JPH10141526A - 逆止弁 - Google Patents
逆止弁Info
- Publication number
- JPH10141526A JPH10141526A JP31540696A JP31540696A JPH10141526A JP H10141526 A JPH10141526 A JP H10141526A JP 31540696 A JP31540696 A JP 31540696A JP 31540696 A JP31540696 A JP 31540696A JP H10141526 A JPH10141526 A JP H10141526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve seat
- ozone
- check valve
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Check Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構成でシール性が高いとともに、装着
作業性が良好な逆止弁を提供する。 【解決手段】 環状本体２は、管状装着部１１の内壁に
密着して、下方に向かって一定の割合で窄まる形状が該
管状装着部１１と平行な姿勢に矯正される。可撓性弁体
３は、自由端が弁座１４側に傾いた姿勢となる。逆止弁
１は、弁座１４に環状本体２が当接するまで押し込んで
装着される。このとき、可撓性弁体３が弁座１４に圧接
して弁孔１２を塞ぐ。
作業性が良好な逆止弁を提供する。 【解決手段】 環状本体２は、管状装着部１１の内壁に
密着して、下方に向かって一定の割合で窄まる形状が該
管状装着部１１と平行な姿勢に矯正される。可撓性弁体
３は、自由端が弁座１４側に傾いた姿勢となる。逆止弁
１は、弁座１４に環状本体２が当接するまで押し込んで
装着される。このとき、可撓性弁体３が弁座１４に圧接
して弁孔１２を塞ぐ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、流体通路に装着される
逆止弁に関するものである。
逆止弁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の逆止弁ａは、図５に示すように弁
座面ｂを傾斜させることにより、逆止弁ａを装着部ｄに
ビス止めしたとき、弁体ｃが弁座面ｂに圧接するように
して、逆流れ方向に作用する流体圧が低い場合のシール
性を確保していた。
座面ｂを傾斜させることにより、逆止弁ａを装着部ｄに
ビス止めしたとき、弁体ｃが弁座面ｂに圧接するように
して、逆流れ方向に作用する流体圧が低い場合のシール
性を確保していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傾斜し
た弁座面の製作が困難であるとともに、装着の際逆止弁
の向きを合わせる必要があって装着作業性が良好ではな
い。また、ビス等による固定方法が必須となる等の問題
点がある。本発明は上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、簡易な構成でシール性が高いとともに、装
着作業性が良好な逆止弁を提供することを目的とするも
のである。
た弁座面の製作が困難であるとともに、装着の際逆止弁
の向きを合わせる必要があって装着作業性が良好ではな
い。また、ビス等による固定方法が必須となる等の問題
点がある。本発明は上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、簡易な構成でシール性が高いとともに、装
着作業性が良好な逆止弁を提供することを目的とするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の逆止弁は、装入する側に向かって一定の割
合で窄まる形状の環状本体と、該環状本体の内周下部に
設けたヒンジ部を介して片持ち状に支持されるととも
に、弁座に当接する可撓性弁体とを一体成形してなり、
前記環状本体の外周面が装着部の内周壁に密着して、前
記装入する側に向かって一定の割合で窄まる形状が矯正
されることにより、前記可撓性弁体が前記弁座側に傾
き、環状本体が該弁座に当接する装着位置で前記可撓性
弁体が前記弁座に圧接するようにしたことを特徴とす
る。
めの本発明の逆止弁は、装入する側に向かって一定の割
合で窄まる形状の環状本体と、該環状本体の内周下部に
設けたヒンジ部を介して片持ち状に支持されるととも
に、弁座に当接する可撓性弁体とを一体成形してなり、
前記環状本体の外周面が装着部の内周壁に密着して、前
記装入する側に向かって一定の割合で窄まる形状が矯正
