JPH10149274A - オーディオ信号制御装置、仮想マスタボリューム制御方法、及び記録媒体 - Google Patents

オーディオ信号制御装置、仮想マスタボリューム制御方法、及び記録媒体

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JPH10149274A
JPH10149274A JP9222291A JP22229197A JPH10149274A JP H10149274 A JPH10149274 A JP H10149274A JP 9222291 A JP9222291 A JP 9222291A JP 22229197 A JP22229197 A JP 22229197A JP H10149274 A JPH10149274 A JP H10149274A
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JP
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audio
volume
mixer
software
soft
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JP9222291A
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Akira Yamamoto
晶 山本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はオーディオ信号制御装置に関し、ソフ
トウェアで制御可能なマスタソフトボリュームを備えて
いないオーディオボードに対して、ソフトウェア制御に
よる仮想的なマスタボリュームを実現する。 【解決手段】オーディオボード1に、オーディオデバイ
スAD#1〜AD#4と、ミキサ7と、各オーディオデ
バイスとミキサ間に挿入され、ソフトウェアにより制御
される複数のソフトボリューム11〜14を備え、ソフ
トウェア制御部2により各ソフトボリュームを個別に制
御して音声信号を調整する装置において、ソフトウェア
制御部2は、ソフトボリューム11〜14の全てに対し
て、外部から指示されたマスタボリューム値を設定し
て、ミキサ7から出力される音声信号を仮想的に調整可
能にすることで、仮想マスタボリューム25を実現させ
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアで制
御可能なハードウェア構成のマスタボリューム(マスタ
ソフトボリューム)を備えていないオーディオボードに
対し、マスタボリュームをソフトウェアエミュレーショ
ンすることで、仮想マスタボリュームを実現するオーデ
ィオ信号制御装置、仮想マスタボリューム制御方法、及
び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図に基づいて従来例を説明する。
なお、以下の説明では、「ソフトウェアで制御可能なハ
ードウェアボリューム」を「ソフトボリューム」と記
す)。また、人手で操作するボリュームを「ハードボリ
ューム」と記す。
【0003】§1:従来例1の説明・・・図8参照 図8は従来例1の説明図である。従来、例えば、パーソ
ナルコンピュータ(以下「パソコン」と記す)には、オ
プションボードとして、オーディオボードが提供されて
いた。このオーディオボードは、複数の音声信号をスピ
ーカに供給するためのものであり、例えば、図8に示し
たように構成されていた。
【0004】このオーディオボードは複数のメーカが製
造しているパソコンに互換性のあるもの(互換機用のボ
ード)で、ソフトウェアにより制御されるものである。
図示のように、オーディオボード1には、CD部3、W
AVE部4、MIDI部5、AUX部6等のオーディオ
デバイスと、ミキサ7と、ハードボリューム9が設けて
あり、このオーディオボード1の出力をスピーカ8に接
続して使用するものである。
【0005】この場合、前記CD部3、WAVE部4、
MIDI部5、AUX部6とミキサ7との間には、それ
ぞれソフトボリューム11〜14が設けてあり、各オー
ディオデバイスから出力される音声信号を調整できるよ
うになっている。また、ミキサ7の出力側にはマスタソ
フトボリューム15が設けてある。そして、前記ソフト
ボリューム11〜14とマスタソフトボリューム15
は、ソフトウェア制御部2のソフトウェアにより制御さ
れるようになっている。
【0006】なお、前記ソフトボリューム11〜14と
マスタソフトボリューム15は、例えば、オペアンプ等
の増幅器で構成され、ソフトウェアからの設定値に応じ
て利得を変化させることで、音声信号の音量調整を行う
ものである。また、前記CD部3、WAVE部4、MI
DI部5、AUX部6は次の通りである。
【0007】:CD部3は、例えば、CD−ROMド
ライブでCD(コンパクトディスク)を再生した際の音
声信号を処理する機能を有するものであり、このCD部
3から前記音声信号が出力する。
【0008】:WAVE部4は、ウェーブフォーム
(PCM音声)の再生音声を処理する機能を持ったもの
であり、前記WAVE部4から前記再生音声が出力す
る。 :MIDI部5は、MIDI(Musical Instrument D
igital Interface)音源からの再生音声の処理機能を有
するものであり、前記MIDI部5から前記再生音声が
出力する。なお、MIDI規格は、電子楽器間、又は電
子楽器とコンピュータ間で通信を行い、音程や音の長さ
