に所定値範囲以上であった場合には絞り機
構2を閉じる側に駆動する。また所定範囲内であれば絞
り機構2をその状態に固定することにより、常に最適な
露出状態を維持できる。もちろん、絞り機構2を最大開
放にしてもDC評価値が所定値範囲以下の場合、映像信
号のゲインをあげても良い。あるいは絞り機構2を使用
せずCCD3の素子シャッタのタイミングを可変する事
により露出状態を変更させても良い。もちろんAF同様
に離散したDCTブロックBLの情報を利用可能である。
【0057】[ホワイトバランス調整時の動作]ホワイ
トバランス調整についてもAF処理およびAE処理と同
様に、色差信号(R−Y、B−Y)の離散したDCTブ
ロックBLの情報を利用することにより、ホワイトバラン
ス調整を容易に行なえる。
【0058】以上説明したように、自動露出(AE)調
整およびホワイトバランス調整ともに、AF調整と同様
に、離散したDCTブロックBLを利用するので、制御に
必要なデータの取得時間を軽減でき、積分時間の短縮を
図ることが可能となり、システムの消費電力を少くする
ことができる。さらにレンズ・映像信号制御回路11と
して低速のマイクロコンピュータを使用できることか
ら、コストの低減もはかれる。また高速のマイクロコン
ピュータを使用可能ならば、従来より高画素のCCD3
にも対応可能となる。
【0059】近年、図1の撮像プロセス4による例えば
色分離等を行なわずに、CCD3の出力をA/D変換回
路5により直接A/D変換し、そのデータを圧縮等して
記録するカメラが知られている。このカメラの場合、記
録したデータはパソコンに取り込まれ、色分離等の処理
は該パソコン側で行なわれる。
【0060】通常の場合、AF処理やAE処理は、輝度
信号を利用して行なわれるが、輝度信号にとらわれずに
CCD3の出力を直接的にA/D変換し、そのデータを
DCT処理した値を利用しても良い。この場合、撮像プ
ロセス回路4もしくは色分離処理等のための回路が不要
となるので、更にコストを低減することができる。
【0061】(実施形態の特徴点のまとめ)上述した実
施形態に示された電子的撮像装置の特徴点をまとめると
次の通りである。
【0062】[1]実施形態に示された電子的撮像装置
は、被写体像を結ぶための撮像レンズ(1) と、上記撮像
レンズ(1) による像が自己の撮像面に結像され得るよう
に配され該撮像面上の光像を光電変換する撮像素子(3)
と、上記撮像素子(3) の光電変換出力である映像信号を
記憶する為の記憶手段(6)と、上記記憶手段(6) に記憶
された一の画面に相応した映像信号を読み出して該読み
出された映像信号に対して所定の2次元の複数の単位ブ
ロック(BL)毎に直交変換処理を施して該各単位ブロック
(BL)毎に対応した直交変換データを得る直交変換手段
(8) と、上記複数の各単位ブロック(BL)毎に対応した全
直交変換データのうち上記一の画面内で離散的に選定さ
れた特定の単位ブロック乃至単位ブロック群に対応した
直交変換データに依拠して該データにより表される高周
波成分の値を合焦評価指標として得る合焦評価指標形成
手段(11)と、上記合焦評価指標形成手段(11)の合焦評価
指標に応じて合焦調節のための光学系の要素(1) に対し
て調節変位を与える自動焦点調節手段(12)と、を備えて
なることを特徴としている。
【0063】上記電子的撮像装置においては、離散的に
DCTを行なうので、AFエリア内を全て直交変換した
データを利用してAFを行なっていた従来に比べ、処理
時間が大幅に短縮され、高速化することができる。また
消費電力の点でも非常に有利である。
【0064】[2]実施形態に示された電子的撮像装置
は、上記[1]に記載した電子的撮像装置であって、か
つ自動合焦調節動作を行なうときのみ上記合焦評価指標
形成手段(11)により合焦評価指標を生成せしめ、当該自
動合焦調節動作の終了後の所定のタイミイグで上記各単
位ブロック(BL)毎に対応した全直交変換データに相応す
る映像データを被記録データとして記録手段(27)に供給
するように制御する制御手段(28)を備えてなることを特
徴としている。
【0065】上記電子的撮像装置においては、前記
[1]と同様の作用効果を奏する上、AF処理中におい
て映像信号が離散的になっても、記録時には通常の映像
を記録できるものとなる。
【0066】[3]実施形態に示された電子的撮像装置
は、上記[1]に記載した電子的撮像装置であって、か
