JPH10138787A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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Publication number
JPH10138787A
JPH10138787A JP29536596A JP29536596A JPH10138787A JP H10138787 A JPH10138787 A JP H10138787A JP 29536596 A JP29536596 A JP 29536596A JP 29536596 A JP29536596 A JP 29536596A JP H10138787 A JPH10138787 A JP H10138787A
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JP
Japan
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gear set
differential
friction
clutch
friction clutch
Prior art date
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Application number
JP29536596A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Ishikawa
泰彦 石川
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/36Differential gearings characterised by intentionally generating speed difference between outputs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体のヨ−モ−メントを制御するための一対
の摩擦クラッチとそれぞれのアクチュエ−タとを備えな
がら、軸方向寸法を短くする。 【解決手段】 デフケ−ス5に入力するエンジンの駆動
力を一対の出力部材45、47を介して車輪側に分配す
る差動機構43と、デフケ−ス5と出力部材47との間
にそれぞれ配置された増速ギヤ組81と摩擦クラッチ1
07及び減速ギヤ組83と摩擦クラッチ105と、摩擦
クラッチ105、107をそれぞれ締結させるアクチュ
エ−タ109、111と、アクチュエ−タ109、11
1を各別に作動させるコントロ−ラとを備え、摩擦クラ
ッチ105とアクチュエ−タ109を摩擦クラッチ10
7とアクチュエ−タ111の径方向外側に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のデファレ
ンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−35528号公報に図3のよ
うなデファレンシャル装置301が記載されている。
【0003】このデファレンシャル装置301は、エン
ジンの駆動力をドライブシャフト303、305に分配
する差動機構307と、増速ギヤ組309及び減速ギヤ
組311と、デファレンシャル装置301のデフケ−ス
313と各ギヤ組309、311とを連結する伝動ギヤ
組315と、一側がドライブシャフト305に連結され
他側がそれぞれ増速ギヤ組309と減速ギヤ組311に
連結された摩擦クラッチ317、319と、摩擦クラッ
チ317、319を各別に締結させる一対の油圧ピスト
ンと、これらの油圧ピストンを操作するコントロ−ラな
どを備えている。
【0004】各摩擦クラッチ317、319は軸方向に
配置されており、それぞれの油圧ピストンも各摩擦クラ
ッチ317、319の軸方向に配置されている。
【0005】摩擦クラッチ317を開放して摩擦クラッ
チ319を締結すると、デフケ−ス313の回転は減速
ギヤ組311で減速され、ドライブシャフト305側の
車輪は減速される。又、摩擦クラッチ319を開放して
摩擦クラッチ317を締結すると、デフケ−ス313の
回転は増速ギヤ組309で増速され、ドライブシャフト
305側の車輪は増速される。
【0006】コントロ−ラはこのように各摩擦クラッチ
317、319を断続することによってドライブシャフ
ト303、305の間で駆動力(駆動トルク)の授受を
行い車両のヨーモーメントを積極的に制御し旋回性を向
上させたり、車両の姿勢安定性を向上させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、摩擦クラッチ317及びその油圧ピストンと摩擦ク
