JPH1015003A - リハビリテーション支援装置 - Google Patents

リハビリテーション支援装置

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JPH1015003A
JPH1015003A JP8172003A JP17200396A JPH1015003A JP H1015003 A JPH1015003 A JP H1015003A JP 8172003 A JP8172003 A JP 8172003A JP 17200396 A JP17200396 A JP 17200396A JP H1015003 A JPH1015003 A JP H1015003A
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stimulus
patient
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response
haptic
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JP8172003A
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English (en)
Inventor
Shogo Hamazaki
省吾 濱崎
Tetsuya Yoshimura
哲也 吉村
Aogu Takeda
仰 竹田
Shoichi Nakayama
彰一 中山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害者の機能回復のためのリハビリテーショ
ン訓練を支援することを目的とする。 【解決手段】 複数の患者反応入力手段(1101〜1
10u)からの情報から反応解釈手段151で患者反応
を総合的に解釈した情報と、提示刺激決定手段154の
患者に与えた刺激情報を刺激反応履歴記録手段132で
記録する。患者訓練の目標値は患者反応と刺激反応履歴
記録手段132の情報から目標値決定手段153で決定
する。これにより、従来に比べ、単調でなく、リハビリ
訓練経過を踏まえ、より多彩なリハビリテーション訓練
を患者に提供できる。また、反応解釈手段151を設
け、複数の患者反応入力手段の情報から患者反応を解釈
するようにしたことで、患者の動きの制約が少なくなる
ように患者反応入力手段を組み合わせることが可能にな
り、各種の機能の回復が期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運動機能や脳機能
などに障害を持つ患者を対象とし、リハビリテーション
(以下、単にリハビリ)を行なっている患者の状態を測
定し、最適なリハビリ内容を、画像、音響、力覚触覚と
して提示するリハビリテーション支援装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、身体的な障害を持つ者が機能回復
訓練を行ない社会復帰することが望まれてきている。そ
れに伴い、各種障害に合わせて効率良くリハビリを支援
する装置の開発が重要な課題となってきている。
【0003】(第1の従来例)上記のようなリハビリを
支援する装置に画像や音響などを使って仮想現実感(以
下、単にVR)を提供するアプローチが考えられる。V
Rを使ってリハビリを支援する目的に応用可能な従来の
装置の一例として特開平5−46587号公報記載の発
明がある。
【0004】図3を参照しながら第1の従来例の基本構
成について説明する。図3は、従来のリハビリテーショ
ン支援装置のブロック図である。図3において、319
は、位置や形状などに関するモデルとなるデータと、生
体情報に関するモデルとなるデータを蓄積し、入力され
る仮想環境データに対応したモデルデータを出力するモ
デルデータ蓄積手段、318は仮想的な空間のデータを
蓄積する仮想世界モデル手段、315は身体の形状、位
置、動きを計測して位置形状データとして出力する位置
形状データ計測手段、316は位置形状データ計測手段
から出力された位置形状データと、モデルデータ蓄積手
段から出力されたモデルデータとを入力して比較し、位
置形状データ教師信号を生成して出力する位置形状教師
信号生成手段、321〜32mは患者の生理的状態また
は心理的状態を計測し生体データとして出力する少なく
とも1つの生体情報計測手段、331〜33mは生体情
報計測手段から出力された生体データと、モデルデータ
蓄積手段から出力されたモデルデータとを入力して比較
し、生体データ教師信号を生成して出力する生体データ
教師信号生成手段、317は位置形状データと位置形状
データ教師信号と生体データと生体データ教師信号を取
り込み、仮想環境データを生成する仮想環境データ生成
手段、351〜35nは仮想環境データ生成手段から出
力された仮想環境データを入力し、仮想環境に応じた感
覚データを生成する感覚データ生成手段、341〜34
nは感覚データ生成手段から出力された感覚データを入
力し、患者に感覚を提供する感覚データ提示手段であ
る。
【0005】次に、仮想環境データ提示装置における処
理概要を説明する。位置形状データ計測手段315は、
患者の身体の形状、位置、動きを計測し位置形状データ
として出力する。また、生体情報計測手段321〜32
mは、患者の生体からの情報を計測し、生体データとし
て出力する。
【0006】次に、位置形状教師信号生成手段316
は、位置形状データ計測手段315から出力された位置
形状データと、モデルデータ蓄積手段319から出力さ
れたモデルデータとを比較して、位置形状データをモデ
ルデータに合わせるように修正するための位置形状デー
タ教師信号を生成する。
【0007】また同様にして、生体データ教師信号生成
手段331〜33mは、生体情報計測手段321〜32
mから出力された生体データと、モデルデータ蓄積手段
319から出力されたモデルデータとを比較して、生体
データをモデルデータに合わせるように修正するための
生体データ教師信号を生成する。
【0008】次に、仮想環境データ生成手段317は、
位置形状データ計測手段315から位置形状データを、
生体情報計測手段321〜23mから生体データを、位
置形状教師信号生成手段316から位置形状データ教師
信号を、生体データ教師信号生成手段331〜33mか
ら生体データ教師信号を取り込み、最適な仮想環境デー
タを仮想世界モデル手段318から取り出し、出力す
る。
【0009】次に、感覚データ生成手段351〜35n
は、仮想環境データ生成手段317から仮想環境データ
を取り込み、仮想環境に応じて患者に与えるべき感覚デ
ータを生成する。
【0010】最後に、感覚データ提示手段341〜34
nは、感覚データ生成手段351〜35nから感覚デー
タを取り込み、実際の感覚を生成し、患者に与える。
【0011】しかし、この従来例の構成では、モデルデ
ータ蓄積手段319はモデルとなるデータを蓄積してい
るに過ぎず、患者の状態に合わせてモデルデータを変更
することができない。その上、過去に患者から計測した
データを蓄積するための手段を備えていない。
【0012】また、患者の位置形状は位置形状について
