JPH10128567A - レーザ割断方法 - Google Patents
レーザ割断方法Info
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- JPH10128567A JPH10128567A JP8288096A JP28809696A JPH10128567A JP H10128567 A JPH10128567 A JP H10128567A JP 8288096 A JP8288096 A JP 8288096A JP 28809696 A JP28809696 A JP 28809696A JP H10128567 A JPH10128567 A JP H10128567A
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- B23K26/36—Removing material
- B23K26/40—Removing material taking account of the properties of the material involved
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 割断する帯板幅や帯板の材質が変わるとその
度毎に加工条件を実験的に求める必要があり、段取り時
間が長く掛かり、また加熱位置が最良点とは限らず割断
作業そのものも時間が掛かっていた。 【解決手段】 縁亀裂先端から点熱源の中心位置までの
距離Dと割断予定線から帯板上下縁までの距離Wとし
て、D/W=0.4の位置を縁亀裂先端と点熱源照射点
で挟むようにして加熱することである。
度毎に加工条件を実験的に求める必要があり、段取り時
間が長く掛かり、また加熱位置が最良点とは限らず割断
作業そのものも時間が掛かっていた。 【解決手段】 縁亀裂先端から点熱源の中心位置までの
距離Dと割断予定線から帯板上下縁までの距離Wとし
て、D/W=0.4の位置を縁亀裂先端と点熱源照射点
で挟むようにして加熱することである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱源による熱応力を
利用した脆性材料の割断方法に関する。
利用した脆性材料の割断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱源を利用して脆性材料を割断する方法
は特許平3−13040号公報に開示されている。この
方法は図9、図10に示すように脆性材料1の割断加工
線3の延長線上の端面に硬質工具等にて切り欠き2を加
工する。割断加工線3の切り欠き2の近くで熱源4によ
り局部的に加熱を続けると仮想等温線5の接線方向に応
力が作用するので切り欠き2の先端から熱源4の方向に
亀裂6が発生する。すなわち、熱源4はイ点にあるが亀
裂6は切り欠き2からP点まで進行する。次に熱源4は
ロ点にあるが、亀裂6はP点からP1へ進展する。同様
にして熱源4をハ点に移動することによりP1からP2
へと順次に亀裂6は連続して進展する。終端も同じ要領
であるが割断加工線3の延長線上にて材料の厚さの方向
から加熱することによって亀裂6は連接するから割断加
工が達成される。ここでP、P1、P2・・・は割断加
工経路であり、その時のイ、ロ、ハ・・・は熱源の移動
の軌跡である。
は特許平3−13040号公報に開示されている。この
方法は図9、図10に示すように脆性材料1の割断加工
線3の延長線上の端面に硬質工具等にて切り欠き2を加
工する。割断加工線3の切り欠き2の近くで熱源4によ
り局部的に加熱を続けると仮想等温線5の接線方向に応
力が作用するので切り欠き2の先端から熱源4の方向に
亀裂6が発生する。すなわち、熱源4はイ点にあるが亀
裂6は切り欠き2からP点まで進行する。次に熱源4は
ロ点にあるが、亀裂6はP点からP1へ進展する。同様
にして熱源4をハ点に移動することによりP1からP2
へと順次に亀裂6は連続して進展する。終端も同じ要領
であるが割断加工線3の延長線上にて材料の厚さの方向
から加熱することによって亀裂6は連接するから割断加
工が達成される。ここでP、P1、P2・・・は割断加
工経路であり、その時のイ、ロ、ハ・・・は熱源の移動
の軌跡である。
【0003】図11は図10のX−Y断面における温度
及び熱応力の分布状況を示す図である。即ち、熱源4に
より局部加熱をすることによって応力分布線で示すごと
く、熱源中心部には圧縮応力と熱源周辺部には引っ張り
応力が作用する。このようにして熱源4が移動すること
によって亀裂6は連続して進展する。
及び熱応力の分布状況を示す図である。即ち、熱源4に
より局部加熱をすることによって応力分布線で示すごと
く、熱源中心部には圧縮応力と熱源周辺部には引っ張り
