JPH10118890A - 工作機械の制御装置 - Google Patents

工作機械の制御装置

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JPH10118890A
JPH10118890A JP27833596A JP27833596A JPH10118890A JP H10118890 A JPH10118890 A JP H10118890A JP 27833596 A JP27833596 A JP 27833596A JP 27833596 A JP27833596 A JP 27833596A JP H10118890 A JPH10118890 A JP H10118890A
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JP
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tool
length
tool length
spindle
control device
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JP27833596A
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Atsuhisa Asada
敦久 浅田
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の工具を選択的に主軸に装着して加工を
行う工作機械の制御装置において、工具長の測定が必要
な工具の工具長測定を自動的かつ効率的に行う。 【解決手段】 加工プログラムの指令により主軸15に
装着された工具Tの工具長測定の要否を判定し、工具長
測定が必要と判定されたとき、当該工具Tの工具長を測
定するようにした。また、工具長測定の要否を記憶する
記憶手段33を備え、一度工具長が測定された工具の二
回目以後の使用に際して、再び工具長測定を行わないよ
うに記憶手段33の記憶内容を書換えるようにした。さ
らに、工具長測定の要否および概算工具長を入力する入
力装置を備え、概算工具長に基づいて工具Tと基準ブロ
ック12の基準面とを相対移動させ両者が接触するまで
の移動量から工具長を演算するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数の工具を備え
た工具マガジンとこの工具マガジンと主軸との間で工具
の交換を行う自動工具交換装置とを備えたマシニングセ
ンタ等の工作機械の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置によって制御されるマシニ
ングセンタ等の工作機械において、自動加工を行うため
には、加工に先立って使用する工具の工具長を数値制御
装置に登録しておく必要がある。この工具長の登録の仕
方として以下のものが知られている。
【0003】一つは機外にて工具長を測定するものであ
り、ツールプリセッタにて測定した工具長を作業者が数
値制御装置の操作盤から手入力するものである。他の方
法は工作機械内にて工具長を測定するものであり、作業
者が数値制御装置の操作盤からMDI操作により制御指
令を与えることによって、工具長を測定すべき工具を工
具マガジンの工具交換位置に割り出し、この工具交換位
置に割り出された工具を自動工具交換装置により主軸に
装着し、さらに工具長の測定用のプログラムの動作指令
を与えることにより、工具がテーブル上に設けられた基
準ブロックに当接するまで主軸が移動され、このときの
移動量から工具長が演算されて、数値制御装置に登録さ
れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合、作業者が
ツールプリセッタを用いて工具長を測定しなければなら
ない。後者の場合、作業者が直接工具長を測定すること
はなくなるが、作業者が数値制御装置に測定する工具の
割り出し、主軸への装着、工具長の測定といった制御指
令をMDI操作にて与えなければならず、いずれにして
も作業者の手作業が必要である。
【0005】また、前者の場合、通常はツールプリセッ
タと工作機械とは離れた場所に設置されているので、作
業者はツールプリセッタで測定した工具長をデータシー
ト等に記録しておき、そのデータシートを見ながら数値
制御装置にキー入力することになり、記録ミスや入力ミ
スといった人為的なミスが生じることがある。さらに、
後者のように工作機械内で工具長を測定する場合、加工
作業の開始前に、あるいは加工中に加工作業を中断して
工具長を測定しなければならず、作業効率が悪化するこ
とになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決し、工具長の測定を自動的かつ効率的に行うことを
目的とするものであり、請求項1に記載の発明は、複数
の工具を選択的に主軸に装着して加工を行う工作機械の
制御装置であって、工作機械による加工を制御する加工
プログラムと、主軸に装着すべく選択された工具の工具
長測定の要否を判定する判定手段と、加工プログラムの
指令により主軸に装着された工具がこの判定手段にて工
具長測定が必要と判定されたとき当該工具の工具長を測
