JPH10123866A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JPH10123866A
JPH10123866A JP8278399A JP27839996A JPH10123866A JP H10123866 A JPH10123866 A JP H10123866A JP 8278399 A JP8278399 A JP 8278399A JP 27839996 A JP27839996 A JP 27839996A JP H10123866 A JPH10123866 A JP H10123866A
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JP
Japan
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fixing
roller
image forming
image
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Withdrawn
Application number
JP8278399A
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English (en)
Inventor
Noboru Otaki
登 大瀧
Mikio Yamamoto
幹夫 山本
Ryoji Momiyama
良治 籾山
Shigeki Nakajima
茂喜 中嶋
Shinichi Murakami
慎一 村上
Masahito Sakai
雅人 酒井
Fumiaki Yoshida
文明 吉田
Norio Ebata
紀夫 江端
Makoto Yabuki
矢吹  誠
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重ねられるトナー像の数が多くても、ヒートロ
ーラへの供給熱量を多くすることなく、十分な定着を行
うことができるようにする。 【解決手段】走行に伴って記録媒体21を搬送するエン
ドレスの搬送ベルト20と、該搬送ベルト20と対向さ
せて配設された感光体ドラム16を備え、該感光体ドラ
ム16上にトナー像を形成する複数の画像形成部と、前
記搬送ベルト20を挟んで、前記各感光体ドラム16と
対向させて配設され、該感光体ドラム16上のトナー像
を記録媒体21に転写する転写手段と、前記記録媒体2
1に転写されたトナー像を定着する定着手段と、前記記
録媒体21の種類を判断する媒体種類判断手段と、前記
記録媒体21の種類に対応させて、前記画像形成部によ
るトナー像の形成を伴うことなく再び定着を行うための
再定着手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像を形成
するカラー画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像記録装置は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像形成部
を有し、該各画像形成部は、記録素子をライン状に配列
して形成される記録ヘッドを備える。そして、記録媒体
は、記録媒体収納箱から1枚ずつ給紙され、搬送ベルト
に吸着されて前記記録素子の配列方向に対して直角の方
向に搬送される。
【0003】前記記録ヘッドは、イエロー、マゼンタ、
シアン及びブラックの各色のトナーによってライン単位
で各色のトナー像を形成し、各トナー像を前記記録媒体
上に順次重ねてカラーのトナー像を形成するようにして
いる。続いて、カラーのトナー像が形成された記録媒体
は定着器に送られ、該定着器においてカラーのトナー像
は定着されてカラー画像になる。そして、カラー画像が
形成された記録媒体はカラー画像記録装置外に排出され
る。
【0004】ところで、前記定着器は、記録媒体上のト
ナーを加熱するヒートローラ、及び該ヒートローラと対
向させて配設され、前記記録媒体を押圧する加圧ローラ
を有する。前記ヒートローラは、アルミニウム等の心金
の上にシリコーンゴム等の弾性体を被覆し、該弾性体の
表面を、オフセットを防止するためにフッ素樹脂によっ
て被覆することにより形成される。また、前記加圧ロー
ラは、アルミニウム等の心金の上にシリコーンゴム等の
弾性体を被覆することによって形成される。なお、ヒー
トローラの表面に、オイルローラ、オイルパッド等によ
ってオフセット防止液を供給することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカラー画像記録装置においては、カラー画像を形成
する場合、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
各色のトナー像が重ねられ、トナー層は最高で4層にな
る。そして、重ねられるトナー像の数が多くなると、定
着時において各色のトナーを十分に溶融させることがで
きなくなってしまう。したがって、十分な定着を行うこ
とができず、画像品位が低下してしまう。
【0006】特に、オーバーヘッドプロジェクタに使用
されるOHPシートに転写されたカラーのトナー像を定
着する場合、十分な定着を行うことができないと、トナ
ー像の表面に凹凸が生じてしまう。したがって、OHP
シートの透過性が悪くなり、オーバヘッドプロジェクタ
に透過光を十分に投影することができなくなってしま
う。
【0007】そこで、OHPシートの透過性を良くする
ために、ヒートローラへの供給熱量を多くすることが考
えられるが、その分、消費電力が大きなヒータが必要に
なるだけでなく、電源を投入した後、ヒートローラが設
定温度になるまで数分のウォームアップ時間が必要にな
ってしまう。さらに、ヒートローラへの供給熱量を多く
すると、ヒートローラを構成する弾性体の寿命を著しく
短くしてしまう。
【0008】また、OHPシートにカラーのトナー像を
定着する場合、普通紙にカラーのトナー像を定着する場
合より、ヒートローラの設定温度を20〔℃〕前後高く
する必要があるので、高温オフセットが生じてしまう。
本発明は、前記従来のカラー画像記録装置の問題点を解
決して、重ねられるトナー像の数が多くても、ヒートロ
ーラへの供給熱量を多くすることなく、十分な定着を行
うことができるカラー画像記録装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のカ
ラー画像記録装置においては、走行に伴って記録媒体を
搬送するエンドレスの搬送ベルトと、該搬送ベルトと対
向させて配設された感光体ドラムを備え、該感光体ドラ
ム上にトナー像を形成する複数の画像形成部と、前記搬
送ベルトを挟んで、前記各感光体ドラムと対向させて配
設され、該感光体ドラム上のトナー像を記録媒体に転写
する転写手段と、前記記録媒体に転写されたトナー像を
定着する定着手段と、前記記録媒体の種類を判断する媒
体種類判断手段と、前記記録媒体の種類に対応させて、
前記画像形成部によるトナー像の形成を伴うことなく再
び定着を行うための再定着手段とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態におけるカラー画像記録装置の第1の
概略図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるカラ
ー画像記録装置の第2の概略図、図3は本発明の第1の
実施の形態における画像形成位置に置かれた画像形成部
の斜視図である。
【0011】図において、カラー画像記録装置11に
は、4組の第1〜第4の印刷機構P1〜P4が記録媒体
21の挿入側から排出側に向けて順に配設され、第1〜
第4の印刷機構P1〜P4は、いずれも電子写真式LE
Dプリント機構から成る。前記第1の印刷機構P1は、
イエローの画像形成部12Y、感光体ドラム16の表面
を露光するLEDヘッド13Y、及び前記画像形成部1
2Yによって形成されたイエローのトナー像を記録媒体
21に転写する転写ローラ14Yから成る。
【0012】同様に、前記第2の印刷機構P2は、マゼ
ンタの画像形成部12M、前記感光体ドラム16の表面
を露光するLEDヘッド13M、及び前記画像形成部1
2Mによって形成されたマゼンタのトナー像を記録媒体
21に転写する転写ローラ14Mから成る。そして、前
記第3の印刷機構P3は、シアンの画像形成部12C、
前記感光体ドラム16の表面を露光するLEDヘッド1
3C、及び前記画像形成部12Cによって形成されたシ
アンのトナー像を記録媒体21に転写する転写ローラ1
4Cから成る。
【0013】また、前記第4の印刷機構P4は、ブラッ
クの画像形成部12K、前記感光体ドラム16を露光す
るLEDヘッド13K、及び前記画像形成部12Kによ
って形成されたブラックのトナー像を記録媒体21に転
写する転写ローラ14Kから成る。なお、各転写ローラ
14Y、14M、14C、14Kによってそれぞれ転写
手段が構成される。
【0014】前記各画像形成部12Y、12M、12
C、12Kは、いずれも同じ構造を有し、軸15を中心
にして矢印a方向に回転させられる感光体ドラム16、
該感光体ドラム16の表面を一様にかつ均一に帯電させ
る帯電ローラ17、及び現像装置18から成る。また、
クリーニングブレード79が感光体ドラム16に圧接さ
れていて、転写後に、感光体ドラム16の表面に残留し
た図示しないトナーを削り落とす。さらに、この削り落
とされたトナーは、スパイラルスクリュー78によって
図示しない廃トナーボックスに蓄えられる。
【0015】そして、前記現像装置18は現像ローラ1
9及び図示しないトナータンクを備え、前記現像ローラ
