JP2012132483A - シール構造 - Google Patents

シール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2012132483A
JP2012132483A JP2010283049A JP2010283049A JP2012132483A JP 2012132483 A JP2012132483 A JP 2012132483A JP 2010283049 A JP2010283049 A JP 2010283049A JP 2010283049 A JP2010283049 A JP 2010283049A JP 2012132483 A JP2012132483 A JP 2012132483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
seal
vent hole
wall
seal structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010283049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5559673B2 (ja
Inventor
Hideyuki Inose
秀之 猪瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
GKN Driveline Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GKN Driveline Japan Ltd filed Critical GKN Driveline Japan Ltd
Priority to JP2010283049A priority Critical patent/JP5559673B2/ja
Publication of JP2012132483A publication Critical patent/JP2012132483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5559673B2 publication Critical patent/JP5559673B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

【課題】気抜き孔から隙間部への水の侵入を防止することができるシール構造を提供する。
【解決手段】ケーシング3と、回転部材5と、ケーシング3と中空軸5との間に形成された空間部を軸方向に第1の空間部7と第2の空間部9とに区画するシール手段11とを備え、シール手段11は、第1のシール部13と、第2のシール部15と、第1のシール部13と第2のシール部15との間に設けられた隙間部17とが設けられ、ケーシング3には、外部と内部とを連通し隙間部17と接続された気抜き孔21が設けられたシール構造1において、気抜き孔21を、ケーシング3の外部側の開口端23を重力方向に向けて開口させ、ケーシング3に、気抜き孔21の開口端23から重力方向に向けて離間すると共に重力方向と交差する方向に向けて延設された壁部25を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に適用されるシール構造に関する。
従来、ケーシングと回転部材との間に形成された空間部を軸方向に第1の空間部と第2の空間部とに区画するシール手段を備えたシール構造としては、シール手段が、シール部が第1の空間部側を区画する第1のシール部と、この第1のシール部に軸方向に離間して第2の空間部側を区画する第2のシール部とを備え、第1のシール部と第2のシール部との間に設けられた隙間部を、ケーシングの外部に開放する孔部が設けられ、ケーシングに、外部と内部とを連通し孔部と接続された気抜き孔が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このシール構造では、第1,第2のシール部間に隙間部が設けられており、この隙間部を大気圧とするために隙間部と連通する気抜き孔をケーシングに設けている。この気抜き孔によって、隙間部が負圧になることが防止され、第1,第2のシール部の配置位置が適正に保持される。
特開平10−138787号公報
しかしながら、上記のようなシール構造では、気抜き孔が隙間部と大気とを連通しているので、気抜き孔の大気側の開口端から気抜き孔を介して隙間部内に水などが侵入する恐れがあった。
そこで、この発明は、気抜き孔から隙間部への水の侵入を防止することができるシール構造の提供を目的としている。
本発明は、静止側のケーシングと、このケーシング内に回転可能に配置された回転部材と、前記ケーシングの内周部に固定され前記回転部材と摺動するシール部を有して前記ケーシングと前記回転部材との間に形成された空間部を軸方向に第1の空間部と第2の空間部とに区画するシール手段とを備え、前記シール手段は、前記シール部が前記第1の空間部側を区画する第1のシール部と、この第1のシール部に軸方向に離間して前記第2の空間部側を区画する第2のシール部と、前記第1のシール部と前記第2のシール部との間に設けられた隙間部とを備え、前記ケーシングには、外部と内部とを連通し前記隙間部と接続された気抜き孔が設けられたシール構造であって、前記気抜き孔は、前記ケーシングの外部側の開口端が重力方向に向けて開口され、前記ケーシングには、前記気抜き孔の開口端から重力方向に向けて離間すると共に重力方向と交差する方向に向けて延設された壁部が設けられていることを特徴とする。
このシール構造では、気抜き孔のケーシングの外部側の開口端が重力方向に向けて開口されているので、水などが気抜き孔内に侵入することを抑制できると共に、気抜き孔内に水が侵入したとしても重力方向に水を落下させることができ、隙間部への水の侵入を防止することができる。
