JPH10137636A - 静電塗装ガン - Google Patents

静電塗装ガン

Info

Publication number
JPH10137636A
JPH10137636A JP30049296A JP30049296A JPH10137636A JP H10137636 A JPH10137636 A JP H10137636A JP 30049296 A JP30049296 A JP 30049296A JP 30049296 A JP30049296 A JP 30049296A JP H10137636 A JPH10137636 A JP H10137636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gun
peripheral surface
ring
electrostatic coating
corona discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30049296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3768306B2 (ja
Inventor
Haruhisa Umizumi
晴久 海住
Kenji Hotta
研二 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Matsuo Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuo Sangyo Co Ltd filed Critical Matsuo Sangyo Co Ltd
Priority to JP30049296A priority Critical patent/JP3768306B2/ja
Publication of JPH10137636A publication Critical patent/JPH10137636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3768306B2 publication Critical patent/JP3768306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ放電電極と被塗装物との間の電場の強
さの調整が可能な静電塗装ガンを提供することである。 【解決手段】 粉体塗料を帯電させるコロナ放電電極１
を有するガン先部の周囲に、電場調整用のアース電極５
を設けた静電塗装ガンにおいて、上記ガン先部に、アー
ス線に接続された複数のアース電極が外周面に突出する
アース電極リング６を、前後方向にスライド自在に被
せ、上記ガン先部の外周面に前後方向に所定間隔で係合
溝７を形成し、この係合溝に係脱可能に引っ掛かる係合
部をアース電極リングの内周面に設けることにより、ア
ース電極とコロナ放電電極との距離の変更を可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉体塗料を帯電
させるコロナ放電電極をガン先部に有する静電塗装ガン
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の静電塗装ガンでは、コロナ放電
により、塗膜面が荒れてユズ肌といわれる不平滑な塗膜
面になりやすい。
【０００３】このため、静電塗装ガンのコロナ放電電極
の周辺部にアース電極を設置し、コロナ放電電極と被塗
装物との間の電場の強さを調整して平滑な塗膜面が得ら
れるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
に、静電塗装ガンのコロナ放電電極と被塗装物との間の
電場の強さを、アース電極によって塗膜面にユズ肌が形
成されない大きさに調整しても、被塗装物の端縁には電
場が集中しやすいので、被塗装物の端縁部の塗装膜厚が
他の部分よりも厚くなったり、端縁部にユズ肌が形成さ
れやすい。
【０００５】そして、被塗装物の端縁部の塗装膜厚が厚
くなると、被塗装物の端縁部を所定幅に形成したスリッ
トや凹所に差し込んで組立てたりする場合に、差し込み
に支障をきたすという問題が生じる。
【０００６】そこで、この発明は、被塗装物の端縁にコ
ロナ放電の電場が集中しないように、コロナ放電電極と
被塗装物との間の電場の強さの調整が可能な静電塗装ガ
ンを提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、粉体塗料を帯電させるコロナ放電電
極を有するガン先部の周囲に、電場調整用のアース電極
を設けた静電塗装ガンにおいて、上記ガン先部に、アー
ス線に接続された複数のアース電極が外周面に突出する
アース電極リングを、前後方向にスライド自在に被せ、
上記ガン先部の外周面に前後方向に所定間隔で係合溝を
形成し、この係合溝に係脱可能に引っ掛かる係合部をア
ース電極リングの内周面に設けたという構成を採用した
のである。
【０００８】上記の構成を採用することにより、アース
電極リングを前後方向にスライドさせて、ガン先部の外
周面に前後方向に所定間隔で形成した係合溝と、アース
電極リングの内周面の係合部との係合位置を変えると、
アース電極とコロナ放電電極との距離も変わる。
【０００９】したがって、被塗装物を静電塗装ガンに対
面状態で搬送装置によって通過させて塗装を行う際に、
アース電極とコロナ放電電極との距離を変更させること
によってコロナ放電電極と被塗装物との間の電場を調節
することができるので、被塗装物の端縁部への電場の集
中やユズ肌の形成を軽減することが可能となる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１〜図５は、この発明に係る静