19の周囲に、図示しない現像ブレード、スポンジロー
ラ等が圧接される。なお、各画像形成部12Y、12
M、12C、12Kの各部品は、各フレーム24に支持
される。前記現像装置18において、前記トナータンク
から供給された非磁性1成分のトナーは、前記スポンジ
ローラを介して現像ブレードに送られ、該現像ブレード
によって現像ローラ19の表面において薄層化され、感
光体ドラム16と現像ローラ19との間の現像部に送ら
れる。そして、前記トナーは、薄層化されるときに現像
ローラ19及び現像ブレードによって強く擦(こす)ら
れて帯電させられる。なお、本実施の形態において、前
記トナーは、負の極性に帯電させられる。また、本実施
の形態において、前記現像ローラ19は半導電性のゴム
材から成る。
【0016】次に、前記LEDヘッド13Y、13M、
13C、13Kについて説明する。該LEDヘッド13
Y、13M、13C、13Kは、図示しないLEDアレ
イ、該LEDアレイを駆動する図示しないドライブI
C、該ドライブICを搭載した図示しない基板、前記L
EDアレイの光を集束させる図示しないロッドレンズア
レイ等から成り、図示しないインタフェース部を介して
上位装置から送信されるカラー画像信号に従ってLED
アレイの各LED素子を選択的に発光させ、感光体ドラ
ム16の表面に静電潜像を形成する。そして、該静電潜
像に現像ローラ19上のトナーが静電気力によって付着
させられ、トナー像が形成される。
【0017】なお、各LEDヘッド13Y、13M、1
3C、13Kは、ばね17aの付勢力によって図におけ
る下方に押圧される。また、各感光体ドラム16と各転
写ローラ14Y、14M、14C、14Kとの間の転写
部には、エンドレスの搬送ベルト20が走行自在に配設
される。前記画像形成部12Yの現像装置18にはイエ
ローのトナーが、画像形成部12Mの現像装置18には
マゼンタのトナーが、画像形成部12Cの現像装置18
にはシアンのトナーが、画像形成部12Kの現像装置1
8にはブラックのトナーがそれぞれ収容される。
【0018】また、第1の印刷機構P1のLEDヘッド
13Yにはカラー画像信号のうちイエロー画像信号が、
第2の印刷機構P2のLEDヘッド13Mにはカラー画
像信号のうちマゼンタ画像信号が、第3の印刷機構P3
のLEDヘッド13Cにはカラー画像信号のうちシアン
画像信号が、第4の印刷機構P4のLEDヘッド13K
にはカラー画像信号のうちブラック画像信号がそれぞれ
入力される。
【0019】次に、各画像形成部12Y、12M、12
C、12Kを退避位置と画像形成位置とに選択的に置く
ための画像形成部移動手段について説明する。前記記録
媒体21の搬送方向における前記各フレーム24の上流
側の端部には突起24aがそれぞれ形成され、該各突起
24aは、カラー画像記録装置11の本体に形成された
図示しないガイド溝に対して回転自在に係合させられ
る。また、記録媒体21の搬送方向における前記各フレ
ーム24の下流側の端部にはそれぞれ突起板部24bが
形成される。
【0020】さらに、記録媒体21の搬送方向における
前記各画像形成部12Y、12M、12C、12Kより
下流側には、カムシャフト22がカラー画像記録装置1
1の本体に回転自在に支持されていて、前記カムシャフ
ト22の両端の近傍に偏心カム23がそれぞれフレーム
24の突起板部24bと対向させて固定される。ところ
で、前記フレーム24は、ばね17aによってLEDヘ
ッド13Y、13M、13C、13Kを介して下方に押
圧されている。
【0021】なお、各LEDヘッド13Y、13M、1
3C、13Kはばね17aを介してアッパカバー11a
に取り付けられているので、該アッパカバー11aを開
くことによって、各LEDヘッド13Y、13M、13
C、13Kを前記画像形成部12Y、12M、12C、
12Kの上から除去し、該画像形成部12Y、12M、
12C、12Kを着脱することができる。
【0022】また、前記カムシャフト22の一端にはワ
ンウェイベアリング22aを介してギヤ25が配設さ
れ、該ギヤ25は、ギヤ70を介して、モータ28の回
転軸に固定されたモータギヤ27と噛(し)合させられ
る。そして、ギヤ70は二段ギヤ26の大ギヤ26aと
噛合させられ、二段ギヤ26の小ギヤ26bと感光体ド
ラム16のギヤ16aとがギヤ71を介して噛合させら
れる。
【0023】前記ギヤ25を図3の矢印s方向に回転さ
せると、ワンウェイベアリング22aは空転し、ギヤ2
5の回転はカムシャフト22には伝達されない。逆に、
ギヤ25を矢印t方向に回転させると、ワンウェイベア
リング22aがロックし、ギヤ25の回転がカムシャフ
ト22に伝達され、偏心カム23が矢印t方向に回転さ
せられる。
【0024】また、前記ギヤ25を矢印s方向に回転さ
せると、感光体ドラム16が矢印a方向に回転させら
れ、感光体ドラム16の回転がギヤ16aを介して帯電
ローラ17及び現像ローラ19の各ギヤに伝達され、帯
電ローラ17及び現像ローラ19が回転させられる。な
お、前記カムシャフト22、ワンウェイベアリング22
a、偏心カム23、ギヤ25、70及びモータギヤ27
によって画像形成部移動手段が構成される。
【0025】そして、100はストッパであり、該スト
ッパ100は、画像形成部12Y、12M、12C、1
2Kが反時計回りに回転させられ、退避位置から画像形
成位置に移動したときに、所定位置においてフレーム2
4の一部が突き当たり、画像形成部12Y、12M、1
2C、12Kの回転を止める。前記カムシャフト22の
他端には、スリット円板29が固定され、該スリット円
板29にスリット29aが形成される。そして、該スリ
ット29aをフォトセンサ30によって検出することに
より、偏心カム23の位置を知ることができる。
【0026】前記搬送ベルト20は、高抵抗の半導電性
プラスチックフィルムから成り、継目の無いエンドレス
に形成されていて、駆動ローラ31、従動ローラ32及
び張設ローラ33間に張設される。なお、搬送ベルト2
0の抵抗値は、記録媒体21が静電気力によって搬送ベ
ルト20に吸着され、かつ、記録媒体21が搬送ベルト
20から分離させられたときに、搬送ベルト20に残存
する静電気が自然に除電されるような範囲(本実施の形
態においては、108 〜1012〔Ω〕)に設定される。
【0027】そして、前記駆動ローラ31は、図示しな
いベルト走行用モータに連結され、該ベルト走行用モー
タによって矢印f方向に回転させられる。また、張設ロ
ーラ33は図示しないばねによって矢印g方向に付勢さ
れていて、該ばねの付勢力によって、常に搬送ベルト2
0が張設されている。前記搬送ベルト20の上半部20
aは、第1〜第4の印刷機構P1〜P4における転写部
を通るように掛け渡され、搬送ベルト20の下半部20
bを挟んで前記張設ローラ33とクリーニングブレード
34の先端とが当接させられる。
【0028】該クリーニングブレード34は、可撓性の
ゴム又はプラスチック材から成り、搬送ベルト20の表
面に残留したトナーを廃トナータンク35に削り落と
す。そして、カラー画像記録装置11の図における右下
側には給紙機構36が配設され、該給紙機構36は、用
紙収容カセット、ホッピング機構及びレジストローラ4
5から成り、前記用紙収容カセットは、記録媒体収容箱
37、押上板38及び押圧手段39から成る。また、前
記ホッピング機構は弁別手段40、ばね41及び給紙ロ
ーラ42から成る。
【0029】この場合、記録媒体収容箱37に収納され
た記録媒体21は、押圧手段39によって押上板38を
介して給紙ローラ42に圧接され、ばね41によって給
紙ローラ42に圧接された弁別手段40により1枚ずつ
弁別される。この状態で図示しないモータによって前記
給紙ローラ42を矢印h方向に回転させると、給紙ロー
ラ42と弁別手段40との間に挟まれた記録媒体21
は、ガイド43、44によって案内されて、レジストロ
ーラ45に送られる。
【0030】続いて、該レジストローラ45を矢印方向
に回転させると、前記記録媒体21は、媒体ガイド46
に案内されて、吸着ローラ47と搬送ベルト20との間
に送られる。なお、前記吸着ローラ47は、搬送ベルト
20を介して従動ローラ32に圧接されていて、給紙機
構36によって搬送された記録媒体21を帯電させ、搬
送ベルト20に静電気力によって吸着させる。そのため
に、前記吸着ローラ47は高抵抗の半導電性ゴム材から
成る。なお、記録媒体21の搬送方向における吸着ロー
ラ47の上流側には、記録媒体21の前端を検出するフ
ォトセンサ101が配設される。
【0031】また、前記搬送ベルト20を介して駆動ロ
ーラ31と対向させて、除電器102が配設される。該
除電器102は、搬送ベルト20に吸着されて送られて
きた記録媒体21を除電し、吸着状態を解除して搬送ベ
ルト20から記録媒体21を分離しやすくする。そし
て、前記記録媒体21の搬送方向における除電器102
より下流側には、記録媒体21の後端を検出するための
フォトセンサ103aが配設される。
【0032】また、記録媒体21の搬送方向における除
電器102及びフォトセンサ103aより下流側には、
ガイド104、及び前記各転写部において記録媒体21
に転写された各色のトナー像を定着するために、定着手
段としての定着器48が配設される。該定着器48は、
記録媒体21上のトナーを加熱するヒートローラ49、
及び該ヒートローラ49に圧接させられた加圧ローラ5
0を有する。
【0033】前記ヒートローラ49は、アルミニウム等
の心金の上にシリコーンゴム等の弾性体を1〜2〔m
m〕の厚さで被覆し、オフセットを防止するために、弾
性体の上にPFA、ETFE等の離型層を100〔μ
