JPH10126758A - 電子会議システム - Google Patents

電子会議システム

Info

Publication number
JPH10126758A
JPH10126758A JP8291302A JP29130296A JPH10126758A JP H10126758 A JPH10126758 A JP H10126758A JP 8291302 A JP8291302 A JP 8291302A JP 29130296 A JP29130296 A JP 29130296A JP H10126758 A JPH10126758 A JP H10126758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input device
drawing input
display
area
display area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8291302A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Fujioka
進 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8291302A priority Critical patent/JPH10126758A/ja
Publication of JPH10126758A publication Critical patent/JPH10126758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 描画入力装置の小型化を図るとともに、本体
装置のホワイトボード(共有表示領域)全体に対して書
き込み等を行うことができる電子会議システムを提供す
る。 【解決手段】 本体装置のディスプレイ2上に共有表示
領域を設け、描画入力装置7、9を用いて前記共有表示
領域内でデータの共有が行える機能を具備した電子会議
システムにおいて、共有表示領域の大きさよりも描画入
力装置の入力領域を小さく構成するとともに、描画入力
装置はその入力領域に相当する本体装置側の表示領域に
対する移動操作がなされると、当該移動操作に対応する
コマンドを本体装置側に送信し、本体装置は、描画入力
装置の入力領域に相当する本体装置側の表示領域に輪郭
線を付すとともに前記移動操作に対応するコマンドを受
信すると、それに対応して前記輪郭線で囲まれた表示領
域を移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体装置の外部に
接続された描画入力装置を用い、本体装置のディスプレ
イ上の共有表示領域を介してデータの共有が行える、い
わゆるホワイトボード機能を具備した電子会議システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自端末および相手端末のディ
スプレイにてお互いに共通の表示領域を有し、その領域
内で文字や図形を書き込んだり、テキストデータやイメ
ージデータを取り込んでデータの共有が行えるホワイト
ボード機能を具備した遠隔会議システム等の電子会議シ
ステムが知られている。
【0003】また、特開平6−6735号公報には、マ
スタ装置の表示画面を複数のスレーブ装置に分配して、
各スレーブ装置でマスタ装置と同じ表示画面を見られる
ようにした「画面表示装置の制御方法」が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のホワ
イトボード機能を持った電子会議システム、特にパーソ
ナルコンピュータ(以下、パソコンと略記する)を使用
した電子会議システムでは、外部にある描画入力装置の
入力領域の大きさが電子会議システム本体のディスプレ
イに表示されたホワイトボード全体に対して書き込みを
行うのに十分な大きさがあった。ところが、その分、描
画入力装置の設置スペースが大きくなるために(一般に
装置の大きさは描画入力領域の大きさに左右される)、
他の周辺機器や会議に必要な資料を置く場所が無くな
る、あるいは複数人が描画入力装置を交替で使用する場
合に、描画入力装置の移動が容易にできない等の問題が
あった。
【0005】また、電子会議システム本体に対して複数
の描画入力装置を接続し、複数の人がそれぞれ自分専用
の描画入力装置を使用する場合には、さらに十分な広さ
の設置スペースが必要とされるという問題があった。
【0006】また、描画入力装置が大きいと、その消費
電力も大きく、電池等のバッテリーを電源にしてAC
(交流)電源ケーブルを無くすことが困難であった。こ
れは、複数の描画入力装置を使用する場合は、用意する
電源コンセントの数も増やさなければないないという問
題も生じる。
【0007】なお、特開平6−6735号公報では、マ
スタ装置と複数のスレーブ装置とで同じ表示データをデ
ィスプレイに表示するようにしているが、表示画素数が
全て同じであるため装置の小型化が難しく(ホワイトボ
ード機能を使用する場合、装置を小型化すると、ホワイ
トボードも小さくなり、実用的ではなくなる)、上記の
課題を解決することはできない。
【0008】また、描画入力装置の方だけ、その入力領
域の大きさを単純に小さくして描画入力装置の小型化を
図ることも考えられるが、この場合、電子会議システム
本体のディスプレイに表示されたホワイトボード全体に
対して書き込みを行うことができなくなる。
【0009】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、描画入力装置の小型化
を図るとともに、本体装置のホワイトボード(共有表示
領域)全体に対して書き込み等を行うことができる電子
会議システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、本体装置のディス
プレイ上に共有表示領域を設け、描画入力装置を用いて
前記共有表示領域内でデータの共有が行える機能を具備
した電子会議システムにおいて、前記共有表示領域の大
きさよりも前記描画入力装置の入力領域を小さく構成す
るとともに、前記描画入力装置は、その入力領域に相当
する本体装置側の表示領域に対する移動操作がなされる
と、当該移動操作に対応するコマンドを本体装置側に送
信し、前記本体装置は、前記描画入力装置の入力領域に
相当する本体装置側の表示領域に輪郭線を付すととも
に、前記移動操作に対応するコマンドを受信すると、そ
れに対応して前記輪郭線で囲まれた表示領域を移動する
ようにしたものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、会議通信
機能を有する自端末および相手端末における本体装置の
ディスプレイ上に共有表示領域を設け、それぞれの描画
入力装置を用いて前記共有表示領域内でデータの共有が
行える機能を具備した電子会議システムにおいて、前記
共有表示領域の大きさよりも前記描画入力装置の入力領
域を小さく構成するとともに、前記描画入力装置は、そ
の入力領域に相当する本体装置側の表示領域に対する移
動操作がなされると、当該移動操作に対応するコマンド
を本体装置側に送信し、前記本体装置は、前記描画入力
装置の入力領域に相当する本体装置側の表示領域に輪郭
線を付すとともに、前記移動操作に対応するコマンドを
受信すると、それに対応して前記輪郭線で囲まれた表示
領域を移動するようにしたものである。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明は、前記請
求項1または請求項2記載の電子会議システムにおい
て、ディスプレイを具備する描画入力装置を使用する場
合、前記本体装置は、前記描画入力装置の入力領域に相
当する表示領域に表示されたデータを当該描画入力装置
に送信し、前記描画入力装置は、前記本体装置から受信
した表示データをそのディスプレイに表示するようにし
たものである。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、前記請求
項1または請求項2記載の電子会議システムにおいて、
ディスプレイを具備する複数の描画入力装置を使用する
場合、前記本体装置は、それぞれの描画入力装置の入力
領域に相当する表示領域に輪郭線を付すとともに、各描
画入力装置からの移動操作に対応するコマンドを受信す
ると、それに対応して前記輪郭線で囲まれた表示領域を
移動する一方、各描画入力装置の入力領域に相当する表
示領域に表示されたデータを対応する描画入力装置に送
信し、前記各描画入力装置は、前記本体装置から受信し
た表示データをそれぞれのディスプレイに表示するよう
にしたものである。
【0014】さらに、請求項5に記載の発明は、前記請
求項4記載の電子会議システムにおいて、前記本体装置
は、各描画入力装置の入力領域に相当する表示領域の輪
郭線を、それぞれの描画入力装置に対応して異なった線
