JPH10135519A - 半導体発光素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子およびその製造方法

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JPH10135519A
JPH10135519A JP24432297A JP24432297A JPH10135519A JP H10135519 A JPH10135519 A JP H10135519A JP 24432297 A JP24432297 A JP 24432297A JP 24432297 A JP24432297 A JP 24432297A JP H10135519 A JPH10135519 A JP H10135519A
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semiconductor layer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サージ耐圧が高く信頼性の高い半導体素子を
提供する。 【解決手段】 p側とn側電極の間に付加的な容量部と
を形成した構造である。具体的にはサファイア基板10
1上のn型GaN半導体層102,GaN系活性層10
3およびp側GaN系半導体層103を有するLEDに
おいて、n型GaN系半導体層の上にn側電極105を
形成し、その上に絶縁膜106を介して、p側GaN系
半導体層の上部から延長して形成された電極配線部10
8が配置され、キャパシタを構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化合物半導体などか
らなる発光ダイオード(LED)、半導体レーザなどの
半導体発光素子に関するもので、特にp−n接合を有す
る半導体発光素子およびその製造方法に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体発光ダイオード(LED)や半導
体レーザ等の半導体発光素子は、半導体材料やその構造
を選定することにより種々の波長、輝度、光強度を有し
た製品等が知られている。
【0003】従来の半導体発光素子の一例として、窒化
ガリウム系化合物半導体(Inx Gay A11-x-y N:
0≦x≦1,0≦y≦1)発光素子の構造を図12に示
す(特開平6−338632号公報)。この発光素子は
サファイア基板101の上にn型層112とp型層11
4とを順に積層した構造を有しており、p型層114の
一部をエッチングして、n型層112を露出させ、n型
層112の上にn側電極105と、p型層114の上に
薄膜の金属からなる透光性のp側電極107を形成して
いる。p側電極107の上に形成された台座電極118
およびn側電極105の上にボール162,161およ
びボンディングワイヤ79,81からなるワイヤボンデ
ィングを形成し、電流注入を行うことによって、pn接
合での再結合発光が取り出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な素子の信頼性について本発明者らが実験的な検討を重
ねた結果、高い電圧を加えることにより容易に発光効率
が極度に低下するなどの特性劣化が起こることが明らか
になった。特に、人体で触れること、素子動作開始・停
止のためのスイッチング、ソケットへの抜き差し、半田
付け、駆動回路などで発生する瞬時の電圧(サージ)印
加においてもこのような劣化が起こり、取り扱いに多大
な注意を払わなければならないという問題があることが
明らかになった。このような不具合は、絶縁物基板上に
形成され、同一平面側にp側、n側の双方の電極を配置
してなる発光素子について謙虚なことが明らかになっ
た。特に薄膜の金属からなる透光性の電極を用いる発光
素子においてこのような不具合が顕著に現れることも併
せて明らかになった。
【0005】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、瞬時の電圧(サー
ジ)印加が生じた場合においても素子劣化を起こしにく
く、取り扱いの容易な半導体発光素子およびその製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明による半導体発光素子はp側電極とn側電
極とを少なくとも具備する半導体レーザやLED等の半
導体発光素子1であって、p側電極とn側電極との間に
図1(a)に示すように付加的な容量部2を形成したこ
とを第1の特徴とする。この容量部2の容量値Cexは、
図1(b)に示すような、半導体発光素子に内在する固
有容量値Ciと同程度もしくはそれ以上であることが好
ましい。ここで固有容量値Ciとは半導体発光素子1を
等価コンダクタンスGと等価容量Ciとで表現した場合
のCiで、具体的にはpn接合の拡散容量、接合容量お
よびその他の浮遊容量の総称である。すなわち半導体発
光素子のインピーダンス測定をした場合に等価コンダク
タンスGと分離されて求められる等価容量Ciのことを
言う。Cexの値をCiの値とほぼ同程度(Cex〜Ci)
とする、又はCiの数倍以上とすることにより図3に示
すようにサージ耐圧が向上する。これは対向した電極間
に付加的な静電容量Cexが並列接続され、素子のpn接
合に固有な静電容量Ciに重畳されることにより、素子
全体の静電容量が増加したことによる。すなわち静電容
量が増すと、瞬間的な電圧印加に対して電流の応答が緩
やかになり、電流を原因とする金属のマイグレーション
や欠陥の増殖による素子の特性劣化が抑制されるからと
考えられる。
【0007】この付加的な静電容量は図2、図4、図5
に示すように、n側電極(第1の電極)105と、n側
電極105の上部に絶縁膜106を介してp側電極(第
2の電極)から延長形成された電極配線部108と、n
側電極105と電極配線部108との間の絶縁膜106
とで平行平板型コンデンサを構成してもよく、図6〜9
に示すようにp側電極108,128,137とp側電
極の上部の絶縁膜106と、n側電極から延長形成され
た電極配線部105とによって平行平板型コンデンサを
構成してもよい。また図11に示すようにパッケージの
リード(外部電極)間に外部キャパシタCexを接続して
構成してもよい。又これ以外の方法でもよく、いずれに
しても、p側電極とn側電極の間に付加的な容量が形成
されていれば本発明の目的は達成できる。
【0008】なお本発明の発光素子は、窒化ガリウム
(GaN)系化合物半導体、インジウム・ガリウム・ア
ルミニウム・リン(InGaAlP)系化合物半導体、
ガリウム・アルミニウム・砒素(GaAlAs)系化合
物半導体などでも有効である。また、ホモ接合構造、シ
ングルヘテロ(SH)構造、ダブルヘテロ(DH)構造
の発光ダイオード(LED)、半導体レーザについて適
用できることは言うまでもない。又これらのLEDや半
導体レーザは所定の配線基板又はヒートシンク上に形成
されたn側配線(第1の配線)およびp側配線(第2の
配線)とn側電極およびp側電極とを半田ボール等の突
起物を介して互いに接続するフリップチップ型でもよ
い。
【0009】本発明の第2の特徴は所定の基板上に形成
された第1導電型の第1の半導体層と、第1の半導体層
の上部に形成された第2導電型の第2の半導体層と、第
2の半導体層を貫通して第1の半導体層に達する溝部
と、溝部の底部に露出した第1の半導体層に接して形成
された第1の電極と、第2の半導体層の上部に形成され
た第2の電極とから少なくとも構成される半導体発光素
子であって、第1の電極と第2の電極の間に付加的な容
量部が形成されたことである。第1導電型とはたとえば
n型であり、第2導電型とは反対導電型のp型を言う
