JP3931028B2 - オーディオシステム及び音量調節方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ホスト機器とオーディオ機器とがUSB等のインタフェースを介して接続されたオーディオシステムに関し、特に、オーディオ機器にて出力される楽曲音の音量を適切に調節することのできるオーディオシステム及び音量調節方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パーソナルコンピュータ等のホスト機器に接続されて使用されるプリンタやモデム等の電子機器が知られている。このような電子機器は、例えば、RS232Cやセントロニクス等のインタフェースを備えており、所定のケーブルを介してホスト機器と接続され、ホスト機器からの制御等に従って動作する。
最近では、ホスト機器に採用されたインタフェース規格としてUSB(Universal Serial Bus)等が注目されている。このUSBは、ホスト機器において導入されている一般的なOS(Operating System)にてサポートされており、電子機器の電源を入れたままで接続できるホット・プラグ・インや、電子機器を使用するための設定を自動的に行えるプラグ・アンド・プレイが特徴となっている。
【0003】
このUSBは、マルチメディアデバイスに分類される電子機器を想定した「アイソクロナス(Isochronous)転送」をサポートしており、例えば、ホスト機器からオーディオ機器(電子機器)に向けて、リアルタイムにオーディオデータを送信することができる。この際、USBにより送られるオーディオデータがデジタルデータであるため、ノイズ等の影響を受けにくく、オーディオ機器にて高音質の楽曲音を出力することができる。
【0004】
図3に、このようなUSBインタフェースを使用したオーディオシステムの模式図を示す。図示するように、オーディオシステムは、ホスト機器101と、オーディオ機器102とがUSBケーブル103を介して接続されて構成される。
ホスト機器101は、所定のパーソナルコンピュータ等からなり、実行されるオーディオアプリケーション(ソフトウエア)等に従って、USBケーブル103を介してオーディオ機器102に向けてオーディオデータ等を送信する。
一方、オーディオ機器102は、USBインタフェースを備えた電子機器であり、ホスト機器101から送られるオーディオデータ等を順次受信し、受信したオーディオデータをオーディオ信号に変換した後に、スピーカ等を介して楽曲音として出力する。
【0005】
以下、このような従来のオーディオシステムの動作について図4を参照して説明する。図4は、ホスト機器101等において実行される楽曲データ再生処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ホスト機器101は、利用者等の指示に従って所定のオーディオアプリケーションを起動する(ステップS101)。
ホスト機器101は、オーディオアプリケーションにおいて、再生対象となる楽曲データの一覧をディスプレイ等に表示し、キーボートやマウス等を介して任意の楽曲データの再生指示を取得する(ステップS102)。
【0006】
ホスト機器101は、現在設定されている音量値に従って楽曲データを再生し、再生により得られたオーディオデータを、USBケーブル103を介してオーディオ機器102に供給する(ステップS103)。
一方、オーディオ機器102は、ホスト機器101から送られたオーディオデータを受信すると、受信したオーディオデータをオーディオ信号に変換した後に、スピーカ等を介して楽曲音として出力する(ステップS104)。なおこの際、オーディオ機器102は、自己に現在設定されている音量値に従った楽曲音を出力する。
【0007】
このように、オーディオシステムは、ホスト機器101にて楽曲データを再生することにより得られたオーディオデータをUSBケーブル103を介してオーディオ機器102に供給し、オーディオ機器102にて高品質の楽曲音を出力することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述するような従来のオーディオシステムにおいて、ホスト機器101及びオーディオ機器102にてそれぞれ設定された音量値が適切でないと、利用者が意図しない大音量の楽曲音がオーディオ機器102より出力されてしまう場合があった。
具体的には、ホスト機器101の音量値が一定値よりも大きく設定され、かつ、オーディオ機器102の音量値も一定値よりも大きく設定されている場合に、オーディオ機器102にて大音量の楽曲音が出力されてしまう。すなわち、ホスト機器101にて大きめの音量のオーディオデータが生成され、生成されたオーディオデータがオーディオ機器102に供給される。そして、オーディオ機器102にて、更に音量が高められるため、結果的としてオーディオ機器102のスピーカ等から大音量の楽曲音が出力されてしまう。
【0009】
このように、従来のオーディオシステムでは、ホスト機器101及びオーディオ機器102の音量設定が不適切であっても、無条件に設定された音量に従ってオーディオデータを生成し、そして楽曲音を出力してしまうため、楽曲音が利用者が意図しない大音量にて出力されてしまうという問題があった。
