JP4546756B2 - セラミックヒータおよびグロープラグ - Google Patents

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Description

本発明はセラミックヒータおよびグロープラグに係り、特にディーゼルエンジンの始動に使用されるグロープラグに好適なセラミックヒータおよびそれを利用したグロープラグに関する。
従来より、ディーゼルエンジンの始動において、有底円筒形状の金属製シーズ内に、絶縁粉末に埋設された発熱用コイルを配置したシーズヒータが使用されている。しかし、シーズヒータは、発熱用コイルが絶縁粉末に埋設されているため、熱伝導性が低く、昇温に長時間を要する。また、近年、ヒータの発熱温度は1000℃以上の発熱温度が要求され、エンジン始動後もヒータを発熱させるアフターグローの時間が長時間化傾向にある。これらの要求に対して、シーズヒータは発熱コイルが金属製であるため耐久性に課題がある。
そこで、炭化タングステン、ケイ化モリブデン等の導電性セラミック材料および窒化ケイ素等の絶縁性セラミック材料を主成分とする発熱抵抗体を、高温での耐食性に優れた窒化ケイ素質セラミックからなる支持体に埋設することで、熱伝導性を向上させ、急速昇温を可能としたセラミックヒータが開発されている。
このようなセラミックヒータにおいて、内部の発熱抵抗体に接続されるリード部の形態として、タングステン(W)等の金属線のみからなる例、低抵抗なセラミック材料と金属線の両方からなる例が開示されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開平4−268112号公報 特開2002−334768号公報
しかしながら、上述したようなセラミックヒータの作製にあたっては、支持体の他に少なくとも2種以上、最大で4種の材料が必要となる。また、上述したようなセラミックヒータにおいては、発熱抵抗体とリード部との熱膨張率の違いにより、それらの接合部分においてクラックが発生しやすいという課題がある。
本発明は上述したような課題を解決するためになされたものであって、発熱抵抗体とリード部との接合部分における損傷を抑制し信頼性に優れたセラミックヒータおよびそれを利用したグロープラグを提供することを目的としている。また、本発明は信頼性に優れると共に、ディーゼルエンジンの始動性が良く、通電耐久性に優れ、さらには急速昇温が可能なセラミックヒータおよびそれを利用したグロープラグを提供することを目的としている。
本発明のセラミックヒータは、絶縁性セラミックからなる棒状の支持体と、前記支持体の先端部近傍に埋設された発熱部およびこの発熱部から前記支持体の後端部側に延設された1対のリード部からなる抵抗体とを有し、前記抵抗体のうち前記支持体の先端部から前記支持体の全長の1/3までの範囲に含まれる部分が前記発熱部とされたセラミックヒータであって、前記発熱部および前記リード部は射出成形によって同一の導電性セラミックから連続的に形成され、前記1対のリード部はいずれも前記支持体の外周面に露出する電極部を有すると共に前記支持体の後端部に達し、前記発熱部は1W当たりの発熱温度が18.4〜30.0(℃/W)となる形状とされ、前記抵抗体の抵抗値に対する前記発熱部の抵抗値の比は0.48〜0.80、前記支持体における最小肉厚となる前記発熱部および前記リード部の外周側の表層は100〜500μmの肉厚であることを特徴とする。
前記支持体の先端部と前記発熱部の凸部との間の長手方向の距離は0.5〜2.0mmであることが好ましい。また、前記抵抗体は、室温における抵抗値が420mΩ以下であることが好ましい。