が、pとnとを全く逆にしてもよいことはもちろんであ
る。
【0010】この付加的な容量部は、図2、4,5に示
すように第1の電極105と、第1の電極105の上に
形成された絶縁膜106と、第2の電極107から延長
形成された電極配線部108とにより構成しても良い。
また、図6〜9に示すように第2の電極108,12
8,137と、第2の電極の上に形成された絶縁膜10
6と、第1の電極から延長形成された電極配線部105
とにより構成してもよい。さらに、図10(a)に示す
ように、第1の半導体層102に接して形成された絶縁
膜106と、絶縁膜106の上部に第2の電極107か
ら延長形成された電極配線部108と、絶縁膜106の
形成されていない第1の半導体層102の表面に接して
形成された第1の電極105と、第1の半導体層102
とにより構成しても良い。あるいは図10(b)に示す
ように付加的な容量部を第1の半導体層102に接する
ように第2の電極107から延長形成された電極配線部
108と、電極配線部108とは異なる位置の第1の半
導体層102の上部に接して形成された第1の電極10
5と、第1の半導体層102とから構成しても良い。
【0011】第2の特徴において、第2の電極107が
透光性の電極である場合には、第2の電極107から延
長形成された電極配線部108は透光性の電極107か
ら光が取り出せるように(透光性の電極の開口率を大き
くするように)配置され、第2の電極107と電気的に
接続されていることが好ましい、特に、電極配線部10
8は図2および図4に示すように第2の半導体層104
の周辺部に額縁形状に形成されていることが好ましい。
ただし、電気的に第2の電極107と接続されれば良い
ので、必ずしも周辺(四辺)全部に形成される必要はな
い。本発明の第2の特徴は基板101がサファイア基板
等の絶縁性基板の場合において、より効果的である。な
ぜならば、サージ耐圧の問題は、絶縁物基板上に形成さ
れた発光素子において顕著であるからである。またフリ
ップチップ型とすればサファイア基板側から光が取り出
せ、付加的な容量部を形成する面積を十分大きな値に確
保することが可能となる。
【0012】本発明の第2の特徴における半導体発光素
子はシングルヘテロ(SH)構造でもダブルヘテロ(D
H)構造でもかまわない。DH構造の場合には、図2に
示すように第1の半導体層を第1のクラッド層102,
第2の半導体層を第2のクラッド層104とし、第1お
よび第2のクラッド層の間に第1および第2のクラッド
層よりも禁制帯幅Egの小さい半導体からなる活性層1
03を形成すればよい。
【0013】本発明の第3の特徴は、以上で述べた半導
体発光素子の製造方法に係り、具体的には次の各工程か
らなることを特徴とする。すなわち(イ)絶縁性基板上
に第1導電型の第1の半導体層、故意には不純物を添加
していない半導体(いわゆる「アンドープ半導体」)、
又は所定の不純物密度にドープした半導体等からなる活
性層、第2導電型の第2の半導体層を少なくとも含む積
層体を連続成長する工程、(ロ)第2の半導体層および
活性層を貫通して第1の半導体層に達する溝部を形成す
る工程(ハ)溝部の底部に、第1の半導体層と接して第
1の電極を形成する工程、(ニ)第2の半導体層の上部
に第2の電極を形成する工程、(ホ)第1の電極の上部
及び溝部の側壁部に絶縁膜を形成する工程、および
(ヘ)第2の電極から、第1の電極の上部の絶縁膜に達
する電極配線部を形成する工程を少なくとも有すること
を特徴とする。上記(ハ)の第1の電極を形成する工程
と(ニ)の第2の電極を形成する工程はどちらを先に行
ってもかまわない。第1の半導体層、活性層、第2の半
導体層の連続成長はMOCVD法等のエピタキシャル成
長技術を用いればよい。溝部の形成はRIE法等のドラ
イエッチング又はウェットエッチング技術を用いればよ
い。
【0014】溝部の側壁部に絶縁膜を形成するは、全面
にSiO2 等の絶縁膜をCVD法等により堆積し、RI
E等の指向性の高いエッチングを行えば、側壁部に絶縁
膜が残留する。このように本発明の第3の特徴によれ
ば、極めて容易に半導体発光素子を製造することが可能
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。図面の記載において同一又は類似
の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、
図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、
各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意
すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下
の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互
間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含
まれていることはもちろんである。
【0016】(第1の実施の形態)図2(a)は本発明
の第1の実施の形態に係る短波長LEDの斜視図(傾斜
図)で、図2(b)はその平面図(上面図)である。図
2(c)は図2(b)に示したX−Y方向の断面図であ
る。
【0017】本発明の第1の実施の形態に係る短波長L
EDは、サファイア基板101の上に、n型の窒化ガリ
ウム(GaN)系半導体からなる第1のクラッド層(第
1の半導体層)102,GaN系半導体からなる活性層
103,p型のGaN系半導体から成る第2のクラッド
層(第2の半導体層)104が形成されている。n側電
極(第1の電極)105は第2のクラッド層(p型クラ
ッド層)104,活性層103,および第1のクラッド
層(n型クラッド層)102の表面の一部をエッチング
して形成した溝部(U溝)の底部に形成されている。溝
部はほぼ垂直の側壁部を有している。透光性のp側電極
(第2の電極)107はp型クラッド層104の上部に
形成され、さらにその上に額縁形状の電極配線部108
が形成されている。p側電極107は、たとえばITO
やSnO2 等の透明電極又は、Ni/Au等の透光性薄
膜で、第2のp側電極108は、Ti/Au等の金属で
ある。電極配線部108はp側電極107をなるべく遮
蔽しないように、すなわち開口率が大きくなるように形
成されている。電極配線部108の形成されていない透
光性のp側電極107を介して光が取り出される。
【0018】n側電極105の上部にはSiO2 等の絶
縁膜106が形成され、電極配線部108は第2のクラ
ッド層104の上部からn側電極105の形成されてい
る溝の底部にまで延長して形成されている。すなわち、
電極配線部108,絶縁膜106,n側電極105によ
り付加的な容量部(平行平板型コンデンサ)Cexが形成
されている。溝部の底部の電極配線部108および電極
配線部108が形成されていないn側電極105の表面
がボンディングパッドを兼ね、それぞれにAu線等がワ
イヤボンディングされる。
【0019】このとき絶縁膜106を形成する材料、厚
さ、およびn側、p側電極で挟まれる面積を制御するこ
とにより素子のサージ電圧に対する耐性が向上できる。
これは対向した電極間が静電容量Cexを有し、この静電
容量Cexが素子のpn接合に固有な静電容量Ci(図1
(b)参照)に付加されることにより、素子全体の静電
容量が増加したことによる。すなわち静電容量が増す
と、瞬間的な電圧印加に対して電流の応答が緩やかにな
り、電流を原因とする金属のマイグレションや欠陥の増
殖による素子の特性劣化が抑制されるからと考えられ
る。
【0020】絶縁膜の条件としては比誘電率εr が3.
