JPH10115575A - 液晶表示パネルの検査装置 - Google Patents

液晶表示パネルの検査装置

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Publication number
JPH10115575A
JPH10115575A JP28734396A JP28734396A JPH10115575A JP H10115575 A JPH10115575 A JP H10115575A JP 28734396 A JP28734396 A JP 28734396A JP 28734396 A JP28734396 A JP 28734396A JP H10115575 A JPH10115575 A JP H10115575A
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JP
Japan
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path changing
optical path
liquid crystal
crystal display
display panel
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Application number
JP28734396A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kosaka
裕 小坂
Kamihito Oishi
上人 尾石
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Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査装置の高さ寸法を小さくするとともに、
撮像状態の修正作業を容易にすることにある。 【解決手段】 液晶表示パネルの検査装置は、液晶表示
パネルを配置する測定ステージと、該測定ステージに配
置された液晶表示パネルを撮像するテレビカメラと、液
晶表示パネルからの光をテレビカメラに向ける光反射面
を有する光路変更手段と、該光路変更手段に対する光の
入射角および反射角を変更可能に光路変更手段を支持す
る支持手段とを含む。支持手段は、光路変更手段を光反
射面と直交する軸線に対して交差するとともに互いに交
差する方向へ伸びる第1および第2の軸線の周りに角度
的に回転可能に支持し、第1および第2の軸線の周りに
おける光路変更手段の回転位置を第1および第2の調整
機構により別々に調整する。これにより、テレビカメラ
による撮像状態を修正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
良否を検査する装置に関に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの欠陥は、点欠陥、線欠
陥、班欠陥、色度欠陥等、多種多様に存在することが知
られている。これらの欠陥は、液晶表示パネルを駆動さ
せてその液晶表示パネルからの光を利用して検査され
る。
【0003】このような液晶表示パネルの自動検査装置
は、一般に、液晶表示パネルを測定ステーションに水平
の状態に載置し、その液晶表示パネルを駆動させつつ、
その液晶表示パネルをその上方からテレビカメラで撮影
すなわち撮像し、そのテレビカメラの出力信号をコンピ
ュータで処理することにより検査する。
【0004】しかし、従来の自動検査装置では、テレビ
カメラを測定ステージの上方に設けているから、検査装
置の高さ寸法が大きい。特に、大型の液晶表示パネル用
の検査装置のように、テレビカメラの視野を広くしなけ
ればならない検査装置においては、測定ステージとテレ
ビカメラとの間の寸法が大きくなるから、検査装置の高
さ寸法が建築物の一階分の高さ寸法より大きくなり、建
造物を改造しなければならない。
【0005】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、検査装置の
高さ寸法を小さくするとともに、撮像状態の修正作業を
容易にすることにある。
【0006】
【解決手段、作用、効果】本発明の液晶表示パネルの検
査装置は、液晶表示パネルを配置する測定ステージと、
該測定ステージに配置された液晶表示パネルを撮像する
テレビカメラと、前記液晶表示パネルからの光を前記テ
レビカメラに向ける光反射面を有する光路変更手段と、