などを互いに交換するための規格である。
【0009】:AUX部6は、補助入力端子AUX
(又は、外部入力端子)から入力した音声信号を処理す
る機能を有するものであり、前記AUX部6から前記音
声信号が出力する。
【0010】§2:従来例2の説明・・・図9参照 図9は従来例2の説明図である。従来例2のオーディオ
ボードは複数のメーカが製造しているパソコンに互換性
のないもの(特定の非互換機パソコン用のボード)であ
り、ソフトウェアにより制御されるものである。図示の
ように、オーディオボード1には、CD部3、WAVE
部4、MIDI部5、AUX部6等のオーディオデバイ
スと、ミキサ7と、ハードボリューム9が設けてあり、
このオーディオボード1の出力をスピーカ8に接続して
使用するものである。
【0011】この場合、前記CD部3、WAVE部4、
MIDI部5、AUX部6とミキサ7との間には、それ
ぞれソフトボリューム11〜14が設けてあり、各信号
の音声信号を調整できるようになっている。そして、前
記ソフトボリューム11〜14は、ソフトウェア制御部
2のソフトウェアにより制御されるように構成されてい
る。しかし、このオーディオボードには、前記従来例1
のように、ミキサ7の出力側にマスタソフトボリューム
が設けてない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :従来例2のように、ボリュームコントロール可能
なオーディオデバイスが複数存在する場合、全てのオー
ディオデバイスのボリュームを統括して制御するマスタ
ソフトボリュームがないのはユーザから見て使い勝手の
悪いものである。
【0013】(2) :従来例2のように、ソフトウェアで
制御するマスタソフトボリュームが存在しない場合、普
通はそれがないものとしてユーザから見えることはなか
った。この場合、大抵はハードボリュームを操作するこ
とで音量調整を行っていた。しかし、前記ハードボリュ
ームは、ユーザの手の届かない場所に取り付けられてお
り、操作が極めて面倒であった。
【0014】(3) 従来例1のソフトウェア制御部と、従
来例2のソフトウェア制御部はソフトウェアが異なって
いるため、従来例2のオーディオボードを使用可能なパ
ソコンで、従来例1のオーディオボードを制御すること
はできなかった。また、従来例2のソフトウェアで、従
来例1のオーディオボードのマスタソフトボリュームと
同じ機能を実現することはできず、互換性がなかった。
【0015】本発明は、このような従来の課題を解決
し、ソフトウェアで制御可能なマスタソフトボリューム
を備えていないオーディオボードに対して、ソフトウェ
ア制御による仮想的なマスタボリュームを実現すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :オーディオボード1をソフトウェアにより制御す
るソフトウェア制御部2からなり、オーディオボード1
に、複数のオーディオデバイスAD#1〜AD#4と、
各オーディオデバイスAD#1〜AD#4から出力され
た音声信号を入力してミキシングするミキサ7と、各オ
ーディオデバイスAD#1〜AD#4とミキサ7との間
に挿入され、ソフトウェアにより制御される複数のソフ
トボリューム11〜14を備え、ソフトウェア制御部2
により各ソフトボリューム11〜14を個別に制御して
音声信号を調整するオーディオ信号制御装置において、
ソフトウェア制御部2は、ソフトボリューム11〜14
の全てに対して、外部から指示されたマスタボリューム
値を設定して、ミキサ7から出力される音声信号を仮想
的に調整可能にすることで、仮想マスタボリューム25
を実現させる仮想マスタボリューム制御手段を備えてい
る。
【0017】(2) :前記オーディオ信号制御装置におい
て、ソフトウェア制御部2は、オーディオデバイスドラ
イバ部21と、ミキサデバイスドライバ部22とを含
み、オーディオデバイスドライバ部21には、各ソフト
ボリューム11〜14をソフトウェアにより個別に制御
する複数のソフトボリューム制御手段(オーディオデバ
イスドライバADD#1〜ADD#4)を備え、ミキサ
デバイスドライバ部22には、外部からの情報を基に、
各ソフトボリューム毎のボリューム情報の制御及び管理
を行うソフトボリューム情報制御手段を備えている。
【0018】(3) :複数のオーディオデバイスAD#1
〜AD#4と、各オーディオデバイスAD#1〜AD#
4から出力された音声信号を入力してミキシングするミ
キサ7と、各オーディオデバイスAD#1〜AD#4と
ミキサ7との間に挿入され、ソフトウェアにより制御さ
れる複数のソフトボリューム11〜14を備えたオーデ
ィオボード1に対し、ソフトウェア制御により、ソフト
ボリューム11〜14の全てに対して外部から指示され
たマスタボリューム値を設定して、ミキサ7から出力さ
れる音声信号を仮想的に調整可能にすることで、仮想マ
スタボリューム25を実現させるようにした。
【0019】(4) :複数のオーディオデバイスと、各オ
ーディオデバイスから出力された音声信号を入力してミ
キシングするミキサと、各オーディオデバイスとミキサ
との間に挿入され、ソフトウェアにより制御される複数
のソフトボリュームを備えたオーディオボードとが設け
られるコンピュータに、前記ソフトボリュームの全てに
対し、外部から指示されたマスタボリューム値を設定し
て、前記ミキサから出力される音声信号を仮想的に調整
する手順、を実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読取可能な記録媒体。
