JPH10148332A - セラミック製発熱体およびその製造方法 - Google Patents

セラミック製発熱体およびその製造方法

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JPH10148332A
JPH10148332A JP30654396A JP30654396A JPH10148332A JP H10148332 A JPH10148332 A JP H10148332A JP 30654396 A JP30654396 A JP 30654396A JP 30654396 A JP30654396 A JP 30654396A JP H10148332 A JPH10148332 A JP H10148332A
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JP
Japan
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heating element
silicon nitride
melting point
sintered body
ceramic
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Application number
JP30654396A
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English (en)
Inventor
Arihito Tanaka
有仁 田中
Chihiro Sakurai
千尋 桜井
Toshitsugu Miura
俊嗣 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック製発熱体の高温化を図るとともに
自己温度制御性能を得、しかもセラミックの割れを防
ぎ、耐久性を向上し、コスト低減を図る。 【解決手段】 窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体3
1に融点が2000℃以上である高融点金属11を巻付
け、これらを窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体とほ
ぼ同材質の窒化ケイ素質粉体30A中に埋設する。16
50℃ないし1950℃間の温度と20MPa以上の圧
力とでホットプレス焼成を行うことにより、窒化ケイ素
質部分の相対密度が96%以上となる窒化ケイ素質焼結
体30中に高融点金属11を埋設したセラミック製発熱
体12を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディーゼルエンジン
の始動補助用グロープラグ等に使用するセラミック製発
熱体およびその製造方法に関し、特に排ガス規制対応の
ディーゼルエンジンでの使用が可能となるような高温発
熱用として機能するセラミック製発熱体および自己温度
制御性能を備えたセラミック製発熱体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの始動補助に用いる
グロープラグにおいて、発熱体として従来一般には、ニ
ッケルクロム(Ni−Cr)、鉄クロム(Fe−Cr)
等の金属ヒータをマグネシア(MgO)等の耐熱絶縁粉
末に埋設し、それらを耐熱金属製のシースで覆った構造
のものが知られている。
【0003】この種のディーゼルエンジン用グロープラ
グにおける発熱体において、最近は長期排ガス規制対応
のために800℃到達時間を早く、しかもピーク温度や
飽和温度も高くし、さらにエンジン始動後におけるアフ
ターグロー時間を長くする必要がある。これらの要請を
達成するために、発熱体におけるヒータ部は高融点金属
とする必要があり、また発熱体の外殻を構成するシース
を金属から高温使用可能なセラミックスとすることが考
えられてる。
【0004】たとえば特公昭62−19034号公報に
は、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の高融
点金属を耐酸化性、耐熱衝撃性に優れた窒化ケイ素に埋
設するようにしたセラミック製発熱体(いわゆるセラミ
ックヒータ)を用いた構造のものが開示されている。し
かし、このようなセラミック製発熱体を用いた従来のグ
ロープラグでは、セラミック製発熱体は自己温度制御機
能を有していない。
【0005】このため、たとえば特公平3−15094
号公報、特公平4−50487号公報等に示されるよう
に、グロープラグのハウジング部分に発熱体とは別に抵
抗体コイルを設けることによって、自己温度制御機能を
もたせたものも提案されている。しかし、このようにハ
ウジング内に抵抗体コイルを設けた構造であると、その
抵抗体コイルをマグネシア(MgO)等の耐熱絶縁粉体
中に埋設しなければならなくなり、構造が複雑で、製
造、組立が面倒となり、コスト高となる。また、その抵
抗体コイルから発生した熱は、ディーゼルエンジンの燃
焼室には直接は伝わらず、無駄なエネルギ消費となる。
【0006】また、たとえば特公昭62−19034号
公報、特公平3−15094号公報等で提案されている
発熱体では、セラミック製発熱体の最高到達温度におけ
る円周方向の最大温度差が60℃以上になる場合があ
る。また、このような発熱体では、最高発熱部を先端部
分とすることも難しい。このため、特開平7−1397
27号公報においては、少なくとも二層の無機導電材の
発熱抵抗層を設け、発熱温度の飽和時におけるセラミッ
ク製発熱体において、セラミック発熱体での円周方向の
温度差を小さくすることにより、上述した問題を解決し
ている。
【0007】しかしながら、上述した従来例での発熱抵
抗体層は平面であり、セラミック部分の強度が必要とな
り、また径を大きくしなければならない場合には円周方
向の温度差が大きくなることを避けられない。また、ペ
ースト印刷等の製造方法を採ることが必要であり、技術
的に作製が難しく、成形体に二層以上の印刷を行うこと
で工程が複雑でコストも嵩むことになる。
【0008】また、前述したセラミック製発熱体を製造
するにあたって一般には、予め予備成形した半割状の窒
化ケイ素成形体にタングステン(W)コイルを置き、も
う一つの半割状の窒化ケイ素成形体を重ね合わせて、ホ
ットプレス焼成を行う。その後、所望の形状(たとえば
グロープラグの発熱体の場合は先端が半球状の円筒形
状)に加工することにより、セラミック製発熱体を形成
することができる。
【0009】しかし、このような製造方法では、所望の
発熱温度(1200℃以上)を得るための抵抗値を確保
するには、タングステン線(以下、W線という)を0.
