JPH10115874A - 感光材料に関する情報伝達方法 - Google Patents

感光材料に関する情報伝達方法

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JPH10115874A
JPH10115874A JP26971596A JP26971596A JPH10115874A JP H10115874 A JPH10115874 A JP H10115874A JP 26971596 A JP26971596 A JP 26971596A JP 26971596 A JP26971596 A JP 26971596A JP H10115874 A JPH10115874 A JP H10115874A
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Kazuo Shioda
和生 塩田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の出荷時に、この感光材料の識別情
報と補正情報とを、出荷先へ伝送しておくことにより、
キャリブレーションに必要な情報を予め感光材料に対応
付けて記憶しておくことができ、かつ各機器から出力さ
れる感光材料の識別情報に基づいて、迅速に補正情報を
得る。 【解決手段】 キャリブレーション用データを製造元か
ら受け取ることによって、プリンタ74で実際に露光処
理を行って色、濃度調整を行うことなく、例えば、LU
T(ルックアップテーブル)等からデータを読み出して
演算するのみで、フィルム種、印画紙種に拘らず、適正
な露光処理を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー写真フィルム
やカラー印画紙等の感光材料を、プリント処理等を行う
場合、該感光材料の特性によって変化するカラーバラン
ス、色再現性等の特性を補正するための情報を、感光材
料とは別に、かつ感光材料と対応付けて出荷先へ伝達す
るための感光材料に関する情報伝達方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】画像処
理、例えば写真プリンタでは、ネガフィルムをネガキャ
リアに装填し、光源から出力され、このネガフィルムを
透過した透過光を感光材料上に結像し、露光する。
【0003】この場合、ネガフィルムに記録された画像
の情報を読み取って、各色毎に設定し、光源とネガフィ
ルムとの間に調光フィルタ等を挿入することによって、
露光量の設定を行っている。
【0004】ところで、この露光量の設定は、基準とな
る露光量に対して、予め定められた段階的な補正によっ
て行われるため、基準となる露光量が正確でないと、適
正な露光量を得られなくなる。このため、写真プリンタ
等の機器では、キャリブレーション(補正)を事前に行
って、適用されるネガフィルムや感光材料に対する基準
となる露光量を定めるようにしている。
【0005】キャリブレーションは、所謂目玉ネガ等を
用い、実際に数段階の露光量やカラーバランスで露光
し、機械的又はオペレータの目視判断によって調整する
ことを繰り返し行うため、非常に手間がかかり、作業性
の低下に繋がる。このため、本来であれば、短い周期で
定期的に行うべきところを、感光材料のロット単位等比
較的長い周期で行うことが多い。
【0006】また、デジタルプリント系では、ネガフィ
ルムの画像をデジタル的に読み取るスキャナー、このス
キャナーで読み取った画像データに基づいて様々な処理
を行う画像処理装置、画像処理装置で画像処理された画
像データに基づいてデジタルプリントするプリンタ等、
一連のプリント処理で複数の機器を必要とし、それぞれ
のキャリブレーションが必要であり、個々に行うとキャ
リブレーションによって得られた情報自体に差が生じる
こともある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、感光材料の出
荷時に、この感光材料の識別情報と補正情報とを、出荷
先へ伝送しておくことにより、キャリブレーションに必
要な情報を予め感光材料に対応付けて記憶しておくこと
ができ、かつ各機器から出力される感光材料の識別情報
に基づいて、迅速に補正情報を得ることができる感光材
料に関する情報伝達方法を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、予め定められたテストパターン画像と、このテスト
パターン画像に基づいてプリントした画像と、に差を生
じさせる要因となる特性の補正情報を、適用される感光
材料毎に識別情報と共に記憶しておき、感光材料を用い
てプリントを含む画像処理を行う出荷先へ、該感光材料
の識別情報と補正情報とを通信回線によって伝送し、該
出荷先のデータ記憶装置へ登録することを特徴としてい
る。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、例えば感
