JPH10124870A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

Info

Publication number
JPH10124870A
JPH10124870A JP27065196A JP27065196A JPH10124870A JP H10124870 A JPH10124870 A JP H10124870A JP 27065196 A JP27065196 A JP 27065196A JP 27065196 A JP27065196 A JP 27065196A JP H10124870 A JPH10124870 A JP H10124870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic material
electron beam
recording medium
evaporation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27065196A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Nakada
純司 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP27065196A priority Critical patent/JPH10124870A/ja
Publication of JPH10124870A publication Critical patent/JPH10124870A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録媒体の製造方法において、蒸着効率
をさらに向上させることができるとともに、高周波誘導
加熱の欠点である熱負け、保存性の低下を低減させるこ
とができるようにする。 【解決手段】 蒸発容器11を周波数1KHz以上の高周
波誘導加熱コイル12および、電子銃30から発せられる電
子ビーム31により加熱する。電子ビーム31のうち磁性材
料10の湯面で反射したものはベースフイルム3に照射さ
れ、電子ビーム31のクーロン力によりフイルム3は冷却
キャン4に密着され、蒸着による熱は冷却キャン4に良
好に逃されるため、フイルム3の熱負けが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体の製造
方法に関し、詳細には、磁性材料を加熱溶融せしめてこ
れを蒸発させ、その蒸気流をベースフイルム等の可撓性
基板上に堆積、成長せしめるいわゆる蒸着プロセスによ
り磁気記録層を形成するようにした磁気記録媒体の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録媒体としては、γ−Fe
2 3 、CoをドープしたFe3 4、γ−Fe2 3
とFe3 4 のベルトライド化合物、Coをドープした
ベルトライド化合物、CrO3 、Baフェライト等の酸
化物磁性体、あるいはFe、Co、Ni等を主成分とす
る合金磁性体等からなる磁性材料の粒子を、添加物とと
もに塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の
高分子バインダー中に分散混合せしめ、この分散混合物
をポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエス
テルやポリプロピレン等のポリオレフィンからなるベー
スフイルム(基板)上に塗布し、その後これを硬化また
は乾燥せしめて製造される、いわゆる塗布型の磁気テー
プが広く知られている。
【0003】一方、近年、記録密度の高密度化の要求が
強くなり、磁気記録媒体の磁性層における磁性材料の高
密度化、保磁力の向上、磁性層の薄膜化、あるいは周波
数特性の短波長側へのシフト化、といった検討が行われ
ている。
【0004】しかし、塗布型のテープでは、磁性層中に
バインダーが残存するため、高密度記録に要求される上
述の諸条件を満たすことが困難となってきている。
【0005】そこで、真空蒸着、スパッタリング、イオ
ンプレーティング等の蒸着法、あるいは電気メッキ、無
電解メッキ等のメッキ法による磁気記録媒体の製造方法
が注目され、種々の提案もなされている。これらの方法
によれば、バインダーを介すことなく磁性材料を直接に
基板上に堆積・成長させて磁性層を形成することができ
るため、磁性層における磁性材料の充填密度を高め、さ
らに磁性層の膜厚も薄くすることができる。
【0006】さらに、これらの蒸着法等は、ベースフイ
ルム上に形成される膜厚の調整制御が容易であるととも
に、塗布型のテープの製造工程における磁性層塗布液の
調整作業や塗布後の乾燥等の磁性層形成に伴う処理工程
