JPH1015415A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH1015415A
JPH1015415A JP17676396A JP17676396A JPH1015415A JP H1015415 A JPH1015415 A JP H1015415A JP 17676396 A JP17676396 A JP 17676396A JP 17676396 A JP17676396 A JP 17676396A JP H1015415 A JPH1015415 A JP H1015415A
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JP
Japan
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garbage
inner cylinder
crushing
disposal apparatus
cylinder
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JP17676396A
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English (en)
Inventor
Shunichi Nishimura
俊一 西村
Nobumasa Tanaka
信政 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転時における騒音レベルを低下させ、ま
た、メンテナンス性を向上させる。 【解決手段】 内筒101と外筒102の二重筒体構造
とし、内筒101と外筒102との間に排水が流入可能
な連通路116を形成し、内筒101には、移送機構1
40と破砕機構130を設け、これらの機構130,1
40への動力伝達は、外筒102に取り付けられ、筐体
202に支持された電動機201の回転駆動軸207と
回転方向にのみ結合する継手105,210を介して行
われるようにする。メンテナンス時には、継手は垂直方
向にはフリーなので、内筒101をシンク300の排水
口302から上方に引き出せば、継手105,210が
障害になることなく、簡単に分離できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所のシンクの排
水口に取り付けて厨芥を破砕処理する厨芥処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】厨芥を破砕処理して排水と共に流すよう
な形式の厨芥処理装置として例えば、厨芥投入口から連
続的に水道水を注入しながら、回転板に取り付けた回転
刃で厨芥を破砕し、回転板の穴を通して下方の排出口へ
流下させるように構成されたものが知られている。この
ような厨芥処理装置は、厨芥投入口よりも大径に構成さ
れた破砕室内で、回転刃で破砕された厨芥の一部が回転
板の遠心力で内壁に飛散して付着するので、少量の注水
では剥離することができず、排出されにくいために腐敗
して悪臭を放ったり、狭い開口部や軸封装置部で固化し
て排水や破砕作用を妨げるなどの問題が発生することも
あった。
【0003】そこで、例えば実開平2−8550号公報
のように厨芥投入口を閉成する蓋体に多数の通水孔を設
け、蓋体の下面に支軸を下方に向けて突設し、通水孔か
ら粉砕室内に流入する水流を粉砕室の内壁面方向に向け
て偏向させるように構成して、内壁に付着した破砕片を
洗い流すように構成したものも知られている。この従来
技術では、破砕片を洗い流して破砕室の内壁を洗浄する
ように構成され、上記の問題点は解決されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な回転刃で厨芥物を破砕する形式のものでは、運転時に
厨芥を破砕する音や破砕室内に厨芥が衝突する音などが
発生し、騒音が大きくなることは否定できない。また、
上記従来例のように破砕室内壁への厨芥物の付着は防止
できたとしても、厨芥を破砕して流し出す関係で、厨芥
が駆動部分に侵入して駆動部分に障害を及ぼしたり、異
物が経路に詰まってしまう場合も起こりうる。このよう
な場合には、厨芥処理装置をシンクから取り外して分解
する必要があるが、シンクから厨芥処理装置を取り外し
たときに、これまで知られている厨芥装置では、まず、
厨芥装置全体を取り外さなければならないため、外部に
汚水が漏出するなどの問題があり、メンテナンス性まで
充分に配慮されているわけではなかった。
【0005】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その第1の目的は、運転時における騒
音レベルを低下させることができる厨芥処理装置を提供
することにある。
【0006】また、第2の目的は、メンテナンス性のよ