応力が作用する。このようにして熱源4が移動すること
によって亀裂6は連続して進展する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記割断方法
はある幅の帯板において亀裂先端から加熱点までの距離
及び加熱時間を変えて、亀裂面に効率的に応力が作用す
ると思われる加熱位置を試行錯誤的に見つけて加工して
いた。すなわち帯板幅や帯板の材質が変わるとその度毎
に加工条件を実験的に求める必要があり、段取り時間が
長く掛かり、また加熱位置が最良点とは限らず割断作業
そのものも時間が掛かっていた。これはレーザ加工装置
の自動化を阻害する要因にもなっていた。
はある幅の帯板において亀裂先端から加熱点までの距離
及び加熱時間を変えて、亀裂面に効率的に応力が作用す
ると思われる加熱位置を試行錯誤的に見つけて加工して
いた。すなわち帯板幅や帯板の材質が変わるとその度毎
に加工条件を実験的に求める必要があり、段取り時間が
長く掛かり、また加熱位置が最良点とは限らず割断作業
そのものも時間が掛かっていた。これはレーザ加工装置
の自動化を阻害する要因にもなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、縁亀裂を持つ帯板の亀裂先端近傍をパル
スレーザ点熱源でもって加熱し、亀裂を拡大し、帯板の
割断を行なうレーザ割断方法であって、そのレーザ照射
位置が割断予定線から帯板上下縁までの距離をW、帯板
の材料の熱膨張係数をa、パルスレーザの加熱時間を
t、としたときにレーザ点熱源の中心位置の縁亀裂先端
からの距離をDとして4at/W2 の値が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法を提供す
る。
決するために、縁亀裂を持つ帯板の亀裂先端近傍をパル
スレーザ点熱源でもって加熱し、亀裂を拡大し、帯板の
割断を行なうレーザ割断方法であって、そのレーザ照射
位置が割断予定線から帯板上下縁までの距離をW、帯板
の材料の熱膨張係数をa、パルスレーザの加熱時間を
t、としたときにレーザ点熱源の中心位置の縁亀裂先端
からの距離をDとして4at/W2 の値が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法を提供す
る。
【0006】また、パルスレーザのレーザを照射しない
時間が帯板の縁亀裂先端近傍の充分な冷却が可能となる
5m秒以上であることを特徴とする請求項1記載のレー
ザ割断方法を提供する。また、請求項1記載のレーザ割
断方法によってGaAs半導体基板を劈開により割断す
るGaAs半導体基板の割断方法を提供する。また、請
求項1記載のレーザ割断方法によってInP半導体基板
を劈開により割断するInP半導体基板の割断方法を提
供する。
時間が帯板の縁亀裂先端近傍の充分な冷却が可能となる
5m秒以上であることを特徴とする請求項1記載のレー
ザ割断方法を提供する。また、請求項1記載のレーザ割
断方法によってGaAs半導体基板を劈開により割断す
るGaAs半導体基板の割断方法を提供する。また、請
求項1記載のレーザ割断方法によってInP半導体基板
を劈開により割断するInP半導体基板の割断方法を提
供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の割断方法は、縁亀裂を持
つ帯板の亀裂先端近傍をパルスレーザ点熱源でもって加
熱し、亀裂を拡大し、帯板の割断を行なうレーザ割断方
法で、そのレーザ照射位置は割断予定線から帯板上下縁
までの距離をW、帯板の材料の熱膨張係数をa、パルス
レーザの加熱時間をt、としたときにレーザ点熱源の中
心位置の縁亀裂先端からの距離をDとして4at/W2
の値が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法である。
つ帯板の亀裂先端近傍をパルスレーザ点熱源でもって加
熱し、亀裂を拡大し、帯板の割断を行なうレーザ割断方
法で、そのレーザ照射位置は割断予定線から帯板上下縁
までの距離をW、帯板の材料の熱膨張係数をa、パルス
レーザの加熱時間をt、としたときにレーザ点熱源の中
心位置の縁亀裂先端からの距離をDとして4at/W2
の値が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法である。
【0008】その方法を説明するために図1のような持
続点熱源による半無限帯板の切断を説明する。持続点熱
源により薄い無限弾性板を加熱したときの軸対称温度場
は
続点熱源による半無限帯板の切断を説明する。持続点熱
源により薄い無限弾性板を加熱したときの軸対称温度場
は
【数1】 とその結果生じる熱応力場で表される。
【数2】 ここでrは点熱源からの距離、tは加熱時間、Qは単位
