JPH10131026A - 前もつて接合された繊維ウエブのニードルパンチ装置 - Google Patents

前もつて接合された繊維ウエブのニードルパンチ装置

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JPH10131026A
JPH10131026A JP9284192A JP28419297A JPH10131026A JP H10131026 A JPH10131026 A JP H10131026A JP 9284192 A JP9284192 A JP 9284192A JP 28419297 A JP28419297 A JP 28419297A JP H10131026 A JPH10131026 A JP H10131026A
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needle
fiber web
needles
plate
web
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JP9284192A
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Ernst Fehrer
エルンスト・フエーレル
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    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H18/00Needling machines
    • D04H18/02Needling machines with needles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B21/00Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
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    • D05B1/00General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both
    • D05B1/08General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making multi-thread seams
    • DTEXTILES; PAPER
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストリツパプレートをなくすことにより可能
となる高いニードル密度にもかかわらず、繊維ウエブの
充分な突刺しを保証できるニードルパンチ装置を提供す
る。 【構成】 前もつて接合された繊維ウエブ1のニードル
パンチ装置は、突刺し方向に往復駆動可能なニードル5
を持つニードルボードと、ニードルボード3に直接対向
しかつ繊維ウエブ通過方向において入口ローラと引出し
ローラとの間で凸な ベツドプレート2とを持つてい
る。ベツドプレート2は、繊維ウエブ通過方向に交差し
て延びかつ繊維ウエブ載置片を形成する端面10で連続
的に湾曲する包絡面に接する複数の薄板9から成り、こ
れらの薄板9の間に、繊維ウエブ通過方向に交差して延
びる少なくとも2つのニードル列がはまる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、突刺し方向に往復駆動
可能な少なくとも1つのニードルボードと、このニード
ルボードに直接対向しかつ繊維ウエブ通過方向において
入口ローラと引出しローラとの間に凸な繊維ウエブ案内
路を形成するベツドプレートとを有する、前もつて接合
された繊維ウエブのニードルパンチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のニードルパンチ装置では、ニード
ルボードに対向するベツドプレートと、ベツドプレート
とニードルボードとの間にあるストリツパプレートとの
間を導かれ、ニードルボードのニードルはストリツパプ
レートにある貫通穴を通つて繊維ウエブへ突刺さる。ベ
ツドプレートのように大抵は穴あき板から成るストリツ
パプレートの役割は、繊維ウエブから出るニードルに対
して繊維ウエブを引留めて、ニードルのバーブによる繊
維ウエブの連行を防止することである。しかしベツドプ
レートとニードルボードとの間にある従来のストリツパ
プレートは、繊維ウエブがニードルの引抜き抵抗に抗し