【0020】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。ミキサデバイスドライバ
部22に対して、外部からオーディオデバイスAD#1
〜AD#4のソフトボリューム設定指示があると、ミキ
サデバイスドライバ部22は、前記指示に従ってソフト
ボリューム11〜14へ設定するソフトボリューム値を
計算し、オーディオデバイスドライバ部21へ送る。
【0021】オーディオデバイスドライバ部21は前記
ソフトボリューム値を受け取ると、指示されたソフトボ
リュームに前記ソフトボリューム値を設定する。この処
理により、該当するソフトボリュームが指示された値に
設定され、該当するオーディオデバイスから出力される
音声信号の音量を調整する。
【0022】また、ミキサデバイスドライバ部22に対
して、外部からマスタボリュームの設定指示があると、
ミキサデバイスドライバ部22は、前記指示に従ってマ
スタボリューム値を計算し、オーディオデバイスドライ
バ部21へ送る。オーディオデバイスドライバ部21は
前記マスタボリューム値を受け取ると、全てのソフトボ
リューム11〜14に対し、指示された値を設定する。
【0023】この処理により、ソフトボリューム11〜
14の全てに対して外部から指示されたマスタボリュー
ム値を設定して、ミキサ7から出力される音声信号の音
量を仮想的に調整可能にすることで、仮想マスタボリュ
ーム25を実現させることができる。
【0024】従って、この仮想マスタボリューム25の
調整により、ミキサ7からスピーカ8へ送られる音声信
号の音量調整が可能となる。以上のようにして、ソフト
ウェアで制御可能なマスタソフトボリュームを備えてい
ないオーディオボードに対して、ソフトウェア制御によ
る仮想的なマスタボリュームを実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する「仮想
マスタボリューム」は、実際には存在しないが、仮想的
に(或いは疑似的に)、従来例1のマスタソフトボリュ
ームと同じ機能を実現させたボリュームのことである。
【0026】 §1:オーディオ信号制御装置の説明・・・図2参照 図2は装置構成図である。オーディオ信号制御装置は、
オーディオデバイスドライバ部21と、ミキサデバイス
ドライバ部22を含み、主制御部23により制御される
ものである。このオーディオ信号制御装置は、例えば、
パーソナルコンピュータ内に設けた装置であり、オーデ
ィオボード1はオプションボードとして提供されている
ものであり、前記パーソナルコンピュータから取り外し
自在のものである。なお、前記主制御部23は、例え
ば、パーソナルコンピュータ内に設けたCPU(中央処
理装置)により構成する。また、前記パーソナルコンピ
ュータにはハードディスク装置、フレキシブルディスク
ドライブ等を備えている。
【0027】オーディオボード1には、CD部3、WA
VE部4、MIDI部5、AUX部6等のオーディオデ
バイスと、ミキサ7と、ハードボリューム9が設けてあ
り、このオーディオボード1の出力をスピーカ8に接続
して使用するものである。
【0028】この場合、前記CD部3、WAVE部4、
MIDI部5、AUX部6とミキサ7との間には、それ
ぞれソフトボリューム11〜14が設けてあり、各オー
ディオデバイスから出力される音声信号の音量をソフト
ウェア制御により調整できるようになっている。また、
ミキサ7の出力側には仮想マスタボリューム25が仮想
的(或いは擬似的)に存在している(実際には存在しな
い)。
【0029】そして、ソフトボリューム11〜14は、
オーディオデバイスドライバ部21のソフトウェア制御
によりボリューム調整できるようになっている。この場
合、ソフトボリューム11〜14は、それぞれオーディ
オデバイス毎に設けたオーディオデバイスドライバAD
D#1〜ADD#4により制御され、各音源毎に音量調
整できるように構成されている。
【0030】また、仮想マスタボリューム25は、ミキ
サデバイスドライバ部22、及びオーディオデバイスド
ライバ部21のソフトウェアにより制御され、ミキサ7
の出力音声信号の音量調整ができるように構成されてい
る。なお、前記各ソフトウェア制御を行う場合、主制御
部23がオーディオデバイスドライバ部21と、ミキサ
デバイスドライバ部22の制御を行う。また、ミキサデ
バイスドライバ部22は内部にメモリ24を備え、この
メモリ24を使用してボリューム情報の管理や制御等を
行う。
【0031】なお、前記ソフトボリューム11〜14
は、例えば、オペアンプ等の増幅器で構成され、ソフト
ウェアからの設定値に応じて利得を変化させることで、
音声信号の音量調整を行うものである。また、前記CD
部3、WAVE部4、MIDI部5、AUX部6は前記
従来例と同じである。
【0032】 §2:オーディオ信号制御装置の制御の説明 以下、前記オーディオ信号制御装置の制御について説明
する。前記ミキサデバイスドライバ部22は、仮想的
(又は、疑似的)にマスタボリュームを実現し、その機
能を提供するドライバである。このミキサデバイスドラ
イバ部22は、マスタボリューム値と、それに対して相
対的なボリューム値となる各オーディオデバイスのボリ
ューム値(ソフトボリューム値)を、メモリ24に格納
し、統括して管理する。
【0033】仮想マスタボリューム25のマスタボリュ
ーム値は、仮想マスタボリューム25がミュートされて
いる場合を除いて、常に各オーディオデバイスの物理ボ