1mm以下としなければならない。この場合、細いW線
と窒化ケイ素と反応を起こし、タングステン−ケイ素系
(W−Si系)の化合物がW線の周囲に生成し、断線を
起こすおそれがある。
【0010】このため、たとえば特公昭63−3589
5号公報に示すように、タングステン(W)にレニウム
(Re)を添加し、線材を太くすることが行われている
が、このようにすると、抵抗温度係数が小さくなるた
め、急速昇温と発熱温度(1200℃以上)の両立が困
難となる。さらに、W線をコイルに加工する際のコスト
高、セラミックを焼成した後のコイルの著しい変形、ラ
ッシュコイル(先端発熱コイル部)をリード(電極取出
し口との接続部)に巻付ける必要性、W等の高融点金属
を埋設し所望形状に加工を行う場合の位置出しの困難性
等の問題があった。
【0011】上述したような問題点を解決しようとする
ものとして、たとえば特開平8−135966号公報が
提案されている。この従来のグロープラグでは、窒化ケ
イ素からなるカップ状の外殻の内部に高融点金属からな
る発熱線を、巻きピッチが密となる発熱部と、粗となる
制御部として差をもたせて挿入し、ケイ素を主成分とす
るセラミックを前記外殻内に充填し、さらに制御部の後
方に遮熱層として樹脂膜を設けた状態で、1400℃の
温度と0.93MPaの圧力でガス圧焼結を行うことに
より、セラミック製発熱体を形成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なセラミック製発熱体では、窒化ケイ素からなるカップ
状外殻内部に、巻きピッチを変えた発熱線を挿入し、セ
ラミックを充填するという面倒な製造作業を要する。反
応焼結が低温でのガス圧焼結のために、外殻内部に充填
するセラミックからなる絶縁体部分での相対密度が低
い。そのため、金属線が酸化され易く、遮熱層を設ける
必要からコスト高となる。また、セラミック強度が低い
という問題もある。
【0013】特に、この種のグロープラグにおいて、セ
ラミック製発熱体内に埋設することができる高融点金属
線の長さには限界がある。たとえば発熱体の先端部15
mm程度の中に発熱コイル部を、上述した特開平8−1
35966号公報に開示された方法で埋設しようとする
と、60mm程度が限界であり、12Vの電源で120
0℃以上という所望の発熱温度を得るための抵抗値を確
保するには、W線を0.1mm以下としなければならな
い。
【0014】しかし、このような構造とすると、前述し
たように細いW線と窒化ケイ素とが反応を起こし、タン
グステン−ケイ素系(W−Si系)の化合物がW線の周
囲に生成し、断線を起こすことを避けられず、WにRe
を添加して線径を太くしなければならないから、抵抗温
度係数が小さくなるため、急速昇温と発熱温度(120
0℃以上)の両立が困難となる。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、窒化ケイ素質焼結体や高融点金属の材質に
工夫を凝らすとともに、立体的に金属発熱体が配置され
ていることにより円周方向での温度差を小さくすること
ができ、さらに高融点金属の巻き密度に差をもたせて制
御コイル部(ブレーキコイル)をセラミック製発熱体内
に設けることにより自己温度制御性能をもたせることが
可能となるセラミック製発熱体を得ることを目的とす
る。
【0016】また、本発明は高融点金属、たとえばW線
を太くして断線、割れを防ぐことができ、高融点金属コ
イルの加工コストを低減し、焼成後のコイルの変形を抑
え、W線等の高融点金属を埋設し所望形状に加工を行う
場合に、中心位置出しが容易であるセラミック製発熱体
の製造方法を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明に係るセラミック製発熱体は、窒化ケイ素
質焼結体中に高融点金属を埋設することにより形成する
セラミック製発熱体であって、窒化ケイ素質部分の相対
密度が96%以上となる窒化ケイ素質焼結体中に、融点
が2000℃以上である高融点金属コイルを埋設し、最
高温度への到達時のセラミック製発熱体の最高発熱部の
円周方向の最大温度差がたとえば30℃以下というよう
に小さくなるように構成したものである。
【0018】また、本発明に係るセラミック製発熱体