【0010】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、オーディオ機器から出力される楽曲音の音量を適切に調節することのできるオーディオシステム及び音量調節方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るオーディオシステムは、
ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムであって、
ホスト機器に設定されている音量値を取得する第1の取得手段と、
オーディオ機器に設定されている音量値を取得する第2の取得手段と、
前記第1及び第2の取得手段により取得されたそれぞれの音量値に従って、少なくとも、オーディオ機器に設定されている音量値を、十分小さい音量としてオーディオ機器において予め定められた初期値に変更する音量値変更手段と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るオーディオシステムは、
ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムであって、
ホスト機器は、
自己に設定されている音量値を取得する第1の取得手段と、
オーディオ機器から送られた音量値を取得する第2の取得手段と、
前記第1及び第2の取得手段により取得されたそれぞれの音量値に従って、音量値の変更をオーディオ機器に指示する指示手段と、を備え、
オーディオ機器は、
自己に設定されている音量値を取得してホスト機器に送信する送信手段と、
前記指示手段による指示に応じて、自己に設定されている音量値を、十分小さい音量として自己に予め定められた初期値に変更する変更手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るオーディオシステムは、
ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムであって、
ホスト機器は、
自己に設定されている音量値を取得する第1の取得手段と、
オーディオ機器に設定されている音量値の送信を依頼する依頼手段と、
前記依頼手段による依頼に応じてオーディオ機器から送られた音量値を受信する音量値受信手段と、
前記第1の取得手段により取得された音量値及び、前記音量値受信手段により受信された音量値が予め定められた基準値を超えている場合に、音量値の変更をオーディオ機器に指示する指示手段と、
自己に設定されている音量値に従ったオーディオデータを生成する生成手段と、
前記生成手段が生成したオーディオデータをオーディオ機器に送信するオーディオデータ送信手段と、を備え、
オーディオ機器は、
前記依頼手段による依頼に応じて、自己に設定されている音量値を取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された音量値をホスト機器に送信する音量値送信手段と、
前記指示手段による指示に応じて、自己に設定されている音量値を、十分小さい音量として自己に予め定められた初期値に変更する変更手段と、
前記オーディオデータ送信手段により送られたオーディオデータをオーディオ信号に変換する変換手段と、
前記変換手段により変換されたオーディオ信号を、自己に設定されている音量値に従った楽曲音として出力する楽曲音出力手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る音量調節方法は、
ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムにおける音量調節方法であって、
ホスト機器に設定されている音量値を取得する第1の取得ステップと、
オーディオ機器に設定されている音量値を取得する第2の取得ステップと、
前記第1及び第2の取得ステップにて取得されたそれぞれの音量値に従って、少なくとも、オーディオ機器に設定されている音量値を、十分小さい音量としてオーディオ機器において予め定められた初期値に変更する音量値変更ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかるオーディオシステムについて、以下図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、この発明の実施の形態に適用されるオーディオシステムの構成の一例を示すブロック図である。図示するように、オーディオシステムは、ホスト機器1と、オーディオ機器2とが、USBケーブル3を介して接続されて構成される。
【0021】
ホスト機器1は、所定のパーソナルコンピュータ等からなり、メモリ11と、ハードディスク12と、キーボード/マウス13と、CPU14と、グラフィックコントローラ15と、ディスプレイ16と、USB端子17と、USBコントローラ18とを含んで構成される。
【0022】
メモリ11は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなり、例えば、キーボード/マウス13を介して利用者により設定された音量値等を記憶する。
【0023】
ハードディスク12は、磁気ディスクユニット等からなり、OS(Operating System)等の基本ソフトウェア及び、後述するオーディオデータ出力処理を含むアプリケーションソフトウェアを記憶する。
また、ハードディスク12は、再生対象となる所定フォーマットの音楽ファイル(楽曲データ)を複数記憶する。
【0024】
