JPH10141491A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

Info

Publication number
JPH10141491A
JPH10141491A JP31300096A JP31300096A JPH10141491A JP H10141491 A JPH10141491 A JP H10141491A JP 31300096 A JP31300096 A JP 31300096A JP 31300096 A JP31300096 A JP 31300096A JP H10141491 A JPH10141491 A JP H10141491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
road
speed
control device
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31300096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3858313B2 (ja
Inventor
Masao Kawai
正夫 川合
Hideki Ariga
秀喜 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP31300096A priority Critical patent/JP3858313B2/ja
Publication of JPH10141491A publication Critical patent/JPH10141491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3858313B2 publication Critical patent/JP3858313B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ナビゲーションシステムに記憶されている道路
情報に基づき、高速道路から分岐するランプウエイでシ
フトダウン制御を行い、減速を補助する。 【解決手段】ナビゲーション処理部11は、道路情報か
ら道路属性の異なる高速道路と一般道を接続するランプ
ウエイを検出し、ランプウエイを含む制御区間内に進入
したことを確認した上、車速と、アクセルオフ、ブレー
キオン等の運転操作に基づき、運転者の減速の意志を確
認し、変速段の上限値を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両制御装置にか
かり、詳しくは有段変速機及び無段変速機を含む自動変
速装置の変速比制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の現在位置の周囲に関する道路情報
に応じて自動変速機の制御パターンを変更する変更手段
を備えた自動変速機の制御装置が提案されている(特公
平6−58141号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、高速道路と
一般道の間では、道路種別や道路幅などの道路属性が異
なることにより制限速度が異なっており、自ずと車両が
走行する速度が異なっている。このような道路属性の異
なる道路(例えば高速道路と一般道)は、一般的にラン
プウエイとよばれる接続路により接続されている。つま
り、高速道路から一般道へ移動する場合には、ランプウ
エイを通過しなければならないが、車両がランプウエイ
を通過している間に一般道の制限速度以下に減速させる
必要がある。しかし、上記従来の制御は、道路には対応
しているが、高速道路から一般道へ進入した場合などの
道路属性の変化に対応して減速を補助できるものではな
い。
【0004】本発明の目的は、車が走行している道路の
属性が走行中に変更される時に、減速の補助ができる車
両制御装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。
【0006】(1) 道路情報を記憶した道路情報記憶
手段と、道路上の自車位置を検出する自車位置検出手段
と、車速を検出する車速検出手段と、記憶されている道
路情報から属性の異なる道路を接続する接続路を検出す
る接続路検出手段と、自車位置と検出された接続路に基
づき、制御区間を設定する制御区間設定手段と、自動的
に変速比を選択する自動変速装置と、前記制御区間内に
おいて、車速から変速比を変更し得る範囲を決定する変
速比規制手段と、運転者の運転操作を検出する運転操作
検出手段と、前記自動変速装置の選択する変速比を、所
定の運転操作に基づき、決定された範囲内とするように
設定する変速比設定手段とを有することを特徴とする車
両制御装置。
【0007】(2) 前記運転操作検出手段によって検
出される運転操作は、アクセルの操作、ブレーキの操
作、ウインカの点灯の内、1又は2以上である上記
(1)に記載の車両制御装置。
【0008】(3) 前記変速比設定手段は、車速が所
定の範囲内であって、アクセルのオフ操作およびブレー
キのオン操作が検出されたとき、変速比を決定された上
限の範囲内とするように設定するものである上記(2)
に記載の車両制御装置。