は、窒化ケイ素質焼結体中に高融点金属を埋設すること
により形成するセラミック製発熱体であって、窒化ケイ
素質部分の相対密度が96%以上となる窒化ケイ素質焼
結体中に、融点が2000℃以上である高融点金属コイ
ルを、前記発熱体の先端側と後端側とでの巻き密度に差
をもたせて埋設し、発熱時に自己温度制御性能を有する
ように構成したものである。ここで、高融点金属コイル
は、発熱体の先端側が後端側よりも巻き密度が密となる
状態で窒化ケイ素質焼結体中に埋設するとよい。
【0019】さらに、本発明に係るセラミック製発熱体
の製造方法は、窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体に
融点が2000℃以上である高融点金属を巻付け、これ
らを前記窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体とほぼ同
組成の窒化ケイ素質粉体中に埋設し、焼成を行うもので
ある。ここで、高融点金属コイルを埋設した窒化ケイ素
質粉体の焼成は、1650℃ないし1950℃間の温度
と20MPa以上の圧力とによるホットプレス焼成によ
り行うとよい。
【0020】また、本発明に係るセラミック製発熱体の
製造方法は、窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体に融
点が2000℃以上である高融点金属を、発熱体の先端
側と後端側とでの巻き密度に差をもたせて巻付け、これ
らを前記窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体とほぼ同
組成の窒化ケイ素質粉体中に埋設し、焼成を行うことに
より自己温度制御性能を有するセラミック製発熱体を製
造するものである。
【0021】ここでも、高融点金属コイルを埋設した窒
化ケイ素質粉体の焼成は、1650℃ないし1950℃
間の温度と20MPa以上の圧力とによるホットプレス
焼成により行うとよい。また、高融点金属を発熱体の先
端側が後端側よりも巻き密度が密となる状態で窒化ケイ
素質の成形体あるいは焼結体に巻付けるとよい。
【0022】本発明によれば、窒化ケイ素質部分の相対
密度が96%以上となる窒化ケイ素質焼結体を用い、そ
の中に高融点金属発熱体が埋設されたセラミック製発熱
体に、融点が2000℃以上である高融点金属コイルを
埋設することにより、最高温度への到達時にセラミック
製発熱体の最高発熱部の円周方向での最大温度差を30
℃以下程度に小さくすることができる。
【0023】また、本発明によれば、窒化ケイ素質焼結
体中に埋設する高融点金属コイルの巻き密度の差をもた
せることにより、自己温度制御性能をもたせることがで
きる。
【0024】また、本発明によれば、窒化ケイ素質焼結
体中に高融点金属からなる発熱体を埋設するにあたっ
て、窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体に融点が20
00℃以上である高融点金属を巻付け、それを窒化ケイ
素質粉体の中に埋設し、1650℃ないし1950℃間
の温度と20MPa以上の圧力とでホットプレス焼成を
行うことにより、上述したように高温発熱用として機能
するセラミック製発熱体あるいは自己温度制御性能を有
するセラミック製発熱体を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明に係る高
温発熱用として機能をもち、さらに自己温度制御性能を
有するセラミック製発熱体およびその製造方法の一つの
実施の形態を示す。これらの図において、本発明に係る
セラミック製発熱体12を用いるディーゼルエンジン用
グロープラグ10の構成を図2を用いて説明すると、こ
のグロープラグ10は、先端側が発熱部として機能する
棒状セラミックヒータとしてのセラミック製発熱体12
と、このセラミック製発熱体12を先端部において保持
する略管状を呈する金属製ホルダ(金属製ハウジング)
13とを備えている。なお、13aは前記ホルダ13の
外周ねじ部で、このねじ部13aが図示しないエンジン
シリンダヘッド側のねじ孔に螺合されることで電気的に
ア−ス接続し、また発熱体12の先端を副燃焼室または
燃焼室内に突出させて配置させる。
【0026】このホルダ13の後端部には、絶縁スリー