また、本発明のグロープラグは、絶縁性セラミックからなる棒状の支持体と、前記支持体の先端部近傍に埋設された発熱部およびこの発熱部から前記支持体の後端部側に延設された1対のリード部からなる抵抗体とを有し、前記抵抗体のうち前記支持体の先端部から前記支持体の全長の1/3までの範囲に含まれる部分が前記発熱部とされたセラミックヒータと、前記セラミックヒータを外周面から保持する金属外筒とを有し、前記発熱部はU字状とされ、その少なくとも一部が前記抵抗体の他の部分に比べて細径とされたものであり、かつこの細径部分の全体が前記金属外筒から突出するグロープラグであって、このセラミックヒータとして上述したような本発明のセラミックヒータを用いることを特徴とする。
本発明によれば、絶縁性セラミックからなる支持体に発熱部および1対のリード部からなる抵抗体を埋設すると共に、この発熱部および1対のリード部を射出成形によって同一の導電性セラミックから連続的に形成し、1対のリード部をいずれも支持体の外周面に露出する電極部を有すると共に支持体の後端部に達するものとし、また発熱部を1W当たりの発熱温度が18.4〜30.0(℃/W)となる形状とし、抵抗体の抵抗値に対する発熱部の抵抗値の比を0.48〜0.80、支持体における最小肉厚となる発熱部およびリード部の外周側の表層を100〜500μmの肉厚とすることにより、従来のような発熱部とリード部との接合部における損傷を抑制し、信頼性に優れたセラミックヒータとすることができる。また、このようなセラミックヒータを用いてグロープラグを製造することで、信頼性に優れたグロープラグとすることができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は本発明のセラミックヒータ1の一例を示した断面図である。本発明のセラミックヒータ1は、棒状の支持体2中に抵抗体3が埋設されたものである。支持体2は絶縁性セラミックからなるものであり、一方の端部が先端部4となり、他方の端部が後端部5となる。
支持体2に埋設される抵抗体3は、発熱部6と1対のリード部7とからなるものである。発熱部6の形状はU字状であり、そのU字状の凸部側が支持体2の先端部4側となるように支持体2の先端部4近傍に埋設されている。1対のリード部7は発熱部6の両端部にそれぞれ連結されており、支持体2の後端部5側に延設されている。リード部7も発熱部6と同様に支持体2中に埋設されている。
なお、図1に示すように、本発明のセラミックヒータ1についてはリード部7の端部支持体2の後端部5まで設けられ、それぞれのリード部7には支持体2の外周面に露出するように電極部7aが設けられてい
本発明ではこのようなセラミックヒータ1において、抵抗体3全体を同一の導電性セラミックからなるものとし、かつ、連続的に形成したことを特徴とする。すなわち、発熱部6およびその両端部に形成される1対のリード部7を同一の導電性セラミックからなるものとし、かつ、連続的に形成されたものとすることを特徴とする。
このように抵抗体3、すなわち発熱部6および1対のリード部7を同一の導電性セラミックからなるものとし、かつ、連続的に形成されたものとすることで、従来のセラミックヒータにおけるような発熱部とリード部との熱膨張差による接合部の損傷を抑制し、信頼性に優れたセラミックヒータとすることができる。
本発明のセラミックヒータ1の全長、直径は特に限定されるものではないが、一般的な形態としては例えば全長(L)が30〜50mm、直径が2.5〜4.0mmの丸棒形状である。また、支持体2の表層最小肉厚が100〜500μmである。抵抗体3の発熱部6は、そのU字状の凸部が支持体2の先端部4からの距離が0.5〜2.0mm程度となるように配置される。
なお、セラミックヒータ1の全長(L)とは、本発明においては支持体2の先端部4から後端部5までの長さとする。
本発明における支持体2を構成する絶縁性セラミックとしては、例えば窒化珪素質セラミックからなるもの挙げられる。窒化珪素質セラミックの組織は、窒化珪素(Si)を主成分とする主相粒子が、後述の焼結助剤成分等に由来した粒界相により結合された形態のものである。なお、主相は、SiあるいはNの一部が、AlあるいはOで置換されたもの、さらには、相中にLi、Ca、Mg、Y等の金属原子が固溶したものであってもよい。
例えば、次の一般式にて表されるサイアロンを例示することができる;
