JPH10140892A - キーレスエントリー装置 - Google Patents

キーレスエントリー装置

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JPH10140892A
JPH10140892A JP8301799A JP30179996A JPH10140892A JP H10140892 A JPH10140892 A JP H10140892A JP 8301799 A JP8301799 A JP 8301799A JP 30179996 A JP30179996 A JP 30179996A JP H10140892 A JPH10140892 A JP H10140892A
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JP8301799A
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Takashi Yoshizawa
隆 吉沢
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IDを登録する時に登録済みIDを消去する
か残すかを選択可能にする。 【解決手段】 ID登録モードが設定されている時に受
信手段で送信手段からの情報を受信すると、受信情報に
含まれる操作部材の操作情報に応じた方法で受信情報の
IDを記憶手段に登録IDとして記憶する。例えば、受
信情報に第1の操作部材の操作情報が含まれている場合
には(S1)、記憶手段に記憶されているすべての登録
IDを消去してから受信IDを登録IDとして記憶し
(S2〜S3)、受信情報に第2の操作部材の操作情報
が含まれている場合には(S7)、記憶手段に記憶され
ている登録IDの内の最も早い時点に記録されたIDを
消去してから受信IDを登録IDとして記憶する(S8
〜S9)。これにより、第1の操作部材または第2の操
作部材の操作によって、新規IDの登録時にすでに登録
されているIDをすべて消去するか、あるいはそれらの
内の一部を消去するかを必要に応じて選択することがで
き、操作性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーを用いずにI
Dを照合してドアのロック/アンロックなどを遠隔操作
するキーレスエントリー装置に関し、特に、IDの登録
方法を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】キーをキーシリンダーに差し込んで回す
操作をせずに、IDを照合して車両のドアのロック/ア
ンロックやトランクリッドの開放を遠隔操作するキーレ
スエントリー装置が実用に供されている。この種の装置
では、キーレスリモートコントローラー(以下、リモコ
ンと呼ぶ)に設けられたドアロックスイッチ、ドアアン
ロックスイッチ、トランクオープナースイッチを操作す
ると、操作したスイッチの情報とリモコン固有のIDが
送信される。車両側のキーレスエントリーコントローラ
ー(以下、車載コントローラーと呼ぶ)では、リモコン
から送信されたスイッチ情報とIDを受信し、予め登録
されたIDと照合して両者が一致すれば操作スイッチに
対応する処理、すなわちドアのロック/アンロックやト
ランクリッドの開放処理を行なっている。
【0003】車載コントローラーには所定の個数のID
を予め登録することができ、コントローラーに接続され
ているスイッチを操作することによりID登録モードへ
移行する。従来のキーレスエントリー装置では、新たに
IDを登録する時に、(1)すでに登録されているID
をすべて消去してから新しいIDを登録する、または、
(2)すでに登録されているIDの内の最も早い時点に
登録されたIDを消去してから新しいIDを登録してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の登録方法による従来の装置では、IDを追加登
録する場合でもすでに登録済みのIDをすべて消去して
しまうので、登録したいすべてのIDの登録作業を改め
てやり直さなければならず、操作性が悪い。また、上記
(2)の登録方法による従来の装置では、リモコンの紛
失によりいったんすべての登録済みIDを消去したい場
合には、所定の登録個数分だけ新しいIDの登録作業を
行なわなければならず、操作性が悪い。
【0005】本発明の目的は、IDを登録する時に登録
済みIDを消去するか残すかを選択可能にしたキーレス
エントリー装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、第1の操作部材と第2の操
作部材を有し、操作部材が操作されると固有のIDと操
作部材の操作情報を送信する送信手段と、送信手段から
送られる情報を受信する受信手段と、複数の登録IDを
