JPH10117042A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH10117042A
JPH10117042A JP26864196A JP26864196A JPH10117042A JP H10117042 A JPH10117042 A JP H10117042A JP 26864196 A JP26864196 A JP 26864196A JP 26864196 A JP26864196 A JP 26864196A JP H10117042 A JPH10117042 A JP H10117042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
prism
forming apparatus
image forming
color image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26864196A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP26864196A priority Critical patent/JPH10117042A/ja
Publication of JPH10117042A publication Critical patent/JPH10117042A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3組の半導体レーザ発光体より発生する3ビ
ームの光軸を精度良く安価に調整し、発光色の異なる
B,G,Rの3レーザビームを同一位置に重ね合わせて
走査し、ビーム径の違いによる階調特性を揃えて、解像
力、階調性が優れ色再現性の良好な良質のカラー画像を
得る。 【解決手段】 3組の半導体レーザ発光体より発生する
3ビームと、該3ビームを合成するビーム合成プリズム
と、偏向器と、結像光学系により感光材料面上に3ビー
ムの光走査は同一位置に重ね合わせられて走査して書き
込みを行う3ビーム光走査装置において、感光材料10
の端部近傍に配置したビーム検知センサ12A,12B
と、前記半導体レーザ発光体1A,1B,1Cからビー
ム合成プリズム3への入射位置と出射方向の平行度を変
更する手段であるプリズム14A,14B,14Cとを
有することを特徴とする3ビーム光走査装置を有するカ
ラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を用いた
例えばプリンタなどのカラー画像形成装置に関し、特に
3組の半導体レーザ発光体から出射する3レーザビーム
を同一点に重ね合わせて走査してカラー印画紙やカラー
フィルム等のカラー感光材料上にカラー画像の潜像を形
成するカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、像担持体にレー
ザビームで書き込み、記録を行なうため、露光ユニット
の光走査光学系において、レーザビームを発生する半導
体レーザ発光体と、コリメータレンズ等が一体の単体ユ
ニットで形成され、例えば2ビームを発生させる場合
は、前記半導体レーザ発光体と、コリメータレンズ等が
一体に形成された単体ユニットを露光ユニットの光走査
光学系に2個設け、調整固定している。図1はカラー感
光材料上に像露光を行う画像形成装置を示しているが、
図1より半導体レーザ発光体1Cとコリメータレンズ2
Cを除いたものが調整固定部分に相当するが図1に示す
ように、第2シリンドリカルレンズ8は、レンズのR面
が徐徐に変化するタイプのレンズであるため、2ビーム
の光走査の主走査方向の入射位置が変化すると、2ビー
ムの光走査の副走査結像位置も変化してしまう。従って
プリズムよりなる微調整ユニット14を設け、微調整ユ
ニット14で半導体レーザ発光体1Bのビームに対し、
半導体レーザ発光体1Aのビームの角度を変化させ、2
ビームの位置合わせを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のようにレーザビ
ームを発生する半導体レーザ発光体と、コリメータレン
ズ等が一体の単体ユニットのみの調整では、書き込み用
露光ユニットの搭載時、光軸のズレが発生し、特に複数
のビームの書き込み用露光ユニットにおいて、前記相対
的な光軸のズレが結像レンズ系に対する入射位置差とな
り、書き込み位置でのビーム位置が製品規格より外れて
しまう不具合を生ずる。
【0004】また、複数のビームの合成を行うビーム合
成プリズムの配置誤差が発生した時に、ビーム合成プリ
ズムの反射側のビームが光軸のズレを起こし易く、前記
単体ユニットのみの調整では、前記欠点を改善すること
が出来ない。更にポリゴンミラーを小型に形成し、面長
を有効利用しようとしても、前記光軸のズレはポリゴン
ミラーの角でビームが蹴られてしまう等の問題が生じ
る。
【0005】更に、3色の一般的には青(B),緑
(G),赤(R)の3つのレーザビームを用いてカラー
画像を形成するカラー画像形成装置においては、良好な
画質の記録画像を得るにはB,G,Rの書き込み3ビー
ムの中心が完全に一致しないと解像力の低下や色濁り彩
度不良の不具合点が発生する(副走査方向に完全に1ラ
イン分ずれた場合は殆ど問題ない)。
【0006】また、走査光の波長の違いにより透過光学
系の屈折角が異なるため偏向角が異なる。従って、1走
査ラインの走査開始点ではB,G,Rのレーザビームの
投射位置が一致していても走査が進むに従って次第にず
れてしまい(走査幅がそれぞれ異なる)、走査ラインの
終点に近づく程B,G,Rの画素が次第にずれるため上
記と同様の解像力の低下や色濁り彩度不良の不具合点が
発生するという問題点がある。
【0007】更に、色の異なるレーザ発光体の発するレ
ーザビームはそれぞれの波長の違いにより短波長ではビ
ーム径が小さく長波長ではビーム径が大きくなる。ビー
ム径が異なると、図10に示すようにレーザビームの出
力に対する記録画像の濃度特性は異なり形成画像の階調
性が低下するという問題点がある。
【0008】本発明は以上のような問題点を改善するた
め、特に発明提案するものである。即ち、3組の半導体
レーザ発光体より発生する3ビームの光軸を精度良く調
整し、ビーム合成プリズムと第1シリンドリカルレンズ
を一体となして露光ユニットに固定すると共に、3組の
半導体レーザ発光体の主走査と、副走査の微調整を容易
に行い、ビーム径の違いによる濃度特性を揃え、B,
G,Rの3レーザビームを同一位置に重ね合わせて走査
して、解像力、階調性が優れ色再現性の良好なカラー画
像を得るカラー画像形成装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するもので、発色光の異なる3組の半導体レーザ発光体
を有する光走査光学系ユニットにより、コリメータレン
ズ、ポリゴンミラー、fθレンズ等を通して感光材料を
光走査するカラー画像形成装置において、前記感光材料
の端部近傍に配置した位置合わせセンサと、前記半導体
レーザ発光体からビーム合成プリズムへの入射位置を変
更する手段とを有することを特徴とするカラー画像形成
装置を提供するものである。(請求項1の発明) 本発明はかかる構成によってビーム位置調整を可能とす
るものであるが、各色毎にγ補正値を変更する手段を設
けて各色のγ特性を揃えること、前記半導体レーザ発光
体とビーム合成プリズムとの間にプリズムを配置して入
射位置の変更を行うこと、前記調整により前記各色の光
走査は同一位置に重ね合わせて走査することが好ましい
実施の態様である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラー画像形成装
置の発光色の異なる3ビームの光走査光学系ユニットを
添付図面に基いて説明する。
【0011】図1は、3ビーム光走査光学系ユニット1
の一実施例を示す全体構成図である。
【0012】図1において、1A,1B,1Cは半導体
レーザ発光体、2A,2B,2Cはコリメータレンズ
(ビーム整形用光学系)、14A,14B、14Cはビ
ーム合成プリズム3への入射位置を変更する手段の1つ
であるプリズム、3はビーム合成プリズム、5は第1シ
リンドリカルレンズ、6は偏向器であるポリゴンミラ
ー、7はfθレンズ、8は第2シリンドリカルレンズ、
10はカラーフィルムやカラー感光紙等の感光材料、1
1は感光材料10の露光位置背後に設けられたバックア
ップ部材で、感光材料10は案内ローラ15A,15B
に案内されバックアップ部材11を摺動するよう搬送さ
れて露光部の位置決めが行われる。12A,12Bは例
えばエリア型CCDからなる位置合わせセンサであるビ
ーム検知センサ、13は上記ポリゴンミラー6の駆動モ
ータをそれぞれ示している。半導体レーザ発光体1Aか
ら出射したビームL1は、コリメータレンズ2Aにより
平行光になり、次いで2面の半透明反射面3a,3bを
有するビーム合成プリズム3に入射する。前記半導体レ
ーザ発光体1Aに対して直交配置された半導体レーザ発
光体1B及び1Cから出射したビームL2,L3も同様
に、コリメータレンズ2B,2Cにより平行光となり、
その後、ビーム合成プリズム3に入射する。なお、この
半導体レーザ発光体1B,1Cから出射したレーザビー
ムは、副走査方向に対して、前記半導体レーザ発光体1
Aから出射したレーザビームと一致するように配置して
あり、前記プリズム14A,14B,14Cはそれぞれ
上下方向(副走査方向)移動手段及びレーザビームに対
する回動手段を有する架台15A,15B,15Cに支
持され、副走査方向調整とレーザビームに対する回動に
よるレーザビームの出射方向の平行度調整により、更に
後述するビーム圧縮プリズムにより微調整されてビーム
合成プリズム3への入射角及び入射位置が調整される。
上記3レーザビームは第1結像光学系の第1シリンドリ
カルレンズ5を経てポリゴンミラー6に入射する。この
反射光は、fθレンズ7、第2シリンドリカルレンズ8
からなる第2結像光学系を透過し、感光材料10面上
に、所定のスポット径で、中心位置が同一になるように
した状態で同時に走査する。
【0013】図2は前記3ビーム光走査光学系ユニット
1の説明を簡単にするため半導体レーザ発光体1C、コ
リメータレンズ2C、プリズム14C等を除いて示した
平面図で、画像形成装置113に設けた基台111には
半導体レーザ発光体1A,1B、コリメータレンズ2
A,2Bを設けたケーシング201A,201Bを図示
のように設けられ、ビームL1,L2が同一平面上で90
°の角度で発射する。また半導体レーザ発光体1C,コ
リメータレンズ2Cを設けた不図示のケーシング(20
1C)とプリズム14Cは基台111の代用となる不図
示の取り付け部材によりその発射するビームL3の発射
方向が図6(b)に示す方向になるように基台に配置
し、各々ビームL1,L2,L3を3方向から90°の角
度で発射している。以後半導体レーザ発光体1A,1B
及び1Cを搭載するケーシング201A,201B,
(201C)は何れも同一形状であるので半導体レーザ
発光体1Aに関するものについてのみ説明する。前記ケ
ーシング201Aは、角度変更部材125Aに載置さ
れ、該角度変更部材125Aは、基台111上で主走査
方向に平行移動する平行移動部材124A上に載置され
ている。更に前記ビーム合成プリズム3と、第1シリン
ドリカルレンズ5を支持部材123で固定し、前記ビー
ムL1,L2,L3 を前記ビーム合成プリズム3で合成
し、ポリゴンミラー6に入射するように前記支持部材1
23を基台111上に固定する。そして光走査光学系ユ
ニット1は図2に示すように画像形成装置113内に設
けた支持部材114に前記基台111の両端が載置さ
れ、かつ該基台111の両端位置に設けた案内部材11
6,117によりビーム走査方向と直交方向に前記光走
査光学系ユニット1は案内され、所定位置に載置されて
いる。更に前記光走査光学系ユニット1の案内される前
方位置で、画像形成装置113には前記光ビーム走査方
向と同方向に基準位置となる係止用ステー118を設
け、基台111の両端位置2箇所に係止爪部材119,
120を設ける。そして前記係止用ステー118に形成
した溝部121,122に嵌合する。なお前記溝部12
1,122は一方の溝部121を前記係止爪部材119
と同幅に形成し、他方の溝部122は係止爪部材120
の幅より拡大形成し、係止動作を円滑にすると共に、正
確に位置決めしている。更に基台111の後端が所定位
置に位置決めされるように位置決め用ピン128,12
8Aが固定され、該位置決め用ピン128,128Aに
嵌合する位置決め部材129,129Aを基台111の
後端に設ける。
【0014】また、バックアップ部材11の両端は画像
形成装置113に固設された支持部材91の長穴に嵌合
し調整ネジ92、バネ93によって微調整可能に支持さ
れる。
【0015】図3,図4は、前記基台111に設けられ
た平行移動部材124Aと角度変更部材125Aの構成
を示す。先ず図3のように主走査方向に平行移動する平
行移動部材124Aに形成された第1案内溝124b,
124cを、前記基台111に設けられたガイド部材1
32,133に係合し、固定ネジ134,135で前記
平行移動部材124Aを前記基台111に固定するよう
に設けられている。そして前記基台111を中心に回動
する芯軸131に設けた偏心カム130を嵌合する第2
案内溝124aが形成されている。更に前記平行移動部
材124A上には角度変更部材125Aが載置され、該
角度変更部材125Aの一端は軸138にて回動自在に
枢着されている。そして前記角度変更部材125Aの他
端には、前記平行移動部材124Aを中心に回動する芯
軸137に設けた偏心カム136を嵌合する第3案内溝
125aが形成されており、前記角度変更部材125A
を角度変更した位置で前記平行移動部材124Aに固定
する固定ネジ139が設けられている。更に前記角度変
更部材125A上には半導体レーザ発光体1Aと、コリ
メータレンズ2Aを設けたケーシング201Aをビーム
1に沿って固定する。219,220は前記ケーシン
グ201A内に設けたプリズム200(図8参照)を調
整するネジ杆である。
【0016】以上のように構成することにより、前記平
行移動部材124Aの平行移動を行う時は、先ず固定ネ
ジ134,135の固定を解除し、前記基台111を中
心に芯軸131を回動し、偏心カム130を回動するこ
とで第2案内溝124aを介して前記平行移動部材12
4Aを前記第1案内溝124b,124cと、前記基台
111に設けられたガイド部材132,133にて矢示
の左右方向に平行移動させる。該移動により前記角度変
更部材125A上に設けたケーシング201Aはビーム
1に対し平行に移動調整が可能である。即ち半導体レ
ーザ発光体1AのビームL1が主走査方向に調整が可能
である。調整完了後、固定ネジ134、135で前記平
行移動部材124Aを前記基台111に固定する。次に
前記角度変更部材125Aを角度変更する時は、先ず固
定ネジ139の固定を解除し、前記平行移動部材124
Aを中心に芯軸137に設けた偏心カム136を回動
し、該偏心カム136の回動により、第3案内溝125
aを介して前記角度変更部材125Aは軸138を中心
に矢示方向に回動調整される。該回動調整により角度変
更部材125A上に設けたケーシング201Aは角度調
整され従ってビームL1の出射方向が調整される。
【0017】図4は図3に示す芯軸131と、芯軸13
7の回動手段として、芯軸131にはウォーム歯車G1
とこれと噛合うウォームG2を設け、芯軸137にはウ
ォーム歯車G3とこれと噛合うウォームG4を各々設け、
ウォームG2又はウォームG4を回動し、ウォーム歯車G
1又はウォーム歯車G3の回動により偏心カム130,1
36を介して微調整を可能にしている。
【0018】図5は前記ビームL1調整用のビーム位置
検知手段を示す。先ず図のようにポリゴンミラー6より
感光材料10間の光学部材を取り外し、ポリゴンミラー
6より反射するビームL1を直接受光する位置でかつ主
走査方向での走査の開始及び終止位置にエリア型CCD
からなるビーム位置検知部材S(図1におけるビーム検
知センサ12A,12Bに相当)を配置し、ビーム位置
検知部材Sを設けた支持体S1を外部の測定位置に設置
する。この状態で前記半導体レーザ発光体1Aよりビー
ムL1を発光し、前記の調整方法を用いてビーム位置が
所定の仕様規格内となるように調整する。本調整は前記
半導体レーザ発光体1Bより発射するビームL2及び半
導体レーザ発光体1Cより発射するビームL3について
も同時に行い、ビーム位置検知部材Sによるビーム
2,L3についての検知位置がビームL1についての検
知位置と合致するよう調整することによって主走査と副
走査方向におけるビーム調整が可能である。112はカ
バーで、該カバー112の一部に測定用の孔112aが
形成されている。113Aは孔が形成された画像形成装
置113の外側板である。
【0019】図6(a)は前記図2に示されたビーム合
成プリズム3と、第1シリンドリカルレンズ5を固定し
た支持部材123を示す。支持部材123にはビーム合
成プリズム3と、第1シリンドリカルレンズ5が一体に
固定されている。固定方法としては、接着剤による接着
か、又は支持部材123と一体に形成した図示のような
保持部に嵌合固着してもよい。そして前記支持部材12
3を固定ネジ126,127で基台111に固定する。
ビーム合成プリズム3は図6(b)に示すように立方体
を対角線で分割してできる三角柱を4個組み合わせ接着
した斜面部分を半透明鏡とする構成とすると、同一の部
品より構成することが可能となりコストを低減できる。
【0020】なお、ビーム合成プリズム3の半透明反射
面3a,3bの設置角度は図6(a)に示す方向に限ら
ず半導体レーザ発光体1A,1B,1Cの設置に便利な
方向にすることができる。例えば図6(c)に示すよう
に半透明反射面3a,3bを設置して半導体レーザ発光
体1A,1B,1C、コリメータレンズ2A,2B,2
Cを一平面上に設置するようにしてもよい。図6に示す
配置ではレーザビームL2が半透明反射面3aで反射さ
れるのみで最も光量損失が少ないので、最も出力の小さ
い半導体レーザ発光体を1Bとするのが好ましい。
【0021】図7は、前記図3に示すビームの調整方法
と、図8に示す光ビーム圧縮用プリズム200により主
走査と副走査方向の微調整を行う手段を示す。先ず図7
は、前記図3と同様に、主走査方向に平行移動する平行
移動部材124Aに形成された第1案内溝124b,1
24cを、前記基台111に設けられたガイド部材13
2,133に係合し、固定ネジ134,135で前記平
行移動部材124Aを前記基台111に固定するように
設けられている。そして前記基台111を中心に、歯車
7と減速歯車G6で回動する芯軸131に設けた偏心カ
ム130を嵌合する第2案内溝124aが形成されてい
る。前記平行移動部材124A上には角度変更部材12
5Aが載置され、該角度変更部材125Aの一端は軸1
38にて回動自在に枢着されている。そして前記角度変
更部材125Aの他端には、前記平行移動部材124A
を中心に、歯車G9と減速歯車G8で回動する芯軸137
に設けた偏心カム136を嵌合する第3案内溝125a
が形成されており、前記角度変更部材125Aを角度変
更した位置で前記平行移動部材124Aに固定する固定
ネジ139が設けられている。更に前記角度変更部材1
25A上には半導体レーザ発光体1Aと、コリメータレ
ンズ2Aを設けたケーシング201AをビームL1に沿
って固定する。219,220は前記ケーシング201
A内に設けた光ビーム圧縮用プリズム200(図8参
照)を調整するネジ杆である。
【0022】以上のように構成することにより、前記平
行移動部材124Aの平行移動を行う時は、先ず固定ネ
ジ134,135の固定を解除し、前記基台111を中
心に歯車G7と減速歯車G6で芯軸131を回動し、偏心
カム130を回動することで第2案内溝124aを介し
て前記平行移動部材124Aを前記第1案内溝124
b,124cと、前記基台111に設けられたガイド部
材132,133にて矢示の左右方向に平行移動させ
る。該移動により前記角度変更部材125A上に設けた
ケーシング201AはビームL1に対し平行に移動調整
が可能である。即ち半導体レーザ発光体1AのビームL
1が主走査方向に調整が可能である。調整完了後、固定
ネジ134,135で前記平行移動部材124Aを前記
基台111に固定する。次に前記角度変更部材125A
を角度変更する時は、先ず固定ネジ139の固定を解除
し、前記平行移動部材124Aを中心に歯車G9と減速
歯車G8で芯軸137に設けた偏心カム136を回動
し、該偏心カム136の回動により、第3案内溝125
aを介して前記角度変更部材125Aは軸138を中心
に矢示方向に回動調整される。該回動調整により角度変
更部材125A上に設けたケーシング201Aはビーム
1に対し角度調整される。即ち半導体レーザ発光体1
AのビームL1の角度が調整される。
【0023】図8は、半導体レーザ発光体1A、コリメ
ータレンズ2A、ビーム圧縮用プリズム200を内蔵し
たケーシング201Aを示す。該ケーシング201Aの
内部にはビームL1に沿ってビーム通過孔203が形成
され、前記コリメータレンズ2Aを固定した内筒202
を前記ケーシング201内に装着するため、ビームL1
に沿って長孔204が形成されている。該長孔204内
には、内筒202を螺合するための雌ネジ205が形成
されている。一方内筒202の外面には前記雌ネジ20
5に螺合するための雄ネジ206が形成され、内筒20
2は長孔204内に図示のように螺合固定されている。
また前記長孔204面には前記雌ネジ205部より前記
ビームL1を中心に広がる方向にテーパ面207(水平
に対し約30°)が形成され、前記内筒202の外面に
は前記テーパ面207と同一テーパ角度でテーパ面20
8が形成されている。そして前記テーパ面208が形成
された部分には、前記ビームL1の通過孔203迄貫通
して複数本のスリ割り209が形成されている。該スリ
割り209の形成角度θは約60°で形成されている。
210は前記スリ割り209間に設けられた複数箇所に
形成した回動組込用孔で、前記ケーシング201Aに形
成した組込作動用長孔211と最終組込位置で一致する
ように前記回動組込用孔210が形成されている。21
5は接着剤214を流し込むためケーシング201Aに
形成した孔である。
【0024】前記ビーム圧縮用プリズム200は、ビー
ム圧縮用プリズム取付部材216に所定の角度で取り付
けられている。更に前記ビーム圧縮用プリズム取付部材
216は、筒状枠体217に固定されており、該筒状枠
体217は前記ケーシング201A内で前記長孔204
に沿って形成されたビーム圧縮用プリズム装着部218
に対し、前記光ビームL1を横切る方向で回動自在に取
り付けられている。そして前記筒状枠体217の一部に
は前記ケーシング201に螺着し、左右対称のネジ杆2
19,220を設け、該ネジ杆219の先端は前記筒状
枠体217に形成した段部221に直接接触させ、一方
のネジ杆220はバネ部材222を介して前記筒状枠体
217に形成した段部223に接触させると共に側板2
24を介してネジ杆226で前記ケーシング201Aに
固定している。
【0025】以上のように構成されたビーム圧縮用プリ
ズム200は、先ず固定用ネジ杆226を緩め、前記ネ
ジ杆219を回動調節する。その際、前記筒状枠体21
7の一部に形成した段部221は、前記バネ部材222
で常時前記ネジ杆219の先端に接触状態であり、前記
ネジ杆219の回動調節により筒状枠体217と、前記
ビーム圧縮用プリズム取付部材216を介して前記光ビ
ーム圧縮用プリズム200はビームL1を所定幅に縮小
しながら送り方向が回動調整される。調整完了後、前記
固定用ネジ杆226にて筒状枠体217を前記ケーシン
グ201に固定する。その際、前記固定用ネジ杆226
の時計方向の回動動作でも、前記ネジ杆219の先端で
常時前記筒状枠体217に形成した段部221にて阻止
され調整位置より移動しない。
【0026】前記ビーム圧縮用プリズム200と同様の
ビーム圧縮用プリズムが前記ケーシング201A及び図
示しないレーザビームL3を発射するケーシング内にも
設けられており、前記プリズム14A,14B,14C
による調整と相俟って、半導体レーザ発光体1Aの発射
するビームL1と、半導体レーザ発光体1B及び1Cの
発射するビームL2,L3の出射方向の平行度及び主走査
方向と副走査方向の微調整を正確に行うことができる。
【0027】本実施例のカラー画像形成装置おいては、
図9に示すように例えばスキャナー若しくはパーソナル
コンピュータ等の画像信号発生手段200から送出され
るB,G,Rの濃度信号は画像信号処理回路300おい
てマスキングその他の処理が行われた後γ補正回路30
1において前記ビーム径の違いによる階調性の違いを補
正するため、後述するROM302に格納したテーブル
に従ってγ補正された画像信号が露光制御部400に入
力される。露光制御部400はビーム検知センサ12A
からのインデックス信号によって同期をとり、γ補正さ
れた画像信号B,G,Rのそれぞれをパルス幅変調回路
500B,500G,500Rに送出する。この画像信
号はパルス幅変調回路500B,500G,500R内
のクロック発生器501B,G,Rで発生される転送ク
ロックによって歩度を調整され、かつパルス幅変調され
た後レーザドライバ502B,G,Rに送出される。こ
れにより半導体レーザ発光体1A,1B,1C(図9で
は単にレーザ発光体と記す)の発光時間をパルス幅変調
(PWM)により変化させることにより階調記録を行う
露光プロセスを採用したものである。
【0028】ここで、レーザドライバ502B,G,R
のそれぞれはレーザ発光体1A,1B,1Cに接続する
ようになっているがこれに限ることはない。前記レーザ
ビームの出射方向の調整や後述する転送クロックなどの
調整は、緑(G)色が肉眼に対して重要であるので緑
(G)を基準にして調整されるのが好ましい。
【0029】ROM302は、装置組み立て後予め階調
性テストパッチ信号に基づいて感光材料10上にPWM
0からPWM255(最大露光量)まで階段的に露光し
た階調補正用のテストパッチ潜像を形成し、それを現像
し、顕像化したテストパッチ像を画像濃度センサにより
各段の画像濃度を検出し、これによりB,G,Rそれぞ
れの階調特性を検出し、この階調特性から原稿画像とプ
リント画像の階調性が一致するよう或いは画像特性を強
調するように記録信号の階調を補正するテーブルを書き
込んだものである。図10にはビーム径を異にしたとき
のレーザ出力と記録濃度との関係を示している。ROM
302のテーブルによってγ補正回路302において
B,G,Rの画像信号はそれぞれの特性に応じてγ補正
されて前記露光制御部400の制御によりパルス幅変調
回路502B,G,R、を経てレーザドライバ502
B,G,Rに送出される。
【0030】また、パルス幅変調回路500B,500
G,500Rのクロック発生器501B,G,Rのクロ
ック周波数は、予め画像形成に先立って半導体レーザ発
光体1A,1B,1Cのそれぞれを発光させ、ポリゴン
ミラー6を回転してfθレンズ、シリンンドリカルレン
ズ等を経たレーザビームによる走査を行い、走査開始前
及び走査終了後のビームをビーム検知センサ12A,1
2Bに入射させ、ビーム検知センサ12Aの中央とビー
ム検知センサ12Bの中央との間の走査に要した時間
(走査時間)を測定する。この後例えば緑(G)ビーム
の走査時間を基準にして他のビームの走査時間の比を計
算する。B,Rのパルス幅変調回路500B,G,Rの
転送クロックの周波数をGのパルス幅変調回路500G
の転送クロックの周波数を前記比に反比例した周波数に
設定する。これにより他の青(B),赤(R)の記録画
素間隔は緑(G)の記録画素の間隔と同一となり、各ビ
ームL1,L2,L3による光走査は各画素について同一
位置に重ね合わせられて走査されることになる。
【0031】また、実際の画像プリント時には1ライン
毎のビーム検知センサ12Aの所定の位置に入射するレ
ーザビームにより出力されるインデックス信号によって
B,G,Rの画像信号の駆動回路400への送出が開始
され走査ラインの同期が図られる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の3ビー
ム光走査装置を備えたカラー画像形成装置の請求項1に
よれば、プリズム及び微動回転する微調整手段を設けた
ことにより、各レーザビームの出射方向の平行度及びビ
ーム合成プリズムへの主走査方向と副走査方向との入射
位置を、ビーム検知センサを用いることによって別々に
容易な調整で高精度に一致させることができる。
【0033】その上、請求項2によれば、各色毎にビー
ム径の違いによる階調特性の差をγ補正することによっ
て補正し階調性の優れた画像を得ることができ、更に、
請求項3によれば、各レーザビームの出射方向の平行度
及びビーム合成プリズムへの主走査方向と副走査方向と
の入射位置を装置組み立て後にも容易に調整可能とな
り、更に、請求項4によれば、各色の画像信号のパルス
幅変調回路の転送クロックの周波数を青(B),緑
(G),赤(R)の偏向手段によるレーザビームの偏向
角度の差による走査速度の違いを補正するよう設定し
て、3レーザビームを各画素毎について同一位置に重ね
合わせて走査することができる。
【0034】従って、解像力、階調性が優れ色再現性の
良好なカラー画像を得るカラー画像形成装置を提供でき
るという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3ビーム光走査装置の全体構成を
示す斜視である。
【図2】本発明に係る3ビーム光走査装置の全体構成を
示す平面図である。
【図3】本発明に係るビーム光発生装置の調整装置を示
す平面図である。
【図4】本発明に係るビーム光発生装置の調整装置を示
す斜視図である。
【図5】本発明に係るビーム光調整検知装置を示す構成
図である。
【図6】本発明に係るビーム合成プリズムと、シリンド
リカルレンズを示す斜視図である。
【図7】本発明に係るビーム発生装置の調整装置を示す
平面図である。
【図8】本発明の半導体レーザ発光体と光学系を組み込
んだケーシングの縦断面図である。
【図9】画像信号を処理する処理回路を示すブロック図
である。
【図10】レーザ出力と記録濃度との関係のビーム径に
よる差の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 光走査光学系ユニット 1A,1B,1C 半導体レーザ発光体 2A,2B,2C コリメータレンズ 3 ビーム合成プリズム 5 第1シリンドリカルレンズ 6 ポリゴンミラー(偏向器) 7 fθレンズ 8 第2シリンドリカルレンズ 10 感光材料 12A,12B ビーム検知センサ(位置合わせセン
サ) 14A,14B,14C プリズム 111 基台 113 画像形成装置 118 係止用ステー 123 支持部材 124A 平行移動部材 125A 角度変更部材 128,128A 位置決め用ピン 201A,201B ケーシング 202 内筒 207,208 テーパ面 216 ビーム圧縮用プリズム取付部材 217 筒状枠体 219,220 ネジ杆 300 画像信号処理回路 301 γ補正回路 302 ROM 500B,G,R パルス幅変調回路 501B,G,R クロック発生器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光色の異なる3組の半導体レーザ発光
    体を有する光走査光学系ユニットにより、コリメータレ
    ンズ、ポリゴンミラー、fθレンズ等を通して感光材料
    を光走査するカラー画像形成装置において、 前記感光材料の端部近傍に配置した位置合わせセンサ
    と、前記半導体レーザ発光体からビーム合成プリズムへ
    の入射位置を変更する手段とを有することを特徴とする
    カラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 各色毎にγ補正値を変更する手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記半導体レーザ発光体とビーム合成プ
    リズムとの間にプリズムを配置して入射位置の変更を行
    うことを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記各色の光走査は同一位置に重ね合わ
    せて走査することを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載のカラー画像形成装置。
JP26864196A 1996-10-09 1996-10-09 カラー画像形成装置 Pending JPH10117042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26864196A JPH10117042A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26864196A JPH10117042A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10117042A true JPH10117042A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17461379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26864196A Pending JPH10117042A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10117042A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337287A (ja) * 2000-03-21 2001-12-07 Noritsu Koki Co Ltd レーザビーム走査ユニット及び写真処理装置
US6697094B2 (en) * 2001-05-14 2004-02-24 Lexmark International, Inc. Method and apparatus for locating the process postion of a scan line in an electrophotographic machine