い厨芥処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、シンク底部の排水口に装着され、厨
芥を破砕処理して排水とともに流下させる厨芥処理装置
において、上端部に前記排水口と連通する厨芥投入口が
形成され、下部に厨芥の移送手段および破砕手段が設け
られた内筒と、この内筒の外周側に当該内筒を取り囲む
ように設置された外筒とを備えていることを特徴として
いる。
【0008】第2の手段は、第1の手段における前記内
筒と前記外筒との間に空間が設けられていることを特徴
としている。
【0009】第3の手段は、第2の手段における前記空
間に排水が流入可能な開口が内筒の上部側面に形成さ
れ、前記内筒に加えて前記空間が排水の流通経路となっ
ていることを特徴としている。
【0010】第4の手段は、第3の手段における前記開
口に厨芥の流出を阻止するフィルタを設けたことを特徴
としている。
【0011】第5の手段は、第3または第4の手段にお
いて、前記内筒の下端に開口した厨芥破砕物排出口と前
記外筒の下端とが連通していることを特徴としている。
【0012】第6の手段は、第1の手段において、厨芥
の処理時に厨芥投入口を閉じる蓋を有し、当該蓋と厨芥
投入口内縁との間に、水が流されたときには排水が流入
し、水を流さないときには前記流入した排水が保持され
るだけの間隙が形成されていることを特徴としている。
【0013】これら第1ないし第6の手段によれば、二
重筒とすることにより、二重筒の間に空間を形成すると
により、あるいは、二重筒の間に排水を流し、排水にも
遮音機能を持たせることにより、外部に漏洩する騒音レ
ベルを低下させることができる。
【0014】第7の手段は、第1の手段において、前記
内筒の下部に前記厨芥の移送手段および破砕手段を駆動
する駆動手段が、前記内筒とは別体に設けられているこ
とを特徴としている。
【0015】第8の手段は、第7の手段において、前記
移送手段および破砕手段と、前記駆動手段とが着脱自在
な動力伝達機構によって連結されていることを特徴とし
ている。
【0016】第9の手段は、第1の手段における前記内
筒が前記移送手段および破砕手段を装着した状態で前記
排水口から上方に取り外し可能に装着されていることを
特徴としている。
【0017】第10の手段は、第8または第9の手段に
おいて、前記移送手段および破砕手段は、前記駆動手段
からの動力の伝達を受けて回転する回転軸に装着手段を
介して着脱自在に装着されていることを特徴としてい
る。
【0018】第11の手段は、第10の手段における前
記装着手段が、前記内筒の厨芥投入口から着脱操作でき
る位置に設けられていることを特徴としている。
【0019】これら第7ないし第11の手段によれば、
内筒、内筒内の移送手段および破砕手段を装置下部に位
置にする駆動手段を取り外すことなく、上方から操作し
て取り外し、また、装着することができる。これによ
り、装置本体は設置時の状態は保持したまま作業が行え
るので、汚水の漏出もなくなり、メンテナンス作業が容
易になる。
【0020】第12の手段は、第1、7、8、9および
10のいずれかの手段において、前記移送手段が、上方
から下方に厨芥を移送するスクリューからなることを特
徴としている。
【0021】第13の手段は、第12の手段における前
記移送手段が収納された内筒の通路形状が、前記スクリ
ューの外周軌跡に対して不均一に形成されていることを
特徴としている。
【0022】これら第12および第13の手段によれ
ば、内筒の内側でスクリューによって破砕される前の厨
芥物を破砕手段側に移送し、当該破砕手段で破砕させる
ので、破砕された厨芥物が内筒の内面に付着することが
なく、また、内筒の通路形状が、前記スクリューの外周
軌跡に対して不均一に形成されているので、厨芥物はス
クリューと共回りすることなく、確実に移送される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の実施形態に係る厨芥処理
装置1の構造を示す断面図である。同図において、厨芥
処理装置1は、厨芥処理部100と厨芥処理部100を
駆動する駆動部200とから構成され、一端がシンク3
00の底面301の排水口302に装着され、他端が下
水側に接続される。
【0025】厨芥処理部100は内筒101と外筒10
2の二重筒構造に形成され、内筒100は下すぼまりの
断面円形の筒体になっており、下端部でシールされた軸
受103を介して回転軸104が回転可能に支持されて
いる。回転軸104は図からも分かるように軸線が鉛直
方向に延び、下端の内筒から突出した部分には動力の伝
達を受ける継手105が設けられている。この回転軸1
04には図3に示すような外周に突出した回り止め10
6bによって内筒側で回り止め支持される固定刃106
が遊嵌され、その上に回転刃107とスクリュー108
が回転軸104と一体で回転するように装着され、上端
部でCリング109によって固定されている。スクリュ