定する工具長測定手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、工作機械
による加工を制御する加工プログラムと、予め複数の工
具の工具長測定の要否を記憶した記憶手段と、この記憶
手段に基づいて主軸に装着すべく選択された工具の工具
長測定の要否を判定する判定手段と、加工プログラムの
指令により主軸に装着された工具がこの判定手段にて工
具長測定が必要と判定されたとき当該工具の工具長を測
定する工具長測定手段と、この工具長測定手段にて工具
長が測定された工具の以後の工具長測定を不要とすべく
記憶手段の記憶内容を書換える書換手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、工作機械
による加工を制御する加工プログラムと、複数の工具の
工作機械への取付けに際して各工具の工具長測定の要否
および概算工具長を入力する入力装置と、入力された工
具長測定の要否および概算工具長を記憶する記憶手段
と、この記憶手段に基づいて前記主軸に装着すべく選択
された工具の工具長測定の要否を判定する判定手段と、
加工プログラムの指令により主軸に装着された工具がこ
の判定手段にて工具長測定が必要と判定されたとき当該
工具の工具長を測定する工具長測定手段と、この工具長
測定手段にて工具長が測定された工具の以後の工具長測
定を不要とすべく記憶手段の記憶内容を書換える書換手
段と、工具長測定手段にて測定された工具長を記憶する
工具情報テーブルとを備え、工具長測定手段は前記主軸
に装着された工具と工作機械上に設けられた基準面との
接触を検出する接触検出機能を有し、概算工具長に基づ
いて前記工具と前記基準面とを相対的に移動させ両者が
接触するまでの移動量から工具長を演算することを特徴
とするものである。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明は、上記入
力装置が工作機械の工具取付け位置の近傍に設けられて
いることを特徴とするものであり、請求項5に記載の発
明は、工具長測定手段にて測定された工具長を記憶する
工具情報テーブルを備え、この工具情報テーブルに記憶
された工具長に基づいて工具長補正を行うことを特徴と
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1はマシニングセンタ1を示し、ベッ
ド10上にはX軸(図1紙面に垂直)方向に移動可能に
テーブル11が設けられており、このテーブル11上に
は工作物Wが載置されると共に、後述する基準ブロック
12が取付けられている。また、ベッド10上にはコラ
ム13がZ軸方向に移動可能に設置されており、このコ
ラム13内でスピンドルヘッド14がY軸方向に移動可
能に設けられている。スピンドルヘッド14には主軸1
5が回転可能に保持されており、モータ16によって回
転駆動される。そして、X軸駆動モータ17、Y軸駆動
モータ18およびZ軸駆動モータ19を適宜制御するこ
とにより、主軸15の先端に取付けられた工具Tによっ
て、テーブル11上に載置された工作物Wの加工が行わ
れるものである。なお、主軸15に取付けられる複数の
工具を備えた工具マガジンおよびこの工具マガジンと主
軸15との間で工具を交換する自動工具交換装置につい
ては公知のものを用いればよいので図示していない。
【0011】ここで、スピンドルヘッド14の先端外周
部には電流検出用の抵抗Rを介して交流電源20に接続
された接触検出用のコイル21が取付けられており、主
軸15の周囲を取り巻くような磁束が発生している。こ
のため、工具Tが基準ブロック12に接触すると、図1
に破線で示すような誘導電流回路を介して誘導電流が流
れ、コイル21のインピーダンスを低下させる。コイル
21のインピーダンスが低下すると励磁電流が増加して
抵抗Rの両端に発生する電圧が増加するため、接触検出
装置22には高い電圧信号が与えられるようになる。接
触検出装置22はこの電圧信号の増加によって工具Tと
基準ブロック12とが接触したことを検出するようにな
っており、接触が検出されると接触検出信号TSが後述
する数値制御装置30に送出される。
【0012】数値制御装置30は図2に示すように、C
PU31と、CPU31に接続された記憶装置であるR
OM32、RAM33およびCPU31にインターフェ
イス34を介して接続された入力装置としてのキーボー
ド35、出力装置としてのCRT36から構成されてい
る。ここで、RAM33には、図3に示すような工具情
報テーブルが記憶されている。この工具情報テーブルに
は、工具マガジンのPOT番号に対応して、そのPOT
に収納されている工具の工具番号、工具長、工具径、あ
るいは工具寿命等の工具に関する各種データが格納され
ており、これらのデータは必要に応じて書換え可能であ
る。そして、数値制御装置30はこれらのデータを参照
して加工を制御するものであり、本発明に係わる工具長
データは、この工具長データに基づいて数値制御装置3
0は工具長補正を行って、例えば、加工プログラム用の
NCデータにおけるZ軸の指令位置データを補正するよ
うに用いられるものである。
【0013】また、CPU31にはインターフェイス3
7を介して、X軸駆動モータ17を駆動するデジタルサ
