JPH10142035A - 計量供給方法および装置 - Google Patents

計量供給方法および装置

Info

Publication number
JPH10142035A
JPH10142035A JP30062796A JP30062796A JPH10142035A JP H10142035 A JPH10142035 A JP H10142035A JP 30062796 A JP30062796 A JP 30062796A JP 30062796 A JP30062796 A JP 30062796A JP H10142035 A JPH10142035 A JP H10142035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
supply
amount
tank
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30062796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Takahashi
秀行 高橋
Riichi Nitta
利一 新田
Kazuyuki Nakajo
和幸 中條
Toyoyuki Sato
豊之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP30062796A priority Critical patent/JPH10142035A/ja
Publication of JPH10142035A publication Critical patent/JPH10142035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/16Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
    • F16L3/18Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe allowing movement in axial direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量の原料を極力少ない誤差で高速計量か
つ供給する。 【解決手段】 原料槽2に蓄えられた原料を計量する。
この場合移送ポンプを起動して計量槽6への原料Aの導
入を開始し、計量の方法は制御弁9を開け、液物計量槽
の原料Aの設定値Bn になったところで移送ポンプを停
止する。原料の設定値Bn は次式(1)で与えられる。 Bn =Bn-1 −(An-1 −S)・x……(1)ここで、 Bn :供給動作において供給制御手段(移送ポンプ8)
から供給される原料量の設定値 Bn-1 :前回の供給動作における原料量の設定値 An-1 :前回の供給動作における実際の原料供給量 S:原料の供給目標値 x:係数(0.1〜0.8) によって決定する。このとき得られた実重量(An )を
コンピュータ26に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原料の計量および供給
を高速で正確に行うための技術に関する。
【0002】
【従来技術】従来、さまざまな形態の計量装置が知られ
ており、たとえば、特開昭52−97470にはピスト
ンとシリンダーとを備えた往復動型計量装置が開示され
ている。また、またポンプ、バルブ等を備えた流量測定
系において計量誤差を解消するための計量目標値を補正
してこの補正値に基づいて制御するように構成した計量
装置が特開昭57−29114に開示されている。ま
た、特開昭64−25012には、計量ポンプにかかる
圧力を加圧タンクの液体レベルが変化した場合であって
も一定に保つことによって正確な計量を行うようにした
高粘度の液体計量装置が開示されている。また、特開昭
48−75063には、シャッター2の閉じたあとに計
量機4に余分に導入される前回、前々回の粒体粉体の量
を考慮して計量値を設定するようにした計量方法が開示
されている。
【0003】さらに特開昭63−273014には、被
計量体の流速を変化させるようにして精度の高い計量を
行うようにした計量方法および装置が開示されている。
従来たとえば、洗剤スラリーの配合工程では配合槽で各
成分を混合しているがこの場合配合されるべき各成分の
分量は予め決まっており、実際の作業においては、各成
分を必要な分量だけ計量して配合槽に導入する必要があ
る。この場合、 配合槽を重量測定可能な装置構成にし、指定された分
量を直接配合槽で計量する、計量器であらかじめ計測