のモデルデータとだけ比較し、患者の各生体信号はそれ
ぞれの生体信号についてのモデルデータとだけ比較して
いるに過ぎない。
【0013】(第2の従来例)次に、第2の従来例とし
て、VRを仮想スポーツに応用した別の取り組みとし
て、竹田仰が電子情報通信学会 信学技法HC93―8
の45〜52頁で「人工現実感による仮想人物モデルと
の腕相撲の試み」と題して発表した論文に記載してある
VRシステムを説明する。
【0014】図4を使って、第2の従来例のリハビリテ
ーション支援装置の基本構成を説明する。
【0015】図4は、従来のリハビリテーション支援装
置のブロック図である。図4において、371は患者に
画像を提示するディスプレイ、373は患者に力覚を提
示する力覚提示装置、378は患者の腕の屈伸を測定し
て、力覚データとして出力する力覚測定装置、377は
仮想世界の状態を内部に持ち、力覚データを受け付け
て、仮想世界の状態を変化させ、仮想世界データを出力
する全体制御手段、374は仮想世界データから被験者
に与える仮想世界の画像データを生成し出力する画像生
成手段、376は仮想世界データから被験者に与える仮
想世界の力覚データを生成し力覚提示装置を制御する、
力覚制御装置である。
【0016】つぎに、図21を使って、第2の従来例の
リハビリテーション支援装置で使用する力覚提示装置の
構成を説明する。
【0017】図21は、従来のリハビリテーション支援
装置の力覚提示装置の構成図である。
【0018】図21において、381a,381bは患
者の肩関節および肘関節の曲げ角を測定するロータリエ
ンコーダ、382a,382bは力覚装置の骨格を形成
するフレーム、383a,383bは患者の肩関節およ
び肘関節に曲げの力覚を提示するゴム人工筋、384は
患者の肩関節に屈曲・伸展の力覚を提示するロータリア
クチュエータ、385a,385bは患者の前腕および
上腕を固定するアームガイド、386は患者が指で握る
グリップ、387はスプロケット、388はa,388
bはゴム人工筋の端に取り付けたチェーンである。
【0019】ここで、力覚提示装置373の機能は、ゴ
ム人工筋383a,383bおよびロータリアクチュエ
ータ384で実現される。また、力覚測定装置378の
機能は、ロータリエンコーダ381a,381bで実現
される。
【0020】つぎに、第2の従来例のリハビリ用VRシ
ステムの動作概要を説明する。患者は、アームガイド3
85a,385bに前腕および上腕を添え、グリップ3
86を手で掴む。ディスプレイ371、力覚提示装置3
73で提示される仮想空間の状況に応じて、患者は腕を
動かす。患者の腕の動きは、ロータリエンコーダ381
a,381bで測定し、力覚データとして出力される。
【0021】全体制御手段377では、力覚測定装置3
78(つまりロータリエンコーダ381a,381b)
から取り込んだ力覚データに応じて、内部に持つ仮想空
間の状態を変更し、仮想世界データを出力する。
【0022】画像生成手段374では、全体制御手段3
77が出力した仮想世界データから被験者に与える仮想
世界の画像データを生成しディスプレイ371で患者に
提供する。
【0023】力覚制御装置376では、全体制御手段3
77が出力した仮想世界データから被験者に与える仮想
世界の力覚データを生成し、力覚提示装置373を制御
し患者に力覚を提供する。
【0024】ここで、力覚提示装置373の詳細な動作
を以下で説明する。上腕をフレーム382aのアームガ
イド385bに、前腕をアームガイド385aにあてが
って、指でグリップ386を握りしめることで上肢を固
定する。ゴム人工筋383aの端につけたチェーン38
8aにより肘関節のスプロケット387aを回転させ、
患者の肘の屈曲・伸展を得ることができる。
【0025】また、ゴム人工筋833bとチェーン38
8bおよびスプロケット387bにより、ゴム人工筋3
83aを取り付けているフレーム382a自体を回転さ
せて上腕骨長軸の外旋・内旋を得ることができる。
【0026】また、ロータリアクチュエータ384によ
って肩の屈曲・伸展を行なうことができる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の従来例の問題点)上記の従来例をリハビリ支援
に応用した場合、装置動作中に教示用のモデルデータが
変更できないばかりでなく、過去の患者の測定データを
蓄積していないため、リハビリの経過を次のリハビリの
内容に反映できない。このため、患者が教師用モデルデ
ータと異なる同じ動作を繰り返し行なうと、常に同じ指
示しか提供できず、単調な繰り返し訓練しかできないと
いう問題があった。
【0028】また、計測した位置形状データおよび複数
の生体情報の入力情報それぞれについて、独立して教師
信号を生成しているため、これらの複数の入力情報の相
互の関係を加味して患者の状態を総合的に判断すること
ができず、的確な指示を出すことができないという問題
点があった。
【0029】(第2の従来例の問題点)第2の従来例で
は、患者の身体の動きを測定するのに、たとえば、肘関
節の動きを測定するためには、患者は椅子に座り腕に装
着した力覚ディスプレイに仕込まれたロータリーエンコ
ーダから発せられるパルスをカウントしている。このた
め、多くの関節が動くような複雑な運動、つまり患者が
立って移動するような運動では、測定する関節の数を増
やす必要があり、装置が複雑大型化し、結果として、自
由な運動が制約されるといった問題があった。
【0030】また、肩関節のように自由度が多く複雑な
動きをする部位の測定においては、機構設計が難しくな
るという問題があった。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を備える。
【0032】(1)患者に与えた刺激に対する患者の反
応を測定し反応入力情報として出力する、1つまたは複
数の患者反応入力手段と、患者の症状やリハビリの内容
に関する情報を療法情報として記憶しておく療法情報保
持手段と、患者に与えた刺激と、刺激に対する患者の反
応とを関連づけて刺激反応履歴として記録する刺激反応
履歴記録手段と、前記患者反応入力手段の反応入力情報
から、患者の反応を総合的に解釈して反応情報として出
力する反応解釈手段と、前記刺激反応履歴記録手段の刺
激反応履歴と、前記反応解釈手段の反応情報と、前記療
法情報保持手段の療法情報とから、新たな目標値を決定
して出力する目標値決定手段と、前記目標値決定手段の
目標値と、前記反応解釈手段の反応情報と、前記療法情
報保持手段の療法情報とから、患者に提示すべき刺激で
ある刺激情報を決定して出力する提示刺激決定手段と、
前記反応解釈手段の反応情報と、前記提示刺激決定手段
の刺激情報とから、反応情報と刺激情報を関連づけて刺
激反応情報を生成し、刺激反応情報で前記刺激反応履歴
記録手段の刺激反応履歴を更新する刺激反応履歴更新手
段と、前記提示刺激決定手段の刺激情報から、患者に所
望の刺激を提示する、1つまたは複数の刺激提示手段を
備えたリハビリテーション支援装置。
【0033】(2)上記リハビリテーション支援装置に
おいて、力覚触覚刺激提示手段が、患者に力覚触覚刺激
