JPH10152070A - 車体のルーフ構造 - Google Patents
車体のルーフ構造Info
- Publication number
- JPH10152070A JPH10152070A JP31482496A JP31482496A JPH10152070A JP H10152070 A JPH10152070 A JP H10152070A JP 31482496 A JP31482496 A JP 31482496A JP 31482496 A JP31482496 A JP 31482496A JP H10152070 A JPH10152070 A JP H10152070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- roof bow
- center pillar
- bow
- failing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 側面衝突時のセンタピラーの変形防止を図る
こと。 【解決手段】 車体のルーフ構造において、ルーフボウ
１４が変形することにより、センタピラー１１の折れを
抑制する機能を持つように構成した。
こと。 【解決手段】 車体のルーフ構造において、ルーフボウ
１４が変形することにより、センタピラー１１の折れを
抑制する機能を持つように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 この発明は、車体のルーフ
構造に関する。
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】 従来の車体のルーフ構造としては、例
えば図８に示すようなものがある（特開平６−１８１５
７号公報参照）。
えば図８に示すようなものがある（特開平６−１８１５
７号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ような従来のルーフ構造にあっては、センタピラー部と
ルーフリインフォース部（ルーフボウ）を剛性が高くな
るように連結する構造となっていたため、図７に示すよ
うに、ルーフボウ２の座屈によって、センタピラー１の
変形を充分抑えることが難しく、センタピラー１を強固
にしなければならないという問題点があった。この発明
は、このような問題点に着目してなされたもので、ルー
フボウの変形をセンタピラーの折れを抑制するモードに
制御することにより、上記問題点を解決することを目的
としている。
ような従来のルーフ構造にあっては、センタピラー部と
ルーフリインフォース部（ルーフボウ）を剛性が高くな
るように連結する構造となっていたため、図７に示すよ
うに、ルーフボウ２の座屈によって、センタピラー１の
変形を充分抑えることが難しく、センタピラー１を強固
にしなければならないという問題点があった。この発明
は、このような問題点に着目してなされたもので、ルー
フボウの変形をセンタピラーの折れを抑制するモードに
制御することにより、上記問題点を解決することを目的
としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ため、請求項１記載の発明では、車体のルーフ構造にお
いて、ルーフボウが変形することにより、センタピラー
の折れを抑制する機能を持つことを特徴する。請求項２
記載の発明では、請求項１記載の構造において、ルーフ
ボウの両端が二ヶ所の折れ曲がった上方の段付き構造に
なっており二ヶ所の折れ曲がりのうち上に位置するもの
のみ、ビード等で補強したことを特徴する。また、請求
項３記載の発明では、請求項１記載の構造において、ル
ーフボウを箱型断面に形成し、その上部のみ潰れビード
を設けた。
ため、請求項１記載の発明では、車体のルーフ構造にお
いて、ルーフボウが変形することにより、センタピラー
の折れを抑制する機能を持つことを特徴する。請求項２
記載の発明では、請求項１記載の構造において、ルーフ
ボウの両端が二ヶ所の折れ曲がった上方の段付き構造に
なっており二ヶ所の折れ曲がりのうち上に位置するもの
のみ、ビード等で補強したことを特徴する。また、請求
項３記載の発明では、請求項１記載の構造において、ル
ーフボウを箱型断面に形成し、その上部のみ潰れビード
を設けた。
【０００５】
【発明の実施の形態】 以下、この発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図１，図２は、この発明の実
施の形態１を示す図である。まず構成を説明すると、ル
ーフ１３は、それを補強するために段付きの板によって
構成されたルーフボウ１４と連結部リインフォースメン
ト１５と共にサイドルーフレール１２に連結される。こ
こでルーフボウ１４の両端は、二ヶ所の折曲部１６，１
７で折れ曲がり、上方への段付き構造となっている。ま
た、折曲部１６，１７は、連結部に近い方の折曲部１７
にのみビード１８を設け曲げ強度を高めた構造となって
いる。
図面に基づいて説明する。図１，図２は、この発明の実
施の形態１を示す図である。まず構成を説明すると、ル
ーフ１３は、それを補強するために段付きの板によって
構成されたルーフボウ１４と連結部リインフォースメン
ト１５と共にサイドルーフレール１２に連結される。こ
こでルーフボウ１４の両端は、二ヶ所の折曲部１６，１
７で折れ曲がり、上方への段付き構造となっている。ま
た、折曲部１６，１７は、連結部に近い方の折曲部１７
にのみビード１８を設け曲げ強度を高めた構造となって
いる。
【０００６】次に作用を説明する。センタピラー１１に
加わった衝突荷重により、ルーフボウ１４には、その片
端において図３に示すように圧縮荷重および曲げモーメ
ントが加わる。この時、圧縮荷重による折曲部１６，１
７の変形は、補強されている折曲部１７より補強されて
いない折曲部１６の方が大きくなるため、ルーフボウ１
４の端は持ち上げられ、加わった曲げモーメントによる
端の下がり変形を打ち消す方向になる。また、ルーフボ
ウ１４が座屈した場合においても、それによって発生し
ルーフサイドレール１２やセンタピラー１１に伝達され
るモーメント荷重は、折曲部１６が容易に曲がることに
よって吸収される。
加わった衝突荷重により、ルーフボウ１４には、その片
端において図３に示すように圧縮荷重および曲げモーメ
ントが加わる。この時、圧縮荷重による折曲部１６，１
７の変形は、補強されている折曲部１７より補強されて
いない折曲部１６の方が大きくなるため、ルーフボウ１
４の端は持ち上げられ、加わった曲げモーメントによる
端の下がり変形を打ち消す方向になる。また、ルーフボ
ウ１４が座屈した場合においても、それによって発生し
ルーフサイドレール１２やセンタピラー１１に伝達され
るモーメント荷重は、折曲部１６が容易に曲がることに
よって吸収される。
【０００７】図４，図５には実施の形態２を示す。この
実施の形態２は、ルーフボウ２４の折曲部２７をビード
等で補強する代わりに、連結部リインフォースメント２
５を折曲部２７まで延長した構造となっている。これに
より実施の形態１と同様の効果を持つ。
実施の形態２は、ルーフボウ２４の折曲部２７をビード
等で補強する代わりに、連結部リインフォースメント２