種で表示するようにしたものである。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、同じく請
求項4記載の電子会議システムにおいて、前記本体装置
は、各描画入力装置の入力領域に相当する表示領域の輪
郭線を、それぞれの描画入力装置に対応して異なった色
で表示するようにしたものである。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、同じく請
求項4記載の電子会議システムにおいて、前記本体装置
は、各描画入力装置からの描画データを、それぞれの描
画入力装置に対応して異なった色で表示するようにした
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願の各発明の実施形態を
図面を参照して詳細に説明する。
【0018】ここでは、本願の各発明に係る電子会議シ
ステムとして、ホワイトボード機能を具備し、複数の描
画入力装置を使用して、このホワイトボードに描画入力
ができるパソコン・テレビ会議システムを例にとって説
明する。
【0019】パソコン・テレビ会議システムの機器構成
図を図1に示す。図中、1はパソコン本体、2はディス
プレイ(CRT)、3はビデオカメラ、4はマイク、5
はキーボード、6はマウス、7と9は描画入力装置、8
と10は描画入力装置7,9に文字等を入力するときに
使用する電子ペンである。パソコン本体1と描画入力装
置7との間、およびパソコン本体1と描画入力装置9と
の間は、IrDA(Infrared Data As
sociation)方式の赤外線を使用したワイヤレ
ス通信を実行する。
【0020】パソコン・テレビ会議システム本体のシス
テム構成図を図2に示す。図中、CPU11、メインメ
モリ12、クロック13、バスコントローラ14、RO
M15、キーボードコントローラ16、マウスI/F1
7、RTC18、PCIブリッジ19、キャッシュメモ
リ20、ハードディスク21、SCSIコントローラ2
2、CRT表示コントローラ23、テレビ会議用拡張ボ
ード24(ビデオコントローラ25と通信&オーディオ
コントローラ26を含む)、スピーカ27、直−並列変
換回路28、赤外線受発光モジュール29、CPUバス
30、PCIバス31、Xバス(内部バス)32は、パ
ソコン本体1に実装されている。
【0021】CPU11は、ROM(Read Onl
y Memory)15に記憶された制御処理プログラ
ム、OS(Operating System)や各種
のアプリケーションプログラムを実行、処理する。メイ
ンメモリ12は、DRAM(Dynamic Rand
om Access Memory)等より構成されて
おり、CPU11のワークエリア等に使用される。クロ
ック13は、水晶発振子と分周回路から構成されてお
り、CPU11やバスコントローラ14の動作タイミン
グを制御するためのクロックを生成している。バスコン
トローラ14は、CPUバス30とXバス32でのデー
タ転送を制御する。ROM15は、電源オン時のシステ
ム立ち上げや各種デバイスの制御を行うためのプログラ
ムが予め書き込まれている。
【0022】キーボードコントローラ16は、キーボー
ド5から入力されたシリアルデータからパラレルデータ
への変換等を行う。マウスI/F(インタフェース)1
7は、マウス用のポートを持ち、マウスドライバ(制御
プログラム)によって制御される。RTC(Real
Time Clock)18は、日付時計であり、バッ
テリーによりバックアップされている。
【0023】PCI(Peripheral Comp
onent Interconnect)ブリッジ19
は、キャッシュメモリ20を使用して、PCIバス31
とCPU11との間のデータ転送を行う。キャッシュメ
モリ20は、DRAM等より構成されており、PCIブ
リッジ19により使用される。
【0024】ハードディスク21は、システムソフトウ
ェア、各種のアプリケーションプログラム、多数のユー
ザデータ等を記憶する。SCSI(Small Com
puter System Interface)コン
トローラ22は、ハードディスク21とのインタフェー
スであり、ハードディスク21と高速データ転送を行
う。
【0025】CRT表示コントローラ23は、文字やグ
ラフィックデータ、または、ビデオコントローラ25か
ら供給されるビデオデータをD/A(Digital/
Analog)変換するとともに、これらのデータをC
RT2に表示するための制御を行う。このCRT表示コ
ントローラ23の内部構成を図5に示すが、その説明は
後で行う。
【0026】テレビ会議用拡張ボード24は、ビデオコ
ントローラ25と通信&オーディオコントローラ26か
ら構成されており、PCI拡張バススロットに装着され
ている。ビデオコントローラ25は、ビデオカメラ3か
ら入力されるアナログビデオ信号をA/D(Analo
g/Digital)変換し、CRT表示コントローラ
23に供給したり、テレビ会議通信中においては、A/
D変換されたビデオデータに対してITU−T勧告H.
261に従った符号化を行い、圧縮されたデータを通信
&オーディオコントローラ26に出力し、また、通信&
オーディオコントローラ26から入力される圧縮ビデオ
データに対してITU−T勧告H.261に従った復号
化を行い、伸長されたデータをCRT表示コントローラ
23に供給する。通信&オーディオコントローラ26
は、マイク4、スピーカ27等が接続され、また音声信
号のA/D変換およびITU−T勧告G.722等の符
号化を行う音声コーデック、ITU−T勧告H.221
に準拠した各種メディアデータの多重・分離制御部、D
チャネルを用いた呼の接続、切断を実行するDチャネル
制御部およびISDNインターフェイス等を含んでお
り、主に通信制御のハードウェア部分を処理する。
【0027】直−並列変換回路28は、赤外線データ通
信において使用され、送信データをパラレルからシリア
ルへ、また受信データをシリアルからパラレルへ変換す
る。赤外線受発光モジュール29は、IrDA方式の赤
外線通信を実行するために必要な回路で、その内部の構
成を図3に示す。
【0028】図3に示すように、赤外線受発光モジュー
ル29は、非同期送受信回路40、変復調回路41、ア
ンプ42、アンプ43、赤外線発光ダイオード44、フ
ォトダイオード45から構成されている。非同期送受信
回路40は、直−並列変換回路28と変復調回路41と
の間に位置し、変復調回路41に対してデータを非同期
に送受信する。変復調回路41は、送信データをRZ
(Return toZero)符号を用いて変調し、
変調されたアナログ信号をアンプ42へ出力するととも
に、アンプ43から受信したアナログ信号を復調して、
得られたシリアルデータを非同期送受信回路40へ出力
する。なお、RZ符号は、伝送するデータが“0”のと
きに赤外光を放射し、“1”のときには放射しない方式
である。赤外線発光ダイオード44は、電流のオン・オ
フに従い、ピーク波長が850nm〜900nm、放射
角度±15度〜±30度の赤外線を発光または消光す
る。フォトダイオード45は、赤外光を受信すると電流
を出力する。
【0029】この赤外線受発光モジュール29は、発光
ダイオード44とフォトダイオード45を外側に向け、
パソコン本体1の前側の側面(前面)に取り付けられて
いる。この赤外線受発光モジュール29の取り付け例を
図4の(a)、(b)、(c)に示す。図4の(a)は
前から見た場合、図4の(b)は上から投影して見た場
合、図4の(c)は右から投影して見た場合を示してい
る。また、図4の(b)は放射光の範囲も示している。
なお、パソコン本体1の前面には、通常、電源スイッ
チ、フロッピーディスク・ディスケットやCD−ROM
(CompactDisc Read Only Me
mory)の挿入口等があるが、ここでは、それらの図
示を省略している。赤外線受発光モジュール29は、発
光される赤外線の中心線が側面に対して90度の角度に
なるように取り付けられている。
【0030】なお、赤外線受発光モジュール29の取り
付け場所はパソコン本体1の側面に限られるものではな
く、例えば、パソコン本体1の外部に専用の箱体を設け
て、発光ダイオード44とフォトダイオード45を外側
に向けて、その中に収納することもできる。
【0031】次に、図5に示したCRT表示コントロー
ラ23の内部構成について説明する。グラフィックコン
トローラ50は、CPU11から送出されるコマンドや
パラメータに従って、VRAM(Video RAM)
51上に種々の図形などを描画する機能、CRT2の同
期信号を発生させる機能、VRAM51のメモリ空間を
管理するとともに、CPU11がVRAM51に直接ア
クセスする機能等を含んでいる。VRAM51は、CR
T2の表示データを一時的に記憶するメモリである。ア
トリビュートコントローラ52は、パレットレジスタを
内蔵しており、VRAM51から読み出された表示デー
タからカラーコードを生成する。ビデオDAC(Dig
