JPH10112603A - 放射器取付体 - Google Patents
放射器取付体Info
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- JPH10112603A JPH10112603A JP28323196A JP28323196A JPH10112603A JP H10112603 A JPH10112603 A JP H10112603A JP 28323196 A JP28323196 A JP 28323196A JP 28323196 A JP28323196 A JP 28323196A JP H10112603 A JPH10112603 A JP H10112603A
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Abstract
2つの衛星に向ける。 【解決手段】支持金具15には第1放射器10が固定さ
れ、第1放射器10を回動中心として回動可能に可動金
具16が支持金具15に固着される。パラボラ反射器を
支柱にマウントしているマウント金具を緩めて、第1放
射器10が形成するビームを一方の衛星に向けるように
調整する。ついで、固定ボルト22を緩めて可動金具1
6を回動させて第2放射器12が形成するビームを他方
の衛星に向けるよう調整する。これにより、第1放射器
10と第2放射器12とが形成するそれぞれのビームを
2つの衛星に向けることができる。
Description
信される電波を受信するようにしたマルチビームアンテ
ナが備える放射器取付体に関するものである。
おり、複数の放送衛星からの電波を受信するには、それ
ぞれの放送衛星ごとに衛星放送受信アンテナを設置する
ようにしている。このため、複数台の衛星放送アンテナ
が必要となり、広い設置面積を必要としていた。これを
解決するために、特開平6−69722号公報に記載さ
れているようなマルチビームアンテナが提案されてい
る。このマルチビームアンテナの構成を図5(a)
(b)に示す。図5(a)はマルチビームアンテナの正
面図であり、図5(b)はその側面図である。
テナは、パラボラ反射鏡124と、パラボラ反射鏡12
4に一端が固定された放射器取付アーム117と、放射
器取付アーム117の他端に固定された取付体101
と、取付体101に固着された第1放射器102,第2
放射器107とから構成されている。また、放射器取付
アーム117は2本のステー125により補強されてパ
ラボラ反射鏡124に固着されている。
は、マスト固定金具127によりマスト126に固定さ
れている。マルチビームアンテナをマスト126に固定
する際には、マスト固定金具127に備えられている方
位角固定ボルト128を緩めて、衛星の位置する方位に
マルチビームアンテナを向け、ついで、仰角固定ボルト
129を緩めて、衛星の位置する仰角方向にマルチビー
ムアンテナを向ける。そして、仰角固定ボルト129お
よび方位角固定ボルト128を緊締することによりマル
チビームアンテナを衛星の方向に向けるようにする。
第2放射器107の構成部分を拡大して図6および図7
に示すが、図6はその斜視図、図7はその正面図であ
る。これらの図において、放射器取付アーム117の先
端にベース部材115が取付ボルトにより固定されてい
る。このベース部材115に取付体101は回動可能に
固着されている。この場合の回動中心は枢支部111で
あり、取付体101をベース部材115に対して回動す
ると、取付体101に形成された円弧状溝131内を仰
角固定子112が摺動していくようになる。そこで、円
弧状溝131の近傍に表示された仰角差表示目盛りが仰
角固定子112の位置において、マルチビームアンテナ
が設置されている都市の仰角差となるように取付体10
1を回動して、仰角固定子112を緊締する。
定ボルト129を緩めてマルチビームアンテナの方位角
および仰角を微調して、第1放射器102により2つの
衛星のうちの仰角の高い方から送信された電波を最良に
受信できるように調整する。そして、締着手段114を
緩めて第2放射器107が固着されている可動台106
を上下に移動させて第2放射器107により他方の衛星
から送信された電波が最良に受信できるように調整す
る。この時、締着手段114は取付体101の折曲部に
形成された長孔132内を摺動する。そして、調整後に
締着手段114を緊締する。これにより、第1放射器1
02および第2放射器107により、それぞれ異なる放
送衛星から送信された電波を受信することができるよう
になる。
ルチビームアンテナにおいては、2つの放射器がパラボ
ラ反射鏡の焦点位置を中心にして、取付位置が調整され
て2つの衛星から送信された電波を受信できるようにし
ている。すなわち、2つの放射器を、受信する2つの衛