ー108と回転刃107とは、例えば図4に示すように
キー溝107aを形成し、キーによって一体に回転する
ようになっている。なお、キー結合の他にスプライン結
合などの公知の機構を使用することができ、さらに、キ
ーやスプラインに代えてネジ止めしたり、一体に形成す
ることも可能である。また、前記回転刃107と固定刃
106に加え後述の電動機201によって破砕手段とし
ての破砕機構130が構成され、スクリュー108およ
び電動機201によって厨芥の移送手段としての移送機
構140が構成されている。
【0026】内筒101の下端面には破砕された厨芥の
排出口、すなわち破砕物排出口110が形成され、その
上面に固定刃106が前述のように回転不能に設置され
ている。回転刃107は、この固定刃106との間に所
定の間隙をおいて対向するように設けられている。この
ように内筒101を構成することによって、内筒101
の内面111とスクリュー108の外周との間に厨芥の
移送通路113が形成される。
【0027】前記排水口302部分には、鍔付きの筒体
303と環体304とを螺合し、環状パッキング305
を介してシンク300の底面301を水密的に挟持する
ことにより内筒101および外筒102の取付部が形成
されている。また、前記筒体303の開口縁に沿ってゴ
ム製の密封体306が装着され、ここに装着される栓体
(蓋)307の外周と密封体306との間に間隙308
が形成されるようになっている。この間隙308は、内
筒101の上端に開口した厨芥投入口112よりも充分
に狭い流路面積となるように形成され、破砕中には厨芥
の流動を円滑にするために注入する少量の水がこの間隙
308に充満することでシンク300内と厨芥を破砕す
る機構部分とを水で遮断し、破砕音が投入口112から
漏れ出るのを抑制している。また、間隙308に水が流
入していないときは、シンク300と破砕する機構部分
とが空気で連通し、破砕時の音が投入口112の間隙3
08から相応の大きさで漏れ聞こえ、水を注入し忘れた
ことを使用者に認識させる、いわば警報機能を持たせる
とともに、破砕作用の終了を破砕音の減衰により判断で
きるようにしている。
【0028】外筒102は、前記筒体303の下部にお
いてシール309を介してユニオンナット310によっ
て取り付けられている。さらに、この外筒102の下部
には、電動機201を取り付ける筐体202がシール2
03を介して装着されている。また、前記内筒101は
下端外周部で内側に複数のリブを設け、排水孔212が
開口した保持体204を介して筐体202に保持されて
いる。筐体202の保持体204および内筒101の破
砕物排出口110の下部には、下水管に連なる排水口2
05に連通する流路206が形成されている。
【0029】内筒101の上端部の投入口112の端縁
は前記密封体306の下面に当接して水密状態が保持さ
れる。この内筒101の上部には、開口部114が開設
され、当該開口部114にはフィルタ115が備えられ
ている。これにより、内筒101と外筒102との間の
空間部が前記流路206と内筒101の上部の開口部1
14を連通する連通路116として機能し、前記開口部
114から流入した排水を排水孔212から流路206
側に導くようになっている。
【0030】前記回転軸104の軸線の下方の延長上の
筐体202部分には、電動機201の回転駆動軸207
を支持する支持部208が形成され、当該支持部208
において軸封装置209を介して前記回転駆動軸207
が支持されている。なお、電動機201本体は前記筐体
202に一体に支持されている。回転駆動軸207の上
端部には、前記回転軸104側の継手105と組み合っ
て電動機201の回転駆動力をスクリュー108側の回
転軸に伝達する駆動側の継手210が取り付けられ、前
記流路206中で両者は結合される。これらの継手10
5,210としては、図にも示すように1対の傘歯車状
の円盤を対向させて噛み合わせた構造としている。
【0031】なお、このような形式の継手に代えて、1
対のマグネットを対向させて動力を伝達するような継手
でも、多少偏心していても確実に動力を伝達できるよう
な自在継手やフレキシブル継手を使用することもでき
る。また、軸封装置209を使用するすることなく、電
動機201の回転駆動軸208の上端とスクリュー10
8側の回転軸104の下端にマグネットを取り付け、ス
テンレス鋼板などの非磁性体で双方のマグネットを遮蔽
するとともに、両者を近接して対向させ、磁力によって
電動機201の回転駆動力を回転刃107やスクリュー
108等が取り付けられた従動側の回転軸104に伝達
するような磁石継手としてもよい。
【0032】また、前記軸封装置209と電動機201
との間には、ゴム製の円盤211が回転駆動軸207に
装着されており、万一、軸封装置40から漏水した場合
でも、電動機2016内への浸水事故が発生しないよう
にしている。