光材料製造元では、この感光材料の補正情報を作成す
る。すなわち、カラー印画紙であれば、RGB特性、色
再現性、粒状性、温度・湿度特性を予め求め、これらの
特性に基づいて、出荷先の処理機器でのキャリブレーシ
ョンに必要な情報として使用可能な形態で作成し、該カ
ラー印画紙の識別情報と対応付けて記憶しておく。
【0010】この補正情報の作成は、従来通り、目玉ネ
ガ等を用いて実際に露光を繰り返して行う。
【0011】出荷の際には、感光材料の配送とは別に、
通信回線によって該感光材料の識別情報と補正情報とを
出荷先へ伝送する。出荷先では、この伝送された感光材
料の識別情報と補正情報を記憶しておく。
【0012】これにより、該感光材料を処理機器で使用
する場合に、識別情報に基づいて補正情報を迅速に得る
ことができる。この得られた補正情報があれば、あとは
各処理機器の特性との調整を図ればよく、実際に露光を
繰り返すような作業が不要で、計算のみによって、容易
にキャリブレーションが終了させることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記同一の識別
情報を持つ感光材料の生産中止、仕様変更があった場合
に、該出荷先のデータ記憶装置内に登録された情報の抹
消、編集を行うことを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、出荷先で
は、感光材料の識別情報と補正情報とを伝送するのみで
はなく、例えば以前に出荷した感光材料の生産が中止さ
れた場合は、識別情報と共に生産中止である旨の情報を
伝送する。これにより、出荷先のデータ記憶装置内の不
要なデータを抹消することができる。また、同様に仕様
変更があった場合には、出荷先のデータ記憶装置内のデ
ータの更新を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、本発明のキャリブレー
ション用データ伝達方法が適用された写真処理システム
が示されている。
【0016】このシステムは、感光材料(本実施形態で
は、以下、感光材料としてカラーネガフィルム10と、
カラー印画紙12と、を例に挙げて説明する。)を製造
し、出荷する側(製造元)と、顧客からDPEを依頼さ
れたカラーネガフィルム10と製造元から受け取ったカ
ラー印画紙12を用いて画像処理を行う側(出荷先)
と、で構成されている。 (製造元)図1に示される如く、製造したカラーネガフ
ィルム10には、それぞれ識別コード14が付されてお
り、この識別コード14は、通常、フィルムタイプを示
すDXコードと、製造ロット番号を示すコードである。
同一の製造ロット間では、カラーネガフィルム10の各
種特性は一致しており、このため、識別コード毎にカラ
ーネガフィルム10の各種特性を測定すればよい。
【0017】図1に示されるピースネガ(カラーネガフ
ィルム10を短く切断した一片)10Aは、フィルム特
性測定機16に装填され、まず識別コード入力部17で
識別コード14が入力されると共に、画像記録部19で
基準となる画像とロット番号(例えば、グレー画像とロ
ット番号)が記録される(現像処理を含む)。
【0018】次に、フィルム特性測定機16に装填さ
れ、画像が記録されたピースネガ10Aは、画像読取部
18へと搬送され、画像濃度が読み取られるようになっ
ている。
【0019】画像読取部18で読み取られたピースネガ
10Aに記録された画像の濃度データは、コントローラ
20に送られ、RGB特性、色再現性、粒状性の各特性
が演算される。
【0020】一方、カラー印画紙12は、ロール状に巻
き取られ、かつマガジン22に装填された状態で出荷さ
れるため、このマガジン22に付与されたマガジンコー
ド24毎に各種特性を測定すればよい。
【0021】図1に示されるカラーシートペーパ(ロー
ル状のカラー印画紙12を短く切断した一片)12A
は、ペーパ特性測定機26に装填され、まずマガジンコ
ード入力部27でマガジンコード24が入力されると共
に、画像記録部29で所謂目玉ネガを基に露光されるよ
うになっている。なお、目玉ネガには、アンダー、ノー
マル、オーバー、スーパーオーバーの4種類があり、そ
れぞれの目玉ネガに基づいて露光がなされる(現像処理
を含む)。
【0022】次に、ペーパ特性測定機26に装填された
カラーシートパーパ12Aは、画像読取部28へと搬送
され、画像が読み取られるようになっている。
【0023】画像読取部28で読み取られたカラーシー
トペーパ12Aに記録された画像のデータは、コントロ
ーラ30に送られ、RGB特性、色再現性、粒状性、温
度・湿度特性の各特性が演算される。
【0024】フィルム特性測定機16及びペーパ特性測
定機26で測定された各種データは、データ変換機32
へ供給される。
【0025】データ変換機32では、画像処理を行う各
種機器で行うキャリブレーション用データを作成するよ
うになっており、その基となるデータが、前記フィルム