【0009】(4) 前記自動変速装置は、多段変速機
である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の車両
制御装置。
【0010】(5) 前記自動変速装置は、無段変速機
である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の車両
制御装置。
【0011】(6) 前記接続路検出手段は、高速走行
路本線と一般走行路との接続路を検出する上記(1)な
いし(5)のいずれかに記載の車両制御装置。
【0012】(7) 前記制御区間設定手段は、接続路
の始点又は終点を基準として制御区間を設定する上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載の車両制御装置。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態の1
つについて、添付図面に基づいて詳説する。図1は、本
発明の車両制御装置の構成を示すブロック図である。本
発明の車両制御装置1は、ナビゲーションシステム装置
10と、ATモード選択部20と、走行状態検出部30
と、変速制御装置(A/T ECU)40とを備えてい
る。
【0014】ナビゲーションシステム装置10は、ナビ
ゲーション処理部11と、道路情報記憶手段であるデー
タ記憶部12と、現在位置検出部13と、通信部15
と、入力部16と、表示部17と、音声出力部19とを
有している。ナビゲーション処理部11は、入力された
情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種演算処理
を行い、その結果を出力する中央制御装置(以下「CP
U」という)111を備えている。このCPU111
は、データバス等のバスラインを介してROM112と
RAM113が接続されている。ROM112は、目的
地までの経路の検索、経路中の走行案内、制御区間の決
定等を行うための各種プログラムが格納されているリー
ド・オンリー・メモリである。RAM113は、CPU
111が各種演算処理を行う場合のワーキング・メモリ
としてのランダム・アクセス・メモリである。
【0015】データ記憶部12は、地図データファイ
ル、交差点データファイル、ノードデータファイル、道
路情報ファイル、写真データファイル、および各地域の
ホテル、ガソリンスタンド、観光地案内などの各種地域
毎との情報が格納された他のデータファイルを備えてい
る。これら各ファイルには、経路探索を行うとともに、
探索した経路に沿って案内図を表示したり、交差点や経
路中における特徴的な写真やコマ図を出したり、交差点
や高速道路のランプウエイまでの残り距離、次の交差点
やランプウエイでの進行方向を表示したり、その他の案
内情報を表示部17や音声出力部19から出力するため
の各種データが格納されている。
【0016】これらのファイルに記憶されている情報の
内、通常のナビゲーションにおける経路探索に使用され
るのが交差点データ、ノードデータ、道路情報のそれぞ
れが格納された各ファイルである。これらのファイルに
は、道路の幅員、勾配、路面の状態、曲がり角の曲率半
径、交差点、T字路、道路の車線数、車線数の減少する
地点、曲がり角の入口、踏切、高速道路出口ランプウェ
イ、高速道路の料金所、道路の幅員の狭くなる地点、降
坂路、登坂路、制限速度などの他、高速道路、一般道な
どの道路種類等の道路の属性が格納されている。
【0017】各ファイルは、例えば、フロッピーディス
ク、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、
光ディスク、磁気テープ、ICカード、光カード等の各
種記憶装置が使用される。なお、各ファイルは記憶容量
が大きい、例えばCD−ROMの使用が好ましいが、そ
の他のデータファイルのような個別のデータ、地域毎の
データは、ICカードを使用するようにしてもよい。上
記ナビゲーション処理部11と、道路情報記憶手段であ
るデータ記憶部12によって、道路情報獲得手段が構成
される。
【0018】また現在位置検出部13は、GPSレシー
バ131、地磁気センサ132、距離センサ133、ス
テアリングセンサ134、ビーコンセンサ135、ジャ
イロセンサ136とを備えている。GPSレシーバ13
1は、人口衛星から発せられる電波を受信して、自車の
位置を測定する装置である。地磁気センサ132は、地
磁気を検出して自車の向いている方位を求める。距離セ
ンサ133は、例えば車輪の回転数を検出して計数する
ものや、加速度を検出して2回積分するものや、その他
計測装置等が使用される。ステアリングセンサ134
は、例えば、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回
転センサや回転抵抗ボリューム等が使用されるが、車輪
部に取り付ける角度センサを用いてもよい。ビーコンセ
ンサ135は、路上に配置したビーコンからの位置情報
を受信する。ジャイロセンサ136は、車両の回転角速
度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガ
スレートジャイロや振動ジャイロ等で構成される。