β−サイアロン:Si6−zAl8−z(z=0〜4.2)
α−サイアロン:M(Si,Al)12(O,N)16(x=0〜2)
M:Li,Mg,Ca,Y,R(RはLa,Ceを除く希土類元素)。
窒化珪素質セラミックには、周期律表の3A、4A、5A、6A、3B(例えばAl)及び4B(例えばSi)の各族の元素群及びMgから選ばれる少なくとも1種を前記のカチオン元素として、焼結体全体における含有量にて、酸化物換算で1〜10質量%含有させることができる。これら成分は主に酸化物の形で添加され、焼結体中においては、主に酸化物あるいはシリケートなどの複合酸化物の形態にて含有される。
焼結助剤成分が1質量%未満では緻密な焼結体が得にくくなり、10質量%を超えると強度や靭性あるいは耐熱性の不足を招く。焼結助剤成分の含有量は、望ましくは2〜8質量%とするのがよい。焼結助剤成分として希土類成分を使用する場合、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luを用いることができる。これらのうちでもTb、Dy、Ho、Er、Tm、Ybは、粒界相の結晶化を促進し、高温強度を向上させる効果があるので好適に使用できる。
特に、高温で発熱させる場合には、窒化珪素質セラミックのMgやAlの含有量をできる限り少なくすることが望ましい。更に好ましくは、使用原料あるいは製造プロセスにおける不可避的不純物として、1A、2A族元素の混入も極力減らす必要がある。
本発明における抵抗体3、すなわち発熱部6および1対のリード部7を構成する導電性セラミックとしては、例えば炭化タングステン(WC)、二珪化モリブデン(MoSi)及び二珪化タングステン(WSi)等からなるものが挙げられる。
なお、抵抗体3を構成する導電性セラミックは必ずしも上述したような導電性セラミック材料のみからなるものでなくともよく、絶縁性セラミック材料を含むものであってもよい。例えば、抵抗体3を構成する導電性セラミックには、支持体2との線膨張係数差を縮小して耐熱衝撃性を高めるために、支持体2を構成する絶縁性セラミック材料、例えば上述した窒化珪素質セラミックが含有されていてもよい。導電性セラミックにおける絶縁性セラミック材料の含有比率を変化させることにより、導電性セラミックの電気抵抗率を所望の値に調整することができる。
具体的には、導電性セラミックに含まれる絶縁性セラミック材料は50重量%以下であることが好ましい。導電性セラミックにおける絶縁性セラミック材料の含有率が50重量%を超えると、十分な発熱を確保できなくなるため好ましくない。
また、導電性セラミックにおける絶縁性セラミック材料の含有量は20〜50重量%であればより好ましい。導電性セラミックにおける絶縁性セラミック材料の含有量をこのような範囲とすることにより、支持体2との線膨張係数差を縮小して耐熱衝撃性を高めることができる。
本発明のセラミックヒータ1においては、1W当たりの発熱温度が18.4〜30.0(℃/W)となるように、抵抗体3、すなわち発熱部6および1対のリード部7、特に発熱部6の形状が調整されていることが好ましい。
1W当たりの発熱温度が18.4(℃/W)未満では、発熱部6の体積が大きくなり、発熱時の熱膨張により発熱部6自身が損傷し、通電耐久性の低下を招くおそれがあるため好ましくない。また、消費電力も高くなるため電極取出部の温度も高くなり、電極取出しの信頼性が低下するため好ましくない。
また、1W当たりの発熱温度が30.0(℃/W)を超える場合、発熱部6の体積が小さくなるため製造が困難となり、また発熱部6における発熱量が低下するため、グロープラグとしてディーゼルエンジンの始動に用いた場合、その始動性が低下するため好ましくない。
なお、発熱温度はセラミックヒータ1の先端部近傍、すなわちセラミックヒータ1の最も温度が高くなる支持体2の先端部4近傍において測定されるものである。1W当たりの発熱温度とは、セラミックヒータ1を発熱させたときの発熱温度をそのときの消費電力で割った値である。例えば、発熱温度が1200℃、消費電力が40Wの場合、1W当たりの発熱温度は、1200(℃)/40(W)=30(℃/W)、となる。また、消費電力はセラミックヒータ1における抵抗体3全体の消費電力である。