記憶する記憶手段と、受信IDがいずれかの前記登録I
Dと一致した場合に操作部材の操作情報に応じた処理を
行なう制御手段とを備えたキーレスエントリー装置に適
用される。そして、ID登録モードが設定されている時
に受信手段で送信手段からの情報を受信すると、受信情
報に含まれる操作部材の操作情報に応じた方法で受信I
Dを登録IDとして記憶手段に記憶する登録手段を備え
る。 (2) 請求項2のキーレスエントリー装置は、登録手
段によって、受信情報に第1の操作部材の操作情報が含
まれている場合には、記憶手段に記憶されているすべて
の登録IDを消去してから受信IDを記憶するようにし
たものである。 (3) 請求項3のキーレスエントリー装置は、登録手
段によって、受信情報に第2の操作部材の操作情報が含
まれている場合には、記憶手段に記憶されている登録I
Dの内の最も早い時点に記録されたIDを消去してから
受信IDを記憶するようにしたものである。 (4) 請求項4のキーレスエントリー装置は、登録手
段によって、受信情報に第2の操作部材の操作情報が含
まれている場合には、記憶手段に記憶されている登録I
Dの内の最近使用したID以外のIDを消去してから受
信IDを記憶するようにしたものである。 (5) 請求項5に記載のキーレスエントリー装置の第
1の操作部材はドアをロックするための操作部材であ
り、第2の操作部材はドアをアンロックするための操作
部材としたものである。 (6) 請求項6の発明は、操作部材を有し、操作部材
が操作されると固有のIDと操作部材の操作情報を送信
する送信手段と、送信手段から送られる情報を受信する
受信手段と、複数の登録IDを記憶する記憶手段と、受
信IDがいずれかの登録IDと一致した場合に操作部材
の操作情報に応じた処理を行なう制御手段とを備えたキ
ーレスエントリー装置に適用される。そして、ID登録
モードを設定するとともにIDの登録方法を選択する登
録方法選択手段と、登録方法選択手段によりID登録モ
ードが設定されている時に受信手段で送信手段からの情
報を受信すると、登録方法選択手段により選択された方
法で受信IDを登録IDとして記憶手段に記憶する登録
手段とを備える。 (7) 請求項7のキーレスエントリー装置は、登録方
法選択手段によって、記憶手段に記憶されている複数の
登録IDのすべてを消去してから受信IDを記憶する
か、または、消去すべき登録IDを指定して消去してか
ら受信IDを記憶するかを選択するようにしたものであ
る。 (8) 請求項8のキーレスエントリー装置は、登録方
法選択手段を携帯型診断装置としたものである。
【0007】
【発明の効果】
(1) 請求項1〜5の発明によれば、ID登録モード
が設定されている時に受信手段で送信手段からの情報を
受信すると、受信情報に含まれる操作部材の操作情報に
応じた方法で受信IDを登録IDとして記憶手段に記憶
する。例えば、受信情報に第1の操作部材の操作情報が
含まれている場合には、記憶手段に記憶されているすべ
ての登録IDを消去してから受信IDを登録IDとして
記憶し、受信情報に第2の操作部材の操作情報が含まれ
ている場合には、記憶手段に記憶されている登録IDの
内の最も早い時点に記録されたIDを消去してから受信
IDを登録IDとして記憶する。あるいは、受信情報に
第2の操作部材の操作情報が含まれている場合には、記
憶手段に記憶されている登録IDの内の最近使用したI
D以外のIDを消去してから受信IDを登録IDとして
記憶するようにしてもよい。なお、第1および第2の操
作部材を、ドアをロックおよびアンロックするための操
作部材とし、ドアをロックするための第1の操作部材を
操作するか、またはドアをアンロックするための第2の
操作部材を操作するかによって、IDの登録方法を選択
するようにしてもよい。これにより、第1の操作部材ま
たは第2の操作部材の操作によって、新規IDの登録時
にすでに登録されているIDをすべて消去するか、ある
いはそれらの内の一部を消去するかを必要に応じて選択
することができ、操作性を向上させることができる。 (2) 請求項6〜8の発明によれば、例えば携帯型診
断装置のような登録方法選択手段によってID登録モー
ドを設定するとともにIDの登録方法を選択し、ID登
録モードが設定されている時に受信手段で送信手段から
の情報を受信すると、登録方法選択手段により選択され
た方法で受信IDを登録IDとして記憶手段に記憶す
る。IDの登録方法は、例えば、記憶手段に記憶されて
いる複数の登録IDのすべてを消去してから受信IDを
記憶したり、あるいは消去すべき登録IDを指定して消
去してから受信IDを記憶する方法がある。これによ
り、携帯型診断装置のような登録方法選択手段によっ
て、新規IDの登録時にすでに登録されているIDをす
べて消去するか、あるいはそれらの内の一部を消去する
かを必要に応じて選択することができ、操作性を向上さ
せることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
−発明の第1の実施の形態− 図1はキーレスリモートコントローラー(リモコン)の
外観図、図2はリモコンの回路図、図3は車載キーレス
エントリーコントローラー(車載コントローラー)の回
路図である。一実施の形態のキーレスエントリー装置
は、図1および図2に示すキー1と一体に成形されたリ
モコン2と、図3に示す車載コントローラー3とから構
成される。なお、この実施の形態ではキーに一体成形さ
れたリモコンを例に上げて説明するが、キーとは別に単
独にユニット化したリモコンとしてもよい。
【0009】図1に示すように、キー1のヘッド部には
リモコンのドアロックスイッチ1aとドアアンロックス
イッチ1bが設けられる。このキー1には、図2に示す
リモコン2が埋め込まれている。リモコン2は、キーを
用いずにドアのロック/アンロックを行なうために、ロ
ックスイッチ1aが操作されるとロック情報とキー1に
設定されたIDを送信し、アンロックスイッチ1bが操
作されるとアンロック情報とキー1のIDを送信する。
【0010】リモコン2はマイクロコンピュータを有す
るコントローラ21を中心に構成され、図3に示す車載
コントローラー3との通信を制御する。コントローラ2
1には、キーごとに固有のIDが記憶されるEEPRO
Mなどの不揮発性メモリ22と、ドアロックスイッチ1
aと、ドアアンロックスイッチ1bと、アンテナ23
と、バッテリーBATが接続される。
【0011】車載コントローラー3は、図3に示すよう
にコントローラー31を中心に構成される。コントロー
ラー31はマイクロコンピューターとその周辺部品およ
びチューナー31aから構成され、運転席ドア、助手席
ドアおよび後席左右ドアのロック/アンロックを行う。
チューナー31aはリモコン2から送られたデータを再
生する。32〜35はそれぞれ運転席ドア、助手席ド
ア、後席右ドア、後席左ドアのドアロックアクチュエー
タである。ドアロックアクチュエータ32〜35は、各
ドアのドアロック機構(不図示)をロック側またはアン
ロック側に駆動する。
【0012】ロックリレー36はトランジスター37に
より駆動され、バッテリーBATの電力をドアロックア
クチュエータ32へ供給して駆動し、運転席ドアをロッ
クする。なお、ドアロックアクチュエータ32へのロッ
ク出力をモニターするために、ロックリレー36からア
クチュエータ32への出力がコントローラー31へ接続
される。アンロックリレー38はトランジスター39に
より駆動され、バッテリーBATの電力をドアロックア
クチュエータ32へ供給して運転席ドアをアンロックす
る。なお、ドアロックアクチュエータ32へのアンロッ
ク出力をモニターするために、アンロックリレー38か
らアクチュエータ32への出力がコントローラー31へ
接続される。
【0013】ロックリレー41はトランジスター42に
より駆動され、バッテリーBATの電力をドアロックア
クチュエータ33〜35へ供給して駆動し、助手席ドア
および後席左右ドアをロックする。なお、ドアロックア
クチュエータ33〜35へのロック出力をモニターする
ために、ロックリレー41からアクチュエータ33〜3
5への出力がコントローラー31へ接続される。アンロ
ックリレー43はトランジスター44により駆動され、
バッテリーBATの電力をドアロックアクチュエータ3
3〜35へ供給して駆動し、助手席ドアおよび後席左右
ドアをアンロックする。なお、ドアロックアクチュエー
タ33〜35へのアンロック出力をモニターするため
に、アンロックリレー43からアクチュエータ33〜3
5への出力がコントローラー31へ接続される。
【0014】コントローラー31にはまた、アンテナ4
5とEEPROMなどの不揮発性メモリ46が接続され
る。アンテナ45はリヤウインドウに設置され、キーレ
スリモコン2から送信された電波を受信する。
【0015】メモリ46はリモコン2のIDを登録ID
として記憶する。図4に示すように、メモリ46のアド
レスnから(n+3)までのID登録領域に最大4種類
(ID1〜ID4)登録することができる。なお、この
実施の形態ではメモリ46にEEPROMを用いた例を
示すが、他の種類の不揮発性メモリを用いてもよい。
【0016】コントローラー31にはまた、各ドアの状
態を検出するためのスイッチとランプが接続される。ス
イッチ47は運転席ドアキーシリンダーがロック位置に
ある時に閉路する運転席ドアキーシリンダーロックスイ
ッチ、スイッチ48は助手席ドアキーシリンダーがロッ
ク位置にある時に閉路する助手席ドアキーシリンダーロ
ックスイッチである。また、スイッチ49〜52はそれ
ぞれ運転席ドア、助手席ドア、後席右ドアおよび後席左
ドアが開放状態にある時に閉路するドアスイッチであ
る。さらに、スイッチ53はイグニッションキー1がキ
ーシリンダーに差し込まれると閉路するキースイッチ、