9程度のSiO2 で、対向電極面積を100μm角とし
たとき、絶縁膜の厚さを0.01μmから1μm程度に
することが好ましい。特に絶縁膜の厚さを0.1μm程
度以下とすることが望ましい。また、BaTiO3 (B
TO),SrTiO3 (STO)など誘電率の高い材料
を用いることによって、より厚い絶縁膜であってもサー
ジ耐圧の向上が認められる。絶縁膜自身の絶縁破壊電圧
を考慮すると、絶縁膜の厚さを一定の値よりも薄くする
ことには限界があるので、BTO,STO等の高誘電体
を用いることは有効である。図3から明らかなようにC
exの値を大きくすれば大きくするほどサージ耐圧は向上
する。Cex=0の場合、サージ耐圧が50V程度のLE
Dについて説明すればCex=50pFで500V,Cex
=100pFで1000V程度に改善される。ただし、
あまりCexの値を大きくしても、キャパシタCexを構成
する絶縁膜の絶縁破壊電圧以上には改善できないことは
もちろんである。具体的なLEDの実装技術やコスト等
を考慮すると、ボンディングパッドとなる溝底部の電極
配線部108の面積、すなわちキャパシタCexの対向電
極の面積は100μm角程度が妥当である。したがっ
て、現実的には、LEDの固有の容量Ciの2〜3倍程
度のCexが付加されれば、サージ耐圧の改善は可能であ
るので、Cexの値をCiの数倍程度に選定することが好
ましい。
【0021】本発明の第1の実施の形態では、GaN系
半導体としてInx Aly Ga1-x- y N化合物半導体を
用いた。これは、その組成xyを調整することで、緑
色、緑青色、青色、紫外(UV)にわたる広範囲の短波
長発光を実現することができる。以下に具体的な組成の
例を記載する。ここで、組成x,yは0≦x≦1,0≦
y≦1とx+y≦1を満たしている。第1の半導体層と
なるn型クラッド層(第1のクラッド層)102は、発
光領域を形成するpin接合のn側を構成する。Inx
Aly Ga1-x-y Nの各パラメータの値は、発光させた
い波長によって適宜調整されるが、例えば0≦x≦1,
0≦x≦1好ましくは、0≦x≦0.3,0≦y≦1に
選ばれる。n型とするためには、シリコン(Si)やセ
レン(Se)といった不純物を添加すればよいが、その
不純物密度は1×1017cm-3〜1×1019cm-3程度
とすればよい。望ましくは、不純物密度を1×1018
-3〜5×1019cm-3とすればよく、約3×1018
-3が典型値である。
【0022】GaN系半導体からなる活性層103は、
発光領域の中心となる領域であり、いわゆるアンドープ
の層;Si,ゲルマニウム(Ge)等のドナーを形成す
る不純物がドープされたn型の層;亜鉛(Zn),マグ
ネシウム(Mg),炭素(C)等のアクセプタを形成す
る不純物がドープされたp型の層;SiとZn,Siと
Mg,SiとZnとMg,あるいはSiとC等のドナー
のアクセプタの両方を形成する不純物がドープされたn
型あるいはp型の層である。活性層103のInx Al
y Ga1-x-y Nの各パラメータの値は、発光させたい波
長によって適宜調整されるが、例えば0≦x≦1,0≦
y≦1好ましくは、0≦x≦0.5,0≦y≦0.6に
選ばれる。第2の半導体層となるp型のGaN系半導体
からなる第2のクラッド層(p型クラッド層)104
は、発光領域を形成するpin接合のp側を構成する。
p型クラッド層104のInx Aly Ga1-x-y Nの各
パラメータの値は、n型クラッド層102及び活性層1
03との関係で、発光させたい波長によって適宜調整さ
れるが、例えば0≦x≦1,0≦y≦1、好ましくは、
0≦x≦0.3,0≦y≦1.0に選ばれる。また、p
型とするために、Mg、ベリリューム(Be)、Znと
いった不純物が添加されている。その不純物密度は5×
1017cm-3〜2×1020cm-3が好ましい。より望ま
しくは5×1018cm-3〜5×1019cm-3であり、約
3×1019cm-3が典型的な値である。
【0023】なお、サファイア基板101とn型クラッ
ド層102の間に、Inx Aly Ga1-x-y Nバッファ
層を形成すれば発光領域の結晶性が改善され、高効率発
光が可能となる。バッファ層とn型クラッド層102の
間に高不純物密度のn型Inx Aly Ga1-x-y Nから
なるn型コンタクト層を形成し、n型コンタクト層の上
部にn側電極105を形成してもよい。さらに、p側電
極107とp型クラッド層104の間に高不純物密度の
p型Inx Aly Ga1-x-y Nからなるp型コンタクト
層を形成すればオーミックコンタクト抵抗が低減し、発
光効率が改善される。また絶縁膜106としてBTO,
STO等の高誘電体を用いる場合には、周知のイオンミ
リング法等により高誘電体をパターニングすればよい。
【0024】次に図2に示す本発明の第1の実施の形態
の短波長LEDの製造方法を説明する。
【0025】(a)まず所定の厚みの(0001)面サ
ファイア基板101上にMOCVD法等を用いてn−I
x Aly Ga1-x-y Nクラッド層102,アンドープ
Inx Aly Ga1-x-y N活性層103,p−Inx
y Ga1-x-y Nクラッド層104を連続的に積層す
る。減圧MO−CVD法で成長する場合は反応ガスとし
て、例えばGa(CH3 3 ,In(CH3 )3 ,Al
(CH3 3 ,Al(CH3 3 及びNH3 を用い、水
素や窒素からなるキャリアガスとともに導入すればよ
い。反応圧力は、たとえば約1k〜10kPaである。
常圧MOCVDでもよい。このようにして、n型クラッ
ド層102〜p型クラッド層104までのGaN系半導
体の積層体の連続成長を行う。その際、反応ガスの各々
の成分比率を切り替えて、各層の組成比を調節すればよ
い。又、不純物を添加するためには、適宜モノシラン
(SiH4 )やビスシクロペンタジエニルマグネシウム
(Cp2Mg)等を導入すればよい。
【0026】(b)次に、その上部にn型クラッド層1
02〜p型クラッド層104が連続的に堆積されたサフ
ァイア基板101をCVD炉から取り出し、p−Inx
Aly Ga1-x-y Nクラッド層104の上部にスパッタ
リング法又はCVD法を用いて酸化膜(SiO2 膜)を
形成する。そして所定のフォトリソグラフィ技術により
酸化膜の上にフォトレジストのパターンを形成し、酸化
膜を選択的にエッチングする。この選択エッチングされ
た酸化膜およびこの上部のフォトレジストからなる2層
マスクをエッチング用マスクとして用いて、p−クラッ
ド層104,アンドープ活性層103,およびnクラッ
ド層102の表面の一部をエッチングし、U溝を形成
し、U溝の底部にn型クラッド層102を露出させる
(積層体としてn型コンタクト層を形成している場合
は、さらに深くエッチングしてn型コンタクト層を露出
させる)。
【0027】(d)酸化膜/フォトレジストからなるエ
ッチング用マスク材を除去後、基板を洗浄し、所定のス
ライトエッチング等を行い透光性のp側電極107を形
成する。この工程はいわゆるリフトオフ法を用いてIT
O膜等の透光性のp側電極107をp型クラッド層10
4の上部のみに選択的に形成する。ITOはスパッタリ
ング又はCVD法等で堆積すればよい。
【0028】(e)次に基板を洗浄し、スパッタリング
法又は真空蒸着法により、Ti,Al,Ni等のn型電
極105用の金属材料を全面に堆積する。そしてフォト
リソグラフィ法、あるいはリフトオフ法を用いてU溝の
底部にn側電極105のパターニングを行う。リフトオ
フ法の場合は、金属薄膜の堆積前にフォトレジストパタ