m〕の厚さで被覆することによって形成される。また、
前記加圧ローラ50は、アルミニウム等の心金の上にシ
リコーンゴム等の弾性体を被覆することによって形成さ
れるが、心金の上にPFA、ETFE等の離型層を3〜
100〔μm〕の厚さで被覆することによって形成する
こともできる。この場合、加圧ローラ50は弾性体を有
していない。
【0034】そして、前記ヒートローラ49に対向させ
て図示しないサーミスタが配設され、該サーミスタによ
ってヒートローラ49の温度を検出し、検出された温度
によってヒートローラ49内の図示しないヒータをオン
・オフ制御することができるようになっている。なお、
ヒートローラ49の表面に、オイルローラ、オイルパッ
ド等によってオフセット防止液を供給することもでき
る。
【0035】そして、前記ヒートローラ49の弾性体を
比較的厚くし、加圧ローラ50を固くすることによっ
て、加圧ローラ50とヒートローラ49との間に圧接部
(ニップ部)が形成される。さらに、前記記録媒体21
の搬送方向における定着器48より下流側には排出口5
1が配設され、該排出口51の外側には図示しない排出
スタッカが配設される。カラー画像が形成された後の記
録媒体21は、排出口51を介して前記排出スタッカに
排出される。
【0036】次に、前記構成のカラー画像記録装置11
の動作について説明する。まず、カラー画像記録装置1
1の図示しない電源を投入すると、カラー画像形成装置
11の図示しない制御装置は、所定の初期設定を実行し
た後、ヒートローラ49内の前記ヒータを通電してウォ
ームアップを行い、ヒートローラ49を設定温度にす
る。
【0037】このとき、ヒートローラ49と対向させて
配設された前記サーミスタによってヒートローラ49の
温度が検出され、検出された温度によって前記ヒータが
オン・オフ制御される。前記ヒートローラ49が設定温
度になると、図示しない外部装置、すなわち、ホストコ
ンピュータからカラー画像記録装置11にカラー画像信
号が送信され、カラー画像記録装置11は、前記カラー
画像信号を受信すると、カラー画像信号をイエロー画像
信号、マゼンタ画像信号、シアン画像信号及びブラック
画像信号に分解し、イエロー画像信号、マゼンタ画像信
号、シアン画像信号及びブラック画像信号を図示しない
メモリにそれぞれ格納する。
【0038】ここで、カラー画像信号を分解したとき
に、イエロー画像信号、マゼンタ画像信号、シアン画像
信号及びブラック画像信号のすべてが得られる場合は、
各画像形成部12Y、12M、12C、12Kを画像形
成位置に置き、各感光体ドラム16と各転写ローラ14
Y、14M、14C、14Kとを搬送ベルト20を介し
て圧接させ、前記モータ28を駆動し、前記ベルト走行
用モータによって搬送ベルト20を感光体ドラム16の
周速とほぼ同じ速度で走行させる。その結果、各感光体
ドラム16上に各色のトナー像が形成され、該トナー像
が記録媒体21に重ねて転写される。
【0039】また、カラー画像信号を分解したときに、
イエロー画像信号、マゼンタ画像信号、シアン画像信号
及びブラック画像信号のうちいずれかがない場合は、そ
れに対応する色の画像は形成されない。そのために、所
定の画像形成部が退避位置に置かれ、その他の画像形成
部だけによってカラー画像が形成される。すなわち、退
避位置に置こうとする画像形成部のモータ28を逆方向
に駆動して、ギヤ25を矢印t方向に回転させると、ワ
ンウェイベアリング22aはロックされ、カムシャフト
22及び偏心カム23が矢印t方向に回転させられる。
このとき、偏心カム23は、フレーム24の突起板部2
4bを持ち上げ、突起24aを中心にして画像形成部
を、ばね17aの付勢力に抗して時計回りに回転させ
る。そして、前記スリット円板29のスリット29aが
フォトセンサ30によって検出されると、モータ28が
停止させられ、所定の画像形成部は退避位置に置かれ
る。該退避位置において、画像形成部の各感光体ドラム
16が搬送ベルト20及び転写ローラから離れる。
【0040】このとき、ギヤ25が矢印t方向に回転さ
せられるのに伴って、感光体ドラム16は矢印a方向と
逆方向に回転させられるが、二段ギヤ26によって減速
が行われるので、感光体ドラム16の回転量は少なくな
る。したがって、感光体ドラム16及び搬送ベルト20
が摩耗するのを抑制することができる。次に、退避位置
に置かれていた画像形成部のモータ28を正方向に駆動
すると、感光体ドラム16は矢印a方向に回転させられ
るが、ギヤ25が矢印s方向に回転させられ、ワンウェ
イベアリング22aは空転する。このとき、前記画像形
成部は、突起24aを中心にしてばね17aの付勢力に
よって反時計回りに回転させられ、各フレーム24が前
記ストッパ100に突き当たると、画像形成部はその位
置で停止させられ、画像形成位置に置かれる。その後、
前記モータ28の駆動に伴ってワンウェイベアリング2
2aが空転し、各画像形成部の感光体ドラム16は矢印
a方向に回転し続ける。
【0041】そして、前記画像形成位置において、各画
像形成部の各感光体ドラム16が搬送ベルト20を介し
て転写ローラに圧接される。次に、前記記録媒体21に
カラー画像を形成する動作について説明する。まず、レ
ジストローラ45を停止させた状態において、給紙ロー
ラ42を回転させ、記録媒体収納箱37に収容された記
録媒体21を1枚繰り出し、ガイド43、44によって
案内して記録媒体21を搬送し、該記録媒体21の前端
がレジストローラ45に到達した後も、わずかな量だけ
更に記録媒体21を搬送する。これにより、該記録媒体
21は、前端をレジストローラ45間に押し当ててわず
かに撓(たわ)んだ状態になり、この撓みによって記録
媒体21のスキューが修正される。
【0042】次に、各画像形成部12Y、12M、12
C、12Kの各モータ28を正方向に駆動し、各感光体
ドラム16、各帯電ローラ17及び各現像ローラ19を
それぞれ回転させる。これにより、各画像形成部12
Y、12M、12C、12Kは、図1及び2に示すよう
に、画像形成位置に置かれる。また、転写ローラ14
Y、14M、14C、14K、駆動ローラ31、レジス
トローラ45及び定着器48のヒートローラ49をそれ
ぞれ回転させ、これと同時に、前記吸着ローラ47に電
圧を印加する。そして、前記レジストローラ45は矢印
方向に回転させられるので、記録媒体21は媒体ガイド
46によって案内されて搬送され、記録媒体21の前端
が吸着ローラ47と搬送ベルト20との間に送られる。
この時点で、記録媒体21の前端は吸着ローラ47と従
動ローラ32との間の静電気力によって搬送ベルト20
に吸着される。さらに、記録媒体21は搬送ベルト20
に吸着されながら搬送ベルト20の走行に伴って搬送さ
れる。
【0043】そして、記録媒体21が第1の印刷機構P
1の手前に送られると、前記制御装置は、1ライン分の
イエロー画像信号を第1の印刷機構P1のLEDヘッド
13Yに送る。該LEDヘッド13Yは、送られてきた
イエロー画像信号に対応するLED素子を発光させ、感
光体ドラム16の表面に前記イエロー画像信号に対応し
た1ライン分の静電潜像を形成する。
【0044】このようにして、1ライン分のイエロー画
像信号に従って、感光体ドラム16の表面に静電潜像が
順次形成され、副走査方向における記録媒体21の長さ
分のイエロー画像信号に従って静電潜像が形成され、露
光が終了する。続いて、静電潜像が形成された感光体ド
ラム16の表面には、現像ローラ19によってイエロー
のトナーが付着させられて現像が行われ、感光体ドラム
16にイエローのトナー像が形成される。
【0045】そして、記録媒体21の前端が感光体ドラ
ム16と転写ローラ14Yとの間の転写部に到達する
と、転写ローラ14Yに転写電圧が印加される。これに
より、感光体ドラム16上のトナー像は、転写ローラ1
4Yによって電気的に記録媒体21に転写される。そし
て、1ページ分のイエローのトナー像が記録媒体21に
転写されると、イエローのトナー像の転写が終了する。
【0046】前記搬送ベルト20は引続き走行させられ
ているので、記録媒体21は、画像形成部12Yの転写
部から画像形成部12Mの転写部に搬送され、前記イエ
ローのトナー像の転写と同様にマゼンタのトナー像の転
写が行われる。さらに、記録媒体21は画像形成部12
Mの転写部から画像形成部12Cの転写部に搬送され、
同様にシアンのトナー像の転写が行われ、その後、画像
形成部12Cの転写部から画像形成部12Kの転写部に
搬送され、同様にブラックのトナー像の転写が行われ
る。
【0047】このようにして、各色のトナー像が記録媒
体21に重ねて転写され、カラーのトナー像になる。そ
の後、記録媒体21は、搬送ローラ20によって除電器
102に送られ、該除電器102によって除電される。
その結果、記録媒体21は、搬送ベルト20から分離し
やすくなり、駆動ローラ31の上部において搬送ベルト
20から分離し、ガイド104によって案内され、定着
器48に送られる。
【0048】該定着器48においては、既に定着可能な
設定温度になっているヒートローラ49と、該ヒートロ
ーラ49に圧接させられた加圧ローラ50とによって、
カラーのトナー像が記録媒体21に定着されてカラー画
像になり、記録媒体21は排出口51を介して排出スタ
ッカに排出される。なお、この排出は、フォトセンサ1
03aが記録媒体21の後端を検出することによって知
ることができる。
【0049】このようにして、記録媒体21に、カラー
画像を形成することができる。ところで、記録媒体21
に重ねられるトナー像の数が少ないときは、定着時にお
いてトナーが十分に溶融させられるので、十分な定着を