ラッチ319及びその油圧ピストンとが互いに軸方向配
置されているから、デファレンシャル装置301はそれ
だけ軸方向寸法が長い。
【0008】デファレンシャル装置301の軸方向には
ドライブシャフト303、305のゴムブ−ツやサスペ
ンションア−ムなどが配置されており配置スペ−スの余
裕がないから、これら周辺部材との干渉を避けるため
に、デファレンシャル装置の軸方向寸法はなるべく短く
したい。
【0009】そこで、この発明は、車体のヨ−モ−メン
トを低減するための一対の摩擦クラッチとそれぞれのア
クチュエ−タとを備えながら、軸方向に短く構成された
デファレンシャル装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、デフケ−スに入力するエンジンの駆動力を
一対の出力部材を介して車輪側に分配する差動機構と、
デフケ−スと一方の出力部材との間に配置された増速ギ
ヤ組及び第1の摩擦クラッチと、デフケ−スとこの出力
部材との間に配置された減速ギヤ組及び第2の摩擦クラ
ッチと、第1と第2の摩擦クラッチをそれぞれ締結する
第1と第2のアクチュエ−タと、これらのアクチュエ−
タを各別に作動させるコントロ−ラとを備え、各摩擦ク
ラッチと増速ギヤ組と減速ギヤ組とを介して、デフケ−
スと前記一方の出力部材との差動回転を増減速し一対の
出力部材間で駆動トルクの授受を行うデファレンシャル
装置であって、第1の摩擦クラッチ及びそのアクチュエ
−タと第2の摩擦クラッチ及びそのアクチュエ−タとを
互いに径方向に配置したことを特徴とする。
【0011】上記のように、減速ギヤ組側の摩擦クラッ
チを開放し増速ギヤ組側の摩擦クラッチを締結すると一
方の出力部材側車輪は増速され、一方の出力部材の駆動
トルクは増大し、他方の出力部材の駆動トルクは低減す
る。例えば一方の出力部材が車両旋回時に外輪側に連結
されている場合には車両が旋回方向より内向きのヨーモ
ーメントを発生し、旋回性が向上すると共に車両姿勢が
安定する。増速ギヤ組側の摩擦クラッチを開放し減速ギ
ヤ組側の摩擦クラッチを締結すると一方の出力部材側車
輪は減速される。例えばこの場合には他方の出力部材が
車両が上述した旋回方向と逆の旋回時に外輪側に連結さ
れており、やはり車両の旋回方向より内向きのヨーモー
メントを発生する。この場合にも車両はよりスムーズな
旋回性が得られると共に旋回姿勢が安定する。これらの
場合とは逆に車両旋回時に外輪側となる出力部材の駆動
トルクを内輪側となる出力部材へ授けた場合には旋回方
向と逆向きのヨーモーメントを発生することになる。
【0012】又、上記のように、請求項1記載のデファ
レンシャル装置は、第1の摩擦クラッチとアクチュエ−
タ及び第2の摩擦クラッチとアクチュエ−タを互いに径
方向に配置したことにより、従来例と較べて、軸方向寸
法が大きく短縮され、配置スペ−ス上の余裕がそれだけ
増加し、ジョイント部やゴムブ−ツやサスペンションア
−ムのような周辺部材との干渉が避けられる。
【0013】なお、デファレンシャル装置の径方向は配
置スペ−スに余裕があるから、両摩擦クラッチを径方向
配置したことによって径方向寸法が増加しても問題は生
じない。
【0014】請求項2の発明は、請求項1のデファレン
シャル装置であって、前記第1と第2の摩擦クラッチの
間に共用のハブを設け、その外周に大径側摩擦クラッチ
の内側摩擦部材を連結し、その内周に小径側摩擦クラッ
チの外側摩擦部材を連結したことを特徴とし、請求項1
の構成と同等の効果を得る。
【0015】これに加えて、第1と第2の摩擦クラッチ
の間に配置したハブの外周に大径側摩擦クラッチの内側
摩擦部材を連結し、内周に小径側摩擦クラッチの外側摩
擦部材を連結することにより、このハブを両摩擦クラッ
チで共用したから、上記のように、軸方向寸法の短縮に
加えて、両摩擦クラッチを配置した部分の径方向寸法増
加が少なくてすみ、径方向の配置スペ−ス上でも有利に
なる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
のデファレンシャル装置であって、前記一方の出力部材
と平行に配置された平行軸と、デフケ−スとこの平行軸
とを連結する伝動手段とを備え、増速ギヤ組と減速ギヤ
組とがこれら出力部材と平行軸との間に設けられると共
に、第1と第2の摩擦クラッチと各アクチュエ−タとが
この平行軸上に配置され、増速ギヤ組と減速ギヤ組の各
平行軸側ギヤと平行軸とを断続することを特徴とし、請
求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0017】これに加えて、デフケ−スに連結された平
行軸と出力部材との間に増速ギヤ組と減速ギヤ組とを配
