JPH10135763A - 水晶振動子 - Google Patents
水晶振動子Info
- Publication number
- JPH10135763A JPH10135763A JP30398296A JP30398296A JPH10135763A JP H10135763 A JPH10135763 A JP H10135763A JP 30398296 A JP30398296 A JP 30398296A JP 30398296 A JP30398296 A JP 30398296A JP H10135763 A JPH10135763 A JP H10135763A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection electrode
- electrode
- rectangular
- film
- crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水晶振動子のマウントにおいて励振電極への
半田濡れ上がりや電極膜の喰われをなくす。 【解決手段】 矩形状水晶振動片の主面中央部に励振電
極を設け、該励振電極から矩形状水晶振動片の長手方向
にリードを兼ねる支持部材と接続するための接続電極を
設け、該接続電極と支持部材を導電性接着剤または半田
で接着して電気的、機械的接続をする水晶振動子におい
て、前記接続電極から矩形状水晶振動片の長手方向端部
または其の近傍から矩形状水晶振動片の裏面まで延在し
て裏面の端部に補助接続電極を設け、支持部材との接着
固定は該補助接続電極部で行う。
半田濡れ上がりや電極膜の喰われをなくす。 【解決手段】 矩形状水晶振動片の主面中央部に励振電
極を設け、該励振電極から矩形状水晶振動片の長手方向
にリードを兼ねる支持部材と接続するための接続電極を
設け、該接続電極と支持部材を導電性接着剤または半田
で接着して電気的、機械的接続をする水晶振動子におい
て、前記接続電極から矩形状水晶振動片の長手方向端部
または其の近傍から矩形状水晶振動片の裏面まで延在し
て裏面の端部に補助接続電極を設け、支持部材との接着
固定は該補助接続電極部で行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は水晶振動子に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】振動片が矩形状のＡＴカット水晶振動子
は小型化のために容器が円筒状のシリンダータイプが量
産されている。図１は代表的なシリンダータイプのＡＴ
カット水晶振動子の分解斜視図である。矩形状ＡＴカッ
ト水晶振動片１の主面には励振電極２と励振電極２から
矩形状ＡＴカット水晶振動片１の長手方向端部に延在す
る接続電極３が形成されている。裏面にも同様な電極が
形成されている。金属環４と、金属環４に絶縁部材６で
位置決め固定された２本のリードを兼ねる支持部材５で
構成される気密端子７及び封止管８で水晶振動子が構成
されている。電極の形成されたＡＴカット水晶振動片
は、接続電極３を支持部材５に導電性接着剤または半田
で接着固定される。封止管８が金属環４の外周に圧入さ
れて振動子が完成する。
は小型化のために容器が円筒状のシリンダータイプが量
産されている。図１は代表的なシリンダータイプのＡＴ
カット水晶振動子の分解斜視図である。矩形状ＡＴカッ
ト水晶振動片１の主面には励振電極２と励振電極２から
矩形状ＡＴカット水晶振動片１の長手方向端部に延在す
る接続電極３が形成されている。裏面にも同様な電極が
形成されている。金属環４と、金属環４に絶縁部材６で
位置決め固定された２本のリードを兼ねる支持部材５で
構成される気密端子７及び封止管８で水晶振動子が構成
されている。電極の形成されたＡＴカット水晶振動片
は、接続電極３を支持部材５に導電性接着剤または半田
で接着固定される。封止管８が金属環４の外周に圧入さ
れて振動子が完成する。
【０００３】図２は電極の形成された矩形状ＡＴカット
水晶振動片１を気密端子７の所定位置に位置決めし、接
続電極３と支持部材５を半田付けをしたマウント完成斜
視図である。
水晶振動片１を気密端子７の所定位置に位置決めし、接
続電極３と支持部材５を半田付けをしたマウント完成斜
視図である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】電極膜は下地にクロム
その上に銀の２層膜か、下地にクロムその上にクロムと
銀の合金膜かクロムとニッケルの合金膜その上に銀の３
層膜が一般的であるが、接続電極３と支持部材５を高温
で半田付けすると半田９が接続電極３を濡れ上がり励振
電極２の方まで拡がってしまうことがあるので半田９の
量を少なくしなければならず、耐衝撃性の余裕度が少な
かった。。また、電極膜が半田９に喰われてしまうこと
があった。
その上に銀の２層膜か、下地にクロムその上にクロムと
銀の合金膜かクロムとニッケルの合金膜その上に銀の３
層膜が一般的であるが、接続電極３と支持部材５を高温
で半田付けすると半田９が接続電極３を濡れ上がり励振
電極２の方まで拡がってしまうことがあるので半田９の
量を少なくしなければならず、耐衝撃性の余裕度が少な
かった。。また、電極膜が半田９に喰われてしまうこと
があった。
【０００５】拡がりを防ぐために低温で半田付けすると