されることにより、前記可撓性弁体が前記弁座側に傾
き、環状本体が該弁座に当接する装着位置で前記可撓性
弁体が前記弁座に圧接するようにしたことを特徴とす
る。
【０００５】
【作用及び発明の効果】上記構成の逆止弁によれば、装
着部に装入すると環状本体が弾性変形してその外周面が
該装着部の内周壁に密着し、装入する側に向かって一定
の割合で窄まる形状が矯正される。これにより、可撓性
弁体が弁座側に傾き、環状本体が弁座に当接する装着位
置で可撓性弁体が弁座に圧接してシール性が確保され
る。弁体と弁座との圧接面に環状の突起を形成すること
により、弁体が線接触で弁体に圧接するから、接触面で
の面圧が高くなりシール性がさらに向上し、僅かの逆圧
でも逆流を阻止できる。また、上記逆止弁は、装着部に
装入する際に向きを合わせる必要がないから、装着作業
が迅速かつ容易となる。さらに、弁座を傾斜させる必要
がないばかりでなく、ビス等により逆止弁を固定する必
要もないから弁座の製作が容易となり、コスト低減に寄
与できる。
着部に装入すると環状本体が弾性変形してその外周面が
該装着部の内周壁に密着し、装入する側に向かって一定
の割合で窄まる形状が矯正される。これにより、可撓性
弁体が弁座側に傾き、環状本体が弁座に当接する装着位
置で可撓性弁体が弁座に圧接してシール性が確保され
る。弁体と弁座との圧接面に環状の突起を形成すること
により、弁体が線接触で弁体に圧接するから、接触面で
の面圧が高くなりシール性がさらに向上し、僅かの逆圧
でも逆流を阻止できる。また、上記逆止弁は、装着部に
装入する際に向きを合わせる必要がないから、装着作業
が迅速かつ容易となる。さらに、弁座を傾斜させる必要
がないばかりでなく、ビス等により逆止弁を固定する必
要もないから弁座の製作が容易となり、コスト低減に寄
与できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１は逆止弁１の平面図、図２は図１に
おけるＡ−Ａ線断面図、図３は逆止弁１の装着の様子を
示した説明図である。逆止弁１は、合成ゴムの一体成形
品であって環状本体２、該環状本体２の内周下部にヒン
ジ部４を介して片持ち状に支持された可撓性弁体３とか
らなる。図２に示すように環状本体２は、自由状態で下
方に向かって一定の割合で窄まる形状に形成されてい
る。また、可撓性弁体３は平面形状を円形とし、上面３
ａの形状を球面形に形成されている。そして、可撓性弁
体３の下面３ｂに環状の突起３ｃが突出形成されてい
る。
して説明する。図１は逆止弁１の平面図、図２は図１に
おけるＡ−Ａ線断面図、図３は逆止弁１の装着の様子を
示した説明図である。逆止弁１は、合成ゴムの一体成形
品であって環状本体２、該環状本体２の内周下部にヒン
ジ部４を介して片持ち状に支持された可撓性弁体３とか
らなる。図２に示すように環状本体２は、自由状態で下
方に向かって一定の割合で窄まる形状に形成されてい
る。また、可撓性弁体３は平面形状を円形とし、上面３
ａの形状を球面形に形成されている。そして、可撓性弁
体３の下面３ｂに環状の突起３ｃが突出形成されてい
る。
【０００７】上記逆止弁１は、流体流路の一部をなす管
状装着部１１に装着される。管状装着部１１には、縮径
した弁孔１２が形成されその縮径段部１３に弁座１４が
形成されている。管状装着部１１の内径寸法Ｄｉは、環
状本体２の下端の外径寸法Ｄｏに略等しく形成されてい
る。図３（ａ）に示すように、逆止弁１を環状本体２の
下端から管状装着部１１に装入する。環状本体２は、弾
性変形して管状装着部１１の内壁に密着し、下方に向か
って一定の割合で窄まる形状が該管状装着部１１と平行
な姿勢に矯正される。このとき、可撓性弁体３は、自由
端が弁座１４側に傾いた姿勢となる。逆止弁１は、図３
（ｂ）に示すように弁座１４に環状本体２が当接するま
で押し込んで装着される。この状態では、可撓性弁体３
が弁座１４に圧接する。可撓性弁体３の下面３ｂには、
環状の突起３ｃが形成されており、該可撓性弁体３は弁
座１４に線接触状に圧接して弁孔１２を塞ぐ。
状装着部１１に装着される。管状装着部１１には、縮径
した弁孔１２が形成されその縮径段部１３に弁座１４が
形成されている。管状装着部１１の内径寸法Ｄｉは、環
状本体２の下端の外径寸法Ｄｏに略等しく形成されてい
る。図３（ａ）に示すように、逆止弁１を環状本体２の
下端から管状装着部１１に装入する。環状本体２は、弾
性変形して管状装着部１１の内壁に密着し、下方に向か
って一定の割合で窄まる形状が該管状装着部１１と平行
な姿勢に矯正される。このとき、可撓性弁体３は、自由
端が弁座１４側に傾いた姿勢となる。逆止弁１は、図３
（ｂ）に示すように弁座１４に環状本体２が当接するま
で押し込んで装着される。この状態では、可撓性弁体３