ブ14を介して外部接続端子15が同心状に嵌合保持さ
れている。また、この外部接続端子15は、前記セラミ
ック製発熱体12を構成する後述するリード部22,2
3の一方(23)にリード線16を介して接続されてい
る。16aは絶縁チューブである。なお、外部接続端子
15は図示しないが、車載バッテリの陽極側に接続され
る。
【0027】前記ホルダ13先端に補助パイプ17を介
して保持されるセラミック製発熱体12は、図1、図2
に示すように、窒化ケイ素質焼結体中に高融点金属発熱
体11を埋設することにより形成されている。ここで、
このセラミック製発熱体12を形成する窒化ケイ素質焼
結体は、窒化ケイ素質部分の相対密度が96%以上とな
るように構成されている。
【0028】11はこの窒化ケイ素質焼結体中に埋設さ
れるコイル状の高融点金属であり、融点が2000℃以
上である、たとえばW線などで構成されている。本発明
によれば、この高融点金属コイル11を、前記発熱体1
2の先端側と後端側とでの巻き密度に差をもたせて埋設
している。すなわち、高融点金属コイル11を、発熱体
の先端側が発熱コイル部20として、後端側の抵抗コイ
ル部21よりも巻き密度が密となる状態で窒化ケイ素質
焼結体中に埋設している。
【0029】これらの発熱コイル部20、抵抗コイル部
21を形成する高融点金属コイル11は、発熱体12の
先端側に位置し、それぞれの端部がリード部22,23
により発熱体の後端側に延設されている。なお、これら
の高融点金属コイル11を配設した発熱体12は、補助
パイプ17よりも外方に突出するか、あるいはパイプ1
7に設けた内周溝部17aを介して外部に露呈し、放熱
可能に構成されている。また、この高融点金属コイル1
1による発熱コイル部20と抵抗コイル部21との間に
は、発熱コイル部20側の熱影響が抵抗コイル部21に
時間差をもって伝わるようにギャップ(GAP)を設け
ている。
【0030】18は発熱体12の後端寄りの外周に嵌装
されたターミナルリングで、一方のリード部22が接続
され、これを接続片18aを介して前記補助パイプ17
を介して、あるいはホルダ13に直接アース接続されて
いる。また、他方のリード部23は発熱体12の後端に
被冠して設けたターミナルキャップ19を介して前記リ
ード線16と接続されている。
【0031】図1中30は窒化ケイ素質焼結体31によ
る発熱体本体で、この窒化ケイ素質焼結体31は前述し
た高融点金属コイル11を、発熱コイル部20を密に、
抵抗コイル部21を粗に巻き付けるための窒化ケイ素質
成形体または焼結体であった部分である。
【0032】ここで、発熱体12を形成する窒化ケイ素
質焼結体30とは窒化ケイ素(Si3 N4 )を主成分と
した焼結体であって、いわゆる助剤成分を含んだ窒化ケ
イ素セラミックスのことである。これに使用する窒化ケ
イ素としては、焼結性、マイグレーション等の観点から
純度の高いものが好ましく、また助剤はイットリア−ア
ルミナ系に代表されるような既知の助剤成分系を使用可
能である。
【0033】また、内側に埋設した高融点金属11を巻
付ける成形体(焼結体)31の窒化ケイ素質と外側の焼
結体30での窒化ケイ素質の組成は、焼成時の熱膨張係
数の差による割れを防ぐ観点から同一(窒化ケイ素質に
おいて割れを生じない程度の同組成)であることが好ま
しい。
【0034】さらに、窒化ケイ素質のようなセラミック
スの焼結温度としては最高到達温度1950℃とする場
合があるため、高融点金属11は2000℃の融点をも
たなければならない。このような高融点金属11として
は、たとえばW、Mo、Nb(ニオブ)、Hf(ハフニ
ウム)、Ir(イリジウム)等が例示できる。この中で
最も好ましいものは、安価で成形し易いW(タングステ
ン)である。
【0035】以上の構成において、セラミック製発熱体
12は、以下のようにして製造することができる。ま
ず、円柱状形状あるいは円筒状形状等のように線材を巻
付け易い形状の窒化ケイ素質成形体31を作製する。こ
のような成形体31を焼成することにより、窒化ケイ素
質焼結体が得られるもので、いずれを用いてもよい。こ
こで、このような成形体31もしくは焼結体31として
は、これを埋設することから、外筒部(30A)の窒化
ケイ素質と熱膨張係数がほぼ等しくなるような組成を選