つ上記離散的に選定された特定の単位ブロックBLは上記
一の画面内に行または列状に設定された領域に該当する
ようにして離散的に選択されたものであることを特徴と
している。
【0067】上記電子的撮像装置においては、前記
[1]と同様の作用効果を奏する上、単純なパターンで
あるため、制御アルゴリズムが簡素化される。
【0068】[4]実施形態に示された電子的撮像装置
は、上記[1]に記載した電子的撮像装置であって、か
つ上記離散的に選定された特定の単位ブロック(BL)は上
記一の画面内に市松模様状に設定された領域に該当する
ようにして離散的に選択されたものであることを特徴と
している。
【0069】上記電子的撮像装置においては、前記
[1]と同様の作用効果を奏する上、DCTブロックBL
の選択と、偏り無く取得できることからAF精度を向上
できる。 [5]実施形態に示された電子的撮像装置は、被写体像
を結ぶための撮像レンズ(1) と、上記撮像レンズ(1) に
よる像が自己の撮像面に結像され得るように配され該撮
像面上の光像を光電変換する撮像素子(3) と、上記撮像
素子(3) の光電変換出力である映像信号を記憶する為の
記憶手段(6)と、上記記憶手段(6) に記憶された一の画
面に相応した映像信号を読み出して該読み出された映像
信号に対して所定の2次元の複数の単位ブロック(BL)毎
に直交変換処理を施して該各単位ブロック(BL)毎に対応
した直交変換データを得る直交変換手段(8) と、上記各
単位ブロック(BL)毎に対応した全直交変換データのうち
上記一の画面内で離散的に選定された特定の単位ブロッ
ク乃至単位ブロック群に対応した直交変換データに依拠
して該データにより表される高周波成分の値を合焦評価
指標として得る合焦評価指標形成手段(11)と、上記合焦
評価指標形成手段(11)の合焦評価指標に応じて合焦調節
のための光学系の要素(1) に対して調節変位を与える自
動焦点調節手段(12)と、を備えてなる電子的撮像装置で
あって、上記離散的に選定された特定の単位ブロック(B
L)乃至単位ブロック群は、高周波成分を相対的に多く含
むものとして選択されてなるものであり、且つ、該選択
が一旦なされて以降上記自動焦点調節手段(12)による合
焦調節調節動作が実質的に完了するまで該選択は変更さ
れないようになされたものであることを特徴としてい
る。
【0070】上記電子的撮像装置においては、高周波成
分が多いDCTブロック(BL)を利用するので、AFエリ
ア内を全て直交変換(例えばDCT)したデータを利用
してAFを行なっていた従来に比べ、AF精度が向上す
る。また全エリアをDCTしないため、速度的にも又消
費電力的にも有利である。
【0071】[6]実施形態に示された電子的撮像装置
は、上記[5]に記載した電子的撮像装置であって、か
つ上記離散的に選定された特定の単位ブロック(BL)、乃
至単位ブロック群の選択は、本電子的撮像装置において
合焦検出動作が開始された時点でなされるように構成さ
れたことを特徴としている。
【0072】上記電子的撮像装置においては、前記
[5]と同様の作用効果を奏する上、AF処理の途中で
は選択が行なわれないので、AF処理に異常動作が発生
するおそれがない。
【0073】[7]実施形態に示された電子的撮像装置
は、被写体像を結ぶための撮像レンズ(1) と、上記撮像
レンズ(1) による像が自己の撮像面に結像され得るよう
に配され該撮像面上の光像を光電変換する撮像素子(3)
と、上記撮像素子(3) の光電変換出力である映像信号を
記憶する為の記憶手段(6)と、上記記憶手段(6) に記憶
された一の画面に相応した映像信号を読み出して該読み
出された映像信号に対して所定の2次元の複数の単位ブ
ロック(BL)毎に直交変換処理を施して該各単位ブロック
(BL)毎に対応した直交変換データを得る直交変換手段
(8) と、上記各単位ブロック毎(BL)に対応した全直交変
換データのうち上記一の画面内で離散的に選定された特
定の単位ブロック乃至単位ブロック群に対応したデータ
に依拠して得たホワイトバランス検出値に基づいてホワ
イトバランス調節動作を行なうホワイトバランス調節手
段(11)と、を備えたことを特徴としている。
【0074】上記電子的撮像装置においては、DCTが
離散的に行なわれるので、AFエリア内を全て直交変換
(例えばDCT)していた従来に比べ、処理時間が大幅