また、ケーシングには、気抜き孔の開口端から重力方向に向けて離間すると共に重力方向と交差する方向に向けて延設された壁部が設けられているので、気抜き孔の開口端に向けて飛散する水などを壁部が受けることができ、気抜き孔の開口端から気抜き孔内への水の侵入を抑制することができる。
従って、このようなシール構造では、気抜き孔から隙間部への水の侵入を防止することができる。
本発明によれば、気抜き孔から隙間部への水の侵入を防止することができるシール構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るシール構造が適用された動力伝達装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係るシール構造が適用された動力伝達装置の要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係るシール構造が適用された動力伝達装置の側面図である。
まず、図1を用いて本発明の実施の形態に係るシール構造が適用される動力伝達装置の一例について説明する。
図1に示すように、動力伝達装置101は、ケーシング3と、軸部材103と、方向変換ギヤ組105と、中空軸5などから構成されている。
ケーシング3は、複数の分割ケースからなり、車体フレームや他の動力伝達機構を収容するケーシングなどの静止系部材としての周辺部材107に固定される。また、ケーシング3の複数の分割ケースの接合部にはシール手段としてのOリング109,111,113が配置されると共に、周辺部材107との接合部にはシール手段としてのOリング115が配置されている。このケーシング3内には、軸部材103と、方向変換ギヤ組105と、中空軸5とが収容されている。
軸部材103は、軸方向両側を一対のベアリング117,119を介してケーシング3に回転可能に支持されている。また、軸部材103の軸方向一端側には、スプライン形状の連結部121が形成され駆動力を伝達する伝達機構(不図示)に連結された入出力部材の一方の回転部材(不図示)が一体回転可能に連結される。また、一方の回転部材とケーシング3との間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材123が配置されている。この軸部材103に中空軸5側から入力される、もしくは中空軸5側に出力する駆動力は、方向変換ギヤ組105によって方向変換される。
方向変換ギヤ組105は、ピニオン125とリングギヤ127とからなるベベルギヤ組となっている。ピニオン125は、軸部材103の他端に軸部材103と連続する一部材で形成されている。リングギヤ127は、ボルトで中空軸5と一体回転可能に固定され、ピニオン125と噛み合っている。この方向変換ギヤ組105は、中空軸5から入力された駆動力を方向変換して軸部材103に伝達する、もしくは軸部材103から入力された駆動力を方向変換して中空軸5に伝達する。
中空軸5は、軸心が軸部材103と直交する方向に配置され、軸方向両側を一対のベアリング129,131を介してケーシング3に回転可能に支持されている。また、中空軸5の軸方向一端側の外周には、駆動力を伝達する伝達機構(不図示)に連結された入出力部材の他方の回転部材(不図示)が連結されるスプライン形状の連結部133が形成されている。この中空軸5に他方の回転部材から入力された駆動力は方向変換ギヤ組105を介して軸部材103から一方の回転部材側に出力される、もしくは軸部材103に一方の回転部材から入力された駆動力は方向変換ギヤ組105を介して中空軸5から他方の回転部材側に出力される。
なお、中空軸5の内周側には、他の伝達機構(不図示)に連結されたシャフト135が中空軸5と相対回転可能に挿通されている。このシャフト135とケーシング3との間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材137が配置されている。このシール部材137と軸部材103側に配置されたシール部材123とによって、ケーシング3の内部が外部から区画されている。このケーシング3内には、中空軸5側に給油口139から潤滑油が供給され、閉塞部材145によって給油口139が閉塞される。この潤滑油は、ケーシング3内の空間、及びプラグ147で封止された油路141,143を通じて内部の軸部材103側の摺動部、方向変換ギヤ組105、中空軸5の外周側の摺動部などを潤滑・冷却する。
このような潤滑油が封入されたケーシング3と中空軸5の軸方向両側との間には、ケーシング3の内部を区画するシール手段11,11が配置されている。このシール手段11,11は、ケーシング3と中空軸5との間に形成された空間部を区画しており、中空軸5の連結部133や中空軸5の内周とシャフト135との摺動部などはケーシング3に封入された潤滑油とは異なる潤滑油によって潤滑・冷却される。以下、図1〜図3を用いて本発明の実施の形態に係るシール構造について説明する。
本実施の形態に係るシール構造1は、静止側のケーシング3と、このケーシング3内に回転可能に配置された回転部材としての中空軸5と、ケーシング3の内周部に固定され中空軸5と摺動するシール部を有してケーシング3と中空軸5との間に形成された空間部を軸方向に第1の空間部7と第2の空間部9とに区画するシール手段11とを備えている。
また、シール手段11は、シール部が第1の空間部7側を区画する第1のシール部13と、この第1のシール部13に軸方向に離間して第2の空間部9側を区画する第2のシール部15と、第1のシール部13と第2のシール部15との間に設けられた隙間部17と、ケーシング3の外部に開放する孔部19とが設けられている。