星間の離隔度に応じた間隔と全国の受信地点で生じる仰
角差をもって配置する必要がある。このため、従来のマ
ルチビームアンテナにおいては、衛星間の仰角差と、放
射器を支持している支持手段に表示された受信地点を示
す目盛りによる仰角差とが一致している必要があるが、
全国の受信地点での2つの衛星の仰角差をすべて支持手
段に表示することは不可能であるという問題点があっ
た。さらに、すべての受信地点が付されていない目盛り
を参照して放射器の回転角度を設定することから、放射
器の正確な固定を行うことができず最良に受信するため
の調整が煩雑になると共に、その調整構造が複雑になる
という欠点があった。
うに2つの放射器の調整を容易に行えると共に、調整構
造の簡易な放射器取付体を提供することを目的としてい
る。
に、本発明の放射器取付体は、パラボラ反射鏡の焦点位
置近傍に位置される放射器取付体において、前記パラボ
ラ反射鏡に固定されるアームに固定されると共に、第1
コンバータが固定される支持金具と、第2放射器が固定
されるコンバータ取付部と、該コンバータ取付部から延
伸するアーム部とからなり、前記支持金具に対して回動
可能に固着される可動金具とを備え、前記可動金具のア
ーム部には第1円弧状溝および第2円弧状溝が形成され
ており、該第1円弧状溝および該第2円弧状溝にそれぞ
れ摺動可能に係合する第1係合手段および第2係合手段
が前記支持金具に固着されることにより、前記可動金具
が前記支持金具に対して回動可能とされており、前記第
1円弧状溝および前記第2円弧状溝の中心が、前記第1
放射器の中心と一致するようにしている。
1円弧状溝に摺動可能に係合する前記第1係合手段が前
記第1円弧状溝に対して半固定とされ、前記第2係合手
段が前記第2円弧状溝に対して緊締可能とされている。
さらに、前記コンバータ取付部の近傍に前記第2円弧状
溝が形成されており、該第2円弧状溝に沿って受信地域
標示部の目盛りを付すようにしている。
より受信すべき仰角の高い衛星の一方から送信された電
波を最良の状態で受信できるように調整した後に、第1
放射器を中心にして可動金具を回動させるだけで、第2
放射器を受信すべき他方の衛星から送信された電波を最
良に受信することができるように調整することができ
る。従って、第1放射器および第2放射器を2つの衛星
から送信された電波を最良の状態で受信することができ
るように容易に調整することができる。
ルチビームアンテナの構成例を図1(a)(b)に示
す。図1(a)はマルチビームアンテナの正面図であ
り、同図(b)はその側面図である。図1(a)(b)
に示すマルチビームアンテナは、パラボラ反射鏡1と、
パラボラ反射鏡1に一端が固定されたアーム3と、アー
ム3の他端に固定された2つの放射器が取り付けられる
本発明にかかる放射器取付体4と、放射器取付体4に固
着された第1放射器10,第2放射器12とから構成さ
れている。また、マルチビームアンテナはオフセットパ
ラボラアンテナとされている。
は、マウント金具5により支柱2に固定されている。マ
ルチビームアンテナを支柱2に固定する際には、マウン
ト金具5の側面に備えられているマスト取付ボルト7を
緩めて、衛星の位置する方位にマルチビームアンテナを
向け、ついで、仰角調整ボルト6を緩めて、衛星の位置
する仰角方向にマルチビームアンテナを向ける。そし
て、仰角調整ボルト6およびマスト取付ボルト7を緊締
することによりマルチビームアンテナを衛星の方向に向
けることができる。
成を詳細に図2ないし図4に示すが、図2は放射器取付
体4の正面図、図3はその一部詳細図、図4は放射器取
付体4の側面図である。これらの図に示すように、一端
がパラボラ反射鏡1に固定されたアーム3の先端に支持
金具15と一体にされたアーム取付部21が嵌合されて
支持金具15がアーム3に固定されている。この支持金
具15には第1コンバータ11が一体化された第1放射
器10が固定されている。
回動可能に固着されている。可動金具16の一端に形成
されているコンバータ取付部16−2には、第2放射器
12と一体化された第2コンバータ13が2本の給電部
固定ボルト23により固定されている。さらに、コンバ
ータ取付部16−2から延伸するアーム部16−1に
は、コンバータ取付部16−2の近傍に第2円弧状溝B
と、アーム部16−1の先端近傍に第1円弧状溝Aが形
成されている。第2円弧状溝Bには固定ボルト22が摺
動可能に係合されて、その固定ボルト22は支持金具1
5に螺着されている。また、第2円弧状溝Bに沿ってマ
ルチビームアンテナを設置する地域を示す受信地域標示
部の目盛りが付されている。
れている第1円弧状溝Aにはボルト15−2が摺動可能
に係合されており、そのボルト15−2は支持金具15
に固着されている。この第1円弧状溝Aにボルト15−