ーンを形成することはもちろんである。
【0029】(f)次に380〜300℃以下の低温で
SiO2 膜106を全面にCVDする。プラズマCVD
や光CVDを用いれば150℃以下の低温でCVD可能
であるので好ましい。そしてフォトリソグラフィ法およ
びRIE法を用いてp側電極107の上部のSiO2
106およびn側電極105の上部の一部のSiO2
106を選択的に除去する。この選択エッチングの際
に、指向性の高いRIEを用いればU溝側壁のSiO2
膜は残存する(なお、図2(a)ではU溝側壁のSiO
2 膜106をパターニングされているように表現されて
いるが、側壁全面に残っていてかまわないことはもちろ
んである)。
【0030】(g)次にスパッタリング法又はEB蒸着
法等によりTi/Au等の金属を堆積し、フォトリソグ
ラフィ法およびRIE法により図2(a)に示すような
形状に電極配線部108をパターニングする。U溝の側
壁全面にSiO2 を残存させておけば、U溝の側壁全面
にTi/Au等の電極材料の薄膜パターンが形成されて
もかまわない。
【0031】(h)このようにして、短波長LEDの基
本構造が完成した後、ダイヤモンドカッター等で適当な
大きさに切り分けて多数のチップを得る。そしてこれら
のチップを所定のステムにマウントし、ワイヤボンディ
ング後モールディングすれば本発明の第1の実施の形態
の短波長LEDが完成する。
【0032】付加的な容量部Cexを形成する絶縁膜10
6として、Ta2 5 ,STO(SrTiO3 ),BT
O(BaTiO3 ),BSTO(BaSrTiO3 ),
PZT(PbZrx Ti1-x 3 )等の高誘電体、強誘
電体を用いれば絶縁膜の厚さを厚く保ったまま、より大
きなCexが得られ、サージ耐圧はさらに向上する。
【0033】(第2の実施の形態)図4は本発明の第2
の実施の形態に係る多層反射膜(ブラッグ型反射膜)を
具備するDH型LED構造を示す。図4において、n−
GaAs基板201の上に、厚さλ/4nとした高屈折
率膜n−(Al0.5 Ga0.5 0.5 In0.5 P及び低屈
折率膜n−Al0.5 In0.5 Pの周期構造からなるブラ
ッグ型半導体多層反射膜202が形成されている。この
上にn−Al0.5 In0.5 Pクラッド層(第1の半導体
層)102,アンドープ(Al0.45Ga0.550.5 In
0.5 P活性層103,p−Al0.5 In0.5 Pクラッド
層(第2の半導体層)104からなるDH構造が形成さ
れている。このAl0.5 In0.5 Pクラッド層104の
上にITO膜又はNi/Au膜からなる透光性のp側電
極(第2の電極)107が形成されている。p−Al
0.5 In0.5 Pクラッド層104,アンドープ(Al
0.45Ga0.550.5 In0.5 P活性層103を貫通し、
n−Al0.5 In0.5 Pクラッド層102に達するU溝
の底部にAuGe合金からなるn側電極(第1の電極)
105がn−Al0.5 In0.5 Pクラッド層102と電
極的に接続するように形成されている。電極配線部10
8は、Ti/Au等の金属である。電極配線部108の
形成されていないp側電極(透明電極)107を介して
光が取り出される。
【0034】n側電極105の上部にはSiO2 膜の絶
縁膜106が形成され、電極配線部108は第2のクラ
ッド層104の上部からU溝の側壁を介してn側電極1
05の形成されているU溝の底部にまで延長して形成さ
れている。すなわち電極配線部108,絶縁膜106,
n側電極105により付加的な容量部Cexが形成されて
いる。U溝の底部の電極配線部108および電極配線部
108が形成されていないn側電極105の表面がボン
ディングパッドを兼ね、それぞれにAu線等のボンディ
ングワイヤがワイヤボンディングされる。第1の実施の
形態と同様に付加的な容量部(キャパシタ)Cexを形成
することにより素子全体の静電容量が増大し、サージ耐
圧が向上する。CexをLEDに固有な容量Ciの10倍
程度とすることにより、サージ耐圧は約10倍程度の値
となった。絶縁膜106の厚さはSiO2 膜の場合は
0.01μm〜1μm程度が好ましいが、BSTO,B
TOやSTOの高誘電体を用いれば1μm以上とするこ
とも可能である。BSTOを用いる場合は、電極配線部
108をタングステン(W)で形成し、WをCF4 を用
いたRIEでパターニング後、このWをマスクとして過
酸化水素、アンモニア、EDTAの混合水溶液等でエッ
チングすればよい。あるいはイオンミリングで直接パタ
ーニングしてもよい。
【0035】本発明の第2の実施の形態はInGaAl
P系のLEDに限られるものではなく、GaAlAs系
等他のLEDにも適用可能であり、ホモ接合、SH接
合、DH接合を問わないことはもちろんである。
【0036】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態に係る青色半導体レーザの概略を示す斜視
図である。図5に示すように、本発明の青色LEDは
(0001)面サファイア基板101の上にn型GaN
クラッド層(第1の半導体層)102が形成され、その
上にアンドープInx Ga1-x N活性層103が形成さ
れている。活性層103の上部にはp型GaNクラッド
層(第2の半導体層)104が形成され、p型クラッド
層104の上部にはn型GaN電流ブロック層125が
形成されている。電流ブロック層125の間にはp型ク
ラッド層104に接して第2のp型GaNクラッド層1
26が形成されている。第2のp型クラッド層126お
よび電流ブロック層125の上部にはp+ GaNコンタ
クト層124が形成されている。
【0037】p+ コンタクト層124、電流ブロック層
125,p型クラッド層104,活性層103を貫通し
てU溝が形成され、U溝の底部にはTi/Auなどから
なるn側電極(第1の電極)105が形成されている。
n側電極105の上にはSiO2 等の絶縁膜106が形
成されている。p+ コンタクト層124の上部にはNi
/Auなどからなるp側電極(第2の電極)108が形
成され電極配線部を兼ね、U溝の側壁を介してU溝底部
まで延長されている。U溝底部においてp側電極(電極
配線部)108,絶縁膜106,n側電極105とによ
り付加的な容量部Cexが形成されている。付加的な容量
部(キャパシタ)の容量Cexの値を半導体レーザ固有の
内部容量Ciの10倍程度に選べば、サージ耐圧は10
倍程度になる。絶縁膜としてBTOやPZT等の高誘電
体、強誘電体を選べば数kV以上のサージ耐圧を得るこ
とができる。
【0038】図5のサファイア基板101とn型クラッ
ド層102の間にGaN,AlGaN,AlN等のIn
x Aly Ga1-x-y Nからなるバッファ層を形成すれば
発光領域の結晶性が改善され発光効率が向上する。バッ
ファ層とn型クラッド層102の間にn型GaN等のI
x Aly Ga1-x-y Nからなるn型コンタクト層を形
成し、n型コンタクト層上部にn側電極を形成してもよ
い。さらにAlGaN等のInx Aly Ga1-x-y Nか
らなる活性層より禁制帯幅が大きく、屈折率の小さなク
ラッド層を形成すれば活性層での注入キャリアと光の閉
じ込めが強められ発振閾値が低減する。活性層103は
InGaN,GaN,あるいは井戸層にこれらを含む多
重量子井戸(MQW)構造でもよく、これらの構造の採
用により、閾値の低減や偏光比の増大等の特性が向上す
る。p型クラッド層104をAlGaN等のInx Al
y Ga1-x-y Nからなる層を用いて形成することで電流
注入が均一になり特性が向上する。n型クラッド層10
2およびp型クラッド層104の組成x,yを活性層の
禁制帯幅より大きくなるように選ぶことはもちろんであ
る。
【0039】(第4の実施の形態)図6は本発明の第4
の実施の形態に係る短波長LEDの断面図である。本発
明の第4の実施の形態に係る短波長LEDは、サファイ
ア基板101の上に、厚さ10〜200nmのGaN,
AlN,GaAlNなどからなるバッファ層132,第
1の半導体層となる厚さ4μmのSiドープn型GaN
からなるn型コンタクト層133,厚さ2.5nmのS
iドープIn0.3 Ga0.7 N井戸層からなる活性層10
3,厚さ40nmのMgドープp型Al0.2 Ga0.8
からなるキャップ層134,第2の半導体層となる厚さ
0.5μmのMgドープp型GaNからなるp型コンタ
クト層135が形成されている。透光性のp側電極10
7はp型コンタクト層134の上部に形成され、さらに
その上に額縁形状のp側電極パッド128が形成されて
いる。p側電極107とp側電極パッド128とで第2
の電極を構成している。p側電極107は、たとえばI
TOやSnO2 等の透明電極又は、Ni/Au等の透光
性薄膜で、p側電極パッド128は、Ti/Au等の金
属である。p側電極パッド128はボンディングパッド
部となる部分の面積を確保しつつ、p側電極107をな
るべく遮蔽しないように、すなわち開口率が大きくなる
ように形成されている。p側電極パッド128の形成さ
れていない透光性のp側電極を介して光が取り出され
る。
【0040】第1の電極となるn側電極105はp型コ
ンタクト135,キャップ層134,活性層103を貫
通し、さらにn型コンタクト層133の表面の一部をエ
ッチングして形成したU溝の底部においてn型コンタク
ト層と接している。U溝はほぼ垂直の側壁部を有し、側
壁部にはp側電極128の上部等のU溝開口部の周辺部
まで延長形成されたパッシベーション用絶縁膜106が
形成されている。すなわちこのパッシベーション用絶縁
膜106中に開孔されたコンタクトホールを介してn側
電極105とn型コンタクト層133とが接触してい
る。n側電極105はU溝開口部の周辺にまで延長形成
された電極配線部を有し、U溝開口部の周辺の平坦部に
位置する部分がn側電極105用のボンディングパッド
部となっている。n側電極105用のボンディングパッ
ド部にはn側のボンディングワイヤ74が接続され、p
側電極パッド128にはp側のボンディングワイヤ73
が接続されている。さらに、図6に示す用にU溝開口部
の周辺の平坦部において、n側電極からの電極配線部1
05とパッシベーション用絶縁膜106とp側電極パッ
ド128とにより平行平板型コンデンサCexを構成し、
付加的な容量部が形成されている。すなわちパッシベー
ション用絶縁膜106がキャパシタ用絶縁膜を兼ねてい
る。
【0041】このときパッシベーション用絶縁膜106
を形成する材料、厚さ、およびn側、p側電極で挟まれ
る面積を制御することにより所望の容量Cexの付加的な
容量部(キャパシタ)を実現し、素子のサージ電圧に対
する耐性が向上できる。すなわち、キャパシタの静電容
量Cexが素子のpn接合に固有な静電容量Ciに付加さ
れることにより、素子全体の静電容量が増加するため、
瞬間的な電圧印加に対して電流の応答が緩やかになり、
電流を原因とする金属のマイグレションや欠陥の増殖に
よる素子の特性劣化が抑制できる。
【0042】次に図6に示す本発明の第4の実施の形態
の短波長LEDは以下に示すように製造すればよい。
【0043】(イ)まず所定の厚みの(0001)面サ
ファイア基板101上にMOCVD法等を用いてバッフ
ァ層132,n−GaNコンタクト層133,アンドー
プIn0.3 Ga0.7 N活性層103,p−Al0.2 Ga
0.8 Nキャップ層134,p−GaNコンタクト層13
5を連続的に積層する。
【0044】(ロ)次に、その上部にバッファ132〜
p型コンタクト層135が連続的に堆積されたサファイ
ア基板101をCVD炉から取り出し、p−GaNコン
タクト層135の上部にスパッタリング法又はCVD法
を用いて酸化膜(SiO2 膜)を形成する。そして所定
のフォトリソグラフィ技術により酸化膜の上にフォトレ
ジストのパターンを形成し、酸化膜を選択的にエッチン
グする。この選択エッチングされた酸化膜およびこの上
部のフォトレジストからなる2層マスクをエッチング用
マスクとして用いて、p型コンタクト層135,キャッ
プ層134,活性層103,およびnコンタクト層13
3の表面の一部をエッチングし、U溝を形成し、U溝の
底部にn型コンタクト層133を露出させる。
【0045】(ハ)酸化膜/フォトレジストからなるエ
ッチング用マスク材を除去後、基板を洗浄し、所定のス
ライトエッチング等を行いp側電極107を形成する。
この工程はいわゆるリフトオフ法を用いてITO膜等の
p側電極107をp型コンタクト層135の上部のみに
選択的に形成する。ITOはスパッタリング又はCVD
法等で堆積すればよい。次いで、スパッタリング法又は
EB蒸着法等によりTi/Au等の金属を堆積し、フォ
トリソグラフィ法を併用しRIE法により図6に示すよ
うな形状に、光透過用の開口部(窓部)を有したp側電
極パッド128をパターニングする。
【0046】(ニ)次に380〜300℃以下の低温で
SiO2 膜106を全面にCVDする。プラズマCVD
や光CVDを用いれば150℃以下の低温でCVD可能
であるので好ましい。そしてフォトリソグラフィ法およ
びRIE法を用いてp側パッド128の上部のSiO2
膜106およびU溝の底部のSiO2 膜106を選択的
に除去する。この選択エッチングは指向性の高いRIE
を用いればU溝側壁のSiO2 膜は残存し、U溝の底部
にコンタクトホールが開孔する。
【0047】(ホ)次にスパッタリング法又はEB蒸着
法等によりTi,Al,Ni等の金属を堆積し、フォト
リソグラフィ法およびRIE法により図6に示すような
形状にn側電極およびn側電極からの電極配線部105
をパターニングする。
【0048】(ハ)このようにして、短波長LEDの基
本構造が完成した後、ダイヤモンドカッター等で適当な
大きさに切り分けて多数のチップを得る。そしてこれら
のチップを所定のステムにマウントし、ワイヤボンディ
ング後モールディングすれば本発明の第4の実施の形態
の短波長LEDが完成する。
【0049】以上の説明で明らかなように、本発明の第
4の実施の形態に係る短波長LEDは製造プロセスが容
易であり、歩留りが高い利点を有する。付加的な容量部
Coxを形成する絶縁膜106として、Ta2 5 ,ST
O,BTO,BSTO,PZT等の高誘電体、強誘電体
を用いれば絶縁膜の厚さを厚く保ったまま、より大きな
Cexが得られ、サージ耐圧はさらに向上する。
【0050】(第5の実施の形態)図7は本発明の第5
の実施の形態に係る短波長LEDの断面図である。本発
明の第4の実施の形態に係る短波長LEDの断面図であ
る。本発明の第5の実施の形態に係る短波長LEDはフ
リップチップ型LEDであり、サファイア基板101の
上に、厚さ10〜200nmのGaN,AlN,GaA
lNなどからなるバッファ層132,第1の半導体層と
なる厚さ4μmのSiドープn型GaNからなるn型コ
ンタクト層133,厚さ2.5nmのSiドープIn
0.3 Ga0.7 N井戸層からなる活性層103,厚さ40
nmのMgドープp型Al0.2 Ga0.8Nからなるキャ
ップ層134,第2の半導体層となる厚さ0.5μmの
Mgドープp型GaNからなるp型コンタクト層135
が形成されている。なお、本発明の第5の実施の形態は
フリップチップ型LEDであるため、図7は上下関係を
全て逆に示していることに留意すべきである。そして第
2の電極となるp側電極137はp型コンタクト層13
5の上部に(図7ではp型コンタクト層135の下部
に)形成されている。p側電極137は、たとえばNi
/Au,Ti/Au等の金属である。
【0051】第1の電極となるn側電極105はp型コ
ンタクト135,キャップ層134,活性層103を貫
通し、さらにn型コンタクト層133の表面の一部をエ
ッチングして形成したU溝の底部においてn型コンタク
ト層133と接している。U溝はほぼ垂直の側壁部を有
し、側壁部にはp側電極137の上部まで延長形成され
た絶縁膜106が形成されている。すなわちこの絶縁膜
106中に開孔されたコンタクトホールを介してn側電
極105とn型コンタクト層133とが接触している。
n側電極105はU溝開口部の周辺の平坦部にまで延長
形成された電極配線部を有している。そしてp側電極1
37と絶縁膜106とn側電極からの電極配線部105
とにより平行平板型コンデンサCexからなる付加的な容
量部が形成されている。
【0052】図7に示すように本発明の第5の実施の形
態に係るフリップチップ型LEDは突起物(半田ボー
ル)166を介してp側電極137と配線基板173上
のp側配線(第2の配線)171とが接続されている。
また配線基板173上のn側配線(第1の配線)172
とn側電極105とは突起物(半田ボール)167を介
して電気的に接続されている。突起物166,167は
半田ボールに限られず、他の金属等の高伝導物質、金属
ペースト、導電性接着剤等でもよいことはもちろんであ
る。このようにフリップ配置された結果、発光領域で発
光した光は図7に示すようにサファイア基板101側か
ら取り出せるため開口率は100%であり、電極による
遮蔽の心配はない。さらにp側電極137の方向に出た
光も、p側電極137により反射され、サファイア基板
側から取り出せるので外部量子効率が高くなる。
【0053】本発明の第5の実施の形態に係るフリップ
チップ型LEDでは、光取り出し効率の低下の心配がな
いので、付加的な容量部Cexの大面積化が容易で、大容
量のキャパシタが担保できる利点がある。すなわち、絶
縁膜106を形成する材料、厚さ、およびn側、p側電
極で挟まれる面積の選択の自由度が大きく所望の容量C
exの付加的な容量部(キャパシタ)を実現し、素子のサ
ージ電圧に対する耐性が向上できる。第1〜第4の実施
の形態と同様にキャパシタの静電容量Cexが素子のpn
接合に固有な静電容量Ciに付加されることにより、素
子全体の静電容量が増加し、瞬間的な電圧印加に対して
電流の応答が緩やかになり、電流を原因とする金属のマ
イグレションや欠陥の増殖による素子の特性劣化が抑制
できる。付加的な容量部Coxを形成する絶縁膜106と
して、Ta2 5 ,STO,BTO,BSTO,PZT
等の高誘電体、強誘電体を用いれば絶縁膜の厚さを厚く
保ったまま、より大きなCexが得られ、サージ耐圧はさ
らに向上する。
【0054】また従来のフリップチップ型LEDはU溝
の底部のn側電極に対して半田ボールを接続していたの
で、p側の半田ボールに比してn側の半田ボールを極め
て大きくしなれければならなかったが、本発明の第5の
実施の形態によれば、図7に示すように、薄い半田ボー
ルの採用が可能である。又、U溝の位置に正確に半田ボ
ールを配置する必要もないので、配線基板173上への
マウント工程も簡単になる。
【0055】(第6の実施の形態)図8は本発明の第6
の実施の形態に係る短波長半導体レーザの断面図であ
る。本発明の第6の実施の形態に係る短波長半導体レー
ザは、サファイア基板101の上に、厚さ10〜200
nmのGaN,AlN,GaAlNなどからなるバッフ
ァ層132,厚さ4μmのSiドープn型GaNからな
るn型コンタクト層133,第1の半導体層となる厚さ
300nmのSiドープn型Ga0.85Ga0.15Nからな
るn型クラッド層102,多重量子井戸(MQW)構造
の活性層143,第2の半導体層となる厚さ300nm
のMgドープp型Ga0.85Ga0.15Nからなるp型クラ
ッド層104,厚さ0.5μmのMgドープp型GaN
からなるp型コンタクト層135が形成されている。こ
こで活性層143はn型クラッド層102に接した厚さ
100nmのノンドープGaNからなる第1の光ガイド
層、第1の光ガイド層に接したMQW構造層、MQW構
造層に接した厚さ40nmのMgドープp型Al0.2
0.8 Nからなるキャップ層およびキャップ層とp型ク
ラッド層104との間の厚さ100nmのMgドープp
型GaNからなる第2の光ガイド層とから構成されてい
る。MQW構造は厚さ2nmのノンドープIn0.2 Ga
0.8 N井戸層と、厚さ4nmのノンドープIn0.05Ga
0.95N層とのペアを10周期繰り返した構造である。p
型コンタクト層135とp型クラッド層104は幅3μ
mのストライプとなるようにRIE法等によって周辺を
除去し、図8に示すようなリッジを形成している。
【0056】リッジを形成している凹部の底部からさら
にn型コンタクト層133に達する溝部(U溝)が形成
され、溝部の底部においてn側電極(第1の電極)10
5とn型コンタクト層133が互いに接触している。こ
の溝部の側壁面およびリッジの周辺の凹部の底面および
側面にはSiO2 膜やSi3 4 膜等の絶縁膜146が
形成されている。リッジの上面の絶縁膜146は除去さ
れ、p型コンタクト層135とp側電極(第2の電極)
108が互いに接触している。p側電極108の上部に
はキャパシタ絶縁膜106が形成され、さらにこの上に
溝部の底部から延長して形成されたn側電極からの電極
配線部105が配置されている。つまりリッジを構成し
ているp型コンタクト層135の上部にp側電極10
8,キャパシタ絶縁膜106およびn側電極からの電極
配線部105とから成る付加的な容量部Cexが形成され
ている。p側電極108の上部の一部のキャパシタ絶縁
膜106は除去され、この除去された部分にp側のボン
ディングワイヤ73が接続されている。一方n側電極1
05にはn側のボンディングワイヤ74が接続されてい
る。
【0057】図8に示す本発明の第6の実施の形態に係
る半導体レーザは付加的な容量部Cexの製造プロセスが
容易で、しかも付加的な容量部Cexの大面積化も容易で
ある。また放熱性が良いので、付加的な容量部Cexの効
果によるサージ耐圧の向上とあいまって長期信頼性が向
上する。付加的な容量部Cexを形成する絶縁膜106と
して、Ta2 5 ,STO,BTO,BSTO,PZT
等の高誘電体、強誘電体を用いれば絶縁膜の厚さを厚く
保ったまま、より大きなCexが得られ、サージ耐圧はさ
らに向上する。
【0058】(第7の実施の形態)図9は本発明の第7
の実施の形態に係るフリップチップ型短波長半導体レー
ザの断面図である。本発明の第7の実施の形態に係るフ
リップチップ型短波長半導体レーザは、サファイア基板
101の上に、厚さ10〜200nmのGaN,Al
N,GaAlNなどからなるバッファ層132,厚さ4
μmのSiドープn型GaNからなるn型コンタクト層
133,厚さ300nmのSiドープn型Ga0.85Ga
0.15Nからなるn型クラッド層(第1の半導体層)10
2,多重量子井戸(MQW)構造の活性層143,厚さ
300nmのMgドープp型Ga0.85Ga0.15Nからな
るp型クラッド層(第2の半導体層)104,厚さ1.
5μmのSiドープn型GaNからなる電流ブロック層
125および厚さ1μmのMgドープp型GaNからな
るp型コンタクト層135が形成されている。ここで図
9はフリップチップ配置であるので上下関係が逆に記載
されている点に留意されたい。またp型コンタクト13
5は電流ブロック層125中に開口された幅μmのスト
ライプ状の窓部を介してp型クラッド層104に接して
いる。図9に示す活性層143はn型クラッド層102
側から順に、厚さ100nmのノンドープGaNからな
る第1の光ガイド層、MQW構造層、厚さ40nmのM
gドープp型Al0.2 Ga0.8 Nからなるキャップ層お
よび厚さ100nmのMgドープp型GaNからなる第
2の光ガイド層とから構成され、第2の光ガイド層がp
型クラッド層104に接している。MQW構造は厚さ2
nmのノンドープIn0.2 Ga0.8 N井戸層と、厚さ4
nmのノンドープIn0.05Ga0.95N層とのペアを10
周期繰り返した構造である。
【0059】p側電極(第2の電極)137はp型コン
タクト層134の上部に形成されている。p側電極13
7は、たとえばNi/Au,Ti/Au等の金属を用い
ればよい。n側電極(第1の電極)105はp型コンタ
クト層135,電流ブロック層125,p型クラッド層
104,活性層143,n型クラッド層102を貫通
し、さらにn型コンタクト層133の表面の一部をエッ
チングして形成したU溝の底部においてn型コンタクト
層と接している。U溝はほぼ垂直の側壁部を有し、側壁
部にはp側電極137の上部まで延長形成された絶縁膜
106が形成されている。すなわちこの絶縁膜106中
に開孔されたコンタクトホールを介してn側電極105
とn型コンタクト層133とが接触している。n側電極
105はU溝開口部の周辺の平坦部にまで延長形成され
た電極配線部105を有している。そしてp側電極13
7と絶縁膜106とn側電極からの電極配線部105と
により平行平板型コンデンサからなる付加的な容量部C
exが形成されている。
【0060】図9に示すように本発明の第7の実施の形
態に係るフリップチップ型半導体レーザは突起物(半田
ボール)166を介してp側電極137とヒートシンク
174上のp側配線(第2の配線)171とが接続され
ている。またヒートシンク174上のn側配線(第1の
配線)172とn側電極105とは突起物(半田ボー
ル)167を介して電気的に接続されている。突起物1
66,167は半田ボール以外の金属や金属ペースト、
導電性接着剤でもよい。
【0061】本発明の第7の実施の形態に係るフリップ
チップ型半導体レーザは、付加的な容量部(キャパシ
タ)Cexの大面積化が容易で、大容量のキャパシタが担
保できる利点がある。すなわち、絶縁膜106を形成す
る材料、厚さ、およびn側、p側電極で挟まれる面積の
選択の自由度が大きく所望の容量Cexのキャパシタを実
現し、素子のサージ電圧に対する耐性が向上できる。第
1〜第6の実施の形態と同様にキャパシタの静電容量C
exが素子のpn接合に固有な静電容量Ciに付加される
ことにより、素子全体の静電容量が増加し、瞬間的な電
圧印加に対して電流の応答が緩やかになり、電流を原因
とする金属のマイグレションや欠陥の増殖による素子の
特性劣化が抑制できる。付加的な容量部Coxを形成する
絶縁膜106として、Ta2 5 ,STO,BTO,B
STO,PZT等の高誘電体、強誘電体を用いれば絶縁
膜の厚さを厚く保ったまま、より大きなCexが得られ、
サージ耐圧はさらに向上する。
【0062】図9に示す構造によれば、n側電極105
とn側配線172との接続が薄い半田ボール167で可
能となる(U溝の底部にのみn側電極105がある場合
には、極めて厚い半田ボールや構造体でn側電極105
とn側配線172とを接続する必要があるが、図9に示
す構造では、そのような厚い半田ボール等は不要であ
る)。さらに、半導体レーザとヒートシンクの間に隙間
ができにくく、放熱が良好である。また、本発明の第7
の実施の形態によれば、半田付けの段差が小さく、水平
方向の位置マージンが大きい(U溝の底部に半田ボール
を位置合わせする必要がない)ことからマウントが容易
であるという利点を有する。
【0063】(第8の実施の形態)図10は本発明の第
8の実施の形態に係り、付加的な容量部(キャパシタ)
Cexの他の構成例を示す。すなわち、本発明のキャパシ
タCexは第1〜第7の実施の形態に示したように電極配
線部108,絶縁膜106,n側電極105とのサンド
イッチ構造(平行平板型コンデンサ)、又はp側電極1
08,128,137、絶縁膜106、n側電極からの
電極配線部105とのサンドイッチ構造に限られるもの
ではなく、図10(a)に示すように、電極配線部10
8と、n側電極105が形成されているn型半導体層1
02とが絶縁膜106をはさんでなる部分を少なくとも
一部に有するような構造でも実現できる。あるいは図1
0(b)に示すように電極配線部108の一部がn型半
導体層102の表面の少なくとも一部に直接接合した金
属・半導体接合構造によっても同様の効果が得られる。
すなわち図10(b)はn型半導体層102の表面の異
なる場所に電極配線部108とn側電極105が形成さ
れた構造である。
【0064】図10(a)はMOS接合型のキャパシタ
であり、図10(b)は電極材料を選べば、ショットキ
ー接合型のキャパシタとなる。さらにキャパシタCexの
値を大きくしたい場合DRAMに用いられているような
トレンチ型キャパシタを形成すればよい。すなわち、n
型半導体層102の内部にトレンチを形成し、このトレ
ンチ内部にキャパシタを形成すればよい。つまり本発明
の付加的な容量部(キャパシタ)は平行平板型コンデン
サに限られず、円筒形やその他の形状のものでもよいの
である。
【0065】(第9の実施の形態)図11(a)および
(b)は本発明の第9の実施の形態に係り、付加的な容
量部Cexをパッケージに形成した場合である。図11
(a)はリード61の上にLEDや半導体レーザ等の半
導体発光素子1が導電性接着材等でそのn型電極をリー
ド61に接して固定されている。リード62はボンディ
ングワイヤ71により半導体発光素子1のp側電極と接
続されている。図11(a)に示すようにn側リード6
1とp側リード62の間に付加的な容量部Cexを形成す
ることによりサージ耐圧が増大する。この場合は発光素
子の構造に制限されることなく容量値Cexおよび耐圧を
選択できるので、発光素子の内部容量Ciに対し100
倍以上のCexも容易に選定できる。したがって、100
0V以上のサージ耐圧も容易に実現できる。
【0066】図11(b)はアルミナ等のセラミックパ
ッケージ66上に付加的な容量部(キャパシタ)Cexを
形成した場合である。図11(b)において厚さ0.1
〜0.2mmの程度のCu配線68の上にLEDや半導
体レーザ等の半導体発光素子1がマウントされている。
Cu配線68はアルミナ基板66に焼結(直接接合)さ
れその表面は5〜20μm程度の厚さにAuメッキされ
ている。Cu配線68には発光素子1のn側電極が接続
されている(本発明の第9の実施の形態においては、n
側電極とp側電極とは同一平面側から取り出す必要はな
く、半導体発光素子の異なる主表面側から、それぞれn
側電極およびp側電極を取り出す構造であってもかまわ
ない)。発光素子1のp側電極はAuメッキされたCu
配線69とボンディングワイヤ72により接続されてい
る。Cu配線69はCu配線68と電気的に相互に絶縁
され、直交方向に形成されている。Cu配線69もアル
ミニウム基板に直接接合されているが、Cu配線68と
の直交部分はSiO2 膜266により絶縁されている。
Cu配線68と69とがリード(外部電極)を兼ねてい
る。SiO2 膜266の上部は厚さ10μm程度のAl
膜ブリッジ267が形成されている。Al膜ブリッジの
代わりに他の金属薄膜を用いても良く、たとえばAu膜
ブリッジ267としてもよい。Al膜ブリッジ267と
SiO2 膜266とCu配線68で付加的な容量部(キ
ャパシタ)Cexを構成するのであるが、このキャパシタ
Cexの面積やSiO2 膜266の厚さは広い自由度で選
定できる。図11(b)に示すような構造にすることに
より半導体素子1の構造(面積)に制限されず、任意に
Cexの値を選定できるので、1000V以上のサージ耐
圧が容易に実現できる。
【0067】また、図11(a)および(b)の構造は
リードないしCu配線の数を増し、発光素子のn側電極
に対してもボンディングワイヤを接続できるようにすれ
ば、発光素子のp側電極、n側電極が同一平面側にある
構造に対しても適用できる。したがって、本発明の第9
の実施の形態はp側電極、n側電極の配置に無関係に適
用できる。つまり第9の実施の形態は適用できる発光素
子の範囲が極めて広く、かつサージ耐圧も高い特徴を有