スイッチ54はイグニッションキー1がACC位置に設
定された時に閉路するアクセサリースイッチである。ラ
ンプ55はハザードランプであり、ID登録モードにお
いてID登録完了表示灯として用いる。
【0017】次に、図5によりリモコン2から送信され
るデータのフォーマットを説明する。送信データはA
部、B部およびC部のシリアルデータから構成される。
A部はデータのヘッダーであり、B部はロックスイッチ
1aとアンロックスイッチ1bの制御コードである。な
お、この実施の形態ではロックスイッチ1aとアンロッ
クスイッチ1bを設けたリモコンの例を示すが、ロック
/アンロックスイッチの他にトランクリッドのオープナ
ースイッチなどを設けたリモコンでは、各操作スイッチ
ごとに制御コードを設定する。また、C部はリモコン2
に設定された固有のIDコードである。
【0018】この実施の形態では、リモコン2から受信
したデータがドアロック制御コードを含むか、ドアアン
ロック制御コードを含むかによって、IDの登録方法を
変える。ドアロック制御コードを含む送信データを受信
したら、すでに登録されているすべてのIDを消去し、
新しいIDを登録する。例えば、図6(a)に示すよう
にID登録モードにおいてメモリ46にID1〜ID4
の4種類のIDがすでに登録されていたとすると、これ
らの登録済みIDをすべて消去し、(b)、(c)に示
すように新しいID5、ID6を最大4種類まで登録す
る。なお、IDの最大登録種類は4種類に限定されるも
のではない。
【0019】一方、ドアアンロック制御コードを含む送
信データを受信したら、最も早い時点に登録されたID
を消去し、新しいIDを登録する。例えば、図7(a)
に示すようにID登録モードにおいてメモリ46にID
1〜ID4の4種類のIDがすでに登録されていたとす
ると、それらの内の最も早い時点に登録されたID1を
消去し、(b)に示すように新しいID5を登録する。
引き続き新しいIDを登録する場合には、(b)に示す
登録済みIDの内の最も早い時点に登録されたID2を
消去し、(c)に示すように新しいID6を登録する。
なお、この登録方法では最も早い時点に登録されたID
を消去して新しいIDを登録するから、何回もこの登録
作業を繰り返すことが可能である。また、この実施の形
態では登録時点の早い順にメモリアドレスnからIDを
記憶するものとし、新しいIDを登録するたびに最も早
い時点に登録されたアドレスnのIDを消去するととも
に、残りのアドレス(n+1)〜(n+3)のIDをそ
れぞれ繰り上げてアドレスn〜(n+2)に移すものと
する。
【0020】図8は第1の実施の形態のID登録モード
処理を示すフローチャートである。このフローチャート
により、第1の実施の形態の動作を説明する。車載コン
トローラー31は所定の操作が行なわれるとID登録モ
ードへ移行する。この実施の形態では、所定のID登録
モード設定操作を、10秒間に6回、イグニッションキ
ー1の抜き差しを行なった後、イグニッションキー1を
ACC位置に設定する操作とする。すなわち、車載コン
トローラー31は、キースイッチ53が10秒以内に6
回、閉路と開路を繰り返した後、アクセサリースイッチ
54が閉路したら、ID登録モードを設定して図6に示
す処理を実行する。
【0021】ステップ1において、リモコン2からドア
ロック制御コードとIDコードを含むデータの受信を確
認する。受信データにドアロック制御コードが含まれて
いればステップ2へ進み、メモリ46の登録済みIDを
すべて消去する。続くステップ3で新しいIDをメモリ
46のアドレスnに記憶して登録し、ステップ4でハザ
ードランプ55を2回点滅して登録完了を知らせる。ス
テップ5で、ふたたびドアロック制御コードとIDコー
ドを含む送信データの受信を確認する。受信したらステ
ップ6へ進み、そうでなければ処理を終了する。ステッ
プ6では、すでに新しい4種類のIDが登録されたかど
うかを確認し、登録されていればこれ以上のIDを登録
することはできないので処理を終了する。一方、IDの
登録余地があればステップ3へ戻り、上述した登録処理
を繰り返す。
【0022】ドアロック制御コードを含むデータを受信
していない場合は、ステップ7でドアアンロック制御コ
ードとIDコードを含むデータの受信を確認する。受信
データにドアアンロック制御コードが含まれていればス
テップ8へ進み、最も早い時点に登録されたアドレスn
のIDを消去するとともに、アドレス(n+1)〜(n
+3)に記憶されているIDをそれぞれ繰り上げてアド
レスn〜(n+2)に移す。続くステップ9で新しいI
Dをメモリ46のアドレス(n+3)に記憶し、ステッ
プ10でハザードランプ55を点滅してIDの登録完了
を知らせる。ステップ11でふたたびドアアンロック制
御コードとIDコードを含むデータを受信したかどうか
確認し、受信したらステップ8へ戻って上記登録処理を