行うことができるが、記録媒体21に重ねられるトナー
像の数が多くなると、定着時においてトナーを十分に溶
融させることができなくなり、十分な定着を行うことが
できず、画像品位が低下してしまう。
【0050】特に、記録媒体21がOHPシートである
場合、該OHPシートに重ねられるトナー像の数が多く
なると、定着時においてトナーを十分に溶融させること
ができなくなり、十分な定着を行うことができない。し
たがって、トナー像の表面に凹凸が生じ、OHPシート
の透過性が悪くなり、オーバヘッドプロジェクタに透過
光を十分に投影することができなくなってしまう。
【0051】そこで、本実施の形態においては、十分な
定着を行うことができなかった場合に、記録媒体21を
再び定着器48に送り、該定着器48によって十分な定
着を行うようにしている。次に、トナー像の形成及び転
写を行わず、再び定着を行う際のカラー画像記録装置1
1の動作について説明する。
【0052】図4は本発明の第1の実施の形態における
再び定着を行う際のカラー画像記録装置の動作を示す図
である。なお、この場合、記録媒体21としてOHPシ
ートを使用する場合について説明する。まず、オペレー
タは、給紙機構36の記録媒体収容箱37を引き出し、
該記録媒体収容箱37に、十分な定着を行うことができ
なかった記録媒体21を収容し、前記記録媒体収容箱3
7を給紙機構36にセットする。
【0053】次に、カラー画像記録装置11に配設され
た図示しない所定の操作スイッチをオンにすると、記録
媒体収容箱37内の記録媒体21が、給紙ローラ42に
よって1枚繰り出され、レジストローラ45によって搬
送される。そして、フォトセンサ101が記録媒体21
の前端を検出すると、図示しない制御装置の媒体種類判
断手段は、フォトセンサ101からの検出信号に基づい
て、前記記録媒体21の種類、すなわち、搬送されてき
た記録媒体21がOHPシートであることを判断する。
【0054】また、前記制御装置の図示しない再定着手
段は、前記画像形成部12Y、12M、12C、12K
によるトナー像の形成を伴うことなく再び定着を行うた
めに、各モータ28(図3)を逆方向に駆動し、突起2
4aを中心にして画像形成部12Y、12M、12C、
12Kを、ばね17aの付勢力に抗して時計回りに回転
させる。そして、前記スリット円板29のスリット29
aがフォトセンサ30によって検出されると、モータ2
8が停止させられ、画像形成部12Y、12M、12
C、12Kは退避位置に置かれる。
【0055】次に、画像形成部12Y、12M、12
C、12Kの各モータ28を停止させたまま、転写ロー
ラ14Y、14M、14C、14K、駆動ローラ31、
レジストローラ45及びヒートローラ49をそれぞれ回
転させ、同時に、吸着ローラ47に電圧を印加する。こ
の場合、前記再定着手段の定着速度変更手段は、前記転
写ローラ14Y、14M、14C、14K、駆動ローラ
31、レジストローラ45及びヒートローラ49の回転
速度、すなわち、定着速度を、普通紙にカラー画像を形
成する場合よりわずかに遅く設定する。
【0056】そして、記録媒体21は、搬送ベルト20
に吸着され、該搬送ベルト20の走行に伴って搬送され
る。この間、各感光体ドラム16は搬送ベルト20から
離されていて、かつ、停止させられているので、記録媒
体21にトナー像が転写されることはない。このよう
に、前記記録媒体21は、各色のトナー像が転写される
ことなく、第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各転写部
を通過し、除電器102によって除電された後、定着器
48に送られる。
【0057】該定着器48においては、既に、定着可能
な設定温度になっているヒートローラ49と、該ヒート
ローラ49に圧接させられる加圧ローラ50とによっ
て、再び定着が行われる。そして、再び定着が行われた
記録媒体21は、排出口51を介して図示しない排出ス
タッカに排出される。なお、オペレータからみて、1回
目の定着を行った後、十分な定着が行われていると判断
することができる場合、又は、記録媒体21がOHPシ
ートではない場合においては、2回目の定着を行う必要
はなく、2回目の定着を行った後、十分な定着が行われ
ていないと判断される場合においては、3回目以降の定
着を行うこともできる。
【0058】このように、各画像形成部12Y、12
M、12C、12Kを退避位置に置いて、複数回定着を
繰り返すことによって、各色のトナーが十分に溶融し、
十分な定着が行われるので、画像品位を向上させること
ができる。特に、OHPシートに転写されたカラーのト
ナー像を定着する場合でも、十分な定着を行うことがで
きるので、トナー像の表面に凹凸が生じることはなく、
OHPシートの透過性を良くすることができる。したが
って、オーバヘッドプロジェクタに透過光を十分に投影
することができる。
【0059】この結果、ヒートローラ49への供給熱量
を少なくすることができるので、消費電力が小さなヒー
タを使用することができる。また、ヒートローラ49が
設定温度になるまでのウォームアップ時間を短くするこ
とができ、電源を投入した直後にカラー画像記録装置1
1を使用することができる。また、OHPシートにカラ
ーのトナー像を定着する場合でも、ヒートローラ49の
設定温度を、普通紙にカラーのトナー像を定着する場合
と等しくすることができるので、高温オフセットが生じ
るのを防止することができる。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図5は本発明の第2の実施の形態におけるカ
ラー画像記録装置の概略図である。なお、第1の実施の
形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付
与することによってその説明を省略する。図において、
120は手差トレイであり、オペレータが手差トレイ1
20及びガイド121に沿って記録媒体21を手差しで
挿入すると、フォトセンサ122が記録媒体21を検出
し、検出信号を図示しない制御装置に送る。該制御装置
は、検出信号を受けると、レジストローラ45、各感光
体ドラム16、各帯電ローラ17、各転写ローラ14
Y、14M、14C、14K、駆動ローラ31及び定着
器48のヒートローラ49をそれぞれ回転させ、これと
当時に、吸着ローラ47に電圧を印加する。
【0061】手差しで挿入された記録媒体21は、レジ
ストローラ45が矢印方向に回転させられるので、媒体
ガイド46によって案内されて搬送され、吸着ローラ4
7と搬送ベルト20との間に送られ、吸着ローラ47と
従動ローラ32との間の静電気力によって搬送ベルト2
0に吸着され、該搬送ベルト20の走行に伴って矢印方
向に搬送される。
【0062】次に、前記制御装置は、各画像形成部12
Y、12M、12C、12Kの各モータ28(図3)を
正方向に駆動し、各感光体ドラム16、各帯電ローラ1
7及び各現像ローラ19をそれぞれ回転させる。これに
より、各画像形成部12Y、12M、12C、12K
は、図に示すように、画像形成位置に置かれ、各画像形
成部12Y、12M、12C、12Kによって各色のト
ナー像が各感光体ドラム16に形成され、記録媒体21
に転写される。
【0063】そして、各色のトナー像が転写された記録
媒体21は、除電器102によって除電された後、定着
器48に送られ、該定着器48によって、カラーのトナ
ー像が記録媒体21に定着されてカラー画像になり、記
録媒体21は排出口51を介して図示しない排出スタッ
カに排出される。このようにして、手差しで挿入された
記録媒体21に、カラー画像を形成することができる。
【0064】ところで、記録媒体21に重ねられるトナ
ー像の数が少ないときは、定着時においてトナーが十分
に溶融させられるので、十分な定着を行うことができる
が、記録媒体21に重ねらるトナー像の数が多くなる
と、定着時においてトナーを十分に溶融させることがで
きなくなり、十分な定着を行うことができなくなってし
まう。
【0065】そこで、十分な定着を行うことができない
場合に、記録媒体21を再び手差トレイ120に挿入す
ると、制御装置の図示しない再定着手段は、記録媒体2
1を再び定着器48に送り、該定着器48によって十分
な定着を行うようにしている。すなわち、オペレータ
が、十分な定着を行うことができなかった記録媒体21
を手差トレイ120に挿入すると、フォトセンサ122
が記録媒体21を検出し、検出信号を前記制御装置に送
る。該制御装置は、検出信号を受けると、レジストロー
ラ45、各感光体ドラム16、各帯電ローラ17、各転
写ローラ14Y、14M、14C、14K、駆動ローラ
31及びヒートローラ49をそれぞれ回転させ、これと
同時に、吸着ローラ47に電圧を印加する。
【0066】そして、記録媒体21は、レジストローラ
45が矢印方向に回転させられるので、媒体ガイド46
によって案内されて搬送され、記録媒体21の前端がフ
ォトセンサ101によって検出されると、制御装置の図
示しない媒体種類判断手段は、フォトセンサ101から
の検出信号に基づいて、前記記録媒体21の種類、すな
わち、挿入された記録媒体21がOHPシートであるこ
とを判断する。
【0067】また、前記再定着手段は、各モータ28を
逆方向に駆動し、突起24aを中心にして画像形成部1
2Y、12M、12C、12Kを、ばね17aの付勢力
に抗して時計回りに回転させる。そして、前記スリット
円板29のスリット29aがフォトセンサ30によって
検出されると、モータ28が停止させられ、画像形成部
12Y、12M、12C、12Kは退避位置に置かれ
る。
【0068】次に、画像形成部12Y、12M、12