【0019】現在位置検出部13のGPSレシーバ13
1とビーコンセンサ135は、それぞれ単独で位置測定
が可能であるが、その他の場合には、距離センサ133
で検出される距離と、地磁気センサ132、ジャイロセ
ンサ136から検出される方位との組み合わせ、また
は、距離センサ133で検出される距離と、ステアリン
グセンサ134で検出される舵角との組み合わせによっ
て自車の絶対位置(自車位置)を検出するようになって
いる。
【0020】通信部15は、FM送信装置や電話回線等
との間で各種データの送受信を行うようになっており、
例えば情報センタ等から受信した渋滞などの道路情報や
交通事故情報等の各種データを受信するようになってい
る。
【0021】入力部16は、走行開始時の現在位置の修
正や、目的地を入力するように構成されている。入力部
16の構成例としては、表示部17を構成するディスプ
レイの画面上に配置され、その画面に表示されたキーや
メニューにタッチすることにより情報を入力するタッチ
パネル、その他、キーボード、マウス、バーコードリー
ダ、ライトぺン、遠隔操作用のリモートコントロール装
置などが挙げられる。
【0022】表示部17には、操作案内、操作メニュ
ー、操作キーの表示や、ユーザの要求に応じて設定され
た案内地点までの経路の表示や、走行する経路に沿った
案内図等の各種表示が行われる。表示部17としては、
CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディ
スプレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホロ
グラム装置等を用いることができる。
【0023】音声入力部18はマイクロホン等によって
構成され、音声によって必要な情報が入力される。音声
出力部19は、音声合成装置と、スピーカとを備え、音
声合成装置で合成される音声の案内情報を出力する。な
お、音声合成装置で合成された音声の他に、各種案内情
報をテープに録音しておき、これをスピーカから出力す
るようにしてもよく、また音声合成装置の合成音とテー
プの音声とを組み合わせてもよい。
【0024】以上のように構成されたナビゲーションシ
ステム装置は、運転者に車両の現在地周りの道路情報を
知らせて、車両の目的地までの走行経路を誘導する。つ
まり、入力部16から目的地を入力すると、ナビゲーシ
ョン処理部11は、現在位置検出部13で検出された自
車位置に基づき、データ記憶部12から読み出した道路
情報から目的地までの走行経路を選択し、該経路を表示
部17に出力するとともに、該表示部17に表示された
走行経路と、音声出力部19から出力される音声によっ
て、運転者を目的地まで誘導する。また、目的地が入力
されていない場合には、自車位置の周辺の道路情報を表
示部17に出力する。
【0025】以上のようなナビゲーションシステム装置
10において、自車位置検出手段は、現在位置検出部1
3によって構成され、道路情報獲得手段は、データ記憶
部12によって構成される。また、接続路検出手段は、
データ記憶部12とナビゲーション処理部11とによっ
て構成され、データ記憶部12から道路情報を取得し、
ナビゲーション処理部11が、この道路情報から道路の
属性を判断して、接続路を検出する。ここでランプウエ
イとは、互いに道路属性(ここでは主に道路種別)の異
なる道路を接続するための接続路である。
【0026】また、制御区間設定手段は、現在位置検出
部13と、データ記憶部12と、ナビゲーション処理部
11とによって構成される。
【0027】自車位置の進行方向にある制御区間は、現
在位置検出部13で検出された自車位置と自車の走行方
向および道路情報獲得手段よって獲得された道路情報に
基づき、ナビゲーション処理部11が決定する。制御区
間とは、図2に示されているように、高速走行路R1と
ランプウエイR2との分岐点Pと確認された位置から高
速走行路本線上における手前Xm、後ろYm(この区間
は、運転者が高速走行路本線上から減速を行うことで、
滑らかにランプウエイR2へ進入するための減速区間で
あると同時に、地図上の位置と実際の位置に誤差がある
ため、その誤差分をフォローするため設けられる区間で
ある。)、及び分岐点Pから属性の異なる道路(一般走
行路)に接続されるまで(例えば料金所まで)の区間に
設定される。分岐点(交差点)は、車両が高速走行路本
線上から一般走行路へ移動する場合は、接続路の始点と
なり、また逆に車両が一般走行路上から高速走行路本線
へ移動する場合には接続路の終点となる。
【0028】次に、走行予定道路とは、ナビゲーション
システム装置10の機能により、既に車両の走行経路が
設定されている場合には、その設定されている道路であ
り、設定されていない場合には、例えば直進した場合に
通過することが予想される経路とすることができる。こ
のような、走行予定道路を探索する走行経路検出手段を
設けた場合には、走行予定道路がより明確となり、制御
性が向上する。
【0029】ATモード選択部20は、変速モードを選
択する操作部である。検出部30は、車速検出手段であ
る車速センサ31、運転操作検出手段としてブレーキセ
ンサ32、アクセル開度センサ33、ウィンカーセンサ
34とを備え、さらにスロットル開度センサ35を有し
