JPH10124052A - タッチ検出装置 - Google Patents

タッチ検出装置

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JPH10124052A
JPH10124052A JP8282715A JP28271596A JPH10124052A JP H10124052 A JPH10124052 A JP H10124052A JP 8282715 A JP8282715 A JP 8282715A JP 28271596 A JP28271596 A JP 28271596A JP H10124052 A JPH10124052 A JP H10124052A
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JP
Japan
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data
touch
key
touch data
cycle
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Application number
JP8282715A
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English (en)
Inventor
Toru Suzuki
亨 鈴木
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 鍵盤楽器において打鍵速度を検出する2つの
スイッチに対して、オン/オフ状態を検出する分解能と
2つが閉じる時間差を検出する分解能とを別々に設定で
きるようにし、予期しない楽音の変化を防ぐ。 【解決手段】 タッチタイマ5とスキャンタイマ6とは
それぞれタッチタイマデータTtとスキャンタイマデー
タStに応じた周期でインタラプト信号INT1,IN
T2を発生する。CPU7にINT2が入力されるとキ
ースキャン回路2がキーボード1をスキャンする。CP
U7にINT1が入力されるとタッチカウンタTCが+
1され、各キーの打鍵速度であるタッチデータがこの周
期でカウントされる。TtとStは別々に設定できる。
過去のタッチデータに基づいて新しく検出されたデータ
を変化が緩和される方向に修正してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鍵盤等の発音指
示手段の操作状態を検出するタッチ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の電子鍵盤楽器には、各鍵
の下面に2つずつスイッチが設けられ、打鍵操作に伴っ
て2つのスイッチが時間差を有して閉じるように構成さ
れたものがある。そして、上記2つのスイッチのオン/
オフ状態が一定周期で走査(スキャン)され、また、上
記2つのスイッチが閉じる時間差が一定周期のクロック
を用いてカウントされる。得られた時間差データは、打
鍵速度または打鍵強度を表すタッチデータとされ、この
タッチデータは発音される楽音の音色、音量等を決定す
るための音楽的ファクタの一つとして用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置においては、上記各鍵毎に設けられた2つのスイ
ッチのオン/オフ状態を走査するための走査周期を決め
るタイマ動作と、上記2つのスイッチが閉じる時間差を
カウントするためのカウント周期を決めるタイマ動作と
が、一つのタイマによって行われていた。このため、上
記スイッチのオン/オフ状態を検出するときの分解能と
スイッチが閉じる時間差を検出するときの分解能とを異
ならせることができなかった。
【0004】また、例えば、演奏者がキーボードの複数
のキーを同じ速さまたは強さで打鍵しても、全く同じ速
度または強度ではなく多少変化する。このため、複数の
キーを同じ速度または強度で連続して打鍵しても、各キ
ーの楽音の音量や波形が異なることがある。また、上記
タイマのタイマ周期を短くすることには限界があり、上
記時間差を検出するときの分解能を無限に高めことはで
きない。
【0005】このため、同じ音高のキーについて前回の
打鍵速度または打鍵強度に対して少し速度または強度を
変えて打鍵しても、タッチデータが大きく変化する場合
がある。この場合には、タッチデータに応じて発音され
る楽音の音量や波形が変化するので、演奏者が予測しな
い楽音の変化が行われる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の発音指示手段のそれぞれに対応して
設けられた複数の作動手段の作動を走査する周期と、発
音指示手段ごとの作動手段の作動時間差をカウントする
周期とが異なるようにしたものである。
【0007】これにより、上記走査周期とカウント周期
とを異なる周期とすることができ、複数の作動手段の作
動を検出するときの分解能と、作動手段の作動時間差を
検出するときの分解能とを別々に設定することができ
る。
【0008】また、本発明は、発音指示手段のタッチデ
ータを求め、過去のタッチデータと新たに検出されたタ
ッチデータとの差が小さくなるように、当該新たに検出
されたタッチデータを修正するようにしたものである。
これにより、タッチデータの変化を緩和することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】
1.全体回路 図1は電子楽器の全体回路を示す。キーボード1の各キ
ーはキースキャン回路2によってスキャンされ、キーオ
ン、キーオフを示すデータが検出され、CPU7によっ
てRAM8に書き込まれる。キーボード(電子鍵盤楽
器)1は、電子弦楽器、電子吹奏(管)楽器、電子打楽
器(パッド等)、コンピュータのキーボード等で代用し
ても良い。操作パネルに設けられたパネルスイッチ群3
の各スイッチやキーは、パネルスキャン回路4によって
スキャンされる。このスキャンデータはCPU7へ送ら
れ、RAM8に書き込まれる。
【0010】タッチタイマ5は、一定周期毎にインタラ
プト信号INT1を発生してCPU7へ送る。スキャン
タイマ6は、一定周期毎にインタラプト信号INT2を
発生してCPU7へ送る。タッチタイマ5及びスキャン
タイマ6は、CPU7内のクロック発生器または別個に
設けられたクロック発生器から発生されるクロック信号
を用いてタイムカウントを行って、タイムアップ時にイ
ンタラプト信号INT1、INT2を発生する。以下、
タッチタイマ5からインタラプト信号INT1が発生さ
れる周期を「カウント周期」、スキャンタイマ6からイ
ンタラプト信号INT2が発生される周期を「スキャン
周期」とする。
【0011】また、CPU7は、後述するタッチタイマ
データTtまたはスキャンタイマデータStをRAM8
から読み出して、タッチタイマ5またはスキャンタイマ
6へ送る。タッチタイマ5はプログラマブルであり、タ
ッチタイマデータTtに応じた周期でインタラプト信号
INT1を発生し、スキャンタイマ6もプログラマブル
であり、スキャンタイマデータStに応じた周期でイン
タラプト信号INT2を発生する。従って、タッチタイ
マデータTtまたはスキャンタイマデータStを変える
ことによって、カウント周期またはスキャン周期を変え
ることができる。
【0012】上記キースキャン回路2は、上記スキャン
周期でキーボード1の各キーをスキャンする。すなわ
ち、CPU7にインタラプト信号INT2が入力される