C、12Kの各モータ28を停止させたまま、転写ロー
ラ14Y、14M、14C、14K、駆動ローラ31、
レジストローラ45及びヒートローラ49をそれぞれ回
転させ、同時に、吸着ローラ47に電圧を印加する。こ
の場合、前記再定着手段の定着温度変更手段は、前記転
写ローラ14Y、14M、14C、14K、駆動ローラ
31、レジストローラ45及びヒートローラ49の回転
速度、すなわち、定着速度を、普通紙にカラー画像を形
成する場合よりわずかに遅く設定する。
【0069】そして、記録媒体21は、搬送ベルト20
に吸着され、搬送ベルト20の走行に伴って搬送され
る。この間、各感光体ドラム16は搬送ベルト20から
離されていて、かつ、停止させられているので、記録媒
体21にトナー像が転写されることはない。このよう
に、前記記録媒体21は、各色のトナー像が転写される
ことなく、第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各転写部
を通過し、除電器102によって除電された後、定着器
48に送られる。
【0070】該定着器48においては、既に、定着可能
な設定温度になっているヒートローラ49と、該ヒート
ローラ49に圧接させられた加圧ローラ50とによっ
て、記録媒体21上の一度定着が行われた後のカラーの
トナー像の定着が再び行われる。そして、十分な定着が
行われると、記録媒体21は排出口51を介して排出ス
タッカに排出される。
【0071】このようにして、手差トレイ120に挿入
された記録媒体21について、十分な定着を行うことが
できる。この場合、記録媒体21を手差しで挿入するだ
けでよく、給紙機構36にセットする必要がないので、
操作を簡素化することができる。前記各実施の形態にお
いては、各感光体ドラム16に静電潜像を形成するため
にLEDヘッド13Y、13M、13C、13Kを使用
しているが、レーザ、液晶シャッター等を使用すること
もできる。また、画像形成部移動手段として、偏心カム
23を使用しているが、ラックアンドピニオン等を使用
することもできる。さらに、カラー画像記録装置11の
下部に給紙機構36が配設されているが、レジストロー
ラ45の横に配設し、記録媒体21を水平方向に搬送す
ることもできる。
【0072】また、再び定着を行う場合に、再び定着を
行う必要がある記録媒体21の枚数を設定するために枚
数設定キーを配設することもできる。さらに、操作スイ
ッチ、枚数設定キー等を操作することなく、ホストコン
ピュータによって指示することもできる。次に、第3の
実施の形態について説明する。
【0073】図6は本発明の第3の実施の形態における
カラー画像記録装置の第1の概略図、図7は本発明の第
3の実施の形態におけるカラー画像記録装置の第2の概
略図、図8は本発明の第3の実施の形態におけるカラー
画像形成ユニットの斜視図である。なお、第1の実施の
形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付
すことによってその説明を省略する。
【0074】この場合、各画像形成部12Y、12M、
12C、12Kは、軸15を中心に矢印a方向に回転さ
せられる感光体ドラム16、該感光体ドラム16の表面
を一様にかつ均一に帯電させる帯電ローラ17、及び現
像装置18によって構成され、該現像装置18は、現像
ローラ19、現像ブレード18b、トナーを適量だけ現
像ブレード18bに供給するスポンジローラ18c、及
びトナーを収容するトナータンク18dから成る。該ト
ナータンク18dはトナーがなくなると交換される。
【0075】また、前記LEDヘッド13Y、13M、
13C、13Kは、それぞれ図示しないLEDアレイ、
該LEDアレイを駆動する図示しないドライブICを搭
載した基板13b、前記LEDアレイの光を集束させる
ロッドレンズアレイ13c等から成る。そして、図8に
示すように、第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各画像
形成部12Y、12M、12C、12K(図8では、破
断部において画像形成部12Mが示されている。)はケ
ース150に収容され、カラー画像形成ユニット151
が構成される。該カラー画像形成ユニット151は、図
6及び7に示すように支持体128、129によって支
持され、カラー画像記録装置11内で位置決めされると
ともに、該カラー画像記録装置11に対して着脱自在に
される。
【0076】また、前記ケース150には、各LEDヘ
ッド13Y、13M、13C、13Kによる光を照射す
るための窓穴150a、及び各LEDヘッド13Y、1
3M、13C、13Kをカラー画像形成ユニット151
に対して位置決めするための案内ピン穴150b、15
0cがそれぞれ形成される。そして、従動ローラ32と
第1の印刷機構P1との間には、搬送ベルト20と対向
させて帯電器153が配設される。該帯電器153は、
給紙機構36によって給紙された記録媒体21を帯電さ
せて搬送ベルト20に吸着させる。記録媒体21の搬送
方向における帯電器153より上流側には、記録媒体2
1の前端を検出するフォトセンサ101が配設される。
【0077】また、駆動ローラ31が配設された部分に
は、搬送ベルト20と対向させて除電器102が配設さ
れる。該除電器102は、搬送ベルト20に吸着されて
搬送されてきた記録媒体21を除電し、吸着状態を解除
して記録媒体21を搬送ベルト20から分離しやすくす
る。そして、記録媒体21の搬送方向における除電器1
02より下流側に、搬送路切換ガイド155が回転軸1
55aを中心にして揺動自在に支持され、実線位置と破
線位置とを採る。
【0078】また、記録媒体21の搬送方向における搬
送路切換ガイド155より下流側に定着器48が配設さ
れ、該定着器48は、搬送ベルト20によって搬送され
た記録媒体21上のカラーのトナー像を定着し、カラー
画像にする。そのために、前記定着器48は、記録媒体
21上のトナーを加熱するヒートローラ49、及び該ヒ
ートローラ49に圧接させられる加圧ローラ50、前記
ヒートローラ49に接触させて配設されたフェルトロー
ラ156、及び該フェルトローラ156を挟んで、前記
ヒートローラ49に接触させて配設された2個のクリー
ニングローラ158、159を備える。前記フェルトロ
ーラ156には、ジメチルシリコンオイル等のオフセッ
ト防止液が含浸され、トナーのオフセットが生じるのが
抑制される。なお、前記ヒートローラ49及び加圧ロー
ラ50は、図示しない駆動手段によって回転させられ
る。
【0079】そして、前記記録媒体21の搬送方向にお
ける定着器48より下流側に、記録媒体21の後端を検
出するためのフォトセンサ103b、一対の搬送ローラ
161、162及び排出口51がそれぞれ配設され、カ
ラー画像が形成された記録媒体21が第1の排出スタッ
カ163に排出される。前記搬送路切換ガイド155の
上方には、カラー画像記録装置11のケース150の一
部を構成するガイド164、165が形成され、該ガイ
ド164、165によって、記録媒体21を搬送する媒
体退避路としてのガイド部166が形成される。そし
て、前記ガイド部166の端部には、一対の搬送ローラ
171、172が配設され、該搬送ローラ171、17
2によって、再び定着が行われた後の記録媒体21を第
2の排出スタッカ173に排出することができるように
なっている。
【0080】ところで、前記構成のカラー画像記録装置
11における駆動源としては、給紙ローラ42を矢印h
方向に回転させる図示しない第1モータ、レジストロー
ラ45を矢印方向に回転させる図示しない第2モータ、
前記各画像形成部12Y、12M、12C、12Kを作
動させるとともに、転写ローラ14Y、14M、14
C、14K及び駆動ローラ31を矢印方向に回転させる
図示しない第3モータ、並びに前記ヒートローラ49、
加圧ローラ50及び各搬送ローラ161、162、17
1、172を図に示す矢印j、k、m又は矢印n、p、
q方向にそれぞれ回転させる図示しない第4モータがあ
る。なお、該第4モータは、第1モータ、第2モータ及
び第3モータと独立に駆動される。
【0081】次に、前記構成のカラー画像記録装置11
の動作について説明する。まず、本実施の形態のカラー
画像記録装置11の図示しない電源を投入すると、カラ
ー画像記録装置11の図示しない制御装置は、所定の初
期設定を実行した後、ヒートローラ49を設定温度にす
る。該ヒートローラ49が設定温度になると、前記制御
装置は、前記第3モータを駆動し、駆動ローラ31を回
転させて搬送ベルト20を矢印方向に走行させる。該搬
送ベルト20が1周分より少し長い距離だけ走行させら
れると、前記第3モータを停止させ、搬送ベルト20を
停止させる。これにより、該搬送ベルト20の表面に付
着している残留トナー、ゴミ等がクリーニングブレード
34によって廃トナータンク35に削り落とされる。
【0082】そして、レジストローラ45を停止させた
状態において、第1モータを駆動して給紙ローラ42を
回転させ、記録媒体収納箱37に収容された記録媒体2
1を1枚繰り出し、ガイド43、44によって案内して
記録媒体21を搬送し、該記録媒体21の前端がレジス
トローラ45に到達した後も、わずかな量だけ更に記録
媒体21を搬送する。これにより、該記録媒体21は、
前端をレジストローラ45間に押し当ててわずかに撓ん
だ状態になり、この撓みによって記録媒体21のスキュ
ーが修正される。
【0083】次に、第2モータ、第3モータ及び第4モ
ータがそれぞれ駆動され、各画像形成部12Y、12
M、12C、12Kの感光体ドラム16、帯電ローラ1
7、現像ローラ19及びスポンジローラ18cが回転さ