択することが必要で、外筒部の窒化ケイ素質と同一組成
であることが好ましい。また、その作製法としては、一
軸プレス、CIP(等方圧プレス)、押出成型、射出成
形のような一般的な作製方法を採用することができる。
【0036】なお、高融点金属線11を巻付ける成形体
31として円柱状形状のものを用いたとき、先端側の発
熱コイル部20の先端20aを折り返し、発熱体12の
後端側に導くことは、図3に示す通り、比較的簡単に行
える。すなわち、このような成形体31はそれ程硬くな
いから、金属線11を通すことは簡単に行える。
【0037】このようにして得られる窒化ケイ素質の成
形体あるいは焼成体31に、融点が2000℃以上であ
る高融点金属11を巻付ける。ここで、焼成体31とは
500℃前後で脱脂した脱脂体、焼結温度よりもやや低
めの温度で焼成した仮焼体も含まれる。また、製造工程
におけるハンドリングのし易さによって、成形体あるい
は焼成体のどちらに巻付けるかを選択することができ
る。
【0038】また、Wコイルを作製する場合、モリブデ
ン(Mo)のような金属に巻付け、その後Moを溶かす
という方法や温間で巻き取る方法が従来から採用されて
いるが、本発明によれば、巻付け工程は冷間で可能であ
り、完全自動化を達成でき、Mo等の金属を使用する必
要もなく、コストのかからない製造方法となる。
【0039】まず、この高融点金属11を巻いたものを
窒化ケイ素質粉体30Aの中に埋設し、セラミック製発
熱体12の成形体とする。金型の中に約半分の窒化ケイ
素質粉体30Aを入れ、W線を巻いたものを置き、残り
の半分の窒化ケイ素質粉体30Aを入れて一軸プレスを
する方法、W線を巻いたものを中心に据えてドライCI
Pをする方法等、様々な方法を選択することができる。
【0040】次に、窒化ケイ素質粉体30Aの中に埋設
したものを、1650℃ないし1950℃間の温度で2
0MPa以上の圧力をかけたホットプレス法を用いて焼
結することにより、高融点金属11(20,21)、リ
ード部22,23を埋設した発熱体12を得ることがで
きる。ここで、常圧焼結、ガス圧焼結および20MPa
より低い圧力のホットプレス焼結では十分に緻密化せ
ず、埋設物の移動が起こり、コイルと窒化ケイ素質の間
に隙間ができたが、20MPa以上の圧力をかけたホッ
トプレス法を用いて焼結することで、上述した不具合を
解消することができる。
【0041】また、1650℃よりも低い温度でホット
プレスを行うと、外側の窒化ケイ素質が十分に緻密化し
ないだけでなく、高融点金属11を巻いたものとが一体
化しない。さらに、1950℃よりも高い温度である
と、窒化ケイ素質の分解により十分に緻密化せず、高融
点金属と窒化ケイ素との反応が激しくなる現象が起きる
ことから、上述したような1650℃ないし1950℃
の温度条件下であって、20MPa以上の圧力でのホッ
トプレス焼成を行うとよい。
【0042】そして、このような構成では、窒化ケイ素
質焼結体30中に高融点金属11からなる発熱コイル部
20、抵抗コイル部21を埋設したセラミック製発熱体
12を形成でき、しかも融点が2000℃以上ある高融
点金属コイル11の巻き密度に差をもたせるだけで、自
己温度制御性能を得ることができる。
【0043】
【実施例】
〔実施例1〕図4に示すように、押出し成形した直径4
mm、内径0.1mm、長さ25mmの円筒状窒化ケイ
素質成形品(88wt%Si3 N4 −4wt%Al2 O
3 −4wt%Y2 O3 −4wt%TaN)に、0.2m
mW線(純度99%)を穴に通し、円筒状窒化ケイ素質
成型品31の外周の先端部に10回0.3mmピッチで
巻き、その後1.3mmピッチで10回巻付ける。
【0044】7x40mm角の成形が可能な金型に円筒
状窒化ケイ素質成形品31と同銘柄、同組成の粉体を
0.4g入れ1t/cm2 の圧力で一軸プレスにより直
方体を成形した後、その上にW線11を巻いた円筒状窒
化ケイ素質成形品31を置き、さらにその上からの粉体
30Aを0.9g入れ1t/cm2 の圧力で一軸プレス
をし、W線11を巻いた円筒状窒化ケイ素質成形品31
を埋設した直方体の成形体を作製する。
【0045】その後、黒鉛型に入れ40MPa、175
0℃x1hのホットプレス焼成を行い、その後直径3.