と、CPU2からキースキャン回路へスキャン開始を指
令するデータが送られる。キースキャン回路2は、この
指令データに応答して各キーをスキャンし、このスキャ
ンデータをバッファに一時的に記憶する。また、CPU
7は、インタラプト信号INT2が入力されたとき、上
記指令データをキースキャン回路2へ送るとともに、上
記バッファに記憶されているスキャンデータを読み込ん
で、CPU7内のリングバッファに一時的に記憶する。
RAM8には、各種のデータが記憶され、記憶されたデ
ータの一部が操作パネルに設けられたLCD(液晶表示
装置)21に表示される。
【0013】ROM9(内部記憶媒体/手段)には後述
する各フローチャートに応じたコンピュータプログラム
であって、CPU5が実行する各種処理に応じたコンピ
ュータプログラムが記憶されている。このコンピュータ
プログラムはCD−ROM(外部記憶媒体/手段)等に
記憶され、上記RAM6(内部記憶媒体/手段)に書き
込まれ記憶される(インストール/転送/複写される)
こともある。またROM9には、イントロ、フィルイ
ン、エンディング等の各パターンに応じたリズム、コー
ド等のシーケンス情報が記憶されており、パネルスイッ
チ群3の選択キーによって選択されたパターンが読み出
されて自動演奏される。
【0014】MIDI回路10は、外部接続された電子
楽器との間で楽音情報の送受を行うためのインターフェ
イスである。この楽音情報はMIDI(ミュージカルイ
ンスツルメントデジタルインターフェイス)規格のもの
で、この楽音情報に基づいた発音または自動演奏も行わ
れる。このMIDI回路10に楽音情報が送られて一時
的に記憶されると、CPU5に対してインタラプト信号
が与えられて、送られてきた楽音情報の取り込みや楽音
情報の送受が行われる。
【0015】トーンジェネレータ11は、DSP(デジ
タルシグナルプロセッサ)またはMPU(マイクロプロ
セッシングユニット)等を用いた楽音発生回路である。
このトーンジェネレータ11では、上記キーボード1及
びパネルスイッチ群3から入力されたキーナンバ、タッ
チ、音色、リズム等の音楽的ファクタデータに応じた楽
音データが生成される。このトーンジェネレータ11に
は、複数チャンネル分、例えば16チャンネル分の楽音
生成系が時分割処理により形成されており、楽音をポリ
フォニックに発音させることができる。この各チャンネ
ルに割り当てられる上記楽音データはアサインメントメ
モリ(図示せず)に記憶される。
【0016】サウンドシステム12では、上記トーンジ
ェネレータ11から送られてきた楽音データに、デジタ
ルフィルタによってフィルタ処理が施されたり、エフェ
クト回路によってリバーブ効果が付加されたり、パンニ
ング回路によって音像位置の設定が行われる。さらに、
サウンドシステム12では、D−A変換器によって上記
楽音データに応じたアナログ信号を生成してスピーカか
ら発音する。
【0017】2.パネルスイッチ群 上記パネルスイッチ群3には、図2に示すように、LC
D(液晶表示装置)21、音量設定用のつまみ22、テ
ンポ設定用のつまみ23、アップキー24、ダウンキー
25、モード切り換えスイッチ26のほか、種々の設定
スイッチや操作スイッチ等(図示せず)が設けられてい
る。
【0018】音量設定用のつまみ22は、上記サウンド
システム12から発音される楽音全体の音量を変化させ
るための操作子である。また、テンポ設定用のつまみ2
3は、自動演奏によって発音される楽音のテンポを変化
させるための操作子である。そして、上記パネルスキャ
ン回路4によってつまみ22、23の操作量が検出され
て、この検出された操作量データがCPU7へ送られ
る。CPU7に入力された操作量データは、音量データ
またはテンポデータとして使用される。この音量データ
は演奏強度的ファクタの1つであり、テンポデータは演
奏速度的ファクタの1つである。
【0019】アップキー24はLCD21に表示された
数値を増加させ、ダウンキー25はLCD21に表示さ
れた数値を減少させる。アップキー24とダウンキー2
5は、アップダウンカウンタ(図示せず)に接続されて
おり、両キー24、25の操作によってカウント値が変
化する。このカウント値はパネルスキャン回路4によっ
て読み取られてCPU7へ送られる。
【0020】モード切り換えスイッチ26は、上記アッ
プキー24とダウンキー25によるパラメータの設定モ
ードを切り換えるスイッチである。スイッチ26を操作
する毎に、カウント周期を設定するモードとスキャン周
期を設定するモードとが切り換えられる。従って、カウ
ント周期とスキャン周期とを別々に独立して設定するこ
とができ、カウント周期とスキャン周期とを異なる値に
設定することが可能である。勿論、カウント周期とスキ
ャン周期とを同じ値に設定することも可能である。
【0021】LCD21には、上記設定モードにおける
周期が表示される。例えば、タッチタイマ5の周期を設
定するモードでは「TOUCH=1/256」、スキャ
ンタイマ6の周期を設定するモードでは「SCAN=1
/128」のように、モード名と周期とが表示される。
【0022】3.キースイッチ 図3に示すように、キーボード1の各キーKの下面に
は、弾性体からなる基体30が取り付けられている。こ
の基体30は段差を有した階段状に形成されており、下
方の段面にスイッチS1が設けられ、上方の段面にスイ
ッチS2が設けられている。そして、キーKの下方に配
設された基板33には、スイッチS1、S2に対向する
接点31、32が同じ高さの位置に設けられている。な
お、図3は上下方向の寸法を実際よりも拡大して示すも
のである。
【0023】キーKが打鍵されると、スイッチS1が先
に接点31に当接して閉じられ、スイッチS1はオンに
なる。次に、スイッチS2が時間差を有して接点32に
当接して閉じられ、スイッチS2がオンになる。そし
て、図4に示すように、スイッチS1がオンになった時
間T1からスイッチS2がオンになった時間T2までの
時間差Tvに基づいて、打鍵速度または打鍵強度を表す
タッチデータが作成される。キーオンイベントはスイッ
チS2がオンになった時間T2であり、キーオフイベン
トはスイッチS1がオフになった時間T3である。
【0024】4.レジスタ群 図8はRAM8に設けられたレジスタ群の一部を示す。
RAM8に設けられたレジスタには、タッチカウントデ
ータTC、キー指定ポインタデータx、全キー数データ
KN、タッチデータTnew 、緩和率データR、タッチタ
イマデータTt、スキャンタイマデータSt、テンポデ
ータTmp、音量データVol等が記憶される。
【0025】タッチカウントデータTCは、後述するタ
ッチカウンタ処理で、上記カウント周期に同期してカウ
ントアップされる。このタッチカウントデータTCは、
上記スイッチS1とS2とが閉じられる時間差を求める
ための時間データとして使用される。
【0026】キー指定ポインタデータxは、後述するR
AM8内の各キー毎のデータの中から1つのキーのデー
タを指定するために使用される。このキー指定ポインタ
データxは「0」〜「KN」までの値を有し、x=
「0」が最低音高のキーに対応しており、x=「KN」
が最高音高のキーに対応している。また、全キー数デー
タKNはキーボード1の鍵数データである。
【0027】タッチデータTnew は、キーオンイベント
があったキーについて、打鍵速度または打鍵強度等のタ
ッチレスポンスを表すデータであり、本実施例では、上
記スイッチS1とスイッチS2とが閉じられた時間の差
である。また、緩和率データRは、旧タッチデータTol