せられるとともに、転写ローラ14Y、14M、14
C、14K、駆動ローラ31、レジストローラ45及び
ヒートローラ49がそれぞれ回転させられ、これと同時
に、帯電器153に電圧が印加される。そして、前記レ
ジストローラ45は矢印方向に回転させられるので、記
録媒体21は媒体ガイド46によって案内されて搬送さ
れ、記録媒体21の前端が帯電器153と搬送ベルト2
0との間に到達する。この時点で、記録媒体21の前端
は帯電器153の静電気力によって搬送ベルト20に吸
着される。さらに、記録媒体21は搬送ベルト20に吸
着されながら搬送ベルト20の走行に伴って搬送され
る。
【0084】そして、各画像形成部12Y、12M、1
2C、12Kにおいて、各色のトナー像が形成され、各
感光体ドラム16と各転写ローラ14Y、14M、14
C、14Kとの間の各転写部において、各色のトナー像
は記録媒体21に転写される。このようにして、各色の
トナー像が記録媒体21に重ねて転写され、カラーのト
ナー像になる。その後、記録媒体21は、搬送ベルト2
0によって除電器102に送られ、該除電器102によ
って除電される。その結果、記録媒体21は、搬送ベル
ト20から分離しやすくなり、駆動ローラ31の上部に
おいて搬送ベルト20から分離し、搬送路切換ガイド1
55によって案内され、定着器48に送られる。
【0085】該定着器48においては、ヒートローラ4
9と加圧ローラ50とによって、カラーのトナー像が記
録媒体21に定着されてカラー画像になり、記録媒体2
1は排出口51を介して第1の排出スタッカ163に排
出される。なお、この排出は、フォトセンサ103aが
記録媒体21の後端を検出することによって知ることが
できる。
【0086】このようにして、記録媒体21に、カラー
画像を形成することができる。ところで、本実施の形態
においては、記録媒体21に重ねられるトナー像の数が
多い場合、又は、記録媒体21がOHPシートである場
合に、十分な定着を行うことができるように、制御装置
の図示しない再定着手段は、記録媒体21を再び定着器
48に送り、該定着器48によって十分な定着を行うよ
うにしている。
【0087】図9は本発明の第3の実施の形態における
カラー画像記録装置の動作を示す第1の図、図10は本
発明の第3の実施の形態におけるカラー画像記録装置の
動作を示す第2の図である。まず、図9に示すように、
記録媒体21にカラーのトナー像が形成され、定着器4
8によって1回目の定着が終了し、前記記録媒体21の
後端がフォトセンサ103bによって検出されると、第
4モータが停止される。このとき、記録媒体21の後端
は、搬送ローラ161、162によって挟まれた状態に
なっていて、記録媒体21の前端は第1の排出スタッカ
163内に出ている。ここで、図示しない制御装置の再
定着手段は、搬送路切換ガイド155を図10に示す位
置に切り換え、前記第4モータを逆方向に駆動し、搬送
ローラ161、162を矢印p方向(図7)に、ヒート
ローラ49及び加圧ローラ50を矢印n方向に、搬送ロ
ーラ171、172を矢印q方向にそれぞれ回転させ
る。これにより、記録媒体21は、逆方向に搬送され、
図10に示すように、2回目の定着が行われる。そし
て、記録媒体21は、ガイド部166を通って搬送ロー
ラ171、172に送られ、搬送ローラ171、172
によって第2の排出スタッカ173に排出される。
【0088】このようにして、2回の定着が行われる。
この場合、定着を繰り返している間、搬送ベルト20は
走行させられず、各画像形成部12Y、12M、12
C、12Kは作動させられないので、定着動作が他の動
作に影響を与えることはない。また、定着器48にはオ
フセット液が使用されていて、定着に伴って記録媒体2
1にオフセット液が付着するが、付着したオフセット液
が搬送ベルト20、各感光体ドラム16等に付着するこ
とはない。
【0089】なお、1回目の定着が行われる間に、前記
フォトセンサ103bによって記録媒体21の前端と後
端とを検出することにより、記録媒体21の長さを求め
ることができるので、第4モータを逆方向に駆動したと
きの、記録媒体21が第2の排出スタッカ173に排出
されるまでの記録媒体21の移動距離を知ることができ
る。
【0090】また、更に3回目以降の定着を行うことも
できる。例えば、3回目の定着を行う場合、2回目の定
着が行われているときに、記録媒体21の前端がヒート
ローラ49と加圧ローラ50との間の圧接部から離れた
時点で、第4モータを正方向に駆動し、搬送ローラ16
1、162を矢印k方向に、ヒートローラ49と加圧ロ
ーラ50とを矢印j方向に、搬送ローラ171、172
を矢印m方向にそれぞれ回転させ、3回目の定着を行
う。
【0091】このようにして、3回の定着が行われた
後、記録媒体21は第1の排出スタッカ163に排出さ
れる。また、4回の定着を行う場合、定着が行われた後
の記録媒体21は第2の排出スタッカ173に排出さ
れ、5回の定着を行う場合、定着が行われた後の記録媒
体21は第1の排出スタッカ163に排出される。
【0092】なお、複数の定着を行う場合において、定
着回数を設定するために操作スイッチ、定着回数キー等
を配設することもできる。そして、操作スイッチ、定着
回数キー等を操作することなく、ホストコンピュータに
よって指示することもできる。ところで、1回目の定着
は、カラーのトナー像の形成とタイミングとを合わせて
行われるので、定着器48における定着速度と画像形成
部12Y、12M、12C、12Kにおける記録速度と
を等しくする必要があるが、2回目以降の定着中は、カ
ラーのトナー像が形成されないので、定着速度と記録速
度とを等しくする必要はない。そこで、ヒートローラ4
9と加圧ローラ50との間の圧接部において十分にトナ
ーを溶融させるために、制御装置の図示しない定着温度
変更手段は、2回目以降の定着における定着速度を1回
目の定着における定着速度より低くするようにしてい
る。
【0093】また、2回目以降の定着速度をいずれも1
回目の定着速度より低くすると、カラー画像記録装置1
1全体の印刷速度が極めて低くなるので、例えば、2回
目の定着速度を1回目の定着速度の半分にして、トナー
を十分に溶融させた後、3回目以降の定着速度を1回目
の定着速度の倍にすることができる。この場合、定着速
度を変更することができるように、前記第4モータは、
例えば、ステップモータによって構成され、制御装置
は、図示しないモータドライバに送られるステップ数
を、目標の定着速度に対応させて変更するようになって
いる。
【0094】なお、記録媒体21がOHPシートである
かどうかの判断は、フォトセンサ101、103bのい
ずれか一方を、発光素子と受光素子とによって形成し、
光量を検出することによって行われる。また、OHPシ
ートモードを設定するための操作スイッチ、モード設定
キー等を配設することもできる。そして、操作スイッ
チ、モード設定キー等を操作することなく、ホストコン
ピュータによって指示することもできる。
【0095】また、前記定着器48には、フェルトロー
ラ156を挟んで2個のクリーニングローラ158、1
59が配設される。したがって、前記ヒートローラ49
及び加圧ローラ50を矢印j、n方向のいずれに回転さ
せたときでも、ヒートローラ49に付着したトナー、紙
粉等を完全に除去することができる。その結果、フェル
トローラ156に含浸されたオフセット防止液を円滑に
供給することができ、フェルトローラ156の寿命を長
くすることができる。
【0096】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図11は本発明の第4の実施の形態における
カラー画像記録装置の要部拡大図、図12は本発明の第
4の実施の形態におけるカラー画像記録装置の動作を示
す第1の図、図13は本発明の第4の実施の形態におけ
るカラー画像記録装置の動作を示す第2の図である。な
お、第3の実施の形態と同じ構造を有するものについて
は、同じ符号を付与することによってその説明を省略す
る。
【0097】この場合、記録媒体21の搬送方向におけ
る定着器48より下流側には、記録媒体21を搬送する
ための搬送ローラ161、162、該搬送ローラ16
1、162によって搬送された記録媒体21を案内する
ガイド174、175、該ガイド174、175によっ
て案内された記録媒体21を搬送する搬送ローラ18
1、182、該搬送ローラ184、182によって搬送
された記録媒体21を案内するガイド184、185、
及び該ガイド184、185によって案内された記録媒
体21を排出スタッカ183に排出する搬送ローラ17
1、172が配設される。なお、搬送路切換ガイド15
5は、第3の実施の形態と同様に、図における実線位置
と破線位置とに置かれる。
【0098】ところで、前記構成のカラー画像記録装置
11における駆動源としては、給紙ローラ42を矢印h
方向に回転させる図示しない第1モータ、レジストロー
ラ45を矢印方向に回転させる図示しない第2モータ、
各画像形成部12Y、12M、12C、12Kを作動さ
せるとともに、転写ローラ14Y、14M、14C、1
4K及び駆動ローラ31を矢印方向に回転させる図示し
ない第3モータ、ヒートローラ49、加圧ローラ50及
び各搬送ローラ161、162、181、182を図に
示す矢印j、k、r又は矢印n、p、s方向にそれぞれ
回転させる第5モータ、並びに搬送ローラ171、17
2を図に示す矢印q方向又は矢印m方向にそれぞれ回転
させる第6モータがある。なお、前記第5モータは、第
1モータ、第2モータ及び第3モータと独立に、第6モ
ータは、第1モータ、第2モータ、第3モータ及び第5
