JPH10119928A - 原反の連続供給装置 - Google Patents

原反の連続供給装置

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JPH10119928A
JPH10119928A JP9246093A JP24609397A JPH10119928A JP H10119928 A JPH10119928 A JP H10119928A JP 9246093 A JP9246093 A JP 9246093A JP 24609397 A JP24609397 A JP 24609397A JP H10119928 A JPH10119928 A JP H10119928A
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film
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continuous
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JP9246093A
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Shinichi Hiramoto
眞一 平本
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Toyo Jidoki Co Ltd
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Toyo Jidoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製袋装置に原反を連続的に供給する装置にお
いて、作業者が装置に張り付いて予備原反のセッティン
グ作業を行う必要をなくし、狭い設置スペースにも取り
付けることができ、フィルムの損傷も防止できるように
する。 【解決手段】 ロール状の原反Rを一対のアームにより
着脱自在に保持し、その原反からフィルムを繰り出して
製袋装置に供給する原反ホルダーと、予備原反R0が予
めセットされた予備原反ホルダー16と、これを下方の
待機位置から垂直上方の受渡し位置に搬送し、ここで原
反ホルダーに受け渡す予備原反ホルダー搬送装置17
と、原反Rのフィルム終端と予備原反のフィルム始端F
Sの重なり部分を熱シールするシール装置18を備え
る。予備原反ホルダー16は予備原反から繰り出された
フィルム始端FSを支持するフィルム支持手段28を備
え、これにより受渡し位置においてフィルム始端FS
シール装置の前に位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻かれ
た原反を製袋装置に供給する際、先の原反の一巻きが終
ったときそのフィルム後端に次の原反のフィルム始端を
自動的に接続し、製袋装置に原反を連続的に供給するよ
うにした装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来は、製袋装置に供給する原反の一巻
きが終ったとき製袋装置を一時的に止め、次の原反ロー
ルを回転自在の芯金にセットし、そのフィルム始端を繰
り出して先の原反のフィルム終端に粘着テープ等で人手
により接着し、その後、製袋装置を再稼働して製袋を継
続していた。しかし、原反の一巻きで製袋装置を連続的
に稼働させられるのは平均1時間程度に過ぎず、一方、
人手による原反の接続作業には10分程度を必要とし、
比較的にロス時間が多いという問題があった。特に充填
包装装置を併設して製袋充填包装装置としたものでは充
填作業も停止するため、全体の作業効率が低かった。
【0003】そのため、製袋装置に連続的に原反を供給
する連続供給装置の開発が進められ、例えば、特開平7
−276542号公報、特開平5−97123号公報、
実公昭58−20491号公報等が知られている。これ
らの装置では、繰り出し中の原反の近くの所定位置に予
め予備原反をセットして待機させておき、繰り出し中の
原反が終了したことを検知すると、一時的に原反の送り
をストップし、予備原反のフィルム始端と先の原反のフ
ィルム終端を熱シール又は両面テープ等で接続するもの
で、短時間に接続して製袋装置に原反を供給できるた
め、製袋装置そのものは停止する必要はなく(原反と製
袋装置の間にダンサーロール等を有するため)、ロス時
間をなくすことも可能となる。
【0004】しかし、上記原反の連続供給装置では、製
袋装置に連続的に原反を供給できる利点があるが、予備
原反を該装置の所定位置において芯金等にセットし、こ
こで予備原反からフィルムを繰り出して案内ロール等を
通し、そのフィルム始端に両面テープを貼り付けるなど
したうえで、これを先の原反の後端に接続できるように
所定箇所にセットする必要がある。また、この作業は原
反の一巻きが終る毎に全て人手により行う必要があり、
しかもかなり面倒な作業であり、特にクリーンルームや
無菌室において製袋充填包装装置を設置しているような
場合、専任の作業者が必要となるなど、コストアップの
原因ともなる。
【0005】また、実用新案登録第2532002号公
報には、予め予備原反のフィルム先端を引き出し状態で
保持した予備フィルムカセットを使用し、これを包装機
外の引出し位置に置き、次いで包装機内の待機位置に移
送し、先の原反のフィルムが終了したとき、この待機位
置において予備原反のフィルム先端を先の原反のフィル
ム後端に接続し、接続後この予備原反を送り出し位置に
移載してフィルムを送り出すようにした予備フィルム供
給装置が記載されている。
【0006】この予備フィルム供給装置は、このような
予備フィルムカセットを用いることにより、予備フィル
ム始端のセッティング作業をこの予備フィルム供給装置
内にて行う必要がないという利点があり、また、従来の
連続供給装置では不可能であった原反の連続自動補充
(つまり、原反の連続供給装置自体に原反を自動的に補
充)が可能である。しかし、待機位置と送り出し位置が
横並びで設定されていることから、この予備フィルム供
給装置は大きい設置スペースを必要とし、製袋装置や袋
詰め包装機と一緒に狭いスペースに効率よく配置するに
は不向きである。また、フィルム接続後に待機位置から
送り出し位置にローラー上を転がして移載する構成をと
っていることから、このときフィルムが損傷する恐れが
あるため、特に食品等の製袋充填包装機への適用には問
題がある。
【0007】そのほか、接続部分において先のフィルム
と予備原反のフィルムの重なり部分を多めにとってフィ
ルムを多量に無駄にしたり、原反フィルムを製袋装置に
供給して袋に成形しこれを充填包装機に供給する場合、
接続部分の形態によっては、その供給経路において接続
部分が引っ掛かったり、接続部分が検出できずに接続部
分を含む包装袋が充填包装機に供給されるなど、原反の
連続供給に関しては種々の問題があるが、上記公報等
は、接続部分のこのような問題点について何ら開示する
ものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の原反の連続供給装置の問題点に鑑みてなされたも
ので、製袋装置に原反のフィルムを供給する原反の連続
供給装置において、作業者が装置に張り付いて面倒なセ
ッティング作業を行う必要をなくし、必要があれば原反
の連続自動補充が可能であり、かつ狭い設置スペースに
も取り付けることができ、フィルムの損傷も防止できる
ようにすることを目的とする。また、このような原反の
連続自動供給装置を実際に稼働する際に、フィルムの接
続部に起因して生ずる種々の問題点を解決することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る原反の連続