d に対して新タッチデータTnew が変化した量を一定率
に減少させるためのデータであり、例えばR=50%に
設定される。この緩和率データRは、後述するイニシャ
ライズ処理(ステップ102)でROM9からRAM8
に書き写される。
【0028】タッチタイマデータTtは、上記タッチタ
イマ5から上記インタラプト信号INT1が発生される
周期(カウント周期)を決めるデータである。このタッ
チタイマデータTtには、上記モード切り換えスイッチ
26によってカウント周期設定モードが選択されたとき
に、上記アップキー24とダウンキー25の操作によっ
て設定されたカウント周期が記憶される。
【0029】スキャンタイマデータStは、上記スキャ
ンタイマ6から上記インタラプト信号INT2が発生さ
れる周期(スキャン周期)を決めるデータである。この
スキャンタイマデータStには、上記モード切り換えス
イッチ26によってスキャン周期設定モードが選択され
たときに、上記アップキー24とダウンキー25の操作
によって設定されたスキャン周期が記憶される。
【0030】さらに、上記タッチタイマデータTt及び
スキャンタイマデータStは、後述する音量データVol
またはテンポデータTmpに応じて変更される。例えば、
上記パネルスキャン回路4からスキャンデータがCPU
7に入力されると、RAM8に記憶されているタッチタ
イマデータTt及びスキャンタイマデータStが読み出
され、スキャンデータの中の音量データVolとテンポデ
ータTmPを用いた所定の演算合成が行われる。この演算
合成は、例えば音量データVolおよびテンポデータTmp
に応じて変化する変数を決定し、この変数をタッチタイ
マデータTtおよびスキャンタイマデータStに加減乗
除したり、または関数を用いた計算を行っても良いし、
データテーブルのルックアップ処理でも良い。
【0031】音量データVolは、上記音量設定用のつま
み22によって設定された音量を表すデータであり、上
記パネルスキャン回路4によってつまみ22の操作量が
検出され、この操作量データが音量データVolとして記
憶される。また、テンポデータTmpは、上記テンポ設定
用のつまみ23によって設定されたテンポを表すデータ
であり、上記パネルスキャン回路4によってつまみ23
の操作量が検出され、この操作量データがテンポデータ
Tmpとして記憶される。
【0032】また、伴奏、リズム等の演奏パートの一部
が自動演奏される自動演奏モードにおいては、ROM9
から読み出された自動演奏データの中の音量データVol
とテンポデータTmpが上記RAM8のレジスタに書き写
される。そして、この自動演奏データ中の音量データV
ol及びテンポデータTmpを用いて、上記タッチタイマデ
ータTt及びスキャンタイマデータStの変更が行われ
る。
【0033】さらに、MIDI回路10から入力された
外部データを用いて演奏が行われる場合には、この外部
データ内の音量データVol及びテンポデータTmpが上記
RAM8のレジスタに書き込まれ、これらのデータVo
l、Tmpに応じて上記タッチタイマデータTt及びスキ
ャンタイマデータStが変更される。
【0034】なお、タッチタイマデータTtおよびスキ
ャンタイマデータStが、音楽的ファクタ、すなわち、
演奏速度的ファクタ(テンポ、リタルダンド等)、演奏
強度的ファクタ(音量、フォルテ、ピアノ等)、音高的
ファクタ、音色的ファクタ、タッチ的ファクタ、音長的
ファクタ、ステレオ的ファクタまたは設定エフェクト量
の全部または一部に応じて変更されるようにしても良
い。
【0035】この場合、上述の音量データVolおよびテ
ンポデータTmpと同様に、これらファクタデータがタッ
チタイマデータTtまたはスキャンタイマデータStに
演算合成される。これらファクタデータは、再生される
自動演奏データの中に記憶されたり、上記MIDI回路
10を介して他の装置から送られたり、上記キーボード
1またはパネルスイッチ群3より入力される。
【0036】5.メモリマップ 図6に示すように、RAM8には各キー毎のスイッチS
1のオン/オフデータを記憶するエリアA1、各キー毎
のスイッチS2のオン/オフデータを記憶するエリアA
2、スイッチS1タイミングデータを記憶するエリアA
3、各キーのオン/オフデータを記憶するエリアA4及
び各キー毎のタッチデータTold を記憶するエリアA5
が設けられている。
【0037】上記キーボード1の各キーには、最低音高
のキーから順番にキーナンバが与えられており、上記各
エリアにはこのキーナンバ毎にデータが記憶される。キ
ーナンバに対応するアドレスの指定は上記キー指定ポイ
ンタxによって行われ、x=0が最低音高のキーナンバ
に対応し、x=KNが最高音高のキーナンバに対応して
いる。
【0038】スイッチS1のオン/オフデータが記憶さ
れるエリア、スイッチS2のオン/オフデータが記憶さ
れるエリアは2段に区分され、それぞれ新旧のオン/オ
フデータが記憶される。また、スイッチS1、S2及び
キーのオン/オフデータは、オンであれば「1」、オフ
であれば「0」である。
【0039】エリアA1には、後述するタッチレスポン
ス処理(ステップ108)で、新たに読み込まれた各キ
ーのスイッチS1のオン/オフデータが新データS1ne
w として記憶され、前回の処理で記憶された各キーのス
イッチS1のオン/オフデータが旧データS1old とし
て記憶される。
【0040】エリアA2には、タッチレスポンス処理
(ステップ108)で、新たに読み込まれた各キーのス
イッチS2のオン/オフデータが新データS2new とし
て記憶され、前回の処理で記憶された各キーのスイッチ
S2のオン/オフデータが旧データS2old として記憶
される。
【0041】エリアA3には、各キー毎に、打鍵が開始
されてスイッチS1が閉じられたときのタイマカウント
データTCが、スイッチS1が閉じられたタイミングを
示すデータとして記憶される。エリアA4には、各キー
毎に、キーオンイベントがあった場合には「1」に書き
換えられ、キーオン状態で「1」が記憶され、キーオフ
イベントがあった場合には「0」に書き換えられ、キー
オフ状態で「0」が記憶される。
【0042】エリアA5には、後述するタッチデータ修
正処理(ステップ174)で修正された後の、スイッチ
S1が閉じられてからスイッチS2が閉じられるまでの
時間差に相当するタッチデータTold が、各キー毎に記
憶される。このタッチデータTold は、音楽的ファクタ
データの中のタッチ的ファクタデータの一部としてCP
U7からトーンジェネレータ11へ送られる。
【0043】6.メインルーチン 図7はメインルーチンのフローチャートである。この処
理は電源投入によりスタートし、電源オフにより終了す
る。電源投入時には、上記RAM8内の各種レジスタの
クリア処理等のイニシャライズ処理が行われる(ステッ
プ102)。このイニシャライズ処理(ステップ10
2)では、上記タッチタイマ5へタッチタイマデータT
tの初期値データが送られ、上記スキャンタイマ6へス
キャンタイマデータStの初期値データが送られる。
【0044】その後、パネルスイッチ処理(ステップ1
04)、キーオン/オフ処理(ステップ106)、タッ
チレスポンス処理(ステップ108)、MIDI処理
(ステップ110)、音色変更処理(ステップ11
2)、自動演奏処理(ステップ114)、その他の処理
(ステップ116)が繰り返し実行される。
【0045】パネルスイッチ処理(ステップ104)で
は、パネルスキャン回路4からCPU7へ入力されるス