繰り返し、データを受信しなければ処理を終了する。
【0023】このように、ID登録モードが設定されて
いる時にリモコンからのデータを受信すると、受信デー
タに含まれるロックスイッチまたはアンロックスイッチ
の操作情報に応じた方法で受信IDをメモリに登録ID
として記憶するようにした。すなわち、受信データにロ
ックスイッチの操作情報が含まれている場合には、メモ
リに記憶されているすべての登録IDを消去してから受
信IDを登録IDとして記憶し、受信データにアンロッ
クスイッチの操作情報が含まれている場合には、メモリ
に記憶されている登録IDの内の最も早い時点に記録さ
れたIDを消去してから受信IDを記憶する。これによ
り、ロックスイッチまたはアンロックスイッチの操作に
よって、新規IDの登録時にすでに登録されているID
をすべて消去するか、あるいはそれらの内の一部を消去
するかを必要に応じて選択することができ、操作性を向
上させることができる。
【0024】−発明の第1の実施の形態の変形例− 上述した第1の実施の形態ではドアロック制御コードを
受信したらすでに登録されているIDをすべて消去して
新しいIDを登録し、ドアアンロック制御コードを受信
したら登録済みIDの内の最も早い時点に登録されたI
Dを消去して新しいIDを登録したが、制御コードと登
録方法の対応を逆にしてもよい。すなわち、ドアアンロ
ック制御コードを受信したらすでに登録されているID
をすべて消去して新しいIDを登録し、ドアロック制御
コードを受信したら登録済みIDの内の最も早い時点に
登録されたIDを消去して新しいIDを登録する。ま
た、トランクリッドのオープナースイッチやその他のス
イッチを備えたリモコンでは、それらの制御コードとI
D登録方法を対応づけてもよい。
【0025】−発明の第1の実施の形態の他の変形例− 上述した第1の実施の形態では最も早い時点に登録され
たIDから消去する例を示したが、最も最近使用したI
Dを残して他のIDを消去するようにしてもよい。通
常、受信IDを登録IDと照合する時には、登録IDを
不揮発性メモリからいったんRAMに移して照合するの
で、常にRAMには最も最近使用したIDが残ることに
なり、RAMに残っているIDを残して他のIDを消去
すればよい。あるいは、ID照合の都度、メモリアドレ
スを入れ替えて使用時点の新しい順に並べ直すようにし
てもよい。
【0026】−発明の第2の実施の形態− 次に、故障診断用のテスターを用いてIDを登録、消去
する第2の実施の形態を説明する。図9は第2の実施の
形態の車載コントローラーの構成を示す。なお、図3に
示す第1の実施の形態と同様な機器に対しては同一の符
号を付して相違点を中心に説明する。この第2の実施の
形態の車載コントローラー3Aでは、コントローラー3
1に故障診断用テスター61が接続され、IDの登録と
消去が行なわれる。
【0027】図10は第2の実施の形態のID登録/消
去処理を示すフローチャート、図11は故障診断用テス
ター61のモニターの表示例を示す図である。コントロ
ーラー31はテスター61が接続されて、ID登録指令
またはID消去指令が送られるとこの処理を開始する。
故障診断用テスター61の電源を投入すると、テスター
61のモニターには図11(a)に示すメニュー画面が
表示される。なお、テスター61のモニターにはタッチ
スイッチが設けられており、モニター画面上で各種のス
イッチを構成することができる。図11(a)のメニュ
ー画面上の”リモコンID消去”と”リモコンID登
録”のいずれかにタッチすると、コントローラー31に
ID登録指令またはID消去指令が送られる。
【0028】ステップ21において、テスター61から
ID消去指令を受信したか否かを確認し、消去指令を受
信したらステップ22へ進む。ステップ22では実行指
令を受信したか否かを確認する。ID消去を選択すると
テスター61のモニター画面には図11(b)に示す消
去確認画面が表示される。ここで、”消去実行”にタッ
チするとコントローラー31に実行指令が送られる。実
行指令を受信したコントローラー31はステップ23で
メモリ46に記憶されている登録IDをすべて消去し、
続くステップ24でテスター61に消去完了信号を送信
して処理を終了する。消去完了信号を受信したテスター
61は図11(c)に示す消去完了画面をモニターに表
示する。
【0029】一方、テスター61からID登録指令を受
信した場合は、ステップ25でメモリ46に記憶されて
いる登録IDの情報をテスター61に送信する。テスタ
ー61は図11(d)に示すようなIDの登録状況をモ
ニターに表示する。この表示例では、ID1〜ID3が
登録されており、ID4が未登録であることを示す。こ
の表示画面において、いずれかのID番号にタッチされ
ると、タッチされたIDが消去されて新しいIDが登録
される。例えばID2を消去して新しいIDに入れ替え