が弁座１４に圧接する。可撓性弁体３の下面３ｂには、
環状の突起３ｃが形成されており、該可撓性弁体３は弁
座１４に線接触状に圧接して弁孔１２を塞ぐ。
【０００８】上記構成の逆止弁１は、装着部に装着する
だけで圧接力が得られるようにしたもので、例えば図４
に示すオゾン水製造装置２１に用いられる。オゾン水製
造装置２１の余剰オゾン分離装置２２は、上方側部に給
水口２３と下方側部に吐出口２４を形成したオゾン溶解
水タンク２５と、その上面に配設したフロート室２６と
から構成される。オゾン溶解水タンク２５とフロート室
２６とは連通孔２７により連通している。フロート室２
６の上面には、該フロート室２６の水位に追従するフロ
ート２８の浮上により閉じ、下降により開く開閉弁２９
が配設されている。該開閉弁２９を介してフロート２６
室とオゾン分解装置３０とが連通している。オゾン分解
装置３０は、余剰オゾン分離装置２２により分離した余
剰オゾンを酸素に還元して大気に放出する。
だけで圧接力が得られるようにしたもので、例えば図４
に示すオゾン水製造装置２１に用いられる。オゾン水製
造装置２１の余剰オゾン分離装置２２は、上方側部に給
水口２３と下方側部に吐出口２４を形成したオゾン溶解
水タンク２５と、その上面に配設したフロート室２６と
から構成される。オゾン溶解水タンク２５とフロート室
２６とは連通孔２７により連通している。フロート室２
６の上面には、該フロート室２６の水位に追従するフロ
ート２８の浮上により閉じ、下降により開く開閉弁２９
が配設されている。該開閉弁２９を介してフロート２６
室とオゾン分解装置３０とが連通している。オゾン分解
装置３０は、余剰オゾン分離装置２２により分離した余
剰オゾンを酸素に還元して大気に放出する。
【０００９】上記溶解水タンク２５の給水口２３には、
オゾン溶解装置（エジェクタ）３２が接続されている。
オゾン溶解装置３２には、オゾン供給管３３によりオゾ
ン発生器３４と、連結ホース３５により水道蛇口（図示
せず）とが接続されている。オゾン供給管３３を連結す
る連結管３６の内部には、弁座３６ａが形成され逆止弁
１ａが装着されている。そして、オゾン発生器３４から
該逆止弁１ａを介して供給されるオゾンを、水道水中に
溶解させてオゾン溶解水を作る。また、吐出口２４には
バキュームブレーカ３７が設けられている。バキューム
ブレーカ３７の大気に連通する連通管３８の内部には、
弁座３８ａが形成され逆止弁１ｂが装着されている。そ
して、連結ホース３９によりバキュームブレーカ３７と
オゾン溶解水を放出する蛇口４０とが連結されている。
オゾン溶解装置（エジェクタ）３２が接続されている。
オゾン溶解装置３２には、オゾン供給管３３によりオゾ
ン発生器３４と、連結ホース３５により水道蛇口（図示
せず）とが接続されている。オゾン供給管３３を連結す
る連結管３６の内部には、弁座３６ａが形成され逆止弁
１ａが装着されている。そして、オゾン発生器３４から
該逆止弁１ａを介して供給されるオゾンを、水道水中に
溶解させてオゾン溶解水を作る。また、吐出口２４には
バキュームブレーカ３７が設けられている。バキューム
ブレーカ３７の大気に連通する連通管３８の内部には、
弁座３８ａが形成され逆止弁１ｂが装着されている。そ
して、連結ホース３９によりバキュームブレーカ３７と
オゾン溶解水を放出する蛇口４０とが連結されている。
【００１０】上記構成のオゾン水製造装置２１は、オゾ
ン発生器３４からのオゾンを水道水に溶解混合させたオ
ゾン水を蛇口４０から放出する。余剰オゾン分離装置２
２のオゾン溶解水タンク２５内では、水道水に溶解しき
れないで分離した余剰オゾンが連通孔２７を通ってフロ
ート室２６に流入して溜まり、フロート２８に対する浮
力が減少する。このため、該フロート２８が下降して自
動的に開閉弁２９が開かれ、余剰オゾンがオゾン分解装
置３０へ流入して、酸素に還元されて大気中に放出され
る。そして、オゾン溶解水タンク２５に供給されるオゾ
ン水と蛇口４０から流れ出るオゾン水の水量が略バラン
スする正常時には、逆止弁１ｂにより連通管３８が閉鎖
されている。
ン発生器３４からのオゾンを水道水に溶解混合させたオ
ゾン水を蛇口４０から放出する。余剰オゾン分離装置２
２のオゾン溶解水タンク２５内では、水道水に溶解しき
れないで分離した余剰オゾンが連通孔２７を通ってフロ
ート室２６に流入して溜まり、フロート２８に対する浮
力が減少する。このため、該フロート２８が下降して自
動的に開閉弁２９が開かれ、余剰オゾンがオゾン分解装
置３０へ流入して、酸素に還元されて大気中に放出され
る。そして、オゾン溶解水タンク２５に供給されるオゾ
ン水と蛇口４０から流れ出るオゾン水の水量が略バラン
スする正常時には、逆止弁１ｂにより連通管３８が閉鎖
されている。