該光路変更手段に対する光の入射角および反射角を変更
可能に前記光路変更手段を支持する支持手段とを含む。
支持手段は、前記光路変更手段を前記光反射面と直交す
る軸線に対して交差するとともに互いに交差する方向へ
伸びる第1および第2の軸線の周りに角度的に回転可能
に支持する支持手段と、前記第1の軸線の周りにおける
前記光路変更手段の回転位置を調整する第1の調整機構
と、前記第2の軸線の周りにおける前記光路変更手段の
回転位置を調整する第2の調整機構とを含む。
【0007】液晶表示パネルからの光が光路変更手段に
よりテレビカメラに向けて指向されるから、テレビカメ
ラを測定ステージに関してたとえば水平方向の適宜な位
置に配置することができる。
【0008】液晶表示パネルから光路変更手段を介して
テレビカメラに達する光路長は、光路変更手段の全ての
光反射部位で同じであることが望ましい。光路変更手段
を経る光路長が光反射部位毎に異なると、テレビカメラ
による撮像画像にゆがみが生じる。
【0009】しかし、第1および第2の軸線の周りにお
ける光路変更手段の角度的回転位置を第1および第2の
調整機構により変更すると、光路変更手段に対する光線
の入射角度および反射角度が変化するから、液晶表示パ
ネルおよびテレビカメラに対する光路変更手段の姿勢が
変化し、その結果光反射部位を経る光路長が変化する。
したがって、液晶表示パネルおよびテレビカメラに対す
る光路変更手段の姿勢を第1および第2の調整機構によ
り2次元的に調整して、テレビカメラによる撮影画像を
2次元的に調整することができる。
【0010】本発明によれば、液晶表示パネルからの光
をテレビカメラに向ける光路変更手段を設けたから、テ
レビカメラを測定ステージの上方に設ける必要がなく、
したがって従来装置に比べ、装置の高さ寸法が小さくな
る。また、第1および第2の軸線の周りにおける光路変
更手段の角度的回転位置をそれぞれ調節する第1および
第2の調整機構を設けたから、テレビカメラによる撮像
状態を容易に修正することができる。
【0011】好ましい実施例においては、支持機構は、
光路変更手段を前記第1の軸線の周りに角度的に回転可
能に支持する第1の支持体と、該第1の支持体を第2の
軸線の周りに角度的に回転可能に支持する第2の支持体
とを備え、第1の調整機構は第1の軸線の周りにおける
光路変更手段の回転位置を第1の支持体に対して調整
し、第2の調整機構は第2の軸線の周りにおける光路変
更手段の回転位置を調整すべく第2の軸線の周りにおけ
る第1の調整機構の回転位置を調整する。
【0012】第1の調整機構は、第1の支持体に螺合さ
れて先端を前記光路変更手段に当接された第1の調整ね
じと、光路変更手段を第1の調整ねじの先端に押圧する
第1の弾性体とを備え、第2の調整機構は、第2の支持
体に螺合されて先端を第1の支持体に当接された第2の
調整ねじと、第1の支持体を第2の調整ねじの先端に押
圧する第2の弾性体とを備えることができる。これによ
り、簡単な支持機構および調整機構により、光路変更手
段に対する光線の入射角度および反射角度を正確に調整
することができる。
【0013】さらに、第1および第2の調整機構を操作
するときに液晶表示パネルの代わりに前記測定ステージ
に配置されるマークプレートであってテレビカメラで撮
像可能の基準マークが形成されたマークプレートと、テ
レビカメラの出力信号を用いて基準マークに対応するマ
ーク画像と基準マークとを目視可能に重ねて表示する処
理手段とを含むことができる。これにより、マーク画像
が処理手段上において基準マークと一致するように、第
1および第2の調整機構を操作することにより、テレビ
カメラによる撮影画像を正確かつ容易に調整することが
できる。
【0014】第1および第2の軸線は互いに直交する方
向へ伸びるとともに、光反射面と直交する軸線に対して
直交する方向へ伸びる軸線とすることができる。また、
光路変更手段は、光の光路を上下方向に対し角度を有す
る方向へ変更することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照するに、検査装
置10は、液晶表示パネル12を検査する本体部14
と、液晶表示パネル12を本体部14に配置しかつ本体
部14から取り除くローダ部16と、本体部14に配置
された液晶表示パネル12を自動的に検査するテスター
部18とを含む。ローダ部16は本体部14の右側に配
置されており、テスター部18は本体部14の左側に配
置されている。
【0016】本体部14は、アングル材のような複数の
鋼材と、該鋼材に複数のねじ部材により取り付けられて
内部空間を外部空間から区画する複数のパネルとにより
形成されたフレームすなわち筐体20を備える。本体部
14内には、測定ステージ22と、検査用のプローブユ
ニット24と、液晶表示パネル12からの光26の光路
を変更する光路変更手段28とが配置されている。
【0017】筐体20の前面上部は測定ステージ22お
よび液晶表示パネル12を目視するための開口とされて
おり、該開口は筐体20に蝶着された一対の扉30によ
り両開き式に開放可能に閉鎖されている。
【0018】測定ステージ22は、液晶表示パネル12
をほぼ水平の状態に支持する上向きの受け部22aを有
する。受け部22aの位置は、3次元的に(前後、左右
および上下の3方向へ)調整可能である。受け部22a
は、また、受け部22a上の液晶表示パネル12と垂直
の軸線の周りの角度的回転位置を調整可能である。受け
部22aは、液晶表示パネル12を変位不能に受ける真
空チャックのような適宜な手段により形成される。
【0019】プローブユニット24は、測定ステージ2
2の受け部22aの上側に配置されており、また液晶表
示パネル12の端子に当接される検査用の複数のプロー
ブを備えており、さらに扉30を開いて測定ステージ2
2上の液晶表示パネル12を上側から目視するための矩
形の開口を有する。
【0020】光路変更手段28は、測定ステージ22上
の液晶表示パネル12からの光26をテスター部18の
上部に向けてほぼ水平に指向させるように、筐体20の
内側に支持手段32を介して組み付けられている。光路
変更手段28は、光26の光路を90度変更する。支持
手段32に関しては、図3および図4を参照して後に説
明する。
【0021】図示の例では、測定ステージ22上の液晶
表示パネル12に垂直の軸線に対する光路変更手段28
の傾斜角度は、45度であるが、他の角度であってもよ
く、したがって光路変更手段28に対する光26の入射
角および反射角は45度以外の角度であってもよい。ま
た光路変更手段28は、図示の例では反射鏡であるが、
プリズムのような他の手段であってもよい。
【0022】ローダ部16は、カセット設置台34と、
架台36と、該架台に左右方向へ移動可能に受けられた
ロボット38とを備える。カセット設置台34は、複数
の液晶表示パネルを収容した複数のカセット40を上面
に受ける。ロボット38は、検査のたびに、検査すべき
液晶表示パネルをカセット設置台34上の適宜なカセッ
ト40から取り出して測定ステージ22に搬送し、検査
の終了した液晶表示パネルを測定ステージ22から受け
取ってカセット設置台34上の所定のカセット40に移
すまたは戻す。
【0023】テスター部18の上部には、カメラステー
ジ42が配置されている。カメラステージ42は、テレ
ビカメラ44をその光軸がほぼ水平となる姿勢に支持す
る取付部42aを有する。カメラステージ42の取付部
42aの位置は、3次元的に(前後、左右および上下の
3方向へ)調整可能である。
【0024】テレビカメラ44は、その光軸が光路変更
手段28による反射光の軸線と一致するように、光路変
更手段28から測定ステージ22上の液晶表示パネル1
2と平行の水平方向へ離れた箇所に横向きに支持されて
いる。取付部42aは、また、テレビカメラ44の光軸
の周りの回転角度すなわち角度的回転位置を調整可能で
あるとともに、上下方向へ伸びる軸線の周りの角度的回
転位置を調整可能である。
【0025】検査時、筐体20の開口が扉30により閉
鎖されて筐体20内が外部の光から遮断された状態で、
測定ステージ22上の液晶表示パネル12が駆動され
る。これにより、液晶表示パネル12からの光26は光
路変更手段28により反射されてテレビカメラ44に向
けて指向されており、液晶表示パネル12の像は光路変
更手段28によりテレビカメラ44に反射されている。
【0026】上記の状態で、テレビカメラ44が駆動さ
れて液晶表示パネル12を光路変更手段28を介して撮
影すなわち撮像する。テレビカメラ44の出力信号は、
図示しない処理回路において液晶表示パネル12の良否
の判定に用いられる。検査時、筐体20の開口が扉30
により閉鎖されているから、外部の光が筐体20内へ入
ることがなく、したがって液晶表示パネル12をテレビ
カメラ44により正しく撮像することができる。
【0027】光路変更手段28は、液晶表示パネル12
からの光26の光路をテレビカメラ44に向かう水平方
向へ変更する。これにより、テレビカメラ44を測定ス