ーボユニット38が接続されており、同様にY軸、Z軸
駆動モータ18、19を駆動するデジタルサーボユニッ
ト39、40が接続されている。また、各駆動モータ1
7、18、19にはエンコーダ41、42、43が取付
けられており、各駆動モータ17、18、19の現在位
置信号が各デジタルサーボユニット38、39、40お
よびCPU31にフィードバックされるように構成され
ている。
【0014】次に本実施の形態の作用について、図5〜
図10のフローチャートに基づいて説明する。図5に示
されるように、マシニングセンタにより加工が行われる
加工プログラム処理に先立って、工具の取付作業が行わ
れる。この工具取付作業は、作業者が加工に必要な工具
を工具マガジンに装着するものであるが、この工具の装
着に際して、図6のフローチャートに示すように、工具
長の測定を必要とする工具には工具長測定指示を与える
と共に、およその工具長を入力して置く。具体的には図
4に示すCRT36の画面のように、工具長測定を必要
とする工具を装着したPOTの対応する位置に「*」を
入力し、さらに概算工具長をキーボード37から入力す
る。この入力された工具長測定指示の有無および概算工
具長はRAM33の所定のエリアに記憶される。また、
工具長測定の必要がない工具、例えば、ツールプリセッ
タ等により測定され予め工具長がわかっている工具につ
いては、その工具長を直接入力する。なお、この直接入
力された工具長は前記の工具情報テーブルの対応するエ
リアに登録される。
【0015】次に図7に示すフローチャートに基づいて
加工プログラム処理について説明する。まず、S1にて
加工に必要な諸々の初期処理を行った後、S2で工具マ
ガジンの割り出しを指示するTコードの有無が判断さ
れ、Tコードがある場合はS3にて工具マガジンの割り
出し処理が行われる。また、S4にて工具交換を指示す
るM6コードの有無が判断され、M6コードがある場合
はS5にて工具交換処理が行われる。そして、S6にて
早送りや切削送り等の実際の加工に係わる処理が行わ
れ、S7でプログラムエンドを示すM30コードがある
か否かが判断され、M30コードが現れるまで上記の処
理が繰り返される。
【0016】上記のS3のTコード処理について、図8
に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、S3
0にて、工具マガジンの工具交換位置に割り出すべき工
具が先の工具取付作業時に工具長測定指示されたものか
否かが判断され、工具長測定指示された工具である場合
はS31にてコモン変数#559に1が代入され、S3
2にて、同じく工具取付作業時に入力された工具の概算
工具長がコモン変数#560に代入される。また、S3
0で工具長測定指示がない場合はS33に進み、コモン
変数#559には0が代入される。そして、これらの処
理が行われた後にS34にて実際に工具マガジンの割り
出し動作が行われ、加工プログラムで指示された工具が
工具交換位置に割り出される。
【0017】ここで、コモン変数を使用するのは、工具
長測定を行うか否かの管理はC言語等の汎用ソフトウエ
アで行われ、実際に工具長の測定を行う工具長測定処理
は数値制御装置30のマクロプログラムによって行われ
るからであり、汎用ソフトウエアとマクロプログラムと
の間のデータ転送手段としてコモン変数を用いるのであ
る。
【0018】次に上記加工プログラム処理のS5のM6
コード処理について、図9に基づいて説明する。まず、
S50にて、先のTコード処理にて工具マガジンの工具
交換位置に割り出された工具と主軸15に装着されてい
る工具との交換が自動工具交換装置によって行われる。
そして、S51にてコモン変数#559が1であるか否
か、すなわち、工具長測定をする必要があるか否かを判
断し、工具長測定指示がない場合はM6コード処理は終
了され、工具長測定指示がある場合は、S52にて、後
述する工具長測定処理が行われる。そして、工具長測定
処理が終了するとS53に進み、測定された工具長が工
具情報テーブルの対応するエリアに格納される。次に、
S54にて工具長測定指示をOFFとし、S55にて概
算工具長を0とする。これにより、一度測定された工具
は2回目以降の使用の際は工具長が行われなくなるわけ
である。
【0019】次に上記M6コード処理のS52の工具長
測定処理について、図10のフローチャートおよび図1
1に基づいて説明する。まず、S520にて、工具Tが
装着された主軸15を所定の測定開始位置SPに移動さ
せる。そして、この測定開始位置SPにおけるZ軸の現
在値を読み取り、この値をBに代入する。ここで、テー
ブル11上の基準ブロック12の基準面44のZ軸方向
の位置は不変であるから、測定開始位置SPにおける主
軸15の基準位置、例えば、主軸端面とテーブル11上
の基準ブロック12の基準面44との間の距離は既知で
あり、この距離をLとする。次に、S522にてZ軸を
早送りするわけであるが、この際の送り量l1 は次式の
ように決定される。
【0020】l1 =L−(#560+50mm) すなわち、測定開始位置SPにおける主軸15の基準位
置とテーブル11上の基準ブロック12の基準面44と
の間の距離(L)から概算工具長(コモン変数#560
