JPH10138185A - ロボットの制御方法 - Google Patents

ロボットの制御方法

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JPH10138185A
JPH10138185A JP31302396A JP31302396A JPH10138185A JP H10138185 A JPH10138185 A JP H10138185A JP 31302396 A JP31302396 A JP 31302396A JP 31302396 A JP31302396 A JP 31302396A JP H10138185 A JPH10138185 A JP H10138185A
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JP
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robot
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parts
assembling
error
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JP31302396A
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Mutsumi Yamamoto
睦 山本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はロボットの近くに作業者が居ない場
合でも、ロボットの停止姿勢でロボットがどのようなエ
ラーで停止したかを判断し得るようにし、これによって
停止しているロボットに向かう途中で、ロボット復帰の
準備などの最適な手順を考えて、効率的な復帰作業を行
ない得るようにするとともに、複数のロボットが同時に
停止しても、それぞれのエラー内容を同時に認識し得る
ようにして、復帰作業の優先順位を即座に決めて無駄な
作業を減らす。 【解決手段】 組立て中にエラーが発生したとき、ロボ
ット5のアーム9を組立て方向と逆方向に駆動して、部
品と干渉しない位置まで移動させた後、ロボット5のア
ーム9を、発生したエラーの種類に応じたエラー表現姿
勢にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットや
組立て用ロボットの制御方法に関し、特にロボットのエ
ラー時に、ロボットの停止、再起動を行なう際、ライン
の稼動率を高め、安全にロボットを動作させるロボット
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の工場では、現在、小人数で多数の
製品を効率よく生産する目的として図16に示すように
製造ラインに多数のロボットを導入した自動化ラインを
使用して製品の組立てを行なうことが多い。この図に示
す自動化ライン101は、組み立てられた部品の搬送源
となるコンベア102と、このコンベア102上に一列
に載置され組み立てられた部品が載置される複数のパレ
ット103と、前記コンベア102に隣接して配置され
組立て作業時の治具となる作業台104と、この作業台
104の近傍に配置され前記作業台104上で部品の組
立て作業を行なって前記パレット103上に組立て済み
の部品を移載するロボット105と、先端が前記作業台
104に対向するように配置され前記ロボット105に
対し組立て対象となる部品を供給する2列のパーツフィ
ーダ106と、作業台104の近傍に配置されロボット
105に対し組立て対象となる部品をトレイ式で供給す
る部品供給装置107と、前記コンベア102〜部品供
給装置107を制御して予めプログラムされた内容に基
づき部品の組立て、搬送作業を行なわせる制御装置10
8と、を備えている。制御装置108によってコンベア
102〜部品供給装置107を制御して、各パーツフィ
ーダ102、部品供給装置107による部品の供給処
理、ロボット105による部品の組立て処理、組立て済
みの部品をパレット103に移載させる処理、コンベア
102による各パレット103の搬送処理などを繰り返
し行なわせて、部品の組立て、搬出処理を行なう。この
場合、ロボット105は、各関節部毎に駆動部が設けら
れた複数のアーム109によって多自由度を得るように
構成され、加速、等速、減速動作によって現在の位置か
ら指定された目標位置まで短時間で駆動されて停止する
という位置決め動作を繰り返して、加工、組立てなどの
作業を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自動化ライン101では、1日の生産量を満足するよう
にラインの目標タクトタイムを決定し、そのタクトに合
わせて各ロボット105の作業時間の平準化を図るとと
もに、個々のロボット105の割り当て作業を決定して
いる。各ロボット105による各種作業の自動化を行な
う場合、加工費、組立て費の低コスト化を追求するため
に、より一層の高速動作、高精度位置決め動作が求めら
れるとともに、ロボット105の稼動率を向上させ、作
業ミスによる停止時間をできるだけ減らし、ロボット1
05を保守する作業者の人数も最少にすることが求めら
れている。しかしながら、ロボット105の作業ミス時
の復帰動作、再稼動の作業などを行なう際には、作業者
がロボット105の動作領域に入りこまなければないた
め、安全管理上最大の注意を払い、慎重な作業を行なわ
なければならず、ロボット105が作業ミスを起こした
とき、作業効率が一気に低下してしまうという問題があ
った。特に、多品種少量生産のために多種のハンドを搭
載した1台のロボット105による大小さまざまな複数
の部品加工、組立て作業を行なうときなどのように、ロ
ボット105の動作が複雑な場合には、ロボット105
が作業ミスを起こし易くなるとともにその保守作業が複
雑になってしまい、生産効率が極端に低下するという問
題があった。そこで、このような問題を解決する方法と
して、組立て作業時の動作と、逆方向にロボット105
を動作させて、最初の位置(基準点)に戻す逆方向モー
ドを設け、ロボット105が作業ミスを起こしたとき逆
方向モードでロボット105を動作させて停止時の復帰
を安全にかつ早く行なう方法が提案されている。しかな
がら、このような制御方法では、組立て処理時のプログ
ラムとともに、逆方向モードのプログラムが必要になる
ことから、プログラム量が2倍になるともとに制御が複
雑になってしまい、さらに逆方向モードで動作させたと
きロボット105が基準点まで復帰するまでの経路を最
短にすることができないことから復帰動作に時間がかか
り、さらに復帰後の動作について安全性を保証すること
ができないという問題があった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、請求項1では、ロボットの近くに作業者が居な
い場合でも、ロボットの停止姿勢でロボットがどのよう
なエラーで停止したかを判断させることができ、これに
よって停止しているロボットに向かう途中でロボット復
帰の準備などの最適な手順を考えて、効率的な復帰作業
を行なわせることができるとともに、複数のロボットが
同時に停止してもそれぞれのエラー内容を同時に認識さ
せて、復帰作業の優先順位を即座に決めさせ無駄な作業
を低減させることができるロボットの制御方法を提供す
ることを目的としている。また、請求項2では、エラー
が発生したロボットをスタート位置まで自動的に退避さ
せて標準姿勢に戻すことができ、これによってエラーが
発生したロボットを組立てミス位置から手動操作で戻す
ことなく、復帰作業を開始させることができるととも
に、ロボットに対する複雑な手動操作を減らして安全性
を高めることができることができ、さらに効率的な最短
経路で標準姿勢に戻し、短時間で復帰動作を終了させる
ことができるロボットの制御方法を提供することを目的
としている。また、請求項3では、エラーが発生したロ
ボットを自動的に退避移動させてハンドに把持されてい
る部品を指定位置に置かせた後、標準姿勢に移動させる