てしている。車速センサ31は車速Vを、ブレーキセン
サ32はブレーキのON/OFFを、アクセルセンサ3
3はアクセルのON/OFFを、ウインカーセンサ34
はウインカのON/OFFを、スロットルセンサはスロ
ットル開度θをそれぞれ検出する。
【0030】また、上記車速センサ31からの車速信
号、アクセルセンサ33からのアクセルON/OFF信
号、ブレーキセンサ32からのブレーキON/OFF信
号、ウインカーセンサ34からのウインカーON/OF
F信号は、ナビゲーションシステム装置10のナビゲー
ション処理部11に供給される。
【0031】さらに、ナビゲーション処理部11は、ア
クセル開度信号、ブレーキON/OFF信号、ウインカ
ーON/OFF信号に基づいて、運転者の減速の意志を
確認する。
【0032】このナビゲーション処理部11によって、
変速比規制手段が構成される。つまり、変速制御装置4
0によって変更し得る変速段の範囲をナビゲーション処
理部11によって決定する。本実施形態では、規制する
変速段の範囲として、変速段の上限を規制する制御を行
う。このような変速段の上限規制は、本実施形態では、
上限を3速とする制御により実行する。
【0033】ナビゲーション処理部11は、車両2の自
車位置を確認し、車両2が制御区間内に入った場合に
は、車速VやアクセルのOFF等の減速操作をきっかけ
として、変速段の上限を決定する。この場合に、アクセ
ルのOFFやブレーキのON操作などから、運転者が予
め減速を意図していることが確認できているので、変速
段の上限値規制によってシフトダウンが行なわれても、
運転者に違和感はあまり感じられない。なお、さらにウ
インカーのONを確認した上で、変速段の上限を規制す
るようにしてもよい。
【0034】自動変速装置は、自動変速機(本実施形態
では4速の変速段を備えた多段変速機)41と変速比を
設定するアクチュエータ(本実施形態では4速の変速段
を設定する油圧制御回路)42とそのアクチュエータに
対して作動信号を出力する変速制御装置40を含んでい
る。変速制御装置40には、車速センサ31から車速信
号が、スロットルセンサ35からスロットル開度信号が
それぞれ供給される。
【0035】変速比設定手段を構成する変速制御装置4
0は、どの変速段を選択するかを具体的に決定するもの
であり、例えば、供給されたスロットル開度と車速によ
り変速段を決定するデータテーブル(変速段マップ)に
よって決定される。この変速段マップは、ノーマルモー
ド、パワーモード、坂路モード等の変速モードが用意さ
れており、運転者の意志により、または道路状況に応じ
て制御により切り替わる。ここで、ノーマルモードは、
燃費と動力性能のバランスのとれた経済走行パターン
で、通常走行に用いるものである。パワーモードとは、
動力性能を重視したパターンで、山間地等での運転に使
用するものであり、変速段マップでは、低速側の変速段
の領域が大きく取られている。
【0036】また、ナビゲーション処理部11から変速
段規制信号が入力されていると、規制された範囲内での
変速段の制御が行なわれる。例えば変速制御装置40に
より、4速が決定されていてもナビゲーション処理部1
1からの規制信号により上限が3速とされているとき
は、アクチュエータ42に供給される指令信号は1速か
ら3速までの範囲内でしか出力されない。そして、変速
比を設定するアクチュエータ42に対して、上記範囲内
で決定された指令信号が出力される。つまり、4速で走
行していた場合には、上限を3速とする規制信号が変速
制御装置40に供給されると、4速から3速にシフトダ
ウンが行なわれ、エンジンブレーキによってランプウエ
イにおける減速が補助される。
【0037】以下、高速道路のランプウエイを通過する
場合の、ナビゲーション処理部11及び変速制御装置4
0の変速段の制御動作について、図3ないし図5に示さ
れているフローチャートに基づいて説明する。
【0038】現在位置検出部13から自車位置を取得
し、該自車位置に基づいて、データ記憶部12から車両
の進行方向の道路情報を取得する(ステップS10)。
この道路情報には、道路種別、高速道路とランプウエイ
の分岐点の位置などが含まれる。次に、車両情報を取得
する(ステップS30)。この車両情報には、車速セン
サ31から供給される車速、アクセルセンサ33から供
給されるアクセルのON/OFF信号、ブレーキセンサ
32から供給されるブレーキON/OFF信号等が含ま
れる。そして、ランプウエイ制御ルーチン(ステップS
50)を実行し、該ランプウエイ制御ルーチンで決定さ
れた指令を変速制御装置40へ供給する(ステップS7
0)。
【0039】次に、上記ランプウエイ制御ルーチンにつ
いて、図4に示されているフローチャートに基づいて説
明する。ステップS10で得た自車位置と、ランプウエ
イの分岐点の位置や、道路種別等から、図2に示されて
いるような、ランプウエイを確認し、自車位置からラン
プ入口(分岐点P)までの距離Dと制御区間を計算する
(ステップS501)。制御区間は、例えば高速道路と
一般道路とを接続するランプウエイの場合には、一般道
路を走行するための減速をするのに適切な区間である。
【0040】自車位置より、前記設定された制御区間に
進入したかどうか判断する(ステップS503)。制御
