JPH10122916A - 異常監視システム - Google Patents

異常監視システム

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JPH10122916A
JPH10122916A JP8282668A JP28266896A JPH10122916A JP H10122916 A JPH10122916 A JP H10122916A JP 8282668 A JP8282668 A JP 8282668A JP 28266896 A JP28266896 A JP 28266896A JP H10122916 A JPH10122916 A JP H10122916A
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monitoring
abnormality
moving element
occurrence
signal
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JP8282668A
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English (en)
Inventor
Hideya Tomita
英也 冨田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常発生位置における具体的な状況を遠隔地
などから視認することができなかった。 【解決手段】 温度センサ20a〜20cが異常を検出
したときに、それぞれに異なった特定周波数の異常検出
信号を送出させ、この異常検出信号に基づき赤外線カメ
ラ40の撮影対象を異常検出箇所へと移行させることに
より、遠隔地などからでも異常の発生を検知するととも
に、同異常検出箇所の詳細な状況を視認することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過熱等の異常の有
無などを監視する異常監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、過熱等の異常発生位置を監視する
異常監視システムとして特開平6−66648号の公報
に開示されたものが知られている。同異常監視システム
は、監視対象物の付近に配置された発臭成分が熱溶融す
る熱検知用の発臭剤と、上記発臭成分を検知する臭気セ
ンサとから構成されている。そして、監視対象物が過熱
すると発臭剤が臭気を発し、上記臭気センサは同臭気を
検知して過熱の有無を監視している。
【0003】また、監視カメラにて監視対象物を撮影
し、遠隔地にその映像を監視する異常監視システムも知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の異常監
視システムのうち、前者のものは遠隔地における異常発
生位置の検知は可能であるが、異常発生箇所の具体的な
状況を知ることはできなかった。一方、後者のものは、
異常の発生を検知できないし、設置した撮影範囲内で人
間が異常の有無を確認するしかなかった。
【0005】本発明は、上記課題をかんがみてなされた
もので、遠隔地などから異常の発生と、同発生位置にお
ける具体的な状況を視認することが可能な異常監視シス
テムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、異常の発生の有無を検知
し、異常を検知した場合に検知位置に応じた情報を出力
する複数の検知手段と、上記検知手段による検知位置に
応じた複数の監視位置を撮影して遠隔地に送信可能な監
視手段と、上記検知手段からの検知位置に応じた情報に
応じて同検知位置を上記監視手段に撮影をさせる監視制
御手段とを具備する構成としてある。
【0007】かかる構成からなる本発明によれば、上記
検知手段は異常の発生を検知すると、同異常の生じた位
置に応じた情報を出力する。一方、上記監視手段は、検
知手段の検知位置に応じた複数の監視位置を撮影して遠
隔地に送信可能となっており、上記監視制御手段は、検
知手段がその検知位置に応じた情報に基づいて上記監視
手段に同検知位置を撮影させる。ここでいう異常とは、
電気施設の過熱、導通箇所の非導通化等の平常時と異な
る状態を示すものであればよく、種々形態の異常を含
む。
【0008】また、上記異常発生の検知については、過
熱等の温度変化を検知したいのならば、温度センサ等を