リューム値以上のボリューム値を有している。各デバイ
スのボリューム値は次の通りである。
【0034】Vi:オーディオデバイスの論理ボリュー
ム値、Vr:オーディオデバイスの物理ボリューム値、
Vm:仮想マスタボリューム25のマスタボリューム値
(仮想マスタボリュームの論理ボリューム値)、Vma
x:ボリュームの最大値(常数)とした時、Vi=Vr
×(Vm/Vmax)とする。
【0035】なお、前記Vmaxは、主制御部23が決
定し、ミキサデバイスドライバ部22へ送って、メモリ
24に格納して管理される。また、前記Vm、及びVi
は主制御部23から設定指示する値であり、設定指示す
る際に主制御部23からミキサデバイスドライバ部22
へ送って(オーディオデバイスドライバ部21経由で送
る場合もある)、メモリ24に格納して管理される。
【0036】§3:オーディオデバイスドライバのボリ
ューム設定/取得処理(ミキサデバイスドライバにAP
Iがある場合)の説明・・・図3参照 図3は処理フローチャート1である。以下、図3に基づ
いて、オーディオデバイスドライバのボリューム設定/
取得処理(ミキサデバイスドライバにAPIがある場
合)を説明する。なお、S1〜S6は各処理ステップを
示す。
【0037】(1) :一般的な説明 ミキサデバイスドライバ部22に、各オーディオデバイ
スのボリュームを設定/取得するためのAPI(Applic
ation Programming Interface )を持たせた場合におい
て、次のようにしてオーディオデバイスドライバ部21
のボリューム設定/取得処理を行う。
【0038】各オーディオデバイスのボリューム値(ソ
フトボリューム11〜14に設定するボリューム値)が
設定される場合には、この値がオーディオデバイスの論
理ボリューム値Viと考える。そして、前記式Vi=V
r×(Vm/Vmax)の展開形、すなわち、式Vr=
(Vi×Vmax)/Vmを用いてオーディオデバイス
の物理ボリューム値Vrを求め、この値Vrをオーディ
オデバイスドライバ部21内の指定されたオーディオデ
バイスドライバ(ADD#1〜ADD#4の何れか)に
渡し、ソフトボリューム(11〜14のいずれか該当す
るもの)に設定する。
【0039】また、主制御部23からミキサデバイスド
ライバ部22に対するボリューム値取得要求があった場
合は、ミキサデバイスドライバ部22では内部のメモリ
24に管理しているオーディオデバイスの論理ボリュー
ム値Viを主制御部23に返すようにする。
【0040】(2) :フローチャートによる説明 予め、主制御部23からミキサデバイスドライバ部22
に対し、APIを介してボリュームの最大値(常数)V
maxと、マスタボリューム値Vmを転送し、ミキサデ
バイスドライバ部22がメモリ24に格納し、管理して
いるものとする。
【0041】この状態で、主制御部23からミキサデバ
イスドライバ部22に対し、APIを介してオーディオ
デバイスのボリューム設定指示があった場合(S1)、
ミキサデバイスドライバ部22は、主制御部23からA
PIを介して転送された情報(オーディオデバイスの論
理ボリューム値Vi)を基に、前記式Vi=Vr×(V
m/Vmax)を展開した式Vr=(Vi×Vmax)
/Vmにより、オーディオデバイスの物理ボリューム値
Vrを計算する(S2)。
【0042】この場合、ミキサデバイスドライバ部22
は、主制御部23からViを貰い、VmaxとVmをメ
モリ24から読みだして計算する。また、前記計算は、
指示されたオーディオデバイスについて別々に計算す
る。例えば、CD部3のボリューム値と、MIDI部5
のボリューム値が主制御部23から指示された場合は、
CD部3の物理ボリューム値Vrと、MIDI部5の物
理ボリューム値Vrを別々に計算する。
【0043】次に、ミキサデバイスドライバ部22は前
記計算したオーディオデバイスの物理ボリューム値Vr
をオーディオデバイスドライバ部21の該当するオーデ
ィオデバイスドライバ(前記の例では、ADD#1、及
びADD#3)へ送る。そして、オーディオデバイスド
ライバ部21の該当するオーディオデバイスドライバが
ソフトボリューム(前記の例ではソフトボリューム1
1、及び13)へ前記物理ボリューム値Vrを設定する
(S3)。このようにしてオーディオデバイスドライバ
部21のボリューム設定処理を行う。
【0044】また、前記オーディオデバイスのボリュー
ム設定指示ではなく(S1)、主制御部23からミキサ
デバイスドライバ部22へのオーディオデバイスのボリ
ューム取得指示があった場合は(S4)、ミキサデバイ
スドライバ部22は、内部のメモリ24に格納してある
オーディオデバイスの論理ボリューム値Viを読み出
し、主制御部23へ返す(S5)。
【0045】更に、前記オーディオデバイスのボリュー
ム設定指示ではなく(S1)、主制御部23からミキサ
デバイスドライバ部22へのオーディオデバイスのボリ
ューム取得指示(S4)でもなく、主制御部23からミ
キサデバイスドライバ部22へのその他の指示であった
場合は、その他の処理を行う(S6)。このようにして
オーディオデバイスドライバ部21のボリューム設定値
の取得処理を行う。
【0046】§4:マスタボリューム値の設定/取得処
理(ミキサデバイスドライバにAPIがある場合)の説
明・・・図4参照 図4は処理フローチャート2である。以下、図4に基づ
いて、マスタボリューム値の設定と取得処理(ミキサデ
バイスドライバにAPIがある場合)を説明する。な
お、S11〜S16は各処理ステップを示す。この処理