を与える力覚触覚ディスプレイと、提示刺激決定手段か
ら出力された刺激情報を取り込み、力覚触覚刺激を患者
に与えるよう、前記力覚触覚ディスプレイを制御する力
覚触覚制御手段とから成り、視覚刺激提示手段が、患者
に視覚刺激を与える視覚ディスプレイと、前記提示刺激
決定手段から出力された刺激情報を取り込み、視覚刺激
を患者に与えるよう、画像を制御して前記視覚ディスプ
レイに出力する画像制御手段とから成り、聴覚刺激提示
手段が、患者に聴覚刺激を与える聴覚ディスプレイと、
前記提示刺激決定手段から出力された刺激情報を取り込
み、聴覚刺激を患者に与えるよう、音場を制御して前記
聴覚ディスプレイに出力する音場制御手段とから成り、
生体情報測定手段で出力された生体入力情報を反応解釈
手段に無線で伝送する生体情報無線伝送手段と、力覚入
力手段で出力された力覚入力情報を前記反応解釈手段に
無線で伝送し、前記力覚触覚制御手段と前記力覚触覚デ
ィスプレイとの間で入出力される情報を無線で伝送する
力覚触覚情報無線伝送手段とを備えたリハビリテーショ
ン支援装置。
【0034】(3)さらに、刺激反応履歴記録手段およ
び療法情報保持手段と装置外部との間で、刺激反応履歴
および療法情報を送受信する訓練情報外部通信手段を付
加したことを特徴とするリハビリテーション支援装置。
【0035】(4)空気を圧縮して容器に充填した空気
ボンベと、信号により弁を制御して空気回路を開閉でき
る空気弁と、信号により弁を制御して空気回路の圧力を
大気に解放することが可能な解放弁と、空気を注入する
ことにより容積が膨張する空気袋と、前記空気ボンベと
前記空気弁の間、および前記空気弁と前記解放弁の間、
および前記解放弁と前記空気袋の間を接続して空気を流
す空気ホースと、前記空気弁と前記解放弁を制御する信
号を発する弁開閉装置と、患者が装着するグラブとを有
し、前記グラブは少なくとも患者の拳を覆い、かつ前記
空気袋を内包し、前記空気袋が膨張時に患者の拳に接し
圧力を与えるように配置したことを特徴とする力覚提示
装置。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリハビリテーショ
ン支援装置の実施形態について、図面を参照しながら説
明する。
【0037】図5は、本発明に係るリハビリテーション
支援装置の実施形態のシステム構成を示す図である。図
5において、51は画像を表示する大型モニタである。
【0038】52は音データを出力する2チャンネルの
スピーカである。53は患者の全身の代表点である頭部
位置および骨格代表点である拳の位置をおおまかに測定
する体動入力カメラである。
【0039】65は患者の拳に衝撃力を与え肘関節に負
荷を与えると共に、患者の拳の旋回角と加速度を測定し
肘関節の可動範囲を測定する力覚装置である。
【0040】61は患者の血圧を測定する血圧センサで
ある。62は患者の心拍数を計測する心拍数カウンタで
ある。
【0041】55は、プログラムやデータなどを記憶し
ておく、記憶装置である。58は、電話回線等を通じて
外部と情報を入出力するモデム装置である。
【0042】54は力覚装置65などで提示した刺激
と、体動入力カメラ53などから得た患者の反応とか
ら、次に患者に提示する刺激を決定するハビリ評価装置
である。
【0043】57は、リハビリ評価装置54やモデム装
置58からの要求に応じて記憶装置55に対してデータ
の入出力を行なう記憶管理装置である。
【0044】56はリハビリ評価装置54で決定された
刺激を患者に提示するよう、大型モニタ51、スピーカ
52、力覚装置65を制御する刺激制御装置である。
【0045】68は患者が装着している装具と、リハビ
リ評価装置54および刺激制御装置56との間で送受さ
れるデータを無線で伝送する無線伝送装置である。
【0046】図20は、本実施形態におけるリハビリテ
ーション支援装置の大型モニタ51に表示する画面構成
を示す説明図である。
【0047】図20に示すように、大型モニタ51に
は、ボクシングリング71とサンドバッグ72が表示さ
れている。
【0048】本実施形態では、肘関節に障害をもつ患者
を対象とし、パンチング動作を繰り返すことにより、関
節機能の回復訓練を行うことを主目的とする。
【0049】以下、本実施形態におけるリハビリテーシ
ョン支援装置の動作概要を説明する。患者は、図5に示
すように、力覚装置65を腕および拳に装着する。ま
た、血圧センサー61、心拍数カウンタ62および無線
伝送装置68を身に付け、大型モニタ51の前面に立
つ。
【0050】大型モニター51には、ボクシングリング
71とサンドバッグ72が表示されおり、患者はその前
面で、サンドバッグ72の方向を目標にして、パンチン
グ動作の運動を行なう。
【0051】患者の動きを体動入力カメラ53で撮影し
画像処理して、患者の頭部の位置と、患者の拳を大型モ
ニタ51の画面上に投影した位置を決定する。
【0052】また、患者の生体データは、血圧センサー
61および心拍数カウンタ62で測定する。また、患者
の力覚データは、力覚装置65肘関節の可動範囲や拳の
位置や速度を測定する。
【0053】リハビリ評価装置54は、患者の拳の位置
と画面上に表示されているサンドバッグ72の位置との
相対的な位置関係から衝突判定を行う。
【0054】また、サンドバッグ72と拳の衝突時に
は、拳の速度や回旋を考慮して、サンドバッグ72の揺
れ方が変化する。さらに衝突場所から衝突音が聞こえ
る。
【0055】さらに、拳とサンドバッグ72の衝突状況
や患者の生体データからリハビリの難易度を変化させ、
次の刺激を決定する。
【0056】この時、生体データから異常な身体状態と
判断した場合には、リハビリは強制的に中断する。
【0057】新しい刺激は、刺激制御装置56が大型モ
ニタ51、スピーカ52、力覚装置65をそれぞれ制御
して患者に与えられる。
【0058】また、患者に与えた刺激情報と患者から測
定された反応情報は関連づけて刺激反応履歴として記憶
管理装置57を経由して記憶装置55に記録される。こ
の刺激反応履歴は次のリハビリの難易度を決定するとき
にも使用する。
【0059】次に本実施形態におけるリハビリテーショ
ン支援装置のブロック構成の概要を図1で説明する。図
1において、1101〜110uは患者に与えた刺激に
対する患者の反応を測定し反応入力情報として出力す
る、1つまたは複数の患者反応入力手段、151は患者
反応入力手段1101〜110uの反応入力情報から、
患者の反応を総合的に解釈して反応情報として出力する
反応解釈手段、133は患者の症状やリハビリの内容に
関する情報を療法情報として記憶しておく療法情報保持
手段、132は患者に与えた刺激と刺激に対する患者の
反応とを関連づけて刺激反応履歴として記録する刺激反
応履歴記録手段、152は反応解釈手段151の反応情
報と、提示刺激決定手段154の刺激情報とを取り込
み、反応情報と刺激情報とを関連づけて刺激反応情報と
し、刺激反応情報で刺激反応履歴記録手段132に記録
してある刺激反応履歴を更新する刺激反応履歴更新手
段、153は刺激反応履歴記録手段132の刺激反応履
歴と、反応解釈手段151の反応情報と、療法情報保持
手段133の療法情報とから、今までの目標達成の状況
