JPH10113073A - 育苗方法 - Google Patents
育苗方法Info
- Publication number
- JPH10113073A JPH10113073A JP8268841A JP26884196A JPH10113073A JP H10113073 A JPH10113073 A JP H10113073A JP 8268841 A JP8268841 A JP 8268841A JP 26884196 A JP26884196 A JP 26884196A JP H10113073 A JPH10113073 A JP H10113073A
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- Japan
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- seedling
- pot
- raising
- seedlings
- seedling raising
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- Pending
Links
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Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 育苗用ポットの内部に床土を詰めて播種育苗
する場合、成育した苗をポット内から取り出すときに、
床土が崩れて確実な取り出しが困難であったが、この発
明はポット内から苗を育苗母材ごと取り出し易くするこ
とを目的とする。 【解決手段】 樹脂製あるいは紙製からなり育苗用ポッ
ト２を左右側及び前後側に所望のピッチを配して成型
し、互いに前記育苗用ポット２が連続する全体が平面視
で四角形状をしたポット苗容器１で稲や野菜の苗を育苗
するに、前記各ポット内に水溶性の不織布４や含水性の
発泡ウレタン等の育苗母材からなる所定形状をした母材
塊３を投入し、その後に種籾や野菜種の育苗種７を蒔
き、灌水あるいは養液浸漬して育苗することを特徴とし
た育苗方法。
する場合、成育した苗をポット内から取り出すときに、
床土が崩れて確実な取り出しが困難であったが、この発
明はポット内から苗を育苗母材ごと取り出し易くするこ
とを目的とする。 【解決手段】 樹脂製あるいは紙製からなり育苗用ポッ
ト２を左右側及び前後側に所望のピッチを配して成型
し、互いに前記育苗用ポット２が連続する全体が平面視
で四角形状をしたポット苗容器１で稲や野菜の苗を育苗
するに、前記各ポット内に水溶性の不織布４や含水性の
発泡ウレタン等の育苗母材からなる所定形状をした母材
塊３を投入し、その後に種籾や野菜種の育苗種７を蒔
き、灌水あるいは養液浸漬して育苗することを特徴とし
た育苗方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、稲や野菜等の育
苗方法に関するものである。
苗方法に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、実開昭５３−１５６８０８号公報に
開示されたとおり、育苗用の床土の代用として、発泡性
のウレタンフォ−ムに播種溝を形成し、苗箱内に敷設し
て播種育苗するものは公知であったが、多数の育苗用ポ
ット群が樹脂や紙で成型されたポット育苗容器で苗を育
てるものにおいて、当該育苗用ポット内に床土以外の発
泡性ウレタンのブロック等の人口育苗母材を投入して育
苗するものは見当らなかった。
開示されたとおり、育苗用の床土の代用として、発泡性
のウレタンフォ−ムに播種溝を形成し、苗箱内に敷設し
て播種育苗するものは公知であったが、多数の育苗用ポ
ット群が樹脂や紙で成型されたポット育苗容器で苗を育
てるものにおいて、当該育苗用ポット内に床土以外の発
泡性ウレタンのブロック等の人口育苗母材を投入して育
苗するものは見当らなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、育苗用ポットの
内部に床土を詰めて播種育苗するときには、成育した苗
をポット内から取り出すときに、床土が崩れて確実な取
り出しが困難であった。特に、成育が悪くて十分な根の
成長がみられない苗や野菜苗を育苗する際には細かな根
が成長しないために非常に困難であった。
内部に床土を詰めて播種育苗するときには、成育した苗
をポット内から取り出すときに、床土が崩れて確実な取
り出しが困難であった。特に、成育が悪くて十分な根の
成長がみられない苗や野菜苗を育苗する際には細かな根
が成長しないために非常に困難であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、樹
脂製あるいは紙製からなり育苗用ポット２を左右側及び
前後側に所望のピッチを配して成型し、互いに前記育苗
用ポット２が連続する全体が平面視で四角形状をしたポ
ット苗容器１で稲や野菜の苗を育苗するに、前記各ポッ
ト内に水溶性の不織布４や含水性の発泡ウレタン等の育
苗母材からなる所定形状をした母材塊３を投入し、その
後に種籾や野菜種の育苗種７を蒔き、灌水あるいは養液
浸漬して育苗することを特徴とした育苗方法とした。
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、樹
脂製あるいは紙製からなり育苗用ポット２を左右側及び
前後側に所望のピッチを配して成型し、互いに前記育苗
用ポット２が連続する全体が平面視で四角形状をしたポ
ット苗容器１で稲や野菜の苗を育苗するに、前記各ポッ
ト内に水溶性の不織布４や含水性の発泡ウレタン等の育
苗母材からなる所定形状をした母材塊３を投入し、その
