JPH10112881A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH10112881A
JPH10112881A JP8283418A JP28341896A JPH10112881A JP H10112881 A JPH10112881 A JP H10112881A JP 8283418 A JP8283418 A JP 8283418A JP 28341896 A JP28341896 A JP 28341896A JP H10112881 A JPH10112881 A JP H10112881A
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Hideya Tabeta
秀也 多辺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集中制御局と複数の端末局とを有する無線通
信システムにおいて、無駄な発信処理を防止することを
目的とする。 【解決手段】 端末局が、集中制御局および他の端末局
に制御データを送信するとともに、集中制御局および他
の端末局からの制御データを受信し、この受信した制御
データに基づいて、自端末局より電波の届く他の端末局
を管理することにより、端末局同士で電波の届かない場
合には、集中制御局に発信要求を行わないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集中制御局と複数
の端末局とを有する無線通信システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、システム全体を制御する集中
制御局と、前記集中制御局と無線により接続される複数
の端末局とを有する無線通信システムにおいては、集中
制御局と各端末局との通信に加えて、端末局同士の通信
を行うことが可能である。
【0003】ところで、特に上述のような集中制御局を
有する無線通信システムでは、各端末局はもっぱら集中
制御局の管理下において端末局同士の通信を行うもので
あった。すなわち、システム内に収容される各端末局の
位置および状態は、集中制御局によって一括管理されて
おり、集中制御局から所定の無線フレームを用いて指定
されたデータに基づいて、2つの端末局同士で無線通信
を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように端末局同士の通信の管理を一括して集中制御局に
委ねたシステムでは、各端末局の状態によっては、以下
に述べるような不都合が生じる。
【0005】例えば、図14に示すように、集中制御局
104−Aが2つの移動端末局104−B、104−C
を一括して管理する従来のシステムにおいて、集中制御
局104−Aと移動端末局104−Bの間、ならびに集
中制御局104−Aと移動端末局104−Cの間が、い
ずれも通信可能な状態であるが、移動端末局104−B
と移動端末局104−Cの間で電波が届かない状態であ
ったとする。
【0006】この場合、移動端末局104−B、104
−C同士では当然通信はできない。しかし、集中制御局
104−Aからは、各移動端末局104−B、104−
Cを認識できているため、一方の移動端末局(例えば1
04−B)から発信要求を受けた場合、通信不能である
にもかかわらず、この発信要求を受け入れ、その端末局
に無駄な発信処理を実行させてしまうことになる。
【0007】図15は、このような動作の具体例とし
て、周波数ホッピング方式による通信を行う場合の通信
手順例を示す説明図である。
【0008】まず、9001において、一方の移動端末
局104−Bからのホッピングパターン(HP)の取得
要求が行われると、集中制御局104−Aは、9002
で端末局104−Cの存在を確認し、端末局104−B
に対してホッピングパターンを割り当て通知する。
【0009】端末局104−Bは、9003でこの通知
を受け、受信したホッピングパターンを使用して端末局
104−Cに対して接続要求を送信する。ここで、相手
からの応答がない場合には、何度か接続要求を出力し、
それでも応答がない場合は、9004で通知を受けたホ
ッピングパターンを集中制御局104−Aに解放する旨
の通知を行う。
【0010】集中制御局104−Aでは、この通知を受
け、9005でホッピングパターンの解放処理を行う。
このように内線間の通信を行う場合に、集中制御局10
4−Aは、相手の端末局を認識できているため、実際に
は内線間で通信ができない場合でも、端末局に発信の処
理を行わせてしまい、無駄に周波数を出力してしまうこ
とになる。
【0011】本発明は、集中制御局と複数の端末局とを
有する無線通信システムにおいて、無駄な発信処理を防
止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、システム全
体を制御する集中制御局と、前記集中制御局と無線によ
り接続される複数の端末局とを有する無線通信システム
において、前記端末局は、集中制御局および他の端末局
に制御データを送信する送信手段と、集中制御局および
他の端末局からの制御データを受信する受信手段と、前
記受信手段により受信した制御データに基づいて、自端
末局より電波の届く他の端末局を管理する管理手段とを
有することを特徴とする。
【0013】また、前記端末局は、自端末局の端末情報
を制御データに含ませて前記送信手段により集中制御局
および他の端末局に送信する端末情報送信手段と、前記
受信手段にて受信した制御データに含まれる集中制御局
および他の端末局からの端末情報を検出する端末情報検
出手段と、検出した端末情報を記憶する端末情報記憶手
段とを有することを特徴とする。
【0014】さらに、前記端末局は、自端末局が動作状
態に移行したときに、所定時間の計時処理を行う計時手
段を有し、前記計時手段により前記所定時間の経過を検
出した場合、前記送信手段を用いて他の端末局に対し、
自端末局の端末情報を送信するものであることを特徴と