区間内でない場合(ステップS503:N)、即ち、制
御区間内に進入していない場合及び制御区間を通り過ぎ
た場合には、ランプウエイ制御を実施しない制御を行
う。つまり、上限の指令値を4速とする(ステップS5
11)。
【0041】また、制御区間に進入している場合には
(ステップS503:Y)、現在車速Vが、制御必要車
速範囲V1≦V≦V2内か否かを判断する(ステップS
505)。ここで車速V1は、ランプ制御を必要としな
い程低速の車速、V2は、結果的にシフトダウンが起こ
っても車両への挙動変化を生じさせない車速、または運
転者への違和感を生じさせない車速とすることができ
る。
【0042】また、この車速は運転者のランプウエイに
進入する意志を検出するものであり、例えば、制御区間
内でも、車速が例えばV2以上である場合には(ステッ
プS505:N)、ランプに進入しないものと判断しス
テップS511に進み、ランプウエイ制御を実施しない
旨である上限指令値を4速とする。また、制御必要車速
内にいる場合は(ステップS505:Y)、ランプの進
入に対する減速が必要と判断し、運転者の減速動作の有
無を検出する(ステップS507、S509)。
【0043】まず、ステップS30で取得した車両情報
から、アクセルのオフの状態があったかを判断する(ス
テップS507)。オフされていない場合(ステップS
507:N)、減速の意図がないと判断して4速の上限
指令値を設定しリターンする。
【0044】オフされた場合には(ステップS507:
Y)、さらにブレーキ操作を確認する。ここで、さらに
ブレーキ操作を確認し、アクセルオフのみで上限値設定
をしないのは、高速道路を走行中にアクセルオフして惰
性で走行する場合もあり、より確かな減速意志を判断す
るためである。
【0045】ステップS30で取得した車両情報から、
ブレーキがオンされたかどうかを判断する(ステップS
509)。ブレーキがオンされた場合は(ステップS5
09:Y)、ランプウエイへ進入する可能性が高いと判
断し、変速段の上限指令値を3速に設定し(ステップS
513)リターンする。
【0046】一方、ブレーキがオンされていない場合
(ステップS509:N)には、前回指令された上限値
を設定し(ステップS515)リターンする。このよう
に、ブレーキがオンされていない場合に、前回指令され
た上限値を設定するのは、ブレーキが一回オンされ3速
を上限とした後、ブレーキがオフされても上限値が3速
の状態を維持して当該ランプウエイ制御を維持するため
である。
【0047】また、アクセルが再び踏み込まれた場合
(S507:N)、制御車速範囲を超えた場合(S50
5:N)、制御区間を超えた場合(S503:N)、ス
テップS511でランプ制御解除の旨である、上限4速
指令を設定する。またランプウエイへの進入を確認する
ために、さらに加えてウインカーがオンされた場合に上
限を3速にする制御としても良い。
【0048】次に、変速制御装置40の制御動作を、図
5に基づいて説明する。ステップS30で取得した車速
Vとスロットル開度から、変速段マップに基づいて、変
速段が決定される(ステップS201)。次に、変速段
の上限指令値がナビゲーション処理部11から入力され
る(ステップS203)。アクチュエータに送信される
変速段の指示信号が、ナビゲーション処理部11から入
力された上限値より大きくならないように、ステップS
201で決定された変速段と、上記入力された上限値と
を比較し、小さい方を指示する変速段として選択する
(ステップS205)。そして、ステップ205で選択
された変速段に設定すべく、アクチュエータに変速信号
を出力する。
【0049】なお、上記のような制御動作は、すべての
制御動作を変速制御装置40またはナビケーション処理
部11のいずれか一方でおこなってもよく、さらに、変
速制御装置40、ナビケーション処理部11のそれぞれ
が制御の一部を担当する構成としてもよい。
【0050】変速制御装置40は、スロットル開度と車
速により変速段を決定する他、アクセル開度と車速によ
って変速段を決定してもよく、またエンジンのトルクの
大きさと車速によって変速段を決定する構成としてもよ
い。
【0051】上記実施形態では、変速段の上限規制を常
時3速としているが、別に変速段規制マップを設定し、
該規制マップに基づいて変速段の上限を決定してもよ
い。この変速段規制マップは、例えば車速に応じて変速
段の上限を決定するものとすることができ、その他、道
路の勾配、車種、車の重量、ランプウエイの曲率といっ
た要素に基づいて、マップの内容を変更してもよい。ま
た、変速段の規制は、変更可能な範囲を設定してしても
よく(つまり、変速段の下限と上限を規制してもよ
く)、変速段の下限を規制してもよい。
【0052】自動変速装置には、無段変速機を有するも
のを用いてもよく、この場合には、変速比規制手段は、
変速段ではなく、変速比の範囲を規制する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両制御
装置によれば、車速を変更する可能性の高い属性の異な
る道路の接続路において、制御区間内における運転者の
操作に基づき変速比の範囲を制限するので、運転者の意