ことができ、これによってロボットの操作者による手動
操作によるロボットの組立てミス位置から標準姿勢まで
の移動、ハンド把持部品の除去などの操作を不要にして
効率的な復帰作業を行なわせることができるとともに、
ロボットに対する複雑な手動操作を不要にし、さらにロ
ボットの動作範囲に入らなければならない作業を減らし
て安全性を高めることができるロボットの制御方法を提
供することを目的としている。
【0005】また、請求項4では、エラーが発生したロ
ボットを自動的に退避移動させてハンドに把持されてい
る部品を指定位置に置かせ、さらに組立て途中の作業台
上の部品をパレット上に移動させてこのパレットを動か
す一連の復帰作業を行なうことができ、これによってエ
ラーが発生してもロボットを停止させることなく、かつ
作業者の手動操作を必要とすることなく、自動的に組立
てミスに対処させることができるロボットの制御方法を
提供することを目的としている。また、請求項5では、
ロボットの組立てミスが発生した後の再起動時における
ロボット動作速度を通常の組立て速度より下げることが
でき、これによって万が一の破損、位置ズレ、不良部品
が生じても、安全な速度で組立てを再開して不測の事態
が発生しないようにすることができ、さらに組立てミス
が発生しないことを確認して本来の組立て速度に戻し、
自動化ラインへの時間的な影響をほぼ零にすることがで
きるロボットの制御方法を提供することを目的としてい
る。また、請求項6では、多部品を組み立てている途中
で組立てミスが発生したとき、組立てミスが発生した部
品について、再起動時のロボット組立て速度を通常の組
立て速度より下げて安全性を高め、組立てミスが発生し
ていない部品については従来通りの速度で効率的な組立
て速度で効率的な組立てを行なうことができ、これによ
ってタクトタイムへの影響を少なくしながら組立て作業
を行なうことができるロボットの制御方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、駆動制御装置を有し、記
憶装置に登録されたプログラムにしたがって、教示位置
または登録された組立て位置で順次、組立て作業を繰り
返し行なうロボットの制御方法において、組立て治具ハ
ンド、作業台、作業パレットのうちの1つ以上に、組立
て作業の確認センサを設け、組立て作業でエラーが発生
したとき、エラーが発生した場所から部品と干渉しない
位置までロボットのアームを移動させて退避させた後、
エラー発生状況を離れた位置から認識し得る姿勢まで移
動させて停止させることを特徴としている。また、請求
項2では、請求項1に記載のロボットの制御方法におい
て、組立て作業開始時の標準姿勢位置を設け、組立て作
業でエラーが発生したとき、エラーが発生した場所から
部品と干渉しない位置までロボットのアームを移動させ
て退避させた後、組立て作業開始時の標準姿勢まで移動
させて停止させることを特徴としている。また、請求項
3では、請求項1に記載のロボットの制御方法におい
て、組立て作業開始時の標準姿勢位置と組立てミス部品
の置き場を設け、組立て作業でエラーが発生したとき、
エラーが発生した場所から部品と干渉しない位置までロ
ボットのアームを移動させて退避させた後、組立てミス
部品の置き場まで移動させて組立て治具ハンドで把持し
ている部品を置かせるとともに、組立て作業開始時の標
準姿勢まで移動させて停止させることを特徴としてい
る。また、請求項4では、請求項1に記載のロボットの
制御方法において、組立て作業開始時の標準姿勢位置と
組立てミス部品の置き場を設け、組立て作業でエラーが
発生したとき、エラーが発生した場所から部品と干渉し
ない位置までロボットのアームを移動させて退避させた
後、組立てミス部品の置き場まで移動させて組立て治具
ハンドで把持している部品を置かせるとともに、組立て
途中にある作業台上の部品を組立て治具ハンドで把持さ
せて、組立てミス部品の置き場に置く処理もしくはパレ
ット上に移載させ、未完成品としてコンベアを動かす処
理を行ない、これらの処理が終了した後、組立て作業開
始時の標準姿勢まで移動させて次のユニットに対する組
立て処理を自動的に継続させることを特徴としている。
また、請求項5では、請求項1に記載のロボットの制御
方法において、組立てエラーで停止しているロボットに
対する修復作業を行なった後、ロボットを再起動させた
とき、再起動後の数ユニット分の組立て作業中、ロボッ
トの動作速度を通常の組立て速度より遅くして組立て作
業を行ない、この組立て作業でエラーが発生しないこと
を確認して、通常の動作速度に戻すことを特徴としてい
る。また、請求項6では、請求項1に記載のロボットの
制御方法において、1ユニットで多部品の組立てを行な
うロボットが組立てエラーで停止した後、ロボットに対
する修復作業を行なって、再起動させる際、組立てミス
した部品の組立て工程のみ、ロボットの動作速度を通常
の動作速度より遅くして組立て作業を行ない、また組立
てミスがない部品の組立て工程では、通常の動作速度で
組立て作業を行ない、この組立て作業でエラーが発生し
ないことを確認したとき、通常の動作速度で全部品の組
立てを開始することを特徴としている。
【0007】上記の構成により、請求項1では、ロボッ
トの近くに作業者が居ない場合でも、ロボットの停止姿
勢でロボットがどのようなエラーで停止したかを判断さ
せることにより、停止しているロボットに向かう途中
で、ロボット復帰の準備などの最適な手順を考えて、効
率的な復帰作業を行なわせるとともに、複数のロボット
が同時に停止しても、それぞれのエラー内容を同時に認
識させて、復帰作業の優先順位を即座に決めさせ無駄な
作業を低減させる。また、請求項2では、エラーが発生
したロボットをスタート位置まで自動的に退避させて、
標準姿勢に戻すことにより、エラーが発生したロボット
を組立てミス位置から手動操作で戻すことなく、復帰作
業を開始させるとともに、ロボットに対する複雑な手動
操作を減らして、安全性を高め、さらに効率的な最短経
路で標準姿勢に戻し、短時間で復帰動作を終了させる。
また、請求項3では、エラーが発生したロボットを自動
的に退避移動させてハンドに把持されている部品を指定
位置に置かせた後、標準姿勢に移動させることにより、
ロボットの操作者による、手動操作によるロボットの組
立てミス位置から標準姿勢までの移動、ハンド把持部品
の除去などの操作を不要にして、効率的な復帰作業を行
なわせるとともにロボットに対する複雑な手動操作を不
要にし、さらにロボットの動作範囲に入らなければなら
ない作業を減らして安全性を高める。また、請求項4で
は、エラーが発生したロボットを自動的に退避移動させ
てハンドに把持されている部品を指定位置に置かせ、さ
らに組立て途中の作業台上の部品をパレット上に移動さ
せてこのパレットを動かす一連の復帰作業を行なうこと
によりエラーが発生しても、ロボットを停止させること
なくかつ作業者の手動操作を必要とすることなく自動的
に組立てミスに対処させる。また、請求項5では、ロボ
ットの組立てミスが発生した後の再起動時におけるロボ
ット動作速度を通常の組立て速度より下げることによ
り、万が一の破損、位置ズレ、不良部品が生じても、安
全な速度で組立てを再開して不測の事態が発生しないよ
うにし、さらに組立てミスが発生しないことを確認して
本来の組立て速度に戻し、自動化ラインへの時間的な影
響をほぼ零にする。また、請求項6では、多部品を組み
立てている途中で、組立てミスが発生したとき、組立て
ミスが発生した部品について、再起動時のロボット組立
て速度を通常の組立て速度より下げて、安全性を高め、
組立てミスが発生していない部品については、従来通り
の速度で効率的な組立て速度で効率的な組立てを行なう
ことにより、タクトタイムへの影響を少なくしながら組
立て作業を行なう。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるロボ
ットの制御方法の一形態例を適用した自動化ラインの一
例を示す構成図である。この図に示す自動化ライン1
は、組み立てられた部品の搬送源となるコンベア2と、
このコンベア2上に一列に載置され、組み立てられた部