しておき、指定されたシーケンスに従って配合槽に導入
する、等の方法が知られている。
【0004】
【解決しようとする課題】上記の場合等において所定の
原料を計量する場合、原料供給通路に設けられた原料供
給弁の開閉、ポンプのON,OFF、フィーダーのON,OFF等で
原料の配合槽への投入量を制御するようになっている。
しかし、その場合、正確に投入量が目標値となるように
制御することは困難である。別の観点において、処理能
力を高めるために高速供給装置、あるいは容量の大きな
配管、バルブ等を用いて計量速度を高めることが提案さ
れている。しかし、このように計量速度が促進するよう
に装置を構成すると、計量時の変動が大きくなる傾向と
なる。このため洗剤のように複数の成分を配合する必要
があるプラントでは正確に高速配合を行うことが困難で
あった。
【0005】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、大容量の原料を極力少ない誤差で高速計量か
つ供給することができる手法を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる原料計量
供給装置は、原料を計量し、ついでこの計量された原料
を供給するようになった原料計量供給装置であって、原
料を導入して計量するための計量槽と、計量槽からの原
料の供給および供給停止を制御する供給制御手段と、計
量槽からの実際の原料供給量を測定する実際供給量測定
手段と、を備え、前記供給制御手段による次回の原料の
供給量の設定値が次式、 Bn =Bn-1 −(An-1 −S)・x ここで、 Bn :次回の供給動作において供給制御手段から供給さ
れる原料量の設定値 Bn-1 :前回の供給動作における原料量の設定値 An-1 :前回の供給動作における実際の原料供給量 S:原料の供給目標値 x:係数、 で表され、上記式において、xが0.1から0.8の間
で選択されることを特徴とする。
【0007】また、本発明にかかる原料計量供給方法
が、供給すべき原料を計量するために計量槽に導入し、
計量槽から次の供給動作において供給される原料量を次
式、 Bn =Bn-1 −(An-1 −S)・x ここで、 Bn :次回の供給動作において供給制御手段から供給さ
れる原料量の設定値 Bn-1 :前回の供給動作における原料量の設定値 An-1 :前回の供給動作における実際の原料供給量 S:原料の供給目標値 x:係数(0.1から0.8の間で選択される) によって決定し、原料の供給および供給停止を行う供給
制御手段を用いて供給するようになったことを特徴とす
る。
【0008】この場合、設定値Bn の初期値は、任意に
与えることができるが、好ましくは予め設定されている
原料の供給目標値に設定される。
【0009】
【本発明の実施の形態】本発明にかかる原料計量供給装
置の基本的な構成は、計量される原料を計量する計量槽
および計量された原料が供給されて配合される配合槽を
備えている。また、計量槽に導入される前、原料は原料
槽に蓄えられており、移送ポンプによって計量槽に導入
されるようになっている。また、別の方法ではヘッドタ
ンクに原料を蓄え、原料を計量槽に導くための配管を設
置するとともに、該配管に供給弁を設けてこの供給弁を
開閉制御することによって計量槽に導入するように構成
することもできる。また目的によって配合槽自体に計量
設備(ロードセルなどの重量測定器)を付加し配合槽で
直接計量しても良い。
【0010】計量時の原料の変動は、以下のような原因
で発生すると考えられる。原料は原料槽から計量槽に供
給する場合、当該供給動作は、原料槽と計量槽との間に
設けられたポンプの起動・停止あるいは、ヘッドタンク
と計量槽との間に設けられた供給弁の開閉によって行わ
れる。すなわち、計量槽へはポンプの起動または供給弁
の開動作によって開始され、ポンプの停止、供給弁の閉
動作によって終了する。この供給動作は計量槽における
原料量が当該供給動作における原料供給設定値が達成さ
れたとき終了する。しかし、ポンプあるいは供給弁から
計量槽に至るまでの配管あるいは、ポンプ、供給弁内部
に残存している原料が、ポンプの停止あるいは供給弁の
停止後すなわち供給動作の終了した後においても計量槽
に導入される(以下、供給動作の停止後において計量槽
に導入される原料量をモレ量という)。。すなわち計量
槽に導入される実際の原料量は上記設定値よりも多くな
る。しかし、このモレ量は、各供給動作において異な
る。このことに鑑み、本発明では、次の供給動作におけ
る原料の設定値を漏れ量の変動履歴を加味して決定する
ようにし、上記漏れ量の変動に関わらず、極力上記原料