キーボード/マウス13は、利用者に操作される入力デバイスであり、利用者の操作に従った指示情報をCPU14に供給する。
【0025】
CPU(Central Processing Unit)14は、ホスト機器1全体を制御するための処理装置である。
具体的にCPU14は、ハードディスク12に記憶されている任意の楽曲データを再生し、メモリ11に記憶されている音量値(設定音量値)に従ったオーディオデータを生成する。CPU14は、生成したオーディオデータをUSBコントローラ18に供給することにより、USBケーブル3を介してオーディオ機器2にオーディオデータを送信する。
また、CPU14は、オーディオ機器2にて現在設定されている音量値を取得するために、音量値の送信を依頼する依頼データをUSBコントローラ18を介してオーディオ機器2に供給し、そして、オーディオ機器2から送られた音量値をUSBコントローラ18を介して受信する。
更に、CPU14は、オーディオ機器2の音量値を調節するために、音量値の変更を指示する指示データをUSBコントローラ18を介してオーディオ機器2に供給する。
【0026】
グラフィックコントローラ15は、CPU14に制御され、ディスプレイ16に表示するための文字や画像等の基となる表示用データを生成する。グラフィックコントローラ15は、生成した表示用データをディスプレイ16に供給する。
【0027】
ディスプレイ16は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等からなり、グラフィックコントローラ15から供給された表示用データに従って文字や画像等を表示する。
【0028】
USB端子17は、所定形状のコネクタ等からなり、USBケーブル3の一端と着脱自在に接合する。
【0029】
USBコントローラ18は、USB規格に従った通信を制御するコントローラであり、CPU14に制御され、生成したオーディオデータ(アイソクロナス転送のフレーム等)をUSBケーブル3等を介してオーディオ機器2に供給する。
【0030】
一方、オーディオ機器2は、USB端子21と、マイコン22と、DAC23と、電子ボリューム24と、アンプ回路25と、スピーカ26とを含んで構成される。
【0031】
USB端子21は、所定形状のコネクタ等からなり、USBケーブル3の一端と着脱自在に接合する。
【0032】
マイコン22は、CPU、ROM及びRAM等を含んで構成され、オーディオ機器2全体を制御する。
すなわち、マイコン22は、USBケーブル3を介してホスト機器1から供給されたオーディオデータ等を受信し、受信したオーディオデータをDAC23に供給する。
また、マイコン22は、USBケーブル3を介してホスト機器1から供給された依頼データ等に従って、電子ボリューム24に現在設定されている音量値を取得し、この音量値を示す情報をUSBケーブル3を介してホスト機器1に送信する。
更に、マイコン22は、USBケーブル3を介してホスト機器1から供給された指示データ等に従って、電子ボリューム24の音量値の設定を変更する。
【0033】
DAC(デジタル/アナログコンバータ)23は、マイコン22から送られたオーディオデータ(デジタルデータ)をアナログ信号に変換し、変換したオーディオ信号(アナログ信号)を電子ボリューム24に供給する。
【0034】
電子ボリューム24は、マイコン22に制御され、設定された音量値に従って、DAC23から供給されたオーディオ信号を増幅又は減衰させる。電子ボリューム24は、増幅等したオーディオ信号をアンプ回路25に供給する。
【0035】
アンプ回路25は、電子ボリューム24を介してDAC23から供給されたオーディオ信号を適宜増幅して、スピーカ26に供給する。
【0036】
スピーカ26は、アンプ回路25を介して供給されたオーディオ信号に従って、所定の音声(楽曲音等)を発する。
【0037】
以下、この発明の実施の形態に係るオーディオシステムの動作について、図2を参照して説明する。
図2は、ホスト機器1にてCPU14が実行するオーディオデータ出力処理及び、オーディオ機器2にてマイコン22が実行する楽曲音出力処理を説明するためのフローチャートである。
このオーディオデータ出力処理及び楽曲音出力処理は、ホスト機器1及びオーディオ機器2がUSBケーブル3を介して接続された後に、ホスト機器1にて所定のオーディオアプリケーションが起動された後に開始される。
【0038】
まず、ホスト機器1のCPU14は、任意の楽曲データの再生指示を取得する(ステップS11)。例えば、CPU14は、再生対象となる楽曲データの一覧等をグラフィックコントローラ15を介してディスプレイ16に表示すると共に、キーボード/マウス13を介して利用者が入力した任意の楽曲データの再生指示を取得する。
【0039】
CPU14は、自己(ホスト機器1)に設定されている現在の音量値を取得する(ステップS12)。すなわち、CPU14は、メモリ11に記憶されている音量値を取得する。
【0040】
CPU14は、取得した音量値が予め最大と定められた値となっているか否かを判別する(ステップS13)。
【0041】
CPU14は、音量値が最大でないと判別した場合、後述するステップS21に処理を進める。一方、音量値が最大であると判別した場合、CPU14は、オーディオ機器2に現在の音量値の送信を依頼する(ステップS14)。すなわち、CPU14は、音量値の送信を依頼するための依頼データをUSBコントローラ18を介してオーディオ機器2に供給する。