用いればよいし、構造物の破損等を検知したいのなら
ば、光センサや超音波センサ等を用いればよく、検知対
象、検知方法ともに適宜変更可能である。さらに、上記
異常発生位置に応じた情報の出力とは、各々の上記検知
手段が位置情報を含んだ独自の情報を出力しても構わな
いし、特に上記のような位置情報は含まないそれぞれ同
様の情報を出力して接続されている監視制御手段がそれ
ぞれの情報の出力位置を認識して異常発生位置を把握す
るように構成されていても構わない。
【0009】監視手段は、複数の異常発生位置を撮影可
能であるとともに、撮影した映像を遠隔地に送信可能に
構成されていれば良い。同監視手段の一例として、請求
項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の異常監視シ
ステムにおいて、上記監視手段は、移動可能に構成さ
れ、移動して上記検知位置を的確に撮影することを特徴
とする構成としてある。かかる構成からなる本発明によ
れば、上記監視制御手段は、上記監視手段に上記検知位
置の撮影をさせようとする。すると、同監視手段は、同
異常発生位置を的確に撮影可能な位置に移動して撮影を
開始する。
【0010】ここでいう撮影するとは、同撮影によっ
て、上記検知位置を容易に判別できるとともに、同検知
位置の状況を詳細に把握できるように撮影することを意
味している。つまり、最も適切に撮影ができる監視手段
を選択したり、同検知位置に物理的に近づいたり、撮影
位置は変えずにズームアップして同検知位置を撮影する
ことを示している。よって、上記監視対象物の全体像を
撮影したり、そうでなくても上記検知位置が容易に判別
できないほど広い範囲に亘って撮影することは少なくと
も意味していない。
【0011】上記監視手段の移動方法は、上記異常発生
位置を撮影することができる位置に移動することができ
る構成になっていれば良い。例えば、監視対象とする構
造物等の周囲にレール等の誘導経路を形成し、同誘導経
路上に監視手段を配置する。このとき、上記監視制御手
段からある位置の監視をするように制御がなされると、
同監視手段は、異常検知位置を撮影可能な位置までレー
ル上を移動する。そして、上記異常検知位置を撮影可能
な位置に到着すると、同異常発生位置の撮影を開始す
る。
【0012】ここで、移動方法としては、上記の方法以
外にも制御手段を一定個所に据え付けて監視角度の変更
が可能なように首振り機能を備えても構わないし、上記
監視手段にアーム等を取り付けて同アームの動作を上記
監視制御手段によって制御することにより、より詳細に
異常検知位置を撮影しても良い。このように、必ずしも
上記監視手段を移動可能に構成しなくても、複数の監視
器を配置すれば、これらの監視器の間で映像の切り替え
をするだけで複数の位置を監視することが可能となる。
【0013】上記監視手段が複数配置された場合の例と
して、請求項3にかかる発明は、上記請求項1または請
求項2に記載の異常監視システムにおいて、上記監視手
段は、上記監視位置ごとに対応した複数の監視手段を具
備することを特徴とする構成となっている。かかる構成
からなる本発明によれば、上記監視制御手段は、上記検
知手段から異常検知位置の情報を得ると、上記検知位置
に対応した上記監視手段に撮影させる。
【0014】例えば、上記監視手段が監視対象となる構
造物の周囲に間隔をおいて固定されているとともに、各
監視手段が上記監視制御手段に接続され、同監視制御手
段により撮影させる監視手段を選択することができるよ
うに構成されているとする。このとき、上記検知手段か
ら異常検知位置に応じた情報が得られると、同異常検知
位置を最も的確に撮影可能な監視手段を選択して撮影を
開始させる。このとき、必ずしも最も的確に撮影可能な
監視手段を選択しなくても複数の監視手段を選択してあ
らゆる角度から撮影させても良く、同時にこれらの監視
手段間で撮影させる監視手段の切り替えを行っても良
い。
【0015】また、上記場合には、監視手段が固定され
ているが、必ずしも固定されている必要はなく、前記の
ように移動可能に構成されている場合にも適用できる。
このとき、複数の監視手段を備えているならば、各々の
監視位置に対応した監視手段、すなわち、各々に監視範
囲を決めておけば、各監視手段の監視範囲に異常が発生
したときに、より素早く移動して撮影をすることができ
る。さらには、上記監視手段はそれぞれに上記監視制御
手段に接続されていなくても、各監視手段が一括して同