も不要となるなど実用上有用な利点を有する。
【0007】特に、蒸着による方法では、メッキによる
方法において必要とされる廃液処理も不要であり、また
堆積した磁性膜の成長速度も早いという利点を有する。
このような蒸着法によってベースフイルム上に形成され
た磁性層を記録層とする磁気テープは、従来の塗布型の
磁気テープに比べて再生出力が格段に大きく、また記録
信号の周波数特性もより短波長側で向上する等、高密度
磁気記録媒体として有用なものとなっている。
【0008】蒸着法による磁気記録媒体の製造は、詳細
には、例えば図2に示す真空蒸着装置1により行うこと
が知られている。図2に示すように、真空蒸着装置1
は、減圧状態とされた真空槽2の内部に、外形が円筒状
で、かつその円筒外周面上にポリエステルフイルム、ポ
リアミドフイルム、ポリイミドフイルム等の非磁性材料
からなる長尺のベースフイルム3を長手方向に巻装する
冷却キャン4を備え、この冷却キャン4は矢印Y方向に
回転して送出し軸5側から巻取り軸6側へと移送される
ベースフイルム3が、その円筒外周面上で搬送される。
【0009】真空槽2の内部は、仕切り板7により、ベ
ースフイルム3の送出しおよび巻取りを行う巻取り室8
と、ベースフイルム3に磁性材料を蒸着せしめる蒸着室
9とに分割されている。蒸着室9には、冷却キャン4の
図中下方にCoやCoNi合金、CoCr合金、CoC
rNi合金等の蒸発源である磁性材料10を入れた蒸発容
器11が配設され、電子銃加熱、抵抗加熱、高周波誘導加
熱等の加熱手段12により磁性材料10を加熱、蒸発させ
る。蒸発して上昇する蒸気流たる磁性材料10の粒子(磁
性粒子、または蒸発粒子と称する)は、冷却キャン4の
回転に伴なって矢印Y方向に搬送されるベースフイルム
3の表面に連続的に衝突し、そこで冷却されることによ
り沈着し、かくして磁性層が形成される。
【0010】ここで、蒸発した磁性材料の粒子を効率良
く基板上に付着させて蒸着効率を高めるためには、この
蒸発した粒子が広く拡散しないようにすればよく、例え
ば特開昭63- 204513号、特開平2-56730号により開示さ
れた技術によれば、蒸発源と冷却キャンとの間であっ
て、この蒸発した粒子が通過する部分の回りをその周壁
で囲んでその流路を規制するように、例えば、円筒状の
ような蒸気拡散制御壁(蒸気拡散制御手段)15を設けれ
ばよい。なお、このような蒸気拡散制御壁15には、その
内壁面に付着した磁性材料10の蒸発粒子を再蒸発あるい
は凝集回収させるため、または再蒸発と凝集回収とを組
み合わせるために、内壁面の温度を加熱あるいは冷却す
る手段を具備する。
【0011】またこのような蒸気拡散制御壁15を設けた
場合、加熱手段として一般に利用される電子銃加熱手段
を用いるのは困難である。すなわち、この場合はその電
子銃から蒸発容器11に入れられた磁性材料10までの電子
ビームの通過軌道を確保する必要があるが、蒸発容器11
の上方に蒸気拡散制御壁15を設けた場合、この電子ビー
ムの通過軌道を確保するのが困難だからである。したが
って通常は加熱手段としては高周波誘導加熱手段を用い
るようにしている。
【0012】蒸着によりベースフイルム上に形成された
磁性薄膜の磁気特性、特にその保磁力は、磁性材料10の
蒸気がベースフイルム3に到達したときの、ベースフイ
ルム3となす角度、即ち蒸発容器11内からベースフイル
ム3に向かって飛散する磁性材料10のベースフイルム3
への入射角によって決定される。このため、通常、冷却
キャン4の蒸発容器11側(図中、冷却キャン4の下方)
には、冷却キャン4から所定の距離だけ離間して遮蔽部
材たるマスク13および14が配設され、ベースフイルム3
の搬送方向に対して上流側に位置するマスク13により最
大入射角が、下流側に位置するマスク14により最小入射
角がそれぞれ規制され、磁性材料10の蒸気は、マスク13
および14によって形成される開口部18を通じて、図中に
おいて斜め下方からベースフイルム3の表面に供給され
る。なお入射角とは、ベースフイルム3の表面に垂直な
直線とのなす角度をいう。
【0013】さらに磁性薄膜の保磁力を向上させるため
に、蒸着に際し酸素を吹き付けることが有効であること
が判明している。この酸素を吹き付ける方式は、通常
は、ベースフイルム3の搬送方向に対して下流側に位置
するマスク14の近傍にガス吹付部17を配設し、酸素ガス
を磁性材料10の蒸発粒子に吹き付けることにより行われ
ている。例えば、特公平2-27732号に開示された技術に
よれば最小入射角近傍から酸素ガスを吹き付けるととも
に、蒸着開始側(最大入射角側)からも不活性ガスを吹
き付けて、磁性材料10の物理的充填率および磁気的充填
率を調整している。
【0014】なお、保磁力の向上という目的とは異なる
が、磁気記録媒体の耐蝕性を向上させることを目的とし