では、S12、S13がマスタボリューム値の設定処理
(仮想マスタボリューム25の設定処理)であり、S1
4がマスタボリューム値の取得処理である。
【0047】予め、主制御部23からミキサデバイスド
ライバ部22に対し、APIを介してボリュームの最大
値(常数)Vmaxを転送し、この値Vmaxをミキサ
デバイスドライバ部22がメモリ24に格納し、かつオ
ーディオデバイスの論理ボリューム値Viをメモリ24
に格納(前記処理で格納)し、管理しているものとす
る。
【0048】この状態で、主制御部23からミキサデバ
イスドライバ部22に対し、APIを介してマスタボリ
ュームの設定指示があった場合(S11)、ミキサデバ
イスドライバ部22は、主制御部23からAPIを介し
て転送された情報(マスタボリューム値Vm)を基に、
前記式Vi=Vr×(Vm/Vmax)を展開した式V
r=(Vi×Vmax)/Vmにより、オーディオデバ
イスの物理ボリューム値Vrを計算する(S12)。
【0049】この場合、ミキサデバイスドライバ部22
は、主制御部23からVmを貰い、VmaxとViをメ
モリ24から読み出して計算する。また、前記計算は、
指示された情報(Vm)に基づき、全てのオーディオデ
バイスについて別々に計算する。この例では、CD部3
のマスタボリューム値と、WAVE部4のマスタボリュ
ーム値と、MIDI部5のマスタボリューム値と、AU
X部6のマスタボリューム値Vmが主制御部23から指
示される(オーディオデバイス毎に全て異なる場合、或
いは一部が異なる場合などがある)ので、これら全ての
オーディオデバイスに対して物理ボリューム値Vrを別
々に計算する。なお、Vmはメモリ24に格納してお
く。
【0050】次に、ミキサデバイスドライバ部22は前
記計算した物理ボリューム値Vrをオーディオデバイス
ドライバ部21の該当するオーディオデバイスドライバ
へ送る(ADD#1〜ADD#4の全てに、それぞれ該
当する値Vrを送る)。そして、オーディオデバイスド
ライバ部21の該当するオーディオデバイスドライバA
DD#1〜ADD#4が、それぞれ該当するソフトボリ
ューム11〜14に前記物理ボリューム値Vrを設定す
る(S13)。
【0051】このようにして、全てのソフトボリューム
11〜14に対し、前記物理ボリューム値Vrを設定す
ると、各ソフトボリューム11〜14は設定値に応じた
音量調整を行うことができ、その結果、ミキサ7からス
ピーカ8へ出力される音声信号が調整可能となる。すな
わち、各ソフトボリューム11〜14は仮想的なマスタ
ボリュームとして機能することになり、この処理によ
り、仮想マスタボリューム25のマスタボリューム設定
処理が行えたことになる。
【0052】また、前記マスタボリュームの設定指示で
はなく(S11)、主制御部23からミキサデバイスド
ライバ部22へのマスタボリュームVmの取得指示があ
った場合は(S14)、ミキサデバイスドライバ部22
は、内部のメモリ24に格納してある現在のマスタボリ
ューム値Vm(論理ボリューム値)を読み出し、主制御
部23へ返す(S15)。
【0053】更に、前記マスタボリュームの設定指示で
はなく(S11)、主制御部23からミキサデバイスド
ライバ部22へのマスタボリュームの取得指示(S1
4)でもなく、主制御部23からミキサデバイスドライ
バ部22へのその他の指示であった場合は、その他の処
理を行う(S16)。このようにしてマスタボリューム
の取得処理を行う。
【0054】§5:オーディオデバイスドライバのボリ
ューム設定/取得処理の説明・・・図5、図6参照 図5は処理フローチャート3、図6は処理フローチャー
ト4である。以下、図5、図6に基づいて、オーディオ
デバイスドライバのボリューム設定/取得処理を説明す
る。なお、S21〜S26、及びS31〜S36は各処
理ステップを示す。
【0055】(1) :一般的な説明 マスタボリューム値が新しい値に設定された場合、論理
ボリューム値であるマスタボリューム値Vmのみ変更し
ても実際の音量は変化しない。そこで、マスタボリュー
ム値Vmが新たに設定された場合は、管理する全てのオ
ーディオデバイスの物理ボリューム値Vrを変更しなけ
ればならない(論理ボリューム値は変更しない)。ま
た、主制御部23からミキサデバイスドライバ部22へ
マスタボリューム値Vmの取得要求があった場合は、ミ
キサデバイスドライバ部22が主制御部23へマスタボ
リューム値Vm(論理ボリューム値)を返すだけでよ
い。
【0056】各オーディオデバイスドライバ部21にボ
リューム値を設定、或いは取得するためのAPIを持た
せる場合、ここで設定/取得されるボリューム値もオー
ディオデバイスの論理ボリューム値Viである。こうす
ることで、オーディオデバイスの物理ボリューム値Vr
が、マスタボリューム値Vmを越えることがなくなる。
【0057】また、ユーザから見て、常にマスタボリュ
ームが存在しているように見える。これは、ミキサデバ
イスドライバ部22と各オーディオデバイスドライバ部
21の両方にボリューム値を設定/取得するためのAP
Iを持たせる場合でも同様の仕様にする。
【0058】各オーディオデバイスドライバ部21にボ
リューム値を設定、或いは取得するためのAPIを持た
せる場合(各オーディオデバイスドライバADD#1〜
ADD#4毎にAPIを持たせる場合)のボリューム値
の設定処理では、ボリューム設定要求の来たオーディオ
デバイスドライバ部21は、ミキサデバイスドライバ部
22に対して、実際にハードウェア(ソフトボリューム
11〜14のハード部分)に設定すべき物理ボリューム