５を折曲部２７まで延長した構造となっている。これに
より実施の形態１と同様の効果を持つ。
【０００８】図６には実施の形態３を示す。箱型断面を
持つルーフボウ３４は、その上部のみに曲げ変形を制御
するためのビード３７を持つ構造とし、それにより実施
の形態１とと同様の効果を持つ。
持つルーフボウ３４は、その上部のみに曲げ変形を制御
するためのビード３７を持つ構造とし、それにより実施
の形態１とと同様の効果を持つ。
【０００９】
【発明の効果】 以上説明してきたように、この発明に
よれば、その構成をルーフボウの変形をセンタピラーの
折れを抑制するモードに制御できる構造としたため、重
量の増加をほとんどすることなく、センタピラーの折れ
を抑制できるという効果が得られる。
よれば、その構成をルーフボウの変形をセンタピラーの
折れを抑制するモードに制御できる構造としたため、重
量の増加をほとんどすることなく、センタピラーの折れ
を抑制できるという効果が得られる。
【図１】実施の形態１の車体のルーフ構造を示す断面図
である。
である。
【図２】実施の形態１のルーフボウの斜視図である。
【図３】実施の形態１の作用説明図である。
【図４】実施の形態２の断面図である。
【図５】実施の形態２のルーフボウの斜視図である。
【図６】実施の形態３のルーフボウの斜視図である。
【図７】従来技術の作用説明図である。
【図８】従来技術の断面図である。
１１ センタピラー １２ サイドルーフレール １３ ルーフ １４ ルーフボウ １５ 連結部リインフォースメント １６ 折曲部 １７ 折曲部 １８ ビード ２４ ルーフボウ ２５ 連結部リインフォースメント ２７ 折曲部 ３４ ルーフボウ ３７ ビード
Claims (3)
- 【請求項１】 車体のルーフ構造において、ルーフボウ
が変形することにより、センタピラーの折れを抑制する
機能を持つことを特徴とする車体のルーフ構造。 - 【請求項２】 前記ルーフボウにおいて、その両端が二
ヶ所の折れ曲がった上方への段付き構造になっており、
二ヶ所の折れ曲がりのうち上に位置するもののみビード
等で補強したことを特徴とする請求項１記載の車体のル
ーフ構造。 - 【請求項３】 前記ルーフボウが箱型断面を有し、その
上部のみ潰れビードを設けることを特徴とする請求項１
記載の車体のルーフ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31482496A JPH10152070A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 車体のルーフ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31482496A JPH10152070A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 車体のルーフ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10152070A true JPH10152070A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18058047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31482496A Pending JPH10152070A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 車体のルーフ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10152070A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006232141A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車の車体パネル |
| EP1927533A1 (en) | 2006-11-29 | 2008-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle body side portion structure |
| JP2009073373A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車体のルーフ構造 |
| JP2010036746A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Kobe Steel Ltd | 自動車のルーフ構造 |
| EP4282737A1 (en) * | 2022-05-25 | 2023-11-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | A side crash resistant roof assembly for a vehicle |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP31482496A patent/JPH10152070A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006232141A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車の車体パネル |
| JP4592009B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2010-12-01 | 関東自動車工業株式会社 | 自動車の車体パネル |
| EP1927533A1 (en) | 2006-11-29 | 2008-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle body side portion structure |
| US7810871B2 (en) | 2006-11-29 | 2010-10-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle body side portion structure |
| JP2009073373A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車体のルーフ構造 |
| JP2010036746A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Kobe Steel Ltd | 自動車のルーフ構造 |
| EP4282737A1 (en) * | 2022-05-25 | 2023-11-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | A side crash resistant roof assembly for a vehicle |
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