ital to Analog Converter)
53は、アトリビュートコントローラ52からのデジタ
ルデータをCRT2に表示するためのアナログ信号に変
換する。CRTコントローラ54は、垂直走査や水平走
査の信号や、VRAM51からデータを読み出すアドレ
スを発生させる。
【0032】次に、パソコン本体1と赤外線通信を実行
する描画入力装置7および描画入力装置9について説明
する。ここで、描画入力装置7と描画入力装置9は内部
構成および処理動作が全く同じであるため、描画入力装
置7のみを説明する。
【0033】描画入力装置7の構成図を図6に示す。図
中、CPU60は、ROM61に記憶された制御処理プ
ログラムに従って、装置全体を制御する。ROM61
は、装置全体の制御を行うためのプログラムやIrDA
方式の赤外線通信プロトコルを実行するプログラムが予
め書き込まれている。RAM62は、CPU60のワー
クエリアとして使用される他、赤外線通信時の送信デー
タ用バッファ、受信データ用バッファとしても使用され
る。
【0034】LCD表示コントローラ63は、LCD
(液晶表示器)64の表示画面を制御する。タッチパネ
ルコントローラ65は、タッチパネル66上で電子ペン
8のペン先が接触した部分を検出し、その位置情報を取
り込む。タッチパネル66はLCD64と重ね合わせて
密着している。赤外線通信コントローラ67は、直−並
列変換回路と赤外線受発光モジュールから構成されてお
り、これらは、それぞれ前述したパソコン本体1の直−
並列変換回路28、赤外線受発光モジュール29と同様
のものである。バス68は、上記各構成要素間でデータ
を転送するために使用される。なお、図示は省略した
が、上記各構成要素は専用のバッテリーまたは電池を電
源として動作するように構成されており、従って、AC
(交流)電源ケーブルは不要であり、また、パソコン本
体1とも赤外線によるワイヤレス通信が行われるので、
本描画入力装置7は小型で手軽に持ち運び移動できるよ
うになっている。
【0035】この描画入力装置7は、手書き文字入力モ
ードに設定されている場合、電子ペン8にてタッチパネ
ル66上に加筆すると、その筆跡がLCD64上に表示
される。また、手書き入力された文字を文字フォント
(文字コード)に変換する手書き文字認識機能を備えて
いる。さらに、LCD64上に英数字の一覧を表示し、
英数字の他に仮名漢字変換を用いてかなや漢字を入力す
ることもできる。
【0036】また、この描画入力装置7は、LCD64
上に表示されたカーソル移動キーをポイントすること
で、パソコン・テレビ会議システム本体のCRT2に表
示されたカーソル等を移動させることができる。描画入
力装置7より入力された文字や描画データは、LCD6
4に表示されるとともに、赤外線通信によりパソコン本
体1へ送信され、CRT2にも表示される。パソコン・
テレビ会議システムが会議通信中でホワイトボード機能
を使用している場合には、パソコン本体1は描画入力装
置7から受信した表示データをCRT2に表示するとと
もに相手のパソコン・テレビ会議システムにも送信し、
相手側のCRTにも表示される。また、描画入力装置7
は、パソコン本体1から受信した表示データをLCD6
4に表示することもできる。
【0037】次に、IrDA方式の赤外線通信プロトコ
ルについて説明する。IrDA方式のプロトコル構成を
図7に示す。
【0038】図中、アプリケーション70は、本実施形
態の場合、文字や描画データ、またカーソル移動指示デ
ータ等を伝送するアプリケーションである。TPエンテ
ィティ(Entities)71は、OSI(Open
Systems Interconnection)
参照モデルのトランスポートプロトコル(レイヤ4)を
実行するエンティティ(実体)であり、このエンティテ
ィはオプションである。なお、TPは“transpo
rt”の略である。LM−IAS(LinkManag
ement Information Access
Service)72は、通信している機器が何である
かを示す情報をやり取りする。このLM−IAS72と
前記TPエンティティ71は同じレイヤに位置してお
り、1つのアプリケーション間コネクションでは、いず
れか1つが選択されて使用される。本実施形態では、L
M−IAS72を使用し、TPエンティティ71は使用
しない。
【0039】LM−MUX(Link Managem
ent Multiplexer)73は、複数のサー
ビスアクセスポイントを持つことができ、複数のアプリ
ケーションのデータ伝送を同時に処理する。IrLAP
(Infrared Link Access Pro
tocol)74は、HDLC(High level
Data Link Control proced
ures)の不平衡型手順クラスを基にして規定されて
いる。不平衡型手順クラスとは、一方の局が制御に関し
て全責任を持つものであり、一次局と二次局の接続によ
り構成される。この場合、一次局は単一であるが、二次
局は複数存在することができる。本実施形態の場合は、
パソコン本体1が一次局であり、描画入力装置7と描画
入力装置9が二次局である。IrDA−SIR(IrD
A Serial Infrared Physica
l Layer)75は、変調方式など赤外線通信の物
理的な仕様を規定している。
【0040】本実施形態では、IrDA方式の赤外線通
信プロトコルを使用して、文字や描画データ、またカー
ソル移動指示データ等を伝送する。IrDA−SIR7
5を除いた全てのプロトコルはソフトウェアにより実行
される。また、本実施形態では、描画入力装置7と描画
入力装置9は、パソコン本体1の一つの発光ダイオード
44の放射範囲に位置している場合について説明する。
なお、パソコン本体1に赤外線受発光モジュールを複数
個具備して、描画入力装置7と描画入力装置9がパソコ
ン本体1の別々の赤外線受発光モジュールと通信する方
法等も考えられる。
【0041】赤外線通信のコネクション確立から解放ま
での手順について説明する。なお、IrDA方式の赤外
線通信では、コネクション確立フェーズの前に、一次局
が二次局のアドレスを認知するディスカバリのフェーズ
がある。以下の手順において、パソコン本体1と描画入
力装置7、描画入力装置9との間のディスカバリフェー
ズの部分を図8に、また、パソコン本体1と描画入力装
置7との間のコネクション確立から解放までの手順例を
図9に示す。
【0042】赤外線通信アプリケーション間のコネクシ
ョン確立までの動作は、パソコン本体1と描画入力装置
7、描画入力装置9とに分けて説明する。まず、パソコ
ン本体1の動作について説明する。
【0043】パソコン・テレビ会議システム本体におい
て、描画入力装置との通信開始キーが選択されると、赤
外線通信アプリケーション70は、まずLM−IAS7
2へディスカバリ要求を出し、このメッセージはLM−
MUX73を介してIrLAP74に通知される。図8
に示すように、IrLAP74はディスカバリ要求(I
rLAP_DISCOVERY.req)を受けると、
タイムスロットの総数2とタイムスロット番号0を含め
たディスカバリ用のXID(exchangestat
ion identification)コマンドを送
出し、描画入力装置7より装置のアドレスと能力情報を
含んだXIDレスポンスを受信する。そして、次のタイ
ムスロットで、タイムスロットの総数2とタイムスロッ
ト番号1を含めたディスカバリ用のXIDコマンドを送
出し、描画入力装置9より装置のアドレスと能力情報を
含んだXIDレスポンスを受信する。そして、次のタイ
ムスロットでディスカバリの終了を意味する、タイムス
ロット番号FFHを含めたディスカバリ終了用のXID
コマンドを送出するとともに、描画入力装置7と描画入
力装置9から受信したアドレスと能力情報のリストを含
めたディスカバリ確認(IrLAP_DISCOVER
Y.cnf)をLM−MUX73へ渡す。LM−MUX
73は、これを受けると、ディスカバリ確認をLM−I
AS72を介して赤外線通信アプリケーション70へ渡
す。赤外線通信アプリケーション70は、このメッセー
ジを受けると、LM−IAS72へ描画入力装置7との
コネクション確立要求(描画入力装置7のアドレスを含
んでいる)を出し、このメッセージはLM−MUX73
を介してIrLAP74に通知される。
【0044】図9に示すように、IrLAP74はコネ
クション確立要求(IrLAP_CON.req)を受
けると、描画入力装置7のアドレスを含めたSNRM
(Set Normal Response Mod
e)コマンドを送信する。そして、相手からUA(Un
numbered Acknowledgment)レ
スポンスを受信すると、LM−MUX73へデータリン
クコネクション確立確認(IrLAP_CON.cn
f)を出す。LM−MUX73はこのメッセージを受け
ると、CR LM−PDU(Connect Requ
est Link Management−Proto
col Data Unit)をデータ要求(IrLA