た場合にも、蒸着中に酸素ガスを系内に吹き付けること
が行われる。例えば、特公平3-19621号に開示された技
術によれば、基板であるベースフイルムの幅方向に配設
した複数個のノズルから酸化性ガスを系内に吹き付け
て、磁性層を構成する元素と反応させて酸化物を合成せ
しめ、この酸化物による酸化膜が腐蝕に対する保護効果
を生じせしめている。
【0015】一方、磁気記録媒体の生産効率、磁性材料
の蒸着効率を向上させるために、電子銃加熱による方法
と誘導加熱による方法とを組み合わせて蒸発容器を加熱
する真空蒸着装置が提案されている(特開平5-271913号
公報)。この装置は、蒸発容器内の磁性材料の蒸発エネ
ルギーを主として電子銃から与え、誘導加熱によるエネ
ルギーは、電気銃から蒸発エネルギーとして供給された
エネルギーのうち蒸発容器外へ熱伝導として、あるいは
幅射として逃げてしまうエネルギーを補充するために用
いられるものである。そしてこの装置によれば、電子銃
の出力を小さくしても磁性材料の蒸着効率を向上させる
ことができるため、高出力の電子銃が不要となり設備費
用を削減することができるものである。また、誘導加熱
の周波数は30〜50Hzという比較的低い周波数を用いて
いるが、例えば1KHzといった高周波が用いられる場
合も多い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子ビ
ームによる加熱方法では特開平5-271913号に記載されて
いるように磁気記録媒体の生産効率あるいは磁性材料の
蒸着効率が低く製造コストがかなり必要となるという欠
点がある。また、高周波誘導加熱は電子ビームによる方
法と比較して蒸着効率を向上させることはできるもの
の、熱負けが発生しやすいという工程上の問題と保存性
が劣るという品質上の問題がある。ここで熱負けとは、
蒸着時に発生する基材(ベースフイルム)のシワのう
ち、蒸発粒子の潜熱、蒸発容器からの輻射熱などの熱的
要因によって発生したものをいう。通常、冷却キャンは
−30℃程度に冷却されており、その表面に均一に接触し
た基材は磁性材料が付着する時に入ってくる熱(蒸発粒
子の潜熱と蒸発容器および場面からの輻射熱)を冷却キ
ャン側へ逃すことにより、自己の温度上昇が抑えられて
いる。ここで、部分的に冷却キャンから基材が浮き上っ
た部分があるとすると、その部分での基材からの熱の逃
げが悪くなり、基材の温度が上昇する。その後、温度上
昇に伴って基材からの脱ガスが発生(基材の表裏共に)
し、さらに熱が逃げにくくなるため基材の温度が上昇す
る。一方、基材は搬送方向に対して張力が加わっている
ため、基材の温度上昇により軟化した場所が伸びてシワ
が発生する。このシワの発生が熱負けである。
【0017】また、保存性とは媒体の環境に対すると特
性劣化の優劣のことであり、例えば亜硫酸ガスによる腐
食と高湿高温環境下での表面反射率の変化により評価さ
れるものである。高周波誘導加熱により蒸着された磁気
記録媒体の保存性が劣る原因は、蒸発粒子あるいは導入
酸化性ガス分子のイオン化の有無または反射電子による
磁性層表面の電子線照射の影響等が考えられる。
【0018】さらに、上述した特開平5-271913号公報に
開示された真空蒸着装置においては設備費用は低減する
ことができるものの、蒸着効率をそれ程向上させるこが
できないものであった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記問題に
鑑みなされたもので、蒸着効率を更に向上させることが
できるとともに、高周波誘導加熱の欠点である熱負けを
防止し、同時に保存性を改善することができる磁気記録
媒体の製造方法を提供するものであり、真空雰囲気中
で、長尺の可撓性基板を搬送するとともに、前記基板が
搬送される経路の下方に配設された磁性材料からなる蒸
発源を加熱して、前記磁性材料を蒸発せしめ、前記蒸発
源と前記可撓性基板との間に設けた、前記磁性材料の蒸
発によって生じる蒸気流の拡散方向を規制制御する蒸気
流拡散制御手段中を通過させるとともに、該蒸気流の前
記可撓性基板への入射角度を規制する入射角規制手段を
設けて、前記蒸気流の指向性を制御しつつ、更に、酸化
性ガスを該蒸気流に吹き付けながら、該蒸気流を前記可
撓性基板表面に蒸着させて、磁性薄膜を形成せしめる磁
気記録媒体の製造方法において、前記蒸発源を、高周波
誘導加熱および電子ビームにより加熱蒸発させるととも
に、前記磁性材料の蒸発によって生じる蒸気流および前
記酸化性ガスに前記電子ビームを照射し、イオン化させ
ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法により達成
される。
【0020】また、前記高周波誘導加熱と前記電子ビー
ムを発生させる投入電力を、それぞれPr、Peとし、