後に種籾や野菜種の育苗種７を蒔き、灌水あるいは養液
浸漬して育苗することを特徴とした育苗方法とした。
【０００５】
【実施例】この発明の一例を図面に基づき詳細に説明す
る。１はポット苗容器の実施例で、合成樹脂からなり、
左右側と前後側に所定のピッチでコップ状をした育苗用
ポット２が配列されて、その相隣合うポット上部側が連
接されている。また、この育苗用ポット２の底面には根
が伸びだす孔（イ）が設けられている。そして全体とし
て前後側が長い平面視長方形状に構成されている。この
容器１は紙製であってもよく、ポット２の形状は、四角
型のものでもよい。
る。１はポット苗容器の実施例で、合成樹脂からなり、
左右側と前後側に所定のピッチでコップ状をした育苗用
ポット２が配列されて、その相隣合うポット上部側が連
接されている。また、この育苗用ポット２の底面には根
が伸びだす孔（イ）が設けられている。そして全体とし
て前後側が長い平面視長方形状に構成されている。この
容器１は紙製であってもよく、ポット２の形状は、四角
型のものでもよい。
【０００６】３は育苗母材となる母材塊で、不織布４を
矩形状の塊に成型したものであり、この母材塊３はポッ
ト２内に投入できる大きさになっている。母材塊３の他
の実施例としては、発泡ウレタン４ａを四角型に形成し
たブロックであってもよく、その他、根が容易に浸入で
きるものであればよい。５は底面に多数の水抜き孔
（ロ）を穿った育苗箱で、前記ポット苗容器１が嵌合で
きる大きさに構成されている。
矩形状の塊に成型したものであり、この母材塊３はポッ
ト２内に投入できる大きさになっている。母材塊３の他
の実施例としては、発泡ウレタン４ａを四角型に形成し
たブロックであってもよく、その他、根が容易に浸入で
きるものであればよい。５は底面に多数の水抜き孔
（ロ）を穿った育苗箱で、前記ポット苗容器１が嵌合で
きる大きさに構成されている。
【０００７】６は水耕栽培用の養液床で、肥料等が溶け
る栽培養液を溜めた床である。育苗栽培手段を説明する
と、ポット苗容器１を育苗箱５内に嵌合して、各ポット
２内に母材塊３を投入した後、種籾７を３粒〜５粒を蒔
き、灌水あるいは育苗箱ごと栽培養液の中に沈めて育苗
する。あるいは、ポット苗容器１を育苗箱５内へ入れな
いでそのまま、角ポット２内に母材塊３を投入した後、
種籾７を３粒〜５粒を蒔き、養液床６内の栽培養液内へ
底部側を沈めて栽培する。
る栽培養液を溜めた床である。育苗栽培手段を説明する
と、ポット苗容器１を育苗箱５内に嵌合して、各ポット
２内に母材塊３を投入した後、種籾７を３粒〜５粒を蒔
き、灌水あるいは育苗箱ごと栽培養液の中に沈めて育苗
する。あるいは、ポット苗容器１を育苗箱５内へ入れな
いでそのまま、角ポット２内に母材塊３を投入した後、
種籾７を３粒〜５粒を蒔き、養液床６内の栽培養液内へ
底部側を沈めて栽培する。
【０００８】野菜苗を育てる場合には、種籾７の代わり
に野菜種８を１粒蒔くとよい。このようにして育苗する
と、発芽した苗の根が母材塊３内に浸入しながら、この
母材塊３を核として根がこの塊３を取り巻きながらポッ
ト２内で伸長し、苗が育てられる。したがって、育苗さ
れた苗をポット２から取り出す場合に、母材塊３内に根
が浸入すると共のこの塊３の周りに根がかたまるため、
極めて取り出し易く、ポット２の底部の孔（イ）から機
械的に苗を押し出しても簡単に押し出せ、何れにしても
苗の機械植えが簡単で確実になる。尚、薄い可撓性の樹
脂でポット苗容器１を造る場合にポット２の底板をピン
等で押圧すると簡単に開くようにして、中心部の小さい
孔から亀裂を放射状に設けた常時閉鎖する弁型孔にして
もよい。
に野菜種８を１粒蒔くとよい。このようにして育苗する
と、発芽した苗の根が母材塊３内に浸入しながら、この
母材塊３を核として根がこの塊３を取り巻きながらポッ
ト２内で伸長し、苗が育てられる。したがって、育苗さ
れた苗をポット２から取り出す場合に、母材塊３内に根
が浸入すると共のこの塊３の周りに根がかたまるため、
極めて取り出し易く、ポット２の底部の孔（イ）から機
械的に苗を押し出しても簡単に押し出せ、何れにしても
苗の機械植えが簡単で確実になる。尚、薄い可撓性の樹
脂でポット苗容器１を造る場合にポット２の底板をピン
等で押圧すると簡単に開くようにして、中心部の小さい
孔から亀裂を放射状に設けた常時閉鎖する弁型孔にして
もよい。
【０００９】前記母材塊３の構造を、不織布４で適宜育
苗培土９を筒状に包んだ構成にし、育苗時に育苗培土９
内に種を蒔いて、ポット２と母材塊３との隙間に育苗土
１０を詰めると共に覆土１１をして育苗する。このよう
にすると、育苗される苗の根が最初は育苗培土９内に伸
長し、その後に不織布４を通過して外側の育苗土１０中
で成長してポット２と不織布４間で根が蜜生し、ポット
２内から取り出し易いポット状苗を育苗できる。
苗培土９を筒状に包んだ構成にし、育苗時に育苗培土９
内に種を蒔いて、ポット２と母材塊３との隙間に育苗土
１０を詰めると共に覆土１１をして育苗する。このよう
にすると、育苗される苗の根が最初は育苗培土９内に伸
長し、その後に不織布４を通過して外側の育苗土１０中
で成長してポット２と不織布４間で根が蜜生し、ポット
２内から取り出し易いポット状苗を育苗できる。
【００１０】前記の不織布４で適宜育苗培土９を筒状に
包んだ構成の母材塊３にに播種穴（ハ）を設け、この播
種穴（ハ）が上側になるよう育苗ポット内に投入した
後、育苗種を蒔き、この状態で灌水あるいは養液浸漬し
て適当日数育苗後、育苗用ポットと母材塊３の間隙に育
苗土１０を供給して育苗してもよい。
包んだ構成の母材塊３にに播種穴（ハ）を設け、この播
種穴（ハ）が上側になるよう育苗ポット内に投入した
後、育苗種を蒔き、この状態で灌水あるいは養液浸漬し
て適当日数育苗後、育苗用ポットと母材塊３の間隙に育
苗土１０を供給して育苗してもよい。
【００１１】
【発明の作用効果】この発明によれば、育苗される苗の
根が母材塊３を核として内部及び外部に蜜生し、ポット
内から苗を取り出す場合に非常に簡単に取り出すことが
できる。また、ポット容器を紙製にする場合にあって
は、容器としての紙が腐植しても十分形の整ったポット
状苗が得られる。
根が母材塊３を核として内部及び外部に蜜生し、ポット
内から苗を取り出す場合に非常に簡単に取り出すことが
できる。また、ポット容器を紙製にする場合にあって
は、容器としての紙が腐植しても十分形の整ったポット
状苗が得られる。
【図１】一部断面の斜面図
【図２】別例の一部断面の斜面図
【図３】要部の斜面図
【図４】別例の要部の斜面図
【図５】育苗箱の斜面図
【図６】養液床内で育苗中の斜面図
【図７】別例の養液床内で育苗中の斜面図
【図８】別例の養液床内で育苗中の斜面図
【図９】別例の要部の斜面図
【図１０】第９図の側断面図
【図１１】要部の断面図
【図１２】別例の育苗中の要部断面図
１ ポット容器 ２ 育苗用ポット ３ 母材塊 ４ 不織布 ７ 籾種 ８ 野菜種 ９ 育苗培土 １０ 育苗土 １１ 覆土１１
Claims (4)
- 【請求項１】 樹脂製あるいは紙製からなり育苗用ポッ
ト２を左右側及び前後側に所望のピッチを配して成型
し、互いに前記育苗用ポット２が連続する全体が平面視
で四角形状をしたポット苗容器１で稲や野菜の苗を育苗
するに、前記各ポット内に水溶性の不織布４や含水性の
発泡ウレタン等の育苗母材からなる所定形状をした母材
塊３を投入し、その後に種籾や野菜種の育苗種７を蒔
き、灌水あるいは養液浸漬して育苗することを特徴とし
た育苗方法。 - 【請求項２】 前記母材塊３が、不織布で適宜育苗培土
を筒上に包んだ構成になっている特許請求範囲第１項記
載の育苗方法。 - 【請求項３】 前記請求範囲第２項の母材塊３を育苗用
ポット２内に投入後、その隙間と上部に育苗土投入した
特許請求範囲第１項記載の育苗方法。 - 【請求項４】 前記請求範囲第２項の母材塊３に播種穴
（ハ）を設け、この播種穴（ハ）が上側になるよう育苗
ポット２内に投入した後、該播種穴（ハ）に育苗種７を
蒔き、この状態で灌水あるいは養液浸漬して適当日数育
苗後、育苗用ポットと母材塊の間隙に育苗土を供給して
育苗する特許請求範囲第１項記載の育苗方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8268841A JPH10113073A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 育苗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8268841A JPH10113073A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 育苗方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10113073A true JPH10113073A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17464018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8268841A Pending JPH10113073A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 育苗方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10113073A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008187901A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-21 | Kakimoto Shoji Kk | 底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを用いた底面給水育苗法 |
| CN103477847A (zh) * | 2013-09-26 | 2014-01-01 | 镇江万山红遍农业园 | 一种蔬菜穴盘育苗的方法 |
| CN114041411A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-02-15 | 广州景采园林绿化工程有限公司 | 园林绿化植物无土育苗方法 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP8268841A patent/JPH10113073A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008187901A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-21 | Kakimoto Shoji Kk | 底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを用いた底面給水育苗法 |
| CN103477847A (zh) * | 2013-09-26 | 2014-01-01 | 镇江万山红遍农业园 | 一种蔬菜穴盘育苗的方法 |
| CN114041411A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-02-15 | 广州景采园林绿化工程有限公司 | 园林绿化植物无土育苗方法 |
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