て繊維ウエブ載置片へ押付けられる時にのみ、なくすこ
とができる。この目的のためベツドプレートに、繊維ウ
エブ通過方向において凸な湾曲を設けて、繊維ウエブに
適当な張力を与え、この張力により繊維ウエブを、凸な
繊維ウエブ載置片との共同作用でベツドプレートへ押付
けることができるので、繊維ウエブがベツドプレートか
ら離れるおそれなしに、ニードルを繊維ウエブから引抜
くことができる。繊維ウエブの引張り荷重は、入口ロー
ラ及び引出しローラの送り速度の適当な差を介して簡単
に得られる。この手段により可能となるベツドプレート
の省略は、ニードル分布の一層高い密度を可能にする。
なぜならば、ストリツパプレートの穴間隔による相互ニ
ードル間隔の制限がなくなるからであるが、従来の穴あ
き板として構成する必要のないベツドプレートによつて
この制限が強制されない時にのみ、前述した相互ニード
ル間隔の制限がなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の基礎に
なつている課題は、ストリツパプレートがなくなること
により可能となる高いニードル密度にもかかわらず、繊
維ウエブの充分なニードル突刺しが保証されるように、
最初に述べた種類の前もつて接合された繊維ウエブのニ
ードルパンチ装置を改良することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、ベツドプレートが、繊維ウエブ通過方
向に交差して延びかつ繊維ウエブ載置片を形成する端面
により連続的に湾曲する包絡面に接する複数の薄板から
成り、これらの薄板の間に、繊維ウエブ通過方向に交差
して延びる少なくとも2つのニードル列がはまる。
【0005】適当な張力を受けてベツドプレート上に張
られる繊維ウエブは、連続的に湾曲する包絡面に合わさ
れる多角形輪郭を形成し、この多角形輪郭の範囲で繊維
ウエブは張られた状態に保たれるので、繊維ウエブから
繊維を連行することなくニードルを引抜くことができ
る。繊維ウエブを支持する薄板の間の繊維ウエブ引張り
は、更に、ニードルボードの範囲における強度事情にの
み関係する分布密度で薄板の間に設けることができるニ
ードルの突刺しを容易にする。繊維ウエブ通過方向に交
差して延びる少なくとも2つのニードル列は、ベツドプ
レートの順次に続く2つの薄板の間にはまるので、ニー
ドルパンチ中の繊維ウエブの送り速度に無関係な均一な
突刺し像を高いフエルト化率で得るために、ニードル範
囲にわたつて十分高いニードル密度を容易に保証するこ
とができる。
【0006】ベツドプレートの薄板は板から削り出すこ
とができるが、これは適当に凸な板を前提としている。
薄板が段階づけられる高さの個々の突片から成ると、簡
単な製造条件が得られる。突片中央から両端へ向かつて
次第に減少する突片高さにより、ニードルによる幅減少
を阻止する繊維ウエブ案内が行われる。
【0007】到来側及び退出側の縁薄板が、それらの中
間にある中間薄板より大きい幅を持ち、到来又は退出す
る繊維ウエブ用の転向案内部を形成していると、有利で
ある。縁薄板の大きい幅はベツドプレートの高い強度に
役立つだけでなく、繊維ウエブ通過方向における一層良
好な繊維ウエブ案内にも役立つ。縁薄板における到来繊
維ウエブ及び退出繊維ウエブの転向は、更にこれらの縁
薄板への繊維ウエブの良好な接触を保証し、これが均一
なニードルパンチの重要な前提条件となる。
【0008】凸なベツドプレートを経て繊維ウエブを引
張る張力は、薄板への繊維ウエブの適当な押圧力を生ず
る。しかし印加可能な引張り荷重を制限するため、繊維
ウエブからのニードルの引抜き抵抗は、特にベツドプレ
ートの中間範囲において薄板から繊維ウエブを局部的に
離すことがある。このため少なくとも中間の薄板にスト
リツパ薄板が付属して、ニードルの分布密度を乱すこと
なく、ベツドプレートから繊維ウエブがニードルパンチ
を害するように離れるのを阻止する。最も多くのニード
ルパンチ条件に合わせるため、中間薄板のそばでベツド
プレートの両方の縁薄板のうち少なくとも一方の縁薄板
に、同様にストリツパ薄板を付属させることができる。
これに関し、ストリツパ薄板に付属するベツドプレート
の薄板がベツドプレートの他の薄板より大きい幅を持つ
ように構成されていると、繊維ウエブのための特に有利
な案内条件が得られ、これによりストリツパ薄板の適当
な構成が可能になる。
【0009】ストリツパ薄板の構造的配置は異なる結果
を生ずることができる。できるだけ僅かな構造費で間に
合わせることができるようにするため、ベツドプレート
が、ストリツパ薄板を支持するため突刺し方向に高さを