志に基づいた変速を精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】ランプウエイの分岐点を示す道路図である。
【図3】ナビゲーション処理部の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図4】ナビゲーション処理部の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図5】変速制御装置の制御動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 車両制御装置 2 車両 10 ナビゲーションシステム装置 11 ナビゲーション処理部 12 データ記憶部 13 現在位置検出部 20 ATモード選択部 30 走行状態検出部 40 変速制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 59:54 59:58 59:66

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路情報を記憶した道路情報記憶手段
    と、 道路上の自車位置を検出する自車位置検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 記憶されている道路情報から属性の異なる道路を接続す
    る接続路を検出する接続路検出手段と、 自車位置と検出された接続路に基づき、制御区間を設定
    する制御区間設定手段と、 自動的に変速比を選択する自動変速装置と、 前記制御区間内において、車速から変速比を変更し得る
    範囲を決定する変速比規制手段と、 運転者の運転操作を検出する運転操作検出手段と、 前記自動変速装置の選択する変速比を、所定の運転操作
    に基づき、決定された範囲内とするように設定する変速
    比設定手段とを有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転操作検出手段によって検出され
    る運転操作は、アクセルの操作、ブレーキの操作、ウイ
    ンカの点灯の内、1又は2以上である請求項1に記載の
    車両制御装置。
  3. 【請求項3】 前記変速比設定手段は、車速が所定の範
    囲内であって、アクセルのオフ操作およびブレーキのオ
    ン操作が検出されたとき、変速比を決定された上限の範
    囲内とするように設定するものである請求項2に記載の
    車両制御装置。
  4. 【請求項4】 前記自動変速装置は、多段変速機である
    請求項1ないし3のいずれかに記載の車両制御装置。
  5. 【請求項5】 前記自動変速装置は、無段変速機である
    請求項1ないし3のいずれかに記載の車両制御装置。
  6. 【請求項6】 前記接続路検出手段は、高速走行路本線
    と一般走行路との接続路を検出する請求項1ないし5の
    いずれかに記載の車両制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御区間設定手段は、接続路の始点
    又は終点を基準として制御区間を設定する請求項1ない
    し6のいずれかに記載の車両制御装置。
JP31300096A 1996-11-07 1996-11-07 車両制御装置 Expired - Lifetime JP3858313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31300096A JP3858313B2 (ja) 1996-11-07 1996-11-07 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31300096A JP3858313B2 (ja) 1996-11-07 1996-11-07 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10141491A true JPH10141491A (ja) 1998-05-29
JP3858313B2 JP3858313B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=18036032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31300096A Expired - Lifetime JP3858313B2 (ja) 1996-11-07 1996-11-07 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3858313B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6418367B1 (en) 1999-10-08 2002-07-09 Nissan Motor Co., Ltd. Engine transmission control system
WO2007026242A1 (en) 2005-09-01 2007-03-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus and vehicle control method.