その関係をPe/(Pr+Pe)<0.5より好ましく
は0.3 未満、最も好ましくは0.1 未満とすることが望ま
しい。
【0021】電子ビームは、その投入電力が大きいと制
御が困難となるからである。
【0022】また、高周波誘導加熱の周波数としては、
1KHz〜500 KHz、より好ましくは10KHz〜200
KHz、最も好ましくは20KHz〜50KHzがよい。
【0023】1KHz未満では、磁性材料といった一般
的に高融点である材料の加熱、蒸発には不向きであり、
一方、500 KHzを超えても顕著な効果はないからであ
る。
【0024】ここで蒸発源とは、磁性材料により形成さ
れたものをいうが本明細書においては説明の便宜上、蒸
発源である磁性材料を収容してなる蒸発容器を含めて蒸
発源ということがあるものとする。
【0025】
【作用および発明の効果】本発明による磁気記録媒体の
製造方法は、1KHz以上の高周波誘導加熱と電子ビー
ムとにより蒸発容器を加熱するようにしたため、蒸発容
器内の磁性材料は主として高周波誘導加熱により加熱さ
れることとなる。このように主として高周波誘導加熱に
より磁性材料が加熱されることとなるため、電子ビーム
による加熱と比較して磁性材料の蒸着効率を向上させる
ことができる。
【0026】一方、電子ビームは蒸発容器内の磁性材料
に照射されるが、この電子ビームは蒸発粒子およびガス
噴出手段から発生される蒸発粒子を酸化させるための酸
化性ガス等のイオン化を促進せしめることとなり、さら
にその10%ほどが反射電子として基材の表面に照射され
る。この反射電子の一部は基材内部に注入され、空間電
荷として残留することとなる。これにより、空間電荷と
基材を冷却するための冷却手段上に誘発される対抗性の
誘導電荷との間にクーロン力が作用し、これにより基材
は冷却手段に密着し、蒸発した磁性材料の熱は冷却手段
に良好に逃されるため基材の熱負けが発生することがな
くなる。また、蒸発粒子および蒸発粒子を酸化させる酸
化性ガスも電子ビームによりそれぞれ正および負にイオ
ン化されるため、酸化性ガスによる蒸発粒子の酸化が促
進される。
【0027】また、本出願人による実験の結果、高周波
誘導加熱手段への投入電力Prと電子ビーム手段への投
入電力Peが、Pe/(Pr+Pe)<0.5の関係に
あるようにすることにより、安定した電子ビームの発生
と、より蒸着効率が向上し熱負けが発生しにくくなるこ
とが確認された。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気記録媒体製造
方法を実施するための具体的な実施の形態について、図
面を参照して説明する。図1は本発明の磁気記録媒体製
造方法を実施するための磁気記録媒体製造装置である真
空蒸着装置の一実施形態の概略構成を示すものである。
【0029】図示の真空蒸着装置1は真空槽2の内部
に、円筒状の冷却キャン4を備え、この冷却キャン4の
円筒面(外周面)には、磁気記録媒体の基材としてのベ
ースフイルム3が巻装される。ベースフイルム3は、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナ
フタレート等のポリエステル、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン、三酢酸セルロースや二酢酸セルロース等の
セルロース誘電体、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、
ポリカーボネート、ポリアミド、ポリフェニレンサルフ
ァイド等のプラスチックを長尺フイルム状に加工したも
のであり、その厚さは例えば3〜100 μmのものが使用
される。本実施例においては厚さ6μmのものを用い
る。
【0030】また、このベースフイルム3の表面には必
要に応じてアンダーコートが施される。アンダーコート
はバインダー(メチルセルロース等のセルロース類、P
ET等の飽和ポリエステル、フェノキシ樹脂、ポリアミ
ド、ポリアクリレート等)とフィラー(シリカ、チタニ
ア、アルミナ、炭酸カルシウム等)を溶解して塗布した
表面突起を有するものであり、その高さは5〜30nm
で、密度500 万〜10000万個/mm2 の突起を有するも
のである。本実施例においては粒径18μmで密度は5500
万個/mm2 とした。この高さ、密度は要求される密着
性能等により適宜選択し得る。
【0031】さらにこのベースフイルム3には、グロー
放電処理やイオン照射処理、熱処理、薬品処理等の前処
理を施してもよい。
【0032】ベースフイルム3は送出し軸5から冷却キ
ャン4の円筒面を介して巻取り軸6に掛け渡され、冷却
キャン4が矢印Y方向に回転することにより冷却キャン
4の円筒面上を例えば10〜100 m/分の速度で搬送さ