【００１１】ところで、オゾン水製造装置２１を高い位
置に設置して、吐出口２４よりも蛇口４０が低くなる位
置で使用すると、余剰オゾン分離装置２２が、オゾン分
解装置３０を介して大気に通じているため、吐出口２４
からオゾン溶解水タンク２５内の水面までの水頭圧が加
わって、蛇口４０から流れ出るオゾン水の水量が、水道
水の供給量よりも多くなる場合がある。この場合は、バ
キュームブレーカ３７を流れるオゾン水の流速が速まっ
て負圧となり、逆止弁１ｂが開いて連通管３８から大気
が流入する。
置に設置して、吐出口２４よりも蛇口４０が低くなる位
置で使用すると、余剰オゾン分離装置２２が、オゾン分
解装置３０を介して大気に通じているため、吐出口２４
からオゾン溶解水タンク２５内の水面までの水頭圧が加
わって、蛇口４０から流れ出るオゾン水の水量が、水道
水の供給量よりも多くなる場合がある。この場合は、バ
キュームブレーカ３７を流れるオゾン水の流速が速まっ
て負圧となり、逆止弁１ｂが開いて連通管３８から大気
が流入する。
【００１２】このため、蛇口４０に向かってオゾン水と
空気とが混合した流体が流れ、オゾン溶解水タンク２５
からの流出量が抑制される。従って、オゾン溶解水タン
ク２５からオゾン水が急激に減少して水位が下がり、余
剰オゾンが分離されないままオゾン水とともに吐出口２
４から排出されてしまうことがない。従って、高い位置
に設置してオゾン水製造装置２１を使用しても、余剰オ
ゾンが蛇口４０から排出されてしまう不都合を解消でき
る。蛇口４０が閉じられた場合は、逆止弁１ａ，１ｂは
オゾン溶解水の逆流を阻止する。
空気とが混合した流体が流れ、オゾン溶解水タンク２５
からの流出量が抑制される。従って、オゾン溶解水タン
ク２５からオゾン水が急激に減少して水位が下がり、余
剰オゾンが分離されないままオゾン水とともに吐出口２
４から排出されてしまうことがない。従って、高い位置
に設置してオゾン水製造装置２１を使用しても、余剰オ
ゾンが蛇口４０から排出されてしまう不都合を解消でき
る。蛇口４０が閉じられた場合は、逆止弁１ａ，１ｂは
オゾン溶解水の逆流を阻止する。
【００１３】上記本発明の逆止弁１ａ，１ｂは、環状本
体２が弁座に当接する装着位置で、可撓性弁体３が弁座
に圧接してシール性が確保される。弁体３の弁座との圧
接面に環状の突起３ｃを形成することにより、可撓性弁
体３が線接触で弁座に圧接するから、接触面での面圧が
高くなりシール性がさらに向上し、オゾン溶解水側が僅
かに逆圧となっても逆流を阻止できる。
体２が弁座に当接する装着位置で、可撓性弁体３が弁座
に圧接してシール性が確保される。弁体３の弁座との圧
接面に環状の突起３ｃを形成することにより、可撓性弁
体３が線接触で弁座に圧接するから、接触面での面圧が
高くなりシール性がさらに向上し、オゾン溶解水側が僅
かに逆圧となっても逆流を阻止できる。
【図１】逆止弁１の平面図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図３】逆止弁１の装着の様子を示した説明図である。
【図４】逆止弁１ａ，１ｂを用いたオゾン水製造装置２
１の一部を切欠した概略構成図である。
１の一部を切欠した概略構成図である。
【図５】従来例を示した断面図である。
１、１ａ，１ｂ...逆止弁 ２...環状本体 ３...可撓性弁体 ３ｃ...環状の突起 ４...ヒンジ部 １１...管状装着部 １４...弁座
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年１１月１４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【作用及び発明の効果】上記構成の逆止弁によれば、装
着部に装入すると環状本体が弾性変形してその外周面が
該装着部の内周壁に密着し、装入する側に向かって一定
の割合で窄まる形状が矯正される。これにより、可撓性
弁体が弁座側に傾き、環状本体が弁座に当接する装着位
置で可撓性弁体が弁座に圧接してシール性が確保され
る。弁体の弁座との圧接面に環状の突起を形成すること
により、弁体が線接触で弁座に圧接するから、接触面で
の面圧が高くなりシール性がさらに向上し、僅かの逆圧
でも逆流を阻止できる。また、上記逆止弁は、装着部に
装入する際に向きを合わせる必要がないから、装着作業
が迅速かつ容易となる。さらに、弁座を傾斜させる必要
がないばかりでなく、ビス等により逆止弁を固定する必
要もないから弁座の製作が容易となり、コスト低減に寄
与できる。 ─────────────────────────────────────────────────────
着部に装入すると環状本体が弾性変形してその外周面が
該装着部の内周壁に密着し、装入する側に向かって一定