5mm、長さ40mm、W線11の2つの端が窒化ケイ
素質セラミック(発熱体12)から露出するように円筒
研削加工し、セラミック製発熱体12を得た。W線11
を巻いた部分は発熱体12の中心に位置している。この
例では、特には再研削等は必要としなかった。また、W
線11を取り除いて密度を測定し、窒化ケイ素質30,
31の理論密度で割った値としての相対密度は98.3
%であった。
【0046】このようにして得た発熱体12に金属製補
助パイプ17をロウ付けし、W線11の成形体の穴に入
る端が正極、他の側を負極とし、ディーゼルエンジン用
グロープラグ10を作製した。そして、11Vの電圧を
かけて特性評価を行うと、図5に示すように、セラミッ
ク製発熱体12の端面から3mmの最高到達温度が13
50℃、800℃到達温度が3.5秒となり、自己温度
制御特性を有することが確認できた。
【0047】〔実施例2〕押出し成形後に脱脂し、17
70℃で常圧焼結を行い直径2.3mm、内径0.22
mm、長さ35mmの円筒状焼結体(90wt%Si3
N4 −5wt%Al2 O3 −5wt%Y2 O3 )を作製
する。すると、相対密度は96.8%となる。その後、
上述した実施例1と同様な条件で成形体、焼結体を作製
し、最終的にディーゼルエンジン用グロープラグ10を
作製する。ただし、高融点金属11はMo線とする。
【0048】このようにして作製した焼結体30には割
れは観察されなかった。また、実施例1と同様な条件で
特性を評価したところ、セラミック製発熱体12の端面
から3mmのところで最高到達温度に達した。この3m
mのところで任意の四点で温度計測を行った。それぞれ
1210℃、1208℃、1201℃、1215℃であ
った。また、800℃の到達時間が3.3秒となり、自
己温度制御特性を有することが確認できた。
【0049】〔実施例3〕上述した実施例1と同様に、
W線11を巻いた円筒状窒化ケイ素質成形品31を埋設
した直方体の成形体30を作製する。その後、表1に示
す条件によってホットプレス焼成を行った結果は、以下
の通りである。
【0050】
【表1】 この表1において、「○」は本発明に関する領域に当た
る例であり、割れや隙間のない、良好な自己温度制御特
性を有するセラミック製発熱体12を得ることができ
た。なお、焼結体31を形成する窒化ケイ素質部分の相
対密度を96%以上とするのは、95%以下では空隙が
あるために、外部の雰囲気中と通じて金属線が酸化され
易いため、および密度不十分であるからセラミック強度
が低く、グロープラグ等のような製品に適用不可能とな
るためである。
【0051】〔実施例4〕Mo線を巻いた中の円筒状焼
結体31(押出成形後に600℃で脱脂し、1800
℃、1MPaの条件でガス圧焼結)とその外部の窒化ケ
イ素質の助剤の量および種類を変化させた条件でそれぞ
れ1750℃、35MPaでホットプレス焼成を行った
結果を表2に示す。
【0052】
【表2】 割れは円筒状セラミックスあるいは両方に存在したが、
熱膨張係数がある程度近ければ割れることなく製造可能
であることが確認できた。
【0053】ここで、高融点金属線11を太くできる理
由は、以下の通りである。一般に、セラミック製発熱体
12内に埋め込むことのできる高融点金属線11の長さ
には限界がある。たとえば先端部15mm程度の中に発熱
コイル部を従来方法で埋込むとすると60mm程度が限
界であり、12Vの電源で所望の発熱温度(1200℃
以上)を得るための抵抗値を確保するには、前述したよ
うにW線を0.1mm以下としなければならない。そし
て、その場合に細いW線と窒化ケイ素と反応を起こし、
W−Si系の化合物がW線の周囲に生成し、断線を起こ
す。したがって、WにReを添加し、線径を太くするこ
とが行われている。
【0054】金属線の抵抗値はR=ρl/Sで表され
る。ここで、R:抵抗(Ω)、ρ:抵抗率(Ω・c
m)、長さl(cm)、S:表面積(cm2 )である。
したがって、同じ材質で、抵抗値を一定とすると、線径
を太くすると長さを長くしなければならない。本発明に
よれば、たとえば円筒状の成形体または焼結体31が2
mmの直径をもつとすると、20回巻くことができれば