本発明のセラミックヒータ1においては、抵抗体3の抵抗値(R)に対する発熱部6の抵抗値(r)の比(以下、抵抗値比(r/R)と呼ぶ)が、0.48〜0.80であることが好ましい。すなわち、0.48≦r/R≦0.80である。
ここで抵抗値(R)とは抵抗体3が支持体2から露出して設けられた2つの部分間(端部間、電極部間あるいは端部−電極部間)の抵抗値を意味し、抵抗体3が支持体2から露出した部分が3つ以上ある場合には、実際にヒータに電気を供給する際に使用する2つの部分間のことである。
なお、抵抗体3の発熱部6とは、抵抗体3のうち支持体2の先端部4から支持体2の全長(L)の1/3までの範囲に含まれる部分とする。これは、実際にセラミックヒータ1に通電した場合、飽和温度の約40〜50%以上の温度(飽和温度が1250℃の場合、500〜625℃)となる部分は、おおよそセラミックヒータ1の先端部4側(支持体の先端部4側)の1/3の範囲の部分であるからである。
抵抗値比(r/R)が0.48未満であると、上述した1W当たりの発熱温度が所定の値未満となりやすく、通電耐久性の低下や消費電力の増加につながるため好ましくない。また、抵抗値比(r/R)が0.80を超えると、上述した1W当たりの発熱温度が所定の値を超えやすくなり、発熱部6における発熱量の低下、グロープラグとしてディーゼルエンジンの始動に用いた場合の始動性の低下等につながるため好ましくない。
このような抵抗値比(r/R)の調整は、抵抗体3の発熱部6および各リード部7の形状を適宜調整することにより実現することができる。例えば、図2、図3に示すように、発熱部6の径あるいは断面積を各リード部7の径あるいは断面積よりも小さくすることにより実現することができる。なお、発熱部6の径あるいは断面積は必ずしも発熱部6全体に渡って一定でなくともよく、上述したような抵抗値比(r/R)を実現できるものであれば発熱部6における各部分の径あるいは断面積は適宜選択することができる。
さらに、本発明のセラミックヒータ1においては、抵抗体3の室温における抵抗値(R)が420mΩ以下であることが好ましい。抵抗体3の室温における抵抗値(R)を420mΩ以下とすることにより急速昇温が可能となる。抵抗体3の室温における抵抗値(R)を420mΩ以下とすることで、例えば電圧を11V印加した場合に、2秒以内に1000℃に達するようなセラミックヒータ1を得やすくなる。抵抗体3の室温における抵抗値(R)の調整は、例えば抵抗体3を構成する導電性セラミックの組成を調整したり、または、抵抗体3を製造する際の焼成温度を調整する等により行うことができる。
次に、セラミックヒータ1の製造方法の一例について説明する。まず、セラミックヒータ1の抵抗体3となるべき未焼成抵抗体を、射出成形により作製する。この未焼成抵抗体は、抵抗体3の発熱部6およびリード部7となる部分を有するものである。図4に未焼成抵抗体10の成形例を示す。
図4に示すように、成形には、未焼成抵抗体10が成形される射出空間が形成された第一金型11および第二金型12からなる分割金型を用いる。この射出空間には、抵抗体3、すなわち発熱部6およびリード部7となる部分を成形するための空間が形成されている。
また、第一金型11および第二金型12の各金型には、ピン13、14が摺動可能に挿入されており、ピン13、14の先端は射出空間まで挿入され、射出空間を形成するための一部となっている。ピン13、14の他方の端部はそれぞれピン支持部材15、16で固定されている。このピン13、14は後述するように未焼成抵抗体10の型抜きを容易にするためのものである。
未焼成抵抗体10の成形は、図4に示すように、第一金型11と第二金型12とを型合わせした状態で成形用材料を射出することにより行う。未焼成抵抗体10を成形するための成形用材料は、抵抗体3を構成する炭化タングステン粉末、窒化珪素粉末および焼結助剤粉末等からなる原料セラミック粉末を有機バインダと混練したものを加熱により溶融流動化させたものである。