調節可能な側壁を保持しているようにすることができ
る。それによりストリツパプレート用の固有な保持体が
不要になる。それにもかかわらず、繊維ウエブ用案内間
隙を設定するためストリツパ薄板は、側壁を介して、ベ
ツドプレートに対して高さを調節されることができる。
【0010】互いにずれているが段階づけられている作
業区域を持つニードルをニードルボードの全ニードル範
囲にわたる適当な分布で使用する手段により、繊維ウエ
ブからの個々のニードルの引抜き抵抗が、ニードルのバ
ーブを備えた作業区域の位置のため、ニードルボードの
行程位置に関係して相違する、という事情が有利に利用
される。なぜならば、これらの作業区域の群毎に段階づ
けられる相互位置のため、これらの作業区域がそれぞれ
異なる数のバーブで繊維ウエブへはまるからである。こ
の理由から、繊維ウエブへはまるすべてのニードルのベ
ツドプレートから繊維ウエブを離すように作用する引抜
き抵抗を、減少させることができる。一方のニードル群
のニードルボードに近い作業区域は他方のニードル群の
作業区域より前に繊維ウエブから引抜かれるので、同時
に繊維ウエブ中に存在するバーブの数は減少する。互い
にずれた作業区域を持つニードルがニードルボードの全
ニードル範囲に充分均一に分布することにより、一様な
作業区域のニードルが局都的にたまるのを防止され、従
つて繊維ウエブの正しくない歪みの原因となるニードル
の局部的に大きい引抜き抵抗が防止される。
【0011】作業区域の突刺し深さに関係する個々のニ
ードルの異なる引抜き抵抗を、生ずる最大全引抜き抵抗
の有利な減少のために利用できるようにするため、ニー
ドルの作業区域の群毎の相互ずれを、ニードルパンチす
べき繊維ウエブの少なくとも厚さに合わせるのがよく、
それにより、ニードルの下部反転点に続く引抜き運動の
際、ニードルボードから離れている一方のニードル群の
作業区域は、他方のニードル群のニードルボードに近い
作業区域が繊維ウエブから出る時に始めて、繊維ウエブ
へ引込まれる。
【0012】互いにずれている作業区域は、同じ長さの
ニードルでは、例えばニードル先端に対するバーブの段
階づけられた位置によつて得られる。特に有利な構造状
況は、互いにずれた作業区域を持つニードルが群毎に異
なる長さを持つていることにより得られる。異なる長さ
のニードルは、作業区域外におけるニードルの摩擦を付
加的に考慮できるという利点を持つている。
【0013】薄板の間に付加的な支持体を設けることに
より、これらの支持体がニードル先端を弾性的にそらせ
るか又は弾性的に材料を押しやつてニードル先端が突き
進むことができるという条件のもとに、ニードル突刺し
の範囲における繊維ウエブの直接支持を保証することが
できる。従つて支持体は、ニードルの突刺しの際繊維ウ
エブが引張り荷重を増大しながら薄板の間の間隙へ引込
まれ、それにより繊維ウエブ引張り荷重が減少されるだ
けでなく、特に有利な突刺し状況が与えられる。なぜな
らば、繊維ウエブは、ニードル先端のすぐ近くでニード
ルによる連行に抗して支持体上に支持されるからであ
る。支持体があるにもかかわらず、薄板は依然として繊
維ウエブ通過方向における繊維ウエブの推移を決定する
ので、薄板から構成されるベツドプレートの利点が損な
われることはない。
【0014】支持体は、少なくともほぼ突刺し方向に延
びる剛毛を持つブラシ体から構成することができる。支
持体がニードル先端により材料を弾性的に押しやりなが
ら突き進み可能な支持体から形成され、支持体として例
えば発泡材料又はエラストマが用いられると、特に有利
なニードルパンチ条件が得られる。このような支持体に
より、ニードル突刺し範囲における繊維ウエブの直接支
持が行われ、それによりニードルの突刺しの際における
付加的な引張り荷重が、材料の弾性的押しのけにより支
持体へ押し入るニードルの分布密度に関係なく、減少さ
れる。局部的に限定されて反覆される突刺しにより形成
される突刺し通路は、それぞれのニードル分布の模写で
あり、ベツドプレートの範囲における有利なニードル案
内を可能にする。
【0015】
【実施例】図面に本発明の実施例が示されている。
【0016】図1ないし3に示されている前もつて接合
された繊維ウエブ1のニードルパンチ装置は、ベツドプ
レート2とこのベツドプレート2より上に設けられるニ
ードルボード3とを含み、矢印4で示すように、ニード
ルボード3はベツドプレート2に対して直角に往復駆動
可能である。ニードルボード3のニードルは5で示され
ている。ベツドプレート2は繊維ウエブ通過方向におい
て凸に湾曲し、入口ローラ6と引出しローラ7との間で