監視制御手段に接続されていても監視制御手段側で各監
視手段を識別してそれぞれに制御することが可能であれ
ば良い。
【0016】監視制御手段は、上記検知手段の検知出力
に基づく位置情報に応じて上記検知位置を上記監視手段
に即座に撮影をさせることができればよく、形態は適宜
変更可能である。例えば、上記監視手段が固定されてい
るときには、単に複数の上記監視手段間で作動、停止の
切り替えを選択的に行うだけものでも良い。すなわち、
上記検知手段から検知位置に応じた情報が入力されたと
き、同検知位置を的確に撮影可能な監視手段のみを作動
させ、他の監視手段を停止状態にするだけのものであっ
ても良い。
【0017】また、上記監視手段が移動可能に構成され
ている場合には、上記検知手段から検知位置に応じた情
報が入力されたとき、上述のように同情報に含まれる位
置情報や情報の出力位置から上記検知位置を三次元的に
座標認識し、各軸方向に上記監視手段の移動方向、移動
距離、監視角度の変更等を入力し、同監視手段により上
記検知位置の撮影ができるものであればよい。ここで
は、同監視手段が監視位置も監視角度も変更可能に構成
されている場合を想定しているが、必ずしもこのような
構成を必要としているわけではなく、監視位置のみが可
動な場合には、移動距離のみの制御であっても良いし、
監視角度のみが可動な場合には、監視角度のみの制御で
あっても良く、上記監視手段の構成によって適宜変更可
能なものである。
【0018】さらには、必ずしも上述のように上記監視
制御手段により制御ができるように構成されていなくて
も、別の手段、すなわち、あらかじめ別に組まれたプロ
グラムにしたがって制御可能に構成されていても良い
し、手動作により制御可能な構成であっても良い。特
に、これらの組み合わせで平常時にはプログラムや手動
作によって制御可能にし、異常発生時には上記監視制御
手段による制御を可能に構成しても良い。勿論、平常時
に上記監視手段を停止させておいても良い。
【0019】例えば、一定の速さで監視対象の構造物の
周囲を巡回して監視するように設定しておく。そして、
上記検知手段が異常を検知して、同検知位置に応じた情
報が得られたとき、同情報に従って上記監視制御手段に
より制御されるように設定すればよい。このとき、必ず
しも上記のような上記監視手段の移動を前提とした設定
をしなくても、上述のように監視手段を固定したとき等
は、撮影をする監視手段の選択を設定しておいても良
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる異常監視システムを適用した過熱箇所監視装置を斜
視図により示している。同図において、過熱箇所監視装
置10は検知手段として、三つの温度センサ20a〜2
0cを備えている。これらの温度センサ20a〜20c
は、それぞれ監視対象30の所定箇所に密接して配設さ
れ、所定温度以上となるとそれぞれが異なった特定周波
数の異常検出信号を送出する。すなわち、周波数の差異
をもって三つの温度センサ20a〜20cを識別し、異
常発生時に何れの温度センサが検知したのかを判別す
る。
【0021】ここにおける異常検出信号とは、その周波
数から三つの温度センサ20a〜20cを識別可能であ
ればよく、アナログ、ディジタルの信号種別は特に限定
されるものではない。また、少なくとも三つの温度セン
サ20a〜20cの何れにおいて異常が発生しているか
を検知できればよいことに鑑みれば、必ずしも周波数の
違いで識別しなくとも、例えば、温度センサ20a〜2
0cのそれぞれが、異なった特定ビットパターンのディ
ジタル信号を送出するようにして識別してもかまわな
い。
【0022】さらに、過熱箇所監視装置10は、上記監
視手段として、赤外線カメラ40と、移動子50と、レ
ール60とを備えている。図2において、赤外線カメラ
40の底部には、概略半円状の支持片41の端部を接合
してあり、この支持片41は、後述する移動子50に対
して水平方向、且つ、支持片41に対して直角方向に回
動軸を有する垂直モータ42の同回動軸に回動可能に支
持させてある。さらに、垂直モータ42の底部は、モー
タ支持柱43を介して移動子50内に固定された垂直方
向に回動軸を有する水平モータ51の同回動軸に回動可
能に支持させてある。
【0023】かかる構成とすることにより、垂直モータ
42を駆動すれば、赤外線カメラ40の撮影アングルを
垂直方向に変動することができるし、水平モータ51を
駆動すれば、赤外線カメラ40の撮影アングルを水平方