テージ22の上方に設ける必要性をなくなり、テレビカ
メラを測定ステージの上方に設けた装置に比べ、装置の
高さ寸法が小さくなる、という利点をもたらす。しか
し、光路変更手段28は、液晶表示パネル12およびテ
レビカメラ44に対する光路変更手段28の姿勢によっ
ては、液晶表示パネル12から光路変更手段28を介し
てテレビカメラ44に達する光路長が光路変更手段28
の光反射部位毎に異なる不利益を招くおそれがある。
【0028】光路変更手段28を経る光路長が光反射部
位毎に異なると、テレビカメラによる撮像画像にゆがみ
が生じるから、光路変更手段28を経る光路長は、光路
変更手段28の全ての光反射部位で同じであることが望
ましい。しかし、実際には、測定ステージ22、光路変
更手段28およびカメラステージ42が別々に組み立て
られるから、全ての光反射部位の光路長が同じになるよ
うに、検査装置を組み立てることは難しい。
【0029】上記課題を解決するために、支持手段32
は、液晶表示パネル12およびテレビカメラ44に対す
る光路変更手段28の姿勢を2次元的に調整することが
できるように、光路変更手段28を支持する。より詳細
には、支持手段32は、図3および図4に示すように、
光路変更手段28の光反射面46と直交する軸線48と
直交しかつ互いに直交する第1および第2の軸線50お
よび52に対する回転角度を調整可能に支持する支持機
構と、第1の軸線50の周りにおける光路変更手段28
の回転位置を調整する第1の調整機構と、第2の軸線5
2の周りにおける光路変更手段28の回転位置を調整す
る第2の調整機構とを含む。
【0030】図3および図4を参照するに、支持機構
は、光路変更手段28を第1の軸線50の周りに角度的
に回転可能に支持する第1の支持体54と、該第1の支
持体を第2の軸線52の周りに角度的に回転可能に支持
する第2の支持体56とを備える。第1の調整機構は、
第1の支持体54のねじ穴に螺合されて先端を光路変更
手段28に当接する第1の調整ねじ58と、光路変更手
段28を第1の調整ねじ58の先端に押圧する第1の弾
性体60とを備える。第2の調整機構は、第2の支持体
56に螺合されて先端を第1の支持体54に当接する第
2の調整ねじ62と、第1の支持体54を第2の調整ね
じ62の先端に押圧する第2の弾性体64とを備える。
【0031】第1および第2の支持体54および56
は、それぞれ、各一対の枢軸ピン66および68により
光路変更手段28および第1の支持体54を第1および
第2の軸線50および52の周りに角度的に回転可能に
支持する。第1および第2の弾性体64および66は、
図示の例では引っ張りコイルばねであるが、圧縮コイル
ばね、ゴム等の他の弾性部材であってもよい。
【0032】支持体54への調整ねじ58のねじ込み量
を変化させると、光路変更手段28が軸線50の周りに
角度的に回転されて、軸線50の周りにおける光路変更
手段28の角度的回転位置が変化する。また、支持体5
6への調整ねじ62のねじ込み量を変化させると、支持
体54が光路変更手段28とともに軸線52の周りに角
度的に回転されて、軸線52の周りにおける支持体54
および光路変更手段28の角度的回転位置が変化する。
【0033】上記のように、第1および第2の軸線50
および52の周りにおける光路変更手段28の角度的回
転位置が変化すると、光路変更手段28に対する光26
の入射角度および反射角度が変化するから、液晶表示パ
ネル12およびテレビカメラ44に対する光路変更手段
28の姿勢が変化し、その結果光路変更手段28の光反
射部位を経る光路長が変化する。したがって、液晶表示
パネル12およびテレビカメラ44に対する光路変更手
段28の姿勢を調整ねじ58,62により2次元的に調
整することができ、その結果テレビカメラ44による撮
影画像のゆがみを容易に修正することができる。
【0034】テレビカメラの撮像状態をより容易に修正
するために、検査装置10は、図3に示すように、マー
クプレート70と、テレビカメラ44の出力信号を処理
する画像処理装置72と、画像処理装置72を再生する
モニタ74とを含む。マークプレート70は、テレビカ
メラ44で撮像可能の田の字状の基準マークを有してお
り、また調整ねじ58,62を操作するときに液晶表示
パネルの代わりに、ローダ部16により測定ステージ2
2の受け部22aに配置される。
【0035】画像処理装置72は、図5に示すように、
マークプレート70が受け部22aに配置されていると
きのテレビカメラ44の出力信号を画像処理して、マー
クプレート70の基準マークに対応するマーク画像76