れ、巻取り軸6に巻き取られる。冷却キャン4は、直径
600 mm、幅220 mmの円筒状ドラムであり、表面はハ
ードクロムメッキを施し0.3 S以下に鏡面研磨され、内
部に冷却水、その他の冷媒(エチレングリコール)を循
環させた構造であり表面温度は例えば−35〜+25℃(本
実施例においては−28℃)に維持されている。
【0033】冷却キャン4の表面には冷却キャン4から
一定の距離離間し、内部に冷却水あるいは冷媒を循環さ
せ、本体がSUS304 等により形成されたマスク13およ
び14が配設されている。この距離は2〜15mm、よ
り好ましくは2〜10mm、最も好ましくは3〜5mmであ
る。2mmより狭いと後述する第1のガス吹付部を設置す
るスペースが確保できず、15mmを超えると、蒸気流がマ
スクとベースフィルムの間に回り込んで冷却キャン4に
付着して汚れの原因となるからである。汚れが生じた部
分ではキャンとベースフィルム間の熱伝達率が変化した
り、キャンのベースフィルムの密着が不充分となり熱ダ
メージを受け易くなるからである。そして、ベースフイ
ルム3の搬送方向に関して上流側に位置するマスク13に
より最大入射角(θmax )を下流側に位置するマスク14
により最小入射角(θmin )が規定されている。入射角
は後述する耐火物ルツボ11a内の溶融面の円中心を基準
とし、この円中心からマスク13およびマスク14のエッジ
に至る線分と冷却キャン4上のそれぞれのマスクエッジ
位置での法線とのなす角度で定義され、マスク13により
規制される最大入射角(θmax )は90°を上限とし、よ
り好ましくは87°、最も好ましくは85°を上限とし、マ
スク14により規制される最小入射角(θmin )は20°、
より好ましくは25°、最も好ましくは30°を下限とする
ように設定されることが望ましい。何故ならば上記範囲
を外れると、望ましい保磁力が得られないからである。
マスク13および14により形成されるマスク開口部18の幅
方向(ベースフイルム3の移送方向に直角の方向)の開
口幅は任意に設定できる。
【0034】またマスク13および14の前面には、各マス
ク13,14に沿って湾曲した形状であり、各マスク13,14
から一定の距離離間し、磁性材料10の蒸発金属粒子が前
記基材3の表面に付着することを妨げる機能を有し、内
部に冷却水を循環させ、本体がSUS304 等により形成
された可動式のシャッター装置が配設されている(図示
せず)。
【0035】真空槽2は、仕切り板7によって、ベース
フイルム3の送出しおよび巻取りを行う巻取り室8と、
ベースフイルム3に磁性材料を蒸着する蒸着室9とに仕
切られている。巻取り室8と蒸着室9とは、各別に減圧
のための排気系(図示せず)を備え、各室内の圧力は各
別に調整可能である。特に蒸着室9は、真空槽2の外部
から後述する酸化性ガスが導入されるため、室内の圧力
および各種残留ガスの分圧が詳細は図示しない調製手段
によって常時調整される。
【0036】また、巻取り室8には、ベースフイルム3
に対する既述の前・後処理のための装置、例えば、グロ
ー放電処理装置、イオン照射処理装置、熱処理装置、C
VD処理装置等を配設してもよい。また、冷却キャン4
は円筒状に限るものではなく、蒸発容器11に対して所定
の斜面を形成し得るエンドレスベルト状の金属板であっ
てもよい。
【0037】蒸着室9には、冷却キャン4の下方に、磁
性材料10を入れた蒸発容器11が配設され、この蒸発容器
11の周囲には、磁性材料10を加熱するための、内部を冷
却水が循環する管状構造の高周波誘導加熱コイル12が配
設されている。さらに、高周波誘導加熱コイル12に高周
波電力を供給するための高周波電源20および高周波誘導
加熱コイル12の管内に冷却水を循環させる高周波電力供
給用フィーダー21が配設されている。
【0038】磁性材料10は、例えばFe、Co、Ni、
CoNi、FeCo、FeCu、FeCr、CoCr、
CoCu、CoAu、CoPt、CoW、NiCr、C
oV、MnBi、MnAl、CoFeCr、CoNiC
r、CoRh、CoNiPt、CoNiFe、CoNi
FeB、FeCoNiCr、CiNiZn等の強磁性金
属や強磁性合金から適宜選択される。
【0039】蒸発容器11の構成要素である、磁性材料10
を収容する耐火物ルツボ11a は、例えばMgO、ZrO
2 、Al2 3 、CaO、Y2 3 、ThO2 、BN、
BeOCaO安定化ZrO2 、Y2 3 安定化ZrO2
等のセラミックスや炭素または炭素化合物や他の耐熱性
のある材料から適宜選択する。またこの耐火物ルツボ11
a の形状は、底部を有する容器型であり、水平断面形状
は真円形、楕円形、長円形、正方形、長方形、その他の
いかなる形状であってもよく、垂直断面形状も正方形、
長方形、台形、その他のいかなる形状であってもよい。