濡れ上がりは無くなるが、加熱不足でいも半田が発生し
やすくなる。
濡れ上がりは無くなるが、加熱不足でいも半田が発生し
やすくなる。
【０００６】導電性接着剤で固定する場合はいも半田や
電極膜の喰われは発生しないが、粘度が低い接着剤の場
合は濡れ上がりが発生していた。
電極膜の喰われは発生しないが、粘度が低い接着剤の場
合は濡れ上がりが発生していた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】矩形状水晶振動片の主面
中央部に励振電極を設け、該励振電極から矩形状水晶振
動片の長手方向にリードを兼ねる支持部材と接続するた
めの接続電極を設け、該接続電極と支持部材を導電性接
着剤または半田で接着して電気的、機械的接続をする水
晶振動子において、前記接続電極から矩形状水晶振動片
の長手方向端部または其の近傍から矩形状水晶振動片の
裏面まで延在して裏面の端部に補助接続電極を設け、支
持部材との接着固定は該補助接続電極部で行う。
中央部に励振電極を設け、該励振電極から矩形状水晶振
動片の長手方向にリードを兼ねる支持部材と接続するた
めの接続電極を設け、該接続電極と支持部材を導電性接
着剤または半田で接着して電気的、機械的接続をする水
晶振動子において、前記接続電極から矩形状水晶振動片
の長手方向端部または其の近傍から矩形状水晶振動片の
裏面まで延在して裏面の端部に補助接続電極を設け、支
持部材との接着固定は該補助接続電極部で行う。
【０００８】半田を使用する場合は、電極膜は下地にク
ロムその上に銀の２層膜か、下地にクロムその上にクロ
ムと銀の合金膜かクロムとニッケルの合金膜その上に銀
の３層膜とするが、少なくとも補助接続電極膜は半田に
拡散しにくい組成とする。
ロムその上に銀の２層膜か、下地にクロムその上にクロ
ムと銀の合金膜かクロムとニッケルの合金膜その上に銀
の３層膜とするが、少なくとも補助接続電極膜は半田に
拡散しにくい組成とする。
【０００９】半田を使用する場合は、電極膜は下地にク
ロムその上に銀の２層膜か、下地にクロムその上にクロ
ムと銀の合金膜かクロムとニッケルの合金膜その上に銀
の３層膜とし、さらにその上に半田に拡散しにくい金属
膜を形成する。
ロムその上に銀の２層膜か、下地にクロムその上にクロ
ムと銀の合金膜かクロムとニッケルの合金膜その上に銀
の３層膜とし、さらにその上に半田に拡散しにくい金属
膜を形成する。
【００１０】
【発明の実施の形態】図３は本発明の一実施形態を示す
水晶振動片の斜視図であり、図４は他の実施形態を示す
水晶振動片の斜視図である。
水晶振動片の斜視図であり、図４は他の実施形態を示す
水晶振動片の斜視図である。
【００１１】図３において、矩形状ＡＴカット水晶振動
片１の表主面には励振電極２と接続電極３ａ及び補助接
続電極３ｂが形成されている。裏主面には矩形状ＡＴカ
ット水晶振動片１の長手方向の中心軸Ａ−Ａと線対称に
電極群が形成されている。接続電極３ａと補助接続電極
３ｂは矩形状ＡＴカット水晶振動片１の側面で接続され
ている。
片１の表主面には励振電極２と接続電極３ａ及び補助接
続電極３ｂが形成されている。裏主面には矩形状ＡＴカ
ット水晶振動片１の長手方向の中心軸Ａ−Ａと線対称に
電極群が形成されている。接続電極３ａと補助接続電極
３ｂは矩形状ＡＴカット水晶振動片１の側面で接続され
ている。
【００１２】図４において、矩形状ＡＴカット水晶振動
片１の表主面には励振電極２と接続電極３ｃ及び補助接
続電極３ｄが形成されている。裏主面には矩形状ＡＴカ
ット水晶振動片１の長手方向の中心軸Ａ−Ａと線対称に
電極群が形成されている。接続電極３ｃと補助接続電極
３ｄは矩形状ＡＴカット水晶振動片１の長手方向端面で
接続されている。矩形状ＡＴカット水晶振動片１の両端
部のどちらでも支持できる電極形状の例である。
片１の表主面には励振電極２と接続電極３ｃ及び補助接
続電極３ｄが形成されている。裏主面には矩形状ＡＴカ
ット水晶振動片１の長手方向の中心軸Ａ−Ａと線対称に
電極群が形成されている。接続電極３ｃと補助接続電極
３ｄは矩形状ＡＴカット水晶振動片１の長手方向端面で
接続されている。矩形状ＡＴカット水晶振動片１の両端
部のどちらでも支持できる電極形状の例である。
【００１３】図５は本発明の膜組成を説明するための断
面図である。水晶片の表面に、第一層１０としてクロ
ム、第二層１１として銀、第三層１２として銅、ニッケ
ル、パラジウム、白金等の半田付け可能で半田に拡散し
にくい金属膜を形成し、ハンダによる電極膜の喰われを
防ぐ電極膜構造である。本電極膜構造は最上層膜が安定
膜の場合は電極全体で採用しても良いが、本発明の目的
から少なくとも補助接続電極だけ採用すれば目的が達成
できるので、励振電極は従来技術と同じ膜構成を採る方
が望ましい。
面図である。水晶片の表面に、第一層１０としてクロ
ム、第二層１１として銀、第三層１２として銅、ニッケ
ル、パラジウム、白金等の半田付け可能で半田に拡散し
にくい金属膜を形成し、ハンダによる電極膜の喰われを
防ぐ電極膜構造である。本電極膜構造は最上層膜が安定
膜の場合は電極全体で採用しても良いが、本発明の目的
から少なくとも補助接続電極だけ採用すれば目的が達成
できるので、励振電極は従来技術と同じ膜構成を採る方
が望ましい。
【００１４】図４において、励振電極は第一層としてク
ロム、第二層として銀とし、補助接続電極または補助接
