JPH1014401A - 屋内植物補光装置 - Google Patents

屋内植物補光装置

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Publication number
JPH1014401A
JPH1014401A JP17800396A JP17800396A JPH1014401A JP H1014401 A JPH1014401 A JP H1014401A JP 17800396 A JP17800396 A JP 17800396A JP 17800396 A JP17800396 A JP 17800396A JP H1014401 A JPH1014401 A JP H1014401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical semiconductor
illuminant
fixing device
plant
Prior art date
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Pending
Application number
JP17800396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kobayashi
義和 小林
Fumihiro Tanaka
史宏 田中
Masahiro Endo
政弘 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Publication of JPH1014401A publication Critical patent/JPH1014401A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物に必要量の光を供給できる小型で省スペ
ースの装置を提供する。 【解決手段】 屋内植物栽培に用いる補光装置であっ
て、光半導体を有する発光体と、該発光体に直接又は間
接に設けられた固定器具を有する装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内など植物にと
って光が不足する環境において、発光体として光半導体
を用い、植物を補光する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】植物の生育には、温度、水分、光、栄養
素、二酸化炭素が必要で、植物を屋内で栽培する場合、
最も不足するのは光である。光が不足すると生育が遅れ
たり、葉や茎が細長くなる徒長症状が現われたりする。
屋内で植物を栽培する場合、人工光源での補光が行なわ
れており、人工光源として高圧ナトリウムランプ、メタ
ルハライドランプ、蛍光灯、白熱電灯等が使用されてい
る。また光半導体、すなわち発光ダイオード或いは半導
体レーザーを光源とすることも提案されている。(特開
平4−121117号公報、特開平5−115219号
公報、特開平8−37930号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのランプは天井
からつり下げたり、ランプの大きさを支える柱や台が必
要であり、ランプの大きさを大きく上回る装置や栽培の
スペースが必要である。また光半導体以外の光源ではラ
ンプから熱線が放射されるので、ランプと植物の距離を
数十センチメートル以上放すことが必要であり、このこ
とも装置や栽培スペースの巨大化につながっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決することを目的として検討した結果、光半導体
を発光体とし、さらにこの発光体に固定器具を設けるこ
とにより、これらの課題が解決されることを見い出し本
発明に到達したものである。すなわち、本発明の要旨
は、屋内植物栽培に用いる補光装置であって、光半導体
を有する発光体と、該発光体に直接又は間接に設けられ
た固定器具を有することを特徴とする屋内植物補光装置
にある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の光源として使用される光
半導体としては発光ダイオード(LED)、半導体レー
ザーが挙げられる。本発明方法に用いる発光体として
は、これらの光半導体のチップを1個もしくは複数個を
樹脂封止または容器注に密封封止した光半導体ランプ、
これらの光半導体ランプまたは光半導体チップを支持体
上に面状または列状に配置した光半導体パネル等が用い
られる。ランプ中に封入される光半導体チップ数は、通
常1個〜数個であるので、光量を大きくする場合はパネ
ルとするほうが小型化できより好ましい。また必要に応
じて発光波長の異なる複数のランプまたはチップを組み
合わせてもよい。
【0006】図5は、光半導体ランプを用いて構成した
発光体の一例の縦断面図である。図5で9は発光ダイオ
ード等の光半導体ランプである。10は基板である。基
板10にはランプ9に必要な電力を供給する配線が設け
られる。11は基板10を収納するカバーである。図6
は図5に示した発光体の平面図である。図6には円形の
ものを例示したが、必要に応じて四角形あるいは装飾的
な形にしてもよい。又、図に示してはいないが、反射型
の発光装置を用いて光量を調整したものを用いてもよ
い。
【0007】本発明では、この発光体に直接又は間接
に、園芸装置や壁、天井などに固定するための固定器具
を設けることにより、装置をよりコンパクトにすること
ができる。固定器具とは、クリップ、磁石、吸盤、マジ
ックテープなどであるが、使い易さの面からクリップが
望ましい。直接に設ける態様としては、発光体の裏面又
は下面に固定器具を設ける例が挙げられ、間接に設ける
態様としては、発光体と固定器具の間に支柱やフレキシ
ブル又は可動のジョイントを入れる例が挙げられ、装置
をコンパクトに保ったままで、照射可能範囲を大幅に広
げることができる。
【0008】本補光装置は、園芸用の支柱と合わせて使
用することが望ましい。園芸用の支柱は園芸店などで安
価かつ容易に手にはいるので、この支柱を土に挿し、発
光体をこの支柱にクリップで固定することにより使用で
きる。照射範囲を調節するには必要に応じてこの支柱を
折り曲げることで可能である。また壁や天井などに固定
して使用することができる。
【0009】使用する発光体としては、発光波長が、6
00〜700nmの範囲の赤色系光半導体を使用したも
のが好ましい。赤色光は植物の光合成に最も効率的に利
用される光である。したがって、この波長範囲の光を補
光することが、植物の光合成、すなわちエネルギー生産
に最も効率的である。発光波長が400〜500nmの
範囲の青色光は、赤色光の次に効率的な光である。また
節間伸長を抑制する効果もある。
【0010】赤系または青系以外の光は光合成に利用さ
れてはいるが、赤または青と比べると利用効率は低い。
従って、これらの波長の光半導体を使用すると、演色性
は向上するが、光合成必要量の光を植物に照射するため
には、光半導体の数を増やさねばならない。すなわち赤
系または青系の光合成に効率的な波長範囲の光半導体を
使用することにより、ランプ数を少なくすることがで
き、ひいては発光体の体積を小さくすることになる。な
お本装置は植物への灌水により水のかかりやすい場所で
使用されるため、通電の部分は防水処理を施すのが好ま
しい。
【0011】本発明方法を図面に基づいて説明する。図
1は発光体の裏面にクリップを設けた場合の一例であ