繊維ウエブ1へ張力が加えられ、この目的のため、引出
しローラ7は入口ローラ6より大きい周速で駆動され
る。
【0017】図2によれば、ベツドプレート2は繊維ウ
エブ通過方向に交差して延びる複数の薄板9を持つ基板
8から成り、これらの薄板9の端面10は連続的に湾曲
する包絡面に接し、繊維ウエブ載置片を形成している。
繊維ウエブ1は従つて薄板9上に多角形辺の形で引張ら
れ、幅広くされる縁薄板9aは転向案内部を形成し、こ
の転向のため繊維ウエブ1が到来範囲及び退出範囲でベ
ツドプレート2上に平たく接する。入口ローラ6と引出
しローラ7との間における繊維ウエブ1の引張り荷重に
より、凸なベツドプレート2に関連して、薄板9への繊
維ウエブ1の押圧力が生ずるので、現れる法線力は繊維
ウエブ1からのニードル5の引抜き抵抗とは逆に作用す
る。この法線力にもかかわらず、個々の薄板9の間へ複
数のニードル列ではまるニードル5の特に高い分布密度
では、とりわけベツドプレート2の中間範囲で繊維ウエ
ブ1が薄板9から離れてニードルパンチ結果を損ない、
特に比較的小さい張力が繊維ウエブ1へ加えられる場
合、このニードルパンチ結果を損なう。この理由から中
間薄板9bにはストリツパ薄板11が付属して、ベツド
プレート2の中間範囲において繊維ウエブ1が薄板9又
は9bから離れてニードルパンチ結果を損なうのを防止
する。同様に縁薄板9aにもストリツパ薄板11が付属
して、ニードルパンチ範囲における繊維ウエブ1の特に
良好な案内を保証する。しかしこれらのストリツパ薄板
11は望ましい高いニードル分布密度に矛盾するもので
はない。なぜならば、ストリツパ薄板11は個々の薄板
9の間のニードル列のニードル軌道へは入り込んでいな
いからである。ベツドプレート2の中間薄板9bは縁薄
板9aと同様に大きい幅を持つように構成され、それに
より付属するストリツパ薄板11も充分大きい寸法にす
ることができる。更にストリツパ薄板11とベツドプレ
ート2の付属する薄板9a,9bとの間の案内間隙が繊
維ウエブ通過方向に大きく延びていることによつて、一
層良好な繊維ウエブ案内が行われる。
【0018】ストリツパ薄板11の取付けは、ベツドプ
レート2の基板8の側面に高さ調節可能に設けられる側
壁12を介して簡単に行うことができる。この目的のた
め特に図3からわかるように、側壁12にある長穴14
を通して取付けねじ13が基板8へねじ込まれている。
高さ調節自体は、基板8に付属するブラケツト16上に
支持される調節ねじ15を介して行われる。ストリツパ
薄板11自体は両方の側壁12の間に、ねじ17により
取付けられている。ストリツパ薄板11の回り止めは止
めピン18により行われる。
【0019】繊維ウエブ1へのニードル5の突刺し範囲
における繊維ウエブ支持を改善するため、図4によれ
ば、薄板9の間に支持体19が設けられて、薄板9,9
a及び9bの間の間隙をふさぎ、繊維ウエブ1に対する
付加的な支持部を形成している。例えばエラストマから
成るこれらの支持体19は、ニードル5の先端が材料を
弾性的に押しのけながら突き進み、非常に密なニードル
分布を可能にするので、特に進入するニードル5が繊維
ウエブ1の付加的な引張り荷重を生じないため、特に有
利なニードルパンチ条件が得られる。更に支持体19は
振動の減衰に寄与し、それにより著しい遮音が行われ
る。
【0020】更に繊維ウエブ1からのニードル5の引抜
きの際ニードル5へ及ぼされる引張り力がニードル5の
歪みへ及ぼす影響を少なくすることは、特にニードル5
の高い分布密度では、繊維ウエブ1からのニードル5の
比較的大きい全引抜き抵抗のため重要であるが、前述し
た影響を少なくするため、2群のニードル5a及び5b
が突刺し方向に互いにずれた作業区域を持つている。こ
の目的のため、それぞれの作業区域を決定するバーブ
が、同じニードル長において互いに段階づけてずらせて
設けられるようにすることができる。しかし実施例によ
れば、異なる長さを持つ2群のニードル5a及び5bが
設けられ、バーブを持つ作業区域はニードル先端の直前
から始まつている。ニードル5bは、少なくともニード
ルパンチすべき繊維ウエブ1の厚さだけ、短い方のニー
ドル5aより長い。この手段により、まず短い方のニー
ドル5aが繊維ウエブ1から引抜かれ、それから始めて
長い方のニードル5bが引抜かれるようにすることがで
きる。特に突刺しの際繊維連行のために設けられるバー
ブが個々のニードル5a,5bの引抜き抵抗を決定する
ので、繊維ウエブ1を通つて支持体19へ深く突き刺さ
れる長い方のニードル5bのバーブは、ニードルの引抜
きの際、短い方のニードル5aのバーブが繊維ウエブ1