る場合は画面上の”ID2”にタッチし、未登録のID
4に新しいIDを登録する場合は画面上の”ID4”に
タッチする。いずれかのID番号がタッチされると、テ
スター61はタッチされたID番号をコントローラー3
1に送信するとともに、モニターに図11(e)に示す
ような新規IDの登録メッセージを表示する。
【0030】ステップ26でテスター61から指定ID
番号を受信したらステップ27へ進み、リモコン2から
送信されるIDコードを含むデータを受信する。ステッ
プ28でリモコン2からIDコードを含むデータを受信
したらステップ29へ進み、受信IDをメモリ46の指
定アドレスに記憶して登録するとともに、テスター61
に登録中の信号を送信する。登録中信号を受信したテス
ター61は、図11(f)に示すID登録中のメッセー
ジをモニターに表示する。さらにステップ30でIDの
登録が終了したらテスター61に完了信号を送信する。
完了信号を受信したテスター61は図11(g)に示す
登録完了メッセージをモニターに表示する。
【0031】このように、故障診断用テスターによって
ID登録モードを設定するとともにIDの登録方法を選
択し、ID登録モードが設定されている時にリモコンか
らのデータを受信すると、故障診断用テスターにより選
択された方法で受信IDを登録IDとしてメモリに記憶
する。すなわち、メモリに記憶されている複数の登録I
Dのすべてを消去してから受信IDを記憶するか、ある
いは消去すべき登録IDを指定して消去してから受信I
Dを記憶する。これにより、故障診断用テスターによっ
て新規IDの登録時にすでに登録されているIDをすべ
て消去するか、あるいはそれらの内の一部を消去するか
を必要に応じて選択することができ、操作性を向上させ
ることができる。
【0032】以上の第1の実施の形態、第2の実施の形
態およびそれらの変形例の構成において、ロックスイッ
チ1aが第1の操作部材を、アンロックスイッチ1bが
第2の操作部材を、リモコン2が送信手段を、アンテナ
45とチューナー31aが受信手段を、不揮発性メモリ
46が記憶手段を、コントローラー31が制御手段およ
び登録手段を、故障診断用テスター61が登録方法選択
手段をそれぞれ構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キーレスリモートコントローラーの外観図で
ある。
【図2】 キーレスリモートコントローラー(リモコ
ン)の回路図である。
【図3】 車載キーレスエントリーコントローラー(車
載コントローラー)の回路図である。
【図4】 メモリ内のID登録領域を示す図である。
【図5】 キーレスリモートコントローラー(リモコ
ン)から送信されるデータのフォーマットを示す図であ
る。
【図6】 ID登録方法を説明する図である。
【図7】 他のID登録方法を説明する図である。
【図8】 ID登録モード処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】 第2の実施の形態の車載キーレスエントリー
コントローラー(車載コントローラー)の回路図であ
る。
【図10】 第2の実施の形態のID登録/消去処理を
示すフローチャートである。
【図11】 第2の実施の形態の故障診断用テスターの
モニター画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 キー 1a ドアロックスイッチ 1b ドアアンロックスイッチ 2 キーレスリモートコントローラー(リモコン) 21 コントローラー 22 不揮発性メモリ 23 アンテナ 3,3A 車載キーレスエントリーコントローラー(車
載コントローラー) 31 コントローラー 31a チューナー 32〜35 ドアロックアクチュエータ 36,41 ロックリレー 37,39,42,44 トランジスタ 38,43 アンロックリレー 45 アンテナ 46 不揮発性メモリ 47,48ドアキーシリンダーロックスイッチ 49〜52 ドアスイッチ 53 キースイッチ 54 アクセサリースイッチ 55 ハザードランプ 61 故障診断用テスター BAT バッテリー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の操作部材と第2の操作部材を有
    し、前記操作部材が操作されると固有のIDと前記操作
    部材の操作情報を送信する送信手段と、 前記送信手段から送られる情報を受信する受信手段と、 複数の登録IDを記憶する記憶手段と、 前記受信IDがいずれかの前記登録IDと一致した場合
    に前記操作部材の操作情報に応じた処理を行なう制御手
    段とを備えたキーレスエントリー装置において、 ID登録モードが設定されている時に前記受信手段で前
    記送信手段からの情報を受信すると、前記受信情報に含
    まれる前記操作部材の操作情報に応じた方法で前記受信