向に変動することができ、両者の動作を制御することで
赤外線カメラ40の撮影アングルを様々に変更すること
ができる。
【0024】一方、移動子50は監視対象30の周辺を
概略立方体状に取り囲むようにして配設されたレール6
0上を図示しないモータなどの駆動源を用いて、スライ
ド移動可能な構成としてあり、赤外線カメラを所定の撮
影位置まで運搬する。図1においては、便宜上、移動子
50の移動路線を概略立方体状にレール60を配設して
あるが、監視対象30の形状や検知位置に付随して適宜
変更可能であることはいうまでもない。
【0025】なお、移動子50には、ケーブル44を介
して赤外線カメラ40の撮影データが入力され、図示し
ない無線データ転送装置により後述する監視装置80に
転送される。本実施形態においては、一つの赤外線カメ
ラ40を移動させて複数の監視位置を撮影可能な構成と
しているが、必ずしもかかる構成にとらわれる必要はな
い。例えば、図3に示すように、三つの温度センサ20
a〜20cのそれぞれに対応して三つの赤外線カメラ4
0a〜40cを固定的に設置し、一つの監視位置を一つ
の赤外線カメラで撮影せしめるなどして確実に複数の監
視位置を撮影することができるものであれば適宜変更可
能である。
【0026】上述した移動子50には、図4にブロック
図を示す移動子制御回路70が組み込まれており、この
移動子制御回路70が監視制御手段を構成する。同図に
おいて、受信部71は温度センサ20a〜20cの出力
する異常検出信号を受信して所定のレベルまで増幅した
後、位置判別回路72に出力する。そして、この位置判
別回路72にて信号の周波数を解析し、その周波数に応
じて予め定められた位置情報を駆動回路73へと出力す
る。この後、駆動回路73は、かかる位置情報を解析
し、垂直モータ42と、水平モータ51及び移動子50
の動作を制御する。
【0027】ここにおける位置情報とは、垂直モータ4
2および水平モータ51の駆動角度と、移動子50の位
置を示す信号を想定すればよい。例えば、垂直モータ4
2、水平モータ51の駆動角度とは、所定の基準位置か
らの相対的な変位角度を考えればよいし、移動子50の
位置についても同様にして考え、所定の基準位置を設
け、この基準位置から撮影位置までの移動手順と考えれ
ばよい。
【0028】以上の構成とすることにより遠隔地などか
ら異常の発生と、同発生位置における具体的な状況を視
認することが可能となる。勿論、異常を検知するという
意味では従来技術に示した臭気センサによる検知手段を
適用可能であるし、監視対象を撮影して遠隔地などに転
送するという意味では従来技術の範囲内であるが、単に
両者を組み合わせるだけでは異常発生箇所の具体的な状
況を検知することはできなかった。
【0029】ところで、本実施形態においては、図5に
ブロック図を示す監視装置制御回路90を有する監視装
置80を備えており、画像データを表示するモニタリン
グ手段と、異常を検出したことを知らせる警告手段と、
赤外線カメラ40による撮影位置を手動で制御する手動
制御手段とを提供する。
【0030】上記モニタリング手段は、ディスプレイ8
1と図示しない画像展開回路とから構成され、赤外線カ
メラ40にて撮像された画像データをディスプレイ81
に表示せしめる。なお、本実施形態においては、図示し
ないモデル図描画手段により、異常が発生した温度セン
サ20a〜20cの位置が一目でわかる監視対象のモデ
ル図をディスプレイ81に出力可能としてあり、ディス
プレイ81左隣に配設された切替ボタン82を一回押す
ごとに、赤外線カメラ40からの映像と同モデル図が切
り替えられてディスプレイ81から出力される。
【0031】上記警告手段は、温度センサ20a〜20
cのそれぞれに対応した三つの表示ランプ83a〜83
cと、警報装置84と、これらの動作を制御する受信部
91および周波数判別回路92により構成される。すな
わち、受信部91が温度センサ20a〜20cの発する
異常検出信号を受信すると、この信号を所定レベルまで
増幅後、周波数判別回路92へと出力する。周波数判別
回路92は、信号の周波数を解析して何れの温度センサ
20a〜20cで異常が発生しているかを検知し、対応
する表示ランプ83a〜83cを点灯させるとともに、
警報装置84を動作させる。ここにおける警報装置84
とは、動作時に警告音を発生する音声再生装置を想定し
ており、表示ランプ83a〜83cの点灯と、警報装置
84の発生する警告音の二種類の異なる手段を用いてオ