さらに、ケーシング3には、外部と内部とを連通し隙間部17と連通する孔部19と接続された気抜き孔21が設けられている。なお、本実施の形態においては、孔部19を有しているが、隙間部17がシール手段11における第1のシール部13と第2のシール部15との間で環状に区画される空間を有していれば、シール手段11に特段孔部19を設けず、隙間部17のみでもよい。
そして、気抜き孔21は、ケーシング3の外部側の開口端23が重力方向に向けて開口され、ケーシング3には、気抜き孔21の開口端23から重力方向に向けて離間すると共に重力方向と交差する方向に向けて延設された壁部25が設けられている。
また、壁部25は、開口端23を覆う周壁27を成し、この周壁27内の断面積Awは、気抜き孔21の断面積Ahよりも大きく設定されている。
さらに、壁部25には、気抜き孔21の形成時に開口29が設けられる。
また、壁部25は、気抜き孔21側からケーシング3の外部側に向けて下り傾斜となる傾斜面31が設けられている。
さらに、気抜き孔21は、車両の進行方向後方に向けて傾斜配置されている。
図1〜図3に示すように、ケーシング3の内部は、ケーシング3と中空軸5の軸方向両側との間に配置されたシール手段11,11によって、中空軸5の軸方向に第1の空間部7と第2の空間部9とに区画されている。
第1の空間部7は、シール手段11,11と軸部材103側のシール部材123とで区画された空間となっている。この第1の空間部7には、軸部材103側の摺動部、方向変換ギヤ組105、中空軸5の外周側の摺動部などを潤滑・冷却する潤滑油が封入されている。
第2の空間部9は、シール手段11,11とシャフト135側のシール部材137とで区画された空間となっている。この第2の空間部9には、中空軸5とシャフト135とが連結された周辺部材107側に配置された伝達機構(不図示)を潤滑・冷却する潤滑油が流入され、中空軸5の連結部133や中空軸5の内周とシャフト135との摺動部などが潤滑・冷却される。
このようにケーシング3と中空軸5との間に形成された空間部は、シール手段11,11によって中空軸5の軸方向に第1の空間部7と第2の空間部9とに区画されている。このシール手段11は、外周側がケーシング3の内周部に固定され、内周側が中空軸5の外周部と摺動するシール部となっており、シール部は第1のシール部13と、第2のシール部15とを備えている。なお、シール構造1の詳細については、図2を用いてシール部材137側のシール構造1について説明するものとするが、周辺部材107側のシール構造1も同様の構成であるので、同様の符号を記し説明を省略する。
図2に示すように、第1のシール部13は、ケーシング3と中空軸5との径方向間で中空軸5の軸方向の第1の空間部7側に配置されている。この第1のシール部13は、外径側がケーシング3の内周部に固定され、内径側が中空軸5の外周部に摺動されるリップ部となっている。この第1のシール部13の軸方向には、第2のシール部15が隣り合って配置されている。
第2のシール部15は、ケーシング3と中空軸5との径方向間で中空軸5の軸方向の第2の空間部9側に第1のシール部13と離間して配置されている。この第2のシール部15は、第1のシール部13と同様に、外径側がケーシング3の内周部に固定され、内径側が中空軸5の外周部に摺動されるリップ部となっている。
これらの第1のシール部13と第2のシール部15とは、軸方向に離間して配置されているので、第1,第2のシール部13,15間が隙間部17となっている。この隙間部17が負圧となることを防止するために、シール手段11には、隙間部17と連通して隙間部17をケーシング3の外部に開放する孔部19が設けられている。この孔部19はシール手段11の基部のゴム状部分に径方向に設けられ、シール手段11をケーシング3と中空軸5との間に組み付けた状態で、ケーシング3に設けられた気抜き孔21に接続されてケーシング3の外部と連通される。
気抜き孔21は、ケーシング3の下面側から上面側に向けて、すなわち重力方向下流側から上流側に向けてケーシング3の外部と内部とを連通するように切削加工されて設けられている。また、気抜き孔21の重力方向上流側の開口端は、シール手段11の孔部19に接続されている。このため、シール手段11の隙間部17は、ケーシング3の外部と連通され、隙間部17内が大気圧となり、隙間部17内が負圧となることが防止される。また、気抜き孔21は、図3に示すように、車両の進行方向後方に向けて傾斜配置されている。このため、車両の主な走行状態である車両が進行方向前方に向けて走行しているときには、気抜き孔21の重力方向下流側の開口端23に水などが到達しにくくなっており、気抜き孔21内への水などの侵入が抑制されている。この気抜き孔21の開口端23側には、開口端23から重力方向に離間して壁部25が設けられている。
壁部25は、ケーシング3に中空軸5の軸方向、すなわち重力方向と交差する方向に向けて延設されている。また、壁部25は、気抜き孔21の開口端23を覆う周壁27となっている。この周壁27内の断面積Awは、気抜き孔21の断面積Ahよりも大きく設定されている。このため、周壁27によって気抜き孔21の開口端23を保護することができると共に、周壁27内に侵入した水が気抜き孔21の開口端23に到達し難くなっている。また、壁部25は、気抜き孔21側からケーシング3の外部側に向けて下り傾斜となる傾斜面31が設けられている。この壁部25は、ケーシング3の鋳造によって形成されており、傾斜面31は、鋳抜きによる抜き勾配となっている。このため、壁部25内に侵入した水は、傾斜面31に沿ってケーシング3の外部に排出される。また、壁部25には、気抜き孔21の形成時に開口29が設けられる。この開口29は、開口29から壁部25内への水の侵入を防止するためにプラグ33によって閉塞されている。なお、この開口29は、気抜き孔21の開口端23から重力方向に離間した周壁27に設けられているので、開口29から侵入した水が気抜き孔21の開口端23に到達し難くなっている。このため、図1に示すように、開口29をプラグ33によって必ずしも閉塞する必要はなく、プラグ33で閉塞しない場合には、壁部25内に侵入した水を開口29から排出することができる。