時間、単位厚さ当たりの熱量、λは熱伝導率、Eは縦弾
性係数、κは熱拡散率、αは線膨張係数である。板厚が
十分薄い時板厚方向の温度は均一と見なされ、熱応力場
は平面応力状態になる。帯板の上面、下面及び端面は断
熱と仮定する。帯板の温度場を得るためには、式1を図
2に示すように周期的に重ね合わせればよい。断熱側壁
は対称性により点線で表される。
時間、単位厚さ当たりの熱量、λは熱伝導率、Eは縦弾
性係数、κは熱拡散率、αは線膨張係数である。板厚が
十分薄い時板厚方向の温度は均一と見なされ、熱応力場
は平面応力状態になる。帯板の上面、下面及び端面は断
熱と仮定する。帯板の温度場を得るためには、式1を図
2に示すように周期的に重ね合わせればよい。断熱側壁
は対称性により点線で表される。
【0009】図2のような無限周期熱源による熱弾性場
は点熱源による熱弾性場を単純に重ね合わせることで得
られる。直交座標で書けば
は点熱源による熱弾性場を単純に重ね合わせることで得
られる。直交座標で書けば
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】 で表される。ここで、E1は
【数8】 の積分指数関数である。この解析は加熱初期の熱弾性現
象であり、加熱時間tは非常に短い時間のため板表面か
らの放熱は無視している。E1(U)は収束が早くn=
±∞までの総和は有限値Nまでの総和で近似できる。式
5、式6にあるその他の項は次の総和公式を用いた
象であり、加熱時間tは非常に短い時間のため板表面か
らの放熱は無視している。E1(U)は収束が早くn=
±∞までの総和は有限値Nまでの総和で近似できる。式
5、式6にあるその他の項は次の総和公式を用いた
【数9】 無限配列された点熱源による亀裂開口量はかなり小さ
く、亀裂が開口しても温度場は変化しないと仮定する。
く、亀裂が開口しても温度場は変化しないと仮定する。
【0010】無限配列した熱源による熱応力場は自由表
面の条件を満足していない。境界の応力を開放するた
め、図3に示す等温弾性場を重ね合わせる必要がある。
応力拡大係数は等温場の境界上の応力が0になる応力を
重ね合わせて計算される。等温問題の解析には、体積力
法を使用した。体積力法はH.Nisitaniにより
提案された応力解析に用いる境界要素型数値計算法であ
る。体積力法はクラック解析に最適な数値計算法であり
高精度な解が容易に得られる。体積力法では通常の境界
要素法と同様、境界は多くの境界要素に分割される。体
積力法の要素分割を図4に示す。この時、軸対称性を利
用して上半領域のみ解析した。帯板の上縁に沿って15
Wまでの境界条件を満足させて半無限帯板を近似した。
面の条件を満足していない。境界の応力を開放するた
め、図3に示す等温弾性場を重ね合わせる必要がある。
応力拡大係数は等温場の境界上の応力が0になる応力を
重ね合わせて計算される。等温問題の解析には、体積力
法を使用した。体積力法はH.Nisitaniにより
提案された応力解析に用いる境界要素型数値計算法であ
る。体積力法はクラック解析に最適な数値計算法であり
高精度な解が容易に得られる。体積力法では通常の境界
要素法と同様、境界は多くの境界要素に分割される。体
積力法の要素分割を図4に示す。この時、軸対称性を利
用して上半領域のみ解析した。帯板の上縁に沿って15
Wまでの境界条件を満足させて半無限帯板を近似した。
【0011】図5に単独点熱源をx/W=1.0、y/
W=0に加えたときの半無限帯板及び無限板の同一領域
の温度分布の違いを示す。加熱初期(4κt/W2=
1.0)では温度分布は2つのケースでほとんど同じで
ある。等高線は加熱点を中心に同心円状になる。加熱時
間が増加すると、図5(b)、(c)2つの違いが大き
くなる。無限板では加熱時間に関係なく温度分布の対称
性は保たれるが、半無限帯板では対称性は保たれない。
また、端面付近(x/W=0)で温度が上昇している。
W=0に加えたときの半無限帯板及び無限板の同一領域
の温度分布の違いを示す。加熱初期(4κt/W2=
1.0)では温度分布は2つのケースでほとんど同じで
ある。等高線は加熱点を中心に同心円状になる。加熱時
間が増加すると、図5(b)、(c)2つの違いが大き
くなる。無限板では加熱時間に関係なく温度分布の対称
性は保たれるが、半無限帯板では対称性は保たれない。
また、端面付近(x/W=0)で温度が上昇している。
【0012】点熱源による熱応力場に重ね合わされる境
界上の応力分布を図6に示す。ここで帯板の応力(実
線)と無限板の応力(点線)を同一位置で比較する。加
熱初期(4κt/W2 =1.0)では応力の違いは小さ
いが、加熱時間の増加に伴い違いが大きくなる。上縁の
応力は引っ張りで、x軸上の応力は加熱点で特異性を持
つ圧縮であることがわかる。図6から帯板における縁亀