モータと独立にそれぞれ駆動される。
【0099】次に、前記構成のカラー画像記録装置11
の動作について説明する。まず、本実施の形態のカラー
画像記録装置11の図示しない電源を投入すると、カラ
ー画像記録装置11の図示しない制御装置は、所定の初
期設定を実行した後、ヒートローラ49を設定温度にす
る。該ヒートローラ49が設定温度になると、前記制御
装置は、前記第3モータを駆動し、駆動ローラ31を回
転させて搬送ベルト20を矢印方向に走行させる。
【0100】そして、レジストローラ45を停止させた
状態において、第1モータを駆動して給紙ローラ42を
回転させ、記録媒体収納箱37に収容された記録媒体2
1を1枚繰り出し、ガイド43、44によって案内して
記録媒体21を搬送し、該記録媒体21の前端がレジス
トローラ45に到達した後も、わずかな量だけ更に記録
媒体21を搬送し、記録媒体21のスキューを修正す
る。
【0101】次に、第2モータ、第3モータ、第5モー
タ及び第6モータがそれぞれ駆動され、各画像形成部1
2Y、12M、12C、12Kの感光体ドラム16、帯
電ローラ17、現像ローラ19及びスポンジローラ18
cが回転させられるとともに、転写ローラ14Y、14
M、14C、14K、駆動ローラ31、レジストローラ
45、ヒートローラ49及び各搬送ローラ161、16
2、171、172、181、182がそれぞれ回転さ
せられ、これと同時に、帯電器153に電圧が印加され
る。そして、前記レジストローラ45は矢印方向に回転
させられるので、記録媒体21は媒体ガイド46によっ
て案内されて搬送され、記録媒体21の前端が帯電器1
53と搬送ベルト20との間に送られる。この時点で、
記録媒体21の前端は帯電器153の静電気力によって
搬送ベルト20に吸着される。さらに、記録媒体21は
搬送ベルト20に吸着されながら搬送ベルト20の走行
に伴って搬送される。
【0102】そして、各画像形成部12Y、12M、1
2C、12Kにおいて、各色のトナー像が形成され、各
感光体ドラム16と各転写ローラ14Y、14M、14
C、14Kとの間に形成された転写部において、各色の
トナー像は記録媒体21に転写される。このようにし
て、各色のトナー像が記録媒体21に重ねて転写され、
カラーのトナー像になる。その後、記録媒体21は、搬
送ベルト20によって除電器102に送られ、該除電器
102によって除電される。その結果、記録媒体21
は、搬送ベルト20から分離しやすくなり、駆動ローラ
31の上部において搬送ベルト20から分離し、搬送路
切換ガイド155によって案内され、定着器48に送ら
れる。
【0103】この場合、前記制御装置の図示しない媒体
種類判断手段によって、記録媒体21が普通紙であると
判断されると、記録媒体21は、各搬送ローラ161、
162、181、182によって搬送され、各ガイド1
74、175、184、185によって案内されて搬送
ローラ171、172に送られ、該搬送ローラ171、
172によって排出スタッカ183に排出される。な
お、前記記録媒体21は、ガイド174、175によっ
て「U」字状に折り返されるので、排出スタッカ183
に排出されたとき、カラー画像は裏面に形成されてい
る。
【0104】また、前記媒体種類判断手段によって、前
記記録媒体21がOHPシートであると判断されると、
1回目の定着が終了し、記録媒体21の後端が搬送ロー
ラ161、162によって挟まれた状態で、前記制御装
置の図示しない再定着手段は、搬送路切換カイド155
を図13に示す位置に切り換える。次に、前記再定着手
段によって、第5モータ及び第6モータが駆動され、ヒ
ートローラ49、加圧ローラ50及び各搬送ローラ16
1、162、171、172、181、182はそれぞ
れ図11に示す矢印n、p、s、m方向に回転させら
れ、2回目の定着が行われる。
【0105】このとき、記録媒体21はガイド部166
を搬送されるが、記録媒体21の後端が搬送ローラ17
1、172に到達する前に、第6モータを逆方向に駆動
し、搬送ローラ171、172を矢印q方向に回転させ
る。その結果、記録媒体21は、カラー画像を表面にし
て排出スタッカ183に排出される。記録媒体21がO
HPシートである場合、1回目の定着が行われるとき
に、ガイド174、175によって記録媒体21に
「U」字状のカール癖が付くが、2回目の定着が行われ
るときにガイド部166と搬送ローラ171、172と
によって逆方向のカール癖が付くので、記録媒体21は
カール癖が矯正された状態で排出スタッカ183に排出
される。したがって、記録媒体21にカール癖が付くの
を防止することができる。
【0106】この場合、1回目の定着を行う場合と、2
回目以降の定着を行う場合とで排出スタッカ183を共
有することができるので、カラー画像記録装置11を小
型化し、コストを低くすることができる。次に、第5の
実施の形態について説明する。図14は本発明の第5の
実施の形態におけるカラー画像記録装置の要部拡大図、
図15は本発明の第5の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の動作を示す第1の図、図16は本発明の第5
の実施の形態におけるカラー画像記録装置の動作を示す
第2の図である。なお、第1の実施の形態と同じ構造を
有するものについては、同じ符号を付与することによっ
てその説明を省略する。
【0107】この場合、第1の実施の形態と同様に、各
画像形成部12Y、12M、12C、12Kは画像形成
位置と退避位置とを採ることができるようになってい
る。そして、カラー画像記録装置11における駆動源と
しては、給紙ローラ42を矢印h方向に回転させる図示
しない第1モータ、レジストローラ45を矢印方向に回
転させる図示しない第2モータ、前記画像形成部12
Y、12M、12C、12Kを作動させ、かつ、画像形
成位置と退避位置とに選択的に置く図示しない第7モー
タ、前記駆動ローラ199を矢印u、v方向に回転させ
るとともに、転写ローラ14Y、14M、14C、14
K及び吸着ローラ47を時計回り又は反時計回りに回転
させる第8モータ、ヒートローラ49、加圧ローラ50
及び各搬送ローラ161、162を図に示す矢印j、k
方向又は矢印n、p方向にそれぞれ回転させる第9モー
タがある。なお、前記第8モータ及び第9モータは、第
1モータ、第2モータ及び第7モータと独立に駆動され
る。
【0108】また、支持部材190によって支持された
フェルト156aが、ヒートローラ49に接触させて配
設される。そして、該ヒートローラ49を包囲する上部
ケース194の上面が長手方向に繰り抜かれ、繰抜部を
貫通させて前記支持部材190が配設され、かつ、該支
持部材190は、ばね192の付勢力によってヒートロ
ーラ49に押し付けられる。
【0109】次に、前記構成のカラー画像記録装置11
の動作について説明する。まず、本実施の形態のカラー
画像記録装置11の図示しない電源を投入すると、カラ
ー画像記録装置11の図示しない制御装置は、所定の初
期設定を実行した後、ヒートローラ49を設定温度にす
る。該ヒートローラ49が設定温度になると、前記制御
装置は、レジストローラ45を停止させた状態におい
て、第1モータを駆動して給紙ローラ42を回転させ、
記録媒体収納箱37に収容された記録媒体21を1枚繰
り出す。
【0110】次に、前記制御装置は、前記第2モータ、
第7モータ、第8モータ及び第9モータをそれぞれ駆動
し、各画像形成部12Y、12M、12C、12Kを作
動させ、かつ、画像形成位置に置くとともに、駆動ロー
ラ199を矢印u方向に回転させ、転写ローラ14Y、
14M、14C、14K及び吸着ローラ47を図15の
矢印方向に回転させ、搬送ベルト20を走行させる。
【0111】また、このとき、レジストローラ45が矢
印方向に回転させられ、ヒートローラ49、加圧ローラ
50及び各搬送ローラ161、162がそれぞれ矢印
j、k方向に回転させられる。そして、これと同時に、
吸着ローラ47に電圧が印加される。その結果、記録媒
体21は媒体ガイド46によって案内されて搬送され、
記録媒体21の前端が吸着ローラ47と搬送ベルト20
との間に到達する。この時点で、記録媒体21の前端は
吸着ローラ47の静電気力によって搬送ベルト20に吸
着される。さらに、記録媒体21は搬送ベルト20に吸
着されながら搬送ベルト20の走行に伴って搬送され
る。
【0112】そして、各画像形成部12Y、12M、1
2C、12Kにおいて、各色のトナー像が形成され、各
感光体ドラム16と各転写ローラ14Y、14M、14
C、14Kとの間に形成された転写部において、各色の
トナー像は記録媒体21に転写される。このようにし
て、各色のトナー像が記録媒体21に重ねて転写され、
カラーのトナー像になる。その後、記録媒体21は、駆
動ローラ199の上部において搬送ベルト20から分離
し、ガイド104によって案内され、定着器48に送ら
れる。
【0113】この場合、前記制御装置の図示しない媒体
種類判断手段によって、記録媒体21が普通紙であると
判断されると、定着器48によって定着が行われた後の
記録媒体21は、搬送ローラ161、162に送られ、
該搬送ローラ161、162によって第1の排出スタッ
カ163に排出される。また、前記媒体種類判断手段に
よって、前記記録媒体21がOHPシートであると判断
されると、図15に示すように、1回目の定着が終了
し、記録媒体21の後端がフォトセンサ103bによっ
て検出されたときに、前記制御装置の図示しない再定着
手段は、第9モータを停止させる。このとき、記録媒体
21の後端は、搬送ローラ161、162に挟まれた状
態になっている。