キャンデータに基づいて、各種のパネルスイッチ群3に
関する処理が行われる。
【0046】キーオン/オフ処理(ステップ106)で
は、キーボードスキャン回路2からCPU7に入力され
たスキャンデータに基づいてキーオンイベント及びキー
オフイベントの判別が行われ、キーオンイベントがあっ
たキーについては音楽的ファクタデータを含む楽音デー
タが形成され、キーオフイベントがあったキーについて
は消音を指令するデータが形成される。また、このキー
オン/オフ処理では、下記のタッチレスポンス処理(ス
テップ108)が行われる。
【0047】タッチレスポンス処理(ステップ108)
では、上記スイッチS1とスイッチS2のオン/オフデ
ータに基づいて、各キーの打鍵開始、キーオンイベン
ト、離鍵開始、キーオフイベントが検出され、さらに、
タッチレスポンスを表すデータとして、スイッチS1が
閉じられてからスイッチS2とが閉じられるまでの時間
差データが求められる。
【0048】MIDI処理(ステップ110)では、上
記キーボード1、パネルスイッチ群3の操作に応じた楽
音情報を、MIDI回路10を介して出力するミディア
ウト処理と、MIDI回路10を通じて入力された楽音
データを処理するミディイン処理とが行われる。
【0049】音色変更処理(ステップ112)では、パ
ネルスキャン回路4からCPU7へ入力されるスキャン
データの中からパネルスイッチ群3に設けられた音色選
択スイッチ(図示せず)の操作データが読み出されて、
音色選択スイッチによって選択された音色に対応する音
色データがROM9から読み出されてRAM8に書き写
される。この音色データは、ピアノ、オルガン、バイオ
リン、マンドリン、フルート、ドラム…等の楽器固有の
波形データ、楽器以外の人工的音色の波形データ、エン
ベロープデータ、周波数特性データ等の音色を形成する
ために必要な楽音データである。
【0050】そして、この音色データがトーンジェネレ
ータ11へ送られ、トーンジェネレータ11内のバッフ
ァ(アサインメントメモリ)に記憶される。このバッフ
ァ内に他の音色の音色データが記憶されていれば、新た
に送られた音色データに書き換えられる。これにより、
トーンジェネレータ11によって、上記音色選択スイッ
チによって選択された音色の音色データが形成され、こ
の音色の楽音がサウンドシステム12から発音される。
【0051】トーンジェネレータ11では、複数チャン
ネル分の楽音波形データが時分割処理によってポリフォ
ニックに生成され、サウンドシステム12へ送られる。
サウンドシステム12では、トーンジェネレータ11か
ら入力された楽音波形データがアナログの楽音信号に変
換されて発音される。
【0052】自動演奏処理(ステップ114)は、パネ
ルスイッチ群3に設けられた演奏モード切り換えスイッ
チ(図示せず)の操作によって自動演奏モードが選択さ
れたときに行われる。ROM9には、リズムデータ、コ
ードデータ、メロディデータ等の自動演奏データがシー
ケンスデータとして記憶されている。そして、パネルス
イッチ群3に設けられた自動演奏パート選択スイッチ
(図示せず)によって選択された演奏パートのシーケン
スデータがROM9からRAM8へ書き写され、さらに
トーンジェネレータ11へ送られる。
【0053】トーンジェネレータ11では、上記自動演
奏データを用いて楽音波形データが形成される。この楽
音波形データがサウンドシステム12へ送られることに
より、選択された演奏パートの楽音の自動演奏が行われ
る。自動演奏される演奏パート数は、1パート、複数パ
ート、全パートの何れでも良い。
【0054】7.キースキャン処理 図8はキースキャン処理のフローチャートを示す。この
処理はスキャンタイマ6からCPU7へインタラプト信
号INT2が入力される毎に、割り込み処理によって実
行される。すなわち、このキースキャン処理は上記スキ
ャン周期で繰り返し実行される。まず、キーボードスキ
ャン回路2内のバッファに一時的に記憶されているスキ
ャンデータの中の各キーのスイッチS1のオン/オフデ
ータS1new が読み込まれ、このデータS1new は、C
PU2内に設けられているリングバッファに一時的に記
憶される(ステップ122)。
【0055】次に、上記スキャンデータの中の各キーの
スイッチS2のオン/オフデータS2new が読み込ま
れ、このデータS2new がリングバッファに一時的に記
憶される(ステップ124)。さらに、RAM8に記憶
されているタッチカウントデータTCが読み込まれ、こ
のタッチカウントデータがリングバッファに一時的に記
憶される(ステップ126)。
【0056】8.タッチカウンタ処理 図9はタッチカウンタ処理のフローチャートを示す。こ
の処理はタッチタイマ5からCPU7へインタラプト信
号INT1が入力される毎に、割り込み処理によって実
行される。すなわち、このタッチカウンタ処理は上記カ
ウント周期で繰り返し実行される。この処理では、RA
M8に記憶されているタッチカウンタTCがインクリメ
ントされる(ステップ128)。従って、カウント周期
でタッチカウンタTCがカウントアップされる。
【0057】本実施例では、キーボード1の各キーに設
けられたスイッチS1、S2のオン/オフを走査するス
キャン周期と、スイッチS1とS2が閉じられる時間差
をカウントするカウント周期とを異なる周期とすること
ができ、スイッチS1とS2のオン/オフを検出すると
きの分解能と、スイッチS1とS2が閉じられる時間差
を検出するときの分解能とを別々に設定することができ
る。
【0058】これにより、例えば、スイッチS1とS2
が閉じられる時間差を検出するときの分解能を高くした
り低くしたりするために、上記カウント周期のみを短く
または長くすることができるし、逆にスキャン周期のみ
を短くまたは長くすることも可能である。
【0059】9.タッチレスポンス処理 図10はキーオン/オフ処理(ステップ106)の中で
行われるタッチレスポンス処理(ステップ108)のフ
ローチャートである。まず、上記リングバッファに記憶
されているスイッチS1のオン/オフデータS1new が
読み出され、このデータS1new がRAM8の所定エリ
アに記憶される(ステップ132)。同様に、スイッチ
S2のオン/オフデータS2new が上記リングバッファ
から読み出されてRAM8の所定エリアに記憶される
(ステップ134)。
【0060】そして、ROM9からキー数データが読み
出され、RAM8内の所定のレジスタに全キー数データ
KNとして記憶される(ステップ136)。また、キー
指定ポインタデータxが「0」にリセットされる(ステ
ップ138)。これにより、以下の処理では、まず最低
音高のキーについて処理が行われる。
【0061】次に、上記新たに読み込まれたスイッチS
1のオン/オフデータS1new と前回の処理において読
み込まれたスイッチS1のオン/オフデータS1old と
が等しいか否かが判別される(ステップ140)。この
ステップ140の判別がNOであれば、両データS1ne
w とS1old とが異なっているので、打鍵の開始または
キーオフイベントが行われたことになる。従って、次に
打鍵の開始またはキーオフイベントが行われたか否かが
判別される(ステップ142)。このステップ142で
は、新データS1new が旧データS1old よりも大きい
か否かが判別される。すなわち、旧データS1old が
「0」であり新データS1new が「1」であるときに、
打鍵の開始が行われたと判別される。
【0062】次に、上記リングバッファに記憶されてい