供給装置(請求項1)は、ロール状に巻かれた原反を着
脱自在に保持し、かつ該原反からフィルムを繰り出して
製袋装置に供給する原反ホルダーと、予備原反が予めセ
ットされた予備原反ホルダーと、該予備原反ホルダーを
原反ホルダーの下方に設定された待機位置と原反ホルダ
ーへの受渡し位置の間を昇降させ、受渡し位置において
予備原反を該原反ホルダーに受け渡す予備原反ホルダー
搬送装置と、先の原反のフィルム終端と上記予備原反の
フィルム始端の重なり部分を接続するシール装置を備
え、上記予備原反ホルダーは予備原反から繰り出された
フィルム始端を支持する支持手段を備えるとともに、該
支持手段は受渡し位置においてフィルム始端を上記シー
ル装置の前の定位置に位置決めするものであることを特
徴とする。
【0010】上記原反の連続供給装置の好ましい実施の
形態として、いくつかの点を項目別に挙げると次のよう
になる。 (本装置の基本構成に関するもの) 原反ホルダーが開閉自在の一対のアームを有し、両ア
ームが下部先端に原反の芯管を両側から把持する把持部
を備え、かつ前記アームが揺動又は移動して該把持部を
芯管(空芯管と残フィルムが小量になった原反を含む)
の排出位置にもたらすようになっていること。これによ
り受渡し位置に上昇してきた予備原反を上方からそのま
ま受け取ることができ、かつその受渡しに際してフィル
ムに損傷を与えることもない。また、空芯管又は残フィ
ルムが小量になった原反を、排出位置において、例えば
そこに設置した容器内に排出できるようになる。 予備原反ホルダーにセットされた予備原反のフィルム
始端がほぼ垂直に支持されること。これにより、受渡し
部に上昇してきた予備原反のフィルム始端をシール装置
の前の定位置に垂直に位置決めでき、かつ上昇に際して
シール装置等との干渉を防止できる。
【0011】(予備原反の径の変動に対処するもの) フィルムの支持手段が予備原反ホルダーに対し上下ス
ライド可能に設置され、予備原反の径の違いによる受渡
し位置の上下変動に関わらず、その支持手段が所定位置
で停止して該支持手段に支持されたフィルム始端がシー
ル装置の前の定位置に停止するようになっていること、
より具体的には、上記フィルムの支持手段が予備原反ホ
ルダーに対し上向きに弾性的に付勢して支持され、その
支持手段を所定位置に停止させるストッパーが設置され
ていること。
【0012】(フィルム始端の位置決めに関するもの) 予備原反のフィルム始端の面がやや傾斜した状態と垂
直に向いた状態の間で揺動自在となるように、フィルム
支持手段が予備原反ホルダーに対し回動自在に支持さ
れ、受渡し位置においてフィルム始端が傾斜状態から垂
直に揺動するように設定され、一方、シール装置がフィ
ルムの重なり部分を挟んで熱シールするもので移動シー
ル部と受け台からなり、受け台のシール面が、垂直に揺
動したフィルム始端が接近又は接触する位置に設置され
ていること。これにより予備原反のフィルム始端をちょ
うど受け台のシール面に位置決めできるため、余分に重
ね合わせ部分の幅を設定しておく必要がない。
【0013】本発明に係る原反の連続供給方法(請求項
7)は、ロール状に巻かれた原反を製袋装置に供給する
際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフィルム始端
を接続し、製袋装置に原反を連続的に供給するようにし
た原反の連続供給方法において、先の原反のフィルムを
熱シール装置により水平に挟んで加熱し、これを水平に
溶断したのち、先の原反の後端に予備原反の始端を熱シ
ールすることを特徴とする。この場合、熱シールされる
幅が両フィルムの重なり部分の幅とほぼ同じ幅に設定さ
れていることが望ましい。
【0014】本発明に係る原反の連続供給装置(請求項
9)は、上記方法を実施するための装置であり、ロール
状に巻かれた原反を製袋装置に供給する際、先の原反の
フィルム後端に予備原反のフィルム始端を接続し、製袋
装置に原反を連続的に供給するようにした原反の連続供
給装置において、フィルムの接続位置に重ね合わせ部を
挟持して熱シールするシール装置が設置され、このシー
ル装置は、先の原反のフィルムを両側から挟んで加熱し
これを水平に溶断するとともに、先の原反のフィルム終
端と予備原反のフィルム始端を水平に熱シールするもの
であることを特徴とする。
【0015】その具体的な形態として、シール装置と原
反ホルダーの間にフィルムの引張装置が設置され、この
引張装置はシール装置により挟んだ先の原反のフィルム
に張力を加え、これを切断するものであること、より具
体的には、上記フィルムの引張装置が、フィルムを挟持
する挟持部と、シール装置と挟持部の間にあるフィルム
をそのフィルム面に対し略垂直方向に押してフィルムに
引っ張り力を作用させる引張部からなること、その場
合、シール装置がシール部と受け台からなり、フィルム
の引張装置の引張部がフィルムを受け台の側に押すもの
であること、等が挙げられる。
【0016】本発明に係る原反の連続供給装置(請求項
13)は、ロール状に巻かれた原反を製袋装置に供給す
る際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフィルム始
端を接続し、製袋装置に原反を連続的に供給するように
した原反の連続供給装置において、フィルムの接続位置
に重ね合わせ部を挟持して熱シールするシール装置が設
置され、その近傍にシール装置のシール面に貼り付いた
フィルムを剥すフィルム剥離装置が設置されていること
を特徴とする。その具体的な形態として、上記フィルム
剥離装置が、フィルムを挟持する挟持部と、シール装置
と挟持部の間にあるフィルムをそのフィルム面に対し略
垂直方向に押しシール装置のシール面に貼り付いたフィ
ルムを剥す剥離部からなること、その場合、シール装置
がシール部と受け台からなり、フィルム剥離装置の剥離
部がフィルムを受け台の側に押すものであること、等が
挙げられる。なお、このフィルム剥離装置は、前記のフ
ィルム引張装置と同じもの(つまり、1つの装置が2つ
の作用をもつ)であってよい。
【0017】また、本発明に係る原反の連続供給装置
(請求項16)は、ロール状に巻かれた原反を製袋装置
に供給する際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフ
ィルム始端を接続し、製袋装置に原反を連続的に供給す
るようにした原反の連続供給装置において、フィルムの
接続位置に熱シール装置が設置され、この熱シール装置
が先の原反のフィルム終端と予備原反のフィルム始端の
重なり部分を縦に熱シールするものであることを特徴と
する。
【0018】また、本発明に係る原反の連続供給装置
(請求項17)は、ロール状に巻かれた原反を製袋装置
に供給する際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフ
ィルム始端を熱シールにより接続し、製袋装置に原反を
連続的に供給するようにした原反の連続供給装置におい
て、予備原反の熱シール予定部位近傍に熱シール部位検
知用のシールを貼り付け、かつこのシールの検知手段を
フィルムから包装袋を切り出すカッターの上流側に設置
して熱シール部位を検出し、熱シール部位を含む包装袋
を排除するようにしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12を参照して本
発明をより具体的に説明する。まず、図1に本発明に係
る原反の連続供給装置の一例をしめす。ここでは、製袋
装置及び充填包装機が併設され、一連の製袋充填包装機
とされている。
【0020】この例では、原反連続供給装置1において