P_DT.req)メッセージに含めて、IrLAP7
4へ渡す。IrLAP74は、この情報をI(Info
rmation)フレームに含めて描画入力装置7に送
信する。その後、描画入力装置7よりCC LM−PD
U(Connect Confirm Link Ma
nagement−Protocol Data Un
it)を含んだIフレームを受信すると、LM−MUX
73へデータ指示(IrLAP_DT.ind)を出
す。LM−MUX73は、これを受けると、コネクショ
ン確立確認をLM−IAS72を介して赤外線通信アプ
リケーション70へ渡す。描画入力装置7とのコネクシ
ョンが確立すると、赤外線通信アプリケーション70
は、今度はLM−IAS72へ描画入力装置9とのコネ
クション確立要求を出し、以下、描画入力装置7とのコ
ネクション確立手順と同じ手順により、描画入力装置9
とのコネクションを確立する。
【0045】次に、描画入力装置7の動作について説明
する。図8に示すように、IrLAP74が相手からデ
ィスカバリ用のXIDコマンドを受信すると、タイムス
ロットの総数が2であるため、タイムスロット番号とし
て0か1のいずれかをランダムに生成する。説明を容易
にするために、0が生成されたとする。すると、自装置
のアドレスと能力情報を含んだXIDレスポンスを送信
する。そして、ディスカバリの終了を意味する、タイム
スロット番号FFHを含んだディスカバリ終了用のXI
Dコマンドを受信すると、LM−MUX73へディスカ
バリ指示(IrLAP_DISCOVERY.ind)
を出す。LM−MUX73は、これを受けると、ディス
カバリ指示メッセージをLM−IAS72を介して赤外
線通信アプリケーション70へ渡す。その後、図9に示
すように、IrLAP74が相手からSNRMコマンド
を受信すると、LM−MUX73へデータリンクコネク
ション確立指示(IrLAP_CON.ind)を出
す。LM−MUX73は、このメッセージを受けると、
応答(IrLAP_CON.rsp)をIrLAP74
へ返す。IrLAP74は、このメッセージを受ける
と、UAレスポンスを相手に送信する。その後、相手か
らCR LM−PDUを含んだIフレームを受信する
と、IrLAP74は、LM−MUX73へデータ指示
(IrLAP_DT.ind)を出す。LM−MUX7
3は、このメッセージを受けると、コネクション確立指
示をLM−IAS72を介して赤外線通信アプリケーシ
ョン70へ渡す。赤外線通信アプリケーション70は、
この応答メッセージをLM−IAS72を介してLM−
MUX73へ渡す。LM−MUX73は、これを受ける
と、CC LM−PDUをデータ要求(IrLAP _D
T.req)メッセージに含めて、IrLAP74へ渡
す。IrLAP74は、この情報をI(Informa
tion)フレームに含めて相手に送信する。
【0046】このようにして、パソコン本体1と描画入
力装置7の赤外線通信アプリケーション間のコネクショ
ンが確立される。
【0047】次に、描画入力装置9の動作について説明
する。図8に示すように、IrLAP74が相手からデ
ィスカバリ用のXIDコマンドを受信すると、タイムス
ロットの総数が2であるため、タイムスロット番号とし
て0か1のいずれかをランダムに生成する。説明を容易
にするために、1が生成されたとする。すると、次のデ
ィスカバリ用のXIDコマンドの受信を待つ。そして、
タイムスロット番号1を含んだディスカバリ用のXID
コマンドを受信すると、自装置のアドレスと能力情報を
含んだXIDレスポンスを送信する。その後の動作は、
描画入力装置7と同様である。
【0048】パソコン本体1と描画入力装置7の間、お
よびパソコン本体1と描画入力装置9の間のコネクショ
ンが確立されると、描画データや表示データがこれらの
コネクションを使用して伝送される。
【0049】図9では、描画入力装置7が、その入力領
域に相当する表示領域を移動させるデータをパソコン本
体1へ送信し、その移動後の表示データを受信するシー
ケンス例と、描画入力装置7にて入力された描画データ
をパソコン本体1へ送信するシーケンス例を示してい
る。これらのデータは、DT LM−PDU(Data
Link Management−Protocol
Data Unit)に含めて相手に送信する。
【0050】パソコン・テレビ会議システム本体におい
て、描画入力装置との通信終了キーが選択されると、パ
ソコン本体1の赤外線通信アプリケーション70は、ま
ず描画入力装置7とのコネクションを解放する。すなわ
ち、パソコン本体1の赤外線通信アプリケーション70
は、LM−IAS72へコネクション解放要求を出し、
このメッセージはLM−MUX73を介してIrLAP
74に通知される。IrLAP74は、このメッセージ
を受けると、図9に示すように、DISC(Disco
nnect)コマンドを送信する。描画入力装置7のI
rLAP74は、このコマンドを受信すると、相手にU
Aレスポンスを送信するとともに、切断指示(IrLA
P_DIS.ind)メッセージをLM−MUX73へ
渡す。LM−MUX73は、この切断指示メッセージを
LM−IAS72を介して赤外線通信アプリケーション
70へ渡す。一方、パソコン本体1のIrLAP74
は、UAレスポンスを受信すると、切断指示(IrLA
P_DIS.ind)メッセージをLM−MUX73へ
渡す。LM−MUX73は、この切断指示メッセージを
LM−IAS72を介して赤外線通信アプリケーション
70へ渡す。このようにして、赤外線通信アプリケーシ
ョン間のコネクションが解放される。
【0051】描画入力装置7とのコネクションが解放さ
れると、上記と同様の手順により、描画入力装置9との
コネクションを解放する。
【0052】次に、本発明に係る実施形態について具体
的に説明する。
【0053】今、テレビ会議通信中において、ホワイト
ボードをお互いのディスプレイに表示して、自端末およ
び相手端末のオペレータが、このホワイトボードに文字
や図形を書き込んだり、テキストデータやイメージデー
タを取り込んでデータの共有を行っている。この文字や
図形の書き込みは、描画入力装置7または描画入力装置
9を用いて行う。ここで、描画入力装置7と描画入力装
置9は内部構成および処理動作が全く同じであるため、
描画入力装置7を使用した場合を説明する。
【0054】描画入力装置7のLCD64の表示画面の
一例を図10に示す。図中、80はメニューアイコンの
領域であり、81は矢印キーの領域、82は描画入力で
きる領域である。また、83は描画入力装置7の描画入
力領域に該当するCRT2の表示領域を移動させるモー
ドに切り換えるメニューアイコンであり、84は手書き
文字入力モードに切り換えるメニューアイコンである。
ここで、LCD64の表示画素数は、横640画素、縦
480画素であり、また描画入力領域82に該当するL
CD64の表示画素数は、横640画素、縦420画素
である。また、パソコン本体1に接続したCRT2の表
示画素数は、横1280画素、縦1024画素であり、
このCRT2に表示されたホワイトボードの表示画素数
は、横1240画素、縦840画素である。描画入力装
置7の描画入力領域82に該当する表示画素数、すなわ
ち横640画素、縦420画素の輪郭線がCRT2に表
示される。この輪郭線の初期位置は、ホワイトボードの
左上である。このときのCRT2の表示画面を図11の
(a)に示す。図中、90はCRT2の表示領域、91
はホワイトボードの領域、92は描画入力装置7の描画
入力領域82に該当する領域の輪郭線である。なお、図
11の(a)では、アイコン等の表示は省略している。
【0055】描画入力装置7の描画入力領域82に該当
する領域の輪郭線を移動する場合の描画入力装置7の動
作フローを図12に、またパソコン本体1の動作フロー
を図13に示す。
【0056】すなわち、オペレータが描画入力装置7の
メニューアイコン83を選択して(図12の判断101
のYES)、描画入力領域に該当するCRT2の表示領
域を移動させるモードに切り換えた後に(処理10
2)、矢印キー81をポイントすると(判断103のY
ES)、そのポイントされた方向に輪郭線92を所定の
距離だけ移動させるコマンドをDT LM−PDUに含
めてパソコン本体1へ送信する(処理104)。例え
ば、右矢印キーが1回ポイントされると、輪郭線92を
右方向へCRT2の表示画素で20画素分移動する情報
を送信する。パソコン本体1は、この情報を受信すると
(図13の判断201のYES)、輪郭線92を右方向
へ20画素分移動して、CRT2の表示画面を更新する
(処理202)。このようにして、右矢印キーと下矢印
キーをそれぞれ10回ずつポイントした場合のCRT2
の表示画面を図11の(b)に示す。
【0057】以上のように、描画入力装置の入力領域が
ホワイトボード領域よりも小さくても、描画入力装置の
入力領域に対応するホワイトボートの表示領域に輪郭線
を付して移動できるようにして、描画入力装置を小型化