に短縮され高速化することができる。又、消費電力の点
でも有利である。
【0075】[8]実施形態に示された電子的撮像装置
は、上記[7]に記載した電子的撮像装置であって、か
つ上記ホワイトバランス検出値は上記一の画面内で離散
的に選定された特定の単位ブロック乃至単位ブロック群
に対応したデータのうち少なくとも直流成分のデータを
含むデータに依拠して得たものであることを特徴として
いる。
【0076】上記電子的撮像装置においては、前記
[7]と同様の作用効果を奏する上、DC成分を用いて
ホワイトバランス制御が行なわれることから、その精度
が向上する。
【0077】[9]実施形態に示された電子的撮像装置
は、被写体像を結ぶための撮像レンズ(1) と、上記撮像
レンズ(1) による像が自己の撮像面に結像され得るよう
に配され該撮像面上の光像を光電変換する撮像素子(3)
と、上記撮像素子(3) の光電変換出力である映像信号を
記憶する為の記憶手段(6)と、上記記憶手段(6) に記憶
された一の画面に相応した映像信号を読み出して該読み
出された映像信号に対して所定の2次元の複数の単位ブ
ロック(BL)毎に直交変換処理を施して該各単位ブロック
(BL)毎に対応した直交変換データを得る直交変換手段
(8) と、上記各単位ブロック(BL)毎に対応した全直交変
換データのうち、上記一の画面内で離散的に選定された
特定の単位ブロック乃至単位ブロック群に対応したデー
タに依拠して得た測光値に基づいて露出調節動作を行な
う露出調節手段(11)(13)と、を備えたことを特徴として
いる。
【0078】上記電子的撮像装置においては、DCTが
離散的に行なわれるのでAFエリア内を全て直交変換
(例えばDCT)していた従来に比べ、処理時間が大幅
に短縮され高速化することができる。又消費電力の点で
も有利である。
【0079】[10]実施形態に示された電子的撮像装
置は、上記[9]に記載した電子的撮像装置であって、
かつ上記測光検出値は上記一の画面内で離散的に選定さ
れた特定の単位ブロック乃至単位ブロック群に対応した
データのうち少なくとも直流成分のデータを含むデータ
に依拠して得たものであることを特徴としている。
【0080】上記電子的撮像装置においては、前記
[9]と同様の作用効果を奏する上、DC成分を用いて
露出制御が行なわれることから、その精度が向上する。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、光学系を通して得られ
る被写体像を電気信号に変換し、その電気信号を周波数
軸上に直交変換した画像データを用いて焦点、露出、ホ
ワイトバランス等の各種の撮影条件パラメータを得るた
めの制御システムを、比較的低廉な汎用マイクロコンピ
ュータを用いて実現することが可能で、コストの低減、
省電力化等を図れる電子的撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
構成の一部を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
構成の他部を示すブロック図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
機能説明図で、8画素×8画素から成るブロックデータ
につきDCT演算して得られる変換係数(Cuv)の一
例を示す図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
機能説明図で、焦点自動調整の原理を示す図。
【図5】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
機能説明図で、(a)は実施形態例における積分処理の
模様を示す図、(b)は比較のために引用記載した対比
例(従来例)における積分処理の模様を示す図を示す
図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
機能説明図で、AF情報等を得るために選定されるDC
Tブロックの選定の仕方の一例を示す模式図。
【図7】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
機能説明図で、AF情報等を得るために選定されるDC
Tブロックの選定の仕方の他の例を示す模式図。
【図8】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