に代入されている)および余裕値(上記の式では50m
m)を引いたものである。
【0021】次にS523でZ軸の送り速度を低速とし
てS524にて工具Tと基準ブロック12との接触が検
出されるまでZ軸の遅送り(送り量l2 )が続けられ
る。工具Tが基準ブロック12の基準面44と接触する
と、上記の接触検出装置22から接触検出信号TSが出
力される。この接触検出信号TSがインターフェイス4
6を介して数値制御装置30のCPU31に入力される
と、CPU31はZ軸の送りを停止し(S525)、こ
の停止位置におけるZ軸の現在値を読み取り、この値を
Cに代入する。(S526)なお、このS523、S5
24における処理は通常スキップ送りといわれ、基準面
44より後方(図11において左方)のある点までの移
動を指令するが、接触検出信号TSにより移動を停止す
る機能である。また、図11における45はスプリング
であり、工具Tのオーバーランによる基準ブロック12
および工具Tの破損を防止するものである。ここで、上
記の接触検出方法においては、概算工具長を入力し、こ
の概算工具長に基づいて接触検出の際の主軸15の早送
り量を決定しているが、本出願人が先に出願した特公昭
61−58263号に開示されるように、早送りで工具
Tを基準ブロック12の基準面44に接触させ、一旦接
触信号がOFFになるまで主軸14を後退させ、遅送り
で再び工具Tを基準面44に接触させるような接触検出
方法を用いれば概算工具長を入力しなくとも、短時間で
正確な接触検出を行うことができる。
【0022】次にS527にてZ軸を原位置に戻し、S
528で工具長を演算する。すなわち、工具長Xは次式
によって求められる。 X=L−|B−C| そして、S529にてこの工具長XをRAM33の測定
データ格納エリアに格納して工具長測定処理が終了す
る。ここで、S529で測定データ格納エリアに格納さ
れた工具長Xは、上記した図9のM6コード処理におけ
るS53にて、工具情報テーブルの所定のエリアに格納
され、その後の加工における工具長補正に用いられる。
【0023】なお、上述の実施の形態においては、数値
制御装置30のRAM33に工具情報テーブルを設け、
数値制御装置30のCPU31にて各処理を行っている
が、数値制御装置30とは別に工具管理用のコンピュー
タを設け、この工具管理コンピュータに工具情報テーブ
ルを格納し、数値制御装置30と工具管理コンピュータ
との間で必要なデータを転送するようにしてもよい。
【0024】また、他の実施の形態として図12に示す
ような工具段取り操作盤を設けることができる。通常マ
シニングセンタにおいては、工具の装着は工具マガジン
後方あるいは側方から行われ、工具長測定指示はマシニ
ングセンタの前面の操作盤から行われるので作業性が悪
いという問題がある。しかし、図12に示すように、工
具マガジンの工具取り付け場所付近に設けられている工
具段取り操作盤47に、工具長測定指示の有無および概
算工具長の入力手段を設ける。これにより、工具マガジ
ンへの工具の装着を行う際に同時に、工具長測定の有無
を切り換えスイッチ48により選択し、デジタルスイッ
チ49により概算工具長を入力して、工具取付ボタン5
0を押すようにする。このように構成することにより、
工具取り付け作業の作業性が向上すると共に工具長測定
指示の有無および概算工具長の入力ミスが減少される。
【0025】さらに、他の実施の形態として以下のよう
に構成することも可能である。すなわち、上述の実施の
形態においては、図9に示すフローチャートのS54に
て工具長測定後は工具長測定指示をOFFとすることに
よって、当該工具の2回目以降の使用に際しては工具長
測定を行わないように構成されている。しかし、高精度
加工が要求されるような場合、例えば工具使用時間を積
算し、この積算された工具使用時間が所定時間を超えた
時工具長測定指示をONとし、再度工具長測定を行って
工具長を更新するように構成すれば、工具摩耗による工
具長の変化を加味した工具長補正を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、工具長
測定が必要と判定された工具が加工プログラムの指令に
より主軸に装着されたとき当該工具の工具長測定が行わ
れるので、作業者の手作業による工具長測定あるいはM
DI操作による工具長測定指示を行う必要がなくなり、
また、工具長の入力ミスが防止される。さらに、工具が
加工に使用するために主軸に装着されたときに加工に先
立って工具長測定を行うので、工具長測定のためのみに
工具交換を行うことがなくなり、効率的な作業を行うこ
とができる。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、上記の効
果に加えて、一度工具長が測定された工具の工具長補正
を不要とすべく記憶手段の記憶内容を書換えるようにし
たので、二回目以後の使用に際しては工具長測定は行わ
れず、更に効率的な作業を行うことができるという効果
を奏する。請求項3に記載の発明によれば、上記の効果
に加えて、工具と基準面との接触を検出することにより
工具長を測定するようにしたので、正確な工具長の測定
を行うことができ、さらに、この接触検出に際して、概
算工具長に基づいて工具と基準面とを接触させるための