置し、第1と第2の摩擦クラッチをこの平行軸上に同軸
配置したことによって、デファレンシャル装置の軸方向
寸法が更に短くなり、周辺部材との干渉を避けるための
余裕が大きくなって有利である。
【0018】又、両摩擦クラッチを平行軸上に配置した
ことによって、両摩擦クラッチとアクチュエ−タとを、
例えば、ドライブシャフト上に配置された部材の径方向
外側にオ−バ−ハングさせて配置することが可能にな
り、周辺部材との干渉防止効果が更に向上する。
【0019】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
のデファレンシャル装置であって、前記一方の出力部材
と平行に配置された平行軸と、デフケ−スとこの平行軸
とを連結する伝動手段とを備え、増速ギヤ組と減速ギヤ
組とがこれら出力部材と平行軸との間に設けられると共
に、第1と第2の摩擦クラッチと各アクチュエ−タとが
出力部材上に配置され、増速ギヤ組と減速ギヤ組の各出
力部材側ギヤと出力部材とを断続することを特徴とし、
請求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0020】又、各摩擦クラッチを平行軸上に配置する
と、増速ギヤ組と減速ギヤ組を構成するギヤのうち平行
軸上のギヤは摩擦クラッチとの干渉を避けるために大径
にする必要があり、増速ギヤ組と減速ギヤ組がそれだけ
大型化するが、請求項4の構成によれば、各摩擦クラッ
チを出力部材上に配置したことによって、増速ギヤ組と
減速ギヤ組が摩擦クラッチとの干渉から解放され、各構
成ギヤを小径にすることができるから、デファレンシャ
ル装置がそれだけ軽量化すると共に、増速ギヤ組と減速
ギヤ組を配置する部分が小径化し、配置スペ−スの点で
有利になる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1により本発明の第1実施形態
を説明する。この実施形態は請求項1、2、3の特徴を
備えている。図1はこの実施形態のデファレンシャル装
置1を示しており、左右の方向はデファレンシャル装置
1が用いられた車両及び図1での左右の方向である。
【0022】デファレンシャル装置1はデフキャリヤ3
の内部に収納されており、そのデフケ−ス5はベアリン
グ7、9によってデフキャリヤ3に支承されている。
【0023】デフケ−ス5に固定されたリングギヤ11
はドライブピニオンギヤ13と噛み合っている。ドライ
ブピニオンギヤ13はドライブピニオンシャフト15の
後端に一体形成されており、ベアリング17、19、2
1によってデフキャリヤ3に支承されている。
【0024】ドライブピニオンシャフト15の前端には
フランジ23がスプライン連結されナット25で固定さ
れており、デフキャリヤ3とフランジ23との間にはシ
−ル27が配置され、外部へのオイル洩れを防止してい
る。ドライブピニオンシャフト15はフランジ23を介
してプロペラシャフト側に連結されている。
【0025】こうして、エンジンの駆動力はトランスミ
ッションからプロペラシャフトを介してデフケ−ス5を
回転させる。
【0026】デフケ−ス5の内部にはボス部29を中心
にして複数本のピニオンシャフト31が放射状に配置さ
れている。又、デフケ−ス5の内周には一対のプレッシ
ャリング33、33が軸方向移動自在に連結されてい
る。各ピニオンシャフト31の外側端部と各プレッシャ
リング33との間にはカム35、35が形成されてい
る。
【0027】ピニオンシャフト31上にはピニオンギヤ
37が回転自在に支承されている。ピニオンギヤ37は
左右のサイドギヤ39、41と噛み合って、ベベルギヤ
式の差動機構43を構成している。サイドギヤ39、4
1はピニオンギヤ37との噛み合いによって径方向外側
から支持されている。
【0028】各サイドギヤ39、41は左右のドライブ
シャフト45、47(出力部材)にスプライン連結され
ており、各ドライブシャフト45、47はそれぞれ継ぎ
手49、51と他のドライブシャフトとを介して左右の
車輪に連結されている。デフキャリヤ3と各ドライブシ
ャフト45、47との間にはシ−ル53が配置され、外
部へのオイル洩れを防止している。
【0029】又、デフケ−ス5と各サイドギヤ39、4
1との間にはそれぞれ多板クラッチ55が配置されてい
る。
【0030】デフケ−ス5を回転させるエンジンの駆動
力は、プレッシャリング33、33からカム35、35
を介してピニオンシャフト31に伝達され、更にピニオ
ンシャフト31からピニオンギヤ37を介してサイドギ
ヤ39、41に分配され、各車輪側に伝達される。又、
悪路などで車輪間に駆動抵抗差が生じると、エンジンの
駆動力はピニオンギヤ37の自転によって各車輪側に差
動分配される。