原反ホルダー2に回転自在に保持されたロール状の原反
Rから繰り出された筒状フィルムFは、ガイドローラ
3、モータ駆動される原反繰り出しロール4、ダンサロ
ーラ5を経て製袋装置6に入り、ここで印字装置7によ
り製造年月日を捺印され、袋底シール装置8により袋底
相当箇所を熱シール(シールされた箇所を図2にsで示
す)され、ガイドローラ9、モータ駆動されるフィード
ロール10を経て、横方向(紙面に垂直方向)にスライ
ドするカッター11により袋口を切断されて製袋され、
続いてこの包装袋Wは回転テーブル型充填包装機12の
グリッパーの把持爪13に受け渡され、ここで間欠回転
するあいだに袋内に充填物が充填される。
【0021】製袋装置6において、ダンサーローラ5は
フィルムFの張力の調整と、原反Rの切換時に必要な緩
み(製袋装置及び充填包装機は稼働しているため)を確
保する役割をもち、袋底シール装置8はシール位置合わ
せのため左右に調整可能となっている。また、14は所
定間隔毎にフィルムFに付けられたマークを検知するセ
ンサーであり、これによりフィードロール10のモータ
のオン−オフ制御が行われる。フィードロール10の先
に送られたフィルムFは、給袋ホルダー15(図2参
照)に吸引されて位置決めされ、ここでカッター11が
フィルムの幅方向にスライドしてフィルムFを切断し、
形成された包装袋Wは給袋ホルダー15に吸引されたま
ま充填包装機12の把持爪13に供給される。なお、こ
のスライド式のカッター11を使用することにより、ギ
ロチン式のカッターを使用した場合に生じがちであるフ
ィルムの溶着(特にポリプロピレンの場合)が発生せ
ず、充填包装機における袋口の開口工程を支障なく行う
ことができる。
【0022】さて、原反の連続供給装置1は、図1〜図
3に示すように、ロール状に巻かれた原反Rを回転自在
に保持する原反ホルダー2と、原反ホルダー2から繰り
出されるフィルムFを案内するガイドローラ3と、モー
タ駆動の原反繰出ロール4と、予備原反R0を予めセッ
トした予備原反ホルダー16と、予備原反ホルダー16
を原反ホルダー2の真下の待機位置から、上方の原反ホ
ルダー2への受渡し位置まで垂直に搬送し、予備原反R
0を原反ホルダー2に受渡した後、元の待機位置まで降
下する搬送装置17と、先の原反Rのフィルム終端と新
しく供給した予備原反R0のフィルム始端の重なり部分
を接続するシール装置18(シールバー18aを有する
移動シール部と受け台33)と、先の原反Rのフィルム
終端を吸着する吸引装置19と、先の原反Rのフィルム
終端を検知する検知センサー20と、スライドカッター
21と、原反Rが少量になったことを検知する小量検知
センサー22と、空芯管(紙管)Bを回収する容器23
等からなる。
【0023】上記原反ホルダー2は、開閉自在でかつ開
閉方向に垂直な面内で揺動自在の一対のアーム25を有
し、このアーム25は下部先端に互いに内向き把持部2
6を備え、これが原反Rの芯管Bの両側から挿入され原
反Rを把持するようになっている。また、揺動した位置
でアーム25を開くことで空芯管Bを容器23に排出で
きるようになっている。なお、アーム25が揺動する代
わりに、原反ホルダー2全体が水平方向に移動するよう
になっていてもよい。
【0024】上記予備原反ホルダー16は、ローラ24
を介して予備原反R0を載置するフレーム27と、該フ
レーム27の一方の側(予備原反R0の繰り出し側)に
設けられたフィルム始端の支持手段であるフィルム預け
プレート28からなる。このフィルム預けプレート28
は図1に示すように、図示しないばねでフレーム27の
垂直部27a側に付勢されて揺動自在とされた一枚のプ
レートであり、少し繰り出した予備原反R0のフィルム
始端を垂直部27aとの間で挟んで、これをほぼ垂直に
支持する。フィルム預けプレート28はフレーム27の
垂直部27aより背が高く、図2に示すように上向きの
開口28aを有し、ここではフィルム始端FSは両サイ
ドのみがフィルム預けプレート28に支えられており、
この開口28aがシール装置18のシールバー18a
(以下に詳述)の進入を許容する。なお、図6(h)に
示すように、フィルム始端のやや下寄りの箇所が折り込
まれた状態でフレーム27の垂直部27aとフィルム預
けプレート28の間に挟まれているが、そのごく先端F
Sはフィルム預けプレート28に寄り掛かっているだけ
である。
【0025】搬送装置17は、予備原反ホルダー16を
載置する載置台29とこれを垂直に昇降させるチェーン
駆動の昇降機構30からなり、載置台29にはテレスコ
ープ型のスライドレール31が設けられている。予備原
反R0をセットした予備原反ホルダー16を引き出した
状態のスライドレール31に載せ(図3の実線位置)、
これを仮想線位置(待機位置)に押し込んで待機させて
おき、ここから昇降機構30を駆動して予備原反ホルダ
ー16を受渡し位置まで上昇させ、原反ホルダー2に受
け渡すことができるようになっている。また、載置台2
9が空の予備原反ホルダー16を載せて元の待機位置に
下降すると、これを引き出して取り除き、新しく予備原
反R0をセットした予備原反ホルダー16を載せ、上記
の操作を繰り返す。あるいは、スライドレール31上で
予備原反R0をセットしてもよい。
【0026】シール装置18は、先の原反Rのフィルム
終端と予備原反R0のフィルム始端の重なり部分を縦に
熱シールするものであり、移動シール部18aの先端に
垂直に向く一対のシールバーを備える。なお、原反の重
なり部分を接続する方法として、先に挙げた公報に記載
されているように、横方向に熱シールする方法(図12
(A)参照)と両面テープtで接着する方法(図12
(B)参照)が知られているが、 前者の場合、図12
(a)に示すように、シール線sの先の部分aがぴらぴ
らしてこれが送り途中のローラ等に引っ掛かる恐れがあ
り、またシール部の幅に比べて重ね合わせ部の幅をフィ
ルムの長手方向に大きくとっているので、その分フィル
ムがむだになる。後者の場合、原反が筒状フィルムのと
きは図12(b)に示すように、袋口bが開いてやはり
ローラ等に引っ掛かる恐れがある。一方、図12
(C)、(c)に示すように、原反の重なり部分を縦に
熱シールすると、図12(A)、(B)に示す従来例の
欠点を防止でき、ローラ等に引っ掛かる等の不都合が起
こらない。なお、この熱シールはフィルムの両サイド近
傍でシール線sが垂直に向くように行われているが、重
なり部分を縦方向に熱シールできている限り、シール線
の向きは斜めでもかまわない。
【0027】続いて、図4〜図6を参照して、原反の連
続供給装置1の作動手順の1つを説明する。まず、図4
(a)は通常運転中の様子で、原反ホルダー2にはまだ
原反Rが十分残っており、予備原反R0がセットされた
予備原反ホルダー16は搬送装置17の載置台29に載
せられ待機位置にある。
【0028】図4(b)は、原反ホルダー2の原反Rが
残り少なくなり、小量検知センサー22がそれを検知し
たときの状態である。この検知信号により原反繰出ロー
ル4が回転して、残りのフィルムを強制的に繰り出させ
る。この余分に繰り出されたフィルムはダンサーローラ
5により吸収される。図4(c)は、検知センサー20
が原反Rのフィルム終端を検知したときの状態で、この
検知信号により原反繰出ロール4は直ちに停止する。な
お、製袋装置6と充填包装機12は稼働を続けており、
原反繰り出しロール4の停止中の原反フィルムの供給は
ダンサーローラ5の貯留分から行われる。
【0029】続いて、図5(d)に示すように、原反ホ
ルダー2のアーム25が外向きに揺動し、同時に吸引装
置19が前進して原反Rのフィルム終端を吸着する。続
いて、図5(e)に示すように、吸引装置19が原反R
のフィルム終端を吸着したまま後退して予備原反ホルダ