を調べ、新しい目標値を決定する目標値決定手段、15
4は目標値決定手段153の目標値と、反応解釈手段1
51の反応情報と、療法情報保持手段133の療法情報
から、患者に提示すべき刺激である刺激情報を決定して
出力する提示刺激決定手段、1111〜111vは提示
刺激決定手段154の刺激情報から、患者に所望の刺激
を提示する、1つまたは複数の刺激提示手段である。
【0060】次に本実施形態におけるリハビリテーショ
ン支援装置のより詳細なブロック構成を図2を用いて説
明する。図2において、101は患者の全身の代表点の
位置や動きと骨格代表点の位置や動きのうち1つまたは
複数測定し、体動入力情報として出力する体動入力手
段、102は患者の身体局部の力学的な物理量を測定
し、力覚入力情報として出力する力覚入力手段、103
は患者の生体からの情報を測定し、生体入力情報として
出力する生体情報測定手段と、111は患者に力覚触覚
刺激を与える力覚触覚ディスプレイ、112は患者に視
覚刺激を与える視覚ディスプレイ、113は患者に聴覚
刺激を与える聴覚ディスプレイ、133は患者の症状や
リハビリの内容に関する情報を療法情報として記憶して
おく療法情報保持手段、132は患者に与えた刺激と刺
激に対する患者の反応とを関連づけて刺激反応履歴とし
て記録する刺激反応履歴記録手段、134は刺激反応履
歴記録手段132および療法情報保持手段133と本リ
ハビリテーション支援装置外部との間で刺激反応履歴情
報および療法情報を送受信する訓練情報外部通信手段、
151は体動入力手段101の体動入力情報と、生体情
報測定手段102の生体入力情報と、力覚入力手段10
3の力覚入力情報とを取り込み、患者の身体的な状態を
決定し反応情報として出力する反応解釈手段、152は
反応解釈手段151の反応情報と、提示刺激決定手段1
54の刺激情報とを取り込み、反応情報と刺激情報とを
関連づけて刺激反応情報とし、刺激反応情報で刺激反応
履歴記録手段132に記録してある刺激反応履歴を更新
する刺激反応履歴更新手段、153は刺激反応履歴記録
手段132の刺激反応履歴と、反応解釈手段151の反
応情報と、療法情報保持手段133の療法情報とから、
今までの目標達成の状況を調べ、新しい目標値を決定す
る目標値決定手段、154は目標値決定手段153の目
標値と、反応解釈手段151の反応情報と、療法情報保
持手段133の療法情報から、患者に提示すべき力覚的
・触覚的な刺激である力覚触覚刺激、および視覚的な刺
激である視覚刺激、および聴覚的な刺激である聴覚刺激
を決定し、それぞれ力覚触覚刺激情報および視覚刺激情
報および聴覚刺激情報として出力すると提示刺激決定手
段、121は提示刺激決定手段154の力覚触覚刺激情
報から、力覚触覚刺激を患者に提示せしめるように、力
覚触覚刺激情報を使って力覚触覚ディスプレイ111を
制御する力覚触覚制御手段、122は提示刺激決定手段
154の視覚刺激情報から、視覚刺激を患者に提示せし
めるように、視覚刺激情報を使って画像を制御して視覚
ディスプレイ112に出力する画像制御手段、123は
提示刺激決定手段154の聴覚刺激情報から、聴覚刺激
を患者に提示せしめるように、聴覚刺激情報を使って音
場を制御して聴覚ディスプレイ113に出力する音場制
御手段、141は生体情報測定手段102から出力され
た生体入力情報を反応解釈手段151に無線で伝送する
生体情報無線伝送手段、142は力覚入力手段103か
ら出力された力覚入力情報を反応解釈手段151に無線
で伝送すると共に、力覚触覚制御手段121と力覚触覚
ディスプレイ111との間の情報を無線で伝送する力覚
触覚情報無線伝送手段である。
【0061】次に、力覚装置65の構成を図6を用いて
説明する。図6において、201は小型のボンベで圧縮
空気を蓄えておく、小型空気ボンベ、202は圧縮空気
を注入することにより膨らませて患者の拳に衝撃力を与
える、ゴム製の空気袋、203は小型空気ボンベ201
の圧縮空気を空気袋202に注入する量を調整する空気
弁、204は圧縮空気を小型空気ボンベ201から空気
弁203および大気解放弁205を経て空気袋202に
送る空気ホース、205は3ポート弁で、1ポートを大
気に解放し、弁の開閉を制御することにより他のポート
に接続した空気袋202の圧力を大気に解放することが
可能で、かつ、気体回路の圧力が上限値を越えないよう
に必要に応じて空気圧を大気に逃がす安全弁の機能も備
えた大気解放弁、206は無線伝送装置68で受信した
情報を元に、空気弁203と大気解放弁205の弁の開
閉度を制御する弁開閉回路、210は患者の拳の回旋角
を詳細に測定する小型のジャイロ、211は患者の拳の
加速度を詳細に測定する小型の加速度センサ、212は
患者の肘関節可動範囲を詳細に測定するゴニオメータ、
209は患者の拳を覆い、空気袋202を患者の拳に接
触するように配置し、ジャイロ210および加速度セン
サ211を内包したパンチンググラブ、220は患者の
肘関節に負荷を与える負荷提示装置、221は負荷提示
装置220に所望の負荷を発生するように制御する負荷
制御装置、229は患者の肘関節および、負荷提示装置
220、ゴニオメータ212を覆う肘カバーである。
【0062】本実施形態では、体動入力手段101の具
体的装置例として、患者の身体各部の位置を測定する体
動入力カメラ53を用いる。
【0063】体動入力カメラ53を用いて非接触に撮影
した画像を画像処理する方法として、たとえば、特開平
7−282235号公報に記載された処理方法などを用
いることができる。
【0064】生体情報測定手段102として、血圧セン
サ61および心拍数カウンタ62を用いる。
【0065】力覚入力手段103として、ゴニオメータ
212およびジャイロ210および加速度センサ211
を用いる。
【0066】聴覚ディスプレイ113として、2チャン
ネルのスピーカ52とする。視覚ディスプレイ112と
して、装置の前に立った患者の視野を覆うのに十分なサ
イズの大型モニタ51を用いる。
【0067】力覚ディスプレイ111として、ボクシン
グのパンチの力覚を再現すると共に肘へ負荷を与える力
覚装置65を用いる。
【0068】ここで、力覚装置65に設置してある負荷
提示装置220による肘関節負荷の提示方法としては、
例えば、竹田仰がJapanese Journal of SPORTS SCIENCE
S 第14巻5号の537〜543頁で「人工筋肉モデル
による人体筋の再構築」の中で示しているゴム人工筋肉
を使ったアクチュエータがある。
【0069】刺激反応履歴記録手段132および療法情
報保持手段133は、記憶装置55に格納する。記憶装
置55の具体的な装置例として、ハードディスクなどの
外部補助記憶装置を用いる。
【0070】刺激反応履歴更新手段152は、記憶管理
装置57の内部に設置するものとする。
【0071】反応解釈手段151および目標値決定手段
153および提示刺激決定手段154および提示刺激一
時記憶手段155は、リハビリ評価装置54の内部に設
置するものとする。
【0072】力覚触覚制御手段121および画像制御手
段122および音場制御手段123は、刺激制御装置5
6の内部に設置するものとする。
【0073】リハビリ評価装置54および記憶管理装置