機能説明図で、(a)〜(c)はDCTブロックの選定
の仕方についての変形例を示す模式図。
【図9】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置の
AF処理手順を示すフローの一部を示す図。
【図10】本発明の第1実施形態に係る電子的撮像装置
のAF処理手順を示すフローの他部を示す図。
【図11】従来例に係る電子的撮像装置の要部構成のみ
を抽出して示すブロック図。
【図12】従来例に係る電子的撮像装置の積分処理の模
様を示す図。
【符号の説明】
1…撮像レンズ 2…絞り機構 3…撮像素子としてのCCD 4…撮像プロセス回路 5…A/D変換回路(ADC) 6…バッファメモリ(BUF) 7…パルス発生回路(SSG) 8…DCT回路(離散コサイン変換回路) 9、10…量子化回路 11…レンズ・映像信号制御回路 12…レンズ駆動回路 13…絞り駆動回路 20…積分回路 21…遅延回路 22…減算回路 23,25…符号化回路 24…ジグザグスキャン走査回路 26…合成回路 27…記録装置 28…システム制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を結ぶための撮像レンズと、 上記撮像レンズによる像が自己の撮像面に結像され得る
    ように配され該撮像面上の光像を光電変換する撮像素子
    と、 上記撮像素子の光電変換出力である映像信号を記憶する
    ための記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された一の画面に相応した映像信号
    を読み出して該読み出された映像信号に対して所定の2
    次元の複数の単位ブロック毎に直交変換処理を施して該
    各単位ブロック毎に対応した直交変換データを得る直交
    変換手段と、 上記複数の各単位ブロック毎に対応した全直交変換デー
    タのうち上記一の画面内で離散的に選定された特定の単
    位ブロック乃至単位ブロック群に対応した直交変換デー
    タに依拠して該データにより表される高周波成分の値を
    合焦評価指標として得る合焦評価指標形成手段と、 上記合焦評価指標形成手段の合焦評価指標に応じて合焦
    調節のための光学系の要素に対して調節変位を与える自
    動焦点調節手段と、 を備えてなることを特徴とする電子的撮像装置。
  2. 【請求項2】自動合焦調節動作を行なうときのみ上記合
    焦評価指標形成手段により合焦評価指標を生成せしめ、
    当該自動合焦調節動作の終了後の所定のタイミイグで上
    記各単位ブロック毎に対応した全直交変換データに相応
    する映像データを被記録データとして当該記録手段に供
    給するように制御する制御手段を備えてなることを特徴
    とする請求項1に記載の電子的撮像装置。
  3. 【請求項3】上記離散的に選定された特定の単位ブロッ
    クは上記一の画面内に行または列状に設定された領域に
    該当するようにして離散的に選択されたものであること
    を特徴とする請求項1に記載の電子的撮像装置。
JP8312274A 1996-11-22 1996-11-22 電子的撮像装置 Pending JPH10155106A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100054702A (ko) * 2008-11-14 2010-05-25 삼성테크윈 주식회사 촬영장치, 촬영장치의 제어방법 및 제어방법을 실행시키기 위한 프로그램을 저장한 기록매체
JP2010119051A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Samsung Techwin Co Ltd 撮像装置及び撮像方法
JP2014029357A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Mega Chips Corp 撮像装置、撮像調整方法およびプログラム
JP2017107219A (ja) * 2017-01-23 2017-06-15 株式会社メガチップス 撮像装置、撮像調整方法およびプログラム

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