【0031】又、デフケ−ス5を回転させるトルクはカ
ム35、35を作動させプレッシャリング33、33を
介して多板クラッチ55を押圧して締結させる。各多板
クラッチ55の摩擦トルクによってトルク感応型の差動
制限力が得られ、差動機構43の差動回転を制限する。
【0032】このトルク感応型差動制限力によって車両
の直進安定性が向上する。
【0033】デフケ−ス5の右端側には大径のボス部5
7が形成されており、ベアリング9はこのボス部57の
内周をデフキャリヤ3の隔壁部59との間で支承してい
る。この隔壁部59と右側のドライブシャフト47との
間にはシ−ル61、61が配置されており、デフケ−ス
5配置側との間でオイル洩れを防止している。隔壁部5
9にはシ−ル61、61の間と大気側とを連通する空気
孔62が設けられ、シ−ル61、61の間を大気圧にし
ている。
【0034】ドライブシャフト47の前方には平行軸6
3が配置されている。平行軸63の右端部にはフランジ
部材65がスプライン連結されている。平行軸63は左
端部をベアリング67により、又、右端部をフランジ部
材65を介してベアリング69によりそれぞれデフキャ
リヤ3に支承されている。デフキャリヤ3の隔壁部59
と平行軸63との間にはシ−ル71、71が配置されて
おり、デフケ−ス5配置側との間でオイル洩れを防止し
ている。隔壁部59にはシ−ル71、71の間と大気側
とを連通する空気孔72が設けられ、シ−ル71、71
の間を大気圧にしている。
【0035】デフケ−ス5のボス部57外周には小径の
伝動ギヤ73がスプライン連結されており、この伝動ギ
ヤ73はベアリング75によってデフキャリヤ3の隔壁
部59に支承されている。又、平行軸63には大径の伝
動ギヤ77が一体に形成されており、伝動ギヤ73と噛
み合って伝動ギヤ組79(伝動手段)を構成している。
【0036】ドライブシャフト47と平行軸63との間
には増速ギヤ組81と減速ギヤ組83とが配置されてい
る。増速ギヤ組81は互いに噛み合った大径と小径のギ
ヤ85、87から構成され、減速ギヤ組83は互いに噛
み合った小径と大径のギヤ89、91から構成されてい
る。
【0037】ギヤ85、89はドライブシャフト47に
スプライン連結されていると共に、それぞれベアリング
93、95によってデフキャリヤ3に支承され、支承部
97によって互いに支承し合っている。
【0038】又、ギヤ87は左端部をベアリング99に
よって隔壁部59に支承され、右端部をベアリング10
1によって平行軸63に支承されている。又、ギヤ91
は2個のベアリング103、103によってギヤ87の
外周に支承されている。
【0039】増速ギヤ組81と減速ギヤ組83との右側
には、大径と小径の多板クラッチ105、107及びこ
れらを締結させる大径と小径の油圧アクチュエ−タ10
9、111(アクチュエ−タ)が配置されている。小径
の多板クラッチ107とその油圧アクチュエ−タ111
は大径の多板クラッチ105とその油圧アクチュエ−タ
109の径方向内側にそれぞれ配置されている。
【0040】各多板クラッチ105、107はハブ11
3を共用しており、大径の多板クラッチ105は外側の
ハブ115とその内側に配置された共用ハブ113との
間にそれぞれ外側と内側のクラッチ板(摩擦部材)を係
合して構成されており、小径の多板クラッチ107は外
側に配置された共用ハブ113と内側のハブ117との
間にそれぞれ外側と内側のクラッチ板(摩擦部材)を係
合して構成されている。
【0041】共用のハブ113は平行軸63のフランジ
部材65に固定されており、多板クラッチ105の外側
のハブ115はギヤ91と一体にされ、多板クラッチ1
07の内側のハブ117はギヤ87と一体に形成されて
いる。
【0042】油圧アクチュエ−タ109、111の各ピ
ストン119、121はデフキャリヤ3に設けられたシ
リンダ123、125にそれぞれシ−ルを介して係合し
ており、回り止めピン127、129によって回り止め
されている。
【0043】押圧部材131、133はフランジ部材6
5を貫通しており、各押圧部材131、133とピスト
ン119、121との間にはそれぞれニ−ドルベアリン
グ135、137が配置されている。
【0044】油圧アクチュエ−タ109、111の各シ
リンダ123、125には、エンジンに駆動されるオイ
ルポンプから油圧回路とオイルプラグ139、141と
を通って油圧が送られる。油圧が送られると各ピストン
119、123はニ−ドルベアリング135、137と
押圧部材131、133とを介してそれぞれ多板クラッ
チ105、107を押圧し締結させる。
【0045】油圧アクチュエ−タ109、111の油圧
回路には油圧切換え弁が配置されており、コントロ−ラ
はこの油圧切換え弁を切り換え操作し、油圧アクチュエ