特性測定機16及びペーパ特性測定機26で測定された
各種データである。
【0026】データ変換機32で演算、作成されたキャ
リブレーション用データは、記憶装置34に識別コード
14又はマガジンコード24の何れかとロット番号とに
対応付けられて記憶されるようになっている。この記憶
装置34には、メモリコントローラ36を介して送信制
御ユニット38が接続されており、これに対して出荷先
には、受信制御ユニット40がそれぞれ設けられてい
る。この送信制御ユニット38に制御されて必要なキャ
リブレーションデータが送信され、指定された受信制御
ユニット40で受信するようになっている。 (出荷先)出荷先の受信制御ユニット40には、メモリ
コントローラ42を介して記憶装置44が接続されてお
り、記憶装置44内に記憶される情報は、このメモリコ
ントローラ42によって、読み出し、書き込み等編集が
可能となっている。
【0027】出荷先には、大きく分けてアナログラボシ
ステムとデジタルラボシステムとがある。
【0028】アナログラボシステムは、顧客からDPE
を依頼された撮影済カラーネガフィルムを現像し、この
カラーネガフィルム自体をプリンタのネガキャリアへ装
填する。装填されたカラーネガフィルムの画像は、光源
からの光によって透過され、その透過光が印画紙上に結
像され、露光される。露光が完了した印画紙は、現像処
理され、画像毎にカットされて、顧客へ返却される。
【0029】一方、デジタルラボシステムは、顧客から
DPEを依頼された撮影済ネガフィルムを現像した後、
フィルムスキャナへ装填し、CCDセンサ等の撮像素子
でデジタル的に画像を読み取る。読み取られた画像デー
タは、画像処理部へ送られて、必要に応じて画像処理、
例えば、撮影場所や撮影日時等の記念文字の挿入、画像
データの補正等がなされた後、プリンタへ送られる。プ
リンタでは、画像データに応じて、レーザビームを走査
して、印画紙へ画像を記録する。画像記録後は、そのま
ま湿式現像してもよいし、他のシートに転写する等の乾
式現像を行ってもよい。
【0030】図2及び図3には、上記出荷先の一例とし
て、デジタルラボシステムの概略図が示されている。
【0031】図2に示される如く、フィルムスキャナ4
6には、一対のリール装填軸48、50が設けられ、一
方には、空リール52が取付けられている。また、他方
には、顧客からDPEを依頼された複数のカラーネガフ
ィルム10が接続されロール状に巻き取られたリール5
4が取付けられるようになっている。
【0032】このリール54の最上層のカラーネガフィ
ルム10の先端は、ローディング装置によって、複数の
案内ローラ56に案内され、装置の所定箇所を通過した
状態で、空リール52に巻き付けられるようになってい
る。
【0033】フィルムスキャナ46の中央部には、ネガ
キャリア58が配設されており、カラーネガフィルム1
0をコマ送りする機構が設けられている。ネガキャリア
58には、矩形状の開口部60が設けられ、その下部に
は光源62、拡散ボックス64が配設され、開口部60
に位置するカラーネガフィルム10の画像コマを透過す
る構造となっている。開口部60の上部には、結像レン
ズ66を介してCCDセンサ68が配設されており、前
記カラーネガフィルム10の透過光が受光面に結像され
るようになっている。CCDセンサ68で読み取られた
画像データは、記憶媒体70に記憶され、この記憶媒体
70を介して、画像処理装置72へ送られるようになっ
ている。
【0034】画像処理装置72では、記憶媒体70に記
憶された画像データを、記憶装置44に記憶されたキャ
リブレーション用データに基づいて色、濃度の補正を行
ったり、記念文字(撮影場所、撮影日時等)の上書きが
なされ、編集、更新された画像データが再度記憶媒体7
0に記憶され、この記憶媒体70は、プリンタ74へ送
られるようになっている。なお、記憶媒体70を使用せ
ず、ケーブル等を介してデータを転送してもよい。
【0035】図3に示される如く、プリンタ74には、
RGBの3色に対応する半導体レーザ76が配設され、
その出力側には、それぞれレンズ77を介してポリゴン
ミラー78が配設されている。ポリゴンミラー78は、
複数の反射鏡面を持ち、高速で回転するものであり、そ
れぞれの反射鏡面でレーザビームが反射され、ポリゴン
ミラー78の回転で偏向される(主走査)。
【0036】一方、カラー印画紙12は、複数のローラ
対80に挟持されており、このローラ対80の駆動力で
前記レーザビームの走査面上を通過するように等速度で
平面的に移動するようになっている(副走査)。この主
走査、副走査するレーザビームを前記記憶媒体70に記
憶された画像データに基づいて変調することによって、
カラー印画紙12上に画像が形成されるようになってい
る。その後現像処理を行うことによって、画像が顕像化
される。
【0037】上記構成のラボシステムにおいて、適用す
るカラーネガフィルム10やカラー印画紙12の特性、