とメモりに予め記憶されている基準マーク78とをモニ
タ74に目視可能に表示させるとともに、マーク画像7
6と基準マーク78とのXY座標上の差に対応する文字
をモニタ74に目視可能に表示させる。基準マーク78
は、マークプレート70が受け部22aに正しく配置さ
れているときのマークプレート70の基準マークと一致
するように記憶されている。
【0036】たとえば図5に示すように、マーク画像7
6と基準マーク78とは、両者の原点(X0 ,Y0 )を
一致させた状態で重畳した状態に表示することができ
る。また、XY座標上におけるマーク画像76と基準マ
ーク78との差は、田の字状のマークの各角部の座標値
の差(X=±α,Y=±β)として算出し、算出した値
を表示することができる。
【0037】修正時、マークプレート70がローダ部1
6により受け部22aに所定の状態に配置され、受け部
22a上のマークプレート70がテレビカメラ44によ
り撮像され、テレビカメラ44の出力信号が画像処理装
置72により処理される。これにより、たとえば、図5
(A)および(B)に示す画像がモニタ74に表示され
る。
【0038】このため、作業者は、田の字状のマークの
各角部の座標値の差がゼロになるように、調整ねじ5
8,62のねじ込み量を調整することにより、液晶表示
パネル12およびテレビカメラ44に対する光路変更手
段28の姿勢を2次元的に調整し、テレビカメラ44の
撮像状態およびテレビカメラ44による撮影画像のゆが
みを容易にかつ正確に修正することができる。
【0039】図5(A)に示すように、マーク画像76
が基準マーク78に対して大きく歪んでいるときは、マ
ーク画像76と基準マーク78を肉眼で識別可能である
から、作業者はモニタ74の画像を観察しつつ、マーク
画像76が基準マーク78に接近するように調整ねじ5
8,62により光路変更手段28の姿勢を調整すること
ができる。したがって、この場合は、マーク画像76と
基準マーク78とのXY座標上の差に対応する文字をモ
ニタ74に表示してもよいし、表示しなくてもよい。
【0040】しかし、図5(B)に示すように、マーク
画像76が基準マーク78に接近しているときは、マー
ク画像76と基準マーク78を肉眼で識別不能であるか
ら、作業者は、モニタ74に表示された座標値の差(X
=±α,Y=±β)がゼロになるように、調整ねじ5
8,62により光路変更手段28の姿勢を調整すること
ができる。
【0041】支持手段32を筐体20に組み付ける代わ
りに、支持手段32を他の手段に組み付けてもよい。ま
た、液晶表示パネル12を測定ステージ22にほぼ水平
の状態に受ける代わりに、液晶表示パネル12を測定ス
テージ22に傾斜した状態に受けるようにしてもよい。
液晶表示パネル12を測定ステージ22に傾斜した状態
に受ける検査装置80の一実施例を図6および図7に示
す。
【0042】図6および図7を参照するに、検査装置8
0は、ローダ部16を本体部14の後側に配置し、テス
ター部18を本体部14の左側に配置している。筐体2
0の前側上部は傾斜した傾斜部82とされており、傾斜
部82は測定ステージ22およびプローブユニット24
の配置位置に対応する箇所に開口を有する。プローブユ
ニット24は、測定ステージ22の受け部22aに対し
傾斜部82の開口の側に配置されている。
【0043】測定ステージ22およびプローブユニット
24は、液晶表示パネル12を受け部22aで水平線お
よび鉛直線に対して斜めに受けるように、傾斜されてい
る。受け部22aも、筐体20の傾斜部82と平行とな
るように、斜め上向きとされている。したがって、液晶
表示パネル12は前方および上方に向く状態に支持され
る。
【0044】図6および図7の実施例の場合、受け部2
2aの位置は、傾斜部82と平行の面内の互いに直交す
る2つの軸線の方向と、測定ステージ22の上面に対し
直交する軸線の方向とに3次元的に調整可能である。ま
た、受け部22aは、受け部22a上の液晶表示パネル
12と垂直の軸線の周りの角度的回転位置を調整可能で
ある。
【0045】傾斜部82の開口は、測定ステージ22お
よびプローブユニット24より大きい面積を有してお
り、また筐体20内を外部から遮光する箱状のシールド
カバー84により開閉可能に閉鎖されている。カバー8
4は、図示の例では、上部において1以上のヒンジ86
により筐体20に枢軸運動可能に組み付けられている。
しかし、カバー84を図6において、左端部、右端部、
下部、斜め上部、斜め下部等、他の部位において筐体2