−タ109に油圧を送るときは油圧アクチュエ−タ11
1側の油圧を遮断し、油圧アクチュエ−タ111に油圧
を送るときは油圧アクチュエ−タ109側の油圧を遮断
する。
【0046】上記のように、デフケ−ス5は伝動ギヤ組
79と平行軸63とフランジ部材65とを介してハブ1
13に連結されているから、油圧アクチュエ−タ109
に油圧が送られ多板クラッチ105が締結されると、デ
フケ−ス5と右側のドライブシャフト47は減速ギヤ組
83を介して連結され、油圧アクチュエ−タ111に油
圧が送られ多板クラッチ107が締結されると、デフケ
−ス5と右側のドライブシャフト47は増速ギヤ組81
を介して連結される。
【0047】デフケ−ス5とドライブシャフト47とが
減速ギヤ組83を介して連結されると、ドライブシャフ
ト47の駆動力は減速トルク分減少し、左のドライブシ
ャフト45の駆動トルクがその分増加する。又、デフケ
−ス5とドライブシャフト47とが増速ギヤ組81を介
して連結されると、ドライブシャフト47の駆動トルク
は増速トルク分増加し、左のドライブシャフト45の駆
動力がその分減少する。
【0048】なお大径ギヤ91と小径ギヤ87への伝達
駆動トルク量に、比例するようにそれぞれのギヤ91、
87は大径の多板クラッチ105と小径の多板クラッチ
107に連結されている。
【0049】上記の多板クラッチ55によるトルク感応
型差動制限力に加えて、多板クラッチ105、107の
操作により左右のドライブシャフト45、47の間で駆
動トルクの授受を行い、車両のヨーモーメントを積極的
に制御し、車両の旋回性や姿勢安定性を向上させる。
【0050】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
【0051】上記のように、デファレンシャル装置1で
は、多板クラッチ105とその油圧アクチュエ−タ10
9と、多板クラッチ107とその油圧アクチュエ−タ1
11とを互いに径方向に配置したことにより、これらを
軸方向に配置する従来例と較べて、軸方向寸法が大幅に
短縮され、それだけデファレンシャル装置1の配置スペ
−ス上の余裕が増し、ドライブシャフト47側のゴムブ
−ツやサスペンションア−ムのような周辺部材との干渉
が避けられる。
【0052】更に、両多板クラッチ105、107でハ
ブ113を共用したから、軸方向寸法の短縮に加えて、
多板クラッチ105、107を配置した部分の径方向寸
法増加が少なくてすみ、径方向の配置スペ−ス上でも有
利である。
【0053】これに加えて、多板クラッチ105、10
7と油圧アクチュエ−タ109、111とを平行軸63
上に配置したことによって、デファレンシャル装置1の
軸方向寸法が更に短くなり、周辺部材との干渉を避ける
ための余裕が大きくなって有利である。
【0054】又、多板クラッチ105、107と油圧ア
クチュエ−タ109、111とを平行軸63上に配置し
たことによって、図1のように、これらをドライブシャ
フト47の継ぎ手51の前方にオ−バ−ハングさせて配
置することが可能になり、こうすることによって周辺部
材との干渉防止効果が更に向上している。
【0055】次に、図2により本発明の第2実施形態を
説明する。この実施形態は請求項1、2、4の特徴を備
えている。図2はこの実施形態のデファレンシャル装置
143を示しており、左右の方向はデファレンシャル装
置143を用いた車両及び図2での左右の方向である。
【0056】なお、図2と以下の説明のなかで、デファ
レンシャル装置1と同機能の部材には同一の符号を与え
て引用する。
【0057】デファレンシャル装置143はデフキャリ
ヤ3の内部に収納されている。そのデフケ−ス145は
ベアリング147、149によってデフキャリヤ3に支
承されており、エンジンの駆動力によって回転駆動され
る。
【0058】デフケ−ス145の内部には複数本のピニ
オンシャフト151が放射状に配置されており、各ピニ
オンシャフト151上にはピニオンギヤ153が回転自
在に支承されている。各ピニオンギヤ153は左右のサ
イドギヤ155、157と噛み合って、ベベルギヤ式の
差動機構159を構成している。サイドギヤ155、1
57はピニオンギヤ153との噛み合いによって径方向
外側から支持されている。
【0059】各サイドギヤ155、157のボス部16
1、163は左右のドライブシャフト45、47にスプ
ライン連結されており、各ドライブシャフト45、47
はそれぞれ継ぎ手と他のドライブシャフトとを介して左
右の車輪に連結されている。
【0060】又、これらのボス部161、163とデフ
ケ−ス145との間にはそれぞれ多板クラッチ165が
配置されている。各多板クラッチ165は皿ばね167