の実際の供給量が供給目標値に近くなるようにしたもの
であり、これによって信頼度の高い高速計量供給装置を
提供できるものである。
【0011】計量しすぎ、不足に対して、この誤差を吸
収するため、次の計量の設定値を次式で指定して平均化
をはかる。計量時は前回計量終了時をゼロリセットして
次回の計量を行う。 Bn =Bn-1 −(An-1 −S)・x ここで、 Bn :次回の供給動作において供給制御手段から供給さ
れる原料量の設定値 Bn-1 :前回の供給動作における原料量の設定値(供給
制御手段の供給開始から供給停止までの計量槽における
原料変化) An-1 :前回の供給動作における実際の原料供給量 S:原料の供給目標値 x:係数(0.1から0.8の間で選択される) によって決定する。
【0012】この場合、係数xは、経験に基づいて原料
の性質、原料供給系の容積、形状特性等に応じて設定す
る。必要であればさらに配合槽の後にバッファタンクを
設けることによって誤差を吸収することができる。この
場合、バッファタンクの容量を配合槽の約3倍程度合わ
せて配合バッチを行えば、平均化を促進することができ
計量誤差を少なくすることができる。計量槽を別に設け
た場合では液(複数)、粉物計量槽であらかじめ計測し
ておくため、配合槽のタイムサイクルが短縮できるよう
になる。計量槽からの払い出しは大容量のバルブの開閉
で短時間に行うことができる。本発明は洗剤スラリーの
みならず、一般的な液体、個体の計量時の誤差の平均化
に適応することがきる。本発明は例えば、計量を1kg
/5秒以内で行う場合等の、特に高速で計量および供給
を行う大容量の装置に好適に使用することができる。
【0013】
【実施例】以下本発明を洗剤スラリーの計量、供給、配
合する場合の実施例につき説明する。図1を参照する
と、本発明を有効に適用することができる噴霧乾燥用洗
浄剤スラリーの計量、供給および配合装置1の全体系統
図が示されている。本例の装置1は、4つの原料成分を
計量槽で計量し、配合槽に供給し、配合槽で配合して洗
剤スラリーを生成し、これをバッファタンクに一時貯留
した後噴霧乾燥塔へ供給するものである。本発明の装置
1は、4つの原料成分A、B、CおよびDに対応して、
それぞれの原料槽2(1つのみ図示)を有し、3つの原
料成分については、ヘッドタンク3、4および5がそれ
ぞれ設けられている。
【0014】本例の洗剤スラリー原料成分の内3つの成
分A、BおよびCは液体であり、残りの1つの成分は粉
体Dである。そして液体用および粉体用の2つの計量槽
6および7が設けられ、液体用の計量槽6は3つの原料
成分A、BおよびCについて共通に使用され、粉体用の
計量槽7は、1つの粉体成分Dに対して単独で使用され
る。原料成分Aは、原料槽から供給ラインL1を介して
移送ポンプ8によって供給量を制御されつつ計量槽に供
給されるようになっている。また、原料Bおよび原料C
は、ヘッドタンク3および4から供給ラインL2、L3
を介して液体計量槽6に導入されるようになっている。
供給ラインL2、L3には原料BおよびCの供給を制御
する供給制御弁9、10がそれぞれ設けられる。また、
粉体用のヘッドタンク5から供給ラインL4を介し該ラ
インL4に設置されたスクリュー式計量供給装置11に
よって粉体計量槽7に導入される。
【0015】さらに、装置1は、計量槽6および7で計
量された原料成分A、B、CおよびDを配合することに
よって洗剤スラリーを生成する配合槽12を備えてい
る。配合槽には、上記計量槽6および7から導入された
原料を所定温度に加熱するための加熱装置13および攪
拌するモータ15を備えた攪拌装置14を備えている。
この場合、計量槽6の原料成分A、BおよびCは供給ラ
インL5介して、原料成分Dは供給ラインL6を介して
導入されるようになっている。原料A、BおよびCの導
入は、供給ラインL5に設けられた供給弁17によって
制御され、原料Dの導入は供給ラインL6に設けられた
ロータリーバルブ18によって制御されるようになって
いる。さらに、装置1は、配合槽12で配合されること
によって生成された洗剤スラリーを導入して貯留するバ
ッファタンク19を備えている。配合槽12はラインL
7によってバッファタンク19に接続されており、該ラ
インL7に設けられたポンプ20によって配合槽12の
洗剤スラリーがバッファタンクに送り込まれるようにな
っている。なおこの導入量は制御弁21によって調整で
きるようになっている。
【0016】バッファタンク19は、モータ22を備え
た攪拌装置23を有しており、洗剤スラリーをゆっくり
と攪拌することによって成分の均一性を保持するように
なっている。バッファタンク19はラインL8を介して