値Vrを要求する。
【0059】ミキサデバイスドライバ部22は、受け取
った論理ボリューム値を前記式Vi=Vr×(Vm/V
max)の展開形、すなわち、式Vr=(Vi×Vma
x)/Vmを用いて計算し、この値Vrをオーディオデ
バイスドライバ部21に返す。また、ボリューム値の取
得の場合でも、ミキサデバイスドライバ部22から論理
ボリューム値をもらい、その値を主制御部23へ返すよ
うにする。
【0060】(2) :フローチャートによるオーディオデ
バイスドライバ部21のボリューム設定/取得処理(オ
ーディオデバイスドライバ部21にAPIがある場合)
の説明・・・図5参照 主制御部23からオーディオデバイスドライバ部21へ
オーディオデバイスのボリューム設定指示があると(S
21)、オーディオデバイスドライバ部21はミキサデ
バイスドライバ部22にハードに設定すべき値(オーデ
ィオデバイスの物理ボリューム値Vr)を問い合わせる
(S22)。この時、オーディオデバイスドライバ部2
1は主制御部23から受け取ったオーディオデバイスの
論理ボリューム値Viをミキサデバイスドライバ部22
へ送る。
【0061】ミキサデバイスドライバ部22は、受け取
ったオーディオデバイスの論理ボリューム値Viを基
に、前記式Vi=Vr×(Vm/Vmax)の展開形、
すなわち、式Vr=(Vi×Vmax)/Vmを用いて
Vrを計算し、この値Vrをオーディオデバイスドライ
バ部21に返す。オーディオデバイスドライバ部21の
該当するオーディオデバイスドライバ(ADD#1〜A
DD#4のいずれか)は、前記ミキサデバイスドライバ
部22から受け取った値Vrを実際に該当するソフトボ
リューム(11〜14のいずれか)のハードに設定する
(S23)。このようにしてオーディオデバイスドライ
バ部21のボリューム設定処理を行う。
【0062】また、オーディオデバイスのボリューム設
定ではなく(S21)、主制御部23からオーディオデ
バイスドライバ部21へオーディオデバイスのボリュー
ム取得指示であった場合は(S24)、オーディオデバ
イスドライバ部21からミキサデバイスドライバ部22
に返す値を問い合わせる(S25)。すなわち、オーデ
ィオデバイスドライバ部21はオーディオデバイスの論
理ボリューム値Viを持たないので、ミキサデバイスド
ライバ部22へ問い合わせる。そして、オーディオデバ
イスドライバ部21はミキサデバイスドライバ部22か
ら受け取ったオーディオデバイスの論理ボリューム値V
iを主制御部23へ返す。
【0063】更に、オーディオデバイスのボリューム設
定ではなく(S21)、主制御部23からオーディオデ
バイスドライバ部21へオーディオデバイスのボリュー
ム取得指示でなく(S24)、その他の指示であれば、
その他の処理を行う(S26)。
【0064】(3) :ミキサデバイスドライバ部22の詳
細な処理説明・・・図6参照 図6は、図5に示した処理中、ミキサデバイスドライバ
部22の詳細な処理を示したフローチャートである。以
下、図6に基づいてミキサデバイスドライバ部22の詳
細な処理を説明する。
【0065】ミキサデバイスドライバ部22は、オーデ
ィオデバイスドライバ部21からハードに設定すべき値
の問い合わせがあれば(S31)、受け取った値Viを
用いて、式Vr=(Vi×Vmax)/VmによりVr
を計算し(S32)、その値Vrをオーディオデバイス
ドライバ部21に返す(S33)。なお、ミキサデバイ
スドライバ部22は前記計算を行う際、Vm、Vmax
の値は内部のメモリ24から読み出して使用する。
【0066】また、ミキサデバイスドライバ部22は、
オーディオデバイスドライバ部21からの問い合わせ
が、ハードに設定すべき値Vrの問い合わせでなく(S
31)、主制御部23へ返す値Viの問い合わせであれ
ば(S34)、内部のメモリ24から読み出した値Vi
をオーディオデバイスドライバ部21へ返す(S3
5)。また、前記S34の処理で、返す値の問い合わせ
でなく、他の指示であれば、その他の処理を行う(S3
6)。
【0067】§6:他の装置構成例の説明・・・図7参
照 図7は他の装置構成図である。前記装置は例えば、図7
に示したような構成でも実施可能である(具体的構成
例)。この例では、ミキサデバイスドライバ部22をミ
キサDLL27と(DLL:Dynamic Link Library)、
ミキサドライバ28で構成する。そして、ミキサDLL
27により仮想マスタボリューム25(実際には存在し
ないが、仮想的に実現するもの)を制御する。なお、他
の構成は前記図2の装置と同じである。
【0068】前記構成において、ミキサDLL27が本
発明の機能部分(前記ミキサデバイスドライバ部22に
相当する)であり、ミキサドライバ28はOSとのイン
ターフェースのためのモジュールである。また、前記主
制御部23は、パソコンのOS(オペレーティングシス
テム)と、アプリケーションAと、アプリケーションB
を含んでいる。
【0069】なお、前記OSとしては、例えば、「Wi
ndows95」であり、前記アプリケーションAとし
ては、例えば、「Windows3.1」用のボリュー
ム調整アプリケーションであり、アプリケーションBと
しては、例えば、「Windows95」用のボリュー
ム調整アプリケーションである(但し、Windows
3.1、及びWindows95は、米国、マイクロソ
フト社の登録商標)。
【0070】§7:記録媒体とプログラムの説明 前記オーディオデバイスドライバ部21と、ミキサデバ
イスドライバ部22を含むオーディオ信号制御装置は、