電塗装ガンの一形態を示している。
【００１１】この静電塗装ガンは、ガン先部に、コロナ
放電電極１を設けたマズル２が装着されたキャップ３を
有する。
【００１２】上記コロナ放電電極１は、高圧発生器に接
続され、マズル２から吐出される粉体塗料をコロナ放電
によって帯電させるようになっている。
【００１３】上記キャップ３には、アース線４に接続さ
れた複数のアース電極５が外周面に突出するアース電極
リング６が前後方向にスライド自在に被せられている。
【００１４】上記キャップ３の外周面には、５ｍｍ程度
の所定間隔で前後方向に係合溝７が形成されている。こ
の係合溝７は、キャップ３の周方向に３列形成されてい
る。
【００１５】上記アース電極リング６は、合成樹脂製の
前方リング８と後方リング９及び前方リング８と後方リ
ング９の間に挟まれる金属リング１０とからなる。
【００１６】上記前方リング８と後方リング９とは、金
属リング１０を間に挟んだ状態でビス１１によって一体
化されるようになっており、金属リング１０にはアース
線４が接続されている。
【００１７】上記後方リング９の前面には、上記金属リ
ング１０と、前方リング８の後面に形成した突壁部１２
が嵌まる溝部１３が形成され、この溝部１３に金属リン
グ１０と前方リング８の突壁部１２を嵌め入れた状態で
突壁部１２の外周面の一部が溝部１３から露出するよう
になっている。
【００１８】この溝部１３から露出する前方リング８の
突壁部１２には、６本のアース電極５を形成するタング
ステン等の金属線が外周面から内周面に向かって貫通す
るように設けられている。この前方リング８の内周に突
出する６本の金属線は、それぞれ隣合う金属線に向かっ
て屈曲し、６本の金属線がそれぞれ前方リング８の内周
に接する６角形の１辺を形成し、この６角形の金属線部
分がキャップ３の外周面の係合溝７に係脱可能に引っ掛
かる係合部１４を構成している。
【００１９】また、上記各金属線が接する６角形の各頂
点位置の前方リング８には、各金属線を電気的に導通せ
しめる金属テープ１５が貼られている。
【００２０】また、各金属線は、金属テープ１５を介し
て金属リング１０によって電気的に接続されている。
【００２１】上記係合部１４は、上記のように、６角形
を呈する金属線によって形成されているので、上記キャ
ップ３の外周面に形成した３列の係合溝７に対して６角
形の３辺で係合するようになっている。そして、上記各
係合溝７の前後の面は、図４に示すように、係合溝７の
底に向かって傾斜する傾斜面に形成されている。したが
って、３列の係合溝７に、係合部１４を構成する６角形
の３辺の金属線が嵌まった状態で、アース電極リング６
を前後方向に強く力を加えると、金属線がその弾性によ
って変形し、係合溝７の前後の傾斜面を乗り越えるの
で、アース電極リング６を前後に移動させることができ
る。また、アース電極リング６を図３の状態から周方向
に少し回転させて、６角形の６辺の金属線がいずれも係
合溝７に嵌まらないようにすれば、６辺の金属線が、係
合溝７に引っ掛からないので、アース電極リング６の前
後の移動を容易に行える。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、この発明の静電塗装ガン
は、粉体塗料や被塗装物の形状に応じてアース電極リン
グを前後に移動させることによって、コロナ放電電極と
被塗装物との間の電場の強さの調整が可能となるので、
膜厚が一定で、ユズ肌のない平滑な塗膜面が得られると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の静電塗装ガンの一例を示す全体図
【図２】アース電極リングを分解した状態で示すこの発
明の静電塗装ガンのガン先部分の斜視図
【図３】図１のＡ−Ａ線の断面図
【図４】図３のＢ−Ｂ線の断面図
【図５】図３のＣ−Ｃ線の断面図
【符号の説明】
１ コロナ放電電極 ２ マズル ３ キャップ ４ アース線 ５ アース電極 ６ アース電極リング ７ 係合溝 ８ 前方リング ９ 後方リング １０ 金属リング １１ ビス １２ 突壁部 １３ 溝部 １４ 係合部 １５ 金属テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 粉体塗料を帯電させるコロナ放電電極を
    有するガン先部の周囲に、電場調整用のアース電極を設
    けた静電塗装ガンにおいて、上記ガン先部に、アース線
    に接続された複数のアース電極が外周面に突出するアー
    ス電極リングを、前後方向にスライド自在に被せ、上記
    ガン先部の外周面に前後方向に所定間隔で係合溝を形成
    し、この係合溝に係脱可能に引っ掛かる係合部をアース
    電極リングの内周面に設けたことを特徴とする静電塗装
    ガン。
  2. 【請求項２】 上記係合部が、アース電極リングの内周
    に、多角形に張り巡らされた金属線によって形成され、
    この金属線がアース電極リングの外周面に突出するアー
    ス電極と一体に形成されている請求項１記載の静電塗装
    ガン。
JP30049296A 1996-11-12 1996-11-12 静電塗装ガン Expired - Fee Related JP3768306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30049296A JP3768306B2 (ja) 1996-11-12 1996-11-12 静電塗装ガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30049296A JP3768306B2 (ja) 1996-11-12 1996-11-12 静電塗装ガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10137636A true JPH10137636A (ja) 1998-05-26