成形された未焼成抵抗体10は第一金型11と第二金型12とを開いて取り出される。このとき、図5に示すように、一方の金型である第一金型11を引き上げる際、ピン13の位置はそのままにして、第一金型11のみを引き上げ、未焼成抵抗体10と第一金型11とを引き離す。その後、図6に示すように、第一金型11およびピン13(ピン支持部材15)を同時に引き上げ、未焼成抵抗体10とピン13とを引き離す。さらに、他方の金型である第二金型12についても同様の方法で、未焼成抵抗体10を引き離す。
次に、セラミックヒータ1の支持体2となる2分割された未焼成支持体を金型プレス成形により成形する。この2分割された未焼成支持体には、それぞれ未焼成抵抗体10を収容するための凹部が形成されている。2分割された未焼成支持体は、その凹部に未焼成抵抗体10を収容し、嵌め合わせて組立体とする。そして、この組立体を金型のキャビティ内に収容し、この組立体の両側よりパンチを用いてプレス・圧縮し、未焼成支持体および未焼成抵抗体10が一体化された複合成形体を得る。
複合成形体は、バインダ成分等を除去するために所定の温度(例えば約600℃)で仮焼され、その後、所定の焼成温度(1700℃以上:例えば約1800℃前後)、雰囲気で焼成することにより焼結体とする。こうして得られた焼結体は、外周面に研磨等の加工を施すことにより、セラミックヒータ1とする。
次に、本発明のグロープラグについて説明する。図7は、グロープラグ20の断面構造を示したものである。セラミックヒータ1は支持体2の少なくとも先端部4が突出するようにその外周面が金属外筒21で覆われ、この金属外筒21は筒状の主体金具22で外側から覆われている。
主体金具22の外周面には、図示しないエンジンブロックにグロープラグ20を固定するための、取付部としてのねじ部23が形成されている。なお、主体金具22は金属外筒21に対し、例えば両者の内外周面の隙間を充填する形でろう付けや圧入を行うか、あるいは主体金具22の先端側開口内縁と、金属外筒21の外周面とを全周レーザー溶接する形で固定される。
主体金具22の内側には、その後端側から、セラミックヒータ1に電力を供給するための金属軸24が主体金具22と絶縁状態にて配置されている。例えば、金属軸24の後端側外周面と主体金具22の内周面との間にセラミックリング25を配置し、その後方側にガラス充填層26を形成して固定する形としている。なお、セラミックリング25の外周面には、径大部の形でリング側係合部27が形成され、主体金具22の内周面後端寄りに、周方向段部の形で形成された金具側係合部28に係合することで、軸線方向前方側への抜け止めがなされている。
金属軸6の後端部は主体金具22の後方に延出し、その延出部に絶縁ブッシュ29を介して端子金具30がはめ込まれている。該端子金具30は、周方向の加締め部31により、金属軸24の外周面に対して導通状態で固定されている。
一方、セラミックヒータ1の抵抗体3は、一方が、金属外筒21に電気的に接続しており、他方が、セラミックヒータ1の後端側に圧入等により挿入されたリング部材32と電気的に接続している。そして、リング部材32と金属軸24とをリード部材33が電気的に接続している。
なお、これまでに記載したセラミックヒータの製造方法やその組み付け構造および方法は、あくまでも一例を示したものであり、これに限定されるものではない。
以下、本発明について実施例を参照して説明する。
(実施例1〜6)
絶縁性セラミックからなる棒状の支持体2中に、同一の導電性セラミックからなり、連続して形成された発熱部6および1対のリード部7を有する抵抗体3を埋設して、図1に示されるような構成の実施例1〜6のセラミックヒータ1を作製した。このセラミックヒータ1を用いて、図7に示されるような構成のディーゼルエンジン始動用グロープラグ20を作製した。