裂先端の熱応力拡大係数の経時変化が予測できる。さら
に、応力拡大係数が材料の破壊靭性値を越えると亀裂は
熱源までの距離が小さくなるまで熱源方向に進展する。
界上の応力分布を図6に示す。ここで帯板の応力(実
線)と無限板の応力(点線)を同一位置で比較する。加
熱初期(4κt/W2 =1.0)では応力の違いは小さ
いが、加熱時間の増加に伴い違いが大きくなる。上縁の
応力は引っ張りで、x軸上の応力は加熱点で特異性を持
つ圧縮であることがわかる。図6から帯板における縁亀
裂先端の熱応力拡大係数の経時変化が予測できる。さら
に、応力拡大係数が材料の破壊靭性値を越えると亀裂は
熱源までの距離が小さくなるまで熱源方向に進展する。
【0013】図7に縁亀裂先端の熱応力拡大係数の経時
変化を示す。無次元加熱時間4κt/W2 が0.5以上
の時、最も効率的な加熱位置は約D/W=0.4であ
る。この結果は亀裂長が0.5<c/W<10.0の広
い範囲で変化しても適用できる。また、応力拡大係数と
無次元加熱時間との関係の亀裂長への依存性はc/W>
5.0で減少する。
変化を示す。無次元加熱時間4κt/W2 が0.5以上
の時、最も効率的な加熱位置は約D/W=0.4であ
る。この結果は亀裂長が0.5<c/W<10.0の広
い範囲で変化しても適用できる。また、応力拡大係数と
無次元加熱時間との関係の亀裂長への依存性はc/W>
5.0で減少する。
【0014】以上のように点熱源の熱応力による縁亀裂
を持つ半無限帯板の応力拡大係数の計算法を示し、色々
な幾何学的条件、加熱時間における計算を行なった。最
も効果的な加熱位置は亀裂長によらず、割断予定線から
帯板上下縁までの距離Wの0.4倍の位置である。よっ
てD/W=0.4になる点を挟むようにして照射点をず
らしていけば効率のよい割断が可能になるし、レーザ加
工装置の自動化も容易になる。また、パルス間隔が短い
と前パルスによる熱が残留し帯板の温度勾配が小さくな
り、次のパルスによる熱応力が小さくなるので完全放熱
のできる5m秒の時間を放熱時間として設定するのがよ
い。
を持つ半無限帯板の応力拡大係数の計算法を示し、色々
な幾何学的条件、加熱時間における計算を行なった。最
も効果的な加熱位置は亀裂長によらず、割断予定線から
帯板上下縁までの距離Wの0.4倍の位置である。よっ
てD/W=0.4になる点を挟むようにして照射点をず
らしていけば効率のよい割断が可能になるし、レーザ加
工装置の自動化も容易になる。また、パルス間隔が短い
と前パルスによる熱が残留し帯板の温度勾配が小さくな
り、次のパルスによる熱応力が小さくなるので完全放熱
のできる5m秒の時間を放熱時間として設定するのがよ
い。
【0015】
【実施例】上記解析結果を立証するために熱源にNd:
YAGレーザを用いてシリコンの帯板の割断実験を行な
った。
YAGレーザを用いてシリコンの帯板の割断実験を行な
った。
【表1】 に使用した材料の熱−機械物性値を示す。板厚は0.3
6mm、板幅は10.0mm、レーザのスポットの直径
は0.4mmである。加熱時間は0.3秒に固定し、レ
ーザ出力を30Wまで徐々に上げながら亀裂の進展に必
要な最低出力を測定した。割断実験の結果を図8に示
す。亀裂進展させるためのレーザ出力Qを加熱位置D/
Wに対してエラーバー付きでプロットした。太線は実験
データの平均値を示す。熱応力割断において最も効率的
な加熱位置は亀裂長がc/W=1.0、c/W=5.0
のどちらの場合でもD/W〜0.4であることがわか
る。これは図7に示す4κt/W2=4.0における計
算結果と一致した。その他化合物半導体のGaAs、I
nPでも同様な結果を得た。
6mm、板幅は10.0mm、レーザのスポットの直径
は0.4mmである。加熱時間は0.3秒に固定し、レ
ーザ出力を30Wまで徐々に上げながら亀裂の進展に必
要な最低出力を測定した。割断実験の結果を図8に示
す。亀裂進展させるためのレーザ出力Qを加熱位置D/
Wに対してエラーバー付きでプロットした。太線は実験
データの平均値を示す。熱応力割断において最も効率的
な加熱位置は亀裂長がc/W=1.0、c/W=5.0
のどちらの場合でもD/W〜0.4であることがわか
る。これは図7に示す4κt/W2=4.0における計
算結果と一致した。その他化合物半導体のGaAs、I
nPでも同様な結果を得た。
【0016】
【発明の効果】本発明の割断方法は帯板幅や帯板の材質
が変ってもその度毎に加工条件を実験的に求める必要が
なく、段取り時間も短くてよく、また加熱位置が最良点
なので割断作業そのものも時間が掛からない。それ故レ
ーザ加工装置の自動化も可能になる。
が変ってもその度毎に加工条件を実験的に求める必要が
なく、段取り時間も短くてよく、また加熱位置が最良点
なので割断作業そのものも時間が掛からない。それ故レ