るタッチカウントデータTCが読み出されて、S1タイ
ミングデータとしてRAM8の所定エリアに記憶される
(ステップ144)。さらに、上記ステップ140、1
42において使用されたデータS1new は、旧データS
1 old としてRAM8の所定エリアへ書き写される
(ステップ146)。そして、キー指定ポインタデータ
xがインクリメントされる(ステップ154)。
【0063】他方、上記ステップ140の判別がYES
であれば新旧データS1new とS1old とが等しいの
で、スイッチS1はオンまたはオフのままである。この
場合には、打鍵開始またはキーオフイベントに伴う処理
は行われず、ステップ142、144、146の処理は
ジャンプされる。
【0064】また、上記ステップ142の判別がNOで
あれば、上記新データS1new が「0」であり旧データ
S1old が「1」である。これは、スイッチS1がオン
からオフに変化してキーオフイベントがあったことを意
味する。この場合には、RAM8内のキー指定ポインタ
データxに応じたキーナンバのエリアに記憶されている
キーマップデータが「1」であるか否かが判別される
(ステップ148)。キーマップデータが「1」であれ
ば、このキーマップデータが「0」にクリアされる(ス
テップ150)。
【0065】そして、次にキーオフ処理が行われる(ス
テップ152)。このキーオフ処理では、キー指定ポイ
ンタデータxに対応するキーナンバの楽音に対し、キー
オフを指令するデータがトーンジェネレータ11へ送ら
れる。これにより、トーンジェネレータ11によって、
キー指定ポインタデータxに対応するキーナンバの楽音
を消音させる処理が行われる。
【0066】ステップ152の後またはステップ148
の判別がNOであったときには、ステップ146で、上
記新データS1new が、旧データS1old としてRAM
8の所定エリアへ書き写される。そして、キー指定ポイ
ンタデータxがインクリメントされる(ステップ15
4)。
【0067】他方、上記ステップ140の判別がYES
であれば新旧データS1new とS1old とが等しいの
で、スイッチS1はオンまたはオフのままである。この
場合には、打鍵開始またはキーオフイベントに伴う処理
は行われず、ステップ142、144、146の処理は
ジャンプされる。
【0068】また、上記ステップ142の判別がNOで
あれば、上記新データS1new が「0」であり旧データ
S1old が「1」である。これは、スイッチS1がオン
からオフに変化してキーオフイベントがあったことを意
味する。この場合には、RAM8内のキー指定ポインタ
データxに応じたキーナンバのエリアに記憶されている
キーマップデータが「1」であるか否かが判別される
(ステップ148)。キーマップデータが「1」であれ
ば、このキーマップデータが「0」にクリアされる(ス
テップ150)。
【0069】そして、次にキーオフ処理が行われる(ス
テップ152)。このキーオフ処理では、キー指定ポイ
ンタデータxに対応するキーナンバの楽音に対し、キー
オフを指令するデータがトーンジェネレータ11へ送ら
れる。これにより、トーンジェネレータ11によって、
キー指定ポインタデータxに対応するキーナンバの楽音
を消音させる処理が行われる。
【0070】ステップ152の後またはステップ148
の判別がNOであったときには、ステップ146で、上
記新データS1new が、旧データS1old としてRAM
8の所定エリアへ書き移される。そして、キー指定ポイ
ンタデータxがインクリメントされる(ステップ15
4)。
【0071】以上の処理(ステップ140〜152)が
全てのキーについて行われる(ステップ154、15
6)。これにより、打鍵開始があったキーについては、
S1タイミングデータとしてタッチカウントデータTC
が記憶され(ステップ144)、キーオフイベントがあ
ったキーについてはキーオフ処理(ステップ152)が
行われる。そして、次にスイッチS2に関する処理(ス
テップ158)が行われる。
【0072】10.スイッチS2に関する処理 図11はスイッチS2に関する処理(ステップ158)
のフローチャートを示す。まず、上記キー指定ポインタ
データxが再び「0」にリセットされる(ステップ16
2)。これにより、以下の処理では、まず最低音高のキ
ーについてスイッチS2に関する処理が行われる。
【0073】次に、上記新たに読み込まれたスイッチS
2のオン/オフデータS2new と前回の処理において読
み込まれたスイッチS2のオン/オフデータS2old と
が等しいか否かが判別される(ステップ164)。この
ステップ164の判別がNOであれば、両データS2ne
w とS2old とが異なっているので、キーオンイベント
または離鍵の開始が行われたことになる。従って、次に
キーオンイベントまたは離鍵の開始が行われたか否かが
判別される(ステップ166)。このステップ166で
は、新データS2new が旧データS2old よりも大きい
か否かが判別される。すなわち、旧データS2old が
「0」であり新データS2new が「1」であるときに、
キーオンイベントがあったと判別される。
【0074】この場合には、次に、上記リングバッファ
に記憶されているタッチカウントデータTCが読み出さ
れて、RAM8に記憶されているS1タイミングデータ
から減算され、この演算結果がタッチデータTnew とし
てRAM8に記憶される(ステップ168)。すなわ
ち、ステップ168では次の演算が行われる。
【0075】 Tnew =TC−(S1タイミングデータ) …(1) このとき、RAM8から読み出されるS1タイミングデ
ータは、打鍵開始が行われてスイッチS1が閉じられた
ときのタッチカウントデータTCであり、上記ステップ
144で記憶されたデータである。従って、タッチデー
タTnew は、スイッチS1が閉じられてからスイッチS
2が閉じられるまでの時間差を表すデータである。
【0076】次に、得られたタッチデータTnew が負の
値であるか否かが判別される(ステップ170)。ここ
で、タッチデータTnew が負の値となるのはタッチカウ
ンタがオーバフローして「S1タイミングデータ」>
「TC」となる場合であり、負の値になったときには正
の値に変換される(ステップ172)。タッチデータT
new が正の値であればステップ172はジャンプされ
る。そして、得られた新タッチデータTnew を前回の処
理で得られた旧タッチデータTold に応じて修正する処
理(ステップ174)が行われる。このタッチデータ修
正処理(ステップ174)によって修正された後のタッ
チデータは、旧タッチデータTold としてRAM8に記
憶される。
【0077】次に、RAM8内のキー指定ポインタデー
タxに応じたキーナンバのエリアに記憶されているキー
マップデータが「1」であるか否かが判別される(ステ
ップ176)。キーオンイベントがあったときには、キ
ーマップデータが「0」であるから、ステップ176の
判別はNOとなり、次にキーオン処理(ステップ17
8)が行われる。
【0078】キーオン処理(ステップ178)では、キ
ーオンイベントが行われたキーナンバデータと共に、キ
ーオンを指令するデータ、上記修正後のタッチデータT
old、その他の音楽的ファクタデータ等を含む楽音デー
タが形成され、この楽音データがトーンジェネレータ1
1へ送られる。トーンジェネレータ11では、入力され
た楽音データに応じて、入力されたキーナンバの音高の
楽音波形データについて、入力されたタッチデータTol
d 、その他の音楽的ファクタデータに応じて楽音波形が