ー16のフィルム預けプレート28が進入するスペース
をつくり、次いで搬送装置17が駆動して載置台29が
上昇し、予備原反R0がセットされた予備原反ホルダー
16を受渡し位置に到達させる。このとき、予備原反ホ
ルダー16のフィルム預けプレート28に支えられた予
備原反R0のフィルム始端は、シール装置18の前に位
置決めされ、かつ先の原反Rのフィルム終端と幾分か重
なる長さ突出して、両者はフィルム預けプレート28を
挟んでほぼ平行に対置するようになる。また、この動作
と並行して原反ホルダー2が揺動位置において開き、ア
ーム25から芯管Bを容器23に排出する。
【0030】続いて、図5(f)に示すように、シール
装置18の移動シール部のシールバー18aが前進し
て、原反Rのフィルム終端と予備原反R0のフィルム始
端を、図12(C)に示すように両サイドで縦に熱シー
ルする。なお、移動シール部は前進の過程で、まず先端
のシールバー18aが原反Rのフィルム終端に当接して
ともに前進し、続いてフィルム預けプレート28の開口
28aを通り抜けて予備原反R0のフィルム始端に当接
し、両者を重ね合わせたままさらに前進して当金受け台
33に当接し、ここで両者を熱シールするものである。
また、この動作と並行して、原反ホルダー2が元の位置
に戻り、アーム25が閉じて予備原反R0の芯管B0を把
持する。
【0031】続いて、移動シール部(シールバー18
a)が後退し、再び原反繰出ロール4が駆動して、原反
の繰り出しが開始される。この動作と並行して、図6
(g)に示すように、搬送装置17が再び駆動して載置
台29が下降し、空の予備原反ホルダー16を待機位置
に戻す。なお、以上の図4(a)〜図6(g)の作動は
全て自動的に行われる。
【0032】次に、予備原反ホルダー16をスライドレ
ール31に載せたまま引き出し(図2の仮想線又は図3
の実線参照)、この空の予備原反ホルダー16を取り除
いて新しく予備原反R0を予めセットした予備原反ホル
ダー16を載せ、再び待機位置に送り込んでおく。ある
いは、引き出した予備原反ホルダー16に新しい予備原
反R0をセットし(つまり現場でセットする)、これを
再び待機位置に送り込むようにしてもよい。なお、予備
原反R0のセットは、図6(h)に示すように、予備原
反R0のフィルム始端を引き出し、フィルム預けプレー
ト28を開いてフレーム27の垂直部27aとフィルム
預けプレート28の間に折り込んだ状態で挟み、ごく先
端はフィルム預けプレート28に寄り掛かるようにす
る。
【0033】次は、図7〜図8を参照して、途中で袋の
種類(原反の種類)を変えるような場合の連続供給装置
1の作動手順について説明する。図7(a)は通常運転
の様子で、これは図4(a)とほぼ同じであるが、予備
原反R0はすでに原反Rとは異なる種類の原反とされて
いる。
【0034】図7(b)の状態のとき例えば異種模様の
原反への取替指令が出たとすると、この指令により原反
繰出ロール4が回転して、原反Rのフィルムを数秒間強
制的に繰り出させる。この余分に繰り出されたフィルム
はダンサーローラ5により吸収される。次に、原反繰り
出しローラ4が停止し、図8(c)に示すように吸引装
置19が前進して原反Rのフィルムを吸着し、次いでス
ライドカッター21が横(紙面に垂直)にスライドして
フィルムを切断する。
【0035】続いて、図8(d)に示すように、原反ホ
ルダー2のアーム25が外向きに揺動し、以下、図5
(e)〜図6(g)と同様の操作が順次自動的に行われ
る。
【0036】さて、これまで説明した原反の連続供給装
置1では、製袋装置6への原反の連続供給が可能であ
り、その操作は自動化されていたが、原反の連続供給装
置自体への予備原反の補充を自動的に行うものではなか
った。一方、次に示す図9の例は、本発明に係る原反の
連続供給装置に予備原反を次々に自動的に補充すること
を可能とした1例であり、個別に駆動装置を備え予備原
反ホルダー16を1個づつ載置するコンベア35のライ
ンが設置され、そのうち原反ホルダー(図9には図示省
略)の真下に設置されたコンベア35aが昇降装置を備
え、載置した予備原反ホルダー16を図示の待機位置か
ら上方の受渡し位置に搬送するようになっている。
【0037】この原反の連続供給装置1’においては、
コンベア35aが図1〜図8の例の搬送装置17に相当
し、また、コンベア35a自体とその他のコンベア35
が予備原反ホルダー16の自動排出補充手段を構成す
る。すなわち、コンベア35のラインの開始点に予備原
反R0をセットした予備原反ホルダー16を載せると、
この予備原反ホルダー16は順にコンベア35aに向け
て送られ、該コンベア35a上の待機位置に位置決めさ
れ、停止する。繰り出し中の原反Rが終了すると、図4
〜図6で説明したと同様に、コンベア35aが上昇して
所定の手順で原反の交換が行われ、続いてコンベア35
aが空の予備原反ホルダー16を載せたまま下降して元
の位置に戻ると、コンベア35aがこの予備原反ホルダ
ー16を次のコンベア35に送り出す。このように、こ
の連続供給装置1’は上記の自動排出補充手段を有する
ので、待機位置に戻った空の予備原反ホルダー16を上
記待機位置から自動的に排出するとともに、予備原反R
0を予めセットした予備原反ホルダー16を上記待機位
置に自動的に補充することができる。
【0038】図10は、本発明に係る製袋充填包装機の
別の例であり、原反の連続供給装置1から出たところ
で、ダンサローラ5の代わりにフィルムをプール(たる
ませる)するプールボックス40を備える点で、これま
での例と異なっている。
【0039】図11(a)〜(c)は、本発明に係る予
備原反ホルダー16の他の例を示すものである。この例
では、フレーム27の垂直部27a’は、その高さがフ
ィルム預けプレート28とほぼ同じ高さとされ、フィル
ム及び開口28aの幅より広い幅の開口部pを有すると
ともに、その開口部pの先端部分には内向きに突起rが
形成され、突起r同士の間隔はフィルムの幅より狭く、
開口28aの幅とほぼ同じに設定されている。
【0040】従って、予備原反フィルムの始端Fsを垂
直部27a’及びフィルム預けプレート28の間に図1
0(a)のように折り込んだ状態でセットしたときは、
図11(c)に示すように、予備原反フィルムの始端F
sは垂直部27a’の突起rとフィルム預けプレート2
8により、ちょうどつままれたような状態で把持され、
かつそこに位置決めされることになる。
【0041】この予備原反ホルダー16の機能はこれま
で述べたものと特に変わるところはなく、これが受渡し
位置に到達し、予備原反フィルムの始端Fsが移動シー
ル部のシールバー18aの前に位置決めされ、シールバ
ー18aが前進して予備原反フィルムの始端Fsと原反
フィルムの終端を熱シールするとき、当該終端はシール
バーとともに容易に開口28a、pを通り抜け、同時に
当該始端Fsは突起rとフィルム預けプレート28によ
る把持から容易に抜け出て、図5(f)に示すと同様に
熱シールされる。
【0042】そのほか、原反フィルムの始端Fsを原反
ホルダー16へ位置決めする手段としては、例えば真空
による吸着(一例として、フィルム預けプレート28に
吸着手段を設ける)、フィルム両側部の把持(一例とし
て、フィルム預けプレート28をなくし垂直部27aの
先端にフィルムの両側を軽く把持するグリッパーを設け
る)、圧縮エアーの吹き付け(一例として、フィルム預
けプレート28に向けてエアーを噴射し、フィルムの始
端Fsをこれに押し付ける)等、種々の手段が考えられ
る。
【0043】なお、上記図1〜図12では、原反が筒状
フィルムの場合を例にとって説明したが、この原反の連
続供給装置は原反が一枚のシートの場合(製袋装置で筒