送り量を決定するようにしたので、工具長測定時間を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマシニングセンタおよび接触検出装置
を示す図である。
【図2】本発明の数値制御装置を示すブロック図であ
る。
【図3】工具情報テーブルを示す図である。
【図4】CRTの工具長測定指示画面を示す図である。
【図5】本発明の作業の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】工具取付作業を示すフローチャートである。
【図7】加工プログラム処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】Tコード処理を示すフローチャートである。
【図9】M6コード処理を示すフローチャートである。
【図10】工具長測定処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】工具と基準ブロックとの関係を示す図であ
る。
【図12】他の実施の形態における工具段取り操作盤を
示す図である。
【符号の説明】
1 マシニングセンタ 12 基準ブロック 15 主軸 21 コイル 20 交流電源 22 接触検出装置 30 数値制御装置 33 RAM 44 基準面 47 工具段取り操作盤 T 工具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工具を選択的に主軸に装着して加
    工を行う工作機械の制御装置であって、前記工作機械に
    よる加工を制御する加工プログラムと、前記主軸に装着
    すべく選択された工具の工具長測定の要否を判定する判
    定手段と、前記加工プログラムの指令により前記主軸に
    装着された工具が前記判定手段にて工具長測定が必要と
    判定されたとき当該工具の工具長を測定する工具長測定
    手段とを備えたことを特徴とする工作機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の工具を選択的に主軸に装着して加
    工を行う工作機械の制御装置であって、前記工作機械に
    よる加工を制御する加工プログラムと、予め前記複数の
    工具の工具長測定の要否を記憶した記憶手段と、該記憶
    手段に基づいて前記主軸に装着すべく選択された工具の
    工具長測定の要否を判定する判定手段と、前記加工プロ
    グラムの指令により前記主軸に装着された工具が前記判
    定手段にて工具長測定が必要と判定されたとき当該工具
    の工具長を測定する工具長測定手段と、該工具長測定手
    段にて工具長が測定された工具の以後の工具長測定を不
    要とすべく前記記憶手段の記憶内容を書換える書換手段
    とを備えたことを特徴とする工作機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の工具を選択的に主軸に装着して加
    工を行う工作機械の制御装置であって、前記工作機械に
    よる加工を制御する加工プログラムと、前記複数の工具
    の工作機械への取付けに際して各工具の工具長測定の要
    否および概算工具長を入力する入力装置と、入力された
    工具長測定の要否および概算工具長を記憶する記憶手段
    と、該記憶手段に基づいて前記主軸に装着すべく選択さ
    れた工具の工具長測定の要否を判定する判定手段と、前
    記加工プログラムの指令により前記主軸に装着された工
    具が前記判定手段にて工具長測定が必要と判定されたと
    き当該工具の工具長を測定する工具長測定手段と、該工
    具長測定手段にて工具長が測定された工具の以後の工具
    長測定を不要とすべく前記記憶手段の記憶内容を書換え
    る書換手段とを備え、前記工具長測定手段は前記主軸に
    装着された工具と工作機械上に設けられた基準面との接
    触を検出する接触検出機能を有し、前記概算工具長に基
    づいて前記工具と前記基準面とを相対的に移動させ両者
    が接触するまでの移動量から工具長を演算することを特
    徴とする工作機械の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の工作機械の制御装置に
    おいて、前記入力装置は工作機械の工具取付け位置の近
    傍に設けられていることを特徴とする工作機械の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の工作機械の制御
    装置において、前記工具長測定手段にて測定された工具
    長を記憶する工具情報テーブルを備え、該工具情報テー
    ブルに記憶された工具長に基づいて工具長補正を行うこ
    とを特徴とする工作機械の制御装置。
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JP2008284688A (ja) * 2008-07-18 2008-11-27 Towa Corp 加工装置及び加工方法
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