ペレータに注意を促すのである。
【0032】さらに、上記手動制御手段は、三つのマニ
ュアルボタン85a〜85cと、周波数選別回路93
と、送信部94と、角度制御ボタン86、及び、移動子
制御回路70内の受信部71と、周波数選別回路74
と、モータ駆動回路75とから構成される。
【0033】三つのマニュアルボタン85a〜85c
は、それぞれ温度センサ20a〜20cに対応してお
り、所定のマニュアルボタンを押すと、周波数選別回路
93がこれを検知し、送出部94を介して特定周波数の
マニュアル撮影信号を送出する。ここにおけるマニュア
ル撮影信号とは、マニュアルボタン85a〜85cのう
ち何れのボタンが押されたかを識別できるように、それ
ぞれのマニュアルボタン85a〜85cで送出する信号
の周波数を異なるようにし、且つ、上記異常検出信号と
誤認しないように周波数領域をずらしてある。
【0034】そして、受信部71が、上記マニュアル撮
影信号を検知すると、所定のレベルまで増幅した後、周
波数判別回路74へと出力し、この周波数判別回路74
は移動子50を対応する温度センサ20a〜20cの撮
影位置に移動せしめ、角度ボタン86からの入力待ち状
態となる。角度ボタン86は、上下方向および左右方向
の四つのカーソルボタンで構成され、同カーソルボタン
が押されると周波数選別回路74がこのことを検知し、
押された角度ボタン86に応じて異なった特定周波数の
角度制御信号を送信部94を介して送出する。勿論、こ
れらの信号についても、上記異常検出信号や上記マニュ
アル撮影信号と誤認しないように周波数領域をずらして
あることはいうまでもない。
【0035】そして、受信部71が上記角度制御信号を
受信すると、所定レベルまで増幅した後、入力待ち状態
の周波数判別回路74に入力され、この周波数判別回路
が入力された信号の周波数を解析し、モータ駆動回路7
5は、この解析結果に基づいて垂直モータ42および水
平モータ51を駆動する。より具体的には、例えば、上
カーソルボタンを押している間、水平モータ51を駆動
し、赤外線カメラ40の撮影アングルを上方向に変位さ
せてもよいし、上カーソルボタンを一回押すごとに所定
角度ずつ上記撮影アングルを上方向に変位させるなど種
々の既知技法を適用可能である。
【0036】勿論、マニュアルボタン85a〜85cを
押す時点で温度センサ20a〜20cが異常を検出し、
赤外線カメラ40が異常発生箇所の撮影を行っている場
合も考えられるが、この場合、受信部71が上記マニュ
アル撮影信号を受信した時点で割り込みを発生させて赤
外線カメラによる撮影を速やかに中止し、以降、上記角
度制御信号の待ち受け状態となるように制御するように
してもよいし、赤外線カメラ40が異常発生箇所の撮影
を行っているときは、上記マニュアル撮影信号を一切受
け付けないようにロックしてもよい。
【0037】次に本実施形態の動作を説明する。温度セ
ンサ20a〜20cが過熱箇所を検出すると、検出箇所
に応じて特定周波数の異常検出信号を送出し、受信部7
1がこれを検出して所定レベルまで増幅した後、位置判
別回路72へと出力する。位置判別回路72は、上記異
常検出信号の周波数を解析し、上述したような位置情報
を生成して駆動回路73へと出力し、駆動回路73は、
同位置情報に基づいて移動子50を撮影位置に移動させ
るとともに、垂直モータ42及び水平モータ51を駆動
させて赤外線カメラ40に上記検出箇所を撮影させる。
赤外線カメラ40はケーブル44にて移動子50に接続
されており、このケーブル44を介して撮影された画像
データは移動子50に入力され、図示しない無線データ
転送装置にて監視装置80へ転送される。
【0038】監視装置80は、上記画像データを受信す
ると、図示しない画像展開装置を用いてディスプレイ8
1に撮影画像を展開する。なお、ディスプレイ81の左
隣には切替ボタン82が配設されており、この切換ボタ
ン82を一回押すごとに、異常が発生した温度センサ2
0a〜20cの位置が一目でわかる監視対象のモデル図
と、赤外線カメラ40の撮影映像が切り替わる。
【0039】一方、受信部71が上記異常検出信号を受
信するのと同時に、受信部91も同異常検出信号を受信
し、所定レベルまで増幅した後、周波数判別回路92へ
と出力する。周波数判別回路92は、上記異常検出信号
の周波数を判別し、対応する表示ランプを点灯させると
ともに警報装置に警告音を発生させ、オペレータの注意
を促す。
【0040】また、本実施形態においては、監視装置8