【0033】次に、このように構成された処理装置の処
理動作について説明する。
【0034】投入口112に投入された厨芥は、スクリ
ュー108の回転によって下方に巻き込まれ、圧縮され
ながら速やかに破砕機構130に運ばれる。スクリュー
108は厨芥を捕捉し易くするために、上部がやや小径
に、かつ、上方に向かい徐々にピッチが大きくなるよう
に形成されており、また、移送通路113は前述したよ
うに逆円錐形の筒状に形成されている。また、内筒10
1の内壁111のスクリュー108の側面と対向する部
分に軸方向に延びる突起117を設け、抵抗を大きくし
て厨芥がスクリュー108と共回りすることを抑制する
ようにしている。この突起117に代えて螺旋状の溝を
設けたり、厨芥通路113を矩形など非円形の断面形状
にしたり、厨芥通路113に対してスクリュー108の
回転軸の軸心を偏心させることによって厨芥と内筒内壁
面111との間の摩擦を増大させ、厨芥の共回りを防止
することができる。なお、この共回りの防止は、実質的
に前記移送機構140が収納された内筒101の厨芥通
路113の形状が、前記スクリュー108の外周軌跡に
対して不均一に形成されていれば充分である。
【0035】このように構成された移送機構140を経
て、破砕機構130に至った厨芥は、破砕機構130部
において、回転刃107と固定刃106とによって細か
く破砕切断されたのちに、固定刃106の厨芥排出孔1
10から下方の流路206側に押し出され、側方の排出
口205へ排水と共に排出される。
【0036】この例では、スクリュー108と回転刃1
07を投入口112の径よりも小径とし、移送通路11
3も逆円錐状に形成して、下部に行くほど断面積が小さ
くなるように設定してあるので、破砕中に少量の水を注
入するだけで、水と厨芥は下方の破砕機構130部に速
やかに導かれる。このため、厨芥処理時に節水が図れる
とともに圧縮した厨芥を破砕するので、効率的に処理で
きる。その際、破砕機構130部を少量の注水により水
没させることができ、破砕音を水で遮蔽することが可能
となり、静音化を図ることもできる。また、従来技術で
は処理が困難とされているイカや繊維物などの軟らかく
て長いものも、スクリュー108で強制的に破砕位置に
導くとともに、圧縮して厨芥間の空間を最小限にするの
で、確実かつ速やかに破砕することができる。
【0037】一方、通常の炊事中にシンク300内で排
出される排水は、移送通路113内を流下して、移送機
構140や破砕機構130部を洗浄しながら、固定刃1
06の開口106a(図3)を通って、流路206を経
て排出口205に排出されるが、排水量が多い場合に
は、内筒101の開口114から外側の連通路116を
通って流路206に流出する。前記開口114にはフィ
ルタ115が設けられているため、比較的清浄な水が連
通路116から流路206側に流入する。これによっ
て、軸封装置209や継手105,210部を常に洗浄
して封水性を良好に保つとともに、回転駆動軸207対
して排出口205の上流側に位置する開口106aから
も排水することで、厨芥を排出口205に向かって円滑
に排出できる。
【0038】内筒101からオーバーフローする程排水
を流したときには、内筒101と外筒の102の間の連
通路116に水が充満し、破砕機構130部の周囲が水
で包囲されるため、破砕中の音を水で遮蔽することにな
る。このような状態になると、騒音が最小限に抑えら
れ、運転時の騒音レベルを確実に数デシベルないし10
デシベル程度下げることができる。
【0039】内筒101は、前述のように筒体303と
筐体202との間に着脱自在に装着されており、前記継
手105,210も回転方向で噛み合っているだけなの
で、筒体303の内縁部に装着されている密封体つ06
を取り外すと、内筒101の上端縁は開放され、そのま
ま、移送機構140およびや破砕機構130を取り付け
た状態で、内筒101を一体的にシンク300の排水口
302から上方に取り出すことができる。
【0040】また、Cリング109を取り外すことで、
スクリュー108および回転刃107を従動側の回転軸
104から取り外すことができる。したがって、投入口
112から誤って落下したスプーンなどの異物を取り出
す際にも、スクリュー108のみを取り外して異物を取
り出すことが可能となり、その他、清掃や点検も容易に
行なえる。その際、外筒102や筐体202などの厨芥
処理装置の本体部分の分解を行う必要がないので、厨芥
や汚水が外部に漏出することもなく、衛生的かつ容易に
作業が行える。
【0041】また、内筒101を複数に分割(例えば軸
方向に2分割もしくは4分割)できるように構成する
と、スクリュー108が固形物などでロックした場合で
も、内筒101の一部を取り外すことでロックした固形
物を容易に取り出すことができる。
【0042】また、スクリュー108あるいは回転軸1
04の上端部に、ドライバーなどの工具と係合する溝な