57および刺激制御装置56は、より具体的には一般的
なパーソナルコンピュータ等で実現できる。
【0074】訓練情報外部通信手段134として、電話
回線等で外部とデータ通信を行なうモデム装置58を用
いる。
【0075】生体情報無線伝送手段141および力覚触
覚情報無線伝送手段142の具体的な装置例として、無
線でデータを伝送する無線伝送装置68を用いる。
【0076】音場制御装置123としては、例えば、熊
本氏、近藤氏、道山氏による「音場制御におけるストロ
ークの打ち消しに関する一検討」、日本音響学会講演論
文集、平成8年3月に記載された方法などを用いることが
できる。
【0077】本実施形態におけるリハビリテーション支
援装置で使用する座標系を図7を使って説明する。
【0078】図7に示すように、本実施形態におけるリ
ハビリテーション支援装置で使用する座標系は、大型モ
ニタ51の底面画面側の中心位置を原点Oとし、画面お
よび床面に対して水平方向にX軸、画面に対して垂直方
向にY軸、画面に対して水平でかつ床面に対して垂直な
方向にZ軸をとる。
【0079】角度は、基準軸の正の方向から見て反時計
回りを正方向とし、単位はラジアン(rad)とする。
【0080】本実施形態におけるリハビリテーション支
援装置では、患者の全身の代表点の位置として頭部位置
PH(PHx,PHy,PHz)を、患者の骨格代表点の位置として
拳部位置PF(PFx,PFy,PFz)を使用し、それぞれ変数P
Hおよび変数PFに格納する。
【0081】本実施例におけるリハビリテーション支援
装置では、体動データADは頭部位置PHおよび拳部位
置PFから構成する。
【0082】また、患者の患部である肘について肘関節
可動範囲MB[rad]と、拳部の加速度FA[m/s/s]と、拳
部の回旋角FR[rad]を使用し、それぞれ変数MBおよ
び変数FAおよび変数FRに格納する。
【0083】また、力覚データFDは肘関節可動範囲M
Bと、拳部の加速度FAと、拳部の回旋角FRから構成
する。
【0084】ここで、拳部の回旋角FR[rad]は、患者
が大型モニタ51の前でY軸上に立ち、拳を前方に(X
Y平面に平行で、かつY軸負方向に平行に)突き出し
て、手の甲がZ軸正方向を向いた状態をFR=0[rad]
とし、回旋角の基準軸をY軸とする。
【0085】つまり、上記体勢で、手の甲がX軸正方向
を向いている状態をFR=―π/2[rad]、Z軸負方向
を向いている状態をFR=―π[rad]とする。また、F
Rの取り得る値の範囲は―3/2×π<FR≦π/2と
する。
【0086】患者の血圧P[mmHg]と心拍数H[回/分]と
を使用し、それぞれ変数P、変数Hに格納する。
【0087】生体データBDは血圧Pと心拍数Hで構成
する。衝突の状態を表す指標として衝突判定データSR
を使用し、変数SRに格納する。衝突判定データSRの
取り得る値は、0〜10とする。
【0088】刺激に対する患者の反応である反応データ
RDは、体動データADと、生体データBDと、力覚デ
ータFDで構成する。
【0089】肘関節可動範囲MBの目標値としてリハビ
リ目標値NT[rad]を使用し、変数NTに格納する。
【0090】空気弁203の弁を継続して開いておく時
間として開弁時間BO[ms]を使用し、変数BOに格納す
る。
【0091】ボクシングリング71やサンドバッグ72
などの基本となる画像データである基本画像データBV
と、衝突音などの基本となる音データである基本音デー
タBSとを使用する。
【0092】療法基本データBRは基本画像データBV
と基本音データBSとで構成する。リハビリの進捗を表
す指標である療法ステップSTEPを使用し、変数ST
EPに格納する。
【0093】本実施形態におけるリハビリテーション支
援装置では、サンドバッグの位置情報としてサンドバッ
グ位置SIと、サンドバッグの大きさ情報としてサンド
バッグ大きさSSと、サンドバッグがサンドバッグ位置
SIを振動の中心としてXZ平面またはYZ平面に平行
に振動する周期としてサンドバッグ振動周期ST[Hz]を
使用し、それぞれ変数SIと変数SSと変数STに格納
する。
【0094】ここで、サンドバッグ位置SIおよびサン
ドバッグ大きさSSは、座標系O―XZにおけるサンド
バッグの代表点の座標(Sx,Sz)と、サンドバッグの大き
さ(Sw,Sh)で、変数SIおよび変数SSにそれぞれ格納
する。
【0095】ここで、図8を使って、サンドバッグにつ
いての変数を説明する。図8に示すように、幅がSw
[m]、高さがSh[m]の2次元的な矩形で近似できるものと
する。また、基準位置の座標をサンドバッグ左上の座標
(Sx,Sy)とする。
【0096】本実施例におけるリハビリテーション支援
装置では、患者の肘関節に与える負荷トルクとして肘関
節負荷ML[Nm]を使用し、変数MLに格納する。
【0097】療法シナリオRIは、リハビリの進捗を表
す療法ステップSTEPと、リハビリ目標値NTと、肘
関節負荷MLと、サンドバッグ位置SIおよびサンドバ
ッグ大きさSSと、サンドバッグ振動周期STで構成す
る。
【0098】患者の拳とサンドバッグとの衝撃を再現す
るために患者の拳へ与える力積として拳部衝撃力FF[N
t]を使用し、変数FFに格納する。
【0099】効果音の発生位置として音発生位置SPを
使用し、変数SPに格納する。力覚刺激データFIは、
肘関節負荷ML[N]および拳部衝撃力FF[Nt]で構成す
る。
【0100】視覚刺激データVIは、サンドバッグ位置
SIおよびサンドバッグ大きさSSと、サンドバッグ振
動周期STと、基本画像データBVで構成する。
【0101】聴覚刺激データHIは、基本音データBS
と、音発生位置SPと患者の頭部位置PHで構成する。
【0102】刺激データIDは、力覚刺激データFI、
視覚刺激データVI、聴覚刺激データHI、リハビリ目
標値NTで構成する。
【0103】リハビリの目標値の達成に関する情報とし
て目標達成データTFを使用し、変数TFを使用する。
【0104】本実施形態におけるリハビリテーション支
援装置では、刺激反応データIRHは、患者に与えた刺
激データIDと、その刺激に対応して患者から得られた
反応データRDとで構成する。
【0105】本実施形態におけるリハビリテーション支
援装置では、刺激反応履歴テーブルTRHは、複数レコ
ードから構成され、インデックスを使って任意の時間の
刺激反応データを抽出できる。
【0106】ここで、図9を使って、刺激反応履歴テー
ブルの構成を説明する。図9で示すように、インデック
スと1つの刺激反応データの組が、刺激反応履歴テーブ
ルTRHの1レコードに対応する。
【0107】本実施形態におけるリハビリテーション支
援装置では、療法シナリオテーブルRSTは、複数レコ
ードから構成され、療法ステップをインデックスとして
任意のレコードを抽出できる。
【0108】ここで、図10を使って、療法シナリオテ
ーブルの構成を説明する。図10に示すように、1つの
療法シナリオが療法シナリオテーブルRSTの1レコー
ドに対応する。
【0109】なお、刺激反応履歴テーブルTRHは刺激
反応履歴記録手段132に、また、療法シナリオテーブ
ルRSTは、療法情報保持手段133にそれぞれ格納す