の割合で窄まる形状が矯正される。これにより、可撓性
弁体が弁座側に傾き、環状本体が弁座に当接する装着位
置で可撓性弁体が弁座に圧接してシール性が確保され
る。弁体の弁座との圧接面に環状の突起を形成すること
により、弁体が線接触で弁座に圧接するから、接触面で
の面圧が高くなりシール性がさらに向上し、僅かの逆圧
でも逆流を阻止できる。また、上記逆止弁は、装着部に
装入する際に向きを合わせる必要がないから、装着作業
が迅速かつ容易となる。さらに、弁座を傾斜させる必要
がないばかりでなく、ビス等により逆止弁を固定する必
要もないから弁座の製作が容易となり、コスト低減に寄
与できる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年１１月２１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【作用及び発明の効果】上記構成の逆止弁によれば、装
着部に装入すると環状本体が弾性変形してその外周面が
該装着部の内周壁に密着し、装入する側に向かって一定
の割合で窄まる形状が矯正される。これにより、可撓性
弁体が弁座側に傾き、環状本体が弁座に当接する装着位
置で可撓性弁体が弁座に圧接してシール性が確保され
る。弁体の弁座との圧接面に環状の突起を形成すること
により、弁体が線接触で弁座に圧接するから、接触面で
の面圧が高くなりシール性がさらに向上し、僅かの逆圧
でも逆流を阻止できる。また、上記逆止弁は、装着部に
装入する際に向きを合わせる必要がないから、装着作業
が迅速かつ容易となる。さらに、弁座を傾斜させる必要
がないばかりでなく、ビス等により逆止弁を固定する必
要もないから弁座の製作が容易となり、コスト低減に寄
与できる。
着部に装入すると環状本体が弾性変形してその外周面が
該装着部の内周壁に密着し、装入する側に向かって一定
の割合で窄まる形状が矯正される。これにより、可撓性
弁体が弁座側に傾き、環状本体が弁座に当接する装着位
置で可撓性弁体が弁座に圧接してシール性が確保され
る。弁体の弁座との圧接面に環状の突起を形成すること
により、弁体が線接触で弁座に圧接するから、接触面で
の面圧が高くなりシール性がさらに向上し、僅かの逆圧
でも逆流を阻止できる。また、上記逆止弁は、装着部に
装入する際に向きを合わせる必要がないから、装着作業
が迅速かつ容易となる。さらに、弁座を傾斜させる必要
がないばかりでなく、ビス等により逆止弁を固定する必
要もないから弁座の製作が容易となり、コスト低減に寄
与できる。
Claims (1)
- 【請求項１】 装入する側に向かって一定の割合で窄ま
る形状の環状本体と、該環状本体の内周下部に設けたヒ
ンジ部を介して片持ち状に支持されるとともに、弁座に
当接する可撓性弁体とを一体成形してなり、 前記環状本体の外周面が装着部の内周壁に密着して、前
記装入する側に向かって一定の割合で窄まる形状が矯正
されることにより、前記可撓性弁体が前記弁座側に傾
き、環状本体が該弁座に当接する装着位置で前記可撓性
弁体が前記弁座に圧接するようにしたことを特徴とする
逆止弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31540696A JPH10141526A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31540696A JPH10141526A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 逆止弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10141526A true JPH10141526A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=18065010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31540696A Withdrawn JPH10141526A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 逆止弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10141526A (ja) |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP31540696A patent/JPH10141526A/ja not_active Withdrawn
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |