JPH10131376A - 簡易屋根の連結構造 - Google Patents

簡易屋根の連結構造

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JPH10131376A
JPH10131376A JP28400996A JP28400996A JPH10131376A JP H10131376 A JPH10131376 A JP H10131376A JP 28400996 A JP28400996 A JP 28400996A JP 28400996 A JP28400996 A JP 28400996A JP H10131376 A JPH10131376 A JP H10131376A
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JP
Japan
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girder
simple roof
slide fastener
roof
fastener
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JP28400996A
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English (en)
Inventor
Isamu Matsubara
勇 松原
Masanobu Hayashi
正信 林
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーポート、テラスなどの簡易屋根を連棟、
または外壁に簡易に連結でき、接続部の防水機能もかな
えられる。 【構成】 簡易屋根と簡易屋根とを縦連棟または横連棟
あるいは簡易屋根を建物の外壁に連結するのに、簡易屋
根1の周囲桁3としての横桁5または縦桁、外壁の取付
桁に水密防水スライドファスナー40を取付け、スライ
ドファスナー40によって簡易屋根1を接続する。水密
防水スライドファスナー40として隠しスライドファス
ナー41を用い、ファスナーテープ43の側縁に設けた
膨大部44を横桁5と押え板15との凹部14、18に
嵌装して挟着することにより、スライドファスナーを各
種の桁に強固に取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カーポート、テ
ラス、バルコニー、アプローチなどの簡易屋根を連続状
に設置する場合、または建物の外壁に簡易屋根を連結す
る場合の屋根の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にテラス、バルコニーなどに
おける簡易屋根を建物の外壁に取付ける場合には、外壁
に固定した垂木掛け、または取付桁などに、直接簡易屋
根の後桁を連結金具によって連結する手段が採られてい
る。またカーポート、アプローチなどの連棟における簡
易屋根の連結も、簡易屋根の周囲桁を連結金具を用いて
互いに連結する手段が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた簡易屋根
の連結手段は、それぞれ屋根の周囲桁と建物の外壁に配
した垂木掛け、あるいは屋根の周囲桁と周囲桁とをそれ
ぞれ連結金具を用いて連結するものであるから、屋根を
連結する際周囲桁が正確な位置に配置されていないと接
続することが困難であり、また連結部に余裕がないの
で、その位置合せなどが面倒で、連結施工に手間がかか
るなどの問題点があった。
【0004】この発明は、上述の問題点を考慮し発明し
たものであり、請求項1記載の発明は、カーポート、テ
ラス、バルコニー、アプローチなどの簡易屋根を連棟あ
るいは建物の外壁に連結する場合、多少接続位置がずれ
ていても簡単に連結することができ、かつ簡単な構造で
あって、しかも連結部の防水性も保持できる簡易屋根の
連結構造を提供することが主たる目的である。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、簡易屋根を縦連棟に接続する場合にお
ける簡易屋根の接続が簡便にでき、しかも簡単な連結機
構であって、確実に防水機能が得られる簡易屋根の連結
構造を提供することが目的である。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、簡易屋根を横連棟に接続する場合にお
ける簡易屋根の接続が簡便にでき、しかも簡単な連結機
構であって、確実に防水機能が得られる簡易屋根の連結
構造を提供することが目的である。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、建物の外壁と簡易屋根との間における
接続が簡便にでき、しかも簡単な連結機構であって、確
実に防水機能が得られる簡易屋根の連結構造を提供する
ことが目的である。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明の目的に加え、簡易屋根を縦連棟に接続する場合にお
いて、簡易屋根を直接接続できないとき、各種の形態の
接続用パネルを用いることによって、簡便に簡易屋根を
接続できる簡易屋根の連結構造を提供することが目的で
ある。
【0009】請求項6および7記載の発明は、請求項
1、2、3、4または5記載の発明の目的に加え、簡易
屋根の連結に用いるスライドファスナーの形態を特定す
ることにより、接続を迅速かつ容易に行い、しかも余裕
をもたせた接続が可能な簡易屋根の連結構造を提供する
ことが目的である。
【0010】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明の目的に加え、簡易屋根の連結に用いるスライドファ
スナーの形態を特定することにより、簡易屋根の接続個
所に多少の変位が生じても、全てスライドファスナーが
容易に吸収することができる簡易屋根の連結構造を提供
することが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、簡易屋根1
を接続する端部の周囲桁3たとえば横桁5、縦桁4に水
密防水スライドファスナー40を配設し、この配設され
たスライドファスナー40によって、簡易屋根1相互ま
たは簡易屋根1と外壁2とを接続連結する簡易屋根の連
結構造を主な構成としている。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、簡易屋根1を縦連棟に接続する場合、
周囲桁3としての横桁5に水密防水スライドファスナー
40を配設し、このスライドファスナー40を配した横
桁5相互を接続可能に形成した簡易屋根の連結構造であ
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、簡易屋根1を横連棟に接続する場合、
周囲桁3としての縦桁4に水密防水スライドファスナー
40を配設し、このスライドファスナー40を配した縦
桁4相互を接続可能に形成した簡易屋根の連結構造であ
る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、テラス用の簡易屋根1と建物の外壁2
とを接続する場合、簡易屋根1の周囲桁3としての後縦
桁4と外壁に配した取付桁35とに水密防水スライドフ
ァスナー40を配設し、後縦桁4と取付桁35とを接続
可能に形成した簡易屋根の連結構造である。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加え、簡易屋根1を縦連棟に接続する場合、
簡易屋根1間に周囲桁3を備えた各種形態の接続用パネ
ル10を介在させ、この接続用パネル10の周囲桁3と
しての横桁5に水密防水スライドファスナー40を配設
し、横桁5相互を接続可能に形成した簡易屋根の連結構
造である。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の構成に加え、簡易屋根1連
結用に用いる水密防水スライドファスナー40は、隠し
スライドファスナー41であり、ファスナーテープ43
は防水加工が施され、ファスナーテープ43の側縁に膨
大部44が備えられており、この膨大部44を取付用の
各桁3、35に挟着した簡易屋根の連結構造である。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の構成に加え、簡易屋根1連
結用に用いる水密防水スライドファスナー40は、熱可
塑性樹脂から成形されたレール状スライドファスナー4
2であって、ファスナーテープ43の側縁に膨大部44
が備えられており、この膨大部44を取付用の各桁3、
35に挟着した簡易屋根の連結構造である。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明の構成に加え、簡易屋根1の連結に用いる隠しスライ
ドファスナー41は、咬合子45取付部を除くファスナ
ーテープ43が伸縮自在な弾性材、たとえばゴムあるい
はゴムに横方向に伸縮する編地を埋装した素材から形成
された隠しスライドファスナー41を用いた簡易屋根の
連結構造である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明における簡易屋根
の連結構造に関する実施の形態について、図面を参照し
ながら具体的に説明する。
【0020】この発明の簡易屋根の連結構造は、カーポ
ート、アプローチなどの簡易屋根を連続的に接続する場
合、またテラス、バルコニーなどの簡易屋根を建物の外
壁に取付ける場合に、それらの連結手段として各種の水
密防水スライドファスナーを用いて連結するものであ
る。
【0021】図1、2に示した簡易屋根1は、アプロー
チなどで縦連棟に接続した場合であり、図1は平坦な土
地、また図2は傾斜地にそれぞれ設置した場合を示した
ものである。図3に示した簡易屋根1はカーポートを横
連棟に接続した場合、また図4に示した簡易屋根1は、
テラス、バルコニーなどの簡易屋根1を建物の外壁2に
取付けた場合を示したものである。
【0022】図1、2に示す簡易屋根1の縦連棟に接続
する場合を説明すると、簡易屋根1は周囲桁3として用
いる縦桁4の前後に湾曲した周囲桁3としての横桁5を
横架し、その中間に所定間隔で垂木6を架設するととも
に、その間にポリカーボネートなどのプラスチックパネ
ル7を張架したものであり、縦桁4の前後を支柱8で支
えたものである。
【0023】そして図7に示すように横桁5は、薄形の
形材から形成されその一端に凹陥部11を設け、この凹
陥部11の下辺の両側に突出する張出片12を設け、こ
の張出片12の先端にパッキング39を嵌め込むための
凹溝13を設けるとともに、その内側に凹部14を左右
対称的に設ける。一方横桁5の端部を被覆する押え板1
5は、中央に前記凹陥部11に嵌入できる突片16を突
設し、その両側先端にパッキング39を嵌め込む凹溝1
7および凹部18を左右対称的に設け、前記凹溝13お
よび凹部14に対応するように設けている。
【0024】垂木6は厚形の形材から形成されその一端
中央に凹陥部19を設け、この基部両側に凹部20、凹
溝21を左右対称的に設ける。また垂木6を被覆する押
え板22は中央に前記凹陥部19に嵌入する突片23を
突設し、その両側に凹部24と凹溝25とを左右対称的
に設け、前記凹部20、凹溝21に対向するように設け
ている。そして横桁5と垂木6の間にプラスチックパネ
ル7を張設し、さらに垂木6と垂木6間にプラスチック
パネル7を順次張設して、1ユニットの簡易屋根1が組
立てられる。
【0025】簡易屋根1の端部における横桁5に装着し
たプラスチックパネル7と反対側には、水密防水スライ
ドファスナー40が取付けられている。図7に示すよう
に水密防水スライドファスナー40としては、隠しスラ
イドファスナー41が用いられ、ファスナーテープ43
は防水加工が施され、端部に膨大部44が形成されてい
る。そしてファスナーテープ43の膨大部44を横桁5
における張出片12の凹部14に嵌め込み、さらに凹溝
13にパッキング39を嵌挿し、その上方から押え板1
5を被覆するが、押え板15の凹部18がファスナーテ
ープ43の膨大部44を被嵌し、凹溝17にパッキング
39が嵌挿され、ファスナーテープ43を挟持した状態
で一方のファスナーストリンガを固定する。
【0026】さらに他のユニットの簡易屋根1における
横桁5にもファスナーテープ43の膨大部44を挟持
し、他方のファスナーストリンガを取付ける。そして両
方のファスナーストリンガに固定された咬合子45をス
ライダー46によって咬合させ組合せることにより、簡
易屋根1相互を接続することができ、かつ接続個所は水
密防水スライドファスナー40を用いているので、雨漏
りなどの浸水を防ぐことができる。
【0027】図3に示すように簡易屋根1を横連棟に接
続する場合の実施形態について説明すると、周囲桁3と
して縦桁4、横桁5を用い、その間に垂木6を架設して
プラスチックパネル7を張設して、1ユニットの簡易屋
根1を組立て、簡易屋根1を横方向に連棟に接続する
が、その接続個所に水密防水スライドファスナー40を
使用して連結する。
【0028】水密防水スライドファスナー40を縦桁4
に取付けるには、図8に示すように厚形の形材から形成
された縦桁4の上面中央に、内向の鍵形突片26を突設
した凹溝27を設けるとともに、その両側に凹部28を
凹設する。一方、押え板15は前記鍵形突片26とスナ
ップ係止できる係止片29を対設し、凹部28にファス
ナーテープ43の膨大部44を嵌挿し、パッキング39
を宛がって押え板15を被覆し、係止することによって
水密防水スライドファスナー40のファスナーストリン
ガを縦桁4に固定する。
【0029】連棟する簡易屋根1の縦桁4に固定された
水密防水スライドファスナー40におけるファスナース
トリンガをスライダーによって、咬合子を咬合させ組合
せることにより、簡易屋根1を接続することができ、接
続個所は水密防水スライドファスナー40を用いている
ため、雨漏りの心配がない。
【0030】なお、周囲桁3として用いる縦桁4の形態
を、図7に示した薄形の形材から形成された横桁5の形
態を適用することもでき、また図7に示す横桁5に、図
8に示した厚形の形材から形成された縦桁4の形態を適
用することも適宜変更できることも勿論である。
【0031】図4に示す簡易屋根1を建物の外壁2に取
付ける場合の実施形態について説明すると、簡易屋根1
の周囲桁3として用いる前方の縦桁4は支柱8よって片
持状に支持され、後方の縦桁4が建物の外壁2に固定さ
れた取付桁35に、水密防水スライドファスナー40に
よって連結され接続されている。なお簡易屋根1を支持
する支柱8を外壁2側に立設し片持梁としてもよく、ま
た2本の支柱8によって支持することも可能である。
【0032】詳細な態様は図9に示すように、簡易屋根
1の後方の縦桁4は、上片内側にパッキング39を挿入
するための凹溝30を配した突片31を突設することに
よって、プラスチックパネル7が嵌装できる凹部32を
設け、この凹部32の外壁表面は平坦に形成され、水密
防水スライドファスナー40を取付ける取付面33が形
成されている。また凹部32の下面には取付面33の端
部から傾斜する台形形状に形成され、さらに取付面33
に対し鍵形状の押え板34が被覆可能に形成され、取付
面33と押え板34との間にファスナーストリンガの平
面状のファスナーテープ43が挟着されている。
【0033】一方、外壁には断面ハット形の取付桁35
を躯体に取付けたアンカーボルトによって固定し、取付
桁35のフランジ部分と取付桁35の表面を被覆するフ
ック状の押え板37とによって、他方のファスナースト
リンガのファスナーテープ43を挟着する。また簡易屋
根1と外壁2とを接続する際、ファスナーテープ43の
側縁に膨大部44を形成したファスナーストリンガに用
いる場合は、たとえば図10に示すように、縦桟4の取
付面33を被覆する押え板34の上部内面に凹条部36
を凹設し、他方外壁2に取付けられた取付桁35におい
ても、取付桁35を被覆する押え板37の下部内面に凹
条部36を凹設し、この押え板34、37に配設した凹
条部36内にレール状スライドファスナー42における
ファスナーテープ43の側縁に設けた膨大部44を嵌入
し、それぞれ押え板34、37によって被覆する形態で
ビス止めして挟着するのも一手段である。
【0034】縦桁4に固定された一方のファスナースト
リンガと取付桁35に固定された他方のファスナースト
リンガとをスライダー46によって咬合子45を咬合さ
せ組合せることにより、外壁2と簡易屋根1の縦桁4と
の間を接続し封鎖する。なお使用される水密防水スライ
ドファスナー40は、熱可塑性樹脂から成形されたレー
ル状スライドファスナー42を用いているが、隠しスラ
イドファスナー41であっても差支えない。また図11
に示す態様は水密防水スライドファスナー40としては
レール状スライドファスナー42を用いるが、ファスナ
ーテープ43上に熱可塑性樹脂製のシート状のカバー4
7を被着させ、先端を重合できるように形成することに
より、汚れ防止、雨水の浸水を防ぐきことができる。
【0035】また簡易屋根1の連結に用いる隠しスライ
ドファスナー41は、各種形状の咬合子45をファスナ
ーテープ43の側縁に咬合頭部が相反する方向を向くよ
うに取付け、ファスナーテープ43をU状に折返して咬
合子45を咬合させるものであり、咬合子45を取付け
た部分を除く他のファスナーテープ43部分を、ゴムあ
るいはゴムに横方向に伸縮する編地を埋装した弾性材か
ら形成し、ファスナーテープ43を横方向に伸縮自在に
形成することによって、接続個所における伸縮を隠しス
ライドファスナー41が吸収でき、かつ防水機能も備え
られている。
【0036】図5に示した実施形態は、傾斜地に簡易屋
根1を縦連棟に設置する場合、傾斜度合が異なり接続す
る簡易屋根1間にずれがあって、直接接続することがで
きないとき、長手方向上下に湾曲する接続専用の接続用
パネル10を介在させ接続する。この接続用パネル10
の周囲桁3としての横桁5に一方のファスナーストリン
ガを取付け、簡易屋根1の横桁5に取付けられたファス
ナーストリンガとを咬合し組合せて連結する。なお接続
用パネル10は支柱8に固定された頬杖38によって支
持される。
【0037】最後に図6に示した実施形態は、簡易屋根
1を縦連棟でカーブしている場所に設置する場合、カー
ブしているために直接簡易屋根1相互を接続できないと
き、カーブした接続専用の接続用パネル10を介在使用
することによって、簡易屋根1を接続するものであり、
接続用パネル10の周囲桁3としての横桁5に水密防水
スライドファスナー40の一方のファスナーストリンガ
を取付け、簡易屋根1の横桁5に取付けられた他方のフ
ァスナーストリンガとを咬合し組合わせて連結する。な
お、接続用パネル10は支柱8によって支持される。
【0038】
【発明の効果】この発明の簡易屋根の連結構造は、以上
説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の
効果を奏する。
【0039】この発明のうち請求項1記載の発明は、簡
易屋根における周囲桁に水密防水スライドファスナーを
配し、スライドファスナーによって簡易屋根を接続連結
したことによって、簡易屋根を接続連結する際、多少接
続位置がずれていても簡単に接続連結することができ、
また接続連結後における簡易屋根の素材が熱伸縮などに
より歪みを生じても、的確に接続連結部において吸収で
き、しかも簡単な構造で雨水などによる漏水を防ぐ効果
がある。
【0040】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、簡易屋根の縦連棟における横桁に水密
防水スライドファスナーを配し、各横桁を接続可能に形
成したことによって、簡易屋根を縦連棟に接続する場
合、簡単な構造により横桁相互を的確かつ容易に接続で
き、しかも連結施工が簡単で安価に縦連棟に仕上げるこ
とができる効果がある。
【0041】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、簡易屋根の横連棟における縦桁に水密
防水スライドファスナーを配し、各縦桁を接続可能に形
成したことによって、簡易屋根を横連棟に接続する場
合、簡単な構造により縦桁相互を的確かつ容易に接続で
き、しかも連結施工が簡単で安価に横連棟に仕上げるこ
とができる効果がある。
【0042】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、テラス用の簡易屋根の後縦桁と外壁に
配した取付桁とに水密防水スライドファスナーを配し、
後縦桁と取付桁とを接続可能に形成したことによって、
簡易屋根を建物の外壁に接続する場合、簡単な構造によ
り後縦桁と取付桁とを的確かつ容易に接続でき、しかも
連結施工が簡単で安価に外壁へ連結できる効果がある。
【0043】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加え、簡易屋根の縦連棟において、簡易屋根
間に接続用パネルを介在させ、接続用パネルの周囲桁に
も水密防水スライドファスナーを配し、簡易屋根の横桁
と接続可能に形成したことによって、簡易屋根を縦連棟
に接続する場合、簡易屋根を設置する地形あるいは状態
に即応でき、しかも連結施工が簡単で安価に体裁のよい
縦連棟に仕上げることができる効果がある。
【0044】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の効果に加え、水密防水スラ
イドファスナーは隠しスライドファスナーであって、フ
ァスナーテープは防水加工を施し、側縁に膨大部を備
え、膨大部を各取付用の桁において挟着したことによっ
て、簡易屋根の接続器具として水密防水性を備えた隠し
スライドファスナーを用い、しかもスライドファスナー
を取付用の桁に的確かつ強固に取付けることができ、長
期にわたって安定した防水効果が得られる。
【0045】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の効果に加え、水密防水スラ
イドファスナーは熱可塑性樹脂から成形されたレール状
スライドファスナーであって、ファスナーテープの側縁
に膨大部を備え、膨大部をを各取付用の桁において挟着
したことによって、簡易屋根の接続器具として水密防水
性を備えたレール状スライドファスナーを用い、しかも
スライドファスナーを取付用の桁に的確かつ強固に取付
けることができ、長期にわたって安定した防水効果が得
られる。
【0046】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明の効果に加え、隠しスライドファスナーは、ファスナ
ーテープが伸縮可能な弾性材から形成されていることに
よって、簡易屋根の接続個所に歪みを生じた場合でも、
きわめて容易にスライドファスナー自身が伸縮して歪を
吸収できる効果があるなど、この発明の奏する効果はき
わめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】簡易屋根を平坦な土地に縦連棟で配置した態様
を示す側面図である。
【図2】簡易屋根を傾斜地に縦連棟で配置した態様を示
す側面図である。
【図3】簡易屋根を横連棟で配置した態様を示す側面図
である。
【図4】簡易屋根を建物の外壁に接続した態様を示す側
面図である。
【図5】簡易屋根を傾斜度合いが異なる傾斜地に縦連棟
で配置した態様を示す斜視図である。
【図6】簡易屋根をカーブ状に縦連棟で配置した態様を
示す斜視図である。
【図7】簡易屋根の縦連棟における接続部の断面図であ
る。
【図8】簡易屋根の横連棟における縦桁の使用態様を示
す断面図である。
【図9】簡易屋根と外壁との接続部の断面図である。
【図10】同上の変形例を示す断面図である。
【図11】レール状スライドファスナーの使用態様を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 簡易屋根 2 外壁 3 周囲桁 4 縦桁 5 横桁 10 接続用パネル 35 取付桁(外壁) 40 水密防水スライドファスナー 41 隠しスライドファスナー 42 レール状スライドファスナー 43 ファスナーテープ 44 膨大部 45 咬合子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04H 6/02 E04B 1/68 G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 簡易屋根における端部の周囲桁に水密防
    水スライドファスナーを配設し、該スライドファスナー
    によって、簡易屋根を接続連結することを特徴とする簡
    易屋根の連結構造。
  2. 【請求項2】 簡易屋根の縦連棟における周囲桁として
    の横桁に水密防水スライドファスナーを配設し、各横桁
    を接続可能に形成してなる請求項1記載の簡易屋根の連
    結構造。
  3. 【請求項3】 簡易屋根の横連棟における周囲桁として
    の縦桁に水密防水スライドファスナーを配設し、各縦桁
    を接続可能に形成してなる請求項1記載の簡易屋根の連
    結構造。
  4. 【請求項4】 テラス用の簡易屋根の周囲桁としての後
    縦桁と、建物の外壁に配設した取付桁とに水密防水スラ
    イドファスナーを配設し、後縦桁と取付桁とを接続可能
    に形成してなる請求項1記載の簡易屋根の連結構造。
  5. 【請求項5】 簡易屋根の縦連棟において、簡易屋根間
    に接続用パネルを介在させ、該接続用パネルの周囲桁に
    も水密防水スライドファスナーを配設し、簡易屋根の横
    桁と接続可能に形成してなる請求項2記載の簡易屋根の
    連結構造。
  6. 【請求項6】 水密防水スライドファスナーとして用い
    るのは隠しスライドファスナーであって、ファスナーテ
    ープは防水加工を施し、側縁に膨大部を備え、該膨大部
    を各取付用の桁において挟着してなる請求項1、2、
    3、4または5記載の簡易屋根の連結構造。
  7. 【請求項7】 水密防水スライドファスナーとして用い
    るのは熱可塑性樹脂から成形されたレール状スライドフ
    ァスナーであって、ファスナーテープの側縁に膨大部を
    備え、該膨大部を各取付用の桁において挟着してなる請
    求項1、2、3、4または5記載の簡易屋根の連結構
    造。
  8. 【請求項8】 隠しスライドファスナーは、咬合子取付
    部を除くファスナーテープが伸縮可能な弾性材から形成
    してなる請求項6記載の簡易屋根の連結構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100731178B1 (ko) 2005-12-15 2007-06-22 안태인 건물용 부스 연결체
KR200453736Y1 (ko) * 2008-05-03 2011-05-27 조장은 터널형 지붕
JP2012140831A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Lixil Corp 建物添設用独立構築物
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