JP2007196851A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyota Motor Corp 車両位置判定装置及び車両用駆動力制御装置
WO2008062721A1 (fr) 2006-11-20 2008-05-29 Aisin Aw Co., Ltd. Procédé et dispositif pour juger de l'état de déplacement d'un véhicule
JP2008139104A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toyota Motor Corp 退出検出装置
JP2008189093A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Toyota Motor Corp 車両用駆動力制御装置
JP2009002413A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp 車両用駆動力制御装置
JP2011025862A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 走行制御装置
CN105759789A (zh) * 2016-04-18 2016-07-13 北京新能源汽车股份有限公司 整车控制器的仿真测试方法、装置和***

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6418367B1 (en) 1999-10-08 2002-07-09 Nissan Motor Co., Ltd. Engine transmission control system
JP4720383B2 (ja) * 2005-09-01 2011-07-13 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
WO2007026242A1 (en) 2005-09-01 2007-03-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus and vehicle control method.
JP2007062651A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Toyota Motor Corp 車両制御装置
US8818668B2 (en) 2005-09-01 2014-08-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus and vehicle control method
JP2007196851A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyota Motor Corp 車両位置判定装置及び車両用駆動力制御装置
WO2008062721A1 (fr) 2006-11-20 2008-05-29 Aisin Aw Co., Ltd. Procédé et dispositif pour juger de l'état de déplacement d'un véhicule
US8886364B2 (en) 2006-11-20 2014-11-11 Aisin Aw Co., Ltd. Method and apparatus for determining traveling condition of vehicle
JP2008139104A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toyota Motor Corp 退出検出装置
JP2008189093A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Toyota Motor Corp 車両用駆動力制御装置
JP2009002413A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp 車両用駆動力制御装置
JP2011025862A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 走行制御装置
CN105759789A (zh) * 2016-04-18 2016-07-13 北京新能源汽车股份有限公司 整车控制器的仿真测试方法、装置和***
CN105759789B (zh) * 2016-04-18 2019-06-04 北京新能源汽车股份有限公司 整车控制器的仿真测试方法、装置和***

Also Published As

Publication number Publication date
JP3858313B2 (ja) 2006-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3171795B2 (ja) 車両制御装置
US7031829B2 (en) Car navigation system prioritizing automatic travel road
JP2008298547A (ja) ナビゲーション装置
JP3090269B2 (ja) 車両制御装置
JP3858313B2 (ja) 車両制御装置
JPH11328592A (ja) 車両制御装置
JPH09280353A (ja) 車両制御装置
JPH0660821B2 (ja) 車両用走行誘導装置
JP3139401B2 (ja) 車両制御装置
JP3398038B2 (ja) ナビゲーション出力装置
JP4576730B2 (ja) ナビゲーション装置
JPH0580697A (ja) 車両誘導装置
JPH0763566A (ja) 経路誘導装置
JP2882250B2 (ja) 経路誘導装置
JPH1061759A (ja) 車両制御装置
JP4487331B2 (ja) 車両制御装置
JP3178471B2 (ja) 車両制御装置
JP3661899B2 (ja) 車両制御装置
JP3139388B2 (ja) 車両制御装置
JP3661898B2 (ja) 車両制御装置
JPH1151171A (ja) 車両制御装置
JP3598926B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP4608707B2 (ja) 車両制御装置
JPH09317865A (ja) 車両制御装置
JPH10148255A (ja) 車両制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060911

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350