なお、高周波誘導加熱コイル12は、耐火物ルツボ11a の
側面に対応する形状とするのが好ましい。
【0040】さらに、蒸着室9には冷却キャン4と磁性
材料10を備えた蒸発容器11との間であって、磁性材料10
が蒸発して生じる蒸気流が通過する経路を、その周壁が
囲うように蒸気の拡散を防止する手段としての蒸気流拡
散制御手段15が設けられ、また冷却キャン4の近傍であ
ってマスク13,14の近傍には酸性化ガスまたは酸化性ガ
スと不活性ガスとの混合ガスをベースフイルム3に向け
て噴射するためのガス吹付部17が設けられている。
【0041】ガス吹付部17は、ベースフイルム3の搬送
方向に関して下流側に位置し、最小入射角(θmin )を
規制するマスク14の近傍で、マスク14の冷却キャン4側
の面内に内蔵されている。なお、吹付ガスとしてはO2
ガスを用いた。ガス噴射スリット17aの吹付方向は最小
入射角(θmin )を定めている冷却キャン4上の基準点
における冷却キャン4上の接線にほぼ平行な向きであ
る。ガス吹付部17からのO2 ガス吹き付けにより後述の
蒸気流拡散制御手段15の開口部を通過してきた蒸発粒子
の飛散方向に対して、略斜め方向にO2 ガスが吹き付け
られ蒸発金属粒子の一部を酸化する。
【0042】蒸気流拡散制御手段15の内周壁面は、例え
ばMgO、ZrO2 、Al2 3 、CaO、Y2 3
ThO2 、BN、BeOCaO安定化ZrO2 、Y2
3 安定化ZrO2 等のセラミックスや炭素または炭素化
合物や他の耐熱性のある材料により形成され、耐火物ル
ツボ11a と略連続した状態で略垂直方向に延びる規制面
で囲まれる蒸気流路を構成するように配置されており、
下面および上面は磁性材料10の蒸発粒子の通過を許容す
るとともにその指向性を向上させるように開口し、周壁
のみを有する筒型形状であり、水平断面形状は円形、楕
円形、長円形、正方形、長方形、その他のいかなる形状
であってもよい。垂直断面形状も正方形、長方形、台
形、その他のいかなる形状であってもよい。
【0043】さらに、蒸気流拡散制御手段15は例えば、
開口部中心から外側へ向かって同心円上に内壁部15a,
外周部15cの2層というように複数の部材からなる積層
構造となっている。
【0044】さらに、耐火物ルツボ11aの磁性材料10に
電子ビームを照射するための最大出力30kwの電子銃30
が設けられている。電子銃30から電子ビームは水平方向
に発射されるが、蒸発容器11付近には偏向磁場が作用し
ており、これにより電子ビームはその軌道が下方に曲げ
られているルツボ11a内の磁性材料10に直接照射され
る。
【0045】
【実施例】本実施例の耐火物ルツボ11aはカップ状(内
径φ80mm、外径φ96mm、高さ100 mm、内部深さ90
mm)とし、材質はY2 3 安定化ZrO2 (Zr
2 ;88.0%〜95.0%、Y2 3 ;5.0 %〜12.0%)を
用いた。耐火物ルツボ11aの内部には蒸発用の強磁性材
料10としてCo95Ni5 を用いた。
【0046】高周波誘導加熱コイル12は、内部に冷却水
が循環する直径φ12mmのCuパイプからなり、高周波
誘導加熱コイル12は8ターンで、内径φ120 mm、高さ
h105 mmである。発振周波数25kHz、出力40kWの
高周波電源20は真空槽2の外部に2台設置し、1KHz
以上の高周波フィーダー21と真空用フィードスルー(図
示せず)を通じて真空槽2の内部に配設された2つの高
周波誘導加熱コイル12に接続した。高周波フィーダー21
はCu板製であり、また高周波誘導加熱コイル12の延長
Cuパイプ部は、それぞれAl2 3 製の絶縁管で囲
い、互いに電気的に絶縁されている。
【0047】蒸気拡散制御手段15の内壁部15aは、円筒
状(内径φ80mm、外径φ96mm、高さh50mm)と
し、その材料はCaO安定化ZrO2 (ZrO2 ;90.0
%〜98.0%、CaO;2.0 %〜7.0 %、MgO、Al2
3 、SiO2 、FeO3 、TiO2 の各成分は0.0 %
〜2.0 %)とした。
【0048】外周部15cは、円筒状(内径φ96mm、外
径φ140 mm、高さh50mm)とし、内部には冷却水を
循環させ、本体が無酸素銅で形成された冷却構造体とし
た。
【0049】次に本実施例の磁気記録媒体の製造装置の
作用について説明する。
【0050】まず、蒸着室9および巻取り室8内の空気
等のガスが、バキュームポンプ等の図示しない減圧手段
によりそれぞれ外部に排気され、蒸着室9および巻取り
室8の内部の状態は、例えば5.0 ×10-5〜4.0 ×10-4To
rrの減圧状態とされる。なお、本実施例においては5.0
×10-5Torrとした。蒸着室9および巻取り室8の内部を
このように減圧状態にした後、高周波電源13を用いて高
周波誘導加熱コイル12に電力を供給し、これにより高周