約126mmの長さを埋込むことができるため、従来よ
りも太い線径で同じ抵抗値を得ることが可能となる。
【0055】〔実施例5〕たとえば図6に示すようなセ
ラミック製発熱体12において、直径2.2mm、内径
0.23mm、長さ10mmの円筒形状の窒化ケイ素質
焼結品(88wt%Si3 N4 −8wt%Y2 O3 −4
wt%TaN)の10個に、それぞれ0.2mmのW線
(高融点金属コイル11)を0.5mmのピッチで15
回巻付け、同組成の窒化ケイ素粉体に埋め込み、185
0℃×1時間で、30MPaの圧力でホットプレス焼成
を行った。
【0056】このようにして得た発熱体12に金属製補
助パイプ(図示せず)をろう付けし、ディーゼルエンジ
ン用グロープラグ(全体の図示は省略している)を10
本作製した。なお、この例では、W線(高融点金属コイ
ル11)による発熱コイル部20のみを有する場合であ
る。
【0057】このとき、最高発熱部の最高温度となった
時点で、円周方向の六点の温度を放射温度計により測定
し、その最高温度と最低温度との差を円周方向の温度差
とした例を、下記表3に示す。
【表3】 ここで、比較例としては、特公昭63−35895号公
報に示すような従来の発熱体において、Wコイルからな
るディーゼルエンジン用グロープラグを同様に測定して
いる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るセラミ
ック製発熱体によれば、窒化ケイ素質焼結体中に高融点
金属を埋設することにより形成するセラミック製発熱体
であって、窒化ケイ素質部分の相対密度が96%以上と
なる窒化ケイ素質焼結体中に、融点が2000℃以上で
ある高融点金属コイルを埋設したから、発熱時の最高温
度への到達時にセラミック製発熱体の最高発熱部の円周
方向の最大温度差がたとえば30℃以下というように小
さくすることができ、セラミック製発熱体を安価に提供
できるとともに、W線のような高融点金属を太くし断
線、割れを防ぐことができる。
【0059】また、本発明によれば、高融点金属コイル
を、セラミック製発熱体の先端側と後端側とでの巻き密
度に差をもたせて埋設したから、自己温度制御性をもつ
セラミック製発熱体を安価に提供できるとともに、この
点でもW線のような高融点金属を太くし断線、割れを防
ぐこともできる。ここで、高融点金属コイルは、発熱体
の先端側が後端側よりも巻き密度が密となる状態で窒化
ケイ素質焼結体中に埋設するとよい。
【0060】さらに、本発明に係るセラミック製発熱体
の製造方法によれば、窒化ケイ素質の成形体あるいは焼
結体に融点が2000℃以上である高融点金属を巻付
け、これらを前記窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体
とほぼ同組成の窒化ケイ素質粉体中に埋設し、たとえば
1650℃ないし1950℃間の温度と20MPa以上
の圧力とによるホットプレス焼成を行うことにより、た
とえば最高温度への到達時にセラミック製発熱体の最高
発熱部の円周方向での最大温度差を30℃以下程度に小
さくすることができるセラミック製発熱体を得ることが
できる。
【0061】また、本発明に係るセラミック製発熱体の
製造方法によれば、窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結
体に融点が2000℃以上である高融点金属を、発熱体
の先端側と後端側とでの巻き密度に差をもたせて巻付け
(たとえば先端側が後端側よりも巻き密度が密となる状
態で)、これらを前記窒化ケイ素質の成形体あるいは焼
結体とほぼ同組成の窒化ケイ素質粉体中に埋設し、焼成
を行うことにより、自己温度制御性能を有するセラミッ
ク製発熱体を得ることができる。
【0062】また、本発明によれば、窒化ケイ素質の成
形体あるいは焼結体に融点が2000℃以上である高融
点金属を巻付け、これらを前記窒化ケイ素質の成形体あ
るいは焼結体とほぼ同組成の窒化ケイ素質粉体中に埋設
し、1650℃ないし1950℃の温度と20MPa以
上の圧力とでホットプレス焼成を行うことにより、高融
点金属コイルの加工コストを低減し、焼成後のコイルの