支持体2を構成する絶縁性セラミックは、96.5(0.89Si−0.08Er−0.01V−0.02WO)−3.5MoSi(重量比)とした。また、抵抗体3を構成する導電性セラミックは70WC/30Si−3.96Er−1.61SiO(重量比)とした。
実施例1〜6におけるセラミックヒータ1の長手方向の断面形状は図8〜10に示すような3種類の断面形状とし、実施例1、5は図8に示す形状とし、実施例2、3は図9に示す形状とし、実施例4、6は図10に示す形状とした。なお、図8〜10における各部の数値の単位は(mm)である。また、実施例1〜6におけるセラミックヒータ1の発熱部6のA−A断面における各断面積、リード部7のB−B断面における各断面積は表1に示す通りとした。
Figure 0004546756
また、実施例1〜6におけるセラミックヒータ1の抵抗体3の全抵抗値(R)、発熱部6の抵抗値(r)および抵抗体3の抵抗値(R)に対する発熱部6の抵抗値(r)の比(抵抗値比(r/R))は表2に示す通りであった。
Figure 0004546756
このような実施例1〜6のグロープラグ20について、1250℃に発熱させたときの消費電力および消費電力1W当たりの発熱温度を測定した。結果を表3に示す。
なお、消費電力1W当たりの発熱温度とは発熱温度をそのときの消費電力で割った値である。例えば、発熱温度1250℃、消費電力41.7Wの場合、1250/41.7=30.0(℃/W)である。
また、発熱温度、消費電力および後述する11V印加時の1000℃到達時間の測定は、図11に示すような装置を用いて行った。すなわち、コントローラ40にて印加電圧を設定し、これにより直流電源41を制御しグロープラグ20に印加する電圧を制御した。また、カメラ42および本体43からなる放射温度計44にて、グロープラグ20のセラミックヒータ1の先端部分の温度を測定した(放射率0.935)。さらにオシロスコープ45にて、直流電源41から印加電圧および電流をモニターすると共に、放射温度計44の測定温度をモニターした。このオシロスコープ45は、印加電圧をトリガーとして、測定温度、印加電圧および電流のデータを同期して記録する。得られたデータをパーソナルコンピュータ46にて編集し、消費電力、1000℃到達時間等を得た。なお、装置の詳細は表4に示す通りである。
Figure 0004546756
Figure 0004546756
そして、このようなグロープラグ20について通電耐久試験を行った。通電耐久試験における試験温度は印加電圧を調整し耐熱性の限界温度である1350℃とした。通電は、1分間の通電と30秒間の通電停止(この間、圧縮エアーにて強制冷却)とを1サイクルとして、これを繰り返し行うものとした。通電サイクル数は50000サイクルを上限とし、10%以上抵抗値が変化した場合はその時点で試験を終了した。また、実際のディーゼルエンジンにグロープラグ20を装着し、ディーゼルエンジン始動試験を行い、吹き上がりまでの時間を測定した。
なお、ディーゼルエンジン始動試験においては、環境温度を−7℃とし、プリグロー時間を10秒として行った。また、吹き上がりは、アイドリング回転数の80%の回転数に到達した時点とした。結果を表5に示す。
Figure 0004546756
実施例1〜4、6については、吹き上がり時間が1.4〜2.5秒と良好であった。実施例5については、吹き上がり時間が4.1秒と始動性が他のものに比べて若干劣ることが認められた。一方、実施例1〜5については、通電耐久サイクルが50000回を超え、耐久性が良好であった。実施例6については、通電耐久サイクルが39250回と他の実施例に比べて若干劣ることが認められた。
以上のことから、1W当たりの発熱温度が18.4〜30.0℃/Wであれば、通電耐久性と始動性との両方に優れたグロープラグとすることができる。さらに、抵抗体の抵抗値に対する発熱部の抵抗値の比(r/R)が0.48〜0.80であれば、通電耐久性と始動性との両方に優れたグロープラグとすることができる。
(実施例7〜10)