する。
【0015】また、前記端末局において、前記端末情報
に基づいて、前記所定時間の値を変化させることを特徴
とする。また、前記端末局より集中制御局および他の端
末局への通信を行う場合、相手端末局の端末情報が前記
記憶手段に記憶されている端末情報と一致しているとき
にだけ、当該端末局と通信を行うための処理を実行する
ことを特徴とする。
【0016】また、前記端末局において、他の端末局の
端末情報を記憶した後、この記憶した端末局より所定時
間以内に端末情報の送信がない場合には、当該他の端末
局の登録を削除することを特徴とする。
【0017】また、前記端末局は、自端末局の起動時
に、前記送信手段を用いて他の端末局に対し、自端末局
の端末情報を送信することを特徴とする。また、前記端
末局において、その端末の使用頻度により、自端末局の
端末情報の送信間隔を変えることを特徴とする。
【0018】さらに、前記集中制御局および各端末局
は、周波数ホッピング方式により無線通信を行うもので
あり、前記制御データは、基本ホッピングパターンを用
いて送受されることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態および実施例】以下、本実施例にお
いては、周波数ホッピング方式によるデジタル無線通信
ステムについて詳細に説明する。 (システム構成)図1は、本実施例の無線通信システム
の構成を示す説明図である。
【0020】本無線通信システムは、システム内に収容
される端末同士の通信を管理、制御する集中制御局と、
複数の端末局とから構成され、後述する無線フレームを
用いて集中制御局から指定された制御データをもとに、
通信を行う端末局同士が無線通信を行う。
【0021】なお、集中制御局には、システム内の端末
局の中から任意の1台(または2台以上)がなることが
できる。本実施例では、図1に示す無線データ端末(1
04〜109の任意の1つ)が集中制御局になるものと
する。
【0022】この無線通信システムは、公衆回線102
を収容し、システム内の端末局に公衆網通信サービスを
提供する網制御装置101と、この集中制御局または他
の端末局との間で制御データまたは音声データを交換
し、公衆回線102を介した音声通話を行うとともに、
複数の端末局間でいわゆる内線間通話を行う無線電話機
103と、集中制御局または他の端末局との間での制御
データの通信およびデータ通信を行う無線データ端末1
04〜109とを有して構成される。
【0023】なお、以下の説明において、無線電話機、
無線データ端末等の端末局を総称して無線端末110
(104〜109の総称番号)というものとする。
【0024】また、本実施例において、無線データ端末
104とは、データをバースト的に送信する機能を有す
る端末機器(データ端末)もしくはデータ入出力機器
と、無線通信を司る無線アダプタを接続したもの、また
は、それらを一体化した端末機器を指しており、例えば
図中に示すコンピュータ104、マルチメディア端末1
05、プリンタ106、ファクシミリ107、複写機1
08、LANゲートウエイ109の他に、電子カメラ、
ビデオカメラ、スキャナ等の機器が該当する。
【0025】これらの無線電話機103や無線データ端
末104は、それぞれの端末間で自由に通信を行うこと
ができると同時に、公衆網102にもアクセス可能であ
る点が本システムの大きな特徴である。
【0026】以下、その詳細構成と動作を説明する。 (1)無線電話機 図2は、無線電話機103の構成を示すブロック図であ
る。
【0027】主制御部201は、無線電話機103全体
の制御を司るものであり、メモリ202は、主制御部2
01の制御プログラムが格納されたROM(Read Only
Memory)、本無線通信システムの呼出符号(システムI
D)、無線電話機のサブIDを記憶するEEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read Only Mem
ory )、および、主制御部201の処理で端末種別情報
を記憶する等の制御のためのワークエリアを提供するR
AM(Ramdom Access Memory)等から構成されるもので
ある。
【0028】通話路部203は、送受話器208、マイ
ク209、スピーカ210の入出力ブロックとADPC
Mコーデック204のインタフェースを行うものであ
る。
【0029】ADPCMコーデック204は、通話路部
203からのアナログ音声信号をADPCM符号に変換
するとともに、ADPCM符号化された情報をアナログ
音声信号に変換するものである。
【0030】フレーム処理部(チャネルコーデック)2
05は、ADPCM符号化された情報にスクランブル等
の処理を行うとともに、これを所定のフレームに時分割
多重化するものである。このフレーム処理部205で後
述する無線フレームに組み立てられたデータが無線部を
介して主装置や目的とする端末局に伝送されることにな
る。
【0031】無線制御部206は、無線部207の送受
信および周波数切り換え、キャリア検出、レベル検知、
ビット同期を行う機能を有する。
【0032】無線部207は、フレーム処理部205か
らのデジタル情報を変調して無線送信可能な形式に変換
してアンテナに送るとともに、アンテナより無線受信し
た情報を復調してデジタル情報に変換するものである。
【0033】送受話器208は、通話するために音声信
号を入出力するものであり、マイク209は、音声信号
を集音入力するものである。スピーカ210は、音声信
号を拡声出力するものであり、表示部211は、キーマ
トリクス212より入力したダイヤル番号や公衆回線の
使用状況等を表示する。キーマトリクス212は、ダイ
ヤル番号等を入力するダイヤルキーや、外線キー、保留
キー、スピーカキー等の機能キーからなる。 (2)無線アダプタ 図3は、無線データ端末機器104〜109に接続また
は内蔵される無線アダプタの内部構成を示すブロック図
である。
【0034】同図において、301は、無線アダプタ3
02と通信ケーブルもしくは内部バスを介して接続され
る、例えばコンピュータに代表されるデータ端末や、プ
リンタ、ファクシミリに代表される周辺機器である。
【0035】無線アダプタ302の無線部303は、他
の無線アダプタの無線部等と無線信号のやり取りを行う
ものであり、詳細は後述する。
【0036】主制御部304は、制御の中枢となるCP
U、割り込み制御およびDMA(Direct Memory Acces
s)制御等を行う周辺デバイス、システムクロック用の
発振器等から構成され、無線アダプタ内の各ブロックの
制御を行う。
【0037】メモリ305は、主制御部304が使用す
るプログラムを格納するためのROM、本無線通信シス
テムの呼出符号(システムID)、無線電話機のサブI
Dを記憶するEEPROM、および、主制御部304の
処理で端末種別情報を記憶する等の制御のためのサーク
エリアを提供するRAM等から構成される。
【0038】通信i/f(インターフェース)部306
は、上述のデータ端末または周辺機器301が標準装備
する通信i/f、例えば、RS232C、セントロニク
ス、LAN等の通信i/fや、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーションの内部バス、例えば、ISAバ
ス、PCMCIAi/f等を使用して無線アダプタ30
2が通信を行うための制御を司るものである。
【0039】タイマ部307は、無線アダプタ内部の各
ブロックが使用するタイミング情報を提供する。チャネ
ルコーデック部308は、図5に示すような無線フレー
ムの組み立て、分解を行うだけでなく、CRC(Cyclic
Redundancy Check )に代表される簡易的な誤り検出処
理、スクランブル処理、無線部303の制御等を行う。
【0040】無線制御部309は、無線部303の送受
信の切り換え、周波数切り換え等を制御し、また、キャ
リア検出、レベル検出、ビット同期を行う機能を有す
る。
【0041】誤り訂正処理部310は、様々な無線環境
により通信データ中に発生するビットまたはバイト誤り
を検出もしくは訂正するものであり、送信時には、通信
データ中に誤り訂正符号を挿入してデータに冗長性をも
たせるとともに、受信時には、演算処理により誤り位置
並びに誤りパターンを算出することで、受信データ中に
発生したビット誤りを訂正する。 (3)網制御装置 図4は、網制御装置101の内部構成を示すブロック図
である。
【0042】主制御部401は、網制御装置101の全
体制御を司るものであり、メモリ402は、主制御部4
01が使用するプログラムを格納するためのROM、本
無線通信システムの呼出符号(システムID)、無線電
話機のサブIDを記憶するEEPROM、および、主制
御部401の処理で端末種別情報を記憶する等の制御の
ためのサークエリアを提供するRAM等から構成され
る。
【0043】回線i/f部403は、公衆網回線102
を収容するための給電、選択コマンド送信、直流ループ
閉結、PCM(Pulse Code Modulation) 変換等の公衆網
回線制御、選択コマンド受信、呼出コマンド送出を行う
インタフェース部である。
【0044】ADPCMコーデック部404は、公衆網
102を介して回線i/f部403が受信したアナログ
音声信号をADPCM符号に変換し、チャネルコーデッ
ク部405に転送するとともに、チャネルコーデック部
405からのADPCM符号化された音声信号をアナロ
グ音声信号に変換するものである。
【0045】チャネルコーデック部405は、ADPC
M符号化された情報について、スクランブル等の処理を
行うとともに、所定のフレームに時分割多重化するもの
であり、このチャネルコーデック部405で、後述する
無線フレームに組み立てられたデータが無線部を介して
制御局や目的とする無線端末110へ伝送されることに
なる。
【0046】無線制御部406は、無線部407の送受
信の切り替え、周波数切り替え等を制御し、また、キャ
リア検出、レベル検知、ビット同期を行う機能も有す
る。
【0047】無線部407は、チャネルコーデック部4
05からのフレーム化された情報を変調して無線送信可
能な形式に変換してアンテナに送るとともに、アンテナ
より無線受信した情報を復調してデジタル情報に処理す
るものである。検出部408は、着信検出、ループ検
出、PB信号、発信音、着信音等の各種トーンを検出す
るものである。
【0048】(無線フレームの動作)図5は、本実施例
の無線通信システムで用いるフレーム内部のチャネル構
成例を示す説明図である。
【0049】同図において、CNTはシステム制御チャ
ネルを示し、LCCHは論理制御チャネルを示し、2つ
ある音声チャネルを用いて双方向で音声データをやり取
りし、データチャネルを用いて大容量のデータ通信を行
う。また、ENDは次のフレームで周波数ホッピングす
るために周波数を変更するためのガード時間を示す。図
示のように、本システムで用いるフレームでは、フレー
ム内部が、CNT、LCCH、2つの音声チャネル、デ
ータチャネル、ENDの6つのチャネルから構成されて
いる。
【0050】図6は、各チャネルの内部構成例を示す説
明図である。
【0051】まず、CSは12.8usec分のキャリ
アセンス時間、PRはビット同期捕捉のための56ビッ
トのプリアンブル、SYNは1ダミービット+RCRで
規定する31ビットフレーム同期信号、IDはRCRで
規定する63ビットの呼び出し信号+1ダミービット、
UWは24ビットのユニークワード(バイト同期の捕捉
用)、BFは8ビットの基本フレーム番号情報(1〜2
0をサイクル)、WAはスリープモードの端末のうち、
起動させる端末局のシステムアドレスを記入するフィー
ルド、NFは次のフレームで使用する周波数情報、Re
vは隣接セルとの区別のためにエリア番号、GTはガー
ドタイム、CS0、CS1、CS2はキャリアセンス時
間、DAはシステムアドレスを記入するフィールド、シ
ステム制御チャネルのCRCはBF〜Revに対するC
RC情報、論理制御チャネルのCRCはデータに対する
CRC情報、音声チャネルのCRCはT/Rに対するC
RC情報、CFは周波数切り替え用のガードタイム、T
/Rは32kbpsのBチャネル情報を示す。なお、同
図中の数字は、ビット数を表し、各部の長さの一例を示
している。
【0052】CNTチャネルは集中制御局が毎フレーム
の開始時に送信し、集中制御局以外の局は、ビット同期
とフレーム同期を確立するため、必ずCNTチャネルを
受信する。LCCHチャネルは、端末局の初期登録時、
無線チャネル接続や無線チャネル切断、無線チャネル接
続に先だって集中制御局とホッピングパターンの割り当
て要求をやり取りしたり、無線チャネル切断時に集中制
御局とホッピングパターンの割り当て解除をやり取りす
るとき等に使用する。無線チャネルの接続や切断は、L
CCHチャネル内に設けたDAフィールドに通信を希望
する相手のシステムアドレスを記入し、直接相手とやり
取りする。
【0053】また、システムに収容されている全端末
(制御局、端末局にかかわらず)に対してデータ通信を
行う場合には、DAフィールドに全端末が認識可能なグ
ローバルアドレスを記入し、DATA部に登録要求や種
別情報等の制御データをのせ、LCCHの送信を行う。
【0054】音声チャネルは、2つある内の一方を送信
で使用し、もう一方を受信とすることで音声通話を実現
する。2つあるうちのどちらを送信で使用するかは回線
接続時にやり取りするLCCHチャネルで相手と打ち合
わせを行うことで決定する。データチャネルは回線接続
時にやり取りするLCCHチャネルで相手と打ち合わせ
を行うことで、どのようにデータ伝送を行うかを決定す
る。
【0055】(チャネルコーデック(CHC)部の構成
と動作説明)CHC部は大きく分けて、所定のフレーム
フォーマットにデータを組み立てたり、フレームを分解
するチャネルコーデック、変調/復調を行う無線部、音
声のデジタル符号化/復号化を行うADPCMコーデッ
クから構成される。
【0056】図7は、CHC部の内部構成を示すブロッ
ク図である。同図において、チャネルコーデック110
1は、音声入出力部(ヘッドセット、ハンドセット、マ
イク、スピーカ等)1102を接続したADPCMコー
デック1103と、無線部1129との間に設けられて
いる。
【0057】そして、チャネルコーデック1101は、
CPUデータバス1104が接続されるCPUバスイン
ターフェイス1105と、ADPCMコーデック110
3に接続されるADPCMインターフェイス1106
と、動作モードを設定するモードレジスタ1107と、
ホッピングパターンレジスタ1108と、フレーム番号
/次周波数番号(BF/NF)レジスタ1109と、シ
ステムIDレジスタ1110と、間欠起動端末アドレス
レジスタ1111と、LCCHレジスタ1112と、F
IFOバッファ1113とを有する。
【0058】また、タイミング生成部1114と、CN
Tチャネル組立/分解部1115と、LCCH(論理制
御チャネル)組立/分解部1116と、データ組立/分
解部1117と、音声組立/分解部1118と、フレー
ム同期部1119と、ユニークワード検出部1120
と、CRC符号化/復号化部1121と、ビット同期部
1122と、無線制御部1123と、間欠受信制御部1
124と、スクランブル/デスクランブル1125と、
無線部1129からのアナログ受信信号をデジタル信号
に変換するADコンバータ1126と、ADコンバータ
1126からの入力に基づいて受信レベルを検出し、割
り込み信号1128を出力する受信レベル検出部112
7とを有する。
【0059】以下、同図に従ってCHC部の動作の説明
を行う。
【0060】CHC部の動作タイミングの基準は、集中
制御局側チャネルコーデック1101のタイミング生成
部1114で生成される。集中制御局側では、このタイ
ミングに従ってフレームの送信を行い、フレームを受信
した端末局では、フレーム同期ワードに従ってフレーム
同期を保持する。
【0061】集中制御局側からCNTチャネルで送られ
るデータは、チャネルコーデック1101内部のレジス
タに格納されている。チャネルコーデック1101内部
にはHP(ホッピングパターン)レジスタ1108、I
Dレジスタ1110、WA(起動端末アドレス)レジス
タ1111があり、集中制御局ではCPUがこれらのレ
ジスタに必要な値を書き込む。
【0062】また、動作タイミングに同期して、フレー
ム番号/次フレーム周波数番号(BF/NF)レジスタ
1109内部の値は更新される。NFレジスタに書き込
まれる周波数番号は、CNTチャネルのホッピングパタ
ーン(第一のホッピングパターン)となっている。チャ
ネルコーデック1101は、CNTチャネルのデータを
送信するタイミングでこれらのレジスタ内のデータを読
み出し、CNT組み立て部1115でデータの組み立て
を行って無線部1129にデータを送る。
【0063】一方、端末局においては、無線部1129
からCNTチャネルでデータを受信すると、CNT分解
部1115で分解を行い、受信した各部の値を使って処
理を行う。受信したシステムIDが自局のIDレジスタ
1110に書き込まれた値と一致した場合のみ、それ以
降のデータを受信するように制御する。受信したWAが
間欠受信中に自局のWAレジスタ1111の値と一致し
た場合には、起動要求割り込みを発生する。さらに、受
信したBF、NF情報データを利用してホッピングパタ
ーンレジスタ1108のテーブルを書き換える。
【0064】なお、NFフィールドにかかれる周波数番
号は、CNTチャネルのホッピングパターンのものであ
るので、音声チャネル、データチャネルで使用するホッ
ピングパターンは、NFフィールドにかかれた周波数番
号に基づいて作成されるホッピングパターンレジスタを
時間シフトすることによって生成する構成となってい
る。
【0065】LCCHチャネルでは、送信機側端末11
0のCPUがチャネルコーデック1101内部のLCC
Hレジスタ1112に格納したデータがLCCH組立/
分解部1116で組み立てられ、所定のタイミングで無
線部に送出される。受信したLCCHデータは、LCC
H組立/分解部1116で分解し、チャネルコーデック
内部のLCCHレジスタ1112に一旦格納された後、
CPUに対して割り込みを発生し、CPUが読み取る。
【0066】音声チャネルでは、音声入出力部1102
から入力された音声がADPCMコーデック1103で
デジタル符号化された後、ADPCMインターフェイス
1106を介してチャネルコーデック1101に取り込
まれる。チャネルコーデック1101においては、音声
組立/分解部1118において入力されたデータを組み
立て、所定のタイミングで無線部1129に送出する。
【0067】逆に、無線部から受信した音声データは、
音声組立/分解部1118において分解され、ADPC
Mインターフェイス1106を介してADPCMコーデ
ック1103のタイミングで出力され、音声入出力部1
102に出力される。
【0068】データチャネルでは、CPUがデータ送信
要求を行った場合のみデータが送信される。データ送信
要求が行われている場合、チャネルコーデックのCPU
バスインタフェース1105は1バイトごとのタイミン
グでDMAリクエストを出力する。DMAリクエストに
DMAコントローラが応じてデータが書き込まれると、
データ組立/分解部1117においてデータをシリアル
に変換して所定のタイミングで無線部に送出する。
【0069】逆に、データを受信した場合には、データ
組立/分解部1117においてデータをパラレルに変換
して1バイトごとにDMAリクエストを出力し、DMA
コントローラは受信データをメモリに転送する。1フレ
ーム分のデータの転送を終了すると、CPUに対して割
り込みを発生する。
【0070】データ送信時には、必要に応じてCRC符
号生成部1121でCRC符号を生成し、CRCフィー
ルドに格納して送信する。受信側では、CRCのチェッ
クを行い、誤りの発生を検出することができる。また、
フレーム同期ワード、ユニークワード以外の全ての送信
データにはスクランブラ1125においてスクランブル
がかけられる。これは無線部に送られるデータの不平衡
性を下げるとともに、同期クロック抽出を容易にするた
めである。
【0071】逆にデータ受信時には、ユニークワードを
検出すると、そのタイミングでデスクランブラ1125
においてデスクランブルを行い、CRCチェックを行う
と同時に、各フィールドの分解部にデータを入力する。
【0072】以上のようにして、所定のフレームに従っ
た音声、データの無線伝送を行うものである。
【0073】以下、本システムの具体的動作を幾つかの
場合に分けて動作説明する。
【0074】1.電源立ち上げ時の処理 (1)電源立ち上げ時の制御局および端末局のシーケン
ス 図8は、本システムにおける電源投入時の集中制御局お
よび端末局の動作を示すシーケンスである。
【0075】S1601で電源立ち上げが行なわれ、端
末の初期化が行われると、端末は自機が集中制御局であ
るか端末局であるかを判断し、集中制御局であることを
認識すると、ホッピングパターンを決定し、同期信号、
IDホッピングパターン情報、自分のエリア番号等をフ
レームに組み立て、所定のタイミング毎にCNTフレー
ムとして出力を行う。
【0076】同様に、端末立ち上げ後、自端末が端末局
であることを認識すると、自端末のアドレスおよび受信
する制御局のエリア番号の記憶を行う。この処理が終了
すると、制御局からのCNTフレームを任意の周波数で
待つ。集中制御局からのCNTフレームを受信すると、
エリア番号を基にして、このフレーム中のNFRを基に
次の単位時間にホップする周波数を取得する。端末局
は、受信した周波数を基に受信周波数を変え、次のCN
Tフレームを待つ。端末局では、この処理を繰り返し、
集中制御局で使用しているホッピングパターンを認識し
て、これを記憶する。
【0077】端末局においてホッピングパターンの記憶
が終了すると、S1602で端末局よりLCCHフレー
ムを用いて端末局に新たに端末局として加わることを通
知する。このときLCCHフレームのDAに全ての端末
が受信するグローバルアドレスをいれ、また、データ部
には新規の登録を行うことを示すデータをいれて送信す
る。
【0078】集中制御局では、LCCHフレームを受信
し、その中のDAにグローバルアドレスがあると、デー
タ部のデータを受信し、端末局のアドレスおよび登録要
求信号があった場合は、この情報を基にして端末局アド
レスおよび端末局の種別情報を記憶し、新規に登録す
る。
【0079】この登録が終了すると、S1603で集中
制御局は新規登録した端末局に対して、集中制御局のア
ドレスをLCCHフレームを用いて通知する。端末局で
はLCCHフレームにより制御局のアドレスを受信する
と、制御局のアドレスを記憶し、この処理が終了後、S
1604で集中制御局に対してLCCHフレームを用い
て立ち上げ完了通知を行う。集中制御局で端末局からの
立ち上げ完了通知を受信すると、動作状態となり、計時
処理を行い、自端末の種別をLCCHを用いて所定時間
毎に出力する。集中制御局および他の端末局では、受信
した端末種別情報より端末種別およびアドレス情報を記
憶し、その端末局が通信可能範囲内に存在することを確
認する。
【0080】端末局では、立ち上げ完了通知を出力後
に、S1605において端末局からの発信が可能とな
る。
【0081】(2)集中制御局における電源立て上げ時
の動作 次に、図9は、集中制御局における電源投入時の動作を
示すフローチャートである。
【0082】S1701で端末の電源がONされると、
S1702で端末の初期化が行われ動作状態となる。こ
の処理の結果、S1703で端末が集中制御局であるこ
とを認識すると、S1704で自端末のID情報、アド
レス情報およびエリア情報を記憶するための処理を行
う。なお、エリア情報および端末アドレス情報を入力す
る手段としては立ち上げ時にDIPスイッチ等で設定し
ておいた値を記憶する場合や、電話機等のダイヤルキー
により入力された値を記憶する場合や、コンピュータ等
のキーボードで入力された値をバスを介して受け取り記
憶することが考えられる。
【0083】そして、このアドレス情報を受信すると、
S1705で入力された値が有効であるか否を判断し、
有効でない場合は、S1704で再度アドレス情報を記
憶する処理を行う。
【0084】また、S1705で記憶されたアドレスが
有効であることを確認すると、S1706で使用するホ
ッピングパターンを決定するための処理を行う。このと
き集中制御局は、使用可能な周波数全てをキャリアセン
スし、その中のもっとも電波状態の良い周波数を所定の
数選びホッピングパターンとする。
【0085】S1707でホッピングパターンを獲得し
た結果、使用可能な周波数が所定の数以下であった場合
は、S1711で所定の時間キャリアセンスを行ったか
を検出する。そして、所定の時間行っていない場合は、
S1706でホッピングパターンを決定するための処理
を続ける。S1711で所定の時間経過したことを検出
すると、S1712で集中制御局においてホッピングパ
ターンを決定できなかったことを画面表示や音により通
知する。
【0086】この処理後、S1713で再びホッピング
パターンを決定する要求がある場合は、S1706でホ
ッピングパターンを決定するための処理を行う。S17
13で再試行の要求がない場合は、S1712でホッピ
ングパターンを決定不可能であることを通知する。
【0087】S1707で所定のホッピングパターンを
獲得できた場合、S1708でCNTフレームを組み立
てるための処理を行う。CNTフレームは同期信号I
D、エリア番号、周波数情報を含んだフレームである。
【0088】このCNTフレームの組立が終了すると、
S1709で決定したホッピングパターンのうちの1つ
の周波数を用いてCNTフレームを送信する処理を行
い、S1710で決定したホッピングパターンを基に、
周波数を変えながらCNTフレームを送信する通常の処
理へと移行する。
【0089】(3)集中制御局における新規端末登録時
の動作 図10は、集中制御局における端末局新規登録時の動作
を示すフローチャートである。
【0090】S1801で通常の処理中に、S1802
で集中制御局がLCCHフレームを受信し、DAに自端
末または全端末宛のアドレスが入っていた場合、受信し
たLCCHフレーム中の制御データを取り出し命令を実
行する。
【0091】S1803で受信した制御データが端末局
からの登録要求であることを確認すると、S1804で
登録要求とともに送信される端末局アドレスの確認処理
を行う。なお、S1803で受信した制御データが登録
要求でない場合には、制御データの示す制御を行う。
【0092】S1804の端末局アドレス確認の結果、
S1805で端末局アドレスが正常であることを検出す
ると、S1806で集中制御局において端末局アドレス
を登録するための処理を行い、アドレス情報を記憶す
る。
【0093】また、S1805で端末局アドレスが正常
でないことを検出すると、S1810でLCCHフレー
ムで受信した登録要求を廃棄するための処理を行い、再
びS1801で通常の処理を行う。
【0094】S1806で端末局の登録が終了すると、
S1807でLCCHフレームを用いて集中制御局のア
ドレスをDATA部に入れ、また、DAに端末局のアド
レスを入れて登録が完了した端末局に送信する。
【0095】S1807で集中制御局アドレスを送信
後、S1808で登録完了した端末局からのLCCHフ
レームを用いた立ち上げ完了通知信号を確認できない場
合は、S1811で所定時間が経過したかを検出する。
そして、所定時間経過しない場合は、S1808で端末
局からのLCCHフレームを用いての立ち上げ完了通知
を待つ。
【0096】また、S1811で端末局への集中制御局
アドレス通知後、所定時間経過した場合は、S1807
で端末局に対して再びLCCHフレームを用いた集中制
御局アドレスを通知するための処理を行う。S1808
で端末局からの立ち上げ完了通知信号を検出した場合
は、S1809で端末局の新規登録完了処理を行い通常
処理へと移行する。
【0097】(4)端末局における電源投入時の動作 図11は、端末局における電源投入時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0098】S1901で端末の電源が投入されると、
S1902で端末の初期化が行われ動作状態となる。こ
の処理の結果、S1903で端末が端末局であることを
認識すると、S1904で自端末が電話端末、データ端
末、網制御端末なのかの端末種別を認識する。
【0099】この認識処理が終了すると、S1905
で、自端末のID情報、アドレス情報およびエリア情報
を記憶するための処理を行う。なお、端末局、集中制御
局の判定手段、エリア情報および端末アドレス情報を入
力する手段としては、立ち上げ時にDIPスイッチ等で
設定しておいた値を記憶する場合や、電話機等のダイヤ
ルキーにより入力された値を記憶する場合や、コンピュ
ータ等のキーボードで入力された値をバスを介して受け
取り記憶することが考えられる。
【0100】そして、アドレス情報を読み取ると、S1
906で、入力された値が有効であるかを判断し、有効
でない場合は、S1905で、再度アドレス情報を記憶
する処理を行う。
【0101】また、S1906で、記憶されたアドレス
が有効であることを確認すると、S1907で、使用す
るホッピングパターンを獲得するための処理を行う。
【0102】S1907では、集中制御局からのCNT
フレームを受信するため、任意の周波数で受信待機状態
に移る。その周波数で集中制御局からのCNTフレーム
を受信できたならば、CNTフレーム中のRev部から
エリア番号を認識し、自端末に記憶されているエリア番
号と比較を行う。
【0103】エリア番号が一致していた場合には、CN
Tフレーム中のNF部から次の単位時間にホッピングす
る周波数を取得し、端末局は、受信周波数をその周波数
ヘ移動し、次のCNTフレームを待つ。端末局は、この
動作を繰り返し、自分の所属する集中制御局を認識する
とともに、周波数のホッピングパターンを認識してこれ
を記憶する。
【0104】S1907でのホッピングパターン獲得処
理の結果、S1908で、ホッピングパターンを獲得で
きなかった場合には、S1914で、ホッピングパター
ンが獲得できなかった旨の通知を警告音や画面表示を用
いて使用者に行い、S1907でホッピングパターンを
獲得するための処理を行う。
【0105】S1908で、ホッピングパターンを獲得
したことを検出すると、S1909で、LCCHフレー
ムを用いて端末局のアドレスを集中制御局に通知するた
めの処理を行う。ここでは、LCCHフレームを用い
て、このフレーム中のDAに全端末が受信するグローバ
ルアドレスを書き込み、DATA部には登録要求および
自端末アドレスをのせて集中制御局に送信する。
【0106】この信号送信後、端末局は、S1910
で、獲得したホッピングパターンに従い周波数を変化さ
せながらLCCHフレームを受信する。そして、S19
11で、受信したLCCHフレーム中のDAに自端末と
同一のアドレスを確認できない場合には、S1915
で、自端末アドレス送信後、所定時間が経過したかを監
視する。
【0107】ここで所定時間が経過していない場合は、
集中制御局からのLCCHフレームでの集中制御局アド
レスを受信するための処理を続ける。また、S1915
で、所定時間経過したことを検出すると、S1909
で、LCCHフレームを用いて再び制御端末に対して自
端末アドレスを通知するための処理を行う。
【0108】S1911で、集中制御局からのLCCH
フレーム中のDAに自端末アドレスを検出するととも
に、DATA部に登録を示すデータを確認した場合、S
1912で、集中制御局に対してLCCHフレームのD
Aに集中制御局のアドレス、DATA部に立ち上げ完了
を示す信号をのせて、LCCHフレームを送信する。こ
の信号の出力が終了すると、S1913で間欠受信処理
へと移行する。
【0109】2.端末局の動作時の処理 (1)端末局における待ち受け時の処理 図12は、端末局における待ち受け時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0110】S2001で、端末局が間欠受信を行って
いる場合、同時にS2002で、起動時に認識した端末
の種別情報に応じてタイマにより所定時間の計時を行
う。
【0111】この時、端末局が電話端末である場合、発
信、着信が頻繁に行われるので、データ端末よりも種別
情報の送信処理の間隔を短めにする。また、網制御装置
等のAC電源を有する端末は、前記電話端末より送信間
隔をさらに短く設定する。また、データ端末において
も、使用頻度および移動するか否かにより、種別情報の
送信間隔を設定することができる。
【0112】そして、上述のようなS2001、S20
02の処理中に、この端末局に発着信要求があった場合
は、発着信処理に移行する。また、発着信要求がない場
合は、S2004で所定時間が経過したかどうか監視す
る。そして、所定時間が経過したことを検出すると、S
2005で、自端末の端末番号などを含む種別情報を他
のすべての端末に送信する。
【0113】次に、S2006で、種別情報の送信が終
了しない場合には、S2008で、その端末局で発着信
要求があるかを検出する。そして、発着信要求がある場
合には、優先的に発着信処理へと移行する。また、発着
信要求がない場合は、S2005に戻り、自端末種別情
報を送信する処理を続ける。
【0114】また、S2006で、自端末の種別情報を
送信する処理を終了したことを検出すると、S2007
でタイマをクリアし、再び所定時間の計時処理を行う。
【0115】また、S2004で、所定時間が経過して
いないことを検出すると、S2009で、他の端末より
種別情報の送信があるかを監視する。そして、他の端末
より種別情報の送信があった場合、S2010で、受信
した端末種別情報を基に、その端末の登録を行う。この
とき、送信される時間情報を同時に記憶する。この時間
情報には、送信してきた時刻および送信してきた端末の
送信間隔情報等が含まれる。
【0116】S2009で、他の端末局より種別情報の
送信がない場合、S2011で、自端末への他の端末か
らの種別情報の送信が所定時間以上ない端末の検出を前
記時間情報を基に行う。そして、自端末への他の端末か
らの種別情報の送信が所定時間以上ない端末が存在した
場合、S2012で、端末局登録削除処理を行い、この
端末の登録を削除し、この端末への送信は不能であると
認識する。
【0117】また、S2011で他の端末からの種別情
報の送信がない状態が所定時間内であった場合、S20
01で間欠受信を行う。
【0118】(2)端末局における発信時の処理 図13は、端末局における発信時の動作を示すフローチ
ャートである。
【0119】S2101で間欠受信等の通常処理中に、
S2102で端末より発信要求があった場合、S210
3で、入力された端末番号から記憶している端末種別情
報中に入力された送信先端末が存在するかどうかを確認
する処理を行う。S2104で、この送信先端末の種別
情報が登録されていることを確認すると、発信処理に移
行する。
【0120】また、S2104で、送信先端末の種別情
報が登録されていないことを検出すると、S2105で
送信処理を停止し、S2106で、表示部に発信不可表
示を行い、発信処理を行わない。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集中制御局と端末局とを有するシステムにおいて、端末
局で所定時間毎に通信可能な端末の確認を行うことによ
り、端末間の通信を行う場合に、相手端末局と通信不能
な場合の無駄な発信処理をなくし、無駄な電波の出力を
減少でき、操作性を改善できるとともに、効率のよいシ
ステムを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシステム構成を示す
説明図である。
【図2】上記実施例の無線電話機の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】上記実施例の無線アダプタの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図4】上記実施例の網制御装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図5】上記実施例で用いるフレーム内部の構成を示す
説明図である。
【図6】上記実施例で用いる各チャネル内部の構成を示
す説明図である。
【図7】上記実施例のチャネルコーデックボードを示す
ブロック図である。
【図8】上記実施例の集中制御局および端末局間の電源
投入シーケンスを示す説明図である。
【図9】上記実施例の集中制御局における電源投入時の
動作を示すフローチャートである。
【図10】上記実施例の集中制御局における端末局新規
登録時の動作を示すフローチャートである。
【図11】上記実施例の端末局における電源投入時の動
作を示すフローチャートである。
【図12】上記実施例の端末局における待ち受け時の動
作を示すフローチャートである。
【図13】上記実施例の端末局における発信時の動作を
示すフローチャートである。
【図14】従来のシステムの構成例を示す説明図であ
る。
【図15】上記従来のシステムにおける発信不可時のシ
ーケンスを示す説明図である。
【符号の説明】
101…網制御装置 102…公衆回線、 103…無線電話機、 104…コンピュータ、 105…マルチメディア端末、 106…プリンタ、 107…ファクシミリ、 108…複写機、 109…LANゲートウエイ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム全体を制御する集中制御局と、
    前記集中制御局と無線により接続される複数の端末局と
    を有する無線通信システムにおいて、 前記端末局は、集中制御局および他の端末局に制御デー
    タを送信する送信手段と、集中制御局および他の端末局
    からの制御データを受信する受信手段と、前記受信手段
    により受信した制御データに基づいて、自端末局より電
    波の届く他の端末局を管理する管理手段とを有すること
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記端末局は、自端末局の端末情報を制御データに含ま
    せて前記送信手段により集中制御局および他の端末局に
    送信する端末情報送信手段と、前記受信手段にて受信し
    た制御データに含まれる集中制御局および他の端末局か
    らの端末情報を検出する端末情報検出手段と、検出した
    端末情報を記憶する端末情報記憶手段とを有することを
    特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記端末局は、自端末局が動作状態に移行したときに、
    所定時間の計時処理を行う計時手段を有し、前記計時手
    段により前記所定時間の経過を検出した場合、前記送信
    手段を用いて他の端末局に対し、自端末局の端末情報を
    送信することを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記端末局において、前記端末情報に基づいて、前記所
    定時間の値を変化させることを特徴とする無線通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記端末局より集中制御局および他の端末局への通信を
    行う場合、相手端末局の端末情報が前記記憶手段に記憶
    されている端末情報と一致しているときにだけ、当該端
    末局と通信を行うための処理を実行することを特徴とす
    る無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 前記端末局において、他の端末局の端末情報を記憶した
    後、この記憶した端末局より所定時間以内に端末情報の
    送信がない場合には、当該他の端末局の登録を削除する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 前記端末局は、自端末局の起動時に、前記送信手段を用
    いて他の端末局に対し、自端末局の端末情報を送信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 前記端末局において、その端末の使用頻度により、自端
    末局の端末情報の送信間隔を変えることを特徴とする無
    線通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8において、 前記集中制御局および各端末局は、周波数ホッピング方
    式により無線通信を行うものであり、前記制御データ
    は、基本ホッピングパターンを用いて送受されることを
    特徴とする無線通信システム。
JP8283418A 1996-10-04 1996-10-04 無線通信システム Pending JPH10112881A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005018161A1 (ja) * 2003-08-19 2005-02-24 Keio University 無線通信装置、アドホックシステムおよび通信システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005018161A1 (ja) * 2003-08-19 2005-02-24 Keio University 無線通信装置、アドホックシステムおよび通信システム

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