る。図1で1は発光体である。図1では発光体の裏面を
示してある。2は支柱を固定するためのクリップであ
る。3は支柱が振れないようにするための支柱ガイド用
溝である。2および3で発光体を支柱に固定することが
できる。4は電力供給のための電源コードである。
【0012】図2は発光体1とクリップ2の間にフレキ
シブルジョイントを設けた場合の一例である。このジョ
イントはボールを用いた、いわゆるユニバーサルジョイ
ント等、任意のものを使用できる。図2の発光体1は側
面を示してある。5はフレキシブルジョイントで任意に
曲げて、発光体の向きを調節することができる。図3は
発光体1とクリップ2の間に支柱7を設けた場合の一例
である。図3の6は可動ジョイントで発光体の角度を変
えることができる。図4は固定器具として磁石を用い、
発光体と磁石の間に可動ジョイントを設けた場合の一例
である。図4で8は壁などに固定するための磁石であ
る。6は発光体の照射角度を変えるための可動ジョイン
トである。
【0013】
【実施例】
[実施例1]図1に示す構造のクリップ型植物補光装置
を作成した。発光体には7×7cmの基板上に、発光ピ
ーク波長が660nmの赤色発光ダイオードを縦10
個、横10個計100個を組み込んだ発光体を使用し、
この発光体の裏面にクリップを設けた。発光ダイオード
ランプの接続は5個直列20列並列とした。
【0014】電源部には100V商用電源の直流への整
流、発光体への電力供給を開始及び停止する24時間タ
イマー、そして発光体への電力供給量を制御する機能を
持たせた。温度15〜25℃、天井からの蛍光灯による
光合成有効光量子束密度が、植物付近で10μmol/
2 ・sec前後の室内で、発光体を植物上10cmの
位置になるよう、鉢上に挿した園芸用支柱に固定した。
【0015】供給電力10.0V、0.28Aとし、発
光ダイオード光による光合成有効光量子束密度が、植物
付近で100μmol/m2 ・secとなるようにしな
がら、日中の12時間、開花中のシクラメン、フクシ
ャ、マリーゴールド、ミニバラの鉢植えを補光し、これ
を20日間継続して生育及び花持ちを観察した。その結
果、植物上10cmの植物に極めて近い位置からの照射
にもかかわらず、照射による植物の異常は認められなか
った。補光が無い場合は生育の停滞及び開花数の激減が
みられたが、本植物補光装置を使用した場合は良好な生
育を示し、開花数も十分に維持された。
【0016】[実施例2]発光体に実施例1で用いた発
光体に、発光ピーク波長が450nmの青色発光ダイオ
ードランプを20個追加したものを用い、かつ栽培植物
を変えた以外は実施例1と同様の試験を実施した。青色
発光ダイオードランプの接続は4個直列×5列並列にし
た。青色発光ダイオードランプへの供給電力は15.6
V、0.14Aとした。なお青色発光ダイオード光によ
る光合成有効光量子束密度は、植物付近では数μmol
/m2 ・sec程度であった。
【0017】栽培植物はゼラニウム、トルコギキョウ、
セントポーリアとした。その結果、植物上10cmの植
物に極めて近い位置からの照射にもかかわらず、照射に
よる植物の異常は認められなかった。補光が無い場合は
生育の停滞及び開花数の激減がみられたが、本植物補光
装置を使用した場合は良好な生育を示し、開花数も十分
に維持された。
【0018】
【発明の効果】本発明により植物に必要量の光を供給で
きる装置をこれまでに無く小型化でき、省スペース性に
優れる。さらに観賞場面においても装置が目立って観賞
時の邪魔になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、固定器具を設けた本発明方法の実施に
用いられる植物補光装置の例を示す背面図である。
【図2】図2は、固定器具を設けた本発明方法の実施に
用いられる植物補光装置の例を示す側面図である。
【図3】図3は、固定器具を設けた本発明方法の実施に
用いられる植物補光装置の例を示す側面図である。
【図4】図4は、固定器具を設けた本発明方法の実施に
用いられる植物補光装置の例を示す側面図である。
【図5】図5は、光半導体ランプを用いた発光体の1例
の縦断面図である。
【図6】図6は、図5に示した発光体の平面図である。
【符号の説明】
1 発光体 2 クリップ 3 支柱ガイド用溝 4 電源コード 5 フレキシブルジョイント 6 可動ジョイント 7 支柱 8 磁石 9 光半導体ランプ 10 基板 11 カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内植物栽培に用いる補光装置であっ
    て、光半導体を有する発光体と、該発光体に直接又は間
    接に設けられた固定器具を有することを特徴とする屋内
    植物補光装置。
  2. 【請求項2】 発光体と固定器具の間に、支柱、フレキ
    シブルジョイント又は可動ジョイントを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の屋内植物補光装置。
JP17800396A 1996-07-08 1996-07-08 屋内植物補光装置 Pending JPH1014401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17800396A JPH1014401A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 屋内植物補光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17800396A JPH1014401A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 屋内植物補光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1014401A true JPH1014401A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16040859

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JP17800396A Pending JPH1014401A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 屋内植物補光装置

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JP (1) JPH1014401A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007228838A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Kurihara Kogyo:Kk 箱庭装置
US10795253B2 (en) 2018-01-23 2020-10-06 Seiko Epson Corporation Projection apparatus with wavelength band based on identified region, projection system, method for controlling projection apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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