JPH10112928A - 系統連系設備の地絡検出装置 - Google Patents
系統連系設備の地絡検出装置Info
- Publication number
- JPH10112928A JPH10112928A JP8264037A JP26403796A JPH10112928A JP H10112928 A JPH10112928 A JP H10112928A JP 8264037 A JP8264037 A JP 8264037A JP 26403796 A JP26403796 A JP 26403796A JP H10112928 A JPH10112928 A JP H10112928A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- transformer
- ground fault
- operation signal
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電力会社系統における地絡電流は微小電流なの
で、配電側で微小電流による信号かノイズによる信号か
判別しにくく誤動作の恐れがあった。 【解決手段】変圧器１一次側の地絡電流器を零相変流器
５で検出した電流値によって動作する地絡過電流継電器
６Ａの動作信号と、前記変圧器二次側の電力を電力検出
器たとえば８，９Ｂで検出した電力値によって動作する
不足電力継電器７の動作信号とのＡＮＤ条件の成立によ
り、受電用遮断器３Ｓを開放して系統連系を解列する。 【効果】誤動作することなく、電力会社系統の地絡事故
を確実に検出し、系統連系を解列できるようになった。
で、配電側で微小電流による信号かノイズによる信号か
判別しにくく誤動作の恐れがあった。 【解決手段】変圧器１一次側の地絡電流器を零相変流器
５で検出した電流値によって動作する地絡過電流継電器
６Ａの動作信号と、前記変圧器二次側の電力を電力検出
器たとえば８，９Ｂで検出した電力値によって動作する
不足電力継電器７の動作信号とのＡＮＤ条件の成立によ
り、受電用遮断器３Ｓを開放して系統連系を解列する。 【効果】誤動作することなく、電力会社系統の地絡事故
を確実に検出し、系統連系を解列できるようになった。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の需要家負荷
に対して、電力会社からの買電力と自家用発電機から得
られる電力を系統連系して供給するようにした系統連系
設備の系統側地絡検出装置に関する。
に対して、電力会社からの買電力と自家用発電機から得
られる電力を系統連系して供給するようにした系統連系
設備の系統側地絡検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】平成７年末に新電気事業法が施行され、
系統連系ガイドラインが改正された。これらにより系統
連系時における保護装置の設置要件が緩和され、既設の
受電設備に自家用発電機を導入して系統連系を計画する
需要家が増えている。系統連系では、自家用発電機電源
は電力会社電源と常時並列運転される。
系統連系ガイドラインが改正された。これらにより系統
連系時における保護装置の設置要件が緩和され、既設の
受電設備に自家用発電機を導入して系統連系を計画する
需要家が増えている。系統連系では、自家用発電機電源
は電力会社電源と常時並列運転される。
【０００３】複数の需要家負荷に対して、電力会社から
の買電力と自家用発電機から得られる電力を系統連系し
て常時並列供給するようにした系統連系設備において
は、電力会社系統における地絡事故の保護として、次の
ものがある。
の買電力と自家用発電機から得られる電力を系統連系し
て常時並列供給するようにした系統連系設備において
は、電力会社系統における地絡事故の保護として、次の
ものがある。
【０００４】地絡過電圧継電器及び接地形計器用変圧
器を設置する保護方式、 電力方向（逆起電力）継電器を設置する保護方式、 地絡過電流継電器を設置する保護方式がある。なお、
この種の装置としては特開平1−114332 号公報が挙げら
れる。
器を設置する保護方式、 電力方向（逆起電力）継電器を設置する保護方式、 地絡過電流継電器を設置する保護方式がある。なお、
この種の装置としては特開平1−114332 号公報が挙げら
れる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、は、系統連系設備を有しない一般変電所に系統連
系設備を新たに追加する場合を考慮すると、接地形計器
用変圧器を増設するための設備改造費用，系統停止期間
が膨大となり、場合によっては増設スペースが確保でき
ないこともある。
て、は、系統連系設備を有しない一般変電所に系統連
系設備を新たに追加する場合を考慮すると、接地形計器
用変圧器を増設するための設備改造費用，系統停止期間
が膨大となり、場合によっては増設スペースが確保でき
ないこともある。
【０００６】は、最近の変圧器はロスが少なく逆励磁
電流が小さいため、既存の変成器および継電器では検出
感度が不足し、電力方向（逆起電力）継電器が動作しな
い恐れがある。