JP3768306B2 JP3768306B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=17885466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30049296A Expired - Fee Related JP3768306B2 (ja) 1996-11-12 1996-11-12 静電塗装ガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3768306B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509742A (ja) * 2000-09-29 2004-04-02 グラコ　ミネソタ　インコーポレーテッド 低電圧静電放電
JP2007203158A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Asahi Sunac Corp 静電塗装用ガン
JP2008080240A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Abb Kk 静電塗装装置
JP2010279931A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Asahi Sunac Corp 静電塗装用スプレーガン
JP2015166074A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 旭サナック株式会社 静電塗装装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509742A (ja) * 2000-09-29 2004-04-02 グラコ　ミネソタ　インコーポレーテッド 低電圧静電放電
JP2007203158A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Asahi Sunac Corp 静電塗装用ガン
JP2008080240A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Abb Kk 静電塗装装置
JP2010279931A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Asahi Sunac Corp 静電塗装用スプレーガン
JP2015166074A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 旭サナック株式会社 静電塗装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3768306B2 (ja) 2006-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD862894S1 (en) Side brush
US4155354A (en) Disposable electromedical electrode and a set of such electrodes
JP3763893B2 (ja) 静電塗装噴霧装置
US4848351A (en) Medical electrode assembly
USD929040S1 (en) Razor
USD875264S1 (en) Electric muscle stimulator
US20100175258A1 (en) Shaving apparatus, a cutting unit and a shaving head
JPH10137636A (ja) 静電塗装ガン
USD880872S1 (en) Tapered brush handle
USD245221S (en) Disposable applicator with liquid supply
USD911034S1 (en) Pastry brush
US2388205A (en) Eye protection means
US9649491B2 (en) Electric stimulator
USD936610S1 (en) Compressible electrical contact
US20040078870A1 (en) Cap-attachable peripheral-viewing mirrors assembly
USD849161S1 (en) Cricket ball
USD936611S1 (en) Compressible electrical contact
USD965768S1 (en) Autoinjector
USD888335S1 (en) Comb with an attachment
JP3727694B2 (ja) 静電塗装ガン
US4219331A (en) Dental implement
US4650411A (en) Apparatus for manufacturing webs of synthetic thermoplastics
USD934986S1 (en) Lure cover
JP2835694B2 (ja) ヘアブラシ
USD934984S1 (en) Lure cover

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060201

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees