JPH10117979A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH10117979A
JPH10117979A JP27837096A JP27837096A JPH10117979A JP H10117979 A JPH10117979 A JP H10117979A JP 27837096 A JP27837096 A JP 27837096A JP 27837096 A JP27837096 A JP 27837096A JP H10117979 A JPH10117979 A JP H10117979A
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JP
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voltage
electric blower
operation mode
value
control means
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JP27837096A
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Akihiro Ishizawa
明弘 石澤
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用性が高く細かい駆動設定が可能な電気掃
除機を提供する。 【解決手段】 操作手段5にて所定の運転モードを設定
すると、制御手段21に接続する電圧調整手段22にて運転
モードに対応する電圧を出力する。出力した電圧は、制
御手段21を構成するマイクロコンピュータに複数設けた
運転モードに対応するポートから電圧読取手段25にて読
み取る。制御手段21の駆動制御手段27は、読み取った電
圧に対応する電動送風機2の入力値となる閾値を記憶手
段26から選択する。選択した入力値の閾値でトライアッ
クTrを位相制御し電動送風機2をこの入力値で駆動させ
る。別の電気掃除機本体に利用する場合、可変抵抗を操
作し出力する電圧値を調整して、同一運転モードでも異
なる入力値の閾値を選択して駆動させる。運転モード毎
に細かい駆動状態の設定ができ、製品間での安定した性
能および形式の異なる電気掃除機本体にも利用でき、汎
用性の増大が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作手段により設
定された運転モードに従い制御手段で電動送風機の駆動
状態を制御する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホースを介して電気掃除機本体に
接続された操作手段により、電動送風機の駆動状態を制
御する電気掃除機として、一般に、図4に示すように、
操作手段を運転モードを選択する操作により基準電圧を
所定の信号の電圧値に可変し、この信号の電圧値をアナ
ログ・デジタル変換器などにより変換し、このデジタル
化された信号に基づき読取手段となるマイクロコンピュ
ータ31の運転モードに対応する複数のポート32a ,32b
,32c 毎に読み取り、マイクロコンピュータ31内に記
憶した複数の閾値に従って電動送風機の入力などを選択
して制御している。
【0003】ところで、各設定値が決定されたマイクロ
コンピュータ31などを搭載した回路基板を電動送風機な
どとともに本体ケース内に組み付ける際に、マイクロコ
ンピュータ31にて読み取られる信号の電圧値を、組み付
けられる本体ケースのシール性、電動送風機の性能のバ
ラツキなどの影響をなくすために、例えば図4および表
1に示すように、Hレベル若しくはLレベルの2通りの
いずれかを設定して弱運転でも低い入力値a1と高い入力
値b1とのいずれかを選択して初期状態の調整を行ってい
る。
【0004】
【表1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
4および表1に示すような従来の電気掃除機の場合、既
に各設定値が決定されたマイクロコンピュータ31を搭載
する回路基板を本体ケースに組み付ける際の各運転モー
ドの電圧値の初期設定は2通りしかなく、細かい設定が
できない。また、吸込力の異なる型式においては製品毎
にマイクロコンピュータ31に設定値を設定する必要があ
り、汎用性はない問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、汎用性が高く設定される運転モード毎の細かい駆動
状態の設定が可能な電気掃除機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送
風機の駆動状態の異なる複数の運転モードに対応する電