生成/修正される。トーンジェネレータ11で形成され
た楽音波形データはサウンドシステム12へ送られ、キ
ーオンイベントが行われたキーの楽音が発音される。そ
して次に、キー指定ポインタデータxに対応するキーマ
ップデータに「1」がセットされる(ステップ18
0)。
【0079】ステップ180の後、ステップ176の判
別がYESの場合及びステップ166の判別がNOの場
合には、次に、上記ステップ164、166において使
用されたデータS2new は、旧データS2old としてR
AM8の所定エリアへ書き移される(ステップ18
2)。ステップ166の判別がNOの場合には、上記新
データS2new が「0」であり、旧データS2 old が
「1」である。これは、スイッチS2がオンからオフに
変化して、離鍵開始が行われたことを意味する。そし
て、ステップ182の後に、キー指定ポインタデータx
がインクリメントされる(ステップ184)。
【0080】他方、上記ステップ164の判別がYES
であれば新旧データS2new とS2old とが等しいの
で、スイッチS2はオンまたはオフのままである。この
場合には、キーオンイベントまたは離鍵開始に伴う処理
は行われず、ステップ166〜182の処理はジャンプ
される。
【0081】以上の処理(ステップ164〜184)が
全てのキーについて行われる(ステップ184、18
6)。これにより、キーオンイベントがあったキーにつ
いては、タッチデータTnew 、Told が求められて、楽
音データの一部としてトーンジェネレータ11へ送られ
る。
【0082】11.タッチデータ修正処理 図12は、上記S2処理(ステップ158)の中のタッ
チデータ修正処理(ステップ174)のフローチャート
を示す。この処理では、キーのタッチデータTold の変
化を緩和するための修正が行われる。
【0083】例えば、演奏者がキーボード1の複数のキ
ーを同じ速さまたは強さで打鍵しても、全く同じ速度ま
たは強度ではなく多少変化する。このため、複数のキー
を同じ速度または強度で連続して打鍵しても、各キーの
楽音の音量が異なることがある。また、上記タッチタイ
マ5のタイマ周期を短くすることには限界があり、上記
タッチカウントデータTCの分解能を無限に高めことは
できない。このため、同じ音高のキーについて前回の打
鍵速度または打鍵強度に対して少し速度または強度を変
えて打鍵しても、タッチデータが大きく変化する場合が
ある。この場合には、タッチデータに応じて発音される
楽音の音量や波形が変化するので、演奏者が予測しない
楽音の変化が行われる。
【0084】そこで、本実施例では、前回の処理で記憶
されたタッチデータTold と新たに得られたタッチデー
タTnew とを比較し、両タッチデータの変化を緩和する
処理を設けた。図14に示すタッチデータ修正処理(ス
テップ174)は、その一例であり、この他の演算、デ
ータの置換等によってタッチデータの修正を行う処理で
あっても良い。
【0085】まず、RAM8からキー指定ポインタデー
タxに対応する旧タッチデータTold が読み出される
(ステップ190)。次に、RAM8から緩和率データ
Rが読み出される(ステップ192)。そして、読み出
されたデータTold 、Rと新たに読み込まれた新タッチ
データTnew とを用いて次の演算が行われ(ステップ1
94)、新タッチデータTnew が修正される。
【0086】 Told =(Tnew −Told )×R+Told …(2) この演算によって、旧データTold と新データTnew と
の差に緩和率Rが乗算され、旧データTold に加算され
る。そして、キー指定ポインタデータxに対応する旧タ
ッチデータTold は、この修正後のタッチデータTold
に書き換えられる(ステップ194)。これにより、新
データTnew の旧データTold に対する変化量の半分の
値が新たなタッチデータの変化量となり、タッチデータ
の変化が緩和される。上記S2処理(ステップ158)
が全てのキーについて行われるので、タッチデータ修正
処理(ステップ174)も全キーについて行われる。
【0087】例えば、演奏者は同じ速度または強度で複
数のキーを打鍵したつもりでも、実際には打鍵速度また
は強度が各キー毎に異なっていたため、図13に破線で
示すように、キー指定ポインタデータxが「0」〜
「5」に対応する新タッチデータTnew が大きく変動し
たとする。この場合には、上記タッチデータ修正処理
(ステップ174)によってタッチデータの変化が緩和
され、図13に実線で示すように、上記各キーについて
互いの差が少ないタッチデータに修正される。
【0088】12.タッチデータ修正処理の他の例
(1) 上記実施例では各キー毎に求められたタッチデータTol
d がトーンジェネレータ11へ送られる例を示したが、
例えば、全キーのタッチデータの平均値を求めて、この
平均タッチデータATold を全キーに共通のタッチデー
タとしてもよい。さらにこの共通のタッチデータに基づ
いて各キーのタッチデータを修正するようにしても良
い。
【0089】この場合には、図5に破線で示すように平
均タッチデータATold を記憶するレジスタが増設され
る。さらに、上記タッチデータ修正処理(ステップ17
4)の代わりに図14に示す平均タッチデータ修正処理
(ステップ200)が行われる。
【0090】この処理(ステップ200)では、まずR
AM8に記憶されている平均タッチデータATold とキ
ー指定ポインタデータxに対応するキーの旧タッチデー
タTold が読み出される(ステップ202)。次に、読
み出されたデータATold 、Told と新たに読み込まれ
た新タッチデータTnew とを用いて、キーオンイベント
があったキーについての新タッチデータTnew を含めた
新たな平均タッチデータATnew が求められる(ステッ
プ206)。この新平均タッチデータATnewは、下記
の平均値を求める演算によって求められる。
【0091】 ATnew =(Tnew −Told )/KN+ATold …(3) RAM8に記憶されている平均タッチデータATold
は、この演算により求められた新平均タッチデータAT
new に書き換えられる(ステップ206)。また、RA
M8のキー指定ポインタデータxに対応するキーの旧タ
ッチデータToldが新タッチデータTnew に書き換えら
れる(ステップ206)。
【0092】さらに、図11中のキーオン処理(ステッ
プ178)では、上記平均タッチデータAT old がR
AM8から読み出されて、キーオンイベントがあったキ
ーについてのタッチデータとしてトーンジェネレータ1
1へ送られる。すなわち、各キー毎に求められたタッチ
データTold が平均タッチデータATold に修正された
ことになる。
【0093】なお、上記新平均タッチデータATnew を
求める演算式(3)を次のように変更しても良い。
【0094】 ATnew =(Tnew −Told )R/KN+ATold …(4) これにより、各キー毎の新タッチデータTnew と旧タッ
チデータTold との差を緩和率Rによって緩和した値の
平均値が求められる。この場合には、ステップ202に
RAM8から緩和率データRを読み出す処理が含まれ
る。
【0095】さらに、上記キー指定ポインタデータxを
0からKNまで一巡させて、まずオンイベントがあった
キー全部についてタッチデータTnew を求め、その後に
上記平均タッチデータATold を求める演算処理が実行
されるようにしても良い。新たな平均タッチデータAT