状に縦シールする必要がある)にも適用される。
【0044】次に、図13〜図30を参照して、本発明
に係る他の原反連続供給装置について説明する。この原
反連続供給装置41においても、原反ホルダー42に回
転自在に保持されたロール状の原反Rから繰り出された
筒状フィルムFは、ガイドローラ3、モータ駆動される
原反繰り出しロール4、プールボックス40を経て図示
しない製袋装置に供給される(原反供給装置1と基本的
に同じものには同じ番号を付している)。
【0045】原反の連続供給装置41は、図13〜図1
4に示すように、ロール状に巻かれた原反Rを回転自在
に保持する原反ホルダー42と、原反ホルダー42から
繰り出されるフィルムFを案内するガイドローラ3と、
モータ駆動の原反繰出ロール4と、予備原反R0を予め
セットした予備原反ホルダー43と、予備原反ホルダー
43を原反ホルダー42の真下の待機位置から、上方の
原反ホルダー42への受渡し位置まで垂直に搬送し、予
備原反R0を原反ホルダー2に受渡した後、元の待機位
置まで降下する搬送装置17と、先の原反Rのフィルム
終端と新しく供給した予備原反R0のフィルム始端の重
なり部分を接続するシール装置44と、フィルム引張装
置45と、原反切れを検知する検知センサー46と、使
用済みの原反を回収する容器23等からなる。
【0046】上記予備原反ホルダー43は、図13〜図
16に示すように、予備原反R0を載置するフレーム4
7と、該フレーム47の一方の側(予備原反R0の繰り
出し側)に支点軸48を中心に回動自在に設けられたフ
ィルム始端の支持手段49からなる。このフィルム始端
支持手段49は、支点軸48を中心に回動自在とされた
揺動プレート51、揺動プレート51に上下方向に取り
付けられたスライドレール52、その先端に取り付けら
れたストッパー53、スライドレール52上を上下に摺
動自在とされたスライド部材54、スライド部材54が
取り付けられたスライドプレート55、スライドプレー
ト55を上方に付勢する引張ばね56、スライドプレー
ト55の先端に取り付けられたフィルム先端挟持プレー
ト57及びフィルム先端挟持部材58、カムローラー5
9等からなり、外力が付加されていないときは、その重
量により揺動プレート51の支点軸48を中心に全体と
してやや外側に傾斜した位置をとり(図15参照)、そ
こでストッパー60により止められている。なお、傾斜
の程度はこのストッパー60により調整が可能である。
また、スライド部材54は引張バネ56の付勢力により
ストッパー53に当接し、このときスライドプレート5
5は原反載置フレーム47又は揺動プレート51に対し
相対的に最も上昇した位置にある。同時に、予備原反の
フィルム先端Fsも、相対的に最も上昇した位置に位置
決めされているということができる。
【0047】ここでフィルム先端Fsの挟持部について
説明すると、フィルム先端挟持プレート57は図15及
び図16に示すように、スライドプレート55の先端に
開けられた長穴61にはまるフィルム幅変更ハンドル
(ノブネジ)62及び反対側に取り付けられた図示しな
いナットにより、スライドプレート55に取り付けられ
ている。フィルム幅を変更するときは、このフィルム幅
変更ハンドル62を緩め、一対のフィルム先端挟持プレ
ート57をフィルム幅に合った間隔に調整し、再びフィ
ルム幅変更ハンドル62を締めて固定すればよく、種々
の幅のフィルムに対応できるようになっている。
【0048】また、フィルム先端挟持部材58は蝶番状
の部材で、フィルム先端挟持プレート57の先端の予備
原反ロールの側に、それぞれボルト63により取り付け
られ、内側に向く挟持部分58aが垂直な軸を中心に開
閉自在とされ、渦巻バネ64の力で閉となるように常時
付勢されている。フィルム先端Fsの両端を挟持すると
きは、この挟持部分58aを広げ(図15の仮想線)、
この隙間にフィルム始端Fsの両側を置き、手を離せ
ば、フィルム先端挟持プレート57との間でフィルム始
端Fsの両端を挟持できる。なお、カムローラー59
は、フィルム始端支持手段49の上昇端近くにおいて後
述するストッパーカム82に当接し、傾斜していたスラ
イドプレート55を垂直に向け、かつこれを停止させる
作用をもつ。
【0049】原反ホルダー42は、図17及び図18に
示すように、左右に開閉自在でかつ開閉方向に垂直な面
内で揺動自在の一対のアーム64を有し、このアーム6
4は下部先端に互いに内向き把持部65を備え、これが
原反Rの芯管Bの両側から挿入され原反Rを把持するよ
うになっている。また、揺動した位置でアーム64を開
くことで使用済み原反を容器23に排出できるようにな
っている。両アーム64の先端には、把持部65の中心
を貫通する検出穴66(アーム及び把持部全てを貫通)
が形成され、その検出穴66の両側には原反の中心を検
出して位置決めするための検知センサー67が設置され
ている。また、両アーム64の把持部65よりやや上の
箇所には、アームを貫通する検出穴68が形成され、そ
の検出穴68の両側には、残り少なくなった原反の外周
を検出する小量検知センサー69が設置されている。な
お、原反載置フレーム47には、原反検出レバー71が
支点軸72を中心に回動自在に取り付けられ、予備原反
が載置されるとその重みで回動し、それが検出センサー
73により検出されるようになっている。
【0050】シール装置44は、原反フィルムFの横幅
よりやや大きい幅のシールバー74aを先端に備えエア
シリンダにより駆動される移動シール部74と、その受
け台75を備え、先の原反Rのフィルム終端と後の原反
0のフィルム始端を熱シールする作用と、先の原反R0
のフィルムを切断(溶断)する作用をもつ。また、フィ
ルム引張装置45は、エアシリンダにより駆動される断
面L字形の引張部材76(Lの縦棒の先の方向に前後駆
動)と、その引張部材76にばね77及びスライド軸7
8を介して取り付けられ、引張部材76に対して相対的
に前後移動し得る押圧プレート79と、その受け台81
を備え、シール装置44と協動して先の原反R0のフィ
ルムFを切断する作用と、シール装置44のシールバー
74aに貼り付いたフィルムを剥す作用をもつ。
【0051】以下、図19〜図30を参照して、この連
続供給装置41の各部の機能及び作動手順を詳細に説明
する。始めに、図19は最大径の予備原反R0を原反ホ
ルダー42に受け渡すときの動作図、図20は径の小さ
い予備原反R0を原反ホルダー42に受け渡すときの動
作図である。このとき、先の原反のフィルムFは切断さ
れ、その後端がシールバー74aに貼り付き、原反ホル
ダー42は空でアーム64は開いているとする(これら
の点の詳細は後述される)。
【0052】図19(a)に示すように、予備原反ホル
ダー43は待機位置にあり、そのフレーム47上に予備
原反R0が載置され、そのフィルム先端Fsの両側がフィ
ルム先端挟持プレート57とフィルム先端挟持部材58
に挟まれ、かつ、そのごく先端はこれらの部材から上に
延びている。このとき、予備原反R0の重量を受けて原
反検出レバー71が回動し、検出センサー73により予
備原反R0の載置が確認されている(図17参照)。
【0053】また、フィルム始端支持手段49はその自
重により、揺動プレート51の支点軸48を中心に全体
としてやや外側に傾斜し、そこでストッパー60により
止められている。なお、傾斜の程度はそのストッパー6
0により調整が可能である。この状態で、カムローラ5
9の直上に、傾斜面82aと停止面82bを有するスト
ッパーカム82が設置されている。この傾斜面82aが
傾斜したフィルム始端支持手段49を垂直に向け、停止
面82bがスライドプレート55(及びフィルム始端F
s)を所定の高さで停止させる作用をもつ。
【0054】ここで昇降機構30が駆動し予備原反ホル