から少なくとも一部出た時に始めて、繊維ウエブ1へ作
用することができる。これは、一致する作業区域を持つ
同じ長さのニードル5とは異なり、短い方のニードル5
aと長い方のニードル5bが順次に繊維ウエブ1から引
抜かれることを意味し、その結果、同時に繊維ウエブ1
へ作用するバーブが減少するため、ベツドプレート2か
ら離れるように繊維ウエブ1の引張り荷重を必然的に減
少することになる。その前提条件は、一様な長さのニー
ドル5a又は5bの局部的な集積を回避することであ
り、従つてニードルボード3の全ニードル範囲にわたつ
て短い方のニードル5a及び長い方のニードル5bの充
分均一な分布が必要である。
【0021】弾性的に材料を押しのけながらニードル先
端が突き進む材料例えばエラストマ又は発泡材料から成
る支持体19の代りに、図5によりブラシ体20からも
支持体19を形成でき、ブラシ担体21へ差込まれる剛
毛束22が、ニードルのはまるのを妨げることなく、薄
板9の間の繊維ウエブ載置片を形成する。なぜならば、
突刺し方向へ個々に並べられる剛毛がニードル5の先端
を側方へそらすことができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による繊維ウエブのニードルパンチ装置
の簡単化した側面図である。
【図2】ベツドプレートの範囲におけるニードルパンチ
装置の繊維ウエブ通過方向に沿う拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線による拡大断面図であ
る。
【図4】本発明によるニードルパンチ装置の変つた実施
例の簡単化した側面図である。
【図5】支持体としてブラシ体を持つベツドプレートの
図4とは異なる実施例の繊維ウエブ通過方向に沿う拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 繊維ウエブ 2 ベツドプレート 3 ニードルボード 6 入口ローラ 7 引出しローラ 9 薄板 10 端面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来のニードルパンチ装置では、ニード
ルボードに対向するベツドプレートと、ベツドプレート
とニードルボードとの間にあるストリツパプレートとの
間を、繊維ウエブが導かれ、ニードルボードのニードル
はストリツパプレートにある貫通穴を通つて繊維ウエブ
へ突刺さる。ベツドプレートのように大抵は穴あき板か
ら成るストリツパプレートの役割は、繊維ウエブから出
るニードルに対して繊維ウエブを引留めて、ニードルの
バーブによる繊維ウエブの連行を防止することである。
しかしベツドプレートとニードルボードとの間にある従
来のストリツパプレートは、繊維ウエブがニードルの引
抜き抵抗に抗して繊維ウエブ載置片へ押付けられる時に
のみ、なくすことができる。この目的のためベツドプレ
ートに、繊維ウエブ通過方向において凸な湾曲を設け
て、繊維ウエブに適当な張力を与え、この張力により繊
維ウエブを、凸な繊維ウエブ載置片との共同作用でベツ
ドプレートへ押付けることができるので、繊維ウエブが
ベツドプレートから離れるおそれなしに、ニードルを繊
維ウエブから引抜くことができる。繊維ウエブの引張り
荷重は、入口ローラ及び引出しローラの送り速度の適当
な差を介して簡単に得られる。この手段により可能とな
るベツドプレートの省略は、ニードル分布の一層高い密
度を可能にする。なぜならば、ストリツパプレートの穴
間隔による相互ニードル間隔の制限がなくなるからであ
るが、従来の穴あき板として構成する必要のないベツド
プレートによつてこの制限が強制されない時にのみ、前
述した相互ニードル間隔の制限がなくなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】薄板の間に付加的な支持体を設けることに
より、これらの支持体がニードル先端を弾性的にそらせ
るか又は弾性的に材料を押しやつてニードル先端が突き
進むことができるという条件のもとに、ニードル突刺し
の範囲における繊椎ウエブの直接支持を保証することが
できる。従つて支持体は、ニードルの突刺しの際繊推ウ
エブが引張り荷重を増大しながら薄板の間の間隙へ引込
まれるのを防止し、それにより繊維ウエブ引張り荷重
が減少されるだけでなく、特に有利な突刺し状況が与え
られる。なぜならば、繊維ウエブは、ニードル先端のす
ぐ近くでニードルによる連行に抗して支持体上に支持さ
れるからである。支持体があるにもかかわらず、薄板は
依然として繊維ウエブ通過方向における繊維ウエブの推