new は、オンイベントがあったキーのタッチデータTne
w の総和をオンイベントがあったキーの総数で割ること
によって得られる。
【0096】そして、オンイベントがあった各キーのタ
ッチデータTnew は、次にキー指定ポインタデータxが
0に戻ってオンイベントがあったキーについてのタッチ
データTnew が求められるまで、同一の平均タッチデー
タATnew に置き換えられ、トーンジェネレータ11へ
送られる。
【0097】13.タッチデータ修正処理の他の例
(2) 上記平均タッチデータATold を、1オクターブ毎の平
均値としても良い。この場合には、RAM8に図15に
示すような1オクターブ毎の平均タッチデータATold
を記憶するエリアが増設される。また、キーボード1は
Mオクターブのキーを有しているものとする。そして、
図14に示す平均タッチデータ修正処理(ステップ20
0)が若干変更される。
【0098】まず、ステップ202で平均タッチデータ
ATold 読み出されるときに、キー指定ポインタデータ
xがどのオクターブのキーを指定しているかが判別され
る。例えば、キー指定ポインタデータxとオクターブ値
とを対応させたデータテーブルのルックアップ処理によ
って判別される。または、各オクターブに含まれるxの
上限値データがRAM8に記憶されており、キー指定ポ
インタデータxと各上限値データとが比較されることに
よって判別される。そして、キー指定ポインタデータx
が属するオクターブに対応する平均タッチデータATol
d がRAM8から読み出される。
【0099】また、ステップ204では、上記演算式
(3)、(4)中の全キー数KNの代わりに、1オクタ
ーブ中の鍵数が用いられる。これにより、キーオンイベ
ントがあったキーについての新タッチデータTnew を含
めた1オクターブ中のタッチデータの平均値ATnew が
求められる。そして、ステップ206では、キー指定ポ
インタデータxが属するオクターブに対応する平均タッ
チデータATold が、新平均タッチデータATnew に書
き換えられる。
【0100】なお、上記平均タッチデータATold を求
める範囲は、全キー範囲またはオクターブ毎に限られ
ず、ある音域毎、所定のキーの範囲、演奏者によって設
定された範囲等であっても良い。そして、これらの範囲
毎に平均タッチデータAToldを求めて、これらの範囲
毎の共通のタッチデータとし、この共通のタッチデータ
によって各キー毎のタッチデータTnew を修正する。
【0101】14.タッチデータ修正処理の他の例
(3) 上述のように、連続して複数のキーが押鍵されるときに
は、同じタッチレスポンスであることが多い。この場
合、各打鍵時間差(打鍵速度または打鍵強度)はほぼ同
じで、各キーは連続的に打鍵されるはずである。
【0102】従って、キーオンイベントのあったキーK
aのスイッチS2がオンになったときの時刻T2aを検
出して、次にキーオンイベントがあったキーKbのスイ
ッチS2がオンになった時刻T2bとの時間差(T2b
−T2a)を求め、この時間差の大きさに応じてキーK
bについてのタッチデータTnew または緩和率Rを補正
しても良い。これにより、単位時間当りの押鍵数の大き
さによってもタッチデータの修正度合が変えられる。
【0103】なお、タッチデータが音楽的ファクタ、す
なわち、演奏速度的ファクタ(テンポ、リタルダンド
等)、演奏強度的ファクタ(音量、フォルテ、ピアノ
等)、音高的ファクタ、音色的ファクタ、タッチ的ファ
クタ、音長的ファクタ、ステレオ的ファクタまたは設定
エフェクト量の全部または一部に応じて変更されるよう
にしても良い。
【0104】この場合、上述の音量データVolおよびテ
ンポデータTmpと同様に、これらファクタデータがタッ
チタイマデータTtまたはスキャンタイマデータStに
演算合成される。これらファクタデータは、再生される
自動演奏データの中に記憶されたり、上記MIDI回路
10を介して他の装置から送られたり、上記キーボード
1またはパネルスイッチ群3より入力される。
【0105】15.他の変形例 なお、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記
緩和率Rの値を可変としても良い。また、緩和率Rが固
定または可変の場合の両者において、全キーについて同
じ緩和率Rを適用しても良いし、例えば1オクターブ毎
のように、ある範囲毎に緩和率Rを異なる値としても良
い。
【0106】また、上記実施例では、キーに設けられた
スイッチS1、S2がオンになる時間差データをタッチ
データとする例を示したが、時間差データを発生させる
作動手段としては、機械的スイッチに限られず、光学的
スイッチ、近接スイッチ、タッチスイッチ、圧力センサ
等、キーの打鍵操作に応じて時間的にずれて作動するも
のであればどのような作動手段でも良い。
【0107】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、複数の
発音指示手段のそれぞれに対応して設けられた複数の作
動手段の作動を走査する周期と、発音指示手段ごとの作
動手段の作動時間差をカウントする周期とを異なる周期
とすることができ、複数の作動手段の作動を検出すると
きの分解能と、作動手段の作動時間差を検出するときの
分解能とを別々に設定することができる。これにより、
例えば、作動手段の作動時間差を検出するときの分解能
を高めるために、上記作動手段の作動時間差をカウント
する周期のみを短くすることができるし、この逆も可能
である。
【0108】また、本発明は、発音指示手段のタッチデ
ータを求め、過去のタッチデータと新たに検出されたタ
ッチデータとの差が小さくなるように、当該新たに検出
されたタッチデータを修正することによって、タッチデ
ータの変化を緩和することができる。
【0109】これにより、演奏者による打鍵速度または
打鍵強度が一定ではないときに、タッチデータが大きく
変動して演奏者の意に反するタッチレスポンスが生じる
ことを防止できる。同様に、上記作動手段の作動時間差
を検出するときの分解能が足りないために、検出された
作動時間差と実際の作動時間差との誤差が大きくなった
場合でも、タッチデータの変化を緩和することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電子楽器の全体回路図である。
【図2】 パネルスイッチ群3の一部を示す平面図であ
る。
【図3】 キーに設けられたスイッチS1及びS2を示
す側面図である。
【図4】 スイッチS1及びS2のオン/オフとキーオ
ン/オフとの関係を示すタイミング図である。
【図5】 RAM8に設けられたレジスタ群の一部を示
す図である。
【図6】 RAM8に設けられたデータマップ図であ
る。
【図7】 メインルーチンのフローチャートを示す図で
ある。
【図8】 キースキャン処理のフローチャートを示す図
である。
【図9】 タッチカウンタ処理のフローチャートを示す
図である。
【図10】タッチレスポンス処理のフローチャートを示
す図である。
【図11】S2処理のフローチャートを示す図である。
【図12】タッチデータ修正処理のフローチャートを示
す図である。
【図13】タッチデータTnew と修正後のタッチデータ
を示す図である。
【図14】平均タッチデータ修正処理のフローチャート
を示す図である。
【図15】RAM8に設けられた平均タッチデータの記
憶エリアマップを示す図である。
【符号の説明】
1…キーボード、2…キーボードスキャン回路、3…パ