このようなシール構造1では、気抜き孔21のケーシング3の外部側の開口端23が重力方向に向けて開口されているので、水などが気抜き孔21内に侵入することを抑制できると共に、気抜き孔21内に水が侵入したとしても重力方向に水を落下させることができ、隙間部17への水の侵入を防止することができる。
また、ケーシング3には、気抜き孔21の開口端23から重力方向に向けて離間すると共に重力方向と交差する方向に向けて延設された壁部25が設けられているので、気抜き孔21の開口端23に向けて飛散する水などを壁部25が受けることができ、気抜き孔21の開口端23から気抜き孔21内への水の侵入を抑制することができる。
従って、このようなシール構造1では、気抜き孔21から隙間部17への水の侵入を防止することができる。
また、壁部25は、開口端23を覆う周壁27を成しているので、気抜き孔21の開口端23がケーシング3の外部に露出することを防止でき、気抜き孔21の開口端23を水滴などから保護することができる。
さらに、周壁27内の断面積Awは、気抜き孔21の断面積Ahよりも大きく設定されているので、周壁27内に侵入した水が気抜き孔21の開口端23に到達し難くなり、気抜き孔21への水の侵入を防止することができる。
また、壁部25には、気抜き孔21の形成時に開口29が設けられるので、予め鋳造などによってケーシング3に壁部25を設けさせた後、容易にケーシング3に気抜き孔21を形成させることができる。
さらに、壁部25は、気抜き孔21側からケーシング3の外部側に向けて下り傾斜となる傾斜面31が設けられているので、壁部25内に侵入した水を傾斜面31に沿ってケーシング3の外部に排出させることができ、水の気抜き孔21の開口端23への到達を防止することができる。
また、気抜き孔21は、車両の進行方向後方に向けて傾斜配置されているので、車両が進行方向前方に向けて走行している通常の走行状態において、気抜き孔21の開口端23に水が到達しにくくなり、気抜き孔21内への水の侵入を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るシール構造では、方向変換ギヤ組などを有する動力伝達機構が収容されたケーシングに適用されているが、これに限らず、差動機構、変速ギヤ機構などの動力伝達機構が収容されたケーシングなど、内部に回転部材が回転可能に配置されたケーシングであれば、本発明のシール構造を適用することができる。
また、壁部25は、周壁27として開口端23を覆う形状でなく、開口端23に対向する壁面を主に有して、この壁面の両側に位置した端壁面26,26を設けなくともよい。この場合にも、壁面27は開口端23に対する外部からの水の侵入を防護することができる。
1…シール構造
3…ケーシング
5…中空軸
7…第1の空間部
9…第2の空間部
11…シール手段
13…第1のシール部
15…第2のシール部
17…隙間部
19…孔部
21…気抜き孔
23…開口端
25…壁部
27…周壁
Ah…断面積
Aw…断面積
29…開口
31…傾斜面

Claims (5)

  1. 静止側のケーシングと、このケーシング内に回転可能に配置された回転部材と、前記ケーシングの内周部に固定され前記回転部材と摺動するシール部を有して前記ケーシングと前記回転部材との間に形成された空間部を軸方向に第1の空間部と第2の空間部とに区画するシール手段とを備え、
    前記シール手段は、前記シール部が前記第1の空間部側を区画する第1のシール部と、この第1のシール部に軸方向に離間して前記第2の空間部側を区画する第2のシール部と、前記第1のシール部と前記第2のシール部との間に設けられた隙間部とが設けられ、
    前記ケーシングには、外部と内部とを連通し前記隙間部と接続された気抜き孔が設けられたシール構造であって、
    前記気抜き孔は、前記ケーシングの外部側の開口端が重力方向に向けて開口され、前記ケーシングには、前記気抜き孔の開口端から重力方向に向けて離間すると共に重力方向と交差する方向に向けて延設された壁部が設けられていることを特徴とするシール構造。
  2. 請求項1記載のシール構造であって、
    前記壁部は、前記開口端を覆う周壁を成し、この周壁内の断面積は、前記気抜き孔の断面積よりも大きく設定されていることを特徴とするシール構造。
  3. 請求項1又は2記載のシール構造であって、
    前記壁部には、前記気抜き孔の形成時に開口が設けられることを特徴とするシール構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシール構造であって、
    前記壁部は、前記気抜き孔側から前記ケーシングの外部側に向けて下り傾斜となる傾斜面が設けられていることを特徴とするシール構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシール構造であって、
    前記ケーシングは、車両に搭載され、前記気抜き孔は、車両の進行方向後方に向けて傾斜配置されていることを特徴とするシール構造。
JP2010283049A 2010-12-20 2010-12-20 シール構造 Active JP5559673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283049A JP5559673B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 シール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283049A JP5559673B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 シール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012132483A true JP2012132483A (ja) 2012-07-12