によってイニシャルトルクを与えられている。
【0061】又、各ボス部161、163の端部はデフ
ケ−ス145と突き当たることによって、各多板クラッ
チ165のトルクリミッタ169、171を構成してい
る。
【0062】デフケ−ス145を回転させるエンジンの
駆動力はピニオンシャフト151からピニオンギヤ15
3を介してサイドギヤ155、157に分配され、各車
輪側に伝達される。又、悪路などで車輪間に駆動抵抗差
が生じると、エンジンの駆動力はピニオンギヤ153の
自転によって各車輪側に差動分配される。
【0063】又、トルクの伝達中は各サイドギヤ15
5、157がピニオンギヤ153との噛み合い反力によ
って左右に移動し、多板クラッチ165を押圧して締結
させる。各多板クラッチ165の摩擦トルクによってト
ルク感応型の差動制限力が得られ、差動機構159の差
動回転を制限する。
【0064】このトルク感応型差動制限力によって車両
の直進安定性が向上する。又、急加速などに伴って差動
機構159に大トルクが掛かり各多板クラッチ165の
押圧力が一定値を超えると、上記のトルクリミッタ16
9、171が作動して多板クラッチ165を保護すると
共にドライブシャフト45、47間の駆動トルク授受制
御への干渉を防止している。
【0065】一方のドライブシャフト47側には中空の
平行軸173が配置されている。この平行軸173はデ
フキャリヤ3の隔壁部175に固定された支持軸177
上で回転自在に支持されている。
【0066】デフケ−ス145の右端部には伝動ギヤ1
79がスプライン連結されている。又、平行軸173に
は伝動ギヤ181が一体に連結されており、伝動ギヤ1
79と噛み合って伝動ギヤ組183(伝動手段)を構成
している ドライブシャフト47と平行軸173との間には増速ギ
ヤ組185と減速ギヤ組187とが配置されている。増
速ギヤ組185は互いに噛み合った大径と小径のギヤ1
89、191から構成され、減速ギヤ組187は互いに
噛み合った小径と大径のギヤ193、195から構成さ
れている。
【0067】ギヤ189、193は平行軸173を介し
て伝動ギヤ組183の伝動ギヤ181と一体に連結され
ている。ギヤ191はハブ197と一体にされており、
このハブ197はベアリング199、201によってド
ライブシャフト47の外周に支承されている。ギヤ19
5はハブ203と一体にされており、このハブ203は
ベアリング205によってハブ197の外周に支承され
ている。
【0068】増速ギヤ組185と減速ギヤ組187との
右側には、大径と小径の多板クラッチ207、209及
びこれらを締結させる大径と小径の油圧アクチュエ−タ
211、213(アクチュエ−タ)がドライブシャフト
47上に同軸配置されている。小径の多板クラッチ20
9とその油圧アクチュエ−タ213は大径の多板クラッ
チ207とその油圧アクチュエ−タ211の径方向内側
にそれぞれ配置されている。
【0069】各多板クラッチ207、209はハブ21
5を共用しており、このハブ215はフランジ部217
を介してドライブシャフト47に連結されている。
【0070】大径の多板クラッチ207は外側のハブ2
03とその内側に配置された共用ハブ215との間にそ
れぞれ外側と内側のクラッチ板219、221(摩擦部
材)を係合して構成されており、小径の多板クラッチ2
09は外側に配置された共用ハブ215と内側のハブ1
97との間にそれぞれ外側と内側のクラッチ板223、
225(摩擦部材)を係合して構成されている。
【0071】又、ハブ215には多板クラッチ207の
受圧部材227が固定され、ハブ197には多板クラッ
チ209の受圧部材229が固定されている。
【0072】油圧アクチュエ−タ211は多板クラッチ
207の左側に配置され、油圧アクチュエ−タ213は
多板クラッチ209の右側に配置されている。油圧アク
チュエ−タ211、213の各ピストン231、233
はデフキャリヤ3に設けられたシリンダ235、237
にそれぞれ係合している。
【0073】押圧部材239はハブ203を貫通し、押
圧部材241はハブ215のフランジ部217を貫通し
ている。押圧部材239、241とピストン231、2
33との間にはそれぞれニ−ドルベアリング243、2
45が配置されている。
【0074】油圧アクチュエ−タ211、213の各シ
リンダ235、237には、エンジンに駆動されるオイ
ルポンプから油圧回路とオイルプラグ247、249と
を通って油圧が送られる。油圧が送られると各ピストン
231、233はニ−ドルベアリング243、245と
押圧部材239、241とを介してそれぞれ多板クラッ
チ207、209を押圧し締結させる。
【0075】油圧アクチュエ−タ211、213の油圧
回路には油圧切換え弁が配置されており、コントロ−ラ