どの係合部118を設けると、回転軸104が異物でロ
ックした場合に、投入口112から工具を挿入してシン
ク300の上方からロック解除のための作業を行うこと
ができる。
【0043】さらに、停電などで厨芥処理装置1が運転
できない場合には、スクリュー108あるいは内筒10
1全体を取り外して、内筒101内の移送通路113あ
るいは外筒102内の連通通路116内に市販の厨芥補
集用の袋や網篭などを装着することで、応急的に従来の
流し台の排水口と同様な使用方法で使用することができ
る。
【0044】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、本発
明によれば、以下のような効果を奏する。
【0045】すなわち、上端部に前記排水口と連通する
厨芥投入口が形成され、下部に厨芥の移送手段および破
砕手段が設けられた内筒と、この内筒の外周側に当該内
筒を取り囲むように設置された外筒とを備えた請求項1
記載の発明によれば、騒音源となる移送手段および破砕
手段を二重の筒体でカバーするので、外部に伝達する騒
音を抑制することができる。
【0046】内筒と外筒との間に空間が設けられた請求
項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明よりも遮
音空間が大きくとれるので、請求項1記載の発明よりも
更に大きな遮音効果を得ることができる。
【0047】内筒と外筒の間の空間に排水が流入可能な
開口が内筒の上部側面に形成され、前記内筒に加えて前
記空間が排水の流通経路となるようにした請求項3記載
の発明によれば、前記空間内に排水が充満すると、内筒
が排水で包まれることになり、請求項2記載の発明より
もさらに大きな遮音効果を得ることができる。
【0048】前記開口に厨芥の流出を阻止するフィルタ
を設けた請求項4記載の発明によれば、厨芥が内筒から
流出することがなく、瀘過された比較的清浄な排水が流
出するので、請求項3記載の発明と同様の効果を得るこ
とができるとともに、内筒内で厨芥を確実に処理するこ
とができる。
【0049】内筒の下端の厨芥破砕物排出口と前記外筒
の下端とが連通した請求項5記載の発明によれば、内筒
と外筒の間に流出した排水が、厨芥破砕物排出口を洗い
流すので、当該破砕物排出口に厨芥が付着することがな
く、破砕能を保持するとともに清潔な状態を保持するこ
とができる。
【0050】厨芥の処理時に厨芥投入口を閉じる蓋を有
し、当該蓋と投入口内縁との間に、水が流されたときに
は排水が流入し、水を流さないときには流入した排水が
保持されるだけの間隙を形成した請求項6記載の発明に
よれば、間隙に排水が保持されているときには、排水に
よって遮音効果を得ることができ、間隙に排水が保持さ
れていないときには、外部から処理状況を音で判断する
ことができる。
【0051】厨芥の移送手段および破砕手段を駆動する
駆動手段が内筒とは別体に内筒の下部に設けられた請求
項7記載の発明によれば、駆動手段に対し、内筒を上方
に分離することが可能になる。
【0052】移送手段および破砕手段と、駆動手段とが
着脱自在な動力伝達機構によって連結された請求項8記
載の発明によれば、動力伝達機構が着脱自在に構成され
ているので、内筒を駆動手段から分離するときに動力伝
達機構が分離の障害になることなく、簡単に分離するこ
とができる。
【0053】内筒が移送手段および破砕手段を装着した
状態で排水口から上方に取り外し可能に装着された請求
項9記載の発明によれば、内筒をシンクの排水口から上
方に引き上げるだけで容易に厨芥装置本体から分離する
ことができ、これによって、清掃や分解に際し、厨芥や
汚水が外部に漏出することもなく、衛生的かつ容易に作
業が行える。
【0054】移送手段および破砕手段が、駆動手段から
の動力の伝達を受けて回転する回転軸に装着手段を介し
て着脱自在に装着された制御装置10記載の発明によれ
ば、装着手段による装着状態を解除することによって内
筒を分離することなく移送手段および破砕手段を取り外
すことができるので、ロック状態や清掃の状態に応じて
最も能率的に作業を行うことが可能になる。
【0055】装着手段が内筒の厨芥投入口から着脱操作
できる位置に設けられた制御装置11記載の発明によれ
ば、シンクから厨芥投入口内に工具を挿入して簡単に取
り外し作業を行うことができる。
【0056】移送手段が上方から下方に厨芥を移送する
スクリューからなる請求項12記載の発明によれば、内
筒内壁に破砕片を付着させることなく、確実に破砕位置
に厨芥を移送することができる。
【0057】移送手段が収納された内筒の通路形状が、
スクリューの外周軌跡に対して不均一に形成された請求
項13記載の発明によれば、厨芥がスクリューと共回り
することなく確実に破砕位置に移送される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る厨芥処理装置の断面
図である。