噴霧乾燥塔に連絡しており、該ラインL8には、洗剤ス
ラリーをバッファタンクから排出するためのポンプ24
が設けられるとともに、噴霧乾燥塔の噴霧ノズルに洗剤
スラリーを送り込むためのプランジャーホンプ25を備
えている。さらに、装置1は、計量槽の計量信号を入力
して、計量槽6および7への供給量を制御する移送ポン
プ8、供給制御弁9、10および供給装置11を制御す
るとともに、配合槽への計量した原料の導入を制御する
制御弁17および18の動作を制御する配合制御コンピ
ュータ26を備えている。
【0017】動作において、洗剤用原料A、B、Cおよ
びDは、それぞれの原料槽からそれぞれの計量槽6およ
び7に導入される。すなわち、液状原料A、BおよびC
は、ラインL1、L2およびL3を介して液体計量槽6
に導入される。この場合、原料A、BおよびCは移送ポ
ンプ8、制御弁8および9によって計量槽への導入量が
制御される。一方、粉体原料Dは、ラインL4を介して
導入されるようになっており、計量装置11でその導入
が制御されるようになっている。以下に液体原料2種
類、粉体原料1種類からなる洗剤スラリーの場合の例を
記す。まず原料槽2に蓄えられた原料を計量する。この
場合移送ポンプを起動して計量槽6への原料Aの導入を
開始し、計量の方法は制御弁9を開け、液物計量槽の原
料Aの設定値Bn になったところで移送ポンプを停止す
る。この場合、原料Aの計量は公知の手法によって計量
槽の重量の変化を計量メータ(図示せず)によって検出
することによって行われる。なお、原料の設定値Bn
次式(1)で与えられる。
【0018】 Bn =Bn-1 −(An-1 −S)・x……(1) ここで、 Bn :供給動作において供給制御手段(移送ポンプ8)
から供給される原料量の設定値 Bn-1 :前回の供給動作における原料量の設定値(移送
ポンプ8の供給開始から供給停止までの計量槽の重量変
化) An-1 :前回の供給動作における実際の原料供給量 S:原料の供給目標値 x:係数 によって決定する。
【0019】なおAn −Bn =yn >0であり、この差
n は、供給手段(ポンプ8)の停止後、計量槽6に導
入される原料量であって漏れ量といわれる。このとき得
られた実重量(An )をコンピュータ26に記憶する。
次の供給動作における原料Aの設定値Bn+1 はBn+1
n −(An −S)・xで計算する。次に、計測メータ
をリセットして、原料Bについて同様の操作を行う。す
なわち、制御弁9を開き、ヘッドタンク3から原料Bを
導入し、液体計量槽6の重量が設定値(B)になったと
ころで制御弁9を閉じる。このときの実際原料量
(An )をコンピュータ26に記憶する。続いてヘッド
タンク4に蓄えられた原料Cを計量する。計量の方法は
まず計量槽の値をゼロクリアし、バルブ10を開け、液
体計量槽の重量が設定量(Bn )になったところでバル
ブ10を閉じる。(このとき計量槽には前に計った原料
A、Bが計量槽6にある状態でその上に導入される。) 原料C次回の計量設定値も原料A、Bと同様にして計算
される。
【0020】原料A、BおよびCの計量動作と同時並行
的にヘッドタンク5の粉体原料Dも計量槽7を使用して
同様に計量される。つぎに、液体計量槽6、粉体計量槽
7を用いて原料を計量したのち、コンピュータ26から
の指令によって所定のタイミングで制御弁17が開かれ
ると、計量槽6から液体原料A、BおよびCが導入され
るとともに、計量槽7から配合槽12に導入される。こ
の配合操作は、決められたシーケンスに従って実行され
る。配合槽12では、加熱装置13を用いて加温しつ
つ、攪拌機14を用いて攪拌して混合し、洗剤スラリー
を生成する。この生成した洗剤スラリーは、ラインL7
を介して、制御弁21およびポンプ20によってバッフ
ァタンク19に送られる。
【0021】計量槽から原料が払い出された後は、配合
槽における攪拌、昇温の間に平行して次の原料が同様の
手順で計量される。バッファタンク19には約3ロット
分の配合洗剤スラリーが蓄えられる。これによって、配
合時の計量誤差を吸収するとともに、噴霧乾燥工程(連
続工程)への原料供給を保証している。バッファタンク
19からの洗剤スラリーはポンプ24によってポンプア
ップされ、プランジャーポンプ25を介して噴霧乾燥塔
の噴霧ノズルに供給される。上記したように、漏れ量は
常に一定ではなく原料の種類、温度、性状等によって変
化する。特に高速で計量しようとした場合この影響が顕
著に現れる。連続して行う計量においては、いかに漏れ
量のふれを吸収し目標重量とのばらつきを少なく、かつ
連続して行った計量のトータルが目標値に合致するかが
重要となる。
【0022】上記漏れ量yn の変化を表1に示す。表1