電流が小さいため、既存の変成器および継電器では検出
感度が不足し、電力方向（逆起電力）継電器が動作しな
い恐れがある。
【０００７】は、地絡過電流継電器は微小地絡電流で
動作する必要があるため高感度となり、誤動作する恐れ
がある。
動作する必要があるため高感度となり、誤動作する恐れ
がある。
【０００８】本発明の目的は、電力会社からの買電力と
自家用発電機から得られる電力を系統連系して常時並列
供給するようにした系統連系設備において、安価で、誤
動作することなく、電力会社系統の地絡電流を確実に検
出して系統連系を解列できる系統連系設備の地絡検出装
置を提供することにある。
自家用発電機から得られる電力を系統連系して常時並列
供給するようにした系統連系設備において、安価で、誤
動作することなく、電力会社系統の地絡電流を確実に検
出して系統連系を解列できる系統連系設備の地絡検出装
置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の系統連系設備の地絡検出装置は、変圧器一
次側を電力供給側に接続し、前記変圧器二次側を接続し
た受電線を共通母線に接続し、変圧器の一次側と二次側
との少なくとも一方側に遮断器を接続し、共通線の他方
側に自家用発電機に複数の負荷を接続した系統連系設備
において、前記変圧器一次側の地絡電流を零相変流器で
検出した電流値によって動作する地絡過電流継電器の動
作信号と、前記変圧器二次側配電線の電力を電力検出器
で検出す電力値によって動作する不足電力継電器の動作
信号とのＡＮＤ条件の成立により、遮断器を遮断して系
統連系を解列することを特徴とすることにある。
に、本発明の系統連系設備の地絡検出装置は、変圧器一
次側を電力供給側に接続し、前記変圧器二次側を接続し
た受電線を共通母線に接続し、変圧器の一次側と二次側
との少なくとも一方側に遮断器を接続し、共通線の他方
側に自家用発電機に複数の負荷を接続した系統連系設備
において、前記変圧器一次側の地絡電流を零相変流器で
検出した電流値によって動作する地絡過電流継電器の動
作信号と、前記変圧器二次側配電線の電力を電力検出器
で検出す電力値によって動作する不足電力継電器の動作
信号とのＡＮＤ条件の成立により、遮断器を遮断して系
統連系を解列することを特徴とすることにある。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図１は本発明による系統連系設
備の地絡検出装置の一実施例の概略を示す単線系統図で
あり、これは、複数の需要家負荷に対して、電力会社か
らの買電力と自家用発電機を運転して得られる電力を常
時供給するようにした電力系統である。
面を参照して説明する。図１は本発明による系統連系設
備の地絡検出装置の一実施例の概略を示す単線系統図で
あり、これは、複数の需要家負荷に対して、電力会社か
らの買電力と自家用発電機を運転して得られる電力を常
時供給するようにした電力系統である。
【００１１】変圧器１及び受電用遮断器３Ｓを接続した
受電線２Ｓを共通母線２Ｂに接続し、共通母線２Ｂの他
方側に自家用発電機４と複数の負荷１２Ａ〜１２Ｆを接
続している。３Ｇは自家用発電機４を入り切りする自家
用遮断器である。変圧器１の一次側には電力会社系統２
Ａの微小地絡電流を検出する零相変流器５と、零相変流
器５の電流値が所定値以上になると動作信号を出力する
地絡過電流継電器６Ａを設けている。変圧器１の二次側
には計器用変流器９Ｂと受電線２Ｓに接続された計器用
変圧器８，受電線２Ｓの電力が所定値以下になると動作
信号を出力する不足電力継電器７を設けている。
受電線２Ｓを共通母線２Ｂに接続し、共通母線２Ｂの他
方側に自家用発電機４と複数の負荷１２Ａ〜１２Ｆを接
続している。３Ｇは自家用発電機４を入り切りする自家
用遮断器である。変圧器１の一次側には電力会社系統２
Ａの微小地絡電流を検出する零相変流器５と、零相変流
器５の電流値が所定値以上になると動作信号を出力する
地絡過電流継電器６Ａを設けている。変圧器１の二次側
には計器用変流器９Ｂと受電線２Ｓに接続された計器用
変圧器８，受電線２Ｓの電力が所定値以下になると動作
信号を出力する不足電力継電器７を設けている。
【００１２】次に本発明の実施例の動作を説明する。
【００１３】電力会社系統２Ａにおいて地絡が発生する
と、変圧器１一次側に設けた零相変流器５が微小地絡電
流を検出し、その電流値によって地絡過電流継電器６Ａ
が動作信号を出力する。同時に電力会社系統２Ａでも微
小地絡電流を検出し、電力会社側の遮断器２Ｚが開放さ
れ、電力供給を停止する。受電線２Ｓに設けた計器用変
流器９Ｂと計器用変圧器８は、受電線２Ｓの不足電力を
検出し、その電力値によって不足電力継電器７が動作信
号を出力する。図２に示す地絡過電流継電器６Ａの動作
信号と不足電力継電器７の動作信号とのＡＮＤ回路１５
条件の成立により、受電用遮断器３Ｓを開放するように
構成したものである。受電用遮断器３Ｓが開放される
と、配電盤表面に設けた表示灯１６を点滅して地絡を表
示する。またＡＮＤ回路１５条件の成立により遮断器３
Ｐを開放してもよい。
と、変圧器１一次側に設けた零相変流器５が微小地絡電