ダー43が上昇すると、フィルム先端Fsがシール装置
44及びフィルム引張装置45のちょうど中間位置(シ
ールバー74aと受け台75の間、押圧プレート79と
受け台81の間)にくるように上昇し、図19(b)に
示すように、フィルム先端Fsが上昇端に到達する直前
にカムローラ59が傾斜面82aに当接し、傾斜してい
たフィルム始端支持手段49が次第に垂直に向く。
【0055】さらに予備原反ホルダー43が上昇して、
予備原反R0の中心が原反ホルダー42の把持部65の
検出穴66の位置にくると、検出センサー67がこれを
検出し(図18参照)、昇降機構30が停止して予備原
反R0の中心を把持部65の中心に位置決めし、ここが
上昇端となる。ここでアーム64が閉じて予備原反R0
を把持する。このとき、図19(c)に示すように、フ
ィルム始端支持手段49は垂直に向き、フィルム先端F
sは垂直に向くと同時にシール装置44の受け台75の
シール面に接近し、そこに位置決めされる。また、カム
ローラ59はストッパーカム82の停止面82bにちょ
うど当接する。
【0056】なお、この予備原反ホルダー43では、フ
ィルム始端支持手段49を当初傾斜させておき、フィル
ム先端Fsの上昇端直前の位置から次第に垂直に向くよ
うにしたことにより、図19(b)に示すようにフィル
ム先端Fsをシール装置44及び引張装置45の中間位
置に確実に挿入することができ、かつ、図19(c)に
示すように、上昇端においてシール装置44の受け台7
5のシール面にきわめて接近又は当接した位置に位置決
めすることができる。従って、詳しくは後述するが、先
の原反のフィルム後端と予備原反のフィルム先端を熱シ
ールするとき、シール幅と両フィルムの重なり部分の幅
(いずれもフィルム長さ方向の幅)をほぼ一致させるこ
とが可能となる。
【0057】予備原反R0の径が小さいときは、図20
(a)、(b)の段階までは予備原反R0の径が最大の
ときと同じであるが、(b)の状態からさらに予備原反
ホルダー43が上昇してカムローラ59が傾斜面82a
に沿って進み、続いて停止面82bに当接し、フィルム
始端支持手段49が垂直に向いてフィルム始端Fsがシ
ール装置44の受け台75のシール面の前に垂直に位置
決めされた段階でも、予備原反R0の中心が把持部65
の中心にきていないため、予備原反ホルダー43は上昇
を続ける。
【0058】この段階から、さらに予備原反ホルダー4
3が上昇するあいだ、スライドプレート55は停止して
おり、当然フィルム始端Fsは受け台75のシール面の
前に垂直に位置決めされたままであり、一方、原反載置
フレーム47は上昇を続けているから、スライド部材5
4が引張ばね56の付勢力に抗してスライドレール52
上を摺動する。続いて図20(c)に示すように、予備
原反R0の中心が原反ホルダー42の把持部65の検出
穴66の位置にくると、検出センサー67がこれを検出
し(図18参照)、昇降機構30が停止して予備原反R
0の中心を把持部65の中心に位置決めし、ここが上昇
端となる。ここでアーム64が閉じて予備原反R0を把
持する。このように、予備原反R0の径が小さい場合に
おけるフィルム始端Fsと予備原反R0自体の上昇レベル
差は、スライドレール52、スライド部材54、スライ
ドプレート55、引張ばね56等からなるスライドユニ
ットにより吸収される。
【0059】次に、図21〜図29によりフィルム接続
動作の一例を説明する。まず、図21(a)は、原反ホ
ルダー42のアーム64に把持された原反Rからフィル
ムFが繰り出され、その下方の待機位置において予備原
反R0が予備原反ホルダー43の原反載置フレーム47
上にあり、そのフィルム始端Fsが支持手段49のフィ
ルム先端挟持プレート57及びフィルム先端挟持部材5
8に挟まれている状態を示す。
【0060】この状態で、小量検知センサー69(図1
8参照)が原反Rの残りが少なくなったことを検知し、
あるいは包装袋の模様替え等のため原反の交換指令が出
たとすると、原反繰出ロール4が駆動を停止し、続いて
図21(b)に示すように、シール装置44及び引張装
置45のエアシリンダが作動し、フィルムFは移動シー
ル部74のシールバー74aと受け台75に挟まれ、そ
の下方では押圧プレート79と受け台81の間に挟まれ
る。フィルムFはシールバー74aと受け台75に挟ま
れた部分が加熱溶融され、その状態でさらに引張部材7
6がばね77の力に抗して前進し、フィルムFを引張部
材76の先端が押してこれに張力をかける。従って、図
22(c)に示すように、フィルムFはシールバー74
aの下縁に沿って確実に溶断される。(なお、引張装置
45がない場合、フィルムの重量による張力のみでも溶
断は可能である。)
【0060】溶断後、図22(d)に示すように、シー
ル装置44及び引張装置45のエアシリンダが逆に作動
し、移動シール部74及び引張部材76は元に戻り、溶
断された原反側のフィルムは自然に垂れ下がる。このと
き、フィルムFの後端は溶融してシールバー74aの先
端に貼り付いている。この次の工程は、残った原反Rを
容器23に排出する場合と、載置フレーム47に戻す場
合で若干の違いがあり、先に前者の場合について説明す
る。
【0061】図23(e)に示すように、アーム64を
揺動させて残った原反Rを容器23の上にもたらし、こ
こでアーム64を開いて原反Rを排出後、図23(f)
のように、アーム64を再び元の位置に復帰させる。次
に図24(g)に示すように、予備原反ホルダー43を
上昇させ、予備原反R0のフィルム先端Fsをシール装置
44の受け台75のシール面にごく近接した位置に位置
決めし、原反ホルダー42のアーム64により予備原反
0を把持する。このあいだの各部の動作は図19及び
図20を参照して説明したとおりである。続いて、図2
4(h)に示すように、シール装置44のエアシリンダ
が作動して、シールバー74aのシール面に貼り付いて
いた先の原反のフィルム終端と予備原反のフィルム始端
sを熱シールする。
【0062】なお、先に示した予備原反ホルダー16で
は、位置決めされた予備原反のフィルム先端Fsと受け
台33が離れていることから、シール装置18のシール
バー18aが受け台33に向かって前進する過程でフィ
ルム先端Fsの位置にずれが生じやすく、そのため、仮
にシール装置44のように水平な棒状のシールバー74
aを用いるとすれば、先の原反のフィルムと予備原反の
フィルムの重なり部分を予めシール幅よりかなり大きく
とっておく(予備原反フィルム先端Fsを長くしてお
く)必要があったが、この予備原反ホルダー43では、
予備原反R0のフィルム先端Fsを受け台75のシール面
にごく近接した位置に位置決めできることから、フィル
ム先端Fsの位置ずれが生ずることがなく、フィルム先
端Fsを余分にとっておく必要がない。従って、先の原
反のフィルム後端と予備原反のフィルム先端を熱シール
するとき、例えば図30(a)、(b)に示すように、
シール部分sの幅と両フィルムの重なり部分の幅(いず
れもフィルム長さ方向の幅)をほぼ一致させることが可
能となる。このようにすることにより、シール部分から
はみ出た重なり部分がぴらぴらして(図30(b)に仮
想線で示す)これが送り途中のローラ等に引っ掛かる恐
れがなくなり、重ね合わせ部の幅をフィルムの長手方向
に余分に大きくとる必要がないので、フィルムの無駄も
なくなる。
【0063】この状態のとき昇降機構30が作動して図
25(i)に示すように予備原反ホルダー43が下降
し、フィルムFはフィルム始端挟持プレート57とフィ
ルム先端挟持部材58による挟持から外れる。続いて、
シール装置44のエアシリンダが作動して移動シール部
74が後退する。このとき、図25(j)に示すよう
に、フィルムFのシール部分はシールバー74aのシー