において、nは計量動作の回数である。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】上記漏れ量yn と設定値Bn と実際重量A
n との関係式においてxを0とすると、An =B0 +y
n となり、初期設定値B0 に単純に漏れ量yn が加わっ
た値となる。このため、初期設定値B0 の推定が誤差を
含むとそのまま結果が誤差を含むこととなる。逆に、x
を1とすると、An =S+yn −yn-1 となり、漏れ量
が変動する系では不安定となる。漏れ量の少ない系では
xの値を1に近い値に設定すると目標値Sに近づけるこ
とができる。漏れ量yn の大きい系では漏れ量yn の変
動履歴を考慮して設定値Bn を設定するためにxの比較
的小さい値が選択される。
【0029】たとえば、制御弁から計量槽までの配管が
長い場合には、漏れ量yn の変動が大きくなるので選択
されるxの値は大きくなる。図2には上記実際計量値A
n 、設定値Bn および漏れ量yn がどのように変化する
かが概念的に示されている。本発明は、実際計量値An
の変動が少なくなるように設定値Bn を設定するもので
ある。以下に目標値(S)35kg、計量時間約30秒
の計量器を用いた計量の実施例を示す。計量槽での自動
計量ははじめに漏れ量の予測値から、ポンプ、制御弁等
を閉じる重量値(Bn )を設定し、nの値を0〜1.0
の間で設定してスタートし、同一原料を用いて各100
回の計量を行った。 例1〜3:使用スラリー:アルファオレフィンスルホン
酸カリウム 全実験後のデータからこの場合の平均漏れ量は1.29Kgで
あった。 例1:初期の漏れ予測値がほぼ実際の漏れ量の平均値に
近い値を設定したケース 初期漏れ設定値:1.5
【0030】
【表6】
【0031】例2:初期の漏れ予測値が実際の漏れ量の
平均値より大きな値であったケース 初期漏れ設定値:4.0
【0032】
【表7】
【0033】例3:初期の漏れ予測値が実際の漏れ量の
平均値より小さな値を設定たケース 初期漏れ設定値:0.2
【0034】
【表8】
【0035】例4:使用スラリー:α−スルホ脂肪酸ア
ルキルエステル塩 全実験後のデータからこの場合の平均漏れ量は2.14Kgで
あった。 初期漏れ設定値:1.5
【0036】
【表9】
【0037】上表で ave :計量を行ったトータルの平均重量 偏差:目標値との差の絶対値の合計を計測回数で割った
値(ふれの評価値:小さい程良い) max :計量を行った中の最大の値 min :計量を行った中の最小の値 いずれも計量回数は100 回である。良好な配合品質を得
るためには、計量において、 (1)平均重量が目標重量にあっていること(トータル
としてきちんと目標重量が計量されていること) (2)偏差ができるだけ小さいこと(各回の測定のふれ
が少ないこと) (3)最大、最小値と目標値の差が小さいこと が望ましい。
【0038】また漏れ量はスラリーの種類、ロットによ
る物性の変化、温度等の条件でシフトする場合がある。
そのため過去の経験値から初期値として正確な(平均と
合致した)漏れ量を予測することは困難である。そのた
め予測値があっていない場合でも平均や偏差が変動しな
いシステムが要求される。さらに、上記の結果から、x
の値が0や0.05では初期漏れ予測値が平均値に近い場合
は偏差については比較的良い結果を得ているが、平均値
がずれることと、初期漏れ設定値が平均値から狂った場
合に(例2、3)は平均がずれ、偏差も大きくなるた
め、システムとしての安定性を確保する事ができない。
xの値が0.9 や1では平均値は良くなるが偏差が大き
く、各回の計量でのふれが大きくなるため好ましくな
い。これらの結果からxの値としては0.1 〜0.8 とする
ことによって安定的に平均値、偏差とも良好な計量結果
が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、原料お
よび計量槽への原料供給系の特性に適合した適正な原料
の設定値を与えることができるので、精度の高い信頼性
のある高速計量供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に従う原料計量供給装置の全
体系統図、
【図2】実際計量値、設定値および漏れ量の変動を概念
的に示すグラフである。
【符号の説明】
1 原料計量供給装置 2 原料槽 3、4、5 ヘッドタンク 6、7 計量槽 8 移送ポンプ 9、10 供給制御弁 12 配合槽 19 バッファタンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 豊之 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料を計量し、ついでこの計量された原料