る。
【0110】本実施形態におけるリハビリテーション支
援装置における処理の流れについて図11から図19に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0111】まず、初期化処理から説明する。訓練情報
外部通信手段134は外部から療法シナリオテーブルを
得て、療法情報保持手段133に登録する。また、目標
値決定手段153は、療法ステップおよびリハビリ目標
値を初期化し、提示刺激決定手段154は最初の提示刺
激を決定する(図11のステップS1,図12のステッ
プS1―1〜S1―4)。
【0112】つぎに、刺激提示処理について説明する。
力覚触覚制御手段121は力覚触覚ディスプレイ111
を制御し、患者に肘関節負荷を提示し、画像制御手段1
22は視覚ディスプレイ112を通して、患者に揺れる
サンドバッグの映像を提示し、音場制御手段123は聴
覚ディスプレイ113を通して、患者にゴング音を提示
する(図11のステップS2,図13のステップS2―
1〜S2―7)。
【0113】患者は視覚ディスプレイ112に表示され
ているサンドバッグの前に移動し、サンドバッグの方向
を目標にして、パンチング動作を行なう。
【0114】つぎに、患者反応決定手段について説明す
る。体動入力手段101が頭部位置座標や拳部位置座標
を測定し、生体情報測定手段102が患者の血圧および
心拍数を測定し、力覚入力手段103が患者の拳の加速
度や回旋角および肘関節の可動範囲を測定する。
【0115】また、これらの情報は反応解釈手段151
により反応データとして、まとめる(図11のステップ
S3,図14のステップS3―1〜S3―4)。
【0116】次に、衝突判定処理について説明する。ま
ず、提示刺激決定手段154は、(数1)を使って拳の
速度を決定する。
【0117】
【数1】
【0118】次に、(数2)を使って、拳部の位置座標
およびサンドバッグの位置と大きさから、拳とサンドバ
ッグの衝突判定を行う。
【0119】
【数2】
【0120】そして、(数3)を使って、拳の速度や旋
回角から衝突判定データを決定する。
【0121】
【数3】
【0122】さらに、視覚ディスプレイ112に揺れる
サンドバッグを表示し、聴覚ディスプレイ113から拳
とサンドバッグの衝突音を発生し、力覚触覚ディスプレ
イ111を使って患者に拳とサンドバッグの衝撃力を提
示する(図11のステップS4,図15のステップS4
―1〜S4―10)。
【0123】次に、衝撃力提示処理について説明する。
まず、提示刺激決定手段154は、(数4)を使って衝
突判定データから患者に提示する衝撃力FFを決定す
る。
【0124】
【数4】
【0125】さらに、力覚触覚制御手段121は、衝撃
力FFから開弁時間を決定し、力覚触覚情報無線送手段
142を通して出力する。力覚触覚ディスプレイ111
は、患者に衝撃力を提示する(図15のステップS4
1,図16のステップS41―1〜S41―2)。
【0126】なお、力覚装置の詳細な動作説明は、後述
する。次に、刺激反応履歴更新処理について説明する。
【0127】まず、目標値決定手段153はリハビリ目
標値と肘関節可動範囲とを比較して、目標達成データを
決定する。
【0128】刺激反応履歴更新手段152は、患者に与
えた刺激データと反応データとから、刺激反応データを
決定し、刺激反応履歴記録手段132に記録してある刺
激反応履歴テーブルに追記する(図11のステップS
5,図17のステップS5―1〜S5―5)。
【0129】次に、目標値および刺激決定処理について
説明する。まず、目標値決定手段153は、刺激反応履
歴記録手段132に記録してある刺激反応履歴テーブル
から最新の3レコードを読込む。刺激反応履歴テーブル
が3レコード以下の時は、最新のレコードの内容を複写
して3レコード分のデータとして処理する。
【0130】そして、最新の3レコードにおいて、刺激
データIDに含まれるリハビリ目標値NTと、反応デー
タRDに含まれる肘関節可動範囲MBとを比較すると共
に、患者の血圧と心拍数もチェックする。その結果、無
理なく目標を達成していれば次のステップに進む。しか
し、目標を達成していても生体データから身体への負担
が大きいと判断すると、つぎのステップに進まないか、
1ステップ下げる。さらに生体データが異常を示してい
る時はリハビリを強制終了するように療法ステップにフ
ラグ(end)を設定する。
【0131】このようにして目標値決定手段153は、
療法ステップを決定し、療法シナリオテーブルを参照し
て新しいリハビリ目標を決定し出力する。この時、全て
の療法ステップを終了したなら、療法ステップにフラグ
(end)を設定する。さらに、提示刺激決定手段15
4は、必要に応じて療法シナリオテーブルを参照して患
者に提示する新しい刺激を決定する(図11のステップ
S6,図18のステップS6―1〜S6―14)。
【0132】ここで、終了チェックを行う。つまり、療
法ステップをチェックしフラグ(end)が設定されて
いたら、次のステップS8を実行する。さもなければ、
ステップS2以降を実行する(図11のステップS
7)。
【0133】つぎに、訓練データ通信処理について説明
する。訓練情報外部通信手段134は、刺激反応履歴記
録手段132に記録してある刺激反応履歴テーブル読み
出し、外部に伝送する(図11のステップS8,図19
のステップS8―1,S8―2)。
【0134】上記の一連の動作を繰り返すことにより、
患者は腕の関節を曲げ伸ばししたり回旋したりすること
により、関節機能の複合的な回復訓練を行なうことがで
きる。
【0135】次に、力覚装置による衝撃力提示処理の詳
細について説明する。小型空気ボンベ201、空気袋2
02、空気弁203、空気ホース204、大気解放弁2
05で構成する流体回路は、初期状態として、空気弁2
03は閉じ、大気解放弁205は開いており、空気袋2
02内部など流体回路の圧力は大気圧と同じである。
【0136】まず、決定した衝撃力FFは力覚触覚制御
手段121で開弁時間BOに変換され、無線伝送装置6
8を経由して弁開閉回路206に伝えらる(上記ステッ
プS41−1)。
【0137】そして、弁開閉回路206は、初期状態に
ある流体回路に対して、まず、大気解放弁205および
空気弁203を閉じる。つぎに、空気弁203のみ開弁
時間BOだけ開くと、空気ボンベ201に充填されてい
る圧縮空気は空気ホース204を通って空気袋202に
送られる。空気袋202は圧縮空気によって膨張し、患
者の拳に圧力を与える。この時、流体回路の圧力が上限
値を越えた場合には、大気解放弁205に仕組まれてい
る安全弁が機能し、それ以上圧力が上昇しない。その
後、空気弁203を閉じ、大気解放弁205を開くこと
により、空気袋202は減圧し、患者の拳に与えられて
いた圧力は大気圧と同じになり、初期状態に戻る。
【0138】以上のように、空気弁203と大気解放弁
205の開閉を組み合わせることにより、患者の拳に任
意の状態で圧力を与えることができ、衝撃力を患者に提
示することが可能となる。
【0139】以上のように、本実施形態おけるリハビリ
テーション支援装置では、過去の与えた刺激とそれに対