し、消費電力を減少させることで、その設置スペースを
縮小化し、また、専用バッテリーや電池を電源として電
源ケーブルを無くすことができる。また、複数人が描画
入力装置を交替で使用する場合にも、描画入力装置の移
動を容易にすることができる。すなわち、描画入力装置
を小型化しても、描画入力装置の入力領域に相当するホ
ワイトボート上の表示領域の位置を移動させ、ホワイト
ボードの希望する位置に描画データを書き込み、表示さ
せることができるので、小型化による不具合を生じるこ
となく、装置の利便性を向上させることができる。
【0058】次に、描画入力装置7の描画入力領域82
に該当するCRT2の領域の表示データを描画入力装置
7に表示する場合のパソコン本体1の動作フローを図1
4に、また描画入力装置7の動作フローを図15に示
す。
【0059】上記の実施形態において、パソコン本体1
は、CRT2に表示した描画入力装置7の描画入力領域
82に該当する領域(輪郭線92に囲まれた領域)の表
示データを描画入力装置7へ送信する。この表示データ
の送信は、輪郭線92を初期位置(ホワイトボードの左
上)に表示した場合(判断301のYES→処理30
2)や輪郭線92が移動された場合に行う(判断303
のYES→処理302)。表示データは、最大2Kバイ
トのフレームを単位とし、DT LM−PDUを含めて
伝送する。
【0060】描画入力装置7は、この受信した表示デー
タを描画入力領域82に該当するLCD64の表示領域
に表示する(判断401のYES→処理402)。
【0061】以上のように、描画入力装置の入力領域に
相当するCRT2の表示領域の表示データを描画入力装
置のLCD64に表示させることで、描画入力時にCR
T2に目を移す必要がなくなるので、描画入力操作を容
易にし、装置の利便性を向上させることができる。
【0062】次に、上記の実施形態において、描画入力
装置を複数使用する場合について説明する。ここでは、
描画入力装置7と描画入力装置9とを両方使用する場合
を例にとって説明する。この場合のパソコン本体1の動
作フローを図17に示す。描画入力装置7と描画入力装
置9の動作フローは、前記図12と図15に示した動作
フローと同じである。
【0063】オペレータが描画入力装置7のメニューア
イコン83を選択して(図12の判断101のYE
S)、描画入力領域に該当するCRT2の表示領域を移
動させるモードに切り換えた後に(処理102)、矢印
キー81をポイントすると(判断103のYES)、そ
のポイントされた方向に輪郭線92を所定の距離だけ移
動させるコマンドをDT LM−PDUに含めてパソコ
ン本体1へ送信する(処理104)。例えば、右矢印キ
ーが1回ポイントされると、輪郭線92を右方向へCR
T2の表示画素で20画素分移動する情報を送信する。
【0064】パソコン本体1のIrLAP74は、この
情報を受信すると、LM−MUX73へデータ指示(I
rLAP_ DT.ind)を出す。LM−MUX73
は、このメッセージを受けると、DT LM−PDU中
のSLSAP−SEL(Source Link Se
rvice Access Point−select
or)パラメータを含めたデータ指示メッセージをLM
−IAS72を介して赤外線通信アプリケーション70
へ渡す(図17の判断501のYES)。赤外線通信ア
プリケーション70は、ディスカバリ確認を受信した時
に、そこから得られたデバイスアドレス(Device
Address;32ビットのIrLAP装置アドレ
ス)と、任意に生成したSLSAP−SELとを対応付
けて管理しているため、SLSAP−SELを調べるこ
とで受信したデータ指示メッセージが、どの描画入力装
置から送られて来たのかを認識することができる(処理
502)。
【0065】このようにして、描画入力装置7からのデ
ータであると認識すると(判断503のYES)、輪郭
線92を所定の距離だけ移動させるコマンドを含んでい
ることをチェックして(判断504のYES)、輪郭線
92を右方向へ20画素分移動して、CRT2の表示画
面を更新する(処理505)。表示を更新すると、パソ
コン本体1はCRT2の輪郭線92に囲まれた領域の表
示データを描画入力装置7へ送信する(処理506)。
【0066】描画入力装置7は、この受信した表示デー
タを描画入力領域82に該当するLCD64の表示領域
に表示する(図15の判断401のYES→処理40
2)。なお、上記図17の判断504で、輪郭線92を
所定の距離だけ移動させるコマンドを含んでいないと判
断された場合は、処理507に分岐して、受信したコマ
ンドに従った処理を行う。
【0067】その後、別のオペレータが描画入力装置9
のメニューアイコン83を選択して(図12の判断10
1のYES)、描画入力領域に該当するCRT2の表示
領域を移動させるモードに切り換えた後に(処理10
2)、矢印キー81をポイントすると(判断103のY
ES)、そのポイントされた方向に輪郭線93(後述す
る図6参照)を所定の距離だけ移動させるコマンドをD
T LM−PDUに含めてパソコン本体1へ送信する
(処理104)。例えば、右矢印キーが1回ポイントさ
れると、輪郭線93を右方向へCRT2の表示画素で2
0画素分移動する情報を送信する。
【0068】パソコン本体1の赤外線通信アプリケーシ
ョン70は、この情報を含んだデータ指示メッセージを
受信すると(図17の判断501のYES)、SLSA
P−SELを調べることで(処理502)、描画入力装
置9からのデータであると認識する(判断503のN
O)。そして、輪郭線93を所定の距離だけ移動させる
コマンドを含んでいることをチェックして(判断508
のYES)、輪郭線93を右方向へ20画素分移動し
て、CRT2の表示画面を更新する(処理509)。表
示を更新すると、パソコン本体1はCRT2の輪郭線9
3に囲まれた領域の表示データを描画入力装置9へ送信
する(処理510)。
【0069】描画入力装置9は、この受信した表示デー
タを描画入力領域82に該当するLCD64の表示領域
に表示する(図15の判断401のYES→処理40
2)。なお、上記図17の判断508で、輪郭線93を
所定の距離だけ移動させるコマンドを含んでいないと判
断された場合は、前記と同様に処理507に分岐して、
受信したコマンドに従った処理を行う。
【0070】このようにして、2つの輪郭線が初期位置
にある状態から、描画入力装置7にて右矢印キーと下矢
印キーをそれぞれ10回ずつポイントし、また描画入力
装置9にて右矢印キーと下矢印キーをそれぞれ20回ず
つポイントした場合のCRT2の表示画面を図16に示
す。
【0071】以上のように、複数の描画入力装置の入力
領域(表示領域)を、電子会議システム本体のCRT2
上のホワイトボードに対して異なった位置に設定できる
ため、複数人での共同作業を容易かつ円滑に行うことが
できる。
【0072】上記の実施形態において、パソコン本体1
は、輪郭線92と輪郭線93を異なった線種でCRT2
に表示する。図16では、輪郭線92は点線で、また輪
郭線93は一点鎖線で表示している。なお、輪郭線92
と輪郭線93を異なった色でCRT2に表示させること
もできる。
【0073】これにより、それぞれの描画入力装置7,
9に対応するホワイトボード上の領域を容易に区別でき
るため、複数人での共同作業を容易かつ円滑に行うこと
ができる。異なった線種を用いると、白黒の画面でも容
易に区別できる利点が有り、また、異なった色を用いる
と、カラーの画面でより明確に区別できる利点が有り、
さらに、これらを組み合わせると、白黒とカラーのいず
れの画面でも容易に区別できるようになる。
【0074】次に、上記の実施形態において、オペレー
タが描画入力装置7を用いて、描画入力する場合につい
て説明する。描画入力装置7の動作フローを図18に、
またパソコン本体1の動作フローを図19に示す。
【0075】描画入力装置7のLCD64の表示座標
と、CRT2の表示座標は、左上の頂点を原点(0,
0)とし、右方向をX軸の正の方向、下方向をY軸の正
の方向としている。すなわち、LCD64の最大座標は
(640,480)であり、CRT2の最大座標は(1
280、1024)である。
【0076】オペレータが描画入力装置7のメニューア
イコン84を選択して、手書き文字入力モードに切り換
えた後に(図18の判断601のYES)、描画入力領
域82の領域内で電子ペン8を用いて手書き入力すると
(判断602のYES)、入力されたタッチパネル66
の座標データをLCD64の表示座標データに変換する
(処理603)。そして、その表示座標データをLCD
64に表示する(処理604)。また、その表示座標デ
ータのY方向の値から、描画入力領域82の左上の頂点
のY方向の座標値60を減じた表示座標データ(X方向
の値はそのまま)をDT LM−PDUに含めてパソコ
ン本体1へ送信する(処理605)。
【0077】なお、上記判断602で、描画入力領域内
での入力ではないと判断された場合は、判断606に分
岐して、メニューアイコンまたは矢印キーの領域にポイ