2が係合している様子を図3に示す。図3に示すように
支持金具15にはリング状突起部15−1が突出するよ
う形成されており、このリング状突起部15−1は可動
金具16に形成された第1円弧状溝Aに摺動可能に挿通
されて、第1円弧状溝Aからその先端が突出されてい
る。さらに、リング状突起部15−1の内側にはネジが
形成されており、このネジにボルト15−2が螺合され
ている。従って、ボルト15−2を支持金具15に緊締
してもボルト15−2は第1円弧状溝A内を摺動可能と
され、可動金具16は支持金具15に対して回動するこ
とができる。
第1放射器10は、第1放射器10の外形に一致する載
置溝が形成された放射器固定台17に載置されて、その
上から放射器押さえ金具18が押さえボルト19により
放射器固定台17に結合されている。これにより、放射
器押さえ金具18と放射器固定台17とで第1放射器1
0が挟持されて、支持金具15に固着されている。放射
器固定台17は図4に示すように放射器固定台取付ボル
ト20により支持金具15に固着されている。また、第
1円弧状溝Aの円弧の中心は第1放射器10の中心Oと
等しくされていると共に、第2円弧状溝Bの円弧の中心
も第1放射器10の中心Oと等しくされている。これに
より、可動金具16を回動する場合に、その回動中心が
第1放射器10の中心Oとなる。
との間隔は、受信する2つの衛星の受信点での離隔度
と、第1放射器10と第2放射器12が形成する2本の
ビームの離隔度が一致する寸法に設定されている。さら
にまた、第1放射器10で受信された信号は、第1コン
バータ11により中間周波数に変換されて、第1コネク
タ11−1からチューナに向けて出力され、第2放射器
12で受信された信号は、第2コンバータ13により中
間周波数に変換されて、第2コネクタ12−1からチュ
ーナに向けて出力される。
4を備えるマルチビームアンテナにより、2つの衛星か
ら送信された電波を受信できるように2つの放射器の取
付位置を調整する方法を説明する。まず、図1に示すマ
ウント金具5のマスト取付ボルト7と、仰角調整ボルト
6を緩めて、パラボラ反射鏡1の方位角および仰角が衛
星の方位角および仰角に一致するよう調整する。このと
き、第1放射器10が仰角の高い方の衛星から送信され
た電波を最良の状態で受信することができるようにパラ
ボラ反射鏡1の方位角および仰角を調整する。この調整
は、第1コンバータ11から出力される中間周波数に変
換された信号の強度が最大になるように行う。
16を回動させて、第2放射器12が残る方の衛星から
送信された電波を最良の状態で受信することができるよ
うに調整する。この調整は、第2コンバータ13から出
力される中間周波数に変換された信号の強度が最大にな
るように行う。また、可動金具16の回動位置の目安と
して、受信地域標示部の目盛りに付された受信地点を参
照すれば、その調整を容易に行えるようになる。本発明
にかかる放射器取付体4を備えるようにすると、このよ
うな簡易な調整を行うだけで、第1放射器10および第
2放射器12により2つの衛星から送信された電波を受
信することができるようになる。
転中心として第2放射器12を回転移動させる構造とし
たからであり、さらに、可動金具16に第1円弧状溝A
と第1円弧状溝Aに略直交する第2円弧状溝Bを設け、
第1円弧状溝Aを回転移動の中心とし、第2円弧状溝B
を回転移動のガイドとしたので、第2放射器12を安定
に移動することができる。なお、ボルト15−2は第1
円弧状溝Aに対し半固定とされているので、第2円弧状
溝Bに緊締されている固定ボルト22を緩めるだけで第
2放射器12を回転移動することができる。また、可動
金具16が支持金具15に対して回転移動できる範囲
は、受信地点で2つの衛星を受信する際に生じる仰角の
差を十分カバーできる角度範囲とされる。
器10,第2放射器12との位置は、受信する2つの衛
星の送信出力差に応じて調整するようにする。すなわ
ち、2つの衛星の送信出力が同等の場合、2つの放射器
の中間に焦点が位置するよう設定して、2つのビームの
性能を同じにする。また、2つの衛星に送信出力差があ
る場合は、送信出力の小さい衛星から送信される電波を
受信する放射器を焦点に近づけるようにする。この近づ
ける度合いは衛星の送信出力差に比例させる。このよう
に、送信出力の小さい衛星を受信するビームの利得を上
昇させることにより、受信する2つの衛星から送信され
た電波を受信したときの画質が同一になるようにする。
で受信する衛星放送は、BS放送とBS放送、BS放送
とCS放送、CS放送とCS放送のいずれの組み合わせ
でも可能とされる。この際、直線偏波を受信する場合
は、その放射器の偏波方向が、受信する電波の偏波方向
に一致するようその放射器を回転調整する。
で、第1放射器により受信すべき仰角の高い衛星から送
信された電波を最良の状態で受信できるように調整した
後に、第1放射器を中心にして可動金具を回動させるだ
けで、第2放射器を受信すべき他方の衛星から送信され
た電波を最良に受信することができるように調整するこ
とができる。従って、第1放射器および第2放射器を2
つの衛星から送信された電波を最良の状態で受信するこ
とができるように簡単に調整することができる。また、
放射器取付体が部品点数の少ない簡単な構造とされてい
るので、そのコストを低減することができる。
ンテナの構成を示す正面図、および側面図である。
図である。
示す図である。
図である。
図、および側面図である。
取り付ける部分の構成を示す斜視図である。
取り付ける部分の構成を示す正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 パラボラ反射鏡の焦点位置近傍に位置さ
れる放射器取付体において、 前記パラボラ反射鏡に固定されるアームに固定されると
共に、第1放射器が固定される支持金具と、 第2放射器が固定されるコンバータ取付部と、該コンバ
ータ取付部から延伸するアーム部とからなり、前記支持
金具に対して回動可能に固着される可動金具とを備え、 前記可動金具のアーム部には第1円弧状溝および第2円
弧状溝が形成されており、該第1円弧状溝および該第2
円弧状溝にそれぞれ摺動可能に係合する第1係合手段お
よび第2係合手段が前記支持金具に固着されることによ
り、前記可動金具が前記支持金具に対して回動可能とさ
れており、前記第1円弧状溝および前記第2円弧状溝の
中心が、前記第1放射器の中心と一致していることを特
徴とする放射器取付体。 - 【請求項2】 前記第1円弧状溝に摺動可能に係合する
前記第1係合手段が前記第1円弧状溝に対して半固定と
され、前記第2係合手段が前記第2円弧状溝に対して緊
締可能とされていることを特徴とする請求項1記載の放
射器取付体。 - 【請求項3】 前記コンバータ取付部の近傍に前記第2
円弧状溝が形成されており、該第2円弧状溝に沿って受
信地域標示部の目盛りが付されていることを特徴とする
請求項1あるいは2記載の放射器取付体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28323196A JP3727734B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 放射器取付体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28323196A JP3727734B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 放射器取付体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10112603A true JPH10112603A (ja) | 1998-04-28 |
JP3727734B2 JP3727734B2 (ja) | 2005-12-14 |
Family
ID=17662794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28323196A Expired - Lifetime JP3727734B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 放射器取付体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3727734B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012095244A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-17 | Japan Radio Co Ltd | アンテナ支持装置 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP28323196A patent/JP3727734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012095244A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-17 | Japan Radio Co Ltd | アンテナ支持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3727734B2 (ja) | 2005-12-14 |
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