ーザ加工装置の自動化も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 点熱源による半無限帯板の割断を示す図
【図2】 帯板の温度場解析方法を表す図
【図3】 等温弾性場を重ね合わせた図
【図4】 体積力法の要素分割を表す図
【図5】 単独点熱源をx/W=1.0、y/W=0に
加えたときの半無限帯板および無限板の同一領域の温度
分布の違いを示す図
加えたときの半無限帯板および無限板の同一領域の温度
分布の違いを示す図
【図6】 点熱源による熱応力場に重ね合わされる境界
上の応力分布を示す図
上の応力分布を示す図
【図7】 縁亀裂先端の熱応力拡大係数の経時変化を示
す図
す図
【図8】 シリコンの割断実験の結果を表す図
【図9】 従来の割断法の正面図
【図10】 従来の割断法の亀裂進行方向の拡大図
【図11】 従来の割断法における表面の温度分布及び
熱応力分布の図
熱応力分布の図
c 亀裂の長さ D 縁亀裂先端より点熱源の中心位置までの距離 W 割断予定線から帯板上下縁までの距離
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、縁亀裂を持つ帯板の亀裂先端近傍をパル
スレーザ点熱源でもって加熱し、亀裂を拡大し、帯板の
割断を行なうレーザ割断方法であって、そのレーザ照射
位置が割断予定線から帯板上下縁までの距離をW、帯板
の材料の熱拡散率をκ、パルスレーザの加熱時間をt、
としたときにレーザ点熱源の中心位置の縁亀裂先端から
の距離をDとして4κt/W2の値が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法を提供す
る。
決するために、縁亀裂を持つ帯板の亀裂先端近傍をパル
スレーザ点熱源でもって加熱し、亀裂を拡大し、帯板の
割断を行なうレーザ割断方法であって、そのレーザ照射
位置が割断予定線から帯板上下縁までの距離をW、帯板
の材料の熱拡散率をκ、パルスレーザの加熱時間をt、
としたときにレーザ点熱源の中心位置の縁亀裂先端から
の距離をDとして4κt/W2の値が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法を提供す
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の割断方法は、縁亀裂を持
つ帯板の亀裂先端近傍をパルスレーザ点熱源でもって加
熱し、亀裂を拡大し、帯板の割断を行うレーザ割断方法
で、そのレーザ照射位置は割断予定線から帯板上下縁ま
での距離をW、帯板の材料の熱拡散率をκ、パルスレー
ザの加熱時間をt、としたときにレーザ点熱源の中心位
置の縁亀裂先端からの距離をDとして4κt/W2の値
が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法である。
つ帯板の亀裂先端近傍をパルスレーザ点熱源でもって加
熱し、亀裂を拡大し、帯板の割断を行うレーザ割断方法
で、そのレーザ照射位置は割断予定線から帯板上下縁ま
での距離をW、帯板の材料の熱拡散率をκ、パルスレー
ザの加熱時間をt、としたときにレーザ点熱源の中心位
置の縁亀裂先端からの距離をDとして4κt/W2の値
が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図5に単独点熱源をx/W=1.0、y/
W=0に加えたときの半無限帯板及び無限板の同一領域
の温度分布の違いを示す。加熱初期(4κt/W2 =
1.0)では温度分布は2つのケースでほとんど同じで
ある。等高線は加熱点を中心に同心円状になる。加熱時
間が増加すると、図5(b)、(c)2つの違いが大き
くなる。無限板では加熱時間に関係なく温度分布の対称
性は保たれるが、半無限帯板では対称性は保たれない。
また、対面付近(x/W=0)で温度が上昇している。
W=0に加えたときの半無限帯板及び無限板の同一領域
の温度分布の違いを示す。加熱初期(4κt/W2 =
1.0)では温度分布は2つのケースでほとんど同じで
ある。等高線は加熱点を中心に同心円状になる。加熱時
間が増加すると、図5(b)、(c)2つの違いが大き
くなる。無限板では加熱時間に関係なく温度分布の対称
性は保たれるが、半無限帯板では対称性は保たれない。
また、対面付近(x/W=0)で温度が上昇している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例】上記解析結果を立証するために熱源にNd:
YAGレーザを用いてシリコンの帯板の割断実験を行っ
た。
YAGレーザを用いてシリコンの帯板の割断実験を行っ
た。