品が載置される複数の部品確認センサ付きパレット3
と、前記コンベア2に隣接して配置され組立て作業時の
治具となる部品確認センサ付きの作業台4と、この作業
台4の近傍に配置され作業台4上で部品の組立て作業を
行なって、パレット3上に組立て済みの部品を移載する
ロボット5と、先端が作業台4に対向するように配置さ
れロボット5に対し組立て対象となる部品を供給する2
列のパーツフィーダ6と、作業台4の近傍に配置されロ
ボット5に対し組立て対象となる部品をトレイ式で供給
する部品供給装置7と、コンベア2〜部品供給装置7を
制御して、予めプログラムされた内容に基づき部品の組
立て、搬送作業を行なわせる制御装置8とを備えてい
る。そして、制御装置8によってコンベア2〜部品供給
装置7を制御して、各パーツフィーダ6、部品供給装置
7による部品の供給処理、ロボット5による部品の組立
て処理、組立て済みの部品をパレット3に移載させる処
理、コンベア2による各パレット3の搬送処理などを繰
り返し行なわせて、部品の組立て、搬出処理を行なう。
【0009】この場合、ロボット5は、各関節部毎に駆
動部が設けられた複数のアーム9によって多自由度を得
るように構成され、加速、等速、減速動作によって現在
の位置から指定された目標位置まで短時間で駆動されて
停止するという位置決め動作を繰り返しながら、各部品
取込み場所において図2、図3に示す如くアーム9の先
端に設けられたハンド10を動作させてパーツフィーダ
6などによって供給され、パーツフィーダ整列部11に
よって整列された軸受部品12などの部品を把持し、図
4に示す如く前記ハンド10に設けられた部品確認セン
サ13によって軸受部品12が確実に把持されているか
どうかを確認する。この後、軸受部品12が確実に把持
されていれば、アーム9を移動させて次の停止位置にお
いて、ハンド10の先端部分に把持された軸受部品12
を、図5に示す如く作業台4上に載置された軸保持部1
4を持つ軸15に当接させ、この状態で軸15に軸受部
品12を押し込んで部品確認センサ13によって軸受部
品12の挿入を確認するという手順で、軸受部品12の
加工、組立てなどの作業を行なう。
【0010】次に、図6〜図15に示すフローチャー
ト、模式図を参照しながら、この形態例の動作を説明す
る。 <請求項1の動作>まず、図6のフローチャートに示す
如く請求項1の動作が指定された状態でロボット5の組
立て動作が開始されると、初期データが読み込まれ(ス
テップST1)、この初期データに基づきロボット5の
動作速度が通常速度“Vn ”に設定されるとともに(ス
テップST2)、前記初期データに基づきロボット5の
各アーム9が駆動されて、アーム9の先端に設けられた
ハンド10の先端で各パーツフィーダ12によって供給
された部品または部品供給装置7のトレイによって供給
された部品が把持されて、作業台4上にある組み付け対
象部品側に組み付けられるという作業が繰り返され、全
ての部品の組み付けが終了する毎に組み付け対象部品が
完成品としてコンベア2上にあるパレット3上に移載さ
れ、コンベア2により搬出される。以下、ロボット5の
稼動が終了するまでこの作業が繰り返し行われて、指定
された部品の組み込みが行われ、これによって得られた
製品がパレット3上に移載されて、コンベア2により搬
出される(ステップST3〜ST5)。
【0011】また、上述したロボット5による部品の組
立て作業中において、ハンド10、作業台4、パレット
3などに設けられた各部品確認センサ13によって部品
の組立て異常(エラー)が検出されれば(ステップST
4)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”から退
避速度“Vn2”(但し、Vn2<Vn )に変更された後
(ステップST6)、エラーが発生したときの組立て動
作が挿入組立て動作であったかどうかがチェックされ、
エラーが発生したときの組立て動作が挿入組立て動作で
あれば(ステップST7)、ロボット5のアーム9が挿
入方向と逆方向に退避移動されて(ステップST8)、
エラー表現姿勢にされ(ステップST10)、またエラ
ーが発生したときの組立て動作が挿入組立て動作でなけ
れば(ステップST7)、ロボット5のアーム9が上方
に退避移動されて(ステップST9)、エラー表現姿勢
にされる(ステップST10)。この場合、部品把持エ
ラーが発生したときには、エラー表現姿勢としてロボッ
ト5を上方向の最大ポイントまで上昇させた状態でアー
ム9を真っ直に延ばした姿勢にされ、また部品組立てエ
ラーが発生したときにはエラー表現姿勢として、ロボッ
ト5を上方向の最大ポイントまで上昇させた状態でアー
ム9を畳んだ姿勢にされ、これによって作業者が遠くか
ら見ても発生したエラーの種類が分かるようされる。こ
のように、この形態例では、組立て中にエラーが発生し
たとき、ロボット5のアーム9を組立て方向と逆方向に
駆動して、部品と干渉しない位置まで移動させた後、発
生したエラーの種類に応じたエラー表現姿勢にするよう
にしているので、ロボット5の近くに作業者が居ない場
合でもロボット5の停止姿勢を見ただけで、ロボット5
がどのようなエラーで停止したかを判断させることがで
き、これによって停止しているロボット5に向かう途中
で、ロボット復帰の準備などの最適な手順を考えさせて
効率的な復帰作業を行なわせることができる。さらに、
複数のロボット5が同時に停止しても、それぞれのエラ
ー内容を同時に認識させて、復帰作業の優先順位を即座
に決めさせ、無駄な作業を低減させることができる。
【0012】<請求項2の動作>また、図7のフローチ
ャートに示す如く請求項2の動作が指定された状態でロ
ボット5の組立て動作が開始されると、初期データが読
み込まれ(ステップST11)、この初期データに基づ
きロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”に設定され
るとともに(ステップST12)、前記初期データに基
づきロボット5の各アーム9が駆動されて、アーム9の
先端に設けられたハンド10の先端で各パーツフィーダ
6によって供給された部品または部品供給装置7のトレ
イによって供給された部品が把持されて、作業台4上に
ある組み付け対象部品側に組み付けられるという作業が
繰り返され、全ての部品の組み付けが終了する毎に組み
付け対象部品が完成品としてコンベア2上にあるパレッ
ト3上に移載され、コンベア2により搬出される。以
下、ロボットの稼動が終了するまでこの作業が繰り返し
行われて指定された部品の組み込みが行われ、これによ
って得られた製品がパレット3上に移載されて、コンベ
ア2により搬出される(ステップST13〜ST1
5)。全ての部品の組立て作業が全て終了したとき(ス
テップST15)、ロボット5のアーム9が上方に退避
移動されて、ロボット5が標準姿勢にされた後、停止状
態にされる(ステップST16)。また、上述したロボ
ット5による部品の組立て作業中において、ハンド1
0、作業台4、パレット3などに設けられた各部品確認
センサ13によって部品の組立て異常(エラー)が検出
されれば(ステップST14)、ロボット5の動作速度
が通常速度“Vn ”から退避速度“Vn2”(但し、Vn2
<Vn )に変更された後(ステップST17)、エラー
が発生したときの組立て動作が挿入組立て動作であった
かどうかがチェックされ、エラーが発生したときの組立
て動作が挿入組立て動作であれば(ステップST1
8)、ロボット5のアーム9が挿入方向と逆方向に退避
移動されて(ステップST19)、標準姿勢にされ(ス
テップST21)、またエラーが発生したときの組立て
動作が挿入組立て動作でなければ(ステップST1
8)、ロボット5のアーム9が上方に退避移動されて
(ステップST20)、標準姿勢にされる(ステップS
T21)。
【0013】このようにこの形態例では、組立て中にエ
ラーが発生したとき、ロボット5のアーム9を組立て方
向と逆方向に駆動して部品と干渉しない位置まで移動さ
せた後、標準姿勢にして停止させるようにしているの
で、エラーが発生したロボット5をスタート位置まで自