流を検出し、その電流値によって地絡過電流継電器６Ａ
が動作信号を出力する。同時に電力会社系統２Ａでも微
小地絡電流を検出し、電力会社側の遮断器２Ｚが開放さ
れ、電力供給を停止する。受電線２Ｓに設けた計器用変
流器９Ｂと計器用変圧器８は、受電線２Ｓの不足電力を
検出し、その電力値によって不足電力継電器７が動作信
号を出力する。図２に示す地絡過電流継電器６Ａの動作
信号と不足電力継電器７の動作信号とのＡＮＤ回路１５
条件の成立により、受電用遮断器３Ｓを開放するように
構成したものである。受電用遮断器３Ｓが開放される
と、配電盤表面に設けた表示灯１６を点滅して地絡を表
示する。またＡＮＤ回路１５条件の成立により遮断器３
Ｐを開放してもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、本発明の系統連系用の地
絡検出装置によれば、安価で、誤動作することなく、電
力会社系統の地絡事故を確実に検出し、系統連系を解列
することができる。
絡検出装置によれば、安価で、誤動作することなく、電
力会社系統の地絡事故を確実に検出し、系統連系を解列
することができる。
【図１】本発明の実施例である地絡電流検出装置の構成
を示した系統回路図である。
を示した系統回路図である。
【図２】図１のブロック図である。
１…変圧器、２Ｂ…共通母線、３…受電用遮断器、４…
自家用発電機、５…零相変流器、６Ａ，６Ｂ…地絡過電
流継電器、７…不足電力継電器、８…計器用変圧器、９
…計器用変流器、１０…電力方向継電器、１１，１１
Ａ，１１Ｂ…過電流継電器、１２…負荷。
自家用発電機、５…零相変流器、６Ａ，６Ｂ…地絡過電
流継電器、７…不足電力継電器、８…計器用変圧器、９
…計器用変流器、１０…電力方向継電器、１１，１１
Ａ，１１Ｂ…過電流継電器、１２…負荷。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ // Ｈ０２Ｊ 3/38 Ｈ０２Ｊ 3/38 Ｗ (72)発明者 谷部 真之 茨城県日立市国分町一丁目１番１号 株式 会社日立製作所国分工場内
Claims (2)
- 【請求項１】変圧器一次側を電力供給側に接続し、前記
変圧器二次側を共通母線に接続し、変圧器の一次側と二
次側との少なくとも一方側に遮断器を接続し、共通線の
他方側に自家用発電機に複数の負荷を接続した系統連系
設備において、前記変圧器一次側の地絡電流を零相変流
器で検出した電流値によって動作する地絡過電流継電器
の動作信号と、前記変圧器二次側の電力を電力検出器で
検出した電力値によって動作する不足電力継電器の動作
信号とのＡＮＤ条件の成立により、遮断器を開放して系
統連系を解列することを特徴とする系統連系設備の地絡
検出装置。 - 【請求項２】上記遮断器を開放すると配電盤に設けた表
示灯に地絡を表示することを特徴とする請求項１記載の
系統連系設備の地絡検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8264037A JPH10112928A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 系統連系設備の地絡検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8264037A JPH10112928A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 系統連系設備の地絡検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10112928A true JPH10112928A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17397679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8264037A Pending JPH10112928A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 系統連系設備の地絡検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10112928A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023099827A (ja) * | 2020-12-18 | 2023-07-13 | センスネットシステム株式会社 | 検知装置 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP8264037A patent/JPH10112928A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023099827A (ja) * | 2020-12-18 | 2023-07-13 | センスネットシステム株式会社 | 検知装置 |
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