0に配設されたマニュアルボタン85a〜85cを押す
ことにより、赤外線カメラ40の撮影箇所を手動で変更
することが可能である。具体的には、マニュアルボタン
85a〜85cを押すと、周波数選別回路93が送出部
94を介して特定周波数のマニュアル撮影信号を送出す
る。そして、受信部71が同マニュアル信号を受信する
と所定レベルまで増幅した後、周波数判別回路74へ出
力し、周波数判別回路74は対応する温度センサ20a
〜20cの撮影位置まで移動子50を移動させるととも
に、角度制御信号の入力待ち受け状態となる。
【0041】ここにおいて、四つのカーソルボタンから
なる角度ボタン86の所定カーソルボタンを押すと、周
波数選別回路93は押したカーソルボタンに応じて特定
周波数の角度制御信号を送信部94を介して送出する。
受信部71は、上記角度制御信号を受信すると所定レベ
ルまで増幅し、角度制御信号の入力待ち状態である周波
数判別回路74へと出力する。この周波数判別回路74
は、上記角度制御信号の周波数を解析し、モータ駆動回
路75は、この解析結果に基づいて垂直モータ42及び
水平モータ51を駆動し、赤外線カメラ40の撮影アン
グルを逐次変更する。
【0042】このように、温度センサ20a〜20cが
異常を検出したときに、それぞれに異なった特定周波数
の異常検出信号を送出させ、この異常検出信号に基づき
赤外線カメラ40の撮影対象を異常検出箇所へと移行さ
せることにより、遠隔地などからでも異常の発生を検知
するとともに、同異常検出箇所の詳細な状況を視認する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、遠隔地な
どから異常の発生と、同発生位置における具体的な状況
を視認することが可能な異常監視システムを提供するこ
とができる。
【0044】また、請求項2にかかる発明によれば、異
常発生箇所を撮影するカメラなどの監視器数を低減する
ことができるため、装置規模の縮小化を図ることができ
る。また、請求項3にかかる発明によれば、監視器を移
動させるなどの処理をする必要がないため制御が容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる異常監視システム
を適用した過熱箇所監視装置の斜視図である。
【図2】赤外線カメラ及び移動子の側面図である。
【図3】変形例にかかる過熱箇所監視装置の斜視図であ
る。
【図4】移動子制御回路のブロック図である。
【図5】監視装置制御回路のブロック図である。
【図6】監視装置の概略正面図である。
【符号の説明】
10 過熱箇所監視装置 20a〜20c 温度センサ 30 監視対象 40 赤外線カメラ 41 支持片 42 垂直モータ 43 モータ支持柱 44 ケーブル 50 移動子 51 水平モータ 60 レール 70 移動子制御回路 71 受信部 72 位置判別回路 73 駆動回路 74 周波数判別回路 75 モータ駆動回路 80 監視装置 81 ディスプレイ 82 切換ボタン 83a〜83c 表示ランプ 84 警報装置 85a〜85c マニュアルボタン 86 角度ボタン 90 監視装置制御回路 91 受信部 92 周波数判別回路 93 周波数選別回路 94 送信部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常の発生の有無を検知し、異常を検知
    した場合に同検知位置に応じた情報を出力する複数の検
    知手段と、 上記検知手段による検知位置に対応した複数の監視位置
    を撮影して遠隔地に送信可能な監視手段と、 上記検知手段からの検知位置に応じた情報に基づいて同
    検知位置を上記監視手段に撮影をさせる監視制御手段と
    を具備することを特徴とする異常監視システム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の異常監視システム
    において、 上記監視手段は、移動可能に構成され、移動して上記検
    知位置を撮影することを特徴とする異常監視システム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の異
    常監視システムにおいて、 上記監視手段は、上記監視位置ごとに対応した複数の監
    視器を具備することを特徴とする異常監視システム。
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