【0042】
一方、オーディオ機器2のマイコン22は、依頼データを受信したか否かを判別し(ステップS31)、依頼データを受信したと判別した場合に、自己(オーディオ機器2)に設定されている現在の音量値を取得する(ステップS32)。すなわち、マイコン22は、電子ボリューム24にて現在設定されている音量値を電子ボリューム24から取得する。
なお、ステップS31にて依頼データを受信していないと判別した場合に、マイコン22は、後述するステップS36に処理を進める。
【0043】
音量値を取得すると、マイコン22は、音量値を示す情報をUSBケーブル3を介してホスト機器1に送信する(ステップS33)。
【0044】
オーディオ機器2から音量値が送られると、CPU14は、送信された音量値を取得し(ステップS15)、取得したオーディオ機器2の音量値が一定値以上であるか否かを判別する(ステップS16)。
【0045】
CPU14は、音量値が一定値以上でないと判別した場合、後述するステップS21に処理を進める。一方、音量値が一定値以上であると判別した場合、CPU14は、グラフィックコントローラ15を介して所定の警告メッセージ及び、確認ダイアログをディスプレイ16に表示する(ステップS17)。例えば、CPU14は、「オーディオ機器にて出力されるサウンドのボリュームが大きすぎます。」といった警告メッセージ及び、「このまま、出力しますか?<はい,いいえ>」等の確認ダイアログをディスプレイ16に表示する。
【0046】
CPU14は、確認入力がなされたか否かを判別する(ステップS18)。すなわち、CPU14は、ディスプレイ16に表示された確認ダイアログにてこのまま出力する旨がキーボード/マウス13を介して確認されたか否かを判別する。
【0047】
CPU14は、確認入力がなされたと判別した場合、後述するステップS21に処理を進める。一方、確認入力がなされていないと判別した場合、CPU14は、確認ダイアログの表示から一定時間が経過したかを判別する(ステップS19)。
【0048】
CPU14は、一定時間が経過していないと判別した場合、ステップS18に処理を戻し、再度、確認入力の有無を判別する。一方、一定時間が経過したと判別した場合、CPU14は、オーディオ機器2に初期値への音量値の変更を指示する(ステップS20)。すなわち、CPU14は、音量値の変更を指示するための指示データをUSBコントローラ18を介してオーディオ機器2に供給する。
【0049】
ホスト機器1から指示データが送られると、マイコン22は、指示データを受信したことを判別し(ステップS34)、電子ボリューム24を制御して、音量値を初期値に変更する(ステップS35)。なお、ステップS34にて指示データを受信していないと判別した場合、マイコン22は、後述するステップS36に処理を進める。
【0050】
CPU14は、オーディオ機器2に指示データを送信した後に、現在自己に設定されている音量値にて楽曲データを再生し、再生により得られたオーディオデータをオーディオ機器2に供給する(ステップS21)。
【0051】
ホスト機器1からオーディオデータが送られると、マイコン22は、オーディオデータを受信したことを判別し(ステップS36)、受信したオーディオデータをオーディオ信号に変換した後に、スピーカ26等を介して楽曲音として出力する(ステップS37)。この際、マイコン22は、電子ボリューム24に現在設定されている音量値に従った楽曲音を出力する。
なお、ステップS36にてオーディオデータを受信していないと判別した場合、マイコン22は、ステップS31に処理を戻し、上述のステップS31〜S36の処理を繰り返し実行する。
【0052】
このように、ホスト機器1にて、自己の設定音量値及びオーディオ機器2の設定音量値が適切であるか否かが判別され、このままオーディオデータをオーディオ機器2に供給しても、オーディオ機器2にて大音量の楽曲音が出力されないことが確認される。
この際、双方の設定音量値が不適切で、大音量の楽曲音が出力されてしまうと判別すると、ホスト機器1は、このまま出力するか否かを確認する確認ダイアログをディスプレイ16に表示する。そして、利用者の確認が得られなかった場合に、利用者の意図しない大音量の楽曲音を出力しないために、ホスト機器1は、音量値を初期値(十分小さい音量)に変更すべきことをオーディオ機器2に指示する。
この結果、オーディオ機器から出力される楽曲音の音量を適切に調節することができる。
【0053】
上記の実施の形態では、大音量の楽曲音を出力しないために、オーディオ機器2側の音量値を変更したが、ホスト機器1側の音量値を変更してもよい。また、ホスト機器1及びオーディオ機器2双方の音量値を変更してもよい。
【0054】
また、ホスト機器1側が、自己の設定音量値及びオーディオ機器2の設定音量値を取得して、オーディオ機器2の音量値等を変更したが、逆に、オーディオ機器2側が、自己の設定音量値及びホスト機器1の設定音量値を取得して、自己の音量値等を変更してもよい。
【0055】