ル面に貼り付いている。
【0064】次に、図26(k)に示すように、引張装
置45のエアシリンダが作動し、フィルムを押圧プレー
ト79と受け台81の間に挟み、その状態でさらに引張
部材76がばね77の力に抗して前進し、図26(l)
に示すように、フィルムFを引張部材76の先端が押し
てこれに張力をかけ、シールバー74aのシール面に貼
り付いていたフィルムを剥し、続いて引張装置45のエ
アシリンダが逆に作動して、図27(m)に示すように
引張部材76は元の位置に戻り、原反繰り出しロール4
が再作動を開始する。
【0065】上記の説明は、残った原反R0を容器23
に排出するものであり、主として、残ったフィルムの巻
数が少ない場合に行う動作例である。一方、図28及び
図29は主として残ったフィルムの巻数が多いとき(例
えば包装袋の模様替え等のため途中で原反の交換指令が
出たような場合)の動作例であり、上記の説明の図22
(d)〜図23(f)の動作に対応する。
【0066】まず、図28(n)は、先の原反のフィル
ムF溶断後、移動シール部74及び引張部材76が元に
戻り、溶断された原反側のフィルムは自然に垂れ下がっ
た状態であり、フィルムFの後端は溶融してシールバー
74aの先端に貼り付いている。また、この場合、予備
原反R0が予備原反ホルダー43の原反載置フレーム4
7上から除かれている。次に、昇降機構30を駆動して
予備原反ホルダー43を上昇させ、図28(o)に示す
ように、予備原反ホルダー43の載置フレーム47にア
ーム64に把持された残りの原反Rの下端が載り、原反
検出センサー73(図17参照)がそれを検出したとき
停止させる。
【0067】続いて、アーム64が開いて原反Rを開放
し、図29(p)に示すように、昇降機構30を駆動し
て予備原反ホルダー43を下降させ、同図(q)のよう
に、原反Rと新しい予備原反R0を載せ代える。以後
は、図24(g)〜図27(m)と同じ動作が行われ
る。
【0068】次に、図31〜図32を参照して、接続部
検知用のシールを利用した原反供給方法を説明する。こ
の接続部検知用シール84は、例えば光電管等により確
実に検出できるような赤色のテープやアルミ箔等からな
るテープであり、図31に示すように、予備原反R0
フィルム始端Fsの近傍に取り付けられる。このシール
は、予備原反R0を予備原反ホルダー43にセッティン
グした段階で取り付けておく。なお、図31において、
85はフィルムの送りを制御するため所定間隔毎にフィ
ルムに付けられたマークである。
【0069】この接続部検知用シール84を取り付けた
予備原反R0を用いた場合、図32に示すように、製袋
装置のカッター11の手前にマーク85を検知するセン
サー14とシール84を検知するセンサー86を配置し
ておけば、センサー14による検知信号によって所定長
さ毎に送られ、かつカッター11により袋口を切断され
て製袋される包装袋のうち、どの包装袋にこのシール8
4が貼付されているか(従って、どの包装袋に熱シール
部があるか)を確実に検知でき、その包装袋を排除でき
るようになる。なお、この接続部検知用シール84を用
いず、熱シール部のフィルムの重なりを検知することも
できるが、確実性に欠けるという問題がある。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、製袋装置に向けて原反
を連続的に供給する原反の連続供給装置に予備原反をセ
ッティングする際、作業者が装置に張り付いて面倒な作
業を行う必要性をなくし、必要があれば原反の連続自動
補充が可能であり、かつ狭い設置スペースにも取り付け
ることができ、フィルムの損傷も防止できる。さらに、
原反の連続自動供給装置を実際に稼働する際に、フィル
ムの接続部に起因して生ずる種々の問題点を解決するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る原反の連続供給装置の側面図で
ある。
【図2】 同じく斜視図である。
【図3】 図1のI−I矢視図である。
【図4】 本発明に係る原反の連続供給装置の作動説明
図(a)〜(c)である。
【図5】 同じく作動説明図(d)〜(f)である。
【図6】 同じく作動説明図(g)と、予備原反を予備
原反ホルダーにセットする様子を説明する図(h)であ
る。
【図7】 本発明の係る原反の連続供給装置の別の作動
説明図(a)〜(b)である。
【図8】 同じく作動説明図(c)〜(d)である。
【図9】 本発明に係る原反の連続供給装置(予備原反
をセットした予備原反ホルダーの排出補充手段を備える
例)の斜視図である。
【図10】 本発明に係る原反の連続供給装置の側面図
(プールボックスを備える例)である。
【図11】 予備原反を予備原反ホルダーにセットする
ための別の手段を示す図である。
【図12】 原反の接続の種々の方法を説明する図であ
り、(A)〜(C)は斜視図、(a)〜(c)はそれぞ
れの側面図である。
【図13】 本発明に係る別の原反の連続供給装置の側
面図である。
【図14】 同じく斜視図である。
【図15】 その連続供給装置の予備原反ホルダーの側
面図(a)、その一部拡大説明図(b)、その平面説明
図(c)及びその一部拡大説明図(d)である。
【図16】 同じく一部拡大説明図である。
【図17】 その連続供給装置の原反ホルダー及び予備
原反ホルダーの側面図である。
【図18】 同じく平面図である。
【図19】 その連続供給装置の原反ホルダー及び予備
原反ホルダーの機能を作動順に説明する図である。
【図20】 その連続供給装置の原反ホルダー及び予備
原反ホルダーの機能を作動順に示す図である。
【図21】 その連続供給装置によるフィルム接続動作
を動作順(a)〜(b)に説明する図である。
【図22】 同じくフィルム接続動作を動作順(c)〜
(d)に説明する図である。
【図23】 同じくフィルム接続動作を動作順(e)〜
(f)に説明する図である。
【図24】 同じくフィルム接続動作を動作順(g)〜
(h)に説明する図である。
【図25】 同じくフィルム接続動作を動作順(i)〜
(j)に説明する図である。
【図26】 同じくフィルム接続動作を動作順(k)〜
(l)に説明する図である。
【図27】 同じくフィルム接続動作を動作順(m)に
説明する図である。
【図28】 フィルム接続動作の別の例を動作順(n)
〜(o)に説明する図である。
【図29】 フィルム接続動作の別の例を動作順(p)
〜(q)に説明する図である。
【図30】 フィルム接続部の一例を示す斜視図(a)
及び断面図(b)である。
【図31】 接続部検知用のシールを利用した原反供給
方法を説明する図である。
【図32】 それをフィルムの流れに沿って説明する図
である。
【符号の説明】 1、1’、41 原反の連続供給装置 2、42 原反ホルダー 4 原反繰出ロール 6 製袋装置 12 充填包装機 16、43 予備原反ホルダー 17 搬送装置 18、44 シール装置 19 吸引装置 28 フィルム預けプレート(支持手段) 45 引張装置 49 フィルム始端支持手段 R 先の原反 R0 予備原反 B 芯管

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれた原反を着脱自在に保
    持し、かつ該原反からフィルムを繰り出して製袋装置に
    供給する原反ホルダーと、予備原反が予めセットされた
    予備原反ホルダーと、該予備原反ホルダーを原反ホルダ
    ーの下方に設定された待機位置と原反ホルダーへの受渡
    し位置の間を昇降させ、受渡し位置において予備原反を
    該原反ホルダーに受け渡す予備原反ホルダー搬送装置
    と、先の原反のフィルム終端と上記予備原反のフィルム