変形を抑え、巻き数の違いによりブレーキコイルをセラ
ミックス発熱体内に作製でき、W等の高融点金属を埋設
し所望形状に加工を行う場合に、中心位置出しが容易で
あるセラミック製発熱体を安価に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るセラミック製発熱体の一つの実
施の形態を示す要部拡大断面図である。
【図2】 本発明に係るセラミック製発熱体を用いたデ
ィーゼルエンジン用グロープラグの断面図である。
【図3】 本発明に係るセラミック製発熱体において、
高融点金属を巻付ける円柱状の窒化ケイ素質の成形体ま
たは焼結体を示す図である。
【図4】 本発明に係るセラミック製発熱体およびその
製造方法を説明するための概略側面図である。
【図5】 図4での実験結果を説明するための特性図で
ある。
【図6】 本発明に係るセラミック製発熱体の別の実施
の形態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10…ディーゼルエンジン用グロープラグ、11…高融
点金属(W線)、12…セラミック製発熱体、13…金
属製ホルダ、15…外部接続端子、17…補助パイプ、
20…発熱コイル部、21…抵抗コイル部、22,23
…リード部、30…窒化ケイ素質焼結体、30A…窒化
ケイ素質の粉体、31…窒化ケイ素質の成形体または焼
結体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化ケイ素質焼結体中に高融点金属を埋
    設することにより形成するセラミック製発熱体であっ
    て、 窒化ケイ素質部分の相対密度が96%以上となる窒化ケ
    イ素質焼結体中に、融点が2000℃以上である高融点
    金属コイルを埋設し、 最高温度への到達時のセラミック製発熱体の最高発熱部
    の円周方向の最大温度差が(たとえば30℃以下という
    ように)小さくなるように構成したことを特徴とするセ
    ラミック製発熱体。
  2. 【請求項2】 窒化ケイ素質焼結体中に高融点金属を埋
    設することにより形成するセラミック製発熱体であっ
    て、 窒化ケイ素質部分の相対密度が96%以上となる窒化ケ
    イ素質焼結体中に、融点が2000℃以上である高融点
    金属コイルを、前記発熱体の先端側と後端側とでの巻き
    密度に差をもたせて埋設し、 発熱時に自己温度制御性能を有するように構成したこと
    を特徴とするセラミック製発熱体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のセラミック製発熱体を製
    造する方法であって、 窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体に融点が2000
    ℃以上である高融点金属を巻付け、これらを前記窒化ケ
    イ素質の成形体あるいは焼結体とほぼ同組成の窒化ケイ
    素質粉体中に埋設し、焼成を行うことを特徴とするセラ
    ミック製発熱体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の自己温度制御性能を有す
    るセラミック製発熱体の製造方法において、 窒化ケイ素質の成形体あるいは焼結体に融点が2000
    ℃以上である高融点金属を、発熱体の先端側と後端側と
    での巻き密度に差をもたせて巻付け、これらを前記窒化
    ケイ素質の成形体あるいは焼結体とほぼ同組成の窒化ケ
    イ素質粉体中に埋設し、焼成を行うことを特徴とするセ
    ラミック製発熱体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載のセラミッ
    ク製発熱体において、 高融点金属コイルを埋設した窒化ケイ素質粉体の焼成
    を、1650℃ないし1950℃間の温度と20MPa
    以上の圧力とによるホットプレス焼成により行うことを
    特徴とするセラミック製発熱体の製造方法。
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