JP5559673B2 JP5559673B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=46648306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010283049A Active JP5559673B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 シール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5559673B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109595327A (zh) * 2017-09-29 2019-04-09 吉凯恩传动***日本株式会社 动力传递装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10138787A (ja) * 1996-11-07 1998-05-26 Tochigi Fuji Ind Co Ltd デファレンシャル装置
JP2000085402A (ja) * 1998-09-08 2000-03-28 Fuji Heavy Ind Ltd デファレンシャル装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10138787A (ja) * 1996-11-07 1998-05-26 Tochigi Fuji Ind Co Ltd デファレンシャル装置
JP2000085402A (ja) * 1998-09-08 2000-03-28 Fuji Heavy Ind Ltd デファレンシャル装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109595327A (zh) * 2017-09-29 2019-04-09 吉凯恩传动***日本株式会社 动力传递装置
JP2019065907A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 Gknドライブラインジャパン株式会社 動力伝達装置
JP7012495B2 (ja) 2017-09-29 2022-01-28 ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド 動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5559673B2 (ja) 2014-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9562608B2 (en) Rotary shaft seal structure for drive system of vehicle
EP3406943B1 (en) Axle assembly
CN103410867B (zh) 转向桥和车辆
KR20070076494A (ko) 차동 하우징
JP5534616B2 (ja) 液体潤滑剤を使用する潤滑されたベアリングアセンブリをシールするためのデバイス
JP2012189176A (ja) 減速装置及びモータ付デファレンシャル装置
CN104565323A (zh) 动力传递构件的润滑
US7823696B2 (en) Gear unit and lubricating oil splash preventing method
JP2006316932A (ja) トランスファーの潤滑機構
JP5559673B2 (ja) シール構造
JP6799448B2 (ja) インホイールモータ駆動装置
US9611930B2 (en) Lubrication of power train components
JP2014016022A (ja) 動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造
US8733506B2 (en) Vehicle differential device
JP5928942B2 (ja) 等速ジョイント
JP5633193B2 (ja) ウォータポンプ
ES2385132T3 (es) Estructura de lubricación de un tren de engranajes encerrado dentro de una caja de engranajes
JP2011153680A (ja) 動力伝達装置
JP2018013142A (ja) 車両用のディファレンシャル装置
JP2010265988A (ja) 減速機
JP2008215616A (ja) ギヤユニット及び潤滑油飛散防止方法
JP2019011824A (ja) 車両用駆動装置
ES2735436T3 (es) Dispositivo de trituración
JP2006266176A (ja) 減速機付き油圧モータ装置
JP5041908B2 (ja) 車両用主電動機の油漏れ抑制構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5559673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250