はこの油圧切換え弁を切り換え操作し、油圧アクチュエ
−タ211に油圧を送るときは油圧アクチュエ−タ21
3側の油圧を遮断し、油圧アクチュエ−タ213に油圧
を送るときは油圧アクチュエ−タ211側の油圧を遮断
する。
【0076】デフケ−ス145は伝動ギヤ組183を介
して増速ギヤ組185と減速ギヤ組187に連結され、
多板クラッチ207、209の共用ハブ215がドライ
ブシャフト47に連結されているから、油圧アクチュエ
−タ211に油圧が送られ多板クラッチ207が締結さ
れると、デフケ−ス145と右側のドライブシャフト4
7は減速ギヤ組187を介して連結され、油圧アクチュ
エ−タ213に油圧が送られ多板クラッチ209が締結
されると、デフケ−ス145と右側のドライブシャフト
47は増速ギヤ組185を介して連結される。
【0077】デフケ−ス145とドライブシャフト47
とが減速ギヤ組187を介して連結されると、ドライブ
シャフト47の駆動力は減速トルク分減少し、左のドラ
イブシャフト45の駆動トルクがその分増加する。又、
デフケース145とドライブシャフト47とが増速ギヤ
組185を介して連結されると、ドライブシャフト47
の駆動トルクは、増速トルク分増加し、左のドライブシ
ャフト45の駆動力がその分減少する。
【0078】なお大径ギヤ195と小径ギヤ191への
伝達駆動トルク量に、比例するようにそれぞれのギヤ1
95、191は大径の多板クラッチ207と小径の多板
クラッチ209に連結されている。
【0079】上記の多板クラッチ165によるトルク感
応型差動制限力に加えて、多板クラッチ207、209
の操作により、左右のドライブシャフト45、47の間
で駆動トルクの授受を行い、車両のヨーモーメントを積
極的に制御し、車両の旋回性や姿勢安定性を向上させ
る。
【0080】こうして、デファレンシャル装置143が
構成されている。
【0081】上記のように、デファレンシャル装置14
3では、多板クラッチ207とその油圧アクチュエ−タ
211と、多板クラッチ209とその油圧アクチュエ−
タ213とを互いに径方向に配置したことにより、これ
らを軸方向に配置する従来例と較べて、軸方向寸法が大
きく短縮され、それだけ配置スペ−ス上の余裕が増し、
ドライブシャフト47側のゴムブ−ツやサスペンション
ア−ムのような周辺部材との干渉が避けられる。
【0082】更に、両多板クラッチ207、209でハ
ブ215を共用したから、軸方向寸法の短縮に加えて、
径方向寸法増加が少なくてすみ、径方向の配置スペ−ス
の点でも有利である。
【0083】これに加えて、各摩擦クラッチ207、2
09をドライブシャフト47上に配置したことによっ
て、増速ギヤ組185と減速ギヤ組187が摩擦クラッ
チ207、209との干渉から解放され、各ギヤ18
9、191、193、195を小径にすることができる
から、デファレンシャル装置143がそれだけ軽量にな
ると共に、各ギヤ組185、187の配置部分が小径化
し、配置スペ−スの点で更に有利になる。
【0084】なお、本発明のデファレンシャル装置は、
フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分配す
るデファレンシャル装置)とリヤデフ(エンジンの駆動
力を左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)とセ
ンタ−デフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪に分配する
デファレンシャル装置)のいずれにも用いることができ
る。
【0085】又、摩擦クラッチは多板クラッチに限ら
ず、例えばコ−ンクラッチでもよい。
【0086】又、伝動手段はギヤ伝動の他に、チェ−ン
伝動やベルト伝動でもよい。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載のデファレンシャル装置
は、上記のように、デフケ−スと一方のドライブシャフ
トとの間に設けられた増速ギヤ組と減速ギヤ組とを第1
と第2の摩擦クラッチで切り換えることによってその一
方と他方のドライブシャフト間に駆動トルクの授受を行
いヨーモーメントの発生により車両の旋回性、姿勢安定
性を積極的に向上すると共に、これらの摩擦クラッチ及
びそのアクチュエ−タを互いに径方向に配置したことに
より、従来例より軸方向寸法が短くなり、それだけ配置
スペ−ス上の余裕が大きくなり、ジョイント部やゴムブ
−ツやサスペンションア−ムのような周辺部材との干渉
が避けられる。
【0088】請求項2のデファレンシャル装置は、請求
項1の構成と同等の効果を得ると共に、両摩擦クラッチ
の間でハブを共用したから、軸方向寸法の短縮に加え