オーディオボード1に対して前記のような制御(ソフト
ボリュームの全てに対し、外部から指示されたマスタボ
リューム値を設定して、ミキサから出力される音声信号
を仮想的に調整する制御)を行う。前記制御は、例え
ば、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ内のCP
Uがプログラムを実行することにより次のようにして実
現する。
【0071】前記コンピュータにはハードディスク装置
が設けてあり、このハードディスク装置の記録媒体(ハ
ードディスク)に、前記オーディオ信号制御装置の制御
を実現するためのプログラムを格納しておく。そして、
前記オーディオ信号制御を行う場合は、CPUの制御に
よりハードディスク装置の記録媒体に格納されている前
記プログラムを読み出して前記コンピュータ本体内のメ
モリに取り込む。
【0072】その後、前記CPUが前記メモリに格納し
てあるプログラムの内、必要なプログラムから順次読み
出して実行することにより、前記制御を行う。なお、前
記ハードディスク装置の記録媒体に格納するプログラム
は、次のようにして記録(記憶)する。
【0073】:フレキシブルディスク(フロッピィデ
ィスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成
したプログラムデータ)を、コンピュータに設けたフレ
キシブルディスクドライブ装置により読み取り、ハード
ディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納す
る。
【0074】:光磁気ディスク、或いはCD−ROM
等の記憶媒体に格納されているデータを、前記コンピュ
ータに設けたドライブ装置により読み取り、ハードディ
スク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0075】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたデータを前記コンピュータ本体で受信
し、そのデータをハードディスク装置の記録媒体(ハー
ドディスク)に格納する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :ボリュームコントロール可能なオーディオデバイ
スが複数存在した場合、全てのオーディオデバイスのボ
リュームを統括して制御するマスタボリュームがないの
はユーザから見て使い勝手の悪いものである。このた
め、ソフトウェアで制御可能なマスタボリュームを持っ
ていない装置に本発明の装置を使用すれば、より快適な
環境をユーザに提供することができる。
【0077】(2) :ソフトウェアで制御可能なマスタボ
リュームを持っていない装置において、全てのオーディ
オデバイスのボリュームを統括して制御するマスタソフ
トボリュームを、ソフトウェアで制御可能な仮想マスタ
ボリュームとして実現することができる。従って、ボリ
ュームコントロール可能なオーディオデバイスが複数存
在する場合、全てのオーディオデバイスのボリュームを
統括して制御するマスタソフトボリュームがないのはユ
ーザから見て使い勝手の悪いものであるが、本発明によ
れば、このような問題が解決され、使い勝手の良い装置
が実現できる。
【0078】(3) 前記のように、従来例1のソフトウェ
ア制御部と、従来例2のソフトウェア制御部はソフトウ
ェアが異なっているため、従来例2のオーディオボード
を使用可能なパソコンで、従来例1のオーディオボード
を制御することはできなかった。また、従来例2のソフ
トウェアで、従来例1のオーディオボードのマスタソフ
トボリュームと同じ機能を実現することはできず、互換
性がなかった。
【0079】しかし、本発明によれば、実在しないマス
タボリュームを仮想マスタボリュームとして実現するこ
とができるので、ハード、及びソフト面で十分互換性の
ある装置が実現する。
【0080】前記効果の外、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (4) :請求項1では、ソフトウェア制御部は、ソフトボ
リュームの全てに対して、外部から指示されたマスタボ
リューム値を設定して、ミキサから出力される音声信号
を仮想的に調整可能にすることで、仮想マスタボリュー
ムを実現させる仮想マスタボリューム制御手段を備えて
いる。
【0081】従って、ソフトウェアで制御可能なマスタ
ソフトボリュームを備えていないオーディオボードに対
して、ソフトウェア制御による仮想的なマスタボリュー
ムを実現することができる。
【0082】(5) :請求項2では、ソフトウェア制御部
は、オーディオデバイスドライバ部と、ミキサデバイス
ドライバ部とを含み、オーディオデバイスドライバ部に
は、各ソフトボリュームをソフトウェアにより個別に制
御する複数のソフトボリューム制御手段を備え、ミキサ
デバイスドライバには、外部からの情報を基に、各ソフ
トボリューム毎のボリューム情報の制御及び管理を行う
ソフトボリューム情報制御手段を備えている。
【0083】このようにすれば、前記各制御手段がオー
ディオボードを制御して仮想マスタボリュームを実現す
ることができる。 (6) :請求項3では、仮想マスタボリューム制御方法に
おいて、複数のオーディオデバイスと、各オーディオデ
バイスから出力された音声信号を入力してミキシングす
るミキサと、各オーディオデバイスとミキサとの間に挿
入され、ソフトウェアにより制御される複数のソフトボ
リュームを備えたオーディオボードに対し、ソフトウェ