圧を選択設定可能な操作手段と、この操作手段にて設定
された電圧を読み取って前記電動送風機をいずれかの運
転モードで制御する制御手段を備えた電気掃除機におい
て、前記操作手段にて設定される運転モード毎に対応す
る電圧を調整可能な電圧調整手段と、これら電圧調整手
段に対応して設けられそれぞれの電圧調整手段から出力
される電圧を読み取る電圧読取手段と、これら電圧読取
手段に対応して設けられそれぞれの電圧読取手段にて読
み取られる電圧に対応する前記電動送風機の入力値を複
数記憶する記憶手段と、これら記憶手段に記憶された前
記電動送風機の入力値を前記電圧読取手段にて読み取っ
た電圧に従って選択し前記電動送風機をこの選択した入
力値に基づいて駆動制御する駆動制御手段とを具備した
もので、操作手段による電動送風機の駆動状態の異なる
複数の運転モードの設定操作により、この設定された運
転モードに対応する電圧を電圧調整手段にて適宜調整
し、この電圧を設定された運転モードに対応する電圧読
取手段にて読み取り、記憶手段に運転モード毎に複数記
憶されている電圧に従った電動送風機の入力値を駆動制
御手段が選択し、この選択した入力値に基づいて電動送
風機を駆動制御する。また、運転モードに対応する複数
の電圧調整手段の可変抵抗を調節して出力する電圧値を
可変することにより、電圧読取手段にて読み取る電圧値
が異なり、駆動制御手段が記憶手段に複数記憶された異
なる入力値を選択することにより、同一運転モードでも
異なる入力値で電動送風機が駆動し、種類あるいは製品
毎に異なるきめ細かな設定が可変抵抗の操作のみで容易
に行えるとともに、汎用性が向上する。
【0008】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、駆動制御手段は、操作手段に
て設定された運転モードに対応する電圧読取手段にて読
み取られる電圧が、対応する運転モードの複数の電動送
風機の入力値に対応する記憶手段に記憶された電圧の範
囲を越える場合にこの設定される運転モードの所定の前
記電動送風機の入力値を選択するもので、操作手段にて
設定された運転モードに対応する電圧読取手段にて読み
取られる電圧が、記憶手段に複数記憶された電動送風機
の入力値に対応する電圧の範囲を越える場合には、駆動
制御手段は設定される運転モードの範囲内の所定の電圧
に対応する入力値を選択するため、ノイズが生じた場合
や可変抵抗の設定不良などで電圧がずれても設定した所
定の運転モードで安定して駆動制御可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の実施
の一形態を図面を参照して説明する。
【0010】図3において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1には、電動送風機2が内蔵され、こ
の電動送風機2に連通するホース3の基端が着脱自在に
接続され、このホース3の先端には後方に向けて分岐さ
れた形状の手許操作部4が設けられている。そして、こ
の手許操作部4には、電動送風機2の異なる駆動状態の
複数の運転モードを選択設定する操作手段5が設けられ
ている。また、この手許操作部4の先端には、伸縮自在
の延長管6を介して吸込口体7が取り付けられている。
【0011】そして、手許操作部4は、後方に向けて分
岐され先端の自由端の部分が握り部8となり、手許操作
部4の上面に設けられた操作手段5は握り部8から延長
管6の方向に向けて運転モードである停止設定用の操作
ボタン12、運転モードである弱運転設定用の操作ボタン
13、運転モードである中運転設定用の操作ボタン14、お
よび、運転モードである強運転設定用の操作ボタン15が
1列に順次並んで配設されている。
【0012】次に、図1を参照して内部構成について説
明する。
【0013】図1に示すように、商用交流電源eは、ト
ライアックTrを介して電動送風機2に接続される。
【0014】また、商用交流電源eには電気掃除機本体
1内に設けられた制御手段21に接続され、この制御手段
21には操作手段5が接続されているとともに、電圧調整
手段22が接続されている。
【0015】さらに、制御手段21は、図2に示すよう
に、マイクロコンピュータ23を備えている。そして、こ
のマイクロコンピュータ23には、操作手段5の運転モー
ドの選択設定により、運転モードに対応して電圧調整手
段22にて出力される電圧を読み取る複数のポート24a ,
24b ,24c を有した電圧読取手段25と、この電圧読取手
段25にて読み取られる電圧値に対応して電動送風機2の
入力値が複数記憶された記憶手段26と、この記憶手段26
からの入力値を選択し、この入力値に基づいてトライア
ックTrを制御する駆動制御手段27が構成されている。
【0016】一方、電圧調整手段22は、一端が接地さ
れ、他端が基準電圧源30例えば5Vにそれぞれ接続され
た複数の可変抵抗29a ,29b ,29c を有し、これら可変
抵抗29a ,29b ,29c は、アナログ・デジタル変換器28
a ,28b ,28c を介してマイクロコンピュータ23の各ポ
ート24a ,24b ,24c に接続されている。そして、これ
ら可変抵抗29a ,29b ,29c は、操作手段5の各操作ボ
タン13〜15を操作することにより、基準電圧源が変換さ
れて所定の電圧値を各操作ボタン13〜15に対応してアナ
ログ・デジタル変換器28a ,28b ,28c に出力し、これ
らアナログ・デジタル変換器28a ,28b ,28c にて電圧
値に対応するデジタル信号化されてこの信号がポート24
a 〜24c に出力する。
【0017】すなわち、例えば「弱」用の操作ボタン13
が操作された場合には、マイクロコンピュータのポート
24a に可変抵抗29a を介して1.2〜1.8Vの任意の
電圧値の電圧がアナログ・デジタル変換器28a に出力さ
れ、アナログ・デジタル変換器28a を介して1.2〜
1.8Vの任意の電圧値の電圧に対応するデジタル信号
が出力され、「中」用の操作ボタン14が操作された場合
には、同様にマイクロコンピュータのポート24b に可変
抵抗29b およびアナログ・デジタル変換器28b を介して
2.2〜2.8Vの電圧値に対応するデジタル信号が出
力され、「強」用の操作ボタン15が操作された場合に
は、同様にマイクロコンピュータのポート24c に可変抵
抗29c およびアナログ・デジタル変換器28c を介して
3.2〜3.8Vの電圧値に対応するデジタル信号が出
力される。なお、「停止」用の操作ボタン12が操作され
た場合には、マイクロコンピュータ23の可変抵抗を有し
ない電圧調整手段22が接続された電圧読取手段25の図示
しないポートに0Vの電圧値に対応するデジタル信号が
出力される。
【0018】また、記憶手段26には、例えば表1に示す
ように、操作手段5にて「弱」用の操作ボタン13が操作
されることにより電圧読取手段25の「弱」用のポート24
a にて読み取られるデジタル信号が、1.2V〜1.4
Vの電圧値に対応する場合には電動送風機2の入力値a1
となるように駆動制御手段27にてトライアックTrを位相
制御させる閾値が記憶され、1.4〜1.6Vの電圧値
に対応する場合には入力値b1となるように駆動制御手段
27にてトライアックTrを位相制御させる閾値が記憶さ
れ、1.6〜1.8Vの電圧値に対応する場合には入力
値c1となるように駆動制御手段27にてトライアックTrを
位相制御させる閾値が記憶されている。また、記憶手段
26には、同様に操作手段5にて「中」用の操作ボタン14
が操作されることにより電圧読取手段25の「中」用のポ
ート24b にて読み取られる電圧値に対応するデジタル信
号に従って複数の入力値d1,e1,f1となる閾値が記憶さ
れているとともに、「強」用のポート24c にて読み取ら
れる電圧値に対応したデジタル信号に従って複数の入力
値g1,h1,i1となる閾値が記憶されている。
【0019】
【表2】 さらに、制御手段21には、電動送風機2の負圧側に配設
された圧力センサなどの圧力を検知する図示しない圧力
検知手段が接続されている。
【0020】そして、この圧力検知手段による負圧の増
大、すなわち電動送風機の負圧側に区画形成された集塵
室内の塵埃量の増大に伴う負圧の増大により、例えば入
力値a1となる設定がなされている場合には、表2に示す
ように、入力値a2および入力値a3に駆動制御手段27にて
増大させる閾値が記憶手段26に記憶されている。
【0021】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。
【0022】まず、電気掃除機本体1を組立形成する際
に、制御手段21や電圧調整手段22、トライアックTrなど
を搭載した図示しない回路基板を組み付ける。なお、こ
の組み付けの際、形式や電動送風機2の性能などによ
り、電圧調整手段22の運転モードに対応する各可変抵抗
29a ,29b ,29c をそれぞれ調整する。例えば、「弱」
用のポート24a に接続される可変抵抗29a は、操作手段
5の「弱」用の操作ボタン13が操作された際に対応する
ポート24a に1.2〜1.4Vの電圧値に対応するデジ
タル信号を出力するように調整し、「中」用のポート24
b に接続される可変抵抗29b は、操作手段5の「中」用
の操作ボタン14が操作された際に対応するポート24b に
2.2〜2.4Vの電圧値に対応するデジタル信号を出
力するように調整し、「強」用のポート24c に接続され
る可変抵抗29c は、操作手段5の「強」用の操作ボタン
15が操作された際に対応するポート24c に3.2〜3.
4Vの電圧値に対応するデジタル信号を出力するように
調整する。
【0023】そして、掃除の際には、電気掃除機本体1
にホース3、延長管6および吸込口体7を接続して商用
交流電源eを供給し、手許操作部の操作手段の各操作ボ
タンを選択操作して、所望の運転モードを選択設定し、
掃除を行う。なお、ホース3が接続されていない場合に
は、制御手段21は、電圧読取手段25にて電圧値を読み取
り、ホースが未接続であることを認識し、電動送風機2
を駆動させない制御を行う。
【0024】ここで、制御手段21がホース3の接続状態
であることを認識している状態で、操作ボタン13が操作
された場合には、制御手段21は電圧調整手段22にて所定
の電圧を出力させる。すなわち、電圧調整手段22にて5
Vの基準電圧源が可変抵抗29a を介して1.2〜1.4
Vの間の任意の電圧に変換されて、アナログ・デジタル
変換器28a を介してポート24a に変換された電圧値に対
応するデジタル信号が出力される。そして、電圧読取手
段25がポート24a にて電圧調整手段22からの電圧1.2
〜1.4Vに対応するデジタル信号を検知する。そし
て、駆動制御手段27は、この電圧読取手段25にて出力さ
れる電圧に対応するデジタル信号を読み取ったことを認
識することにより、表2に示すように、記憶手段26に記
憶された電圧値1.2〜1.4Vに対応するデジタル信
号に従った電動送風機2の入力値a1となる閾値を選択
し、この閾値によりトライアックTrを位相制御して、電
動送風機2を入力値a1で駆動させる。
【0025】また、操作ボタン14が操作された場合に
は、同様に電圧調整手段22にて基準電圧源が可変抵抗29
b を介して2.2〜2.4Vの間の任意の電圧に変換さ
れてポート24b に対応するデジタル信号として出力さ
れ、電圧読取手段25にてポート24b で電圧2.2〜2.
4Vに対応するデジタル信号を検知することにより、駆
動制御手段27は記憶手段26に記憶された電圧値2.2〜
2.4Vに対応するデジタル信号に従った電動送風機2
の入力値d1となる閾値を選択してトライアックTrを位相
制御し、電動送風機2を入力値d1で駆動させる。さら
に、操作ボタン15が操作された場合も、同様に電圧調整
手段22にて基準電圧源が可変抵抗29c を介して3.2〜
3.4Vの間の任意の電圧に変換されてポート24c に対
応するデジタル信号として出力され、電圧読取手段25に
てポート24c で電圧2.2〜2.4Vに対応するデジタ
ル信号を検知することにより、駆動制御手段27は記憶手
段26に記憶された電圧値2.2〜2.4Vに対応するデ
ジタル信号に従った電動送風機2の入力値g1となる閾値
を選択してトライアックTrを位相制御し、電動送風機2
を入力値g1で駆動させる。
【0026】さらに、掃除中に集塵した塵埃量が増大す
ることにより、図示しない圧力検知手段にて所定以上の
負圧の増大を検知することにより、制御手段21は駆動制
御手段にて選択されている現駆動状態に対応する閾値に
関連する現駆動状態より大きい入力値の閾値を記憶手段
26から選択してより大きい入力値で電動送風機2を駆動
させる。すなわち、例えば現駆動状態が入力値a1である
場合には、負圧の増大に伴って、表2に示すように、順
次入力値の大きくなる入力値a2および入力値a3となる閾
値を選択してトライアックTrを位相制御し、電動送風機
2を入力値a2および入力値a3で駆動させる。
【0027】ところで、形式や電動送風機の性能の異な
る別の電気掃除機本体1に上記制御手段21や電圧調整手
段22、トライアックTrなどを搭載した図示しない回路基
板を組み付ける場合には、同様に電圧調整手段22の各可
変抵抗29a ,29b ,29c をそれぞれ調整する。すなわ
ち、例えば、「弱」用のポート24a に接続される可変抵
抗29a は、操作手段5の「弱」用の操作ボタン13が操作
された際に対応するポート24a に1.6〜1.8Vの電
圧値に対応するデジタル信号が出力されるように調整
し、「中」用のポート24b に接続される可変抵抗29b
は、操作手段5の「中」用の操作ボタン14が操作された
際に対応するポート24b に2.4〜2.6Vの電圧値に
対応するデジタル信号が出力されるように調整し、
「強」用のポート24c に接続される可変抵抗29c は、操
作手段5の「強」用の操作ボタン15が操作された際に対
応するポート24c に3.4〜3.6Vの電圧値に対応す
るデジタル信号が出力されるように調整する。
【0028】そして、この別の電気掃除機本体1におい
て、制御手段21がホース3の接続状態であることを認識
している状態で、操作ボタン13が操作された場合には、
電圧調整手段22にて5Vの基準電圧源が可変抵抗29a を
介して1.6〜1.8Vの間の任意の電圧に変換され
て、アナログ・デジタル変換器28a を介して対応するポ
ート24a に1.6〜1.8Vの間の任意の電圧に対応す
るデジタル信号として出力される。そして、電圧読取手
段25がポート24a にて電圧調整手段22からの電圧1.6
〜1.8Vに対応するデジタル信号を検知する。そし
て、駆動制御手段27は、この電圧読取手段25にて電圧に
対応するデジタル信号を読み取ったことを認識すること
により、表2に示すように、記憶手段26に記憶された電
圧値1.6〜1.8Vに対応するデジタル信号に従った
電動送風機2の入力値c1となる閾値を選択し、この閾値
によりトライアックTrを位相制御して、電動送風機2を
入力値c1で駆動させる。
【0029】また、操作ボタン14が操作された場合に
は、同様に電圧調整手段22にて基準電圧源が可変抵抗29
b を介して2.4〜2.6Vの間の任意の電圧に変換さ
れて対応するポート24b にデジタル信号として出力さ
れ、電圧読取手段25にてポート24b で電圧2.4〜2.
6Vに対応するデジタル信号を検知することにより、駆
動制御手段27は記憶手段26に記憶された電圧値2.4〜
2.6Vに対応するデジタル信号に従った電動送風機2
の入力値e1となる閾値を選択してトライアックTrを位相
制御し、電動送風機2を入力値e1で駆動させる。さら
に、操作ボタン15が操作された場合も、同様に電圧調整
手段22にて基準電圧源が可変抵抗29c を介して3.4〜
3.6Vの間の任意の電圧に変換されて対応するポート
24c にデジタル信号として出力され、電圧読取手段25に
てポート24c で電圧2.4〜2.6Vに対応するデジタ
ル信号を検知することにより、駆動制御手段27は記憶手
段26に記憶された電圧値2.4〜2.6Vに対応するデ
ジタル信号に従った電動送風機2の入力値h1となる閾値
を選択してトライアックTrを位相制御し、電動送風機2
を入力値h1で駆動させる。
【0030】このように、運転モードに対応する電圧調
整手段22の可変抵抗29a ,29b ,29c を調節して出力す
る電圧値を適宜可変することにより、電圧読取手段25に
て読み取る電圧値に対応したデジタル信号が異なり、駆
動制御手段27が記憶手段26に複数記憶された異なる入力
値を選択することにより、同一の運転モードでも異なる
入力値で電動送風機2を駆動でき、種類あるいは製品毎
に異なるきめ細かな設定が可変抵抗の操作のみで容易に
でき、形式や電動送風機2の性能、シール性などが異な
る電動送風機本体1にも同一の回路基板を利用でき、例
えば弱運転モードの入力値のみを若干大きく設定するな
どの規格変更なども容易にでき、汎用性を向上できる。
【0031】さらに、あらかじめマイクロコンピュータ
に設定する条件、すなわち、記憶手段26の電圧読取手段
25にて読み取られる電圧値に対応する入力値となる閾値
をさらに細かく設定して記憶させておくことにより、さ
らにきめ細かな設定ができ、汎用性も向上できる。
【0032】一方、操作手段5にて選択設定した運転モ
ードに対応する電圧値の範囲を越えた電圧値に対応する
デジタル信号を電圧読取手段25にて読み取った場合に
は、駆動制御手段27は、その運転モードに対応する入力
値の範囲内の閾値を記憶手段26から選択して電動送風機
2を駆動制御する。すなわち、例えば操作手段5にて
「弱」用の操作ボタン13が操作された場合に、電圧調整
手段22にて5Vの基準電圧源が可変抵抗29a を介して
1.2〜1.4Vの間の任意の電圧に変換されて、アナ
ログ・デジタル変換器28a を介して対応するポート24a
に1.2〜1.4Vの間の任意の電圧に対応するデジタ
ル信号が出力されて電圧読取手段25がポート24a にて読
み取るが、ノイズが生じた場合や可変抵抗の設定不良な
どで1.2〜1.8V以外の電圧値に対応するデジタル
信号が読み取られた場合には、記憶手段26に記憶された
「弱」の入力値a1,b1,c1のいずれかを選択してトライ
アックTrを位相制御し、電動送風機2を駆動させる。
【0033】このモード修正制御によれば、ノイズが生
じた場合や可変抵抗の設定不良などで電圧がずれても、
設定した所定の運転モードで安定して駆動制御でき、安
定した性能の電気掃除機を提供できるとともに、掃除性
を向上できる。
【0034】また、例えば1.2Vより低い電圧値に対
応するデジタル信号を検知した場合には下限の入力値a1
を選択し、1.8Vより高い電圧値に対応するデジタル
信号を検知した場合には上限の入力値c1を選択するよう
にすることにより、あらかじめ可変抵抗を調整して設定
した条件に近い駆動状態で駆動可能となり、さらに安定
した性能の電気掃除機を提供できるとともに、掃除性を
向上できる。
【0035】なお、可変抵抗の可変可能範囲が対応する
運転モードに対応する電圧値の範囲を越えないものを用
いたり、ノイズフィルタなどを設けてノイズが入力され
ずに電圧値の変動を生じないようにした場合などには、
このようなモード修正制御を行わなくてもよい。
【0036】また、可変抵抗29a ,29b ,29c を設けて
電圧値を可変可能としたが、ほぼ連続的に複数に可変可
能な他のいずれの構成でもできる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、運
転モードに対応する複数の電圧調整手段の可変抵抗を調