【図2】分離した内筒の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図3】図1の破砕機構の固定刃を示す斜視図である。
【図4】図1の破砕機構の回転刃を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 厨芥処理装置 100 厨芥処理部 101 内筒 102 外筒 104 回転軸 105 継手 106 固定刃 107 回転刃 108 スクリュー 109 Cリング 110 破砕物排出口 111 内筒内面 112 厨芥投入口 113 移送通路 114 開口部 115 フィルタ 116 連通路 130 破砕機構 140 移送機構 200 駆動部 201 電動機 202 筐体 204 保持体 205 排水口 206 流路 207 回転駆動軸 210 継手 212 排水孔 300 シンク 302 排水口 307 栓体(蓋) 308 間隙

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンク底部の排水口に装着され、厨芥を
    破砕処理して排水とともに流下させる厨芥処理装置にお
    いて、 上端部に前記排水口と連通する厨芥投入口が形成され、
    下部に厨芥の移送手段および破砕手段が設けられた内筒
    と、 この内筒の外周側に当該内筒を取り囲むように設置され
    た外筒と、を備えていることを特徴とする厨芥処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記内筒と前記外筒との間に空間が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の厨芥処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記空間に排水が流入可能な開口が前記
    内筒の上部側面に形成され、前記内筒に加えて前記空間
    が排水の流通経路となっていることを特徴とする請求項
    2記載の厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】 前記開口に厨芥の流出を阻止するフィル
    タが設けられていることを特徴とする請求項3記載の厨
    芥処理装置。
  5. 【請求項5】 前記内筒の下端に開口した厨芥破砕物排
    出口と前記外筒の下端とが連通していることを特徴とす
    る請求項3または4記載の厨芥処理装置。
  6. 【請求項6】 厨芥の処理時に前記厨芥投入口を閉じる
    蓋を有し、当該蓋と前記厨芥投入口内縁との間に、水が
    流されたときには排水が流入し、水を流さないときには
    前記流入した排水が保持されるだけの間隙が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の厨芥処理装置。
  7. 【請求項7】 前記内筒の下部に前記厨芥の移送手段お
    よび破砕手段を駆動する駆動手段が、前記内筒とは別体
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の厨芥
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記移送手段および破砕手段と、前記駆
    動手段とは着脱自在な動力伝達機構によって連結されて
    いることを特徴とする請求項7記載の厨芥処理装置。
  9. 【請求項9】 前記内筒は前記移送手段および破砕手段
    を装着した状態で前記排水口から上方に取り外し可能に
    装着されていることを特徴とする請求項1記載の厨芥処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記移送手段および破砕手段は、前記
    駆動手段からの動力の伝達を受けて回転する回転軸に装
    着手段を介して着脱自在に装着されていることを特徴と
    する請求項8または9記載の厨芥処理装置。
  11. 【請求項11】 前記装着手段は、前記内筒の厨芥投入
    口から着脱操作できる位置に設けられていることを特徴
    とする請求項10記載の厨芥処理装置。
  12. 【請求項12】 前記移送手段が、上方から下方に厨芥
    を移送するスクリューからなることを特徴とする請求項
    1、7、8、9および10のいずれか1項に記載の厨芥
    処理装置。
  13. 【請求項13】 前記移送手段が収納された内筒の通路
    形状が、前記スクリューの外周軌跡に対して不均一に形
    成されていることを特徴とする請求項12記載の厨芥処
    理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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