波誘導加熱コイル12は発熱して蒸発容器11の磁性材料10
を加熱、蒸発させた。
【0051】磁性材料10が完全に溶解し、蒸発レートが
一定になった後、送り出し軸5によりベースフイルム3
を60m/分の搬送速度、張力2.0kgf/100 mmの条件で
送り出し、前処理室(図示せず)において、ベースフイ
ルム3の磁性薄膜を形成する側をO2 ガスを用いたグロ
ー放電処理を施した後、冷却キャン4上を搬送させた。
そして、シャッター装置を駆動して「開」の状態とす
る。そして、電子銃30を動作させ磁性材料10の蒸発面に
電子ビームが照射される。この時の高周波誘導加熱電源
20の出力は8KW、電子銃30の出力は4KWであった。
同時にガス吹付部17から吹付量300 cc/分・幅でO2
ガスを噴射させつつベースフイルム3上に第1層目のC
oNi−O磁性薄膜(厚み700 オングストローム)を形
成した後、連続して巻き取り軸6に巻き取り、長さ3000
mの金属磁性薄膜を形成した後、シャッター装置を
「開」の状態にし、同時にガス吹付部17からのO2 ガス
の吹付けと高周波電源20からの電力供給と電子銃30を停
止し第1層目の成膜を終了した。
【0052】巻き取り軸6に一度巻き取られた原反は、
逆転操作によって巻き取り軸6から送り出し、送り出し
軸5に巻き戻される。その後、前述した同一の蒸着方法
によって第2層目のCo−O磁性薄膜(厚み700 オング
ストローム)を形成し、2層構成の磁性薄膜(総厚み14
00オングストローム)を形成した。
【0053】ベースフイルム3上に磁性薄膜を蒸着した
後、熱処理によって磁性層のカールを修正した後、磁性
薄膜表面にはリン酸モノエステル化合物としてC1225
OPO3 2 のメチルエチルケトン溶液を磁性層上での
塗布量が20μmol /m2 となるように塗布し、乾燥し
た。続いてカーボンブラックと樹脂結合剤からなる樹脂
組成物を磁性層を形成した面とは反対の面に塗布し、乾
燥しバックコート層を形成した後、このバックコート層
上に脂肪酸エステル化合物として、C8 17COOC18
37をエタノールに溶解した溶液を20μmol /m2 とな
るように塗布し、乾燥して巻き取った。以上の処理を高
周波誘導加熱コイル12および電子銃30の出力を種々変化
させて行って磁性薄膜の形成された原反を得、この原反
を8mm幅に裁断して評価用の磁気記録媒体を作成し
た。
【0054】そして以下に示す保存性および熱負けの評
価を行った。
【0055】[保存性の評価方法] (1) 27℃、80%RH、亜硫酸ガス1ppmの環境に磁気
記録媒体を72時間保存し、保存後のテープ表面を目視観
察し、試験前とほとんど変化が見られないものを○、テ
ープ全面の金属光沢は残っているものの腐食が観察され
るものを△、磁性層の一部もしくは全部が腐食により溶
解したものを×とした。
【0056】(2) 60℃、90%RHの環境にテープをリー
ル巻きの状態72時間保存し、バック面と接触した部分の
可視光反射率を測定し、試験前の反射率と比較した。
【0057】[熱負け評価方法]100 mm幅×3000m長
の蒸着済み原反裏面から可視光を当てて表面側において
目視で熱負けの発生状況を観察した。検査位置は蒸発ス
タート位置を基準として1000m〜2000mの間の1000mに
ついて調査した。
【0058】評価基準は、熱負けの発生が認められない
ものを二重丸、ベース幅方向の中心から±30mmには熱
負けの発生が認められないものを○、連続した熱負け
(長手方向へ20mm以上の長さを有する)は認められな
いが、単独で発生した熱負けが10ケ所未満のものを△、
連続した熱負けは認められないが単独で発生した熱負け
が10ケ所以上のものを△×、連続した熱負け(長手方向
へ20mm以上の長さを有する)が発生するものを×、常
に熱負けによるシワが発生しているものを××とした。
この保存性と熱負けの評価結果を以下の表1に示す。
【0059】なお、強磁性材料10の溶解前のチャージ総
重量Wms(g)と蒸着終了後の残材料のWme(g)との
差分から蒸発総量Wmev (g)を算出し、蒸着前のベー
ス総重量と蒸着後のベース総重量Wbe(g)との差分か
ら蒸着総重量Wbev (g)を算出する。そして、蒸発総
量Wmev (g)に対する蒸着総重量Wbev (g)の割合
を蒸着効率ξ(%)と定義する。
【0060】 ξ(%)=Wbev (g)/Wmev (g)×100 (%)
【0061】
【表1】
【0062】ここで、電子銃の出力をPe、高周波誘導
加熱の出力をPrとしたとき、0.1<Pe/(Pr+P
e)<0.5 の範囲では熱負け、保存性について効果的で
あり、かつ蒸着効率が低下することがないので実際に適
用可能な範囲である。望ましい範囲は、0.2 <Pe/
(Pr+Pe)<0.45であり、最も望ましい範囲は、0.