動的に退避させて標準姿勢に戻すことができ、これによ
ってエラーが発生したロボット5を組立てミス位置から
手動操作で戻すことなく、復帰作業を開始させることが
できる。これによって、ロボット5に対する複雑な手動
操作を減らして安全性を高めることができることができ
るとともに、効率的な最短経路で標準姿勢に戻し、短時
間で復帰動作を終了させることができる。
【0014】<請求項3の動作>また、図8のフローチ
ャートに示す如く請求項3の動作が指定された状態で、
ロボット5の組立て動作が開始されると、初期データが
読み込まれ(ステップST22)、この初期データに基
づきロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”に設定さ
れるとともに(ステップST23)、前記初期データに
基づきロボット5の各アーム9が駆動されて、アーム9
の先端に設けられたハンド10の先端で各パーツフィー
ダ6によって供給された部品または部品供給装置7のト
レイによって供給された部品が把持されて、作業台4上
にある組み付け対象部品側に組み付けられるという作業
が繰り返され、全ての部品の組み付けが終了する毎に組
み付け対象部品が完成品としてコンベア2上にあるパレ
ット3上に移載され、コンベア2により搬出される。以
下、ロボット5の稼動が終了するまでこの作業が繰り返
し行われて、指定された部品の組み込みが行われ、これ
によって得られた製品がパレット3上に移載されて、コ
ンベア2により搬出される(ステップST24〜ST2
6)。そして、全ての部品の組立て作業が全て終了した
とき(ステップST26)、ロボット5のアーム9が上
方に退避移動されて、ロボット5が標準姿勢にされた
後、停止状態にされる(ステップST27)。
【0015】また、上述したロボット5による部品の組
立て作業中において、ハンド10、作業台4、パレット
3などに設けられた各部品確認センサ13によって部品
の組立て異常(エラー)が検出されれば(ステップST
25)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”から
退避速度“Vn2”(但し、Vn2<Vn )に変更された後
(ステップST28)、エラーが発生したときの組立て
動作が挿入組立て動作であったかどうかがチェックさ
れ、エラーが発生したときの組立て動作が挿入組立て動
作であれば(ステップST29)、ロボット5のアーム
9が挿入方向と逆方向に退避駆動されて(ステップST
30)、図9に示す如く作業台4の近傍に配置された組
立てミス部品置き場16に移動させられ(ステップST
32)、ここでチャックが開かれてハンド10に把持さ
れている部品が組立てミス部品置き場16上に置かれた
後(ステップST33)、再度移動されて標準姿勢にさ
れる(ステップST34)。また、エラーが発生したと
きの組立て動作が挿入組立て動作でなければ(ステップ
ST29)、ロボット5のアーム9が上方に退避駆動さ
れて(ステップST31)、作業台4の近傍に配置され
た組立てミス部品置き場16に移動させられ(ステップ
ST32)、ここでチャックが開かれて、ハンド10に
把持されている部品が組立てミス部品置き場16上に置
かれた後(ステップST33)、再度移動されて、標準
姿勢にされる(ステップST34)。
【0016】このように、この形態例では、組立て中に
エラーが発生したとき、ロボット5のアーム9を組立て
方向と逆方向に駆動して、ハンド10に把持されている
部品を組立てミス部品置き場16上に置いた後、部品と
干渉しない位置まで再度、移動させて、標準姿勢で停止
させるようにしているので、ロボット5の操作者によ
る、手動操作によるロボット5の組立てミス位置から標
準姿勢までの移動、ハンド10に把持されている部品の
除去などの操作を不要にして、効率的な復帰作業を行な
わせることができるとともに、ロボット5に対する複雑
な手動操作を不要にし、さらにロボット5の動作範囲に
入らなければならない作業を減らして、安全性を高める
ことができる。
【0017】<請求項4の動作>また、図10のフロー
チャートに示す如く請求項4の動作が指定された状態
で、ロボット5の組立て動作が開始されると、初期デー
タが読み込まれ(ステップST41)、この初期データ
に基づきロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”に設
定されるとともに(ステップST42)、前記初期デー
タに基づきロボット5の各アーム9が駆動されて、アー
ム9の先端に設けられたハンド10の先端で各パーツフ
ィーダ6によって供給された部品または部品供給装置7
のトレイによって供給された部品が把持されて、作業台
4上にある組み付け対象部品側に組み付けられるという
作業が繰り返され、全ての部品の組み付けが終了する毎
に組み付け対象部品が完成品としてコンベア2上にある
パレット3上に移載され、コンベア2により搬出され
る。以下、ロボット5の稼動が終了するまでこの作業が
繰り返し行われて、指定された部品の組み込みが行わ
れ、これによって得られた製品がパレット3上に移載さ
れて、コンベア2により搬出される(ステップST43
〜ST45)。そして、全ての部品の組立て作業が全て
終了したとき(ステップST45)、ロボット5のアー
ム9が上方に退避移動されて、ロボット5が標準姿勢に
された後、停止状態にされる(ステップST46)。
【0018】また、上述したロボット5による部品の組
立て作業中において、ハンド10、作業台4、パレット
3などに設けられた各部品確認センサ13によって部品
の組立て異常(エラー)が検出されれば(ステップST
44)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”から
退避速度“Vn2”(但し、Vn2<Vn )に変更された後
(ステップST47)、エラーが発生したときの組立て
動作が挿入組立て動作であったかどうかがチェックさ
れ、エラーが発生したときの組立て動作が挿入組立て動
作であれば(ステップST48)、ロボット5のアーム
9が挿入方向と逆方向に退避移動されて(ステップST
49)、作業台4の近傍に配置された組立てミス部品置
き場16に移動させられ(ステップST51)、ここで
チャックが開かれて、ハンド10に把持されている部品
が組立てミス部品置き場16上に置かれる(ステップS
T52)。また、エラーが発生したときの組立て動作が
挿入組立て動作でなければ(ステップST48)、ロボ
ット5のアーム9が上方に退避移動されて(ステップS
T50)、作業台4の近傍に配置された組立てミス部品
置き場16に移動させられ(ステップST51)、ここ
でチャックが開かれて、ハンド10に把持されている部
品が組立てミス部品置き場16上に置かれる(ステップ
ST52)。
【0019】次いで、ロボット5のアーム9が作業台4
上まで再度移動され(ステップST53)、ハンド10
の先端によって作業台4上にある組立て途中の部品が把
持されて(ステップST54)、パレット3上に移載さ
れた後(ステップST55)、再度移動されて標準姿勢
にされて(ステップST56)、ロボット5の動作速度
が退避速度“Vn2”から通常速度“Vn ”に変更され
(ステップST57)、前記コンベア2により前記パレ
ット3が搬出される(ステップST58)。この後、ロ
ボット5の稼動が終了するまで残り部品の組み込み作業
が繰り返し行われて、指定された部品の組み込みが行わ
れ、これによって得られた製品がパレット3上に移載さ
れて、コンベア2により搬出される(ステップST43
〜ST45)。そして、全ての部品の組立て作業が全て
終了したとき(ステップST45)、ロボット5のアー
ム9が上方に退避移動されて、ロボット5が標準姿勢に
された後、停止状態にされる(ステップST46)。こ
のように、この形態例では、組立て中にエラーが発生し
たとき、ロボット5のアーム9を組立て方向と逆方向に
駆動して、ハンド10に把持されている部品を組立てミ
ス部品置き場16上に置いた後、作業台4上に残ってい
る組立て途中の部品をパレット3上に移載させて搬出さ
せた後標準姿勢に戻し、通常の組立て処理を再開させる