ア制御により、前記ソフトボリュームの全てに対して外
部から指示されたマスタボリューム値を設定して、前記
ミキサから出力される音声信号を仮想的に調整可能にす
ることで、仮想マスタボリュームを実現させている。
【0084】従って、ソフトウェアで制御可能なマスタ
ボリュームを持っていない装置において、全てのオーデ
ィオデバイスのボリュームを統括して制御するマスタソ
フトボリュームを、ソフトウェアで制御可能な仮想マス
タボリュームとして実現することができる。従って、ボ
リュームコントロール可能なオーディオデバイスが複数
存在する場合、全てのオーディオデバイスのボリューム
を統括して制御するマスタソフトボリュームがないのは
ユーザから見て使い勝手の悪いものであるが、本発明に
よれば、このような問題が解決され、使い勝手の良い装
置が実現できる。
【0085】(7) :請求項4では、前記記録媒体に記録
されているプログラムを読み出して実行することによ
り、ソフトボリュームの全てに対して、外部から指示さ
れたマスタボリューム値を設定して、ミキサから出力さ
れる音声信号を仮想的に調整可能にすることで、仮想マ
スタボリュームを実現させる。
【0086】従って、ソフトウェアで制御可能なマスタ
ソフトボリュームを備えていないオーディオボードに対
して、ソフトウェア制御による仮想的なマスタボリュー
ムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における装置構成図である。
【図3】実施の形態における処理フローチャート1であ
る。
【図4】実施の形態における処理フローチャート2であ
る。
【図5】実施の形態における処理フローチャート3であ
る。
【図6】実施の形態における処理フローチャート4であ
る。
【図7】実施の形態における他の装置構成図である。
【図8】従来例1の説明図である。
【図9】従来例2の説明図である。
【符号の説明】
1 オーディオボード 7 ミキサ 8 スピーカ 9 ハードボリューム 11〜14 ソフトボリューム 15 マスタソフトボリューム 21 オーディオデバイスドライバ部 22 ミキサデバイスドライバ部 23 主制御部 25 仮想マスタボリューム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオボードをソフトウェアにより制
    御するソフトウェア制御部からなり、前記オーディオボ
    ードに複数のオーディオデバイスと、各オーディオデバ
    イスから出力された音声信号を入力してミキシングする
    ミキサと、各オーディオデバイスとミキサとの間に挿入
    され、ソフトウェアにより制御される複数のソフトボリ
    ュームを備え、前記ソフトウェア制御部により各ソフト
    ボリュームを個別に制御して音声信号を調整するオーデ
    ィオ信号制御装置において、 前記ソフトウェア制御部は、前記ソフトボリュームの全
    てに対して、外部から指示されたマスタボリューム値を
    設定して、ミキサから出力される音声信号を仮想的に調
    整可能にすることで、仮想マスタボリュームを実現させ
    る仮想マスタボリューム制御手段を備えていることを特
    徴としたオーディオ信号制御装置。
  2. 【請求項2】前記ソフトウェア制御部は、オーディオデ
    バイスドライバ部と、ミキサデバイスドライバ部とを含
    み、オーディオデバイスドライバ部には、前記各ソフト
    ボリュームをソフトウェアにより個別に制御する複数の
    ソフトボリューム制御手段を備え、ミキサデバイスドラ
    イバ部には、外部からの情報を基に、各ソフトボリュー
    ム毎のボリューム情報の制御及び管理を行うソフトボリ
    ューム情報制御手段を備えていることを特徴とした請求
    項1記載のオーディオ信号制御装置。
  3. 【請求項3】複数のオーディオデバイスと、各オーディ
    オデバイスから出力された音声信号を入力してミキシン
    グするミキサと、各オーディオデバイスとミキサとの間
    に挿入され、ソフトウェアにより制御される複数のソフ
    トボリュームを備えたオーディオボードに対し、 ソフトウェア制御により、前記ソフトボリュームの全て
    に対して外部から指示されたマスタボリューム値を設定
    して、前記ミキサから出力される音声信号を仮想的に調
    整可能にすることで、仮想マスタボリュームを実現させ
    ることを特徴とした仮想マスタボリューム制御方法。
  4. 【請求項4】複数のオーディオデバイスと、各オーディ
    オデバイスから出力された音声信号を入力してミキシン
    グするミキサと、各オーディオデバイスとミキサとの間
    に挿入され、ソフトウェアにより制御される複数のソフ
    トボリュームを備えたオーディオボードとが設けられる
    コンピュータに、 前記ソフトボリュームの全てに対し、外部から指示され
    たマスタボリューム値を設定して、前記ミキサから出力
    される音声信号を仮想的に調整する手順、 を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読取可能な記録媒体。
JP9222291A 1996-09-19 1997-08-19 オーディオ信号制御装置、仮想マスタボリューム制御方法、及び記録媒体 Withdrawn JPH10149274A (ja)

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