抵抗体3の抵抗値(R)の影響を調べるために、実施例2で作製したセラミックヒータ1と同様の材料、形状のものを、焼成温度を1700℃〜1800℃の間で変えることにより抵抗体3の抵抗値(R)を変化させたセラミックヒータ1を作製した。このときの抵抗体3の抵抗値(R)は249mΩ〜478mΩとなった。このセラミックヒータ1を用いて、実施例7〜10のディーゼルエンジン始動用グロープラグ20を作製した。
このグロープラグ20について、1250℃発熱時の消費電力、1W当たりの発熱温度、および、11V印加時の1000℃到達時間を測定した。結果を表6に示す。
Figure 0004546756
表6に示すように、1250℃に発熱させたときの消費電力はどれもほぼ同じとなっており、1W当たりの発熱温度もほぼ同じであった。このような場合において、表6から明らかなように、実施例8〜10は1000℃到達時間が2秒以下と良好であった。実施例7は1000℃到達時間が2.5秒と、他の実施例に対して若干劣ることが分かった。つまり、抵抗体3の抵抗値(R)が420mΩ以下であれば、急速に昇温することができるグロープラグとすることができることが認められた。
本発明のセラミックヒータの一例を示した断面図。 図1におけるA−A断面を示した断面図。 図1におけるB−B断面を示した断面図。 未焼成抵抗体の成形例を示した断面図。 未焼成抵抗体の成形例を示した断面図。 未焼成抵抗体の成形例を示した断面図。 本発明のグロープラグを示した断面図。 セラミックヒータの作製例を示した断面図。 セラミックヒータの作製例を示した断面図。 セラミックヒータの作製例を示した断面図。 発熱温度および消費電力の測定方法を示した模式図。
符号の説明
1…セラミックヒータ、2…支持体、3…抵抗体、4…支持体の先端部、5…支持体の後端部、6…発熱部、7…リード部、20…グロープラグ

Claims (4)

  1. 絶縁性セラミックからなる棒状の支持体と、前記支持体の先端部近傍に埋設された発熱部およびこの発熱部から前記支持体の後端部側に延設された1対のリード部からなる抵抗体とを有し、前記抵抗体のうち前記支持体の先端部から前記支持体の全長の1/3までの範囲に含まれる部分が前記発熱部とされたセラミックヒータであって、
    前記発熱部および前記リード部は射出成形によって同一の導電性セラミックから連続的に形成され、前記1対のリード部はいずれも前記支持体の外周面に露出する電極部を有すると共に前記支持体の後端部に達し、前記発熱部は1W当たりの発熱温度が18.4〜30.0(℃/W)となる形状とされ、前記抵抗体の抵抗値に対する前記発熱部の抵抗値の比は0.48〜0.80、前記支持体における最小肉厚となる前記発熱部および前記リード部の外周側の表層は100〜500μmの肉厚であることを特徴とするセラミックヒータ。
  2. 前記支持体の先端部と前記発熱部の凸部との間の長手方向の距離が0.5〜2.0mmであることを特徴とする請求項1記載のセラミックヒータ。
  3. 前記抵抗体は、室温における抵抗値が420mΩ以下であることを特徴とする請求項1または2記載のセラミックヒータ。
  4. 絶縁性セラミックからなる棒状の支持体と、前記支持体の先端部近傍に埋設された発熱部およびこの発熱部から前記支持体の後端部側に延設された1対のリード部からなる抵抗体とを有し、前記抵抗体のうち前記支持体の先端部から前記支持体の全長の1/3までの範囲に含まれる部分が前記発熱部とされたセラミックヒータと、前記セラミックヒータを外周面から保持する金属外筒とを有し、前記発熱部はU字状とされ、その少なくとも一部が前記抵抗体の他の部分に比べて細径とされたものであり、かつこの細径部分の全体が前記金属外筒から突出するグロープラグであって、
    前記セラミックヒータとして請求項1乃至のいずれか1項記載のセラミックヒータを用いたことを特徴とするグロープラグ。
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