ようにしているので、エラーが発生してもロボット5を
停止させることなく、かつ作業者の手動操作を必要とす
ることなく、自動的に組立てミスに対処することができ
る。
【0020】<請求項5の動作>また、図11のフロー
チャートに示す如く請求項5の動作が指定された状態で
ロボット5の組立て動作が開始されると、初期データが
読み込まれるとともに(ステップST61)、今回の組
立てサイクルが初回の組立てサイクルであるかどうかチ
ェックされ、今回の組立てサイクルが初回の組立てサイ
クルであれば(ステップST62)、ロボット5の動作
速度が通常速度“Vn ”に設定される(ステップST6
3)。また、今回の組立てサイクルが2回目以降の組立
てサイクルであれば、前回までの数回、例えば過去1回
〜3回の組立てサイクルで組立てミスが発生したかどう
かがチェックされ、前回までの組立てサイクルで組立て
ミスが発生していなければ(ステップST62)、ロボ
ット5の動作速度が通常速度“Vn ”に保持され(ステ
ップST63)、また前回までの組立てサイクルで組立
てミスが発生していれば(ステップST62)、ロボッ
ト5の動作速度が通常速度“Vn ”から組立てミス確認
速度“Vn3”(但し、Vn3<Vn )に変更される(ステ
ップST64)。
【0021】この後、前記初期データに基づきロボット
5の各アーム9が駆動されて、アーム9の先端に設けら
れたハンド10の先端で、各パーツフィーダ6によって
供給された部品または部品供給装置7のトレイによって
供給された部品が把持されて、作業台4上にある組み付
け対象部品側に組み付けられるという作業が繰り返さ
れ、全ての部品の組み付けが終了する毎に組み付け対象
部品が完成品として、コンベア2上にあるパレット3上
に移載され、コンベア2により搬出される(ステップS
T65〜ST67)。以下、ロボット5の稼動が終了す
るまでこの作業が繰り返し行われて、指定された部品の
組み込みが行われ、これによって得られた製品がパレッ
ト3上に移載されて、コンベア2により搬出される(ス
テップST62〜ST67)。そして、全ての部品の組
立て作業が全て終了したとき(ステップST67)、ロ
ボット5のアーム9が上方に退避移動されて、ロボット
5が標準姿勢にされた後、停止状態にされる(ステップ
ST68)。
【0022】また、上述したロボット5による部品の組
立て作業中において、ハンド10、作業台4、パレット
3などに設けられた各部品確認センサ13によって部品
の組立て異常(エラー)が検出されれば(ステップST
66)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”から
退避速度“Vn2”(但し、Vn2<Vn )に変更された後
(ステップST69)、エラーが発生したときの組立て
動作が挿入組立て動作であったかどうかがチェックさ
れ、エラーが発生したときの組立て動作が挿入組立て動
作であれば(ステップST70)、ロボット5のアーム
9が挿入方向と逆方向に退避移動されて、標準姿勢にさ
れ(ステップST71、ST73)、また、エラーが発
生したときの組立て動作が挿入組立て動作でなければ
(ステップST70)、ロボット5のアーム9が上方に
退避移動されて、標準姿勢にされた後(ステップST7
2、ST73)、組立てミスの内容が記憶され、以後、
この記憶内容に基づき再起動がかけられたときの組立て
速度が決定される(ステップST74)。このようにこ
の形態例では、組立て中にエラーが発生したとき、ロボ
ット5のアーム9を組立て方向と逆方向に駆動して標準
姿勢に戻した後、組立てミスの内容を記憶して、以後1
回〜3回、組立てミス確認速度“Vn3”でロボット5を
動作させるようにしているので、ロボット5の組立てミ
スが発生した後の再起動時におけるロボット動作速度を
通常の組立て速度より下げることができ、これによって
万が一の破損、位置ズレ、不良部品が生じても、安全な
速度で組立てを再開して不測の事態が発生しないように
することができる。さらに、組立てミスが発生しないこ
とを確認して、本来の組立て速度に戻すことができ、こ
れによって自動化ライン1への時間的な影響をほぼ零に
することができる。
【0023】<請求項6の動作>また、図12のフロー
チャートに示す如く請求項6の動作が指定された状態で
ロボット5の組立て動作が開始されると、初期データが
読み込まれるとともに(ステップST81)、部品Aに
対する今回の組立てサイクルが初回の組立てサイクルで
あるかどうかチェックされ、今回の組立てサイクルが部
品Aに対する初回の組立てサイクルであれば(ステップ
ST82)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn
に設定される(ステップST83)。また、部品Aに対
する今回の組立てサイクルが2回目以降の組立てサイク
ルであれば、前回までの数回、例えば過去1回〜3回の
組立てサイクルで組立てミスが発生したかどうかがチェ
ックされ、前回までの組立てサイクルで組立てミスが発
生していなければ(ステップST82)、ロボット5の
動作速度が通常速度“Vn ”に保持され(ステップST
83)、また前回までの組立てサイクルで組立てミスが
発生していれば(ステップST82)、ロボット5の動
作速度が通常速度“Vn ”から組立てミス確認速度“V
n3”(但し、Vn3<Vn )に変更される(ステップST
84)。次いで、前記初期データに基づきロボット5の
各アーム9が駆動されて、アーム9の先端に設けられた
ハンド10の先端で、各パーツフィーダ6によって供給
された部品Aまたは部品供給装置7のトレイによって供
給された部品Aが把持されて作業台4上にある組み付け
対象部品側に組み付けられるとともに(ステップST8
5)、ハンド10、作業台4、パレット3などに設けら
れた各部品確認センサ13によって部品の組立て異常
(エラー)が検出されたかどうかがチェックされる。
【0024】そして、これらの各部品確認センサ13に
よってエラーが検出されていなければ(ステップST8
6)、次の組立て部品、すなわち部品Bに対する今回の
組立てサイクルが初回の組立てサイクルであるかどうか
チェックされ、今回の組立てサイクルが部品Bに対する
初回の組立てサイクルであれば(ステップST87)、
ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”に設定される
(ステップST88)。また、部品Bに対する今回の組
立てサイクルが2回目以降の組立てサイクルであれば、
前回までの数回、例えば過去1回〜3回のサイクルで組
立てミスが発生したかどうかがチェックされ、前回まで
の組立てサイクルで組立てミスが発生していなければ
(ステップST87)、ロボット5の動作速度が通常速
度“Vn ”に保持され(ステップST88)、また前回
までの組立てサイクルで組立てミスが発生していれば
(ステップST87)、ロボット5の動作速度が通常速
度“Vn ”から組立てミス確認速度“Vn3”(但し、V
n3<Vn )に変更される(ステップST89)。
【0025】次いで、前記初期データに基づきロボット
5の各アーム9が駆動されて、アーム9の先端に設けら
れたハンド10の先端で、各パーツフィーダ6によって
供給された部品Bまたは部品供給装置7のトレイによっ
て供給された部品Bが把持されて、作業台4上にある組
み付け対象部品側に組み付けられるとともに(ステップ
ST90)、ハンド10、作業台4、パレット3などに
設けられた各部品確認センサ13によって部品の組立て
異常(エラー)が検出されたかどうかがチェックされ
る。そして、これらの各部品確認センサ13によってエ
ラーが検出されていなければ(ステップST91)、次
の組立て部品、すなわち部品Cに対する今回の組立てサ
イクルが初回の組立てサイクルであるかどうかチェック
され、今回の組立てサイクルが部品Cに対する初回の組
立てサイクルであれば(ステップST92)、ロボット
5の動作速度が通常速度“Vn ”に設定される(ステッ
プST93)。また、部品Cに対する今回の組立てサイ
クルが2回目以降の組立てサイクルであれば、前回まで