    を供給するようになった原料計量供給装置であって、原
    料を導入して計量するための計量槽と、計量槽からの原
    料の供給および供給停止を制御する供給制御手段と、計
    量槽からの実際の原料供給量を測定する実際供給量測定
    手段と、を備え、前記供給制御手段による次回の原料の
    供給量の設定値が次式、 Bn =Bn-1 −(An-1 −S)・x ここで、 Bn :次回の供給動作において供給制御手段から供給さ
    れる原料量の設定値 Bn-1 :前回の供給動作における原料量の設定値 An-1 :前回の供給動作における実際の原料供給量 S:原料の供給目標値 x:係数、 で表され、上記式において、xが0.1から0.8の間
    で選択されることを特徴とする原料計量供給装置。
  2. 【請求項2】供給すべき原料を計量するために計量槽に
    導入し、計量槽から次の供給動作において供給される原
    料量を次式、 Bn =Bn-1 −(An-1 −S)・x ここで、 Bn :次回の供給動作において供給制御手段から供給さ
    れる原料量の設定値 Bn-1 :前回の供給動作における原料量の設定値 An-1 :前回の供給動作における実際の原料供給量 S:原料の供給目標値 x:係数(0.1から0.8の間で選択される) によって決定し、原料の供給および供給停止を行う供給
    制御手段を用いて供給するようになったことを特徴とす
    る原料計量供給方法。
JP30062796A 1996-11-12 1996-11-12 計量供給方法および装置 Pending JPH10142035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30062796A JPH10142035A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 計量供給方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30062796A JPH10142035A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 計量供給方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10142035A true JPH10142035A (ja) 1998-05-29

Family

ID=17887145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30062796A Pending JPH10142035A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 計量供給方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10142035A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181942A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 二液タイプレジン注型方法及び注型装置
JP2008164619A (ja) * 1999-11-24 2008-07-17 Procter & Gamble Co 材料移送中に送達される材料の量を制御するための方法
US8424572B2 (en) 2009-09-23 2013-04-23 The Procter & Gamble Company Method for controlling the transfer of materials
CN108864352A (zh) * 2018-07-20 2018-11-23 江西安德力高新科技有限公司 一种多羟基改性丙烯酸生产***及其控制方法
WO2023275192A1 (en) 2021-06-29 2023-01-05 Christeyns Method and apparatus for on-site preparation and dosing of an enzyme-containing detergent formulation
US11807207B2 (en) 2018-02-14 2023-11-07 Robert Bosch Gmbh Hydraulic pressure control unit, braking system, and bicycle