    IDを登録IDとして前記記憶手段に記憶する登録手段
    を備えることを特徴とするキーレスエントリー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキーレスエントリー装
    置において、 前記登録手段は、前記受信情報に前記第1の操作部材の
    操作情報が含まれている場合には、前記記憶手段に記憶
    されているすべての登録IDを消去してから前記受信I
    Dを記憶することを特徴とするキーレスエントリー装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のキーレスエントリー装
    置において、 前記登録手段は、前記受信情報に前記第2の操作部材の
    操作情報が含まれている場合には、前記記憶手段に記憶
    されている登録IDの内の最も早い時点に記録されたI
    Dを消去してから前記受信IDを記憶することを特徴と
    するキーレスエントリー装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のキーレスエントリー装
    置において、 前記登録手段は、前記受信情報に前記第2の操作部材の
    操作情報が含まれている場合には、前記記憶手段に記憶
    されている登録IDの内の最近使用したID以外のID
    を消去してから前記受信IDを記憶することを特徴とす
    るキーレスエントリー装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載のキ
    ーレスエントリー装置において、 前記第1の操作部材はドアをロックするための操作部材
    であり、前記第2の操作部材はドアをアンロックするた
    めの操作部材であることを特徴とするキーレスエントリ
    ー装置。
  6. 【請求項6】 操作部材を有し、前記操作部材が操作さ
    れると固有のIDと前記操作部材の操作情報を送信する
    送信手段と、 前記送信手段から送られる情報を受信する受信手段と、 複数の登録IDを記憶する記憶手段と、 前記受信IDがいずれかの前記登録IDと一致した場合
    に前記操作部材の操作情報に応じた処理を行なう制御手
    段とを備えたキーレスエントリー装置において、 ID登録モードを設定するとともにIDの登録方法を選
    択する登録方法選択手段と、 前記登録方法選択手段により前記ID登録モードが設定
    されている時に前記受信手段で前記送信手段からの情報
    を受信すると、前記登録方法選択手段により選択された
    方法で前記受信IDを登録IDとして前記記憶手段に記
    憶する登録手段とを備えることを特徴とするキーレスエ
    ントリー装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のキーレスエントリー装
    置において、 前記登録方法選択手段は、前記記憶手段に記憶されてい
    る複数の登録IDのすべてを消去してから前記受信ID
    を記憶するか、または、消去すべき登録IDを指定して
    消去してから前記受信IDを記憶するかを選択すること
    を特徴とするキーレスエントリー装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載のキーレ
    スエントリー装置において、 前記登録方法選択手段は携帯型診断装置であることを特
    徴とするキーレスエントリー装置。
JP8301799A 1996-11-13 1996-11-13 キーレスエントリー装置 Pending JPH10140892A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031693A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Miwa Lock Co Ltd 多機能型受信器
JP2008031694A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Miwa Lock Co Ltd 多機能型受信器

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JP2008031693A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Miwa Lock Co Ltd 多機能型受信器
JP2008031694A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Miwa Lock Co Ltd 多機能型受信器

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