ントされたか否かをチェックし、これらの領域にもポイ
ントとされていなければ上記判断602に戻り、ポイン
トされていれば(判断606のYES)、選択されたメ
ニューアイコンまたは矢印キーに従った動作を行う(処
理607)。
【0078】パソコン本体1は、受信した表示座標デー
タをCRT2の輪郭線92に囲まれた領域に表示する
(図19の判断701のYES→処理702→処理70
3)。すなわち、CRT2における輪郭線92の左上の
頂点の表示座標を(α,β)とすると、受信した表示座
標データのX方向、Y方向の値に、それぞれα、βを加
算してCRT2の表示座標とする(処理702)。具体
的には、描画入力装置7において、オペレータが手書き
入力を行い、LCD64の表示座標で(x1,y1)を
始点として(x2,y2)を終点とした描画が行われた
場合、CRT2には(x1+α,y1−60+β)を始
点として(x2+α,y2−60+β)を終点とした描
画が行われる。
【0079】なお、文字が手書き入力された場合には、
手書き文字認識機能により、その文字を文字フォント
(文字コード)に変換する機能も備えている。なお、こ
の手書き文字認識機能は本発明の範囲外であるため、そ
の説明は省略する。
【0080】次に、上記の実施形態において、描画入力
装置を複数使用する場合について説明する。ここでは、
描画入力装置7と描画入力装置9とを両方使用する場合
を例にとって説明する。パソコン本体1の動作フローを
図20に示す。描画入力装置7と描画入力装置9の動作
フローは、前記図18に示した動作フローと同じであ
る。
【0081】オペレータが描画入力装置7を用いて描画
入力する場合の動作は、上記の実施形態と同様である。
描画入力装置9のLCD64の表示座標は、左上の頂点
を原点(0,0)とし、右方向をX軸の正の方向、下方
向をY軸の正の方向としており、その最大座標は(64
0,480)である。オペレータが描画入力装置9のメ
ニューアイコン84を選択して、手書き文字入力モード
に切り換えた後に(図18の判断601のYES)、描
画入力領域82の領域内で電子ペン8を用いて手書き入
力すると(判断602のYES)、入力されたタッチパ
ネル66の座標データをLCD64の表示座標データに
変換する(処理603)。そして、その表示座標データ
をLCD64に表示する(処理604)。また、その表
示座標データのY方向の値から、描画入力領域82の左
上の頂点のY方向の座標値60を減じた表示座標データ
(X方向の値はそのまま)をDTLM−PDUに含めて
パソコン本体1へ送信する(処理605)。
【0082】なお、上記判断602で、描画入力領域内
での入力ではないと判断された場合は、判断606に分
岐して、メニューアイコンまたは矢印キーの領域にポイ
ントされたか否かをチェックし、これらの領域にもポイ
ントとされていなければ上記判断602に戻り、ポイン
トされていれば(判断606のYES)、選択されたメ
ニューアイコンまたは矢印キーに従った動作を行う(処
理607)。
【0083】パソコン本体1は、受信した表示座標デー
タをCRT2の輪郭線93に囲まれた領域に表示する。
すなわち、CRT2における輪郭線93の左上の頂点の
表示座標を(γ,δ)とすると、受信した表示座標デー
タのX方向、Y方向の値に、それぞれγ、δを加算して
CRT2の表示座標とする。具体的には、描画入力装置
9において、オペレータが手書き入力を行い、LCD6
4の表示座標で(x1,y1)を始点として(x2,y
2)を終点とした描画が行われた場合、CRT2には
(x1+γ,y1−60+δ)を始点として(x2+
γ,y2−60+δ)を終点とした描画が行われる。
【0084】次に、パソコン本体1が、受信した表示座
標データがどの描画入力装置から送信されたものである
かを識別する方法について図20のフローチャートを参
照して説明する。
【0085】パソコン本体1のIrLAP74は、DT
LM−PDUを受信すると、LM−MUX73へデー
タ指示(IrLAP_DT.ind)を出す。LM−M
UX73は、このメッセージを受けると、DT LM−
PDU中のSLSAP−SELパラメータを含めたデー
タ指示メッセージをLM−IAS72を介して赤外線通
信アプリケーション70へ渡す(図20の判断801の
YES)。赤外線通信アプリケーション70は、ディス
カバリ確認を受信した時に、そこから得られたデバイス
アドレス(DeviceAddress;32ビットの
IrLAP装置アドレス)と、任意に生成したSLSA
P−SELとを対応付けて管理しているため、SLSA
P−SELを調べることで受信したデータ指示メッセー
ジが、どの描画入力装置から送られて来たのかを認識す
ることができる(処理802)。このようにして、描画
入力装置7からの表示座標データであると認識すると
(判断803のYES→判断804のYES)、受信し
た表示座標の値に輪郭線92の左上の頂点の表示座標を
加算し(処理805)、加算によって得られた表示座標
データを予め決められた表示色、例えば赤色でCRT2
に描画表示する(処理806)。
【0086】また、描画入力装置9からの表示座標デー
タであると認識した場合には(判断803のNO→判断
808のYES)、同様にして、予め決められた他の表
示色、例えば青色でCRT2に描画表示する(処理80
9→処理810)。なお、上記判断804または判断8
08で表示座標データではないと判断された場合は処理
807に分岐して、受信したコマンドに従った処理を行
う。
【0087】以上のように、それぞれの描画入力装置
7、9から入力された描画データがCRT2のホワイト
ボード上にそれぞれ異なった色で表示されるため、どの
描画入力装置からの描画であるかを容易に区別すること
ができ、複数人での共同作業を容易かつ円滑に行うこと
ができる。この場合、それぞれの描画入力装置7、9に
対応する表示領域の輪郭線を、前述したように異なった
色あるいは線種とすることにより、より明確に区別でき
るようになるが、カラー画面の場合は描画データの色の
みでも十分に区別可能となる。
【0088】なお、上記実施形態においては、テレビ会
議通信機能を有する電子会議システムの場合を例にとっ
て説明したが、本発明はテレビ会議通信機能を有しない
電子会議システムにも適用できる。ここでは、パソコン
本体1がテレビ会議通信機能を持たずに、電子黒板と組
み合わせた電子会議システムの場合を例にとって説明す
る。この場合の機器構成を図21に示す。
【0089】図1の機器構成に対して、パソコン本体1
に電子黒板100と液晶ブロジェクタ101が接続され
る。パソコン本体1と電子黒板100との間は、RS2
32Cケーブルで接続され、パソコン本体1と液晶プロ
ジェクタ101との間は、VGA(Video Gra
phics Array)ケーブルで接続される。な
お、パソコン本体1とCRT2との間で接続されていた
VGAケーブルは切り離される。すなわち、この場合、
CRT2には何も表示されず、代わりに、表示データは
液晶プロジェクタ101を介して電子黒板100に表示
される。
【0090】この場合、パソコン本体1は、図2のシス
テム構成においてテレビ会議用拡張ボード24は不要で
あり、またビデオカメラ3、マイク4、スピーカ27も
不要である。電子黒板100は、液晶プロジェクタ10
1からの投影画面を表示するスクリーン上にタッチパネ
ルが重ね合わせて密着している。電子黒板100のタッ
チパネルから専用の電子ペン102を使用して入力があ
ると、入力されたデータをRS232Cによりパソコン
本体1に送信し、パソコン本体1は、その入力データに
従った処理を実行する。
【0091】パソコン本体1と、描画入力装置7や描画
入力装置9との間のデータ通信は、IrDA方式の赤外
線通信を使用しており、前記の実施形態と同様の動作を
する。すなわち、前記の実施形態において、CRT2を
電子黒板100に置き換える(液晶プロジェクタ101
を介す)ことにより、前記の実施形態と同様の動作を行
うことができ、同様の作用、効果が得られる。動作フロ
ーは、前記の実施形態の動作フローと同様であるため、
図示と説明は省略する。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1に記載の
発明によれば、本体装置のディスプレイ上に共有表示領
域を設け、描画入力装置を用いて前記共有表示領域内で
データの共有が行える機能を具備した電子会議システム
において、前記共有表示領域の大きさよりも描画入力装
置の入力領域を小さく構成するとともに、描画入力装置
は、その入力領域に相当する本体装置側の表示領域に対
する移動操作がなされると、当該移動操作に対応するコ
マンドを本体装置側に送信し、本体装置は、描画入力装
置の入力領域に相当する本体装置側の表示領域に輪郭線
を付すとともに、前記移動操作に対応するコマンドを受
信すると、それに対応して前記輪郭線で囲まれた表示領
域を移動するようにして、描画入力装置を小型化し、消
費電力を減少させることで、その設置スペースを縮小化