移を決定するので、薄板から構成されるベツドプレート
の利点が損なわれることはない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 A1350/97 (32)優先日 1997年8月13日 (33)優先権主張国 オーストリア(AT)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突刺し方向に往復駆動可能な少なくとも
    1つのニードルボードと、このニードルボードに直接対
    向しかつ繊維ウエブ通過方向において入口ローラと引出
    しローラとの間に凸な繊維ウエブ案内路を形成するベツ
    ドプレートとを有するニードルパンチ装置において、ベ
    ツドプレート(2)が、繊維ウエブ通過方向に交差して
    延びかつ繊維ウエブ載置片を形成する端面(10)によ
    り連続的に湾曲する包絡面に接する複数の薄板(9)か
    ら成り、これらの薄板(9)の間に、繊維ウエブ通過方
    向に交差して延びる少なくとも2つのニードル列がはま
    ることを特徴とする、前もつて接合された繊維ウエブの
    ニードルパンチ装置。
  2. 【請求項2】 薄板(9)が段階づけられる高さの個々
    の突片から成ることを特徴とする、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 到来側及び退出側の縁薄板(9a)が、
    それらの中間にある中間薄板(9)より大きい幅を持
    ち、到来又は退出する繊維ウエブ(1)用の転向案内部
    を形成していることを特徴とする、請求項1又は2に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 ベツドプレート(2)の少なくとも1つ
    の中間薄板(9b)に、ベツドプレート(2)とニード
    ルボード(3)との間のストリツパ薄板(11)が付属
    していることを特徴とする、請求項1ないし3の1つに
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 中間薄板(9b)のそばでベツドプレー
    ト(2)の両方の縁薄板(9a)のうち少なくとも一方
    の縁薄板に、ストリツパ薄板(11)が付属しているこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 ベツドプレート(2)が、ストリツパ薄
    板(11)を支持するため突刺し方向に高さを調節可能
    な側壁を保持していることを特徴とする、請求項4又は
    5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 繊維を連行するバーブを備えた作業区域
    を形成するニードルを持つニードルボード(3)が、突
    刺し方向に互いにずれた作業区域を持つ少なくとも2群
    のニードル(5a,5b)を持つており、同じ作業区域
    を持つ各群のニードル(5a又は5b)が、ニードルボ
    ード(3)の全ニードル範囲にわたつて充分均一に分布
    していることを特徴とする、請求項1ないし6の1つに
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 ニードル(5a,5b)の作業区域の群
    毎の相互ずれが、ニードルパンチすべき繊維ウエブ
    (1)の少なくとも厚さに相当していることを特徴とす
    る、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 互いにずれた作業区域を持つニードル
    (5a,5b)の群が、異なる長さを持つていることを
    特徴とする、請求項7又は8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 薄板(9)の間の間隙が、ニードル
    (5)の先端を弾性的にそらせるか又はニードル(5)
    の先端が弾性的に材料を押しのけながら突き進むことの
    可能な支持体(19)によつて、ニードルパンチすべき
    繊維ウエブ(1)のためにふさがれていることを特徴と
    する、請求項1ないし9の1つに記載の装置。
JP9284192A 1996-09-10 1997-09-10 前もつて接合された繊維ウエブのニードルパンチ装置 Pending JPH10131026A (ja)

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