の数回、例えば過去1回〜3回のサイクルで組立てミス
が発生したかどうかがチェックされ、前回までの組立て
サイクルで組立てミスが発生していなければ(ステップ
ST92)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn
に保持され(ステップST93)、また前回までの組立
てサイクルで組立てミスが発生していれば(ステップS
T92)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”か
ら組立てミス確認速度“Vn3”(但し、Vn3<Vn )に
変更される(ステップST94)。
【0026】次いで、前記初期データに基づきロボット
5の各アーム9が駆動されて、アーム9の先端に設けら
れたハンド10の先端で、各パーツフィーダ6によって
供給された部品Cまたは部品供給装置7のトレイによっ
て供給された部品Cが把持されて、作業台4上にある組
み付け対象部品側に組み付けられるとともに(ステップ
ST95)、ハンド10、作業台4、パレット3などに
設けられた各部品確認センサ13によって部品の組立て
異常(エラー)が検出されたかどうかがチェックされ
る。そして、これらの各部品確認センサ13によってエ
ラーが検出されていなければ(ステップST96)、ロ
ボット5の稼動が終了するまで上述した部品A、B、C
の組立て作業が繰り返し行われ、これによって得られた
製品がパレット3上に移載されてコンベア2により搬出
される(ステップST82〜ST97)。そして、全て
の部品の組立て作業が全て終了したとき(ステップST
97)、ロボット5のアーム9が上方に退避移動され
て、ロボット5が標準姿勢にされた後、停止状態にされ
る(ステップST98)。
【0027】また、上述したロボット5による部品A、
B、Cの各組立て作業中のいずれかにおいて、ハンド1
0、作業台4、パレット3などに設けられた各部品確認
センサ13によって部品の組立て異常(エラー)が検出
されれば(ステップST86、ST91、ST96)、
図13のフローチャートに示す如くロボット5の動作速
度が通常速度“Vn ”から退避速度“Vn2”(但し、V
n2<Vn )に変更された後(ステップST99)、エラ
ーが発生したときの組立て動作が挿入組立て動作であっ
たかどうかがチェックされ、エラーが発生したときの組
立て動作が挿入組立て動作であれば(ステップST10
0)、ロボット5のアーム9が挿入方向と逆方向に退避
移動されて、標準姿勢にされ(ステップST103)、
また、エラーが発生したときの組立て動作が挿入組立て
動作でなければ(ステップST100)、ロボット5の
アーム9が上方に退避移動されて、標準姿勢にされた後
(ステップST102)、組立てミスの内容が記憶さ
れ、以後、この記憶内容に基づき再起動がかけられたと
きの組立て速度が決定される(ステップST104)。
このように、この形態例では、各部品A、B、Cに対す
る各組立て中にエラーが発生したとき、ロボット5のア
ーム9を組立て方向と逆方向に駆動して、標準姿勢に戻
した後組立てミスの内容を記憶して、以後1回〜3回、
組立てミス確認速度“Vn3”でロボット5を動作させる
ようにしているので、多部品を組み立てている途中で組
立てミスが発生したとき、組立てミスが発生した部品に
ついて再起動時のロボット組立て速度を通常の組立て速
度より下げて安全性を高め、組立てミスが発生していな
い部品については、従来通りの速度で効率的な組立て速
度で効率的な組立てを行なうことができ、これによって
タクトタイムへの影響を少なくしながら、組立て作業を
行なうことができる。
【0028】<他の第1動作>また、図14のフローチ
ャートに示す如く他の第1動作が指定された状態でロボ
ット5の組立て動作が開始されると、初期データが読み
込まれるとともに(ステップST111)、今回の組立
てサイクルが初回の組立てサイクルであるかどうかチェ
ックされ、今回の組立てサイクルが初回の組立てサイク
ルであれば(ステップST112)、ロボット5の動作
速度が通常速度“Vn ”に設定される(ステップST1
13)。また、今回の組立てサイクルが2回目以降の組
立てサイクルであれば、前回までの数回、例えば過去1
回〜3回のサイクルで組立てミスが発生したかどうかが
チェックされ、前回までの組立てサイクルで組立てミス
が発生していなければ(ステップST112)、ロボッ
ト5の動作速度が通常速度“Vn ”に保持され(ステッ
プST113)、また前回までの組立てサイクルで組立
てミスが発生していれば(ステップST112)、ロボ
ット5の動作速度が通常速度“Vn ”から組立てミス確
認速度“Vn3”(但し、Vn3<Vn )に変更される(ス
テップST114)。この後、前記初期データに基づき
ロボット5の各アーム9が駆動されて、アーム9の先端
に設けられたハンド10の先端で各パーツフィーダ6に
よって供給された部品または部品供給装置7のトレイに
よって供給された部品が把持されて、作業台4上にある
組み付け対象部品側に組み付けられるという作業が繰り
返され、全ての部品の組み付けが終了する毎に組み付け
対象部品が完成品として、コンベア2上にあるパレット
3上に移載され、コンベア2により搬出される。以下、
ロボット5の稼動が終了するまでこの作業が繰り返し行
われて、指定された部品の組み込みが行われ、これによ
って得られた製品がパレット3上に移載されて、コンベ
ア2により搬出される(ステップST112〜ST11
7)。全ての部品の組立て作業が全て終了したとき(ス
テップST117)、ロボット5のアーム9が上方に退
避移動されて、ロボット5が標準姿勢にされた後、停止
状態にされる(ステップST118)。
【0029】また、上述したロボット5による部品の組
立て作業中において、ハンド10、作業台4、パレット
3などに設けられた各部品確認センサ13によって部品
の組立て異常(エラー)が検出されれば(ステップST
116)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”か
ら退避速度“Vn2”(但し、Vn2<Vn )に変更された
後(ステップST119)、エラーが発生したときの組
立て動作が挿入組立て動作であったかどうかがチェック
され、エラーが発生したときの組立て動作が挿入組立て
動作であれば(ステップST120)、ロボット5のア
ーム9が挿入方向と逆方向に退避移動されて(ステップ
ST121)、作業台4の近傍に配置された組立てミス
部品置き場16に移動させられ(ステップST12
3)、ここでチャックが開かれて、ハンド10に把持さ
れている部品が組立てミス部品置き場16上に置かれる
(ステップST124)。また、エラーが発生したとき
の組立て動作が挿入組立て動作でなければ(ステップS
T120)、ロボット5のアーム9が上方に退避移動さ
れて(ステップST122)、作業台4の近傍に配置さ
れた組立てミス部品置き場16に移動させられ(ステッ
プST123)、ここでチャックが開かれてハンド10
に把持されている部品が組立てミス部品置き場16上に
置かれる(ステップST124)。
【0030】次いで、ロボット5のアーム9が作業台4
上まで再度移動され(ステップST125)、ハンド1
0の先端によって、作業台4上にある組立て途中の部品
が把持されて(ステップST126)、パレット3上に
移載された後(ステップST127)、再度、移動され
て標準姿勢にされて(ステップST128)、ロボット
5の動作速度が退避速度“Vn2”から通常速度“Vn
に変更され(ステップST129)、前記コンベア2に
より、前記パレット3が搬出されるるとともに(ステッ
プST130)、組立てミスの内容が記憶され、以後、
この記憶内容に基づき再起動がかけられたときの組立て
速度が決定される(ステップST131)。以下、ロボ
ット5の稼動が終了するまでこの作業が繰り返し行われ
て、指定された部品の組み込みが行われ、これによって
得られた製品がパレット3上に移載されて、コンベア2
により搬出される(ステップST112〜ST11
7)。そして、全ての部品の組立て作業が全て終了した