JP2006323159A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Sharp Corp 光走査装置及び画像形成装置
JP2007216656A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Toshiba Corp 露光装置における光源ユニットおよび露光装置における光軸調整方法
JP2008026708A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置
WO2013145155A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 パイオニア株式会社 画像描画装置及び光軸補正方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337287A (ja) * 2000-03-21 2001-12-07 Noritsu Koki Co Ltd レーザビーム走査ユニット及び写真処理装置
US6697094B2 (en) * 2001-05-14 2004-02-24 Lexmark International, Inc. Method and apparatus for locating the process postion of a scan line in an electrophotographic machine
JP2006323159A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Sharp Corp 光走査装置及び画像形成装置
JP2007216656A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Toshiba Corp 露光装置における光源ユニットおよび露光装置における光軸調整方法
JP2008026708A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置
WO2013145155A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 パイオニア株式会社 画像描画装置及び光軸補正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6437816B1 (en) Laser exposure unit including plural laser beam sources differing in wavelengths
JPS63503589A (ja) レーザプリンタ
JPH0868956A (ja) 2ビーム光走査装置を有する画像形成装置
JP2676518B2 (ja) 走査光学装置
EP1498840A2 (en) Light beam control in an image exposure apparatus
JPS63142316A (ja) 半導体レ−ザアレイ光源装置及び同光源装置を使用したレ−ザスキヤナ
JPH07111510B2 (ja) 画像走査記録装置
JPH10117042A (ja) カラー画像形成装置
JP4136616B2 (ja) マルチビーム走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
US5574491A (en) Apparatus spot position control in an output device employing a linear array of light sources
JPH0477273A (ja) 画像形成装置
JPH1010447A (ja) 光走査装置
JP2749734B2 (ja) 画像記録装置
JPS6115119A (ja) レ−ザプリンタ
JP2863664B2 (ja) 画像記録装置
JPH05232605A (ja) 立体画像記録方法および立体画像記録装置
JP2001100135A (ja) 走査光学装置
JPH04264416A (ja) 画像形成装置の光学装置
JP2719064B2 (ja) 画像記録装置
US5302972A (en) Method of setting density for image recording apparatus
JPH10319336A (ja) マルチビーム光源装置およびこれを用いた光偏向走査装置
JP3775242B2 (ja) レーザ露光装置及び写真処理装置
JP3783586B2 (ja) 露光装置
US7256812B2 (en) Laser exposing apparatus
JPH11167146A (ja) ラインセンサカメラの光軸合わせ方法、その装置及びその装置を備えたラインセンサカメラ