また、上記の実施の形態では、ホスト機器1及びオーディオ機器2がUSBインタフェースを介して接続されたオーディオシステムについて説明したが、ホスト機器1及びオーディオ機器2を接続するインタフェースは、USBに限られず任意である。例えば、IEEE1394等のようなインタフェースであってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オーディオ機器にて出力される楽曲音の音量を適切に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオーディオシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るオーディオデータ出力処理及び、楽曲音出力処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来のオーディオシステムの構成の一例を示す模式図である。
【図4】従来のオーディオシステムにおけるホスト機器等にて実行される楽曲データ再生処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホスト機器
2 オーディオ機器
3 USBケーブル
11 メモリ
12 ハードディスク
13 キーボード/マウス
14 CPU
15 グラフィックコントローラ
16 ディスプレイ
17 USB端子
18 USBコントローラ
21 USB端子
22 マイコン
23 DAC
24 電子ボリューム
25 アンプ回路
26 スピーカ

Claims (4)

  1. ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムであって、
    ホスト機器に設定されている音量値を取得する第1の取得手段と、
    オーディオ機器に設定されている音量値を取得する第2の取得手段と、
    前記第1及び第2の取得手段により取得されたそれぞれの音量値に従って、少なくとも、オーディオ機器に設定されている音量値を、十分小さい音量としてオーディオ機器において予め定められた初期値に変更する音量値変更手段と、
    を備えることを特徴とするオーディオシステム。
  2. ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムであって、
    ホスト機器は、
    自己に設定されている音量値を取得する第1の取得手段と、
    オーディオ機器から送られた音量値を取得する第2の取得手段と、
    前記第1及び第2の取得手段により取得されたそれぞれの音量値に従って、音量値の変更をオーディオ機器に指示する指示手段と、を備え、
    オーディオ機器は、
    自己に設定されている音量値を取得してホスト機器に送信する送信手段と、
    前記指示手段による指示に応じて、自己に設定されている音量値を、十分小さい音量として自己に予め定められた初期値に変更する変更手段と、を備える、
    ことを特徴とするオーディオシステム。
  3. ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムであって、
    ホスト機器は、
    自己に設定されている音量値を取得する第1の取得手段と、
    オーディオ機器に設定されている音量値の送信を依頼する依頼手段と、
    前記依頼手段による依頼に応じてオーディオ機器から送られた音量値を受信する音量値受信手段と、
    前記第1の取得手段により取得された音量値及び、前記音量値受信手段により受信された音量値が予め定められた基準値を超えている場合に、音量値の変更をオーディオ機器に指示する指示手段と、
    自己に設定されている音量値に従ったオーディオデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成したオーディオデータをオーディオ機器に送信するオーディオデータ送信手段と、を備え、
    オーディオ機器は、
    前記依頼手段による依頼に応じて、自己に設定されている音量値を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得された音量値をホスト機器に送信する音量値送信手段と、
    前記指示手段による指示に応じて、自己に設定されている音量値を、十分小さい音量として自己に予め定められた初期値に変更する変更手段と、
    前記オーディオデータ送信手段により送られたオーディオデータをオーディオ信号に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換されたオーディオ信号を、自己に設定されている音量値に従った楽曲音として出力する楽曲音出力手段と、を備える、
    ことを特徴とするオーディオシステム。
  4. ホスト機器とオーディオ機器とが所定のインタフェースを介して接続され、ホスト機器での音量値に応じて生成されたオーディオデータが、オーディオ機器での音量値に応じた楽曲音として出力されるオーディオシステムにおける音量調節方法であって、
    ホスト機器に設定されている音量値を取得する第1の取得ステップと、
    オーディオ機器に設定されている音量値を取得する第2の取得ステップと、
    前記第1及び第2の取得ステップにて取得されたそれぞれの音量値に従って、少なくとも、オーディオ機器に設定されている音量値を、十分小さい音量としてオーディオ機器において予め定められた初期値に変更する音量値変更ステップと、
    を備えることを特徴とする音量調節方法。
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