【表1】 Thermo-mechanical properties of Silicon at room temperature κ[m2/s] α[1/K] λ[W/mK] E[GPa] 83×10-6 2.62×10-6 156 117 に使用した材料の熱−機械物性値を示す。板厚は0.3
6mm、板幅は10.0mm、レーザのスポットの直径
は0.4mmである。加熱時間は0.3秒に固定し、レ
ーザ出力を30Wまで徐々に上げながら亀裂の進展に必
要な最低出力を測定した。割断実験の結果を図8に示
す。亀裂進展させるためのレーザ出力Qを加熱位置D/
Wに対してエラーバー付きでプロットした。太線は実験
データの平均値を示す。熱応力割断において最も効率的
な加熱位置は亀裂長がc/W=1.0、c/W=5.0
のどちらの場合でもD/W〜0.4であることがわか
る。これは図7に示す4κt/W2 =4.0における計
算結果と一致した。その他化合物半導体のGaAs、I
nPでも同様な結果を得た。
6mm、板幅は10.0mm、レーザのスポットの直径
は0.4mmである。加熱時間は0.3秒に固定し、レ
ーザ出力を30Wまで徐々に上げながら亀裂の進展に必
要な最低出力を測定した。割断実験の結果を図8に示
す。亀裂進展させるためのレーザ出力Qを加熱位置D/
Wに対してエラーバー付きでプロットした。太線は実験
データの平均値を示す。熱応力割断において最も効率的
な加熱位置は亀裂長がc/W=1.0、c/W=5.0
のどちらの場合でもD/W〜0.4であることがわか
る。これは図7に示す4κt/W2 =4.0における計
算結果と一致した。その他化合物半導体のGaAs、I
nPでも同様な結果を得た。
Claims (4)
- 【請求項1】縁亀裂を持つ帯板の亀裂先端近傍をパルス
レーザ点熱源でもって加熱し、亀裂を拡大し、帯板の割
断を行なうレーザ割断方法であって、そのレーザ照射位
置が割断予定線から帯板上下縁までの距離をW、帯板の
材料の熱膨張係数をa、パルスレーザの加熱時間をt、
としたときにレーザ点熱源の中心位置の縁亀裂先端から
の距離をDとして4at/W2 の値が 0.0001〜0.05のときは D/W=0.1 0.05〜1.0 のときは D/W=0.2 1.0以上 のときは D/W=0.4 の位置を挟むことを特徴とするレーザ割断方法。 - 【請求項2】パルスレーザのレーザを照射しない時間が
帯板の縁亀裂先端近傍の充分な冷却が可能となる5m秒
以上であることを特徴とする請求項1記載のレーザ割断
方法。 - 【請求項3】請求項1記載のレーザ割断方法によってG
aAs半導体基板を劈開により割断するGaAs半導体
基板のレーザ割断方法。 - 【請求項4】請求項1記載のレーザ割断方法によってI
nP半導体基板を劈開により割断するInP半導体基板
のレーザ割断方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288096A JPH10128567A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | レーザ割断方法 |
US08/960,043 US6023039A (en) | 1996-10-30 | 1997-10-29 | Method of cleaving a brittle material using a point heat source for providing a thermal stress |
TW086116106A TW365558B (en) | 1996-10-30 | 1997-10-29 | Method for cutting bristle material with thermo stress |
DE69706940T DE69706940T2 (de) | 1996-10-30 | 1997-10-30 | Unter Verwendung einer eine thermische Spannung erzeugenden punktlichen Wärmequelle, Verfahren zum Spalten von Sprödenwerkstoff |
EP97118899A EP0839597B1 (en) | 1996-10-30 | 1997-10-30 | Method of cleaving a brittle material using a point heat source for providing a thermal stress |
KR1019970056314A KR100264308B1 (ko) | 1996-10-30 | 1997-10-30 | 열 응력을 제공하기 위한 점 열원을 사용하여 부서지기 쉬운 물질을 쪼개는 방법 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10128567A true JPH10128567A (ja) | 1998-05-19 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP0839597B1 (ja) |