【0114】次に、前記再定着手段は、第7モータを逆
方向に駆動することによって、画像形成部12Y、12
M、12C、12Kを退避位置に置き、第8モータ及び
第9モータを逆方向に駆動することによって、搬送ロー
ラ161、162を矢印p方向に、ヒートローラ49及
び加圧ローラ50を矢印n方向に、転写ローラ14Y、
14M、14C、14K及び吸着ローラ47を図16の
矢印方向に、駆動ローラ199を矢印v方向にそれぞれ
回転させ、記録媒体21を逆方向に搬送する。これによ
り、記録媒体21について2回目の定着が行われる。
【0115】そして、前記記録媒体21の前端がヒート
ローラ49と加圧ローラ50との間に挟まれた位置まで
記録媒体21が搬送されると、第8モータ及び第9モー
タを正方向に駆動することによって、搬送ローラ16
1、162を矢印k方向に、ヒートローラ49及び加圧
ローラ50を矢印j方向に、転写ローラ14Y、14
M、14C、14Kを図15の矢印方向に、駆動ローラ
31を矢印u方向にそれぞれ回転させ、記録媒体21を
正方向に搬送する。これにより、記録媒体21について
3回目の定着が行われる。
【0116】この場合、再び定着を行うために記録媒体
21を記録媒体収容箱37にセットする必要がないの
で、操作が容易になる。そして、2回目以降の定着が行
われている間、各画像形成部12Y、12M、12C、
12Kは退避位置に置かれているので、記録媒体21に
は各トナー像が転写されることなく、各転写部を通過す
る。
【0117】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0118】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カラー画像記録装置においては、走行に伴って記
録媒体を搬送するエンドレスの搬送ベルトと、該搬送ベ
ルトと対向させて配設された感光体ドラムを備え、該感
光体ドラム上にトナー像を形成する複数の画像形成部
と、前記搬送ベルトを挟んで、前記各感光体ドラムと対
向させて配設され、該感光体ドラム上のトナー像を記録
媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された
トナー像を定着する定着手段と、前記記録媒体の種類を
判断する媒体種類判断手段と、前記記録媒体の種類に対
応させて、前記画像形成部によるトナー像の形成を伴う
ことなく再び定着を行うための再定着手段とを有する。
【0119】この場合、搬送ベルトの走行に伴って記録
媒体が搬送されるとともに、各画像形成部によって感光
体ドラムに各色のトナー像が形成され、該トナー像が前
記記録媒体に重ねて転写される。そして、媒体種類判断
手段によって記録媒体の種類が判断され、記録媒体の種
類に対応させて、前記画像形成部によるトナー像の形成
を伴うことなく再び定着が行われる。
【0120】したがって、複数回定着を繰り返すことに
よって、各色のトナーが十分に溶融し、十分な定着が行
われるので、画像品位を向上させることができる。特
に、OHPシートに転写されたカラーのトナー像を定着
する場合でも、十分な定着を行うことができるので、ト
ナー像の表面に凹凸が生じることはなく、OHPシート
の透過性を良くすることができる。したがって、オーバ
ヘッドプロジェクタに透過光を十分に投影することがで
きる。
【0121】その結果、定着手段への供給熱量を少なく
することができるので、消費電力が小さなヒータを使用
することができる。また、定着手段が設定温度になるま
でのウォームアップ時間を短くすることができ、電源を
投入した直後にカラー画像記録装置を使用することがで
きる。そして、OHPシートにカラーのトナー像を定着
する場合でも、定着手段の設定温度を、普通紙にカラー
のトナー像を定着する場合と等しくすることができるの
で、高温オフセットが生じるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の第1の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の第2の概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における画像形成位
置に置かれた画像形成部の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における再び定着を
行う際のカラー画像記録装置の動作を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の概略図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の第1の概略図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の第2の概略図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるカラー画像
形成ユニットの斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の動作を示す第1の図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の動作を示す第2の図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の要部拡大図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の動作を示す第1の図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の動作を示す第2の図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の要部拡大図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の動作を示す第1の図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の動作を示す第2の図である。
【符号の説明】
11 カラー画像記録装置 16 感光体ドラム 12Y、12M、12C、12K 画像形成部 14Y、14M、14C、14K 転写ローラ 20 搬送ベルト 21 記録媒体 22 カムシャフト 22a ワンウェイベアリング 23 偏心カム 25、70 ギヤ 27 モータギヤ 48 定着器 166 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 茂喜 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 村上 慎一 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 酒井 雅人 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 吉田 文明 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 江端 紀夫 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 矢吹 誠 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)走行に伴って記録媒体を搬送する
    エンドレスの搬送ベルトと、(b)該搬送ベルトと対向
    させて配設された感光体ドラムを備え、該感光体ドラム
    上にトナー像を形成する複数の画像形成部と、(c)前
    記搬送ベルトを挟んで、前記各感光体ドラムと対向させ
    て配設され、該感光体ドラム上のトナー像を記録媒体に
    転写する転写手段と、(d)前記記録媒体に転写された
    トナー像を定着する定着手段と、(e)前記記録媒体の
    種類を判断する媒体種類判断手段と、(f)前記記録媒
    体の種類に対応させて、前記画像形成部によるトナー像
    の形成を伴うことなく再び定着を行うための再定着手段
    とを有することを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 (a)前記画像形成部を退避位置と画像
    形成位置とに選択的に置くための画像形成部移動手段を
    有し、(b)前記再定着手段は、前記記録媒体の種類に
    対応させて画像形成部を退避位置に置く請求項1に記載
    のカラー画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記再定着手段は、画像形成部を退避位
    置に置いたときに、前記搬送ベルトを逆方向に走行させ
    る請求項2に記載のカラー画像記録装置。
  4. 【請求項4】 (a)前記記録媒体を退避させるための
    媒体退避路を有し、(b)前記再定着手段は、前記記録
    媒体の種類に対応させて記録媒体を媒体退避路に退避さ
    せた後、再び定着を行う請求項1に記載のカラー画像記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記再定着手段は、2回目以降の定着に
    おける定着速度を変更する定着速度変更手段を備える請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のカラー画像記録装
    置。
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