する反応を履歴として記録しておき、次のリハビリの目
標を決定する際に、患者から測定した最新の反応情報以
外に、今までの履歴を加味することにより、より最適で
より多彩なリハビリの内容を供給することが可能とな
る。
【0140】測定した体動入力情報と生体入力情報と力
覚入力情報とを組み合わせて、総合的に患者の反応を評
価し、次のリハビリの目標を決定することができるた
め、的確なリハビリ内容を供給することが可能となる。
【0141】また、カメラによる体動入力手段を備えて
おり、患者を拘束することなく患者の全身運動を計測す
ることができる。
【0142】また、無線によりデータを送信する生体情
報無線伝送手段と力覚触覚情報無線伝送手段とを備えて
いるため、患者と装置本体とがケーブルで継れることが
なく、体全体を自由に運動させることができる。
【0143】これにより、パンチング動作の時、患者は
体全体の姿勢を傾け、次のパンチを出すために姿勢をも
とに戻す動きが自由にできる。この動作の繰り返しによ
り、単に腕の運動機能回復だけでなく、体幹のバランス
訓練や下肢の筋力訓練も行なうことができる。
【0144】また、脳性麻痺の患者に使用することで、
頚部と頭部上下肢のバランス訓練にも使える。視覚ディ
スプレイに動きのある標的としてサンドバックを表示し
ていることにより、高次脳機能障害の動体視力の訓練
や、空間認知能力の訓練にも使える。また、サンドバッ
クの揺れ方のパターンを複雑にすることで障害者だけで
なくスポーツ選手などの健常者の動体視力の訓練や体力
増強といったスポーツトレーニングにも使える。
【0145】なお、本実施形態において患者の足元に平
衡機能計を用いることにより、患者の重心移動を反応デ
ータとして追加することが可能となり、肘関節の曲げと
の相関などより高度な解析や療法シナリオの設定が可能
となる。
【0146】また、上記実施形態では、聴覚ディスプレ
イとして2チャンネルのスピーカを用いたが、3チャン
ネル以上のスピーカを用いるとともに、それに合わせた
伝達関数を用意することにより、より音像定位を良くす
ることも可能となる。
【0147】また、上記実施形態では、生体情報として
血圧および心拍数を測定したが、筋電位、心電位、脳電
位、胃電位、皮膚抵抗などを組み合わせて測定すること
により、患者の身体のよりり詳細な情報を調べることが
可能となる。
【0148】また、本実施形態では、図6に示すよう
に、空気袋と空気ホースと小型空気弁を1組備えている
が、手の甲に接するように空気袋とそれに対応した空気
ホースおよび小型空気弁を別途備えるなど、複数組の空
気袋、空気ホース、小型空気弁を備えることにより、複
数方向からの衝撃力を患者に与えたり、複数の空気袋を
同時に膨らませてより複雑な衝撃力を発生することが可
能である。
【0149】また、本実施形態では、図6に示すよう
に、パンチンググラブに空気袋を内蔵したが、例えばサ
ッカーシューズの爪先部に内蔵することにより、サッカ
ーのキッキングの衝撃力を患者に与えることができ、仮
想世界でのサッカー練習などに応用することが可能とな
る。
【0150】
【発明の効果】以上のように、本発明のリハビリテーシ
ョン支援装置によれば、患者の測定データ以外に、今ま
での刺激と反応の履歴を考慮して、提示すべきリハビリ
の内容を決めることができ、患者の症状やリハビリの進
捗に応じて、より最適でより多彩なリハビリの内容を供
給することが可能となる。
【0151】また、測定した体動入力情報と生体入力情
報と力覚入力情報とを組み合わせて、総合的に患者の反
応を評価でき、より的確なリハビリ内容を供給すること
が可能となる。
【0152】また、体全体を自由に運動することがで
き、単に腕の運動機能回復だけでなく、体幹のバランス
訓練や、下肢の筋力訓練や、頚部と頭部上下肢のバラン
ス訓練や、動体視力の訓練や、空間認知能力の訓練にも
使える。
【0153】また、障害者だけでなくスポーツ選手など
の健常者の動体視力の訓練や体力増強にも使うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概要を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態の詳細ブロック図
【図3】従来のリハビリテーション支援装置のブロック
【図4】従来のリハビリテーション支援装置のブロック
【図5】本発明の実施形態のシステム構成を示す図
【図6】本発明の実施形態における力覚装置の構成を示
す図
【図7】本発明の実施形態で用いる座標系を示す説明図
【図8】本発明の実施形態のサンドバッグに関する変数
の説明図
【図9】本発明の実施形態における刺激反応履歴テーブ
ルの構成図
【図10】本発明の実施形態における療法シナリオテー
ブルの構成を示す図
【図11】本発明の実施形態における処理の流れを示す
フローチャート
【図12】本発明の実施形態における初期化処理の流れ
を示すフローチャート
【図13】本発明の実施形態における刺激提示処理の流
れを示すフローチャート
【図14】本発明の実施形態における患者反応決定処理
の流れを示すフローチャート
【図15】本発明の実施形態における衝突判定処理の流
れを示すフローチャート
【図16】本発明の実施形態における衝撃力提示処理の
流れを示すフローチャート
【図17】本発明の実施形態における刺激反応履歴更新
処理の流れを示すフローチャート
【図18】本発明の実施形態における目標値決定処理の
流れを示すフローチャート
【図19】本発明の実施形態における訓練データ通信処
理の流れを示すフローチャート
【図20】本発明の実施形態のリハビリテーション支援
装置の画面構成を示す説明図
【図21】従来のリハビリテーション支援装置の力覚提
示装置の構成図
【符号の説明】
51 大型モニタ 52 スピーカ 53 体動入力カメラ 54 リハビリ評価装置 55 記憶装置 56 刺激制御装置 57 記憶管理装置 58 モデム装置 61 血圧センサ 62 心拍カウンタ 65 力覚装置 68 無線伝送装置 71 ボクシングリング 72 サンドバッグ 101 体動入力手段 102 生体情報測定手段 103 力覚入力手段 111 力覚触覚ディスプレイ 112 視覚ディスプレイ 113 聴覚ディスプレイ 121 力覚触覚制御手段 122 画像制御手段 123 音場制御手段 132 刺激反応履歴記録手段 133 療法情報保持手段 134 訓練情報外部通信手段 141 生体情報無線伝送手段 142 力覚触覚情報無線伝送手段 151 反応解釈手段 152 刺激反応履歴更新手段 153 目標値決定手段 154 提示刺激決定手段 155 提示刺激一時記憶手段 201 小型空気ボンベ 202 空気袋 203 空気弁 204 空気ホース 205 大気解放弁 206 弁開閉回路 209 パンチンググラブ 210 ジャイロ 211 加速度センサ 212 ゴニオメータ 220 負荷提示装置 221 負荷制御装置 229 肘カバー 315 位置形状データ計測手段 316 位置形状教師信号生成手段 317 仮想環境データ生成手段 318 仮想世界モデル手段 319 モデルデータ蓄積手段 321 生体情報計測手段(1) 32m 生体情報計測手段(m) 331 生体情報教師信号生成手段(1) 33m 生体情報教師信号生成手段(m) 341 感覚データ提示手段(1) 34n 感覚データ提示手段(n) 351 感覚データ生成手段(1) 35n 感覚データ生成手段(n) 371 ディスプレイ 373 力覚提示装置 374 画像生成手段 376 力覚制御手段 377 全体制御手段 378 力覚測定装置 381a ロータリエンコーダ 381b ロータリエンコーダ 382a フレーム 382b フレーム 383a ゴム人工筋 383b ゴム人工筋 384 ロータリアクチュエータ 385a アームガイド 385b アームガイド 386 グリップ 387a スプロケット 387b スプロケット 388a チェーン 388b チェーン 1101 患者反応入力手段(1) 110u 患者反応入力手段(u) 1111 刺激提示手段(1) 111v 刺激提示手段(v)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者に与えた刺激に対する患者の反応を測