する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
瞬時の電圧(サージ)印加における素子劣化を起こしに
くくすることが可能となり、信頼性の高い発光素子を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を説明するための等価回路で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る短波長LED
の構造を示す図である。
【図3】容量値Cexとサージ耐圧との関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る多層反射膜を
有するLEDの構造を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る半導体レーザ
の構造を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る短波長LED
の構造を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係るフリップチッ
プ型短波長LEDの構造を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に係る半導体レーザ
の構造を示す図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態に係るフリップチッ
プ型半導体レーザの構造を示す図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態に係る付加的な容
量部(キャパシタ)Cexの構造の例を示す図である。
【図11】本発明の第9の実施の形態に係るパッケージ
に付加的な容量部(キャパシタ)Cexを配置した場合の
構造図である。
【図12】従来の青色LEDの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体発光素子 2 キャパシタ 61,62 リード 66 アルミナ基板 68,69 Cu配線(リード) 71,72,73,74,78,79 ボンディングワ
イヤ 101 サファイア基板 102 n型クラッド層 103 活性層 104,126 p型クラッド層 105 n側電極(第1の電極) 106,266 絶縁膜 107 p側電極(第2の電極:透光性電極) 108 電極配線部(台座電極) 112 n型層 114 p型層 118 台座電極 124 p+ コンタクト層 125 電流ブロック層 128 p側電極パッド 132 バッファ層 133 n型コンタクト層 134 キャップ層 135 p型コンタクト層 137 p側電極 143 MQW活性層 146 絶縁膜 161,162 ボール 166,167 突起物(半田ボール) 171 p側配線(第2の配線) 172 n側配線(第1の配線) 173 配線基板 174 ヒートシンク 201 半導体基板 202 多層反射膜 267 Al膜ブリッジ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p側電極とn側電極とを具備する半導体
    発光素子であって、該p側電極とn側電極との間に付加
    的な容量部を構成したことを特徴とする半導体発光素
    子。
  2. 【請求項2】 前記付加的な容量部の容量値は、前記半
    導体発光素子に内在する固有容量値と同程度もしくはそ
    れ以上の値であることを特徴とする請求項1記載の半導
    体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記付加的な容量部は前記p側電極もし
    くは前記n側電極のいずれか一方の上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記付加的な容量部はパッケージのリー
    ド間に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 前記p型電極とn側電極とは同一平面側
    に位置することを特徴とする請求項1記載の半導体発光
    素子。
  6. 【請求項6】 所定の基板上に形成された第1導電型の
    第1の半導体層と、該第1の半導体層の上部に形成され
    た第2導電型の第2の半導体層と、該第2の半導体層を
    貫通して第1の半導体層に達する溝部と、該溝部の底部
    に露出した第1の半導体層に接して形成された第1の電
    極と、該第2の半導体層の上部に形成された第2の電極
    とから少なくとも構成される半導体発光素子であって、 該第1の電極と該第2の電極の間に付加的な容量部が形
    成されたこと特徴とする半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記付加的な容量部は、前記第1の電極
    と、前記第1の電極の上に形成された絶縁膜と、前記第
    2の電極から延長形成された電極配線部とにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の半導体発光素
    子。
  8. 【請求項8】 前記付加的な容量部は、前記第1の電極
    と、前記第1の半導体層の上部で前記第1の電極とは異
    なる位置に前記第1の半導体層に接して形成された絶縁
    膜と、該絶縁膜の上部に前記第2の電極から延長形成さ
    れた電極配線部と、前記第1の半導体層とにより構成さ
    れることを特徴とする請求項6記載の半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 前記付加的な容量部は、前記第1の電極
    と、前記第1の半導体層の上部で前記第1の電極とは異
    なる位置に前記第1の半導体層に接するように前記第2
    の電極から延長形成された電極配線部と、前記第1の半
    導体層とから構成されることを特徴とする請求項6記載
    の半導体発光素子。
  10. 【請求項10】 前記第2の電極は透光性の電極であ
    り、前記第2の電極から延長形成された電極配線部は前
    記透光性の電極から光が取り出せるように配置され、前
    記第2の電極と電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項7,8,9のいずれかに記載の半導体発光素
    子。
  11. 【請求項11】 前記付加的な容量部は前記第2の電極
    と、前記第2の電極の上に形成された絶縁膜と、前記第
    1の電極から延長形成された電極配線部とにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の半導体発光素
    子。
  12. 【請求項12】 前記絶縁性基板はサファイア基板であ
    ることを特徴とする請求項6又は11記載の半導体発光
    素子。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2の電極は所定の配
    線基板もしくはヒートシンク上に形成された第1および
    第2の配線と突起物を介してそれぞれ接続され、前記サ
    ファイア基板側から光を取り出すことを特徴とする請求
    項12記載の半導体発光素子。
  14. 【請求項14】 前記第1の半導体層を第1のクラッド
    層、前記第2の半導体層を第2のクラッド層とし、該第
    1および第2のクラッド層の間に該第1および第2のク
    ラッド層よりも禁制帯幅の小さい半導体からなる活性層
    をさらに形成したことを特徴とする請求項6記載の半導
    体発光素子。
  15. 【請求項15】 前記第1および第2の半導体層は窒化
    ガリウム系化合物半導体であることを特徴とする請求項
    6記載の半導体発光素子。
  16. 【請求項16】 次の各工程からなる半導体発光素子の
    製造方法。 (イ)絶縁性基板上に第1導電型の第1の半導体層、活
    性層、第2導電型の第2の半導体層を少なくとも含む積
    層体を連続成長する工程 (ロ)該第2の半導体層および該活性層を貫通して該第
    1の半導体層に達する溝部を形成する工程 (ハ)該溝部の底部に、該第1の半導体層と接して第1
    の電極を形成する工程、 (ニ)該第2の半導体層の上部に第2の電極を形成する
    工程 (ホ)該第1の電極の上部及び該溝部の側壁部に絶縁膜
    を形成する工程 (ヘ)該第2の電極から、該第1の電極の上部の絶縁膜
    に達する電極配線部を形成する工程
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