ネルスイッチ群、4…パネルスキャン回路、5…タッチ
タイマ、6…スキャンタイマ、7…CPU、8…RA
M、9…ROM、10…MIDI回路、11…トーンジ
ェネレータ、12…サウンドシステム、21…LCD、
22…音量設定用つまみ、23…テンポ設定用つまみ、
24…アップスイッチ、25…ダウンスイッチ、26…
モード切り換え用スイッチ、K…キー、S1、S2…ス
イッチ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音の発音を指示する複数の発音指示手
    段につき、この複数の発音指示手段それぞれに対応して
    設けられ、かつこの発音指示手段の発音操作に応じて時
    間的にずれて作動する複数の作動手段につき、当該作動
    手段の作動を走査するようにし、 この走査の周期を第1の周期として決定するようにし、 上記各発音指示手段ごとに複数の作動手段の各作動の時
    間差を検出するようにし、 この検出される時間差のカウント周期を第2の周期とし
    て決定するようにし、この第1の周期は上記第2の周期
    とは異なることを特徴とするタッチ検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の周期と上記第2の周期とは、
    演奏速度的ファクタ、演奏強度的ファクタ、音高的ファ
    クタ、音色的ファクタ、タッチ的ファクタ、音長的ファ
    クタ、ステレオ的ファクタまたは設定エフェクト量に応
    じて変更されまたは異なっていることを特徴とする請求
    項1記載のタッチ検出装置。
  3. 【請求項3】 楽音の発音を指示する複数の発音指示手
    段につき、この発音指示手段の発音操作の速さまたは強
    さを検出し、この検出されたタッチデータを記憶させる
    ようにし、 この記憶された過去のタッチデータと上記新たに検出さ
    れたタッチデータとの差が小さくなるように、当該新た
    に検出されたタッチデータを修正することを特徴とする
    請求項1または2記載のタッチ検出装置。
  4. 【請求項4】 上記複数の発音指示手段ごとにタッチデ
    ータを記憶するようにし、さらに上記各発音指示手段ご
    とにタッチデータを修正することを特徴とする請求項3
    記載のタッチ検出装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の発音指示手段全体または音域
    ごとの発音指示手段にわたって共通のタッチデータを記
    憶するようにし、この記憶されるようにしたタッチデー
    タに基づいて各発音指示手段のタッチデータを修正する
    ことを特徴とする請求項4記載のタッチ検出装置。
  6. 【請求項6】 上記タッチデータの修正内容は、演奏速
    度的ファクタ、演奏強度的ファクタ、音高的ファクタ、
    音色的ファクタ、タッチ的ファクタ、音長的ファクタ、
    ステレオ的ファクタまたは設定エフェクト量に応じて変
    更されまたは異なっていることを特徴とする請求項4ま
    たは5記載のタッチ検出装置。
  7. 【請求項7】 楽音の発音を指示する複数の発音指示手
    段毎に1つまたは複数設けられ、かつ発音操作の開始か
    ら発音操作の終了までの間に時間的差を有する複数の作
    動信号を発生するようにし、 この発生される上記作動信号に基づいて、上記各発音指
    示手段毎に、発音の開始を判別するようにし、 上記発音指示手段の全てを走査周期毎に走査して、上記
    発生される作動信号を検出するようにし、 この走査の周期を決定するようにし、 手動操作によって上記走査周期を設定するための走査周
    期情報を発生するようにし、 この発生される走査周期情報に応じて上記決定される走
    査周期を変更するようにし、 音楽的ファクタの全てまたは一部に応じて、上記決定さ
    れた走査周期を修正するようにし、 上記発生される作動信号の発生される時間を、各発音指
    示手段毎に検出するようにし、 上記走査周期の決定とは別異であり、上記検出される上
    記作動信号の発生される時間のカウント周期を決定する
    ようにし、 手動操作によって上記カウント周期を設定するためのカ
    ウント周期情報を発生するようにし、 この発生されるカウント周期情報に応じて上記決定され
    るカウント周期を変更するようにし、 音楽的ファクタの全てまたは一部に応じて、上記決定さ
    れたカウント周期を修正するようにし、 上記検出される作動信号の発生される時間に基づいて、
    上記発音の開始が判別された発音指示手段について、上
    記作動信号の発生時間差を各発音指示手段毎に求めるよ
    うにし、 この求められた上記作動信号の発生時間差に応じて、上
    記発音指示手段の発音操作の速さまたは強さを示すタッ
    チデータを発生するようにし、 この発生されたタッチデータを各発音指示手段毎に記憶
    させるようにし、 上記新たに発生された新タッチデータと上記記憶されて
    いる過去のタッチデータとの差を求めるようにし、 上記新たに発生された新タッチデータについて、上記求
    められたタッチデータの差および所定または可変設定さ
    れた補正値による演算を施して、上記タッチデータの差
    が小さくなるように当該新タッチデータを修正するよう
    にし、 上記発生された全発音指示手段のタッチデータの平均値
    を求めるようにし、 上記発生されたタッチデータの平均値を、1オクターブ
    毎に求めるようにし、 上記発生されたタッチデータの平均値を、所定または可
    変設定された範囲について求めるようにし、 上記新たに発生された新タッチデータについて、上記全
    発音指示手段のタッチデータの平均値、または上記1オ
    クターブ毎のタッチデータの平均値、または上記所定ま
    たは可変設定された範囲のタッチデータの平均値による
    演算を施すことにより、或いはこのタッチデータの平均
    値に置換することにより、上記タッチデータの差が小さ
    くなるように当該新タッチデータを修正することを特徴
    とするタッチ検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163815A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Roland Corp レコーダ
JP2008070407A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Casio Comput Co Ltd タッチレスポンス検出装置および電子楽器

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JP2007163815A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Roland Corp レコーダ
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JP2008070407A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Casio Comput Co Ltd タッチレスポンス検出装置および電子楽器

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