CN117443273A (zh) * 2023-12-26 2024-01-26 泉州市精翔智能装备科技有限公司 保险粉配送***

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164619A (ja) * 1999-11-24 2008-07-17 Procter & Gamble Co 材料移送中に送達される材料の量を制御するための方法
JP2007181942A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 二液タイプレジン注型方法及び注型装置
US8424572B2 (en) 2009-09-23 2013-04-23 The Procter & Gamble Company Method for controlling the transfer of materials
US11807207B2 (en) 2018-02-14 2023-11-07 Robert Bosch Gmbh Hydraulic pressure control unit, braking system, and bicycle
CN108864352A (zh) * 2018-07-20 2018-11-23 江西安德力高新科技有限公司 一种多羟基改性丙烯酸生产***及其控制方法
WO2023275192A1 (en) 2021-06-29 2023-01-05 Christeyns Method and apparatus for on-site preparation and dosing of an enzyme-containing detergent formulation
CN117443273A (zh) * 2023-12-26 2024-01-26 泉州市精翔智能装备科技有限公司 保险粉配送***
CN117443273B (zh) * 2023-12-26 2024-04-02 泉州市精翔智能装备科技有限公司 保险粉配送***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8202485B2 (en) Particulate flow control process
KR0169310B1 (ko) 포말물질을 함유한 가스량 제어 방법 및 장치
WO2020209806A1 (en) Calibration method for liquid flowmeter
CN110421725A (zh) 搅拌站骨料上料***、控制方法及搅拌站
EP0888206B1 (en) Oil injection apparatus and method for polymer processing
JPH10142035A (ja) 計量供給方法および装置
US5551486A (en) Method and equipment for filing casting molds with casting resin or similarly casting-ready liquid media
JPH06226068A (ja) 粉体溶解装置
CN113561330B (zh) 一种定量配料方法、装置及搅拌站
WO2023186076A1 (zh) 液体注出方法和液体注出装置
JPH06154570A (ja) 塗料粘度調整装置
EP0885659A1 (en) Continuous dispensing system for liquids
US5080184A (en) Method of and apparatus for weighing and taking out powdered dye
JPS6082818A (ja) 粉粒体の自動計量方法
US11958028B2 (en) Preparation apparatus
CN219820032U (zh) 一种自调节的固废基3d打印配料***
JP7305820B2 (ja) 調合装置および制御装置
CN220425179U (zh) 水性涂料自动配料***
JP2000074728A (ja) 原料ロット区分管理システム及び原料ロット区分管理方法
JPH0542531A (ja) 樹脂液の混合方法
SU892217A1 (ru) Устройство дл дозировани и смешени сыпучих материалов
CN116492890A (zh) 水性涂料自动配料***
JP2002302263A (ja) ホッパ内の石炭量制御方法
JP2022139764A (ja) 液体希釈システム
JP2000346698A (ja) 材料の計量方法