27<Pe/(Pr+Pe)<0.36である。
【0063】電子ビーム加熱の割合いが大きくなると蒸
着効率が減少するのは、電子ビームの通過する領域(蒸
気流拡散制御手段の内壁面)が加熱されることにより、
付着材料の再蒸着が著しくなり、結果的に基材の付着領
域以外の範囲に飛散する蒸気の割合いが大きくなるため
と考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録媒体の製造方法を実施す
るための製造装置の一実施形態を表す図
【図2】従来の磁気記録媒体の製造装置を表す図
【符号の説明】 1 真空蒸着装置 2 真空槽 3 ベースフイルム 4 冷却キャン 5 送出し軸 6 巻取り軸 7 仕切り板 8 巻取り室 9 蒸着室 10 磁性材料 11 蒸発容器 11a 耐火物ルツボ 12 高周波誘導加熱コイル 13,14 マスク 15 蒸気流拡散制御手段 17 ガス吹付部 18 マスク開口部 30 電子銃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空雰囲気中で、長尺の可撓性基板を搬
    送するとともに、前記基板が搬送される経路の下方に配
    設された磁性材料からなる蒸発源を加熱して、前記磁性
    材料を蒸発せしめ、前記蒸発源と前記可撓性基板との間
    に設けた、前記磁性材料の蒸発によって生じる蒸気流の
    拡散方向を規制制御する蒸気流拡散制御手段中を通過さ
    せるとともに、該蒸気流の前記可撓性基板への入射角度
    を規制する入射角規制手段を設けて、前記蒸気流の指向
    性を制御しつつ、更に、酸化性ガスを該蒸気流に吹き付
    けながら、該蒸気流を前記可撓性基板表面に蒸着させ
    て、磁性薄膜を形成せしめる磁気記録媒体の製造方法に
    おいて、 前記蒸発源を、高周波誘導加熱および電子ビームにより
    加熱蒸発させるとともに、前記磁性材料の蒸発によって
    生じる蒸気流と、前記酸化性ガスに前記電子ビームを照
    射し、イオン化させることを特徴とする磁気記録媒体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記高周波誘導加熱と前記電子ビームを
    発生させる投入電力を、それぞれPr、Peとし、その
    関係を、 Pe/(Pr+Pe)<0.5 とすることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の
    製造方法。
JP27065196A 1996-10-14 1996-10-14 磁気記録媒体の製造方法 Withdrawn JPH10124870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27065196A JPH10124870A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 磁気記録媒体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27065196A JPH10124870A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 磁気記録媒体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10124870A true JPH10124870A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17489064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27065196A Withdrawn JPH10124870A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 磁気記録媒体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10124870A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133133A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Toyobo Co Ltd 真空薄膜形成装置用防着板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133133A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Toyobo Co Ltd 真空薄膜形成装置用防着板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0445889B2 (ja)
JPH10154329A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH0318254B2 (ja)
US20030118726A1 (en) Film vapor deposition method
JPH10124870A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH10154325A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH10143862A (ja) 磁気記録媒体の製造方法および装置
JP3516286B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法および装置
JPH10154326A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2000322738A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JP2000311338A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH10154327A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH0896339A (ja) 磁気記録媒体
JPH10154328A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS58220244A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPH10112027A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JP3266009B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2006260659A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH10124867A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH10154324A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JP2000311339A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH09212858A (ja) 磁気記録媒体の製造方法並びにその製造装置
JPH10124868A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH0562186A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3091576B2 (ja) 真空蒸着における膜厚制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106