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TW (1) | TW365558B (ja) |
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US6420678B1 (en) * | 1998-12-01 | 2002-07-16 | Brian L. Hoekstra | Method for separating non-metallic substrates |
US6252197B1 (en) | 1998-12-01 | 2001-06-26 | Accudyne Display And Semiconductor Systems, Inc. | Method and apparatus for separating non-metallic substrates utilizing a supplemental mechanical force applicator |
US6259058B1 (en) | 1998-12-01 | 2001-07-10 | Accudyne Display And Semiconductor Systems, Inc. | Apparatus for separating non-metallic substrates |
US20020006765A1 (en) * | 2000-05-11 | 2002-01-17 | Thomas Michel | System for cutting brittle materials |
JP4659300B2 (ja) | 2000-09-13 | 2011-03-30 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法及び半導体チップの製造方法 |
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WO2003076150A1 (fr) * | 2002-03-12 | 2003-09-18 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. | Procede et systeme d'usinage d'un materiau fragile |
EP3664131A3 (en) | 2002-03-12 | 2020-08-19 | Hamamatsu Photonics K. K. | Substrate dividing method |
CN1328002C (zh) * | 2002-03-12 | 2007-07-25 | 浜松光子学株式会社 | 加工对象物切割方法 |
TWI326626B (en) * | 2002-03-12 | 2010-07-01 | Hamamatsu Photonics Kk | Laser processing method |
TWI520269B (zh) | 2002-12-03 | 2016-02-01 | Hamamatsu Photonics Kk | Cutting method of semiconductor substrate |
EP1609559B1 (en) * | 2003-03-12 | 2007-08-08 | Hamamatsu Photonics K. K. | Laser beam machining method |
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-
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- 1997-10-29 TW TW086116106A patent/TW365558B/zh active
- 1997-10-30 EP EP97118899A patent/EP0839597B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-10-30 KR KR1019970056314A patent/KR100264308B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-10-30 DE DE69706940T patent/DE69706940T2/de not_active Expired - Fee Related
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