    始端の重なり部分を接続するシール装置を備え、上記予
    備原反ホルダーは予備原反から繰り出されたフィルム始
    端を支持する支持手段を備えるとともに、該支持手段は
    受渡し位置においてフィルム始端を上記シール装置の前
    の定位置に位置決めするものであることを特徴とする原
    反の連続供給装置。
  2. 【請求項2】 上記原反ホルダーが開閉自在の一対のア
    ームを有し、両アームが下部先端に原反の芯管を両側か
    ら把持する把持部を備え、かつ前記アームが揺動又は移
    動して該把持部を芯管の排出位置にもたらすようになっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載された原反の連
    続供給装置。
  3. 【請求項3】 予備原反ホルダーにセットされた予備原
    反のフィルム始端がほぼ垂直に支持されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載された原反の連続供給装置。
  4. 【請求項4】 上記フィルムの支持手段が予備原反ホル
    ダーに対し上下スライド可能に設置され、予備原反の径
    の違いによる受渡し位置の上下変動に関わらず、その支
    持手段が所定位置で停止して該支持手段に支持されたフ
    ィルム始端がシール装置の前の定位置に停止するように
    なっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載された原反の連続供給装置。
  5. 【請求項5】 上記フィルムの支持手段が予備原反ホル
    ダーに対し上向きに弾性的に付勢して支持され、その支
    持手段を所定位置に停止させるストッパーが設置されて
    いることを特徴とする請求項4に記載された原反の連続
    供給装置。
  6. 【請求項6】 フィルム始端の面がやや傾斜した状態と
    垂直に向いた状態の間で揺動自在となるように、上記フ
    ィルム支持手段が予備原反ホルダーに対し回動自在に支
    持され、前記受渡し位置においてフィルム始端が傾斜状
    態から垂直に揺動するように設定され、上記シール装置
    がフィルムの重なり部分を挟んで熱シールするもので移
    動シール部と受け台からなり、受け台のシール面が、垂
    直に揺動したフィルム始端が接近又は接触する位置に設
    置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載された原反の連続供給装置。
  7. 【請求項7】 ロール状に巻かれた原反を製袋装置に供
    給する際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフィル
    ム始端を接続し、製袋装置に原反を連続的に供給するよ
    うにした原反の連続供給方法において、先の原反のフィ
    ルムを熱シール装置により水平に挟んで加熱し、これを
    水平に溶断したのち、先の原反の後端に予備原反の始端
    を熱シールすることを特徴とする原反の連続供給方法。
  8. 【請求項8】 熱シールされる幅が両フィルムの重なり
    部分の幅とほぼ同じ幅に設定されていることを特徴とす
    る請求項7に記載の原反の連続供給方法。
  9. 【請求項9】 ロール状に巻かれた原反を製袋装置に供
    給する際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフィル
    ム始端を接続し、製袋装置に原反を連続的に供給するよ
    うにした原反の連続供給装置において、フィルムの接続
    位置に重ね合わせ部を挟持して熱シールするシール装置
    が設置され、このシール装置は、先の原反のフィルムを
    両側から挟んで加熱しこれを水平に溶断するとともに、
    先の原反のフィルム終端と予備原反のフィルム始端を水
    平に熱シールするものであることを特徴とする原反の連
    続供給装置。
  10. 【請求項10】 シール装置と原反ホルダーの間にフィ
    ルムの引張装置が設置され、この引張装置はシール装置
    により挟んだ先の原反のフィルムに張力を加え、これを
    切断するものであることを特徴とする請求項9に記載の
    原反の連続供給装置。
  11. 【請求項11】 上記フィルムの引張装置が、フィルム
    を挟持する挟持部と、シール装置と挟持部の間にあるフ
    ィルムをそのフィルム面に対し略垂直方向に押してフィ
    ルムに引っ張り力を作用させる引張部からなることを特
    徴とする請求項10に記載された原反の連続供給装置。
  12. 【請求項12】 シール装置がシール部と受け台からな
    り、フィルムの引張装置の引張部がフィルムを受け台の
    側に押すものであることを特徴とする請求項11に記載
    された原反の連続供給装置。
  13. 【請求項13】 ロール状に巻かれた原反を製袋装置に
    供給する際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフィ
    ルム始端を接続し、製袋装置に原反を連続的に供給する
    ようにした原反の連続供給装置において、フィルムの接
    続位置に重ね合わせ部を挟持して熱シールするシール装
    置が設置され、その近傍にシール装置のシール面に貼り
    付いたフィルムを剥すフィルム剥離装置が設置されてい
    ることを特徴とする原反の連続供給装置。
  14. 【請求項14】 上記フィルム剥離装置が、フィルムを
    挟持する挟持部と、シール装置と挟持部の間にあるフィ
    ルムをそのフィルム面に対し略垂直方向に押しシール装
    置のシール面に貼り付いたフィルムを剥す剥離部からな
    ることを特徴とする請求項13に記載された原反の連続
    供給装置。
  15. 【請求項15】 シール装置がシール部と受け台からな
    り、フィルム剥離装置の剥離部がフィルムを受け台の側
    に押すものであることを特徴とする請求項14に記載さ
    れた原反の連続供給装置。
  16. 【請求項16】 ロール状に巻かれた原反を製袋装置に
    供給する際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフィ
    ルム始端を接続し、製袋装置に原反を連続的に供給する
    ようにした原反の連続供給装置において、フィルムの接
    続位置に熱シール装置が設置され、この熱シール装置が
    先の原反のフィルム終端と予備原反のフィルム始端の重
    なり部分を縦に熱シールするものであることを特徴とす
    る原反の連続供給装置。
  17. 【請求項17】 ロール状に巻かれた原反を製袋装置に
    供給する際、先の原反のフィルム後端に予備原反のフィ
    ルム始端を熱シールにより接続し、製袋装置に原反を連
    続的に供給するようにした原反の連続供給装置におい
    て、予備原反の熱シール予定部位近傍に熱シール部位検
    知用のシールを貼り付け、かつこのシールの検知手段を
    フィルムから包装袋を切り出すカッターの上流側に設置
    して熱シール部位を検出し、熱シール部位を含む包装袋
    を排除するようにしたことを特徴とする原反の連続供給
    装置。
JP9246093A 1996-08-30 1997-08-26 原反の連続供給装置 Withdrawn JPH10119928A (ja)

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