し、また電池等のバッテリーを電源として電源ケーブル
を無くすことができる。また、複数人が描画入力装置を
交替で使用する場合にも、描画入力装置の移動を容易に
することができる。すなわち、描画入力装置を小型化し
ても、その入力領域に相当する本体装置のディスプレイ
上の表示領域の位置を移動させることで、共有表示領域
の希望する位置に描画データを書き込み、また表示させ
ることができため、小型化による不具合を生じることな
く装置の利便性を向上させることができる。
【0093】また、請求項2記載の発明によれば、会議
通信機能を有する自端末および相手端末における本体装
置のディスプレイ上に共有表示領域を設け、それぞれの
描画入力装置を用いて前記共有表示領域内でデータの共
有が行える機能を具備した電子会議システムにおいて、
前記共有表示領域の大きさよりも描画入力装置の入力領
域を小さく構成するとともに、描画入力装置は、その入
力領域に相当する本体装置側の表示領域に対する移動操
作がなされると、当該移動操作に対応するコマンドを本
体装置側に送信し、本体装置は、描画入力装置の入力領
域に相当する本体装置側の表示領域に輪郭線を付すとと
もに、前記移動操作に対応するコマンドを受信すると、
それに対応して前記輪郭線で囲まれた表示領域を移動す
るようにしたので、前記請求項1と同様な効果が得られ
るとともに、会議通信機能を有する電子会議システムに
おける自端末と相手端末のそれぞれの描画入力装置につ
いても前記と同様な効果が得られる。
【0094】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記請求項1または請求項2記載の電子会議システムにお
いて、ディスプレイを具備する描画入力装置を使用する
場合、本体装置は、描画入力装置の入力領域に相当する
表示領域に表示されたデータを当該描画入力装置に送信
し、描画入力装置は、本体装置から受信した表示データ
をそのディスプレイに表示するようにしたので、前記請
求項1または請求項2と同様な効果が得られるととも
に、本体装置のディスプレイに目を移すことなく描画入
力できるため、描画入力操作を容易にし、装置の利便性
を向上させることができる。
【0095】また、請求項4記載の発明によれば、前記
請求項1または請求項2記載の電子会議システムにおい
て、ディスプレイを具備する複数の描画入力装置を使用
する場合、本体装置は、それぞれの描画入力装置の入力
領域に相当する表示領域に輪郭線を付すとともに、各描
画入力装置からの移動操作に対応するコマンドを受信す
ると、それに対応して前記輪郭線で囲まれた表示領域を
移動する一方、各描画入力装置の入力領域に相当する表
示領域に表示されたデータを対応する描画入力装置に送
信し、各描画入力装置は、本体装置から受信した表示デ
ータをそれぞれのディスプレイに表示するようにしたの
で、前記請求項1または請求項2と同様な効果が得られ
るとともに、複数人での共同作業を容易かつ円滑に行う
ことができる。
【0096】さらに、請求項5記載の発明によれば、前
記請求項4記載の電子会議システムにおいて、本体装置
は、各描画入力装置の入力領域に相当する表示領域の輪
郭線を、それぞれの描画入力装置に対応して異なった線
種で表示するようにしたので、前記請求項4と同様な効
果が得られるとともに、それぞれの描画入力装置に対す
る表示領域を容易に区別できるため、複数人での共同作
業を容易かつ円滑に行うことができる。本発明は、特に
白黒画面で有効である。
【0097】また、請求項6記載の発明によれば、同じ
く請求項4記載の電子会議システムにおいて、本体装置
は、各描画入力装置の入力領域に相当する表示領域の輪
郭線を、それぞれの描画入力装置に対応して異なった色
で表示するようにしたので、前記請求項4と同様な効果
が得られるとともに、それぞれの描画入力装置に対する
表示領域を容易に区別できるため、複数人での共同作業
を容易かつ円滑に行うことができる。本発明は、特にカ
ラー画面で有効である。
【0098】また、請求項7記載の発明によれば、同じ
く請求項4記載の電子会議システムにおいて、本体装置
は、各描画入力装置からの描画データを、それぞれの描
画入力装置に対応して異なった色で表示するようにした
ので、前記請求項4と同様な効果が得られるとともに、
どの描画入力装置からの描画であるかを容易に区別する
ことができ、複数人での共同作業を容易かつ円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパソコン・テレビ会議
システムの機器構成図。
【図2】上記パソコン・テレビ会議システム本体のシス
テム構成図。
【図3】上記図2に示した赤外線受発光モジュールの内
部構成図。
【図4】同じく、赤外線受発光モジュールの取り付け例
を示す図。
【図5】上記図2に示したCRT表示コントローラの内
部構成図。
【図6】上記図1に示した描画入力装置の構成図。
【図7】赤外線通信におけるIrDA方式のプロトコル
構成図。
【図8】パソコン本体と描画入力装置との間の赤外線通
信におけるディスカバリフェーズのシーケンス例を示す
図。
【図9】パソコン本体と描画入力装置との間の赤外線通
信におけるコネクション確立から解放までのシーケンス
例を示す図。
【図10】描画入力装置のLCDの表示画面の一例を示
す図。
【図11】パソコン本体に接続されたCRTの表示画面
の一例を示す図。
【図12】描画入力装置の描画入力領域に該当するCR
Tの領域の輪郭線を移動する場合の描画入力装置の動作
を示すフローチャート。
【図13】同じく、パソコン本体の動作を示すフローチ
ャート。
【図14】描画入力装置の描画入力領域に該当するCR
Tの領域の表示データを描画入力装置に表示する場合の
パソコン本体の動作を示すフローチャート。
【図15】同じく、描画入力装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図16】描画入力装置を2つ使用する場合の各描画入
力装置の入力領域に対応する表示領域の輪郭線の移動例
を示す図。
【図17】描画入力装置を2つ使用する場合のパソコン
本体の動作を示すフローチャート。
【図18】描画入力装置を用いて描画入力する場合の描
画入力装置の動作を示すフローチャート。
【図19】同じく、パソコン本体の動作を示すフローチ
ャート。
【図20】描画入力装置を2つ使用して描画入力する場
合のパソコン本体の動作を示すフローチャート。
【図21】本発明による電子会議システムの他の実施形
態を示す機器構成図。
【符号の説明】 1 パソコン本体 2 ディスプレイ(CRT) 3 ビデオカメラ 4 マイク 5 キーボード 6 マウス 7、9 描画入力装置 8、10、102 電子ペン 11、60 CPU 12 メインメモリ 13 クロック 14 バスコントローラ 15、61 ROM 16 キーボードコントローラ 17 マウスI/F 18 RTC 19 PCIブリッジ 20 キャッシュメモリ 21 ハードディスク 22 SCSIコントローラ 23 CRT表示コントローラ 24 テレビ会議用拡張ボード 25 ビデオコントローラ 26 通信&オーディオコントローラ 27 スピーカ 28 直−並列変換回路 29 赤外線受発光モジュール 30 CPUバス 31 PCIバス 32 Xバス(内部バス) 40 非同期送受信回路 41 変復調回路 42、43 アンプ 44 赤外線発光ダイオード 45 フォトダイオード 50 グラフィックコントローラ 51 VRAM 52 アトリビュートコントローラ 53 ビデオDAC 54 CRTコントローラ 62 RAM 63 LCD表示コントローラ 64 LCD 65 タッチパネルコントローラ 66 タッチパネル 67 赤外線通信コントローラ 68 バス 80 メニューアイコン領域 81 矢印キー領域 82 描画入力領域 83 移動モード切り替えメニューアイコン 84 手書き文字入力切り替えメニューアイコン 90 CRT表示領域 91 ホワイトボード領域 92、93 輪郭線 100 電子黒板 101 液晶プロジェクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体装置のディスプレイ上に共有表示領
    域を設け、描画入力装置を用いて前記共有表示領域内で
    データの共有が行える機能を具備した電子会議システム
    において、 前記共有表示領域の大きさよりも前記描画入力装置の入
    力領域を小さく構成するとともに、 前記描画入力装置は、その入力領域に相当する本体装置
    側の表示領域に対する移動操作がなされると、当該移動
    操作に対応するコマンドを本体装置側に送信し、 前記本体装置は、前記描画入力装置の入力領域に相当す
    る本体装置側の表示領域に輪郭線を付すとともに、前記
    移動操作に対応するコマンドを受信すると、それに対応
    して前記輪郭線で囲まれた表示領域を移動することを特
    徴とする電子会議システム。