節して、操作手段により設定された電動送風機の運転モ
ードに対応した電圧を電圧調整手段にて電圧値を可変す
ることにより、運転モードに対応して電圧読取手段にて
読み取る電圧値が異なり、駆動制御手段が記憶手段に複
数記憶された異なる入力値を選択して駆動制御するの
で、同一運転モードでも電動送風機の駆動状態の異なる
入力値を設定して駆動制御でき、種類あるいは製品毎に
異なるきめ細かな設定が可変抵抗の操作のみで容易にで
き、汎用性を向上できる。
【0038】請求項2記載の電気掃除機によれば、請求
項1記載の電気掃除機の効果に加え、操作手段にて設定
された運転モードに対応する電圧読取手段にて読み取ら
れる電圧が、記憶手段に複数記憶された電動送風機の入
力値に対応する電圧の範囲を越える場合には、駆動制御
手段は設定される運転モードの範囲内の所定の電圧に対
応する入力値を選択するため、ノイズが生じた場合や可
変抵抗の設定不良などで電圧がずれても設定した所定の
運転モードで安定して駆動制御でき、種類あるいは製品
間でばらつきのない安定した性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の実施の一形態を示すブロ
ック図である。
【図2】同上制御手段を構成するマイクロコンピュータ
を示すブロック図である。
【図3】同上電気掃除機本体の外観構成を示す斜視図で
ある。
【図4】従来例の電気掃除機の制御手段を構成するマイ
クロコンピュータを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 2 電動送風機 5 操作手段 21 制御手段 22 電圧調整手段 25 電圧読取手段 26 記憶手段 27 駆動制御手段 29a ,29b ,29c 可変抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、 前記電動送風機の駆動状態の異なる複数の運転モードに
    対応する電圧を選択設定可能な操作手段と、 この操作手段にて設定された電圧を読み取って前記電動
    送風機をいずれかの運転モードで制御する制御手段を備
    えた電動送風機において、 前記操作手段にて設定される運転モード毎に対応する電
    圧を調整可能な電圧調整手段と、 これら電圧調整手段に対応して設けられそれぞれの電圧
    調整手段から出力される電圧を読み取る電圧読取手段
    と、 これら電圧読取手段に対応して設けられそれぞれの電圧
    読取手段にて読み取られる電圧に対応する前記電動送風
    機の入力値を複数記憶する記憶手段と、 これら記憶手段に記憶された前記電動送風機の入力値を
    前記電圧読取手段にて読み取った電圧に従って選択し前
    記電動送風機をこの選択した入力値に基づいて駆動制御
    する駆動制御手段とを具備したことを特徴とする電気掃
    除機。
  2. 【請求項2】 駆動制御手段は、操作手段にて設定され
    た運転モードに対応する電圧読取手段にて読み取られる
    電圧が、対応する運転モードの複数の電動送風機の入力
    値に対応する記憶手段に記憶された電圧の範囲を越える
    場合にこの設定される運転モードの所定の前記電動送風
    機の入力値を選択することを特徴とした請求項1記載の
    電気掃除機。
JP27837096A 1996-10-21 1996-10-21 電気掃除機 Pending JPH10117979A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132110A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP2008220799A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

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JP2008132110A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
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