とき(ステップST117)、ロボット5のアーム9が
上方に退避移動されて、ロボット5が標準姿勢にされた
後、停止状態にされる(ステップST118)。このよ
うにこの形態例では、ロボット5の自動エラー復帰作業
動作において、組立てミスが発生した組立てサイクルの
次の組立てサイクルで組立て速度を遅くするようにした
ので、エラーの復帰処理に作業者が立ち会っていないと
きでも、大きな破損などのトラブルがあった後の安全性
を確認しながら、組立て作業を続行させることができ
る。
【0031】<他の第2動作>また、図15のフローチ
ャートに示す如く他の第2動作が指定された状態で、ロ
ボット5の組立て動作が開始されると、初期データが読
み込まれるとともに(ステップST141)、今回の組
立てサイクルが初回の組立てサイクルであるかどうかチ
ェックされ、今回の組立てサイクルが初回の組立てサイ
クルであれば(ステップST142)、ロボット5の動
作速度が通常速度“Vn ”に設定される(ステップST
143)。また、今回の組立てサイクルが2回目以降の
組立てサイクルであれば、前回までの数回、例えば過去
1回〜2回のサイクルで組立てミスが発生したかどうか
がチェックされ、前回までの組立てサイクルで組立てミ
スが発生していなければ(ステップST142)、ロボ
ット5の動作速度が通常速度“Vn ”に保持され(ステ
ップST143)、また前回までの組立てサイクルで組
立てミスが発生していれば(ステップST142)、ロ
ボット5の動作速度が通常速度“Vn ”から組立てミス
確認速度“Vn3”(但し、Vn3<Vn )に変更される
(ステップST144)。
【0032】この後、前記初期データに基づきロボット
5の各アーム9が駆動されて、アーム9の先端に設けら
れたハンド10の先端で各パーツフィーダ6によって供
給された部品または部品供給装置7のトレイによって供
給された部品が把持されて、作業台4上にある組み付け
対象部品側に組み付けられるという作業が繰り返され、
全ての部品の組み付けが終了する毎に組み付け対象部品
が完成品としてコンベア2上にあるパレット3上に移載
され、コンベア2により搬出される。以下、ロボット5
の稼動が終了するまでこの作業が繰り返し行われて、指
定された部品の組み込みが行われ、これによって得られ
た製品がパレット3上に移載されてコンベア2により搬
出される(ステップST142〜ST147)。そし
て、全ての部品の組立て作業が全て終了したとき(ステ
ップST147)、ロボット5のアーム9が上方に退避
移動されて、ロボット5が標準姿勢にされた後、停止状
態にされる(ステップST148)。
【0033】また、上述したロボット5による部品の組
立て作業中において、ハンド10、作業台4、パレット
3などに設けられた各部品確認センサ13によって部品
の組立て異常(エラー)が検出されれば(ステップST
146)、ロボット5の動作速度が通常速度“Vn ”か
ら退避速度“Vn2”(但し、Vn2<Vn )に変更された
後(ステップST149)、エラーが発生したときの組
立て動作が挿入組立て動作であったかどうかがチェック
され、エラーが発生したときの組立て動作が挿入組立て
動作であれば(ステップST150)、ロボット5のア
ーム9が挿入方向と逆方向に退避移動されて(ステップ
ST151)、作業台4の近傍に配置された組立てミス
部品置き場16に移動させられ(ステップST15
3)、ここでチャックが開かれて、ハンド10に把持さ
れている部品が組立てミス部品置き場16上に置かれる
(ステップST154)。また、エラーが発生したとき
の組立て動作が挿入組立て動作でなければ(ステップS
T150)、ロボット5のアーム9が上方に退避移動さ
れて(ステップST152)、作業台4の近傍に配置さ
れた組立てミス部品置き場16に移動させられ(ステッ
プST153)、ここでチャックが開かれてハンド10
に把持されている部品が組立てミス部品置き場16上に
置かれる(ステップST154)。
【0034】次いで、ロボット5のアーム9が作業台4
上まで再度移動され(ステップST155)、ハンド1
0の先端によって作業台4上にある組立て途中の部品が
把持されて(ステップST156)、パレット3上に移
載された後(ステップST157)、再度、移動されて
標準姿勢にされて(ステップST158)、ロボット5
の動作速度が退避速度“Vn2”から通常速度“Vn ”に
変更され(ステップST159)、コンベア3によりパ
レット3が搬出されるとともに(ステップST16
0)、組立てミスの内容が記憶され、以後この記憶内容
に基づき再起動がかけられたときの組立て速度が決定さ
れる(ステップST161)。この後、組立てミスが連
続した回数が記憶され、3回以上、連続して組立てミス
が発生しているかどうかが判定され、3回以上、連続し
て組立てミスが発生していれば(ステップST16
3)、ロボット5のアーム9が標準姿勢に戻されて、停
止状態にされる(ステップST164)。
【0035】また、3回以上、連続して組立てミスが発
生していなければ(ステップST163)、ロボット5
の稼動が終了するまで上述した作業が繰り返し行われ
て、指定された部品の組み込みが行われ、これによって
得られた製品がパレット3上に移載されて、コンベア2
により搬出される(ステップST142〜ST14
7)。全ての部品の組立て作業が全て終了したとき(ス
テップST147)、ロボット5のアーム9が上方に退
避移動されて、ロボット5が標準姿勢にされた後、停止
状態にされる(ステップST148)。このように、こ
の形態例では、ロボット5の自動エラー復帰作業動作に
おいて、組立てミスが発生した組立てサイクルの次の組
立てサイクルで組立て速度を遅くするとともに、3回以
上、連続して組立てミスが発生したときロボット5を標
準姿勢に戻して停止させるようにしたので、エラーの復
帰処理に作業者が立ち会っていないとき、大きな破損な
どのトラブルがあった後の安全性を確認しながら組立て
作業を続行させ、3回以上連続して組立てエラーが発生
したとき、ロボットを標準姿勢に戻してこれを停止さ
せ、より高い安全性を確保することができるとともに、
無駄な不良組立て作業が継続されないようにすることが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、ロボットの近くに作業者が居ない場合で
も、ロボットの停止姿勢でロボットがどのようなエラー
で停止したかを判断させることができ、これによって停
止しているロボットに向かう途中で、ロボット復帰の準
備などの最適な手順を考えて、効率的な復帰作業を行な
わせることができるとともに、複数のロボットが同時に
停止しても、それぞれのエラー内容を同時に認識させ
て、復帰作業の優先順位を即座に決めさせ無駄な作業を
低減させることができる。また、請求項2では、エラー
が発生したロボットをスタート位置まで、自動的に退避
させて、標準姿勢に戻すことができ、これによってエラ
ーが発生したロボットを組立てミス位置から手動操作で
戻すことなく、復帰作業を開始させることができるとと
もに、ロボットに対する複雑な手動操作を減らして、安
全性を高めることができることができ、さらに効率的な
最短経路で標準姿勢に戻し、短時間で復帰動作を終了さ
せることができる。
【0037】また、請求項3では、エラーが発生したロ
ボットを自動的に退避移動させて、ハンドに把持されて
いる部品を指定位置に置かせた後、標準姿勢に移動させ
ることができ、これによってロボットの操作者による、
手動操作によるロボットの組立てミス位置から標準姿勢
までの移動、ハンド把持部品の除去などの操作を不要に
して、効率的な復帰作業を行なわせることができるとと
もに、ロボットに対する複雑な手動操作を不要にし、さ
らにロボットの動作範囲に入らなければならない作業を
減らして、安全性を高めることができる。また、請求項
4では、エラーが発生したロボットを自動的に退避移動
させて、ハンドに把持されている部品を指定位置に置か
せ、さらに組立て途中の作業台上の部品をパレット上に
移動させてこのパレットを動かす一連の復帰作業を行な
うことができ、これによってエラーが発生しても、ロボ