並びに機器の特性に基づいてキャリブレーションを行う
必要がある。
【0038】ここで、本実施の形態の画像処理装置72
は、前記メモリコントローラ42に接続されており、記
憶装置44内のデータを読み書きすることができる。
【0039】記憶装置44内には、製造元から送られて
いるキャリブレーション用データが記憶されている。
【0040】フィルムスキャナ46では、フィルム1本
毎に識別コード14が読み取られ、この識別コード14
をメモリコントローラ42へ出力するようになってい
る。メモリコントローラ42では、供給された識別コー
ド14に対応付けられたキャリブレーション用データを
読み出し、画像処理装置42へ送出する。
【0041】プリンタ74では、適用されるカラー印画
紙12が収容されているマガジンコード24をメモリコ
ントローラ42へ出力する。これにより、このマガジン
コード24に対応するキャリブレーション用データが読
み出され、画像処理装置72へ出力する。
【0042】このキャリブレーション用データを受け取
ることによって、フィルムスキャナ46から送られる画
像データを、キャリブレーション用データで補正するこ
とができ、かつプリンタ74で適用されるカラー印画紙
12に適合する補正を実際に露光処理を行って色、濃度
調整を行うことなく演算のみで行うことができる。
【0043】以下に本実施の形態の作用を説明する。本
システムでは、データ作成、データ送受信、データ活用
の3手順があり、それぞれ、図4乃至図6のフローチャ
ートに従い説明する。 (データ作成)まず、カラーネガフィルム10の特性測
定ルーチンを図4に従い説明する。
【0044】ステップ100では、ピースネガ10Aが
装填されたか否かが判断され、肯定判定されるとステッ
プ102で識別コード14の入力を待つ。この識別コー
ド14の入力があると、ステップ102で肯定判定さ
れ、ステップ104へ移行する。
【0045】ステップ104では、基準画像(例えば、
グレー画像)を記録し、現像処理することにより、顕像
化する。この顕像化された画像に基づいて、ステップ1
06では、RGB特性、色再現性、粒状性の各特性を測
定する。
【0046】次のステップ108では、測定された各特
性データに基づいて、キャリブレーション用データを作
成し、次いでステップ110において識別コード14と
共にこのキャリブレーション用データを記憶装置34に
記憶する。
【0047】ステップ112では、装填されているピー
スネガ10Aを排出し、次いでステップ114で次のカ
ラーネガフィルム10を継続して測定するか否かが判断
され、肯定判定された場合には、ステップ100へ戻
り、否定判定された場合にはこのルーチンは終了する。
【0048】次に、カラー印画紙12の特性測定ルーチ
ンを図5に従い説明する。ステップ150では、カラー
シートペーパ12Aが装填されたか否かが判断され、肯
定判定されるとステップ152でマガジンコード24の
入力を待つ。このマガジンコード14の入力があると、
ステップ152で肯定判定され、ステップ154へ移行
する。
【0049】ステップ154では、基準画像(例えば、
グレー画像)を記録し、現像処理することにより、顕像
化する。この顕像化された画像に基づいて、ステップ1
56では、RGB特性、色再現性、粒状性 、温度・湿
度特性の各特性を測定する。
【0050】次のステップ158では、測定された各特
性データに基づいて、キャリブレーション用データを作
成し、次いでステップ160においてマガジンコード1
4と共にこのキャリブレーション用データを記憶装置4
4に記憶する。
【0051】ステップ162では、カラーシートペーパ
12Aを排出し、次いでステップ164で次のカラーシ
ートペーパ12Aを継続して測定するか否かが判断さ
れ、肯定判定された場合には、ステップ150へ戻り、
否定判定された場合にはこのルーチンは終了する。 (データ送受信)図6には、送信制御ユニット38と特
定の受信制御ユニット40との間でデータを送受信する
ためのデータ送受信制御ルーチンが示されている。
【0052】ステップ200では、送信先が決定したか
否かが判断され、肯定判定されると、ステップ202へ
移行して送信先への呼出しが実行される。ステップ20
4では、送信先から応答があったか否かが判断され、応
答ありと判定されると、ステップ212で回線を接続す
る。なお、応答がない場合には、再発呼を所定回数繰り
返し、それでも応答がない場合には、ビジーメッセージ
を出力しこのルーチンは終了する(ステップ206、2
08、210)。
【0053】ステップ212で回線が接続されると、ス
テップ214でデータ送信が開始され、一連のデータ送
信が完了した時点で、ステップ216ではデータ送信完
了通知を送信する。次のステップ218では、受信完了
通知があったか否かが判断され、否定判定の場合は、ス
テップ220でエラーメッセージを出力し、このルーチ
ンは終了する。また、ステップ218で肯定判定される
と、ステップ222へ移行して継続して送信するデータ