て、両摩擦クラッチを配置した部分の径方向寸法増加が
少なくてすみ、径方向の配置スペ−ス上でも有利にな
る。
【0089】請求項3のデファレンシャル装置は、請求
項1又は請求項2の構成と同等の効果を得ると共に、第
1と第2の摩擦クラッチと各アクチュエ−タとをこの平
行軸上に配置したことによって、デファレンシャル装置
の軸方向寸法が更に短くなって配置スペ−スの余裕が大
きくなり、周辺部材との干渉が避けられる。
【0090】又、両摩擦クラッチとアクチュエ−タと
を、ドライブシャフト上に配置された部材の径方向外側
にオ−バ−ハングさせて配置することが可能になり、周
辺部材との干渉防止効果が更に向上する。
【0091】請求項4のデファレンシャル装置は、請求
項1又は請求項2の構成と同等の効果を得ると共に、増
速ギヤ組と減速ギヤ組は摩擦クラッチと干渉せずに各ギ
ヤを小径にすることができるから、デファレンシャル装
置がそれだけ軽量化すると共に、増速ギヤ組と減速ギヤ
組を配置する部分が小径化し、配置スペ−スの点で有利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示すスケルトン図であ
る。
【図3】従来例のスケルトン図である。
【符号の説明】
1、143 デファレンシャル装置 5、145 デフケ−ス 43、159 差動機構 47 ドライブシャフト(一方の出力部材) 63、173 平行軸 79、183 伝動ギヤ組(伝動手段) 81、185 増速ギヤ組 83、187 減速ギヤ組 105、207 多板クラッチ(大径側摩擦クラッチ) 107、209 多板クラッチ(小径側摩擦クラッチ) 109、211 油圧アクチュエ−タ(大径側アクチュ
エ−タ) 111、213 油圧アクチュエ−タ(小径側アクチュ
エ−タ) 113、215 共用ハブ 221 クラッチ板(大径側摩擦クラッチの内側摩擦部
材) 223 クラッチ板(小径側摩擦クラッチの外側摩擦部
材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフケ−スに入力するエンジンの駆動力
    を一対の出力部材を介して車輪側に分配する差動機構
    と、デフケ−スと一方の出力部材との間に配置された増
    速ギヤ組及び第1の摩擦クラッチと、デフケ−スとこの
    出力部材との間に配置された減速ギヤ組及び第2の摩擦
    クラッチと、第1と第2の摩擦クラッチをそれぞれ締結
    する第1と第2のアクチュエ−タと、これらのアクチュ
    エ−タを各別に作動させるコントロ−ラとを備え、各摩
    擦クラッチと増速ギヤ組と減速ギヤ組とを介して、デフ
    ケ−スと前記一方の出力部材との差動回転を増減速し一
    対の出力部材間で駆動トルクの授受を行うデファレンシ
    ャル装置であって、第1の摩擦クラッチ及びそのアクチ
    ュエ−タと第2の摩擦クラッチ及びそのアクチュエ−タ
    とを互いに径方向に配置したことを特徴とするデファレ
    ンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記第1
    と第2の摩擦クラッチの間に共用のハブを設け、その外
    周に大径側摩擦クラッチの内側摩擦部材を連結し、その
    内周に小径側摩擦クラッチの外側摩擦部材を連結したこ
    とを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記一方の出力部材と平行に配置された平行軸と、
    デフケ−スとこの平行軸とを連結する伝動手段とを備
    え、増速ギヤ組と減速ギヤ組とがこれら出力部材と平行
    軸との間に設けられると共に、第1と第2の摩擦クラッ
    チと各アクチュエ−タとがこの平行軸上に配置され、増
    速ギヤ組と減速ギヤ組の各平行軸側ギヤと平行軸とを断
    続することを特徴とするデファレンシャル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記一方の出力部材と平行に配置された平行軸と、
    デフケ−スとこの平行軸とを連結する伝動手段とを備
    え、増速ギヤ組と減速ギヤ組とがこれら出力部材と平行
    軸との間に設けられると共に、第1と第2の摩擦クラッ
    チと各アクチュエ−タとが出力部材上に配置され、増速
    ギヤ組と減速ギヤ組の各出力部材側ギヤと出力部材とを
    断続することを特徴とするデファレンシャル装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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