0に蝶着してもよい。
【0046】光路変更手段28は、図3および図4に示
す支持手段32により、カバー84に組み付けられてい
る。このため、光路変更手段28は、第1および第2の
軸線50,52の周りの角度的回転位置を調整可能であ
る。光路変更手段28は、測定ステージ22上の液晶表
示パネル12からの光26をテスター部18の上部に向
けてほぼ水平に指向させるように、カバー84の内側に
配置されており、また光26の光路を90度変更する。
【0047】自動検査時、筐体20の開口は、図6およ
び図7に実線で示すように、カバー84により閉鎖され
ている。このため、光路変更手段28は、図6および図
7に破線で示すように、測定ステージ22に配置された
液晶表示パネル12からの光26をテレビカメラ44に
向けて指向させる第1の位置に移動されており、またそ
の液晶表示パネル12の像をテレビカメラ44に反射さ
せている。この状態で、液晶表示パネル12が駆動さ
れ、テレビカメラ44が光路変更手段28を介して液晶
表示パネル12を撮影すなわち撮像する。
【0048】目視検査時、カバー84が図7において2
点鎖線で示すようにヒンジ86の枢軸線の周りに回転さ
れて、傾斜部82の開口が開放される。これにより、光
路変更手段28が液晶表示パネル12から光路変更手段
28への入射光路から外れた第2の位置へ移動されるか
ら、測定ステージ22上の液晶表示パネル12を開口か
ら肉眼で目視し、検査することができる。カバー84
は、液晶表示パネル12を目視することを妨げない位置
に図示しない適宜なストッパにより解除可能に維持され
る。
【0049】人手による目視検査は、テレビカメラを用
いる自動検査において欠陥であるか否かの判定が困難な
場合に行ってもよいし、それ以外の場合、たとえば検査
すべき液晶表示パネルが少ない場合に行ってもよい。後
者の場合、液晶表示パネル12を人手により、測定ステ
ージ22に配置し、測定ステージ22から取り除いても
よい。また、目視検査により不良と判断された液晶表示
パネルを、ロボット38を利用することなく、人手によ
り測定ステージ22または受渡し機構から取り除いても
よい。
【0050】液晶表示パネル12およびテレビカメラ4
4に対する光路変更手段28の姿勢を既に述べたように
支持手段32により2次元的に調整することができ、し
たがって光路変更手段28に起因する撮影画像のゆがみ
を調整ねじ58,62により修正することができる。
【0051】検査装置80によれば、開口が筐体20の
前面上方に形成されており、また液晶表示パネル12が
水平線および鉛直線に対し傾斜した姿勢にすなわち開口
と対向する姿勢に支持されるから、液晶表示パネル12
を検査装置10の正面において斜め上方から目視するこ
とができ、したがって液晶表示パネル12を容易にかつ
正しく目視することができる。
【0052】支持手段32による光路変更手段28の姿
勢の調整は、検査装置の組立立てたときのみならず、受
け部22aを交換したとき、テレビカメラ44を交換し
たとき、テレビカメラの位置を変更したとき、保守点検
時等、組立後の適宜な時期ににも行うことができる。
【0053】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、光路変更手段28による光路の変更方向は、正
確な水平方向である必要はなく、斜めであってもよい。
また、検査装置50において、光路変更手段28を支持
するカバー84を、筐体20の傾斜部82に対し左右ま
たは上下の方向へ移動させるようにしてもよいし、筐体
20から取り外すようにしてもよい。さらに、軸線4
8,50,52は、それらが直交する軸線である必要は
なく、それらが互いに交差する軸線であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査装置の実施例を示す正面図で
ある。
【図2】図1の検査装置の平面図である。
【図3】光路変更手段のための支持手段の一実施例を示
す図である。
【図4】図3に示す支持手段を斜め右上方から見た図で
ある。
【図5】光路変更手段の姿勢の修正方法を説明するため
の図である。
【図6】本発明に係る検査装置の他の実施例を示す右側
面図である。
【図7】図6の検査装置の平面図である。
【符号の説明】