ットを停止させることなく、かつ作業者の手動操作を必
要とすることなく、自動的に組立てミスに対処させるこ
とができる。
【0038】また、請求項5では、ロボットの組立てミ
スが発生した後の再起動時におけるロボット動作速度を
通常の組立て速度より下げることができ、これによって
万が一の破損、位置ズレ、不良部品が生じても、安全な
速度で組立てを再開して、不測の事態が発生しないよう
にすることができ、さらに組立てミスが発生しないこと
を確認して、本来の組立て速度に戻し、自動化ラインへ
の時間的な影響をほぼ零にすることができる。また、請
求項6では、多部品を組み立てている途中で、組立てミ
スが発生したとき、組立てミスが発生した部品につい
て、再起動時のロボット組立て速度を通常の組立て速度
より下げて、安全性を高め、組立てミスが発生していな
い部品については、従来通りの速度で効率的な組立て速
度で効率的な組立てを行なうことができ、これによって
タクトタイムへの影響を少なくしながら、組立て作業を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロボットの制御方法の一形態例を
適用した自動化ラインの一例を示す構成図である。
【図2】図1に示すパーツフィーダによる部品供給動作
例を示す平面図である。
【図3】図2に示す部品をロボットのハンドによって把
持したときの一例を示す平面図である。
【図4】図3に示すハンドによって部品を把持している
とき、側方から見たときの断面図である。
【図5】図1に示すロボットによって横方向に長く配置
された軸に軸受部品を挿入するときの動作を、上方から
見たときの断面図である。
【図6】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請求
項1に対応する動作例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請求
項2に対応する動作例を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請求
項3に対応する動作例を示すフローチャートである。
【図9】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請求
項3に対応する動作例を示す模式図である。
【図10】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請
求項4に対応する動作例を示すフローチャートである。
【図11】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請
求項5に対応する動作例を示すフローチャートである。
【図12】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請
求項6に対応する動作例を示すフローチャートである。
【図13】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、請
求項6に対応する動作例を示すフローチャートである。
【図14】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、他
の第1動作に対応する動作例を示すフローチャートであ
る。
【図15】図1に示す自動化ラインの各動作のうち、他
の第2動作に対応する動作例を示すフローチャートであ
る。
【図16】従来から知られている自動化ラインの一例を
示す構成図である。
【符号の説明】
1…自動化ライン、2…コンベア、3…パレット、4…
作業台、5…ロボット、6…パーツフィーダ、7…部品
供給装置、8…制御装置、9…アーム、10…ハンド、
11…パーツフィーダ整列部、12…軸受部品、13…
部品確認センサ、14…軸保持部、15…軸、16…組
立てミス部品置き場

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動制御装置を有し、記憶装置に登録さ
    れたプログラムにしたがって、教示位置または登録され
    た組立て位置で順次組立て作業を繰り返し行なうロボッ
    トの制御方法において、 組立て治具ハンド、作業台、作業パレットのうちの1つ
    以上に、組立て作業の確認センサを設け、組立て作業で
    エラーが発生したとき、エラーが発生した場所から部品
    と干渉しない位置までロボットのアームを移動させて退
    避させた後、エラー発生状況を離れた位置から認識し得
    る姿勢まで移動させて停止させることを特徴とするロボ
    ットの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロボットの制御方法に
    おいて、 組立て作業開始時の標準姿勢位置を設け、組立て作業で
    エラーが発生したとき、エラーが発生した場所から部品
    と干渉しない位置まで、ロボットのアームを移動させて
    退避させた後、組立て作業開始時の標準姿勢まで移動さ
    せて停止させることを特徴とするロボットの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のロボットの制御方法に
    おいて、 組立て作業開始時の標準姿勢位置と組立てミス部品の置
    き場を設け、組立て作業でエラーが発生したとき、エラ
    ーが発生した場所から部品と干渉しない位置まで、ロボ
    ットのアームを移動させて退避させた後、組立てミス部
    品の置き場まで移動させて組立て治具ハンドで把持して
    いる部品を置かせるとともに、組立て作業開始時の標準
    姿勢まで移動させて停止させることを特徴とするロボッ
    トの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のロボットの制御方法に
    おいて、 組立て作業開始時の標準姿勢位置と組立てミス部品の置
    き場を設け、組立て作業でエラーが発生したとき、エラ
    ーが発生した場所から部品と干渉しない位置までロボッ
    トのアームを移動させて退避させた後、組立てミス部品
    の置き場まで移動させて組立て治具ハンドで把持してい
    る部品を置かせるとともに、組立て途中にある作業台上
    の部品を組立て治具ハンドで把持させて、組立てミス部
    品の置き場に置く処理もしくはパレット上に移載させ、
    未完成品としてコンベアを動かす処理を行ない、これら
    の処理が終了した後、組立て作業開始時の標準姿勢まで
    移動させて次のユニットに対する組立て処理を自動的に
    継続させることを特徴とするロボットの制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のロボットの制御方法に
    おいて、 組立てエラーで停止しているロボットに対する修復作業
    を行なった後、前記ロボットを再起動させたとき、再起
    動後の数ユニット分の組立て作業中、ロボットの動作速
    度を通常の組立て速度より遅くして組立て作業を行な
    い、この組立て作業でエラーが発生しないことを確認し
    て通常の動作速度に戻すことを特徴とするロボットの制
    御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のロボットの制御方法に
    おいて、 1ユニットで多部品の組立てを行なうロボットが組立て
    エラーで停止した後、ロボットに対する修復作業を行な
    って再起動させる際、組立てミスした部品の組立て工程
    のみロボットの動作速度を通常の動作速度より遅くして
    組立て作業を行ない、また組立てミスがない部品の組立
    て工程では通常の動作速度で組立て作業を行ない、この
    組立て作業でエラーが発生しないことを確認したとき通
    常の動作速度で全部品の組立てを開始することを特徴と
    するロボットの制御方法。
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