  2. 【請求項2】 会議通信機能を有する自端末および相手
    端末における本体装置のディスプレイ上に共有表示領域
    を設け、それぞれの描画入力装置を用いて前記共有表示
    領域内でデータの共有が行える機能を具備した電子会議
    システムにおいて、 前記共有表示領域の大きさよりも前記描画入力装置の入
    力領域を小さく構成するとともに、 前記描画入力装置は、その入力領域に相当する本体装置
    側の表示領域に対する移動操作がなされると、当該移動
    操作に対応するコマンドを本体装置側に送信し、 前記本体装置は、前記描画入力装置の入力領域に相当す
    る本体装置側の表示領域に輪郭線を付すとともに、前記
    移動操作に対応するコマンドを受信すると、それに対応
    して前記輪郭線で囲まれた表示領域を移動することを特
    徴とする電子会議システム。
  3. 【請求項3】 ディスプレイを具備する描画入力装置を
    使用する場合、 前記本体装置は、前記描画入力装置の入力領域に相当す
    る表示領域に表示されたデータを当該描画入力装置に送
    信し、 前記描画入力装置は、前記本体装置から受信した表示デ
    ータをそのディスプレイに表示することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の電子会議システム。
  4. 【請求項4】 ディスプレイを具備する複数の描画入力
    装置を使用する場合、 前記本体装置は、それぞれの描画入力装置の入力領域に
    相当する表示領域に輪郭線を付すとともに、各描画入力
    装置からの移動操作に対応するコマンドを受信すると、
    それに対応して前記輪郭線で囲まれた表示領域を移動す
    る一方、各描画入力装置の入力領域に相当する表示領域
    に表示されたデータを対応する描画入力装置に送信し、 前記各描画入力装置は、前記本体装置から受信した表示
    データをそれぞれのディスプレイに表示することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の電子会議システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記本体装置は、各描画入力装置の入力
    領域に相当する表示領域の輪郭線を、それぞれの描画入
    力装置に対応して異なった線種で表示することを特徴と
    する請求項4記載の電子会議システム。
  6. 【請求項6】 前記本体装置は、各描画入力装置の入力
    領域に相当する表示領域の輪郭線を、それぞれの描画入
    力装置に対応して異なった色で表示することを特徴とす
    る請求項4記載の電子会議システム。
  7. 【請求項7】 前記本体装置は、各描画入力装置からの
    描画データを、それぞれの描画入力装置に対応して異な
    った色で表示することを特徴とする請求項4記載の電子
    会議システム。
JP8291302A 1996-10-15 1996-10-15 電子会議システム Pending JPH10126758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8291302A JPH10126758A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 電子会議システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8291302A JPH10126758A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 電子会議システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10126758A true JPH10126758A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17767142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8291302A Pending JPH10126758A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 電子会議システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10126758A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080372A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Sharp Kabushiki Kaisha 通信機器、通信システム、通信方法、通信プログラム、通信回路
CN113961163A (zh) * 2021-10-25 2022-01-21 深圳创维-Rgb电子有限公司 智能会议平板显示控制方法、装置及可读存储介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080372A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Sharp Kabushiki Kaisha 通信機器、通信システム、通信方法、通信プログラム、通信回路
CN113961163A (zh) * 2021-10-25 2022-01-21 深圳创维-Rgb电子有限公司 智能会议平板显示控制方法、装置及可读存储介质
CN113961163B (zh) * 2021-10-25 2024-06-04 深圳创维-Rgb电子有限公司 智能会议平板显示控制方法、装置及可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6538675B2 (en) Display control apparatus and display control system for switching control of two position indication marks
JP3698833B2 (ja) ワイヤレス通信システム
CN108282677A (zh) 通过客户端实现内容投屏的方法、投屏装置及***
US6020863A (en) Multi-media processing system with wireless communication to a remote display and method using same
US20040222983A1 (en) Information processing apparatus and program
JPH11153987A (ja) グラフィック表示装置
US20050185102A1 (en) Single touch launch of remote applications over video
WO2021197395A1 (zh) 图像处理方法及电子设备
JP2007249476A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
US7565614B2 (en) Image data processing apparatus and image data processing method for a video conference system
KR100676366B1 (ko) 터치스크린이 구비된 무선단말기를 이용한 컴퓨터 제어방법및 그 시스템
JP4401465B2 (ja) 表示装置及び画像表示方法
JP3548679B2 (ja) 多入力モニタ装置
JPH10126758A (ja) 電子会議システム
JP3483469B2 (ja) 表示装置、画像表示方法及び記憶媒体
CN1327397C (zh) 影像重叠显示***及方法
KR100739774B1 (ko) Pip 기능을 제공하는 디스플레이 장치 및 방법, 정보처리 장치 및 방법
JPH09319558A (ja) 表示システム、インターフェースカード及び表示装置
JP2000305542A (ja) 画像表示装置及びその方法
JP3215137B2 (ja) 遠隔会議用通信端末装置
JP4317155B2 (ja) ワイヤレス通信システム
JPH11308592A (ja) 表示制御装置及び会議用表示システム
JP2000010893A (ja) 携帯通信端末装置及び記憶媒体
KR20010074541A (ko) 표시제어시스템, 표시제어방법 및 표시장치
CN215379106U (zh) 一种会议内容显示***

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040514

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050322