10,80 検査装置 12 液晶表示パネル 14 本体部 16 ローダ部 18 テスター部 20 筐体 22 測定ステージ 24 検査用のプローブユニット 26 液晶表示パネルからの光 28 光路変更手段 32 光路変更手段のための支持手段 42 カメラステージ 44 テレビカメラ 46 光路変更手段の光反射面 48 光路変更手段の光反射面に直角の軸線 50,52 第1および第2の軸線 54,56 第1および第2の支持体 58,62 第1および第2の調整ねじ 60,64 第1および第2の弾性体 84 シールドカバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルを配置する測定ステージ
    と、該測定ステージに配置された液晶表示パネルを撮像
    するテレビカメラと、前記液晶表示パネルからの光を前
    記テレビカメラに向ける光反射面を有する光路変更手段
    と、該光路変更手段に対する光の入射角および反射角を
    変更可能に前記光路変更手段を支持する支持手段とを含
    み、前記支持手段は、前記光路変更手段を前記光反射面
    と直交する軸線に対して交差するとともに互いに交差す
    る方向へ伸びる第1および第2の軸線の周りに角度的に
    回転可能に支持する支持機構と、前記第1の軸線の周り
    における前記光路変更手段の回転位置を調整する第1の
    調整機構と、前記第2の軸線の周りにおける前記光路変
    更手段の回転位置を調整する第2の調整機構とを含む、
    液晶表示パネルの検査装置。
  2. 【請求項2】 前記支持機構は、前記光路変更手段を前
    記第1の軸線の周りに角度的に回転可能に支持する第1
    の支持体と、該第1の支持体を前記第2の軸線の周りに
    角度的に回転可能に支持する第2の支持体とを備え、前
    記第1の調整機構は前記第1の軸線の周りにおける前記
    光路変更手段の回転位置を前記第1の支持体に対して調
    整し、前記第2の調整機構は前記第2の軸線の周りにお
    ける前記光路変更手段の回転位置を調整すべく前記第2
    の軸線の周りにおける前記第1の調整機構の回転位置を
    調整する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の調整機構は、前記第1の支持
    体に螺合されて先端を前記光路変更手段に当接された第
    1の調整ねじと、前記光路変更手段を前記第1の調整ね
    じの先端に押圧する第1の弾性体とを備え、前記第2の
    調整機構は、前記第2の支持体に螺合されて先端を前記
    第1の支持体に当接された第2の調整ねじと、前記第1
    の支持体を前記第2の調整ねじの先端に押圧する第2の
    弾性体とを備える、請求項2に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1および第2の調整機構
    を操作するときに液晶表示パネルの代わりに前記測定ス
    テージに配置されるマークプレートであって前記テレビ
    カメラで撮像可能の基準マークが形成されたマークプレ
    ートと、前記テレビカメラの出力信号を用いて前記基準
    マークに対応するマーク画像と基準マークとを目視可能
    に重ねて表示する処理手段とを含む、請求項1,2また
    は3に記載の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の軸線は互いに直交
    する方向へ伸びるとともに、前記光反射面と直交する軸
    線に対して直交する方向へ伸びる、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記光路変更手段は、前記光の光路を上
    下方向に対し角度を有する方向へ変更する、請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の検査装置。
JP28734396A 1996-10-11 1996-10-11 液晶表示パネルの検査装置 Pending JPH10115575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108508639A (zh) * 2018-03-27 2018-09-07 武汉华星光电技术有限公司 离线量测设备及玻璃基板的离线量测方法
WO2022141881A1 (zh) * 2020-12-28 2022-07-07 武汉精测电子集团股份有限公司 一种用于led拼接显示屏校准的色度测量方法及装置

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