があるか否かが判断され、肯定判定されるとステップ2
14へ移行して上記工程を繰り返す。一方、ステップ2
20で否定判定されると、ステップ222で終了通知を
出力する。この終了通知に対してステップ224で応答
ありと判断されると、ステップ226へ移行して回線を
切断し、処理は終了する。また、ステップ224で否定
判定された場合は、ステップ228でエラーメッセージ
を出力して処理は終了する。なお、出荷側の受信制御ユ
ニット40で受信したキャリブレーション用データは、
メモリコントローラ42によって記憶装置454記憶さ
れる。
【0054】また、既に送信したデータの抹消、更新等
の編集も識別符号(識別コード14、マガジンコード2
4を送信することにより、出荷側のメモリコントローラ
42を制御して、記憶装置44から該識別コード14又
はマガジンコード24に対応するキャリブレーション用
データを容易に読み出すことができる。
【0055】上記データの送受信の通信は、NTTのネ
ットワークサービスを利用するのが最も一般的であり、
専用線を使用してもよいし、一般電話回線、ISDNを
使用してもよい。 (データ活用)フィルムスキャナ46は、フィルム1本
毎に識別コード14が読み取られ、この識別コード14
をメモリコントローラ42へ出力する。メモリコントロ
ーラ42では、供給された識別コードに対応付けられた
キャリブレーション用データを読み出し、画像処理装置
72へ送出する。このキャリブレーション用データを得
ることによって、フィルムスキャナ46で読み取った画
像データのフィルム種の違いによる色バランス、濃度等
を補正することができる。
【0056】プリンタ74は、適用されるカラー印画紙
12収容されているマガジンコード24をメモリコント
ローラ42へ出力する。このマガジンコード24に対応
するキャリブレーション用データが読み出され、画像処
理装置72へ送られ、フィルムスキャナ46から送られ
ている画像データに対して、適用されるカラー印画紙種
による、特性変化分を補正することができ、この補正さ
れたデータをプリンタ74へ送ることによって、適正な
露光処理を行うことができる。
【0057】このように、キャリブレーション用データ
を製造元から受け取ることによって、プリンタ74で実
際に露光処理を行って色、濃度調整を行うことなく、例
えば、LUT(ルックアップテーブル)等からデータを
読み出して演算するのみで、フィルム種、印画紙種に拘
らず、適正な露光処理を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
に関する情報伝達方法は、感光材料の出荷時に、この感
光材料の識別情報と補正情報とを、出荷先へ伝送してお
くことにより、キャリブレーションに必要な情報を予め
感光材料に対応付けて記憶しておくことができ、かつ各
機器から出力される感光材料の識別情報に基づいて、迅
速に補正情報を得ることができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリブレーション用データ伝達方法
が適用された写真処理システムの概略図である。
【図2】本実施の形態に係るフィルムスキャナの概略図
である。
【図3】本実施の形態に係るプリンタの概略図である。
【図4】フィルム特性データ作成ルーチンを示す制御フ
ローチャートである。
【図5】印画紙特性データ作成ルーチンを示す制御フロ
ーチャートである。
【図6】データ送受信制御ルーチンを示す制御フローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 カラーネガフィルム 12 カラー印画紙 14 識別コード 16 フィルム特性測定機 24 マガジンコード 26 ペーパ特性測定機 32 データ変換機 34 記憶装置 38 送信制御ユニット 40 受信制御ユニット 44 記憶装置 46 フィルムスキャナ 72 画像処理装置 74 プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められたテストパターン画像と、
    このテストパターン画像に基づいてプリントした画像
    と、に差を生じさせる要因となる特性の補正情報を、適
    用される感光材料毎に識別情報と共に記憶しておき、 感光材料を用いてプリントを含む画像処理を行う出荷先
    へ、該感光材料の識別情報と補正情報とを通信回線によ
    って伝送し、該出荷先のデータ記憶装置へ登録すること
    を特徴とした感光材料に関する情報伝達方法。
  2. 【請求項2】 前記同一の識別情報を持つ感光材料の生
    産中止、仕様変更があった場合に、該出荷先のデータ記
    憶装置内に登録された情報の抹消、編集を行うことを特
    徴とする請求項1記載の感光材料に関する情報伝達方
    法。
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