    定し反応入力情報として出力する、1つまたは複数の患
    者反応入力手段と、 患者の症状やリハビリの内容に関する情報を療法情報と
    して記憶しておく療法情報保持手段と、 患者に与えた刺激と刺激に対する患者の反応とを関連づ
    けて刺激反応履歴として記録する刺激反応履歴記録手段
    と、 前記患者反応入力手段の反応入力情報から、患者の反応
    を総合的に解釈して反応情報として出力する反応解釈手
    段と、 前記刺激反応履歴記録手段の刺激反応履歴と、前記反応
    解釈手段の反応情報と、前記療法情報保持手段の療法情
    報とから、新たな目標値を決定して出力する目標値決定
    手段と、 前記目標値決定手段の目標値と、前記反応解釈手段の反
    応情報と、前記療法情報保持手段の療法情報とから、 患者に提示すべき刺激である刺激情報を決定して出力す
    る提示刺激決定手段と、前記反応解釈手段の反応情報
    と、前記提示刺激決定手段の刺激情報とから、 反応情報と刺激情報を関連づけて刺激反応情報を生成
    し、 刺激反応情報で前記刺激反応履歴記録手段の刺激反応履
    歴を更新する刺激反応履歴更新手段と、 前記提示刺激決定手段の刺激情報から、患者に所望の刺
    激を提示する、1つまたは複数の刺激提示手段とを有す
    ることを特徴とするリハビリテーション支援装置。
  2. 【請求項2】患者反応入力手段として、 患者の全身の代表点の位置や動きと骨格代表点の位置や
    動きのうち1つまたは複数測定し、体動入力情報として
    出力する体動入力手段と、 患者の身体局部の力学的な物理量を測定し、力覚入力情
    報として出力する力覚入力手段と、 患者の生体からの情報を測定し、生体入力情報として出
    力する生体情報測定手段のうち、少なくとも1つを用い
    ることを特徴とする請求項1記載のリハビリテーション
    支援装置。
  3. 【請求項3】刺激提示手段として、 患者に力覚的触覚的な刺激を提示する力覚触覚刺激提示
    手段と、 患者に視覚的な刺激を提示する視覚刺激提示手段と、 患者に聴覚的な刺激を提示する聴覚刺激提示手段のう
    ち、少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項1
    または2記載のリハビリテーション支援装置。
  4. 【請求項4】力覚触覚刺激提示手段が、 患者に力覚触覚刺激を与える力覚触覚ディスプレイと、 前記提示刺激決定手段から出力された刺激情報を取り込
    み、力覚触覚刺激を患者に与えるよう、前記力覚触覚デ
    ィスプレイを制御する力覚触覚制御手段とからなること
    を特徴とする請求項3記載のリハビリテーション支援装
    置。
  5. 【請求項5】生体情報測定手段で出力された生体入力情
    報を、反応解釈手段に無線で伝送する生体情報無線伝送
    手段と、 力覚入力手段で出力された力覚入力情報を、前記反応解
    釈手段に無線で伝送し、力覚触覚制御手段と力覚触覚デ
    ィスプレイとの間で入出力される情報を無線で伝送する
    力覚触覚情報無線伝送手段とをさらに備えたことを特徴
    とする請求項4記載のリハビリテーション支援装置。
  6. 【請求項6】聴覚刺激提示手段が、 患者に聴覚刺激を与える聴覚ディスプレイと、 前記提示刺激決定手段から出力された刺激情報を取り込
    み、聴覚刺激を患者に与えるよう、音場を制御して前記
    聴覚ディスプレイに出力する音場制御手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項3、4または5記載のリハビリテ
    ーション支援装置。
  7. 【請求項7】視覚刺激提示手段が、 患者に視覚刺激を与える視覚ディスプレイと、 前記提示刺激決定手段から出力された刺激情報を取り込
    み、視覚刺激を患者に与えるよう、画像を制御して前記
    視覚ディスプレイに出力する画像制御手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項3〜6何れかに記載のリハビリテ
    ーション支援装置。
  8. 【請求項8】刺激反応履歴記録手段および療法情報保持
    手段と装置外部との間で、刺激反応履歴および療法情報
    を送受信する訓練情報外部通信手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1〜7何れかに記載のリハビリテー
    ション支援装置。
  9. 【請求項9】視覚ディスプレイにボクシングで用いるサ
    ンドバックの映像を表示し、反応解釈手段により患者の
    動きデータを決定し、提示刺激決定手段により前記サン
    ドバックの動きを決定し、前記視覚ディスプレイの前記
    サンドバック映像を更新し表示することを特徴とする請
    求項7記載のリハビリテーション支援装置。
  10. 【請求項10】空気を圧縮して容器に充填した空気ボン
    ベと、 信号により弁を制御して空気回路を開閉できる空気弁
    と、 信号により弁を制御して空気回路の圧力を大気に解放す
    ることが可能な解放弁と、 空気を注入することにより容積が膨張する空気袋と、 前記空気ボンベと前記空気弁の間、および前記空気弁と
    前記解放弁の間、および前記解放弁と前記空気袋の間を
    接続して空気を流す空気ホースと、 前記空気弁と前記解放弁を制御する信号を発する弁開閉
    装置と、 患者が装着するグラブとを有し、 前記グラブは少なくとも患者の拳を覆い、かつ前記空気
    袋を内包し、前記空気袋が膨張時に患者の拳に接し圧力
    を与えるように配置したことを特徴とする力覚提示装
    置。
  11. 【請求項11】力覚触覚ディスプレイおよび力覚触覚制
    御手段が、請求項10記載の力覚提示装置であることを
    特徴とする、請求項4〜9何れかに記載のリハビリテー
    ション支援装置。
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