続電極と接続電極を半田付けに強い構成の電極膜とす
る。半田付けに強い構成の電極膜としては、クロム−
銅、クロム−ニッケル、チタン−パラジウム等がある。
夫々２層ではあるが、電極膜の構成を変えてハンダによ
る喰われを防止している。
ロム、第二層として銀とし、補助接続電極または補助接
続電極と接続電極を半田付けに強い構成の電極膜とす
る。半田付けに強い構成の電極膜としては、クロム−
銅、クロム−ニッケル、チタン−パラジウム等がある。
夫々２層ではあるが、電極膜の構成を変えてハンダによ
る喰われを防止している。
【００１５】
【発明の効果】本発明は以下の効果がある。 １ 励振電極と補助接続電極を矩形状水晶振動片の表裏
に分けて設け、励振電極とは反対の面で補助接続電極に
半田付けをするので、半田の量を多くしたり半田付けの
温度を高くしても半田が励振電極に濡れ上がることがな
い。 ２ 半田の量を多くできるので支持強度が大きくなり耐
衝撃性が向上する。 ３ 半田付けの温度を高くできるため、いも半田を防止
できる。 ４ 補助接続電極の膜組成を半田付けに強い組成とした
ので半田喰われが防止できる。 ５ 補助接続電極の膜構成を半田付けに強い構成とした
ので半田喰われが防止できる。
に分けて設け、励振電極とは反対の面で補助接続電極に
半田付けをするので、半田の量を多くしたり半田付けの
温度を高くしても半田が励振電極に濡れ上がることがな
い。 ２ 半田の量を多くできるので支持強度が大きくなり耐
衝撃性が向上する。 ３ 半田付けの温度を高くできるため、いも半田を防止
できる。 ４ 補助接続電極の膜組成を半田付けに強い組成とした
ので半田喰われが防止できる。 ５ 補助接続電極の膜構成を半田付けに強い構成とした
ので半田喰われが防止できる。
【図１】ＡＴカット水晶振動子の分解斜視図
【図２】マウント完成斜視図
【図３】本発明の１実施形態の水晶振動片の斜視図
【図４】本発明の他の実施形態の水晶振動片の斜視図
【図５】本発明の膜組成を説明するための断面図であ
る。
る。
１ 矩形状ＡＴカット水晶振動片 ２ 励振電極 ３ 接続電極 ３ａ 接続電極 ３ｂ 補助接続電極 ３ｃ 接続電極 ３ｄ 補助接続電極 ４ 金属環 ５ 支持部材 ６ 絶縁部材 ７ 気密端子 ８ 封止管 ９ 半田 １０ 第一層 １１ 第二層 １２ 第三層
Claims (3)
- 【請求項１】 矩形状水晶振動片の主面中央部に励振電
極を設け、該励振電極から矩形状水晶振動片の長手方向
にリードを兼ねる支持部材と接続するための接続電極を
設け、該接続電極と支持部材を導電性接着剤または半田
で接着して電気的、機械的接続をする水晶振動子におい
て、前記接続電極から矩形状水晶振動片の長手方向端部
または其の近傍から矩形状水晶振動片の裏面まで延在し
て裏面の端部に補助接続電極を設け、支持部材との接着
固定は該補助接続電極部で行うことを特徴とする水晶振
動子。 - 【請求項２】 補助接続電極膜は励振電極膜と組成がこ
となることを特徴とする請求項１記載の水晶振動子。 - 【請求項３】 補助接続電極膜は励振電極膜と構成がこ
となることを特徴とする請求項１記載の水晶振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30398296A JPH10135763A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30398296A JPH10135763A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 水晶振動子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10135763A true JPH10135763A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17927623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30398296A Pending JPH10135763A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 水晶振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10135763A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120212A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-06-16 | Daishinku Corp | 圧電振動子 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP30398296A patent/JPH10135